JPH07166623A - 建築部材 - Google Patents

建築部材

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JPH07166623A
JPH07166623A JP22408794A JP22408794A JPH07166623A JP H07166623 A JPH07166623 A JP H07166623A JP 22408794 A JP22408794 A JP 22408794A JP 22408794 A JP22408794 A JP 22408794A JP H07166623 A JPH07166623 A JP H07166623A
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studs
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 建築構造物における仕切壁構造及びそれに用
いられる建築部材の提供。 【構成】 間柱部品2と上部と底部の部品3は夫々ウェ
ブ材4を備えており、フランジ部5がウェブ材の対向す
る端部に備えてある。間柱2と上部と底部の部品3をお
互にしっかり固定して仕切壁を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕切壁構造、特に、建
築構造物において、壁や同様の構造物を支持するために
用いる、仕切壁の枠を備えた構造に関する。本発明は、
特に、それ自身が有する形状の中に繊維板を有する、構
造物の一部をなす木材に用いられる。しかし、本発明
は、そのような適用に限定されるものでなく、発明の他
の実施例では、形を代えて構成することができる。
【0002】
【従来の技術】伝統的に、間柱、クギ・ホチキス・クギ
板等の固定手段で固定された、のこで切った細長い材木
からなる底板と上板、又は、折り曲げ成形又はロール成
形によってU形、箱形、又はC形に成形され、例えばネ
ジ、盲リベット等の固定手段で互いに固定された、シー
ト状の金属要素のような金属で作られた部材などの、荷
重を受ける構造部材又は荷重を受けない構造部材を用い
た仕切壁枠の組立部品が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】のこで切った木材枠の
組立部品は、従来より、材料利用の点で比較的に非能率
的で、ねじりや歪みの問題があり、組立には比較的高度
な技術が必要であった。また、その組立部品は比較的重
く、あるものでは無駄な労力を要していた。
【0004】また、こので切った木材枠の組立部品は、
設計、費用、組立に比較的高い技術を要し、その他のも
のよりも、場合によっては費用がさらに高くなる。
【0005】一般に、国際的傾向として、木材の費用
は、これに代わるものとして使用される多くの物より
も、上昇率が高い。したがって、そのような装置では木
材は比較的よく利用されるので、のこで切った木材を用
いた伝統的な枠の構造物は従来よりも更に高価であっ
た。
【0006】仕切壁枠の組立部品のために、別の形の構
造が金属で開発された。最も一般的な形は、金属シート
を折り曲げ成形するかロール成形したものである。これ
に代えて、アルミニウム合金などの金属材料の押出成形
品も利用されている。多くの金属からなるものは、一般
にC形状を有し、床と天井に固定して配置される底部と
上部の部材と、同様に形成された間柱の共通部品を備え
ている。しかし、C、Z又はIの梁構造を有するもので
は、そのフランジの大きさは、間柱の端部が底部と上部
の板の溝に係合し、ネジや盲リベットなどでフランジ同
士が固定されるようになっている。
【0007】そのような金属からなる枠の装置は、費用
の点で比較的効率が良く、素早く組み立てられる。しか
し、それらは一般的に固有のバタツキがあり、また堅固
な固定手段又は所定の固定部品を用いないでは、荷重を
受けることは困難である。(これは、構造の複雑化を招
来する。)また、ビルの建設では避けることのできない
寸法誤差に適応できるように構成することは困難であ
る。そのため、ビルの建設のように、規格統一された場
所にしか適応できなかった。
【0008】伝統的に、多くの建設工事−特に家庭向き
の建設工事や簡易な商業ビル工事−には、多くの木材作
業や大工仕事が含まれ、別の材料や技術を必要とする材
料を建設工事に導入するのは、非能率的で、市場におけ
る抵抗がある。
【0009】本発明は、上述の問題を解消し、少なくと
も、公衆に有益な選択を提供することを目的とする。本
