JPH07168212A - 光スイッチと光スイッチング・アレイ - Google Patents

光スイッチと光スイッチング・アレイ

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JPH07168212A JP6260911A JP26091194A JPH07168212A JP H07168212 A JPH07168212 A JP H07168212A JP 6260911 A JP6260911 A JP 6260911A JP 26091194 A JP26091194 A JP 26091194A JP H07168212 A JPH07168212 A JP H07168212A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低漏話レベルで一定のクロス状態電圧とバー
状態電圧により動作可能な方向性カプラを提供する。 【構成】 そのクロス状態スイッチング曲線とバー状態
スイッチング曲線が互いにほぼ平行にありかつ結合路長
数を規定するその縦軸にもほぼ平行にあるような対応ス
イッチング・ダイアグラムの領域、またはそのクロス状
態電圧曲線とバー状態電圧曲線の傾斜が両方ともゼロで
あるようなクロス状態とバー状態に対する対応プロセス
感受性プロットの領域、から選択した結合路長数(L/
l)で動作するように設計した3セクション・リバース
Δβ方向性カプラであり、多数のこのカプラから光スイ
ッチング・アレイを形成し、この多数のアレイが光信号
を切換える光スイッチ・システムまたは光スイッチ・ネ
ットワークを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路形スイッチに
係り、特に反転Δβ方向性カプラに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、通信用に多数(例えば、数十ない
し数百)のニオブ酸リチウム方向性カプラを用いてそれ
を一体化したアレイの光スイッチ・システムが実際にい
くつか示された。例えば、一例として、8×8再配置非
閉塞形拡張ベネス・ネットワークを形成するのに結合し
たのは、全部で48のモノリシックで一体化した2×2
光導波路形スイッチで、これを含むシングル・パッケー
ジを製作した例で、例えば、下記の3件の報告を参照の
こと。ジー・ディ・バーグランド(G.D.Bergl
and)、“光時分割スイッチング実験”、Photonics
in Switching Topical Meeting、ペーパPWB3、パー
ムスプリング、カリフォルニア、1993年3月、さら
に、イー・ジェイ・マーフィ(E.J.Murphy)ら、“一定
電圧による低漏話8×8ニオブ酸リチウム・スイッチ・
アレイ”、Optical Fiber Communication Conference、
サンノゼ、カリフォルニア、1992年2月、さらにま
た、ジェイ・イー・ワトソン(J.E.Watson)ら、“拡張
ベネス・アーキテクチャによる低電圧8×8Ti:Li
NbO3 スイッチ”、J.Lightwave Tech.、第8巻、79
4頁、(1990年)である。
【0003】さらに別の例として、16×16厳密非閉
塞形拡張一般化シャッフル・ネットワークを形成するの
に、全部で448の2×2光導波路形スイッチを相互結
合してこれを含む23パッケージの例で、下記の3件の
報告を参照のこと。エス・エス・バーグシュタイン(S.
S.Bergstein)ら、“全実施厳密非閉塞形16×16光
スイッチ・システム”、Optical Fiber Communication
Conference、ポストデッドライン・ペーパ、サンノゼ、
カリフォルニア、1993年2月、(“バーグシュタイ
ンの報告”と略す)、さらに、エイ・エフ・アンブロー
ズ(A.F.Ambrose)ら、“完全光スイッチ・システムの
設計と性能”、Photonics in SwitchingTopical Meetin
g、ポストデッドライン・ペーパ、パームスプリング、
カリフォルニア、1993年3月、(“アンブローズの
報告”と略す)、さらにまた、イー・ジェイ・マーフィ
とティ・オー・マーフィ(T.O.Murphy)、“光導波路形
光スイッチ・システム用23Ti:LiNbO3 スイッ
チ・アレイの特性”、European Conference on Integra
ted Optics、ヌシャテル、スイス、1993年4月、
(“マーフィの報告”と略す)である。
【0004】この各例の場合、2セクション・反転Δβ
設計を用いてその方向性カプラを製作した。この2セク
ション・反転Δβ設計ではその光導波路をカバーする2
セクションのペアの制御電極を用いる。この設計の場
合、各光スイッチにおいてそのクロス状態を得るために
は負のDCバイアス電圧、Vハ゛イアスが必要であり、また
そのストレートつまりバー状態を得るためには正のスイ
ッチ電圧、Vスイッチが必要であるが、これはオン・オフの
切り換えをして行うものである。これらスイッチをパッ
ケージするのに、各カプラにバイアスとスイッチのピン
によるデュアルインライン配置でパッケージする。動作
で説明すると、Vハ゛イアスを各ペアの一方の電極に印加し
その一方で各ペアの他方の電極を接地保持してそのクロ
ス状態を得るかまたはVスイッチに切り換えてそのバー状態
を得る。
【0005】電子制御機構により、この各方向性カプラ
にそのバイアス電圧とスイッチング電圧を印加する。漏
話を低レベルに保持するためには、各カプラに対しVハ゛
イアスとVスイッチの特注調整をする必要があるが、その理由
はこの2セクション設計は非常に鋭敏で特注調整の無い
場合にはその製作プロセスでの変動に対し制御ができず
漏話性能が大きく低下してしまうためである。Vハ゛イアス
とVスイッチを特注調整するためには、高価で特注のプログ
ラマブル・ポテンショメータによる電圧ドライバを用い
る。ところが、大型スイッチ・アレイを含む実際の利用
の場合には次のような光導波路形スイッチが必要であ
る。
【0006】それは、容易に製造できる安価な一般的な
電圧ドライバで制御可能でさらにVハ゛イアスとVスイッチを一
定のまたは単一のプレセットした電圧で制御可能な光導
波路形スイッチが必要である。これを得るために次のよ
うな一方法があるが、ただしこれはあるいくつかのシス
テム・アーキテクチャに限られる。これは、その2セク
ション設計の漏話に対向して、このアーキテクチャを
“拡張”しその全システム漏話性能を向上するものであ
る。この方法の場合の問題点は、この光信号のパスから
漏話を除去すためにはそのアレイの各スイッチにカプラ
の追加が必要である。そのためにカプラ数が増加する
と、次にこのシステム設計は複雑さを増加しさらに追加
のおよび/またはより大型の基板が必要となりコストア
ップの設計となる。そのために次のことが求められてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】クロス状態とバー状態
にするのに一定のまたは単一のプレセットした電圧を光
ネットワークまたは一体化アレイの各光スイッチに印加
できさらにそのアーキテクチャを“拡張”すること無く
漏話を低レベルを保持できれば、その光スイッチング・
アレイの製造と動作は非常に単純化できる。本発明の目
的の一つは、光スイッチの光スイッチ・ネットワークや
一体化アレイの製造と動作を大きく単純化することであ
り、それには漏話を低レベルに保持しつつネットワーク
または個々のアレイの各光スイッチに一定のまたは単一
のプレセットしたクロス状態電圧とバー状態電圧を印加
可能にするような製作プロセス許容性カプラを設計する
ことである。
【0008】さらに、本発明の目的の一つは、低漏話レ
ベルで一定のクロス状態電圧とバー状態電圧により動作
可能な方向性カプラ数を最小にして光ネットワークや個
々のスイッチング・アレイを製造することである。さら
にまた、本発明の目的の一つは、光ネットワークまたは
一体化アレイの各光スイッチのクロス状態電圧とバー状
態電圧を調整するためのプログラマブル・ポテンショメ
ータによる高価で特注の電圧ドライバの必要が無くさら
にそのアーキテクチャを“拡張”すること無く低漏話レ
ベルを保持できるようにすることである。さらにまた、
本発明の目的の一つは、製作プロセス変動に起因する選
択結合路長数、L/lの変化に比較的不感受性である光
スイッチを製作することである。
【0009】さらにまた、本発明の目的の一つは、光ス
イッチの一体化アレイの製作の許容範囲を大きく広げる
ことである。なおさらにまた、本発明の目的の一つは、
システム・ユーザがその光ネットワークまたは一体化ア
レイに加えなければならないVハ゛イアスとVスイッチの制御電
圧の許容範囲を緩和することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記の
光スイッチからできている光ネットワークまたは一体化
アレイにより達成される。それは、複数の3以上セクシ
ョン・反転Δβ方向性カプラからできており、低漏話レ
ベルで一定のクロス状態電圧とバー状態電圧により駆動
可能な反転Δβ方向性カプラである。この各方向性カプ
ラには、例えば、ニオブ酸リチウムの基板にチタンの拡
散により形成されたペアの光導波路がある。各カプラの
この光導波路は互いに接近して配置され一般的にその結
合領域で平行(ただし、この光導波路間のギャップには
テーパの付与可能)に配置される。
【0011】各方向性カプラの結合領域は多数である結
合路長数、L/lにより規定され、このL/lは製作プ
ロセス依存性の比率であり、またクロス状態スイッチン
グ曲線とバー状態スイッチング曲線を持つ対応スイッチ
ング・ダイアグラムから選択する。このスイッチング・
ダイアグラムには、その縦軸に利用可能な結合路長数、
L/lをプロットし、またその横軸にこのカプラをその
クロス状態とバー状態に駆動するのに要する屈折率の対
応規格化変化量つまり位相変化量Δβ(その制御電圧の
Vハ゛イアスとVスイッチに比例)をプロットする。3以上の反
転Δβ電極ペアの位置はその結合領域においてペアの導
波路の位置と整合される。この電極により光信号は、ク
ロス状態電圧に応答してこのペアの光導波路をクロスオ
ーバし、またはバー状態電圧に応答してこのペアの光導
波路をストレートに続進する。
【0012】各方向性カプラの設計は、多数である結合
路長数がその対応スイッチング・ダイアグラムの次のよ
うな領域にあって動作するように行う。それは、そのク
ロス状態スイッチング曲線とバー状態スイッチング曲線
が互いに平行でかつこのスッチング・ダイアグラムの縦
軸にも平行であるようなスイッチング・ダイアグラムの
領域にあって動作するような結合路長数で設計を行う。
さらにまた、前記設計は、縦軸が規格化クロス状態電圧
または規格化バー状態電圧で横軸が対応結合路長数を持
つ対応するクロス状態とバー状態のプロセス感受性プロ
ットの次のような領域で行う。それは、そのクロス状態
電圧曲線とバー状態電圧曲線は傾斜が共にほぼゼロであ
るようなクロス状態とバー状態のプロセス感受性プロッ
トの領域にあって動作するように行う。
【0013】本発明の3セクション・反転Δβ方向性カ
プラの動作点は、例えば、L/l=3である。従来技術
の2セクション・デバイスではなく、本発明の前記領域
の結合路長数、L/lで動作する3以上セクション・反
転Δβ方向性カプラを持つ光スイッチの光ネットワーク
または一体化アレイの設計を用いることにより次のよう
な結果を得ることができる。すなわち、本発明の光スイ
ッチの光ネットワークや一体化アレイは、そのシステム
・アーキテクチャを拡張することなく低漏話レベルで一
定のクロス状態電圧とバー状態電圧により一般的な電圧
ドライバで駆動することができ、そのためにその製造と
動作を単純化できる。
【0014】
【実施例】
I.従来の2セクション・反転Δβカプラ 図1と図2に光スイッチ1を示すが、これは将来の全世
