JPH0717005Y2 - 分析装置 - Google Patents

分析装置

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JPH0717005Y2
JPH0717005Y2 JP1986188488U JP18848886U JPH0717005Y2 JP H0717005 Y2 JPH0717005 Y2 JP H0717005Y2 JP 1986188488 U JP1986188488 U JP 1986188488U JP 18848886 U JP18848886 U JP 18848886U JP H0717005 Y2 JPH0717005 Y2 JP H0717005Y2
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JP
Japan
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reaction container
cuvette
radial direction
rotating member
reaction
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JP1986188488U
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JPS6393554U (ja
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豊 加藤
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば血清や尿等の成分を分析する分析装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来の分析装置として、例えば特開昭56-132565号公報
に開示されたものがある。この分析装置は回転部材とし
てのターンテーブルの周縁に溝状の凹部から成る反応容
器支持部を形成し、この支持部にターンテーブル半径方
向から反応容器を挿脱自在に供給して分析を行うもので
ある。ここで反応容器は、その幅が反応容器支持部の幅
よりも広く、反応容器は変形して反応容器支持部に挿入
され、その弾性復元力によって反応容器支持部に保持さ
れるようになっている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来の分析装置にあっては、反
応容器をその変形による弾性復元力を利用してターンテ
ーブルの反応容器支持部に保持するようにしているた
め、反応容器および反応容器支持部のそれぞれの幅の寸
法公差がきびしく要求され、寸法の維持、管理に大くの
工数を要するという問題がある。また、反応容器は、そ
の弾性効力を利用するためにプラスチックにより形成す
るが、プラスチックは熱変形、吸湿変形、経時変形等の
寸法変動要因が多いため、使用可能な材質が限定される
という問題もある。更に、上述した従来の分析装置にお
いては、多数の反応容器をマガジンに収納し、このマガ
ジンから反応容器を1個ずつ取出してターンテーブルに
供給するようにしているが、反応容器支持部に挿入され
た反応容器の排出に有効な技術は示されてなく、また、
ここでマガジン内に管理限界を外れた幅の大きい反応容
器が混入していると、これをターンテーブルの反応容器
支持部に挿入できないというトラブルが生じ、その際に
分析を中断させなければならないという問題がある。
また、分析処理能力を高めるためにターンテーブルを高
速で回転させると、反応容器の幅が管理限界内のもので
あっても、その際の振動や遠心力によって反応容器がタ
ーンテーブルから飛出し、分析を中断させなければなら
ないという問題が生じる。
この考案は、このような従来の問題点に着目してなされ
たもので、簡単な構成により反応容器を回転部材の半径
方向に自動挿入し、さらに、自動排出することが可能
で、回転部材の高速回転による振動や遠心力に起因する
反応容器の回転部材の半径方向への移動によって、反応
容器が回転部材から脱落するというトラブルの発生を有
効に防止でき、したがって分析を中断させることなく処
理能力を向上できるように適切に構成した分析装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案では、回転部材と、
この回転部材の周縁に半径方向に開口して形成した凹部
から成る反応容器支持部と、この反応容器支持部に前記
回転部材の半径方向から挿脱される半翁容器とを有する
分析装置において、前記反応容器の底部と係合可能で且
つ前記反応容器が前記回転部材の半径方向へ移動するこ
とを抑制するために前記反応容器支持部に設けられた凸
または凹状の係合部と、前記回転部材の半径方向から前
記反応容器を押圧することで前記反応容器支持部に前記
反応容器を挿入し、前記反応容器と前記反応容器支持部
にそれぞれ設けた前記係合部を係合状態にするための反
応容器挿入部材と、前記回転部材の半径方向の外向きに
前記反応容器を上方から押圧することで、前記反応容器
と前記反応容器支持部との係合状態を解き、前記反応容
器を前記反応容器支持部から離脱させるための反応容器
離脱部材とを具備することを特徴とする分析装置を提供
する。
〔作用〕
上記構成において、反応容器挿入部材により押圧され、
反応容器が回転部材の半径方向から挿入されると、反応
容器および反応容器支持部にそれぞれ設けた係合部が互
いに係合して、反応容器は回転部材の回転により生じる
振動や遠心力に対して、回転部材の半径方向への移動が
抑制されて反応容器支持部に有効に保持される。また、
係合状態下でその係合力に抗して、反応容器をその上方
から反応容器離脱部材を用いて回転部材の半径方向の外
向きに押圧することで、反応容器支持部から回転部材の
半径方向に抜き取ると、反応容器および反応容器支持部
の係合が外れて、反応容器は反応容器支持部から脱落す
る。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例の要部を示すものである。
この実施例では、回転部材を構成するターンテーブル1
の周縁に多数形成したキュベット支持部2に、所定の位
置において半径方向から反応容器としてのキュベット3
を自動的に供給し、この供給されたキュベット3に対し
てそれぞれ所定の位置において試料分注、試薬分注、測
光を行って試料を分析し、分析を終了したキュベット3
を所定の位置においてターンテーブル1から自動的に排
出して次の新たなキュベットの供給にそなえるようにし
たものである。ターンテーブル1のキュベット支持部2
は、第2図に平面図をも示すように隔壁2aによって画成
され、径方向に開口した溝状の凹部をもって構成し、そ
の底面2bには外方に向かって降下するテーパ面を有する
凸状の係合部2cを形成する。また、各支持部2において
径方向と直交する側壁2dには貫通孔2eを形成し、この貫
通孔2eを通して所定の位置においてキュベット3の搬送
通路を挟むように設けた測光装置4における測定光速4a
をキュベット3に導いて、該キュベット3内の反応液を
測光し得るようにする。
キュベット3は、第3図に斜視図をも示すように、透明
なプラスチック等により扁平な箱状に形成し、その一方
の主表面3aにはT字状の突条3bを形成すると共に、底面
にはターンテーブル1のキュベット支持部2に設けた凸
状の係合部2cと係合する凹状の係合部3cを形成する。ま
た、キュベット3の両側壁はその下方部分を幾分凹ませ
