JPH07166158A - 航空機用除氷組成物および着氷防止組成物 - Google Patents

航空機用除氷組成物および着氷防止組成物

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JPH07166158A
JPH07166158A JP6237549A JP23754994A JPH07166158A JP H07166158 A JPH07166158 A JP H07166158A JP 6237549 A JP6237549 A JP 6237549A JP 23754994 A JP23754994 A JP 23754994A JP H07166158 A JPH07166158 A JP H07166158A
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クラウス・ペルマン
Josef Kapfinger
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/18Materials not provided for elsewhere for application to surfaces to minimize adherence of ice, mist or water thereto; Thawing or antifreeze materials for application to surfaces
    • C09K3/185Thawing materials

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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 グリセロールおよび水を主成分とし、a)2
または3個の炭素原子を有するアルキレングリコールお
よび4〜6個の炭素原子を有するオキシアルキレングリ
コールから成る群から選ばれた少なくとも1種のグリコ
ール、b)脂肪アルコールおよび低分子量アルコキシド
でアルコキシ化されそして1〜10個のアルコキシド単
位を有している脂肪アルコールから成る群より選ばれた
非イオン性界面活性剤少なくとも1種、場合により
b’)アルキルアリールスルホン酸アルカリ金属塩から
成る群より選ばれたアニオン性界面活性剤少なくとも1
種、c)腐蝕防止剤少なくとも1種、およびd)水から
本質的に成る航空機用除氷組成物および着氷防止組成
物。 【効果】 比較的に長い保持時間を有し、従って増粘さ
れていない航空機除氷組成物と増粘された航空機除氷組
成物の利点を併せ持っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機用除氷(de−
icing)組成物および着氷防止(anti−ici
ng)組成物に関する。
【0002】
【従来技術】航空機用除氷組成物および着氷防止組成物
(以下、単に除氷組成物または着氷防止液と略称する)
は、一定の航空機の表面から氷、雪および/または霜を
除去し、そしてこれらの表面上にのかかる付着物が付着
するのを回避するのに使用されている。着氷防止液が航
空機上の氷、雪および/または霜の再形成を防止する時
間は、再氷結保護時間または保持(holdover)
時間と呼ばれている。
【0003】英国特許第1 026 150号明細書に
は、主構成成分としての水およびグリコールおよび比較
的に少量のエトキシ化脂肪アミンからなる群より選ばれ
る第3アミンおよび腐蝕防止剤少なくとも1種から本質
的に成る除氷液が記載されている。雪および氷の解凍お
よび融解における水溶性界面活性剤の強化作用について
は米国特許第3 412 030号明細書を参照された
い。
【0004】米国特許第4 585 571号明細書に
は、主成分としてのグリコールおよび3種類の特定の界
面活性剤、特に脂肪酸ダイマーから成る群より選ばれた
アニオン性界面活性剤、モノ−またはポリカーボネート
から成る群より選ばれた親水性界面活性剤および脂肪酸
ジアミンおよび親水性アルコールアミンにおける疎水性
残基のカップリング剤としての硫酸化またはスルホン化
化合物から成る群より選ばれたアニオン性親水性界面活
性剤の組み合わせから本質的に成る除氷組成物が記載さ
れている。この着氷防止液は再氷結に対して長時間の保
護効果を有していると言われているが、特にこれが複雑
な系であるゆえにさらに改善する余地がある。
【0005】特に残留時間に焦点を当てた航空機用除氷
および着氷防止液における数多くの文献は、この目的の
ために増粘剤(thickener)を推奨している。
なぜなら当業者が増粘剤を用いないと保持時間が増加で
きないということを明確に確信しているからである(例
えば、米国特許第4 358 389号明細書、ドイツ
特許出願公開第31 42 059号明細書(ダーウェ
ント(Derwent)番号AN44004K/19参
照)、米国特許第4 744 913号明細書および欧
州特許出願公告第0 360 183号明細書参照)。
従って、ここに記載されている除氷組成物は、グリコー
ル、水、増粘剤少なくとも1種、例えばポリアクリレー
トから成る群より選ばれたもの、界面活性剤少なくとも
1種、例えばスルホン酸アルキルアリールおよびオキシ
アルキル化アルコールより選ばれたもの、腐蝕防止剤お
よび場合によりpH調整剤から本質的に成る。これらの
増粘した除氷組成物は、非ニュートン流れ特性を有する
擬似塑性液体であるが、増粘していない組成物と比較し
て相当長い再氷結保護時間を有することを特徴とする。
【0006】2種類の航空機除氷液が、「ヨーロッパ・
航空機協会(AEA)の「飛行場における航空機の氷結
/着氷防止液に対する推奨(Recommendati
ons for De−/Anti−Icing of
Aircraft onthe Ground)」
(1993年3月版)で規格化されている。AEAタイ
プI液は、グリコール、水および腐蝕防止剤並びに場合
により界面活性剤およびpH調整剤から本質的になり、
そしてAEAタイプII液は、これらに加えて増粘剤か
らなる。またAEAタイプIの除氷組成物は、界面活性
剤としてジ(2−エチルヘキシル)スルホ琥珀酸ナトリ
ウムを有するいわゆる「軍規格液(Military
Specification Fluid)」でもあ
る。
【0007】航空機除氷組成物の最も重要な技術的特徴
は、過酷な気象条件下で離陸する前に翼の再氷結に対し
てできる限り長い保護効果を示すことおよび航空機の離
陸の際に航空機本体および翼から除氷組成物が良好に流
れることである。更にまた、除氷液の性質は、100℃
までの温度で保存する際およびポンプおよび噴霧カンに
より液体を剪断する(shearing)際に損なわれ
てはならない。増粘した除氷組成物がこのように保持時
間に関して要求を適切に満たすが、これらの組成物は増
粘されていない組成物よりも一般にはるかにゆっくりと
翼から流れる。これらのポリマー状増粘剤のために、タ
イプII除氷組成物は、剪断および熱に対して非常に感
応性が高いので、特別の技術的に複雑な噴霧装置がこれ
らを使用する際に要求される。これに対して、増粘され
ていないタイプI除氷組成物は、一般に剪断および温度
に対して非感応性であり、そして離陸の際に翼からより
迅速に流れる。しかしながら、これらのタイプI除氷組
成物は、再氷結に対して保護時間時間がほんの短いとい
う著しい欠点を有している。上記AEA推奨における保
持時間の測定に関する試験において、すなわち「水噴霧
耐性試験」(氷をシュミレート)および「高湿度耐性試
験」(霜の形成をシュミレート)において、各々ほんの
3分以上および20分の保護時間がタイプIに要求され
るが、各々30分以上および240分の保護時間が同一
条件下にタイプIIに要求される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、単純な方法で構成されそして保持時間が延長された
AEAタイプI除氷組成物を見出すことである。従っ
て、新規の除氷液はそのなかにタイプI液とタイプII
液との利点を、不利な性質を持つことなしに併せ持たな
ければならない。従って、消費された液体が簡単な方法
で加工されて再使用できる必要がある。
【0009】グリセロールおよび水を主成分とした本発
明の航空機用氷結合組成物および着氷組成物は、 a) 60〜97重量%、好ましくは80〜85重量%
の、2または3個の炭素原子を有するアルキレングリコ
ールおよび4〜6個の炭素原子を有するオキシアルキレ
ングリコールから成る群から選ばれた少なくとも1種の