界の通信ネットワークにとって基本的な要素となるもの
である。図1と図2に示すように、この光スイッチは通
常の4ポート・デバイスであるが、2入力(S1イン とS
2イン )と2出力(S1アウトとS2アウト)で、2スイッチ状態
がありストレート形の状態を図1に、クロス状態を図2
に示す。この光スイッチは2×2光導波路形スイッチと
通常呼ばれる。このストレート形の状態(以下バー状態
と呼ぶ)では、この上部の入力ポートS1イン に入力する
光信号つまり光波はその上部の出力ポートS1アウトから出
る。同様に、下部の入力ポートS2イン に入力する光信号
はその下部の出力ポートS2アウトから出る。
【0015】また、クロスオーバ形の状態(以下クロス
状態と呼ぶ)では、この上部のポートS1イン に入力する
光信号はその下部の出力ポートS2アウトから出るがその一
方でこの下部のポートS2イン に入力する光信号はその上
部の出力ポートS1アウトを出る。方向性カプラは、光導波
路形スイッチで、これは例えば、図1と図2に、さらに
具体的には図3に示す光スイッチ1のような、平行なチ
ャネルの2光導波路を用いて形成される。この方向性カ
プラには次の4点の特徴を挙げることができる。 (1)インタラクション(または、フィジカル)路長L
で、これは光の導波路間結合が生ずる導波路領域(以下
“結合領域”と呼ぶ)を指す。(2)結合係数κで、こ
れはこの導波路間結合の強度を表す。
【0016】さらに、(3)変換(または移行)路長l
=π/2κ(以下“結合路長”と呼ぶ)で、これはその
結合領域で一方の導波路から他方の導波路への光信号の
完全なクロスオーバすなわち結合を得るのに要する最短
路長を指す。および、(4)この2導波路の伝搬定数の
β1 とβ2 間の不整合Δβ=β1 −β2 で、これはその
導波路の屈折率の変化を指す、である。各スイッチの設
計には多数である結合路長数を盛り込むが、これは、L
/lの比率により規定する。L/lの各値に対し、対応
するΔβ値(この導波路の屈折率の変化を表す)がある
が、これはそのクロス状態とバー状態にこのスイッチを
駆動させるのに要する値である。
【0017】後に詳しく説明するが、図4と図5に、例
としての2セクション・反転ΔβカプラのL/lとΔβ
の値を表すスイッチング・ダイヤグラムを例示する。こ
の指向性カプラは、例えば、ニオブ酸リチウム(LiN
bO3 )のような電気光学物質の基板に通常作成する。
電圧をこの電気光学物質に印加すると、この物質の光学
的性質が変化する。これを電気光学効果と呼ぶが、この
変化によりその導波路の屈折率が変化する。この各導波
路上の電極構造により印加された電圧が、この導波路の
その所要の不整合Δβすなはち屈折率の変化を電気光学
効果により引起こすが、これがそのデバイスのL/l値
に対応する。
【0018】具体的には、その印加電圧がこの導波路を
カバーする電極間に電場を生じ、これがその導波路の屈
折率の変化を引起こす。正しい電圧を選択することによ
りこのスイッチのクロス状態かまたはバー状態のいずれ
かを実現するのに要するその導波路の屈折率の変化を生
ずる。この光信号を完全にクロスオーバにさせ得る一方
の電圧(“クロス状態電圧”と呼ぶ)とこの光信号をス
トレートに直進させ得る他方の電圧(“バー状態電圧”
と呼ぶ)が通常ある。反転Δβ方向性カプラでは、その
スイッチのクロス状態とバー状態を実現する方法として
図3に示すインタラクション路長Lに次のような電極構
造を設ける。
【0019】それは、このインタラクション路長Lに電
極ペアの2以上のセクションを設けこの電極ペアに逆も
しくは交互の極性の電圧を印加して逆つまり交互符号の
不整合Δβを引起こす。各電極ペアの負極に印加する負
電圧、バイアス電圧(Vハ゛イアス)が一方の電圧で、各電
極ペアの正極に印加する正電圧、スイッチ電圧(Vスイッ
チ)が他方の電圧である。2セクション・デバイスの場
合、Vハ゛イアスがこのスイッチをそのクロス状態に駆動
し、Vスイッチがこのスイッチをそのバー状態に駆動する。
これを図4と図5に示す2セクション・デバイスのスイ
ッチング・ダイアグラムで説明する。
【0020】図3は、通常の2セクション・反転Δβ方
向性カプラつまり光スイッチで、平行な2光導波路2、
3があり、さらに反転Δβの制御電極4、5の2ペアが
その結合領域に沿って等間隔にある。前述のように、こ
の結合領域はそのインタラクションまたはフィジカル路
長Lにより規定する領域で、ここでは導波路間に光信号
の移行または結合ができるようにこの導波路を十分互に
接近させて配置する。また、図3に示すように、通常こ
の結合領域はその導波路が実質的に平行である領域であ
る。2セクション・反転Δβデバイスのスイッチング・
ダイアグラムを図4に示す。ここで、スイッチング・ダ
イアグラムは、この結合路長lに対するそのインタラク
ションまたはフィジカル路長Lの比(L/l)対その規
格化位相変化(ΔβL/π)のプロットである。
【0021】このL/l比(すなわち、結合路長数)
は、設計や製作に依存する変数で、例えば、カプラ・ギ
ャップg、結合路長l、光導波路ストリップ幅、ドーパ
ント濃度または拡散条件の変化に左右される。また、こ
の光導波路のΔβ位相変化量または屈折率の変化量はこ
の2セクション・カプラをそのクロス状態またはバー状
態に切り換えるのに要する電圧、Vハ゛イアスとVスイッチに正
比例する。図3のスイッチング・ダイアグラムは、利用
可能L/l範囲と対応するその制御電圧を示し、この電
圧によりクロス状態かまたはバー状態かのいずれかを生
ずる。この制御電圧に比例するΔβL/π値を表す。こ
の図中の2種類の記号は、丸十字クロス印がクロス状態
曲線を示し、一方の丸横線バー印がバー状態曲線を示
す。
【0022】図5に示すように、Vハ゛イアス値は、そのク
ロス状態曲線とこのスイッチング・ダイアグラムの縦軸
(Vハ゛イアス=0)間の距離d1 に比例する。また図5に
示すように、Vスイッチ値は、そのクロス状態曲線とバー状
態曲線間の距離d2 に比例する。システムにおける各ス
イッチをVハ゛イアスとVスイッチの同じ組の電圧で制御するこ
とが理想である。ところが、アレイにおいてスイッチか
らスイッチへL/lに対する製作プロセスや設計のパラ
メタに固有の変化があり、そのためにΔβに変動を生
じ、またそのアレイの各2セクション・デバイスをその
クロス状態やバー状態に十分に駆動するのに要する制御
電圧に対応する変動を生ずる。
【0023】L/lの変化と共にその必要とする制御電
圧の変動は、図4に示すそのスイッチング・ダイアグラ
ムの選択動作領域のクロス状態曲線とバー状態曲線の傾
斜の関数である。漏話の許容レベルはその電圧の許容変
動範囲を制約し、この電圧変動の制約が次に各スイッチ
の結合路長数、L/lの許容変動範囲を限定するが、こ
れはそのクロス・スイッチング曲線とバー・スイッチン
グ曲線の傾斜の関数である。このデバイスをそのクロス
状態とバー状態に十分に駆動するのに適切な電圧を印加
しない場合に漏話が生ずる。漏話は、例えば、次のよう
な光量である。それは、このスイッチがバー状態にある
場合に図3に示す光導波路3に結合する光量であり、こ
のスイッチがクロス状態にある場合に光導波路2に切り
換えされずにそのまま残る光量、つまり切換え無しに残
る信号である。
【0024】次の表1は、多種の漏話レベルの中の各漏
話レベルに対応する切り換えされずに残る光残量の百分
率を示す。
【表1】 漏話の許容レベルは、それに係る利用の場合に応じ変化
するが、通常−20dB以下である。漏話が−20dB
以下を必要とするような利用の場合にはその電圧の許容
変動範囲は通常±10%以下であり、また漏話が−10
dB以下を必要とするような利用の場合にはその電圧の
許容変動範囲は通常±20%以下である。
【0025】光スイッチの一体化アレイを製作するその
製作時のL/lのプロセス制御はある範囲に限定され
る。この限定があるめに本発明の背景として説明してい
る一体化アレイの2セクション・反転Δβスイッチは、
例えば、−20dB以下の低漏話レベルを保持しながら
一定のクロス状態電圧とバー状態電圧で動作することは
できず、その設計するスイッチ動作が2セクションのス
イッチング・ダイアグラムのどの領域にあってもそれと
は無関係にできない。例えば、Vスイッチを最小にするため
に、前記従来技術の一体化アレイに用いる光スイッチを
2.35にほぼ等しいL/lで動作するように設計す
る。この設計の場合には、図5の分解図に示すようにク
ロス状態曲線とバー状態曲線の傾斜が同じような領域で
スイッチが動作する結果となる。
【0026】この2曲線の傾斜が同じような場合には、
2曲線間の距離は実質的に同じようになる。Vスイッチはク
ロス状態曲線とバー状態曲線間の距離d2 に比例するの
で、VスイッチはL/lとVハ゛イアスの変動に無関係に比較的
不変である。それに対して、このクロス状態曲線とバー
状態曲線のL/l=2.35に対応する傾斜から示され
るように、L/lに影響を及ぼす製作プロセス・パラメ
タに小変化が起きてもそのクロス状態電圧(Vハ゛イアス)
の方にバー状態電圧(Vスイッチ)よりも大きい変化が生ず
る。通常その製作時には、L/l=2.35からのL/
lの変動は、前記一体化アレイのスイッチからスイッチ
へ製作プロセス制御の良好な場合でも2.25ないし
2.45以上の範囲にあり、その結果Vハ゛イアスの変化は
±10%より大きい。
【0027】前記アレイのスイッチの漏話許容レベルは
通常−20dB以下であり、この漏話許容レベルは±1
0%の制御電圧の許容変動範囲に対応し、一定または単
一にプリセットした電圧をVハ゛イアスに適用することはで
きない。図6、図7および図8に、前記一体化アレイの
実験データのVハ゛イアスとVスイッチの変動を示す。図6は8
×8再配置非閉塞形拡張ベネス・ネットワークのVハ゛イア
スとVスイッチを示す柱状図である。図7は16×16厳密
非閉塞形拡張一般化シャッフル・ネットワークの入出力
ステージのVハ゛イアスとVスイッチを示す柱状図であり、図8
は16×16厳密非閉塞形拡張一般化シャッフル・ネッ
トワークのセンタ・ステージのVハ゛イアスとVスイッチを示す
柱状図である。
【0028】両光スイッチ・システムの柱状図は、Vスイ
ッチの方がVハ゛イアスより狭い分布を示す。各例のVスイッチで
得られた分布は十分狭く(±10%以下)光スイッチの
全アレイを単一のスイッチング電圧で制御可能である
が、各例のVハ゛イアスで得られた分布は非常に広く漏話劣
化を大きくさせずに単一のスイッチング電圧でその全部
のスイッチを動作させることは不可能である。したがっ
て、各スイッチを漏話の許容レベルで動作させるために
は各光スイッチのVハ゛イアスを特注調整する必要がある。
したがってこのアレイの各光スイッチの電圧駆動回路に
は、例えば、プログラマブル・ポテンショメータを必要
とする。
【0029】一定のクロス状態電圧とバー状態電圧によ
る拡張ネットワーク・アーキテクチャを用いて、例え
ば、光スイッチ・システムの全漏話を、例えば、−20
dB以下の許容レベルに減少することはできるが、これ
は大型スイッチング・アレイに対しては実用的ではな
い。その理由は拡張アーキテクチャには多数の追加のカ
プラを必要とするが、これは標準的すなわち非拡張のア
ーキテクチャを実行するためである。例えば、8×8ベ
ネス・アーキテクチャは約20個の方向性カプラを必要
とするのに対し8×8拡張ベネス・アーキテクチャは4
8個の方向性カプラを必要とする。この追加のカプラは
その他のスイッチング・パスからの漏話をその光信号の
信号パスから除去して送信する役割をする。
【0030】アーキテクチャを拡張するのに要するカプ
ラ数の増加例として図9に2×2スイッチング・アレイ
を示す。拡張2×2スイッチを実施するために4スイッ
チSW1ないしSW4を用いる。このスイッチはすべて
バー状態にあると仮定し、入力I1 に入力する光信号は
