JPH0716628Y2 - プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ - Google Patents

プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ

Info

Publication number
JPH0716628Y2
JPH0716628Y2 JP1987030005U JP3000587U JPH0716628Y2 JP H0716628 Y2 JPH0716628 Y2 JP H0716628Y2 JP 1987030005 U JP1987030005 U JP 1987030005U JP 3000587 U JP3000587 U JP 3000587U JP H0716628 Y2 JPH0716628 Y2 JP H0716628Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
resin
printing ink
adhesive layer
type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987030005U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63137757U (ja
Inventor
純一 伊坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Original Assignee
Nippon Closures Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Closures Co Ltd filed Critical Nippon Closures Co Ltd
Priority to JP1987030005U priority Critical patent/JPH0716628Y2/ja
Publication of JPS63137757U publication Critical patent/JPS63137757U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0716628Y2 publication Critical patent/JPH0716628Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プロモーション(懸賞)用樹脂キャップに関
するもので、より詳細にはパッキングジスクがインキの
印刷層と共に樹脂キャップより剥離が行われる樹脂キャ
ップに関する。
(従来の技術) 従来から、壜詰製品の宣伝、販売効果を増強、促進する
目的で、容器蓋シエル頂板内面に懸賞の「当り」、「外
れ」、その他の文字、記号、図形等の表示マークを印刷
した容器蓋(プロモーション用キャップと呼ぶ)が、壜
詰製品の密封に広く使用されている。このプロモーショ
ン用キャップの内、キャップ頂板内面に印刷した表示マ
ークが、キャップ内で成形されたライナーに結合した状
態でキャップから剥離される機構のものは、転写型プロ
モーション用キャップと呼ばれている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した転写型プロモーション用キャップの製造におい
ては、ポリエチレン系ライナーの場合には、ポリエチレ
ンを軟化してライナー形状に成形するための熱が必要で
あり、また軟質塩化ビニル樹脂ライナーの場合には、塩
化ビニル樹脂のプラスチゾルをゲル化させるための熱が
必要である。樹脂キャップの場合、ライナー成形時に必
要な熱のため、樹脂キャップそのものが熱変形し、壜の
密封に必要な寸法精度が失われる欠点が生じ、更に印刷
インキによる表示マークが十分に硬化されていない場合
には、成形時に加わる熱や圧力により、表示マークが流
れてデザインが歪むという欠点をも生じる(特開昭61-1
04964号公報参照)。
また、不透明パッキングシートの一方の面に、表示マー
クを印刷し、これをジスクの形に打抜いて、表示マーク
が裏面となるように、キャップ内に嵌込み、接着するこ
とも知られているが、この場合には、パッキングジスク
の表面と裏面とが厳密に制御された状態でキャップ内に
嵌込まれるような面倒な操作が必要であると共に、剥離
したパッキングの表示マークに接着剤が付着していると
いう不都合も生じる。
予め成形したパッキングジスクを表裏の制御なしに樹脂
キャップに嵌込んで接着した場合にも、パッキングの剥
離に際して、キャップ頂板内面の印刷表示マークがパッ
キングに結合した状態で剥離されるような転写型プロモ
ーション用キャップは、その機能及び手軽さの点で望ま
しいものであるが、当業界においては未だ知られていな
い。
(問題点を解決するための手段) 本考案によれば、 樹脂製キャップ、 該キャップの頂板部内面側に設けられた常温乾燥型印刷
インキ層、 前記印刷インキ層上に設けられたホットメルト型又は感
圧型の接着剤層、及び、 予め成形され且つ前記接着剤層を介して接着された不透
明パッキングジスク、とから成り、 前記印刷インキ層は、印刷表示部と、該印刷表示部より
も大面積のバックグラウンド部とから形成され、 前記接着剤層は、印刷表示部の径よりも大で且つバック
グラウンド部よりも小径であり、 前記パッキングジスクは、接着剤層よりも大きい径を有
しており、且つ印刷表示部と共にキャップから剥離され
ることを特徴とするプロモーション用樹脂キャップが提
供される。
(作用及び効果) 本考案は、樹脂製キャップ、常温乾燥型の印刷インキ
層、ホットメルト型又は感圧型(粘着型)の接着剤層及
び予め形成されたパッキングジスクの積層体について、
パッキングジスクの引剥しを行うと、印刷インキ層と樹
脂キャップとの間できれいにしかも確実に剥離が生ずる
という知見に基づくものである。
即ち、常温乾燥型の印刷インキは樹脂キャップ上にセッ
ト(固定)されて表示マーク等の形成が行われるが、こ
の印刷インキ層と樹脂キャップとの密着力は、印刷イン
キ層とホットメルト型又は感圧型の接着剤層との間の接
着力、並びに上記接着剤層とパッキングジスクとの間の