てこれらの部分に、測光装置4における測定光束の入射
窓3dおよび出射窓3eを、該光束に対して垂直となるよう
に形成する。
この実施例では、キュベット3の突条3bを含む幅B0を、
ターンテーブル1のキュベット支持部2の幅B1よりも若
干大きくし、所定のキュベット供給位置において、キュ
ベット3をプッシャ5によりターンテーブル1の径方向
から水平に挿入した後、ロッド6により垂直下方に押圧
し、これによりキュベット3の変形による弾性復元力と
両係合部2c,3cの係合によってキュベット3を支持部2
に支持するようにする。
したがって、この実施例によれば、キュベット支持部2
にキュベット3をプッシャ5を用いて供給挿入でき、さ
らに、キュベット3をより確実に支持部2に支持するこ
とができる。また、支持部2の係合部2cとキュベット3
の係合部3cとを係合させるので、支持部2およびキュベ
ット3の各々の幅の寸法公差はさぼどきびしくなくても
よく、したがって寸法の維持、管理が容易になると共
に、キュベット3も種々の材料で形成できる。また、タ
ーンテーブル1を高速回転させても両係合部2c,3cによ
りキュベット3が遠心力や振動により支持部2から脱落
するのを有効に防止することができる。以上のことか
ら、この実施例は分析を中断させることなく、処理能力
を向上させることができる。なお、分析を終了したキュ
ベット3は、所定の排出位置において第1図に仮想線で
示すL形のアーム7を円弧状に回動させ、これによりキ
ュベット3を引掛けて支持部2から排出することができ
る。
第4図はこの考案の他の実施例の要部を示すものであ
る。この実施例においては、ターンテーブル1のキュベ
ット支持部2の底面2bに凹状の係合部2cを形成し、この
係合部2cにキュベット3の底部全体を凸状の係合部3cと
して作用させてキュベット3を係合支持するようにした
ものである。なお、キュベット3の幅はキュベット支持
部2の幅よりも小さくする。
この実施例においても、上述した実施例と同様の効果が
ある他、この例ではキュベット3の弾性復元力を利用す
ることなく、その幅はキュベット支持部2の幅よりも小
さくできるので、製作がより容易になると共にキュベッ
ト3も種々の材料で形成できる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によれば反応容器およびこ
れを支持する回転部材の反応容器支持部に互いに係合す
る係合部を形成して、反応容器を反応容器支持部に挿脱
自在に係合支持するようにしたので、反応容器をその弾
性復元力のみによって支持する場合に比べ寸法公差がき
びしくなく、したがって容易に製作できると共に反応容
器も種々の材料から製作できる。また、反応容器支持部
への反応容器の挿入,排出を簡単な構成により可能と
し、回転部材の高速回転による振動や回転部材の遠心力
により、反応容器が回転部材の半径方向へ脱落するとい
うトラブルの発生も有効に防止できる。したがって、分
析を中断させることなく、処理能力を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部を示す断面図、 第2図は第1図に示すターンテーブルの部分平面図、 第3図は同じくキュベットの斜視図、 第4図はこの考案の他の実施例の要部を示す断面図。 1……ターンテーブル、2……キュベット支持部 2a……隔壁、2b……底面 2c……係合部、2d……側壁 2c……貫通孔、3……キュベット 3a……主表面、3b……突条 3c……係合部、3d……入射窓 3e……出射窓、4……測光装置 4a……測定光束、5……プッシャ 6……ロッド、7……アーム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転部材と、この回転部材の周縁に半径方
    向に開口して形成した凹部からなる反応容器支持部と、
    この反応容器支持部に前記回転部材の半径方向から挿脱
    される反応容器とを有する分析装置において、 前記反応容器の底部と係合可能で且つ前記反応容器が前
    記回転部材の半径方向へ移動することを抑制するために
    前記反応容器支持部に設けられた凸または凹状の係合部
    と、 前記回転部材の半径方向から前記反応容器を押圧するこ
    とで前記反応容器支持部に前記反応容器を挿入し、前記
    反応容器と前記反応容器支持部にそれぞれ設けた前記係
    合部を係合状態にするための反応容器挿入部材と、 前記回転部材の半径方向の外向きに前記反応容器を上方
    から押圧することで、前記反応容器と前記反応容器支持
    部との係合状態を解き、前記反応容器を前記反応器支持
    部から離脱させるための反応容器離脱部材と、を有する
    ことを特徴とする分析装置。
JP1986188488U 1986-12-09 1986-12-09 分析装置 Expired - Lifetime JPH0717005Y2 (ja)

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JP1986188488U JPH0717005Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09 分析装置

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JP1986188488U JPH0717005Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09 分析装置

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JPS6393554U JPS6393554U (ja) 1988-06-16
JPH0717005Y2 true JPH0717005Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=31139902

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JP1986188488U Expired - Lifetime JPH0717005Y2 (ja) 1986-12-09 1986-12-09 分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4753645B2 (ja) * 2005-07-11 2011-08-24 ベックマン コールター, インコーポレイテッド 自動分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5756215U (ja) * 1980-09-19 1982-04-02
JPH0138528Y2 (ja) * 1980-09-20 1989-11-17
JPS57201837A (en) * 1982-04-08 1982-12-10 Olympus Optical Co Ltd Cuvette for chemical analysis
JPS615476U (ja) * 1984-06-15 1986-01-13 株式会社日立製作所 自動分析装置

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JPS6393554U (ja) 1988-06-16

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