出力O1 から出力し、入力I2 に入力する光信号は出力
O2 から出力する。その他の入出力を信号パスに用いて
いないが、むしろその漏話を除去して送信する役割をす
る。例えば、スイッチSW1の光信号からの漏話は導波
路Bに流れ、この導波路Bがこの漏話をスイッチSW4
の上部入力に送る。スイッチSW4はバー状態にあるの
で、この漏話光はスイッチSW4の不使用ポートに行
く。ところが、この漏話光の中のいくらかはそのスイッ
チの動作が完全ではないためクロスオーバして出力O2
から出力する。
【0031】スイッチはすべて10%の漏話を持つと仮
定すると、入力I1 に入力する光信号の10%は導波路
Bに流れるが、この導波路Bの漏話光の10%のみが出
力O2 に出力する。10%の10%は1%である。した
がって、この全システムの漏話は10%(すなわち、−
10dB)ではなくて1%(すなわち、−20dB)で
ある。しかし、このアーキテクチャを拡張するのに要す
るカプラ数の追加からさらに必要となるものがあり、特
に基板のより大型化または基板の追加がさらに必要とな
り、そのために製造コストもかかりさらにそのマスク・
デザインやシステムの製造と動作が不必要に複雑にな
る。ここで本発明は、これらの問題を下記のように解決
し漏話を改善するものである。それは、このアーキテク
チャを拡張することなくその漏話の改善を各カプラに対
し、またその一体化アレイに対し、またはそのネットワ
ークに対し加えるもので、以下に説明する。
【0032】II.3以上セクション・反転Δβカプラ 次に、残りの図10ないし図17を参照し本発明を説明
する。図10は本発明の3セクション・反転Δβ方向性
カプラを示す。このカプラ10は、電気光学物質の基板
11内またはその基板11上に形成した電気光学デバイ
スである。方向性カプラ製作の通常の方法と物質につい
ての情報は、例えば、ここに引例とする文献を参照のこ
と。ミラー(Miller)とカミノウ(Kamino
w)、“オプティカル・ファイバ・テレコミュニケーシ
ョンII”(アカデミック・プレス、1988年)(以
下、単に“ミラーとカミノウ”と略す)の9章と11
章、およびズッカー(Zucker)ら、“量子井戸電
気屈折を用いるコンパクト方向性カプラ・スイッチ”、
Appl.Phys.Lett.、第55巻、2280
−2282頁、(1989年)である。
【0033】ここに用いる電気光学物質はニオブ酸リチ
ウムが好ましいが、他の物質も使用可能で、例えば、I
nP、LiTaO3 、InGaAsPおよびGaAlA
sを挙げることができ、これらは前記ミラーとアミノウ
の9章と11章に記載されている。2光導波路12、1
3を、この電気光学物質内またはその上にチタン拡散ま
たは他の適当なドーピング・プロセスにより形成する。
代表的なこの光導波路は、深さと幅が1ないし10ミク
ロンの大きさである。この光導波路12、13は、その
結合領域において平行に配置されているが、この結合領
域はそのインタラクション路長、L、によりその範囲が
規定されるが、それは通常0.2ないし40mmの範囲
で、この結合領域に距離g(すなわち、結合ギャップ)
だけ間隔をおいて互いに離して配置されている。
【0034】この光導波路11、12の配置は平行に限
るものではなく、要はこの光導波路間に光が移行(つま
り結合)可能なように十分に接近していることが必要で
ある。通常この距離gは1ないし15ミクロンである。
この基板11の上面上の平行な導波路12、13上の結
合領域に、例えば、SiO2 のような絶縁層を堆積し、
また周知の薄膜堆積法とフォトリソグラフィを用いて電
極構造を形成する。この電極構造には、3セクションの
電極ペア14、15、16があって、それにVハ゛イアスと
Vスイッチを印加してこのスイッチをそのクロス状態とバー
状態に動作させる。この電極ペア14、15、16の電
極端部近くの+と−の表示は隣接セクション間の電場が
逆であることを示している。この3セクション・デバイ
スの場合、Vハ゛イアスがこのスイッチをそのバー状態に駆
動し、ただしこれは2セクション・デバイスの場合のク
ロス状態に対するもの、またVスイッチはこのデバイスをそ
のクロス状態に駆動する。
【0035】この電極は、互いに離して同じ長さに図示
しているが、それに限定するものではない。または、例
えば、図11に別の3セクション・反転Δβ電極構造を
示す。これには中央電極19があって、これは部分19
a、19b、19cからできいて、このカプラの中央部
の一方側から他方側へこの導波路の縦に沿って移動す
る。図11のこの3電極ペア、18aと19a、18b
と19b、18cと19c、は、図10の3電極ペア、
14、15、16に対応する。動作で説明すると、Vハ゛
イアスを電極18a、18b、18cに印加し、Vスイッチを
中央電極19に印加する。この中央電極の部分19a、
19cが光導波路13をカバーし、またこの中央電極の
部分19bが光導波路12をカバーする。
【0036】この配置が印加電場の符号を逆にする効果
を持つ。この図11に示す電極構造が現時点で好ましい
電極構造である。さらにまた、この好ましい電極構造は
図示のような同じ長さの電極に限定するものではない。
図12と図13は、図10と図11に示したような電極
配置を用いる3セクション・反転Δβ方向性カプラに対
する理論的スイッチング曲線を示す。この図13の分解
図に示すようなスイッチング・ダイアグラムにおいて、
本発明の動作する領域は次の通りである。それは、その
クロス状態曲線とバー状態曲線が互いにほぼ平行にあり
かつこのスイッチング・ダイアグラムの縦軸とほぼ平行
にある領域であり、例えば、L/l=3に見られるが、
Vハ゛イアスとVスイッチの両者はL/lの変動に不感受性であ
り、例えば、−20dB以下のような低漏話レベルが得
られる。
【0037】この領域においては、d1 とd2 は両者と
もあるL/lの値の範囲で比較的一定である。また、こ
の不感受性を図15と図17で説明する。図15と図1
7は、3セクション・反転Δβ設計について規格化した
クロス状態電圧とバー状態電圧、VスイッチとVハ゛イアスをL
/lの関数で(以下、“クロス状態電圧曲線とバー状態
電圧曲線”と呼ぶ)示す。この3セクション・デバイス
についてL/lの変化による図15に示すVスイッチの変動
は、その動作点において図17に示すVハ゛イアスのそれと
同じである、つまり、このクロス状態電圧曲線とバー状
態電圧曲線は両者ともその傾斜がほぼゼロであるので、
このクロス状態電圧とバー状態電圧は分布が十分に狭い
(±10%以下)ことが考えられ、そのためにアレイに
おいてスイッチからスイッチへL/lの製作変動がある
にもかかわらず漏話を低レベルに保持することが可能で
ある。
【0038】それに対し、図14と図16に2セクショ
ンの従来の設計を示す。図16に示すVスイッチはL/lの
変動に比較的不感性であるのに対し図14に示すVハ゛イア
スはそうではない。ここで説明を図5に示す2セクショ
ン・デバイスのスイッチング・ダイアグラムに戻る。こ
の2セクション・反転Δβの動作点をL/l=2に変え
ると、プロセスの変化に対するそのクロス状態電圧Vハ゛
イアスの感受性を減らすことが可能であるが、それには犠
牲として、スイッチング電圧が高くなりすなわちd1 が
増加するが、それよりももっと重要なことは、プロセス
の変動に対するスイッチング電圧Vスイッチの感受性が増
加、すなわちL/lの変化に対するd2 の変化が増加
し、このバー状態に対し漏話が許容できぬレベルにな
る。
【0039】この理由は、この2セクション・反転Δβ
カプラの場合次のような領域を持たないためである。そ
れは、図5に示すように、スイッチング・ダイアグラム
においてこのクロス状態曲線とバー状態曲線が両者とも
互いにほぼ平行でありかつその縦軸にもほぼ平行である
ような領域を持たないためであり、さらにまた図14と
図16に示すように、プロセス感受性プロットにおいて
そのクロス状態電圧曲線とバー状態電圧曲線が動作点で
傾斜がほぼゼロであるような領域を持たないためであ
る。下記表2は本発明による動作設計の3セクション・
デバイスによりその許容範囲の向上を次の点から示す。
すなわち、表2は2セクション設計と3セクション設計
においてクロス状態とバー状態で漏話レベルが−10d
B以下と−20dB以下に対応する場合の制御電圧の許
容全変動に対するL/lの理論的許容範囲を示す。
【表2】
【0040】上記表2は単なる一例である。図6、図7
および図8に示す2セクション・デバイスに対する本実
験データは前記理論的計算に一致する。ただし、細かい
値は、利用の場合に応じまたはスイッチ設計の場合に応
じそれぞれ変わり得る。さらにまた、これらの理論値と
一致していることであるが、L/l=3の動作点からL
/lを意図的に変動させた場合による3セクション・反
転Δβデバイスに対する実験結果は、最大±0.4のL
/lの変動、すなわち2.6ないし3.4のL/lの範
囲に対し±10%以下の電圧変動を示す。2セクション
・反転Δβデバイスに対しては、L/l=2.35の動
作点から同じく±0.4のL/lを変動させた結果は、
最大+12%と−35%のクロス状態電圧(Vハ゛イアス)
の変化を生じ、これは漏話が許容できないレベルである
ことを示す。
【0041】2セクション・デバイスの場合には、その
アレイの製作時に2.25ないし2/45を超える範囲
にL/lが変動するために一定の電圧をそのクロス電圧
に対し用いることができない。3セクション・デバイス
の場合には、製作時に2.6ないし3.4だけしかL/
lが変動しないために一定の電圧をそのクロス状態電圧
とバー状態電圧に用いることができる。このように、本
発明の動作設計の場合の3セクション・反転Δβ方向性
カプラにはプロセス許容性があり、したがってそのクロ
ス状態とバー状態の両者に一定または単一のプレセット
した電圧で動作可能であり、そして次にこれは製造容易
な、高価でない一般的な電圧ドライバにより制御可能で
あり、同時に一方では、そのアーキテクチャを拡張する
こと無く、漏話を低レベルに保持可能である。
【0042】また、そのアレイの各スイッチを特注調整
するための電圧駆動回路にプログラマブル・ポテンショ
メータを必要とすることはもうない。さらに本発明の3
セクション・反転Δβ設計には他に下記の二利点を挙げ
ることができる。第一点は、そのスイッチング電圧Vスイ
ッチは、2セクションの場合に得られるスイッチング電圧
よりも約8%低い。このためにさらに低スイッチング・
エネルギーとなり、スイッチング・スピードもさらに高
速になることが可能である。第二点は、同じインタラク
ション路長Lのカプラに対し、この3セクションの場合
のカプラの方が結合路長すなわち移行路長lはより短
い。さらに以下に具体的に説明する。(下記に説明の)
コーゲルニック(Kogelnick)の文献の(6)
式、l=l0 exp(g/γ)、ただし式中のl0 とγ
はプロセス依存のパラメタである、はその導波路間の間
隔gの結合路長lを示す。
【0043】結合路長を短くするには導波路間間隔を狭
くしなければならない。上式を微分すると式、dl/d
g=(l0 /γ)exp(g/γ)が得られ、この式か
ら次のことが明らかである。つまり、この間隔が狭いほ
ど製作時にこのカプラ・ギャップ、gの変動に起因する
その結合路長lの変動は小さくなる。ところで、本発明
の適用範囲は、前記説明の特定領域で動作する3セクシ
ョン・反転Δβ方向性カプラに限定するものではなく次
のようなカプラにも適用可能である。それは、いずれか
複数の3以上セクションの反転Δβ方向性カプラで、そ
の動作が次のような領域にある場合である。それは、そ
のクロス状態電圧曲線とバー状態電圧曲線が互いにほぼ
平行でかつその縦軸にもほぼ平行であるようなその対応
スイッチング・ダイアグラムの領域にあるか、またはそ
のクロス状態電圧曲線とバー状態電圧曲線の傾斜がとも
にほぼゼロであるようなその対応プロセス感受性プロッ
トの領域にある場合である。
【0044】4以上セクション・反転Δβカプラの構造
とスイッチング・ダイアグラムに関する情報はここに引
例とする下記の文献にあり、これを参照のこと。エッチ
・コーゲルニック(H.Kogelnick)とアール・ヴィ・シ
ュミット(R.V.Schmidt)、“交互Δβによるスイッチ
方向性カプラ”、IEEE J.Quantum El
ec.、QE−第12巻、396頁、(1976年)
(“コーゲルニックの文献”と略す)、およびアール・
ヴィ・シュミットとアール・シー・アルファーネス
(R.C.Alferness)、“交互Δβ法を用い
る方向性カプラ・スイッチ、モジュレータおよびフィル
タ”、IEEE Trans.on Circuits and Systems、C
AS−第26巻、1099頁、(1979年)(“アル
ファーネスの報告”と略す)である。
【0045】例えば、このコーゲルニックの文献の図8
は、4セクションの反転Δβを用いる方向性カプラのス
イッチング・ダイアグラムを示し、またこのアルファー
ネスの報告の図13は6セクション・反転Δβデバイス
のスイッチング・ダイアグラムを示す。いずれか一方の
デバイスを用いるスイッチ・アレイは、L/lを次のよ
うな領域から選択する場合には一定のクロス状態電圧と
バー状態電圧で制御可能である。つまり、そのクロス状
態曲線とバー状態曲線が互いにほぼ平行でかつその縦軸
にもほぼ平行であるような領域である。さらに、本発明
の適用範囲は2アクティブ入力と2アクティブ出力を持
つ光スイッチの場合に限るものではなく、その他のスイ
ッチ構成にも適用可能で、例えば、米国特許第4、76
3、974号、サニヤバーン(Thaniyavar
n)、に記載の結合導波路形干渉計を挙げることがで
き、これは1アクティブ入力と1アクティブ出力を持つ
結合導波路形干渉計の場合である。
【0046】以上はシングル偏波のデバイスで説明した
が、それに加えて本発明は偏波独立またはデュアル偏波
の方向性カプラにも適用可能であり、その場合には、適
当な製作条件を選択しまたその電気光学物質を適当に配
向させて両偏波に対して同一のL/l値と屈折率の電圧
誘導変化が生ずるように行う。以上の説明は、本発明の
一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれ
ば、本発明の種々の変形例が考え得るが、これらはいず
れも本発明の技術範囲に包含される。
【0047】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明の光スイッチ
のアレイの光スイッチ・システムや光スイッチ・ネット
ワークを用いることにより、そのシステム・アーキテク
チャを拡張することなく低漏話レベルが達成できそのレ
ベルで一定のクロス状態電圧とバー状態電圧により特注
でも高価でもない一般的な電圧ドライバで駆動すること
ができ、その結果その製造も動作も単純で容易になりま
たその許容範囲も緩和され経済的にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の2×2光導波路形スイッチの機能的動作
を示す図である。
【図2】従来の2×2光導波路形スイッチの機能的動作
を示す図である。
【図3】従来の2セクション・反転Δβ方向性カプラの
平面図である。
【図4】従来の2セクション・反転Δβ方向性カプラ・
スイッチのスイッチング曲線を示す図である。
【図5】従来の2セクション・反転Δβ方向性カプラに
用いる動作領域を示す分解図である。
【図6】8×8再配置非閉塞形拡張ベネス・ネットワー
クに形成した従来の2セクションΔβスイッチング・ア
レイのバイアス電圧とスイッチング電圧を示す柱状図で
ある。
【図7】16×16厳密非閉塞形拡張一般化シャッフル
・ネットワークに形成した従来の2セクション・反転Δ
βスイッチング・アレイの入出力ステージのバイアス電
圧とスイッチング電圧を示す柱状図である。
【図8】16×16厳密非閉塞形拡張一般化シャッフル
・ネットワークに形成した従来の2セクション・反転Δ
βスイッチング・アレイのセンタ・ステージのバイアス
電圧とスイッチング電圧を示す柱状図である。
【図9】従来の“拡張”2×2光導波路形スイッチを示
す図である。
【図10】本発明の3セクション・反転Δβ方向性カプ
ラを示す斜視略図である。
【図11】図10の方向性カプラの別の形の3セクショ
ンΔβ電極構造を示す平面図である。
【図12】本発明の3セクション・反転Δβ方向性カプ
ラ・スイッチのスイッチング曲線を示す図である。
【図13】本発明の3セクション・デバイスの動作領域
を示す分解図である。
【図14】従来の2セクション・反転Δβカプラのプロ
セス感受性プロットを示し、このプロットは各デバイス
のクロス状態とバー状態の規格化電圧の変化をL/lの
変化の関数として示す図である。
【図15】本発明の3セクション・反転Δβカプラのプ
ロセス感受性プロットを示し、このプロットは各デバイ
スのクロス状態とバー状態の規格化電圧の変化をL/l
の変化の関数として示す図である。
【図16】従来の2セクション・反転Δβカプラのプロ
セス感受性プロットを示し、このプロットは各デバイス
のクロス状態とバー状態の規格化電圧の変化をL/lの
変化の関数として示す図である。
【図17】本発明の3セクション・反転Δβカプラのプ
ロセス感受性プロットを示し、このプロットは各デバイ
スのクロス状態とバー状態の規格化電圧の変化をL/l
の変化の関数として示す図である。
【符号の説明】
1 光スイッチ 2 光導波路 3 光導波路 4 制御電極 5 制御電極 10 カプラ 11 基板 12 光導波路 13 光導波路 14 電極ペア 15 電極ペア 16 電極ペア 18a 電極 18b 電極 18c 電極 19 (中央)電極 19a (中央)電極 19b (中央)電極 19c (中央)電極 SW1 スイッチ SW2 スイッチ SW3 スイッチ SW4 スイッチ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)電気光学物質の基板(11)内ま
    たはこの基板上に形成した第1の光導波路(12)と第
    2の光導波路(13)で、前記第1と前記第2の光導波
    路を結合領域において互いに接近して配置し、この結合
    領域はクロス状態スイッチング曲線とバー状態スイッチ
    ング曲線を有する対応スイッチング・ダイアグラムから
    選択した多数の結合路長を持ち、前記スイッチング・ダ
    イアグラムは結合路長数に対応する第1の軸ならびにク
    ロス状態電圧およびバー状態電圧に比例する第2の軸を
    有し、前記結合路長数はそのクロス状態スイッチング曲
    線とバー状態スイッチング曲線が互いにほぼ平行でかつ
    その結合路長数に対応するこのスイッチング・ダイアグ
    ラムの第1の軸にもほぼ平行であるようなこのスイッチ
    ング・ダイアグラムの領域から選択した結合路長数であ
    る前記第1と前記第2の光導波路と、 (B)クロス状態電圧に応答してクロス状態にまたバー
    状態電圧に応答してバー状態に前記第1と前記第2の光
    導波路を切り換えるためのこの結合領域における少なく
    とも3ペアの反転Δβ電極(14、15、16)とを有
    することを特徴とする光導波路形光スイッチ(10)。
  2. 【請求項2】 前記基板をニオブ酸リチウムから形成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記光導波路をチタン拡散によりその基
    板に形成することを特徴とする請求項2に記載の光スイ
    ッチ。
  4. 【請求項4】 前記光導波路をその結合領域において平
    行に配置することを特徴とする請求項1に記載の光スイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 前記電極をその基板の上面上に適当な薄
    膜堆積法とフォトリソグラフィを用いて形成することを
    特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記電極をその基板の上の絶縁膜上に適
    当な薄膜堆積法とフォトリソグラフィを用いて形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記絶縁膜はSiO2 であることを特徴
    とする請求項6に記載の光スイッチ。
  8. 【請求項8】 前記電極は、長さが等しく、等間隔に配
    置され、およびその結合領域の光導波路に整合する電極
    であることを特徴とする請求項1に記載の光スイッチ。
  9. 【請求項9】 前記光スイッチは3セクション・反転Δ
    β方向性カプラであることを特徴とする請求項1に記載
    の光スイッチ。
  10. 【請求項10】 前記結合路長数はほぼ3であることを
    特徴とする請求項9に記載の光スイッチ。
  11. 【請求項11】 第1のペアと第2のペアと第3のペア
    の3ペアの反転Δβ電極があり、各ペアは第1の電極と
    第2の電極を有し、各ペアの第2の電極を中央電極(1
    9a、19b、19c)として一体形成し、前記中央電
    極は前記第2の光導波路(13)をカバーしかつ前記第
    1のペアの前記第1の電極(18a)と動作可能な整合
    位置関係にある位置(19a)から前記第1の光導波路
    〓(12)をカバーしかつ前記第2のペアの第1の電極
    (18b)と動作可能な整合位置関係にある第2の位置
    (19b)に移動しさらに前記第2の光導波路(13)
    をカバーしかつ前記第3のペアの第1の電極(18c)
    と動作可能な整合位置関係にある位置(19c)に移動
    するような前記反転Δβ電極を有することを特徴とする
    請求項10に記載の光スイッチ。
  12. 【請求項12】 前記光スイッチは1入力/1出力結合
    光導波路形干渉計であることを特徴とする請求項1に記
    載の光スイッチ。
  13. 【請求項13】 前記光スイッチは偏波独立方向性カプ
    ラであることを特徴とする請求項1に記載の光スイッ
    チ。
  14. 【請求項14】 複数の方向性カプラを有し低漏話レベ
    ルにあって一定のクロス状態電圧とバー状態電圧で動作
    可能な光スイッチング・アレイにおいて、 前記各方向性カプラ(10)は、 (A)電気光学物質の基板(11)内またはこの基板上
    に形成した第1の光導波路(12)と第2の光導波路
    (13)で、前記第1と前記第2の光導波路を結合領域
    において互いに接近して配置し、この結合領域はクロス
    状態スイッチング曲線とバー状態スイッチング曲線を有
    する対応スイッチング・ダイアグラムから選択した多数
    の結合路長を持ち、前記スイッチング・ダイアグラムは
    結合路長数に対応する第1の軸ならびにクロス状態電圧
    およびバー状態電圧に比例する第2の軸を有し、前記結
    合路長数はそのクロス状態スイッチング曲線とバー状態
    スイッチング曲線が互いにほぼ平行でかつその結合路長
    数に対応するこのスイッチング・ダイアグラムの第1の
    軸にもほぼ平行であるようなこのスイッチング・ダイグ
    ラムの領域から選択した結合路長数である前記第1と前
    記第2の光導波路と、 (B)クロス状態電圧に応答してクロス状態にまたバー
    状態電圧に応答してバー状態に前記第1と前記第2の光
    導波路を切り換えるためのこの結合領域における少なく
    とも3ペアの反転Δβ電極(14、15、16)とを有
    することを特徴とする光スイッチング・アレイ。
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