接着力に比してかなり小さい。このため、印刷インキ層
と樹脂キャップとの界面が、パッキングジスクの引剥し
に際して剥離面となる。
また、常温乾燥型の印刷インキ層を、印刷表示部とこれ
によりも大径のバックグラウンド部との組合せとし、こ
のバックグラウンド部の径を接着剤層の径よりも大きく
したことにより、接着剤層と樹脂キャップとの間には常
に印刷インキ層が介在して、パッキング引剥しに際して
印刷インキ層の剥離が確実に生じる。しかも、印刷表示
部の径は接着剤層の径よりも小さいので、印刷表示部の
全ては確実にパッキング側に転写する。
更に、パッキングジスクの径を接着剤層の径よりも大き
くしたため、パッキングジスクの周縁部に、爪や引剥し
用器具を挿入し得る引剥し開始部が形成され、パッキン
グジスクの引剥しが容易に行われる。
印刷インキが常温乾燥型で、しかもパッキングとキャッ
プとを接着する方式であるため、外部から樹脂キャップ
に熱が加わることなく、壜の密封に要求されるキャップ
の寸法精度が維持されることになる。
(実施例) 本考案の樹脂キャップの一部断面側面を示す第1図にお
いて、このキャップは、ポリエチレン、ポリプロピレン
等のオレフィン樹脂やABS(アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン樹脂)等のプラスチックの射出成形等の
手段で一体に形成された頂板部1と周状側壁部2とから
成っている。周状側壁部2の外面には指による把持及び
旋回を容易にするためのローレット溝(ナール)3が形
成されている。また、周状側壁部2の内面には壜首と係
合されるねじ部4が設けられている。
第1図では省略されているが、このキャップには、それ
自体公知のピルファープルーフ機構を設けることがで
き、このピルファープルーフ機構は、例えば周状側壁部
2の下端にミシン状切目を介して配置された橋絡部で連
なる壜アゴ係合用の環状片から成っていることができ
る。
本考案における印刷表示部と連続したバックグラウンド
部とは任意の組合せをとることができる。樹脂キャップ
頂板部側に印刷表示部が先ず位置し、これを覆うバック
グラウンドの形でバックグラウンド部が位置することが
でき、逆に樹脂キャップ頂板部側に連続したバックグラ
ウンド部があり、この連続被覆層上に印刷表示部が設け
られていてもよい。
前者の例を示す第2図において、キャップ頂板部1の内
面(第2図及び第3図では頂板部内面側を上向きに示
す)に、常温乾燥型インキから成る印刷表示部5が印刷
により施され、更にその上にこれよりも大面積の常温乾
燥型インキの連続バックグラウンド層6が設けられる。
常温乾燥型インキとしては、インキビヒクルとして、ア
ルキドワニス、アマニ油ワニス、これらの合成樹脂変性
ワニス等のような酸化重合型ビヒクル;エポキシ樹脂−
アミン類、イソシアネート類−ポリヒドロキシ化合物類
等の2成分反応型ビヒクル;ホットメルトビヒクルのよ
うな冷着型インキビヒクル等を含むものが使用され、一
般にこれに色料、助剤等を配合したものが使用される。
第2図に示される印刷表示部5とバックグラウンド部6
とは互いに異なる色相を有することが必要である。印刷
は一般にタンポ印刷として知られている印刷法で頂板部
内面に対して行われるが、勿論これに限定されない。
印刷インキ層が乾燥した後、その上にホットメルト型又
は感圧型の接着層7が施され、この接着剤層7を介して
予め形成されたパッキングジスク8が頂板部1の内面側
に接着される。
接着剤層7は、パッキング8が接着された状態におい
て、印刷表示部5の径よりも大で且つバックグラウンド
層6の径よりも小の径を有するものでなければならず、
一方パッキングジスク8は接着剤層7の径よりも大きい
径を有するものでなければならない。
ホットメルト接着剤としては、例えばオレフィン樹脂
系、コポリアミド系、コポリエステル系のホットメルト
接着剤を使用することができる。オレフィン樹脂系のも
のとしては、低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、酸変性エチレン樹脂をベースとし、これに
テルペン樹脂、石油樹脂、ロジン系樹脂、スチレン系樹
脂を粘着賦与剤として配合したものが使用される。コポ
リアミド又はコポリエステル系のものとしては、低融点
コポリアミド又は低融点ポリエステル単独から成るか、
或いはこれに粘着賦与剤を配合したものが使用される。
これらのホットメルト接着剤は60乃至180℃の温度で接
着可能であることが望ましい。
ホットメルト接着剤は、溶融状態で樹脂キャップの頂板
部内面のほぼ中心部に供給し、パッキングジスクを嵌込
んで押圧することにより接着を行う。この場合、ホット
メルト接着剤の供給量及びパッキングジスクの押圧力を
調節することにより、接着剤の径を前述した範囲に調節
することができる。接着剤の供給量は、キャップ径によ
っても相違するが、1個当り50乃至500mgの範囲が適当
であり、接着用押圧力は5乃至50Kgゲージの範囲が適当
である。
本考案において、感圧接着剤(粘着剤)としてはそれ自
体公知の各種のものを用いることができる。この種の粘
着剤は、一般に天然ゴム、再生ゴム、スチレン−ブタジ
エン系、SBS或いはSIS等のブロックポリマー系、イソプ
レン系、クロロプレン系、アクリル−ブタジエン系、ア
クリル樹脂系、ビニル樹脂系、シリコン樹脂系、ポリプ
ロピレン(アタクティックポリプロピレン)系、ポリエ
ステル系等のエラストマー重合体に、必要に応じ、ポリ
テルペン樹脂、ガムロジン、ロジンエステルまたはロジ
ン誘導体、油溶性フェノール樹脂、クマロン・インデン
樹脂、石油系炭化水素樹脂等の粘着賦与剤;ミネラルオ
イル、液状ポリブテン、液状ポリアクリレート、ラノリ
ン等の可塑剤乃至軟化剤;亜鉛華、酸化チタン、各種ク
レイ、水和アルミニウム、炭酸カルシウム、各種顔料等
の充填剤乃至顔料;ゴム用老化防止剤、ジチオカルバメ
ート、金属キレート剤等の老化防止剤等を配合した組成
から成っている。
これらの感圧接着剤は、溶液又は溶融液の形で、所定の
面積となるようにキャップ頂板部に施し、乾燥乃至固化
させた後、同様にパッキングジスクの接着を行う。
パッキングジスク8は、懸賞マーク等が隠蔽されるよう
に不透明であるべきであり、その材質は、低密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブ
タジエンゴム等の合成ゴム、軟質塩化ビニル等の任意の
弾性重合体或いはそれらの2種以上のブレンドから成る
ことができる。
本考案の別の態様を示す第3図においては、頂板部1の
内面側に先ず透明な連続バックグラウンド層6′が設け
られ、この上に着色された印刷表示部5′が設けられて
いる点を除けば、第2図のものと同様である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の樹脂キャップの一部断面側面図であ
り、 第2図は第1図のキャップにおける印刷インキ層の一例
を示す拡大断面図であり、 第3図は第1図のキャップにおける印刷インキ層の他の
例を示す拡大断面図である。 1はキャップ頂板部、2は周状側壁部、5,5′は印刷表
示部、6,6′はバックグラウンド層、7はホットメルト
型又は感圧型の接着剤層、8はパッキングジスクであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製キャップ、 該キャップの頂板部内面側に設けられた常温乾燥型印刷
    インキ層、 前記印刷インキ層上に設けられたホットメルト型又は感
    圧型の接着剤層、及び、 予め成形され且つ前記接着剤層を介して接着された不透
    明パッキングジスク、とから成り、 前記印刷インキ層は、印刷表示部と、該印刷表示部より
    も大面積のバックグラウンド部とから形成され、 前記接着剤層は、印刷表示部の径よりも大で且つバック
    グラウンド部よりも小径であり、 前記パッキングジスクは、接着剤層よりも大きい径を有
    しており、且つ印刷表示部と共にキャップから剥離され
    ることを特徴とするプロモーション用樹脂キャップ。
JP1987030005U 1987-03-03 1987-03-03 プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ Expired - Lifetime JPH0716628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987030005U JPH0716628Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987030005U JPH0716628Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63137757U JPS63137757U (ja) 1988-09-12
JPH0716628Y2 true JPH0716628Y2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=30834417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987030005U Expired - Lifetime JPH0716628Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03 プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0716628Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10313835A1 (de) * 2003-03-21 2004-09-30 Tyco Electronics Pretema Gmbh & Co.Kg Baueinheit und Verfahren zur Herstellung einer solchen Baueinheit

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5937480U (ja) * 1982-09-03 1984-03-09 松下電器産業株式会社 ワイヤ−クランパ−
JPS61104964A (ja) * 1984-10-23 1986-05-23 日本クラウンコルク株式会社 懸賞用樹脂キヤツプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63137757U (ja) 1988-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008237210B2 (en) Pressure sensitive shrink label
EP2338798B1 (en) Labeling equipment for applying a pressure sensitive shrink label to an article
US20090038737A1 (en) Pressure sensitive shrink label
NO151455B (no) Beholderlukkeanordning.
CN102056808B (zh) 施加压敏收缩标签至制品的方法
JPH0716628Y2 (ja) プロモ−シヨン用樹脂キヤツプ
CN106314976B (zh) 一种温变型防盗取安全袋
JP2873014B2 (ja) 懸賞用樹脂キャップ
JPH0717096Y2 (ja) 開封用ラベル
JPH09179496A (ja) タックラベル及びラベル付容器
JP2573265Y2 (ja) 懸賞用樹脂キャップ
JP2579361B2 (ja) ラベル付き容器
AU2012202782B2 (en) Pressure sensitive shrink label
JP4054205B2 (ja) 封止包装方法及び封止包装体
JP2573266Y2 (ja) 懸賞用樹脂製キャップ
KR840002212B1 (ko) 박리 가능한 라이너를 구비한 용기 뚜껑
JPH02219755A (ja) 懸賞用樹脂製キャップ
JPH11165764A (ja) 蓋 材
JP2004149171A (ja) ボトル開栓キャップ用ホールドツール
JPH02210387A (ja) シート状物の部分剥離方法