JPH07166158A - 航空機用除氷組成物および着氷防止組成物 - Google Patents
航空機用除氷組成物および着氷防止組成物Info
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- JPH07166158A JPH07166158A JP6237549A JP23754994A JPH07166158A JP H07166158 A JPH07166158 A JP H07166158A JP 6237549 A JP6237549 A JP 6237549A JP 23754994 A JP23754994 A JP 23754994A JP H07166158 A JPH07166158 A JP H07166158A
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- C09K3/185—Thawing materials
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
または3個の炭素原子を有するアルキレングリコールお
よび4〜6個の炭素原子を有するオキシアルキレングリ
コールから成る群から選ばれた少なくとも1種のグリコ
ール、b)脂肪アルコールおよび低分子量アルコキシド
でアルコキシ化されそして1〜10個のアルコキシド単
位を有している脂肪アルコールから成る群より選ばれた
非イオン性界面活性剤少なくとも1種、場合により
b’)アルキルアリールスルホン酸アルカリ金属塩から
成る群より選ばれたアニオン性界面活性剤少なくとも1
種、c)腐蝕防止剤少なくとも1種、およびd)水から
本質的に成る航空機用除氷組成物および着氷防止組成
物。 【効果】 比較的に長い保持時間を有し、従って増粘さ
れていない航空機除氷組成物と増粘された航空機除氷組
成物の利点を併せ持っている。
Description
icing)組成物および着氷防止(anti−ici
ng)組成物に関する。
(以下、単に除氷組成物または着氷防止液と略称する)
は、一定の航空機の表面から氷、雪および/または霜を
除去し、そしてこれらの表面上にのかかる付着物が付着
するのを回避するのに使用されている。着氷防止液が航
空機上の氷、雪および/または霜の再形成を防止する時
間は、再氷結保護時間または保持(holdover)
時間と呼ばれている。
は、主構成成分としての水およびグリコールおよび比較
的に少量のエトキシ化脂肪アミンからなる群より選ばれ
る第3アミンおよび腐蝕防止剤少なくとも1種から本質
的に成る除氷液が記載されている。雪および氷の解凍お
よび融解における水溶性界面活性剤の強化作用について
は米国特許第3 412 030号明細書を参照された
い。
は、主成分としてのグリコールおよび3種類の特定の界
面活性剤、特に脂肪酸ダイマーから成る群より選ばれた
アニオン性界面活性剤、モノ−またはポリカーボネート
から成る群より選ばれた親水性界面活性剤および脂肪酸
ジアミンおよび親水性アルコールアミンにおける疎水性
残基のカップリング剤としての硫酸化またはスルホン化
化合物から成る群より選ばれたアニオン性親水性界面活
性剤の組み合わせから本質的に成る除氷組成物が記載さ
れている。この着氷防止液は再氷結に対して長時間の保
護効果を有していると言われているが、特にこれが複雑
な系であるゆえにさらに改善する余地がある。
および着氷防止液における数多くの文献は、この目的の
ために増粘剤(thickener)を推奨している。
なぜなら当業者が増粘剤を用いないと保持時間が増加で
きないということを明確に確信しているからである(例
えば、米国特許第4 358 389号明細書、ドイツ
特許出願公開第31 42 059号明細書(ダーウェ
ント(Derwent)番号AN44004K/19参
照)、米国特許第4 744 913号明細書および欧
州特許出願公告第0 360 183号明細書参照)。
従って、ここに記載されている除氷組成物は、グリコー
ル、水、増粘剤少なくとも1種、例えばポリアクリレー
トから成る群より選ばれたもの、界面活性剤少なくとも
1種、例えばスルホン酸アルキルアリールおよびオキシ
アルキル化アルコールより選ばれたもの、腐蝕防止剤お
よび場合によりpH調整剤から本質的に成る。これらの
増粘した除氷組成物は、非ニュートン流れ特性を有する
擬似塑性液体であるが、増粘していない組成物と比較し
て相当長い再氷結保護時間を有することを特徴とする。
航空機協会(AEA)の「飛行場における航空機の氷結
/着氷防止液に対する推奨(Recommendati
ons for De−/Anti−Icing of
Aircraft onthe Ground)」
(1993年3月版)で規格化されている。AEAタイ