グリコール、 b) 0.01〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5
重量%の、脂肪アルコールおよび低分子量アルコキシド
でアルコキシ化されそして1〜10個のアルコキシド単
位を有している脂肪アルコールから成る群より選ばれた
非イオン性界面活性剤少なくとも1種、 c) 0.01〜0.8重量%、好ましくは0.03〜
0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくとも1種、および d) 全体を100重量%とする量の水(但し、重量%
は組成物の重量に基づいている)から本質的に成る。
【0010】更にまた、上記の非イオン性界面活性剤
b)とアルキルアリールスルホン酸アルカリ金属塩から
成る群より選ばれたアニオン性界面活性剤b’)との組
み合わせを同様にして0.01〜1重量%、好ましくは
0.1〜0.5重量%ので界面活性剤成分として使用す
るとよりいっそう高い保持時間が達成できることも見出
した。上記2種類の界面活性剤成分b)およびb’)
(界面活性剤b’)は特に拡散剤として作用する)は、
約1:(0.5〜1)の重量比で使用するのが好まし
く、特に好ましくは約1:1の重量比でである。
【0011】本発明の液体の成分a)は、好ましくはエ
チレングリコール、プロピレングリコール(1,2−プ
ロピレングリコールまたは1,3−プロピレングリコー
ル)、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール
またはこれらの2種またはそれ以上の組み合わせであ
り、プロピレングリコールが特に好ましい。グリコール
は、特に凍結点を低減するのに使用され、そして水と並
んで本発明液の主成分である。成分b)は、脂肪アルコ
ール、すなわちアルキル残基に6〜24個の炭素原子を
有するアルコールまたはそ1〜10分子、好ましくは1
〜8分子のアルコキシ化脂肪アルコール中の低分子量ア
ルキレンオキサイドのアルコキシレートである。低分子
量アルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドまたはこれらの混合物であることが好
ましく、エチレンオキサイドが好ましい。上記の脂肪ア
ルコール中のアルキル残基は、直鎖または分枝鎖状であ
ることができるが、直鎖残基が好ましく、飽和状態であ
るか、好ましくは1〜3個の二重結合を有する不飽和状
態である。例えば、オクチル、デシル、ドデシル、イソ
トリデシルおよびステアリルアルコール並びにオレイ
ル、ココナッツ脂肪およびターロー脂肪アルコールを例
示できる。成分b)はまた、上記の脂肪アルコールおよ
び/または脂肪アルコールアルコキシレートとの混合
物、例えばC12−アルキル残基およびC14−アルキル残
基を有する脂肪アルコール混合物(C1214−脂肪アル
コール)であってもよい。
【0012】成分b’)は、スルホネート基(SO3
またはSO3 Na基)1個以上、好ましくは1個または
2個、5〜18個、好ましくは12〜18個の炭素原子
を有するアルキル基1個以上、好ましくは1個または2
個およびベンゼン環1個以上、好ましくは1個または2
個を有するアルキルアリールスルホン酸カリウムおよび
/またはナトリウム塩である。アルキル基中の12〜1
8個の炭素原子を有するアルキルアリールスルホン酸ア
ルカリ金属(カリウムおよび/またはナトリウム)塩が
好ましい。炭化水素混合物、例えば粗製油の加工におけ
る留分として得られたものもアルキルアリールスルホン
酸塩の製造の出発物質として使用できるので、アルキル
残基もこのような混合物であってもよい。この場合炭素
原子数は12〜18であることが好ましい(すなわち平
均数15)。
【0013】成分c)は、腐蝕防止剤、例えばグリコー
ルおよび水を主成分とする液体に通常のものである。好
適な腐蝕防止剤は、燐酸アルカリ金属塩、燐酸低級アル
キルエステル、例えば燐酸エチル、燐酸ジメチル、燐酸
イソプロピル等、イミダゾール、例えば1H−イミダゾ
ール、メチルイミダゾール、ベンズイミダゾール等およ
びトリアゾール、例えばベンゾトリアゾールおよびトル
イルトリアゾールであり、トリアゾールが好ましい。
【0014】成分d)は水である。完全脱塩水を使用す
るのが好ましい。AEAタイプI除氷液のpHは、6.
5〜10でなければならず、好ましくは7〜9である。
本発明による液体がこのような値を示さない場合は好適
なpH調整剤により容易に確立できる。一般に、塩基性
化合物を液体に添加することが必要である。好適な塩基
性化合物は、アルカリ金属水酸化物、例えばNaOHお
よびKOH、アルキルアミン、例えばブチルアミン、ヘ
キシルアミン、オクチルアミンおよびイソノニルアミン
およびアルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−および
トリエタノールアミンである。アルカリ金属水酸化物が
好ましい。
【0015】本発明による除氷組成物および着氷防止組
成物は、個々の(公知および市販されている)成分を一
緒に所望の順序で混合することによって製造され、これ
は例えば攪袢機付きタンク中で行うことのできる。
【0016】本発明による除氷組成物は、増粘されてい
ない除氷液の全ての利点を有しており、そして更にAE
AタイプI液の要求される値を著しく上回った保持時間
を有している。従って、本発明による除氷組成物は、増
粘されていない液体の利点と増粘された液体の利点とを
併せ持っている。このことは予期しなかった結果であ
る。今まで、事実グリコールおよび水を主成分とする長
い保持時間は増粘剤の補助なしには達成できなかったと
当業者は確信していた。
【0017】処理すべき航空機表面の氷結を防止しかか
る表面を保存するのに使用する場合に、除氷組成物は、
そのまま、すなわち濃縮形態であるいは水で希釈して、
好ましくは1:1の希釈液として使用される。除氷剤
は、通常の装置、例えば噴霧カン等を用いて処理すべき
表面に噴霧することによって該表面に適用することがで
きる。
【実施例】本発明を実施例および比較例により詳細に説
明する。
【0018】例1 本発明による除氷組成物および着氷防止組成物を、下記
の成分すなわち80.00重量%の1,2−プロピレン
グリコール、0.05重量%のベンゾトリアゾール 0.25重量%のアルキル基における平均炭素原子数1
5のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、0.20
重量%の2モルのエチレンオキサイドでエトキシ化され
たC12/C14−脂肪アルコール、0.015重量%の水
酸化カリウムおよび19.485重量%の水を混合する
ことによって製造した(濃縮)。
【0019】この除氷組成物のpH値は9であった。保
持時間を「AEA水噴霧耐性試験(試験1)」および
「AEA高湿度耐性試験」(試験2)により、特に濃縮
配合物および水で1:1に希釈した配合物について測定
した。その値を下記に要約する。
【0020】 例1 試験1 試験2 濃縮 12分 180分超過 50:50 7分 50分超過 比較例1 エトキシ化脂肪アルコールを省いて例1を繰り返した。
従って、下記の成分、すなわち、80.00重量%の
1,2−プロピレングリコール、0.05重量%のベン
ゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび1
9.685重量%の水を混合した。
【0021】pH値9の組成物の試験を例1の通りに行
った。 比較例1 試験1 試験2 濃縮 5分 25分 50:50 3分 20分 例2 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.20重量%の2モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたC12/C14−脂肪アルコール、
0.015重量%の水酸化カリウムおよび9.495重
量%の水を混合した。
【0022】pH値9の組成物の試験を例1の通りに行
った。 例2 試験1 試験2 濃縮 11分 180分超過 50:50 5分 60分超過 比較例2 エトキシ化脂肪アルコールを省いて例2を繰り返した。
従って、下記の成分、すなわち、90.00重量%のジ
エチレングリコール、0.04重量%のベンゾトリアゾ
ール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび
9.695重量%の水を混合した。
【0023】pH値9の組成物の試験を例1の通りに行
った。 比較例2 試験1 試験2 濃縮 4分 45分 50:50 3分 23分 例3 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の8モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたターロー脂肪アルコール、0.0
15重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%の
水を混合した。
【0024】この除氷組成物のpH値は9であった。よ
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 16分 50:50 4分 例4 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の5モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたココナッツ脂肪アルコール、0.
015重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%
の水を混合した。
【0025】この除氷組成物のpH値は9であった。よ
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 17分 50:50 4分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 航空機用除氷組成物および着氷防止組
成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機用除氷(de−
icing)組成物および着氷防止(anti−ici
ng)組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】航空機用除氷組成物および着氷防止組成
物(以下、単に除氷組成物(液)または着氷防止組成物
(液)と略称する)は、一定の航空機の表面から氷、雪
および/または霜を除去し、そしてこれらの表面上にの
かかる付着物が付着するのを回避するのに使用されてい
る。着氷防止液が航空機上の氷、雪および/または霜の
再形成を防止する時間は、再氷結保護時間または保持
(holdover)時間と呼ばれている。
【0003】英国特許第1 026 150号明細書に
は、主構成成分としての水およびグリコールおよび比較
的に少量のエトキシ化脂肪アミンからなる群より選ばれ
る第3アミンおよび腐蝕防止剤少なくとも1種から本質
的に成る除氷液が記載されている。雪および氷の解凍お
よび融解における水溶性界面活性剤の強化作用について
は米国特許第3 412 030号明細書を参照された
い。
【0004】米国特許第4 585 571号明細書に
は、主成分としてのグリコールおよび3種類の特定の界
面活性剤、特に脂肪酸ダイマーから成る群より選ばれた
アニオン性界面活性剤、モノ−またはポリカーボネート
から成る群より選ばれた親水性界面活性剤および脂肪酸
ジアミンおよび親水性アルコールアミンにおける疎水性
残基のカップリング剤としての硫酸化またはスルホン化
化合物から成る群より選ばれたアニオン性親水性界面活
性剤の組み合わせから本質的に成る除氷組成物が記載さ
れている。この着氷防止液は再氷結に対して長時間の保
護効果を有していると言われているが、特にこれが複雑
な系であるゆえにさらに改善する余地がある。
【0005】特に残留時間に焦点を当てた航空機用除氷
および着氷防止液における数多くの文献は、この目的の
ために増粘剤(thickener)を推奨している。
なぜなら当業者が増粘剤を用いないと保持時間が増加で
きないということを明確に確信しているからである(例
えば、米国特許第4 358 389号明細書、ドイツ
特許出願公開第31 42 059号明細書(ダーウェ
ント(Derwent)番号AN44004K/19参
照)、米国特許第4 744 913号明細書および欧
州特許出願公告第0 360 183号明細書参照)。
従って、ここに記載されている除氷組成物は、グリコー
ル、水、増粘剤少なくとも1種、例えばポリアクリレー
トから成る群より選ばれたもの、界面活性剤少なくとも
1種、例えばスルホン酸アルキルアリールおよびオキシ
アルキル化アルコールより選ばれたもの、腐蝕防止剤お
よび場合によりpH調整剤から本質的に成る。これらの
増粘した除氷組成物は、非ニュートン流れ特性を有する
擬似塑性液体であるが、増粘していない組成物と比較し
て相当長い再氷結保護時間を有することを特徴とする。
【0006】2種類の航空機除氷液が、「ヨーロッパ・
航空機協会(AEA)の「飛行場における航空機の氷結
/着氷防止液に対する推奨(Recommendati
ons for De−/Anti−Icing of
Aircraft onthe Ground)」
(1993年3月版)で規格化されている。AEAタイ
プI液は、グリコール、水および腐蝕防止剤並びに場合
により界面活性剤およびpH調整剤から本質的になり、
そしてAEAタイプII液は、これらに加えて増粘剤か
らなる。またAEAタイプIの除氷組成物は、界面活性
剤としてジ(2−エチルヘキシル)スルホ琥珀酸ナトリ
ウムを有するいわゆる「軍規格液(Military
Specification Fluid)」でもあ
る。
【0007】航空機除氷組成物の最も重要な技術的特徴
は、過酷な気象条件下で離陸する前に翼の再氷結に対し
てできる限り長い保護効果を示すことおよび航空機の離
陸の際に航空機本体および翼から除氷組成物が良好に流
れることである。更にまた、除氷液の性質は、100℃
までの温度で保存する際およびポンプおよび噴霧カンに
より液体を剪断する(shearing)際に損なわれ
てはならない。増粘した除氷組成物がこのように保持時
間に関して要求を適切に満たすが、これらの組成物は増
粘されていない組成物よりも一般にはるかにゆっくりと
翼から流れる。これらのポリマー状増粘剤のために、タ
イプII除氷組成物は、剪断および熱に対して非常に感
応性が高いので、特別の技術的に複雑な噴霧装置がこれ
らを使用する際に要求される。これに対して、増粘され
ていないタイプI除氷組成物は、一般に剪断および温度
に対して非感応性であり、そして離陸の際に翼からより
迅速に流れる。しかしながら、これらのタイプI除氷組
成物は、再氷結に対して保護時間時間がほんの短いとい
う著しい欠点を有している。上記AEA推奨における保
持時間の測定に関する試験において、すなわち「水噴霧
耐性試験」(氷をシュミレート)および「高湿度耐性試
験」(霜の形成をシュミレート)において、各々ほんの
3分以上および20分の保護時間がタイプIに要求され
るが、各々30分以上および240分の保護時間が同一
条件下にタイプIIに要求される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、単純な方法で構成されそして保持時間が延長された
AEAタイプI除氷組成物を見出すことである。従っ
て、新規の除氷液はそのなかにタイプI液とタイプII
液との利点を、不利な性質を持つことなしに併せ持たな
ければならない。従って、消費された液体が簡単な方法
で加工されて再使用できる必要がある。
【0009】グリセロールおよび水を主成分とした本発
明の航空機用除氷組成物および着氷防止組成物は、 a) 60〜97重量%、好ましくは80〜85重量%
の、2または3個の炭素原子を有するアルキレングリコ
ールおよび4〜6個の炭素原子を有するオキシアルキレ
ングリコールから成る群から選ばれた少なくとも1種の
グリコール、 b) 0.01〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5
重量%の、脂肪アルコールおよび低分子量アルコキシド
でアルコキシ化されそして1〜10個のアルコキシド単
位を有している脂肪アルコールから成る群より選ばれた
非イオン性界面活性剤少なくとも1種、 c) 0.01〜0.8重量%、好ましくは0.03〜
0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくとも1種、および d) 全体を100重量%とする量の水(但し、重量%
は組成物の重量に基づいている)から本質的に成る。
【0010】更にまた、上記の非イオン性界面活性剤
b)とアルキルアリールスルホン酸アルカリ金属塩から
成る群より選ばれたアニオン性界面活性剤b’)との組
み合わせを同様にして0.01〜1重量%、好ましくは
0.1〜0.5重量%ので界面活性剤成分として使用す
るとよりいっそう高い保持時間が達成できることも見出
した。上記2種類の界面活性剤成分b)およびb’)
(界面活性剤b’)は特に拡散剤として作用する)は、
約1:(0.5〜1)の重量比で使用するのが好まし
く、特に好ましくは約1:1の重量比でである。
【0011】本発明の液体の成分a)は、好ましくはエ
チレングリコール、プロピレングリコール(1,2−プ
ロピレングリコールまたは1,3−プロピレングリコー
ル)、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール
またはこれらの2種またはそれ以上の組み合わせであ
り、プロピレングリコールが特に好ましい。グリコール
は、特に凍結点を低減するのに使用され、そして水と並
んで本発明液の主成分である。成分b)は、脂肪アルコ
ール、すなわちアルキル残基に6〜24個の炭素原子を
有するアルコールまたはそ1〜10分子、好ましくは1
〜8分子のアルコキシ化脂肪アルコール中の低分子量ア
ルキレンオキサイドのアルコキシレートである。低分子
量アルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドまたはこれらの混合物であることが好
ましく、エチレンオキサイドが好ましい。上記の脂肪ア
ルコール中のアルキル残基は、直鎖または分枝鎖状であ
ることができるが、直鎖残基が好ましく、飽和状態であ
るか、好ましくは1〜3個の二重結合を有する不飽和状
態である。例えば、オクチル、デシル、ドデシル、イソ
トリデシルおよびステアリルアルコール並びにオレイ
ル、ココナッツ脂肪およびターロー脂肪アルコールを例
示できる。成分b)はまた、上記の脂肪アルコールおよ
び/または脂肪アルコールアルコキシレートとの混合
物、例えばC12−アルキル残基およびC14−アルキル残
基を有する脂肪アルコール混合物(C1214−脂肪アル
コール)であってもよい。
【0012】成分b’)は、スルホネート基(SO3
またはSO3 Na基)1個以上、好ましくは1個または
2個、5〜18個、好ましくは12〜18個の炭素原子
を有するアルキル基1個以上、好ましくは1個または2
個およびベンゼン環1個以上、好ましくは1個または2
個を有するアルキルアリールスルホン酸カリウムおよび
/またはナトリウム塩である。アルキル基中の12〜1
8個の炭素原子を有するアルキルアリールスルホン酸ア
ルカリ金属(カリウムおよび/またはナトリウム)塩が
好ましい。炭化水素混合物、例えば粗製油の加工におけ
る留分として得られたものもアルキルアリールスルホン
酸塩の製造の出発物質として使用できるので、アルキル
残基もこのような混合物であってもよい。この場合炭素
原子数は12〜18であることが好ましい(すなわち平
均数15)。
【0013】成分c)は、腐蝕防止剤、例えばグリコー
ルおよび水を主成分とする液体に通常のものである。好
適な腐蝕防止剤は、燐酸アルカリ金属塩、燐酸低級アル
キルエステル、例えば燐酸エチル、燐酸ジメチル、燐酸
イソプロピル等、イミダゾール、例えば1H−イミダゾ
ール、メチルイミダゾール、ベンズイミダゾール等およ
びトリアゾール、例えばベンゾトリアゾールおよびトル
イルトリアゾールであり、トリアゾールが好ましい。
【0014】成分d)は水である。完全脱塩水を使用す
るのが好ましい。AEAタイプI除氷液のpHは、6.
5〜10でなければならず、好ましくは7〜9である。
本発明による液体がこのような値を示さない場合は好適
なpH調整剤により容易に確立できる。一般に、塩基性
化合物を液体に添加することが必要である。好適な塩基
性化合物は、アルカリ金属水酸化物、例えばNaOHお
よびKOH、アルキルアミン、例えばブチルアミン、ヘ
キシルアミン、オクチルアミンおよびイソノニルアミン
およびアルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−および
トリエタノールアミンである。アルカリ金属水酸化物が
好ましい。
【0015】本発明による除氷組成物および着氷防止組
成物は、個々の(公知および市販されている)成分を一
緒に所望の順序で混合することによって製造され、これ
は例えば攪袢機付きタンク中で行うことのできる。
【0016】本発明による除氷組成物は、増粘されてい
ない除氷液の全ての利点を有しており、そして更にAE
AタイプI液の要求される値を著しく上回った保持時間
を有している。従って、本発明による除氷組成物は、増
粘されていない液体の利点と増粘された液体の利点とを
併せ持っている。このことは予期しなかった結果であ
る。今まで、事実グリコールおよび水を主成分とする長
い保持時間は増粘剤の補助なしには達成できなかったと
当業者は確信していた。
【0017】処理すべき航空機表面の氷結を防止しかか
る表面を保存するのに使用する場合に、除氷組成物は、
そのまま、すなわち濃縮形態であるいは水で希釈して、
好ましくは1:1の希釈液として使用される。除氷組成
物(剤)は、通常の装置、例えば噴霧カン等を用いて処
理すべき表面に噴霧することによって該表面に適用する
ことができる。
【0018】
【実施例】本発明を実施例および比較例により詳細に説
明する。 例1 本発明による除氷組成物および着氷防止組成物を、下記
の成分すなわち80.00重量%の1,2−プロピレン
グリコール、0.05重量%のベンゾトリアゾール 0.25重量%のアルキル基における平均炭素原子数1
5のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、0.20
重量%の2モルのエチレンオキサイドでエトキシ化され
たC12/C14−脂肪アルコール、0.015重量%の水
酸化カリウムおよび19.485重量%の水を混合する
ことによって製造した(濃縮)。
【0019】この除氷組成物のpH値は9であった。保
持時間を「AEA水噴霧耐性試験(試験1)」および
「AEA高湿度耐性試験」(試験2)により、特に濃縮
配合物および水で1:1に希釈した配合物について測定
した。その値を下記に要約する。
【0020】 例1 試験1 試験2 濃縮 12分 180分超過 50:50 7分 50分超過 比較例1 エトキシ化脂肪アルコールを省いて例1を繰り返した。
従って、下記の成分、すなわち、80.00重量%の
1,2−プロピレングリコール、0.05重量%のベン
ゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび1
9.685重量%の水を混合した。
【0021】pH値9の組成物の試験を例1の通りに行
った。 比較例1 試験1 試験2 濃縮 5分 25分 50:50 3分 20分 例2 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.20重量%の2モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたC12/C14−脂肪アルコール、
0.015重量%の水酸化カリウムおよび9.495重
量%の水を混合した。
【0022】pH値9の組成物の試験を例1の通りに行
った。 例2 試験1 試験2 濃縮 11分 180分超過 50:50 5分 60分超過 比較例2 エトキシ化脂肪アルコールを省いて例2を繰り返した。
従って、下記の成分、すなわち、90.00重量%のジ
エチレングリコール、0.04重量%のベンゾトリアゾ
ール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび
9.695重量%の水を混合した。
【0023】pH値9の組成物の試験を例1の通りに行
った。 比較例2 試験1 試験2 濃縮 4分 45分 50:50 3分 23分 例3 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の8モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたターロー脂肪アルコール、0.0
15重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%の
水を混合した。
【0024】この除氷組成物のpH値は9であった。よ
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 16分 50:50 4分 例4 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の5モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたココナッツ脂肪アルコール、0.
015重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%
の水を混合した。
【0025】この除氷組成物のpH値は9であった。よ
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 17分 50:50 4分
【0026】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨゼフ・カプフインガー ドイツ連邦共和国、84326 フアルケンベ ルク、アルンシユトルファー・ストラー セ、7

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリセロールおよび水を主成分とし、そ
    して a) 60〜97重量%の、2または3個の炭素原子を
    有するアルキレングリコールおよび4〜6個の炭素原子
    を有するオキシアルキレングリコールから成る群から選
    ばれた少なくとも1種のグリコール、 b) 0.01〜1重量%の、脂肪アルコール、および
    低分子量アルコキシドでアルコキシ化されそして1〜1
    0個のアルコキシド単位を有している脂肪アルコールか
    ら成る群より選ばれた非イオン性界面活性剤少なくとも
    1種、 c) 0.01〜0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくと
    も1種、および d) 全体を100重量%とする量の水 (但し、重量%は組成物の重量に基づいている)から本
    質的に成る航空機用氷結合組成物および着氷組成物。
  2. 【請求項2】 a) 60〜97重量%の、2または3
    個の炭素原子を有するアルキレングリコールおよび4〜
    6個の炭素原子を有するオキシアルキレングリコールか
    ら成る群から選ばれた少なくとも1種のグリコール、 b) 0.01〜1重量%の、脂肪アルコールおよび低
    分子量アルコキシドでアルコキシ化されそして1〜10
    個のアルコキシド単位を有している脂肪アルコールから
    成る群より選ばれた非イオン性界面活性剤少なくとも1
    種、 b’)0.01〜1重量%、のアルキルアリールスルホ
    ン酸アルカリ金属塩から成る群より選ばれたアニオン性
    界面活性剤少なくとも1種、 c) 0.01〜0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくと
    も1種、および d) 全体を100重量%とする量の水(但し、重量%
    は組成物の重量に基づいている)から本質的に成る請求
    項1の航空機用氷結合組成物および着氷組成物。
  3. 【請求項3】 成分a)〜d)を下記の量、すなわち a) 80〜95重量%、 b) 0.1〜0.5重量%、 c) 0.03〜0.5重量%、および d) 全体を100重量%とする量の水で含む請求項1
    の組成物。
  4. 【請求項4】 成分a)〜d)を下記の量、すなわち a) 80〜95重量%、 b) 0.1〜0.5重量%、 b’)0.1〜0.5重量%、 c) 0.03〜0.5重量%、および d) 全体を100重量%とする量の水で含む請求項2
    の組成物。
  5. 【請求項5】 成分b’)がアルキル基中に12〜18
    個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホン酸アル
    カリ金属塩から成る群より選ばれたアニオン界面活性剤
    である請求項2または4の組成物。
  6. 【請求項6】 成分b)がC8 〜C18−脂肪アルコール
    または1〜8個のエチレンオキサイド単位でエトキシ化
    されたC8 〜C18−脂肪アルコールから成る群より選ば
    れた請求項1〜5のいずれか一つの組成物。
  7. 【請求項7】 成分c)が燐酸アルカリ金属塩、燐酸低
    級アルキルエステル、イミダゾールおよびトリアゾール
    から成る群より選ばれた腐蝕防止剤である請求項1〜5
    のいずれか一つの組成物。
  8. 【請求項8】 7〜9のpH値を有する請求項1〜7の
    いずれか一つの組成物。
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