発明のその他の目的は、以下の記述から明らかになるで
あろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ストリップ材
として形成された略細長いウエブ部材と、該ウエブ材に
それを略横断して前記ウエブ材の対向端に取り付けられ
たフランジ部とを有する骨格構造用建築部材において、
前記ウエブ部材のエッジの少なくとも一部及び/又はフ
ランジ部が多孔質であって、前記フランジをウエブ部材
に固定するのに使用する硬化性材料を吸収し、セットし
た際、前記硬化性材料が前記建築部材の補強線を形成す
ることを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。本発明の好ましい形状は、繊維板、特に、廃
物、或は低い等級の材木製品から形成されたシート状材
木材料である、中密度の繊維板(MDF)から形成され
るのがよい。好ましくは、本発明の骨組みエレメント
は、前もって形作られた繊維板のシートを薄く切って、
或は細長く切って、所定の板厚から要求される寸法のス
トリップ(strip)に形成されるのがよい。好ましい実
施例では、エレメント“ウェブ”部材を形成するのに使
われる板が、“フランジ”部材を形成するのに使われる
板よりも大きい厚みであるのがよいが、このことは本発
明にとって必須ではなく、作り出されるエレメントの、
最終の強度/使用上の必要性に依存する。
【0012】本発明の好ましい形状は、排他的なもので
はないが、特に、オフィス、住宅構造、好ましくは実質
的に無荷重が軽荷重を支持する組立体において使用され
るような、軽い商業的および家庭内の仕切り壁への適用
がある。本発明は、斯る構成に限定されるものでなく、
本発明は、荷重を支える使用、および類似の技術を使用
するが、可能な異なる材料寸法でもって、構造上の状況
のために、別に発展させられ得ると考察される。
【0013】図面、特に図1および2を参照すると、矢
印1で示されるように枠組みの組立ては、間柱(stud)
エレメント2および上部,下部プレートチャンネル3を
好ましい形状に合体している。間柱エレメント2と、上
部,下部プレート3は繊維板、好ましくはMDFで各々
形成され、各々ウェブ4およびフランジ5を合体し、上
記フランジ5が、ウェブ4の縁部6によって横方向に装
着され、そこに例えばポリビニルアセテート接着剤(pv
a)、或はこれに代わる固まり得る接着剤のような、適
当に固まり得る接着剤で接着することにより固定するの
が好ましいことが理解されるであろう。
【0014】本発明の好ましい形状では、フランジ5
は、接着剤が固まるまで要求される位置にエレメントを
保持するために、例えば釘等のような、固定手段により
一時的に固定されている。しかしながら、このことはす
べての形状において、本発明の必須とするものでなく、
特に、接着剤の固まる間、部材同志のクランプも成され
得る。好ましくは、ウェブ4はフランジ2よりも実質的
に厚い材料からなり、、ウェブの深さ(幅)はフランジ
2の厚さと関連するものであって、枠構造は、例えば鋸
で切られた材木枠組みと同一とする厚み、即ち現在使わ
れている実質的に標準的なモジュール壁の厚みのよう
な、他の建物構造と係合するのに適切な壁厚を提供する
のがよい。
【0015】主に図2を参照すると、エレメント2,3
は、実質的に粗くされた面で形成されたウェブ4の対向
する縁部6でもって各々形成されている。この粗くする
のは、通常、例えば円形鋸等により、MDFのシートを
切ることによりウェブ4に達成され、この結果、接着剤
の固化に先立って液体接着剤が容易に吸収される、実質
的に繊維状の、即ち毛で覆われた面がもたらされる。
【0016】エレメント2および3の構造において、そ
こに隣接する縁面6に(そして、ある場合には、フラン
ジ面5に)接着剤が塗布されるとすぐに、液体接着剤の
縁部6および、例えば、図2におけるクロスハッチング
を施した領域7によって示されるように、フランジ5に
隣接する部分への吸収が起こることが理解されるであろ
う。接着剤が固まるとすぐに、エレメントを形成する材
料の増大した密度、即ち堅さの領域がもたらされること
が理解されるであろう。ウェブ4のいずれかの側にこの
“堅さの領域”の間隔の取り方を考慮すると、結果とし
て生じたエレメントの強化が達成されることが理解され
るであろう。
【0017】エレメントを形成する繊維板材への接着剤
の高められた吸収は、縁部6の鋸で切られた特性の結果
として、粗くされた表面によって達成される。本発明の
好ましい形では、そして図1,2および4を参照する
と、好ましくは間柱2の端部8は、フランジ5の端部9
を超えて外側に延在させて位置させられ、その長さは、
上部,下部部材3の溝の深さに一致しているのがよい。
間柱2が溝内に嵌入しているとき、ウェブ4の突出した
端部8はその外側の端10でもって溝内に嵌入し、荷重
支持のために、上部或は下部プレートウェブ4の側面に
当たっているのが分かるであろう。付加的な荷重支持
は、間柱フランジ5の端部と上部,下部プレートフラン
ジ5との間で達成される。
【0018】間柱2と上部,下部プレート3とをお互い
にしっかり固定することは上部,下部フランジ5を間柱
ウェブ4の隣接する突出端部8へと貫通した固定手段に
よて達成されている。間柱2は仕切られるべきエリア内
の間柱の高さに適した所定の長さになるようになってい
ることが理解されるであろう。一旦、枠組みが直立させ
られると、例えば、釘、接着剤等を利用した従来の方法
で固定され得るプラスターボード等の被覆板の適用を容
易に受け入れる。
【0019】仕切りシステムは、通常、永久、或は半永
久構造として与えられる。これとは別に、仕切りをなす
ことは、取り外し可能な固定手段を利用することにより
分解できる設備として、そしてこれらの間柱2および上
部,下部プレート3間の接着結合をせずに行われる。図
4A,BおよびCを参照すると、ウェブ4を形成するも
のと類似の材料からなるブロックの形状をした補強手段
11が、間柱フランジ4と上部,下部フランジ部5とウ
ェブ4との間の結合部の近くに係合させられている。
釘、接着剤等のような適当な固定手段が、エレメント
2,3間の結合を実質的に強化するための位置に補強手
段11を保持するために使用できるのが分かるであろ
う。
【0020】ここで図6を参照すると、上部,下部プレ
ート3および間柱エレメント2は、実質的に交互に設け
られていることが分かる。この設備では、間柱フランジ
5は、間柱ウェブ4の端部10を超えて延在しているこ
とが分かる。したがって、このフランジ5は、固定手段
が係合できる上部,下部プレートウェブ4の縁6のそば
に突出している。この設備では、上部,下部プレート3
のフランジ5は係合エリアで切り取られなければならな
い。
【0021】図7A,BおよびCを参照すると、別の補
強手段がL形金属ブラケットの形で設けられている。こ
れらのブラケット12は、例えば、押出し成形されたア
ルミニウム等で設けられ、釘、接着剤等で結合部内に係
合させられる。好ましくは、ブラケット12は、長い材
料からの部分切断として与えられるのがよく、そして間
柱2のウェブ部4と上部、下部プレート部3との間の結
合部のいずれかの側、即ち一方の側に係合させられたも
のであるのがよい。好ましくは、ブラケット12の幅
は、間柱2と上部,下部プレート3のフランジ5との間
にブラケット12容易に嵌まり合うようなものであるの
がよい。
【0022】図8A,BおよびCは、上部,下部プレー
ト3がなしで済まされ、上部,下部プレートFを形成す
るために鋸がけされた材木枠組みにより置換されてい
る。この設備では、上部,下部プレートFの幅は実質的
に、間柱ウェブ4とフランジ5の全体幅に等しい。好ま
しくは、間柱2は、例えば枠組み部Fに固定され、間柱
2のフランジ5間のウェブ4の裁落としのように、材木
のブロック部13によって上部,下部プレートFの適当
な面に隣接した位置に保持されるのがよい。この形状で
は、間柱ウェブ4およびフランジ5の端部は、同一面に
形成されている。
【0023】図9A,BおよびCを参照すると、上部,
下部プレート3は、間柱2に類似の断面の材料で、即ち
実質的にI形鋼の形状で設けられている。この組立体で
は、好ましくは小荷重を支えるブロック14が、間柱2
の係合部の近くの間柱2の端部から離れた未使用の凹所
に係合しているのがよく、間柱2により上部,下部プレ
ート部材3のウェブ4に加わるいかなる荷重も吸収する
ようになっている。図10,11を参照すると、上部,
下部プレート部材3は、例えば、結合部に及んだフラン
ジ5間に嵌まり合ったウェブ部4の裁落とし部のよう
な、ブロック15を利用した突き合わせ結合により長手
方向に結合してもよい。この結合は、好ましくは、接着
剤および/またはブロック15とウェブ4およびフラン
ジ5の隣接部との間に係合する固定手段により適所に成
されるのがよい。
【0024】図11を参照すると、本発明の別の形で、
図10A,BおよびCの“ふさがれた(blocked)”結
合が、代わって“階段状の(stepped)”の結合で与え
られており、そこでは、上部,下部プレート部3を形成
するエレメントの一端が、突出フランジ部5よりも短い
ウェブ4の端部とともに凹所を形成している。エレメン
ト3の反対側の端部は、図に示されているように互いに
係合させられるべき上部,下部プレート部材を同じよう
に形成できるできるように、そして他方と固定されるよ
うに逆に配置されている。
【0025】ここで、図12,13および14に目を向
ければ、図1,2および4A,BおよびCを参照して記
述したような間柱2が、実質的に直線的な壁であるのに
対して、そこでは角部が直面させられており、適当な直
線的な壁が、壁の被覆の支持および固定、およびお互い
に対してある角度で配置さ;た壁の係合のために形成さ
れるべきであることが理解されるであろう。
【0026】図12を参照すると、“T”形の断面の角
部の形状の内部角部が角部間柱部材20によって設けら
れるのがよく、それは、好ましくは、実質的にC形溝内
に、そして上述した上部,下部プレート部材3の線に沿
って配置されたウェブ部材4およびフランジ5ととも
に、間柱2と実質的に類似の材料で与えられるのがよ
い。さらに、後部フランジ21が設けられ、それは溝か
ら離れたウェブ4の後部を横切って延び、ウェブ5の外
側面5Aを超えて突出している。
【0027】後部フランジ21は内部角部における壁の
被覆Cの支持を容易にするために、フランジ5に対して
直角に延びる一対の対向配置されたフランジを提供して
いることが理解されるであろう。付加的な間柱2は、従
来のように角部の後方に必要なのではなく、後部フラン
ジ21が、代わって被覆Cに対する支持を与えているの
が理解されるであろう。図13を参照すると、直角の角
部が、角部間柱200によって設けられ、これは、本発
明の好ましい形では、第1の壁に配置され、上部,下部
プレート部材3に実質的に類似の実質的に溝状の形態か
らなるのが理解されるであろう。
【0028】本発明のこの形では、好ましくは意図され
た内部角部のフランジ50が第1の壁に対してある角度
で配置されるべき第2の壁の提案された厚みよりも大き
い幅からなるのがよく、この結果、角部間柱200は、
図13にて断面の平面図で示されているように、これか
ら突出した第2の壁と角部で係合しており、内部フラン
ジ50は、内部角部内に被覆Cを容易に受け入れる角部
のフランジ部51を形成するために、直角な壁の厚みの
内方に突出している。角部間柱200は、単に間柱20
0を逆にすることにより、左側および右側の角部に対し
て使用され得ることは理解されるであろう。
【0029】図14を参照すると、より強い角部の間柱
組立体のための別の設備が与えられ、そこでは、好まし
くはより薄い材料で形成されたウェブ部4、およびウェ
ブ部4の対向する側部に、これに対して実質的に直角突
出するように配置されたフランジ5を有する一対の実質
的に開いた“Z”形の組立体200が角部間柱組立体に
設けられている。
【0030】本発明の好ましい態様においては、好まし
くは二つの略Z字形スタッド部2000は相互に連結さ
れ、若しくは他方に対して90度回転させられている。
スタッド部2000は、一方のスタッド部を他方に対し
て、クラッディングの結合を促進する為、コーナーの内
側でフランジ部5がコーナーの外方へ伸張するように係
合させてある。
【0031】出来上がった外側コーナーアッセンブリ
は、強い材料で略ボックス形コーナーとして形成されて
いる。この構成は、これを荷重支持又は半荷重支持状態
で設ける場合、特に、外側コーナーがビルディングの外
壁構造に設けられ、下張り床及び屋根構造間の繋材の位
置決めを補助するような場合に、特に魅力的である。図
示してはいないが、スタッド部2000の端部はそれぞ
れ隣り合う天板部及び底板部に相互に取り付けられ、前
述した線に沿って固定されるようにしてある。
【0032】図3に戻って、本発明の好ましい実施形態
においては、好ましくは本発明に係る仕切り機構はそれ
に開口部が必要である。本発明の好ましい実施形態にお
いては、開口部の取り付け及びトリミングは、周辺だき
31及びそれにヒンジ結合されたドア32を有するドア
枠構成体30を収容するため、スタッド2を所定距離だ
け相互に離して配置することによって都合よく形成する
ことができる。
【0033】この形態の取付けブロック33は、ドアだ
き31に外向きに取り付けられ、スタッド2のフランジ
5間に形成される凹所に填まるような幅にしてある。取
り付けブロック33は、ウエブ4を形成するのに使用し
た材料の切断片でまかなうのが好適である。
【0034】壁構造におけるスタッド2の位置決めは、
一方のドアだき31の取付けブロック33をスタッド2
のフランジ5間に形成される凹所に係合させ、取付けブ
ロック33の係合部を完全に深く押し込むことによっ
て、完成したドア枠構成体30を壁枠に形成された未加
工開口部内の所定位置に挿入でき、他方ドア構成体30
が壁及び開口部の線に対して角度をなして位置するよう
に、決められる。未加工開口部は、取付けブロック33
の係合部を開口部の片側に十分に深く押し込んだ際、ド
ア枠構成体30を回転させて、他方の取付けブロック3
3が未加工開口部の反対側のスタッドフランジ5を通過
し、ドア枠構成体30を壁と一直線になるようにし得る
十分な大きさに形成されることは言うまでもない。ドア
枠構成体30は、壁と一直線にした際、反対側のドアだ
き31に設けた取付けブロック33が開口部の対向スタ
ッドのフランジ間の凹所に填まり、かつ、ドア枠構成体
30が開口部の両側で、該開口部を形成するスタッドフ
ランジ5と取付けブロック33の並置面の係合によって
保持されるように、反対方向に動かして開口部内で芯だ
しすることができる。
【0035】ドア枠構成体30の固定は、ドアだき31
に固定された取付けブロック33にスタッドフランジ5
を介して固定手段を通すことにより行われる。従って、
この構造では、ドア枠構成体30を挿入すると共に一列
整列させる重宝な手段が得られることが解る。
【0036】ドア枠構成体30を取り付けた際、ドアだ
き31とスタッド2のフランジ5との間にできる僅かな
窪み又は隙間は、続いて壁に施されるクラッディングに
より覆い隠すことができる。この方法及び装置は、ビル
ディング骨格内の他の仕切りやキャビネットなど、他の
構造物の取付けにも適している。
【0037】以上本発明をほぼ全て木造建築製品につい
て説明したが、場合によっては、幾つかの部材をシート
鋼で作り、他の部材を木造製品としたハイブリッド構造
の建築構造体が有用である。
【0038】図面、特に、図15ー図18においては、
バックフランジ21がフランジ部5と一体的に形成され
た二者択一的なコーナースタッド部材20が示してあ
る。
【0039】図12に示すようなコーナースタッド20
の形と共に、図15ー図18のコーナースタッドは、通
常、コーナー及びコーナーのクラッディングの取付け部
を作るのに使用されている、伝統的な使用である三若し
くは四本の伝統的なスタッドと置換できる。
【0040】図15において、スタッドの中央部50は
V字型形状あるいは使用時のスタッドの他の補強形状に
形成されている。また、図16及び図17においては、
それに代わるスタッド構造が示してあり、この場合、フ
ランジ5は、例えば、折り曲げ加工若しくはロール成形
によって、図に示す一体構造に湾曲させてある。上部ハ
ット断面である、図18のスタッド構造体の端部固定
は、フランジのフラップ51を解放すると共に、底プレ
ート3への固定を促進させるため、フランジの基部を底
プレート3の上部3aの上部に沿って滑らせることによ
って行われる。
【0041】この構造では、図12、図15ー図18の
コーナースタッド20は、仕切壁骨格構造における区画
壁をしっかりと相互連結する重宝な手段を供することに
なる。
【0042】スタッド20の構造を本発明に係る仕切壁
構造に適用した場合について説明したが、このコーナー
スタッド部材20は、二者択一的に、伝統的な鋸引した
木材製骨格系、金属製スタッド系等に適用でき、このよ
うな用途では、それらの領域でスタッドを追加する必要
がなくなり、従って、材料の利用及び構造体の形成に必
要な労働力を著しく低減することができる。
【0043】更に、本発明に従い、スタッド及び頂部及
び底プレート材は、骨格構造における支柱ユニットの所
要の部材で構成でき、例えば、骨格内に支柱材を形成す
るため、本発明に従って作られ、芯芯間約600mmで
頂部プレート及び底プレートに取り付けられた3つのス
タッドに、9.5mm ギブラルターボード(gibraltor boa
rd)など適当なシート状支柱を設けても良い。本実施例
では、芯芯間600mmのスタッドについて説明した
が、長さが1m未満の支柱では普通ではないが、他の適
当な長さのものも使用できる。ギブラルターボードの骨
格への固定は、常法に従い接着剤及び螺子類の両方を使
用することにより行っても良い。
【0044】従って、本発明は、建築領域での間仕切り
方法及び装置を提供するものである。この方法及び装置
は木造構造を提供するだけでなく、木材利用及び組立て
に熟練を要しない点においても比較的有用である。
【0045】また、仕切壁構造は工場生産、キットセッ
トでの供給を容易に行うことができ、また、組立て精度
のレベルを伝統的な木造構築技術により得られるものよ
りはるかに向上させることができ、しかも、通常の木工
技術による特殊な要求にも容易に適合させることができ
る。
【0046】なお、前記説明では、公知の均等物を有す
る本発明の全体若しくは特定の部材について言及してい
るが、これらの均等物については個々に述べるまでもな
く、ここに記載されたものとして認識されるべきであ
る。
【0047】以上、本発明について例としてその実施例
を参照して説明したが、本発明はこれらに限定されるも
のではなく、本発明の本質及び範囲から逸脱することな
く、種種に変形及び改良が可能である。
【0048】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、木材利用及び組立てに熟練を要しない点にお
いて比較的有用であり、仕切壁構造の工場生産、キット
セットでの供給を容易に行うことができ、また、組立て
精度のレベルを伝統的な木造構築技術によるものよりは
るかに向上させることができ、さらに、通常の木工技術
による特殊な要求にも容易に応えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な形の、上板、間柱、及び底板
の組立備品の分解斜視図である。
【図2】 図1に示す間柱の端部の一部切断斜視図であ
る。
【図3】 本発明に係る枠内でドア枠部品の係合する状
態を示す一部切断平面図である。
【図4】 図1に示す組立部品の連結を示し、(A)は
一部切断平面図、(B)は側面図、(C)一部切断端面
図である。
【図5】 連結部を補強した図4の連結部を示す。
【図6】 図1と図4に示す連結構造に代わる別の連結
構造を同様に示す。
【図7】 図1と図4に示す連結構造に代わる別の連結
構造を同様に示す。
【図8】 別の連結構造を同様に示す図である。
【図9】 その他の連結構造を同様に示す図である。
【図10】 2つのビル構造要素の長手方向の連結構造
を示し、底部と上部の板部材は同様に示す図である。
【図11】 図11に示す長手方向の連結構造に代わる
別の長手方向の連結構造を同様に示す図である。
【図12】 内部のT状連結構造を示す一部切断平面図
である。
【図13】 コーナージョイントを示す一部切断平面図
である。
【図14】 別のコーナージョイントを示す一部切断平
面図である。
【図15】 図12に示すものに対して壁の間の間柱を
その他の連結構造を使用した、T形ジョイントの一部切
断平面図である。
【図16】 図15に示すその他の間柱を示す一部切断
平面図である。
【図17】 図15に示す別の間柱を示す一部切断平面
図である。
【図18】 中まで同質の木材からなる底板組立部品に
連結された別の間柱の一部切断斜視図である。
【符号の説明】
1…枠の組立部品、2…間柱部品、3…上部と底部の
板、4…ウェブ、5…フランジ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図16】
【図4】
【図5】
【図10】
【図11】
【図17】
【図6】
【図7】
【図12】
【図13】
【図8】
【図9】
【図14】
【図15】
【図18】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストリップ材として形成された略細長い
    ウエブ部材と、該ウエブ材にそれを略横断して前記ウエ
    ブ材の対向端に取り付けられたフランジ部とを有する骨
    格構造用建築部材において、前記ウエブ部材のエッジの
    少なくとも一部及び/又はフランジ部が多孔質であっ
    て、前記フランジをウエブ部材に固定するのに使用する
    硬化性材料を吸収し、セットした際、前記硬化性材料が
    前記建築部材の補強線を形成することを特徴とする建築
    部材。
  2. 【請求項2】 前記少なくともウエブ材のエッジ部が、
    鋸引きされた繊維板材料にしてあり、硬化性材料に接す
    る粗繊維面を形成している請求項1記載の建築部材。
  3. 【請求項3】 前記繊維板材が中密度繊維板からなる請
    求項1又は2記載の建築部材。
  4. 【請求項4】 前記硬化性材料がポリビニルアセテート
    からなる請求項1記載の建築部材。
  5. 【請求項5】 前記ウエブ部が前記フランジ部より厚肉
    である請求項1記載の建築部材。
  6. 【請求項6】 前記ウエブ部材及び前記フランジ部が繊
    維板材料製である請求項2記載の建築部材。
  7. 【請求項7】 添付図面を参照して発明の詳細な説明の
    欄に記載した建築部材。
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