プI液は、グリコール、水および腐蝕防止剤並びに場合
により界面活性剤およびpH調整剤から本質的になり、
そしてAEAタイプII液は、これらに加えて増粘剤か
らなる。またAEAタイプIの除氷組成物は、界面活性
剤としてジ(2−エチルヘキシル)スルホ琥珀酸ナトリ
ウムを有するいわゆる「軍規格液(Military
Specification Fluid)」でもあ
る。
は、過酷な気象条件下で離陸する前に翼の再氷結に対し
てできる限り長い保護効果を示すことおよび航空機の離
陸の際に航空機本体および翼から除氷組成物が良好に流
れることである。更にまた、除氷液の性質は、100℃
までの温度で保存する際およびポンプおよび噴霧カンに
より液体を剪断する(shearing)際に損なわれ
てはならない。増粘した除氷組成物がこのように保持時
間に関して要求を適切に満たすが、これらの組成物は増
粘されていない組成物よりも一般にはるかにゆっくりと
翼から流れる。これらのポリマー状増粘剤のために、タ
イプII除氷組成物は、剪断および熱に対して非常に感
応性が高いので、特別の技術的に複雑な噴霧装置がこれ
らを使用する際に要求される。これに対して、増粘され
ていないタイプI除氷組成物は、一般に剪断および温度
に対して非感応性であり、そして離陸の際に翼からより
迅速に流れる。しかしながら、これらのタイプI除氷組
成物は、再氷結に対して保護時間時間がほんの短いとい
う著しい欠点を有している。上記AEA推奨における保
持時間の測定に関する試験において、すなわち「水噴霧
耐性試験」(氷をシュミレート)および「高湿度耐性試
験」(霜の形成をシュミレート)において、各々ほんの
3分以上および20分の保護時間がタイプIに要求され
るが、各々30分以上および240分の保護時間が同一
条件下にタイプIIに要求される。
は、単純な方法で構成されそして保持時間が延長された
AEAタイプI除氷組成物を見出すことである。従っ
て、新規の除氷液はそのなかにタイプI液とタイプII
液との利点を、不利な性質を持つことなしに併せ持たな
ければならない。従って、消費された液体が簡単な方法
で加工されて再使用できる必要がある。
明の航空機用氷結合組成物および着氷組成物は、 a) 60〜97重量%、好ましくは80〜85重量%
の、2または3個の炭素原子を有するアルキレングリコ
ールおよび4〜6個の炭素原子を有するオキシアルキレ
ングリコールから成る群から選ばれた少なくとも1種の
グリコール、 b) 0.01〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5
重量%の、脂肪アルコールおよび低分子量アルコキシド
でアルコキシ化されそして1〜10個のアルコキシド単
位を有している脂肪アルコールから成る群より選ばれた
非イオン性界面活性剤少なくとも1種、 c) 0.01〜0.8重量%、好ましくは0.03〜
0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくとも1種、および d) 全体を100重量%とする量の水(但し、重量%
は組成物の重量に基づいている)から本質的に成る。
b)とアルキルアリールスルホン酸アルカリ金属塩から
成る群より選ばれたアニオン性界面活性剤b’)との組
み合わせを同様にして0.01〜1重量%、好ましくは
0.1〜0.5重量%ので界面活性剤成分として使用す
るとよりいっそう高い保持時間が達成できることも見出
した。上記2種類の界面活性剤成分b)およびb’)
(界面活性剤b’)は特に拡散剤として作用する)は、
約1:(0.5〜1)の重量比で使用するのが好まし
く、特に好ましくは約1:1の重量比でである。
チレングリコール、プロピレングリコール(1,2−プ
ロピレングリコールまたは1,3−プロピレングリコー
ル)、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール
またはこれらの2種またはそれ以上の組み合わせであ
り、プロピレングリコールが特に好ましい。グリコール
は、特に凍結点を低減するのに使用され、そして水と並
んで本発明液の主成分である。成分b)は、脂肪アルコ
ール、すなわちアルキル残基に6〜24個の炭素原子を
有するアルコールまたはそ1〜10分子、好ましくは1
〜8分子のアルコキシ化脂肪アルコール中の低分子量ア
ルキレンオキサイドのアルコキシレートである。低分子
量アルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドまたはこれらの混合物であることが好
ましく、エチレンオキサイドが好ましい。上記の脂肪ア
ルコール中のアルキル残基は、直鎖または分枝鎖状であ
ることができるが、直鎖残基が好ましく、飽和状態であ
るか、好ましくは1〜3個の二重結合を有する不飽和状
態である。例えば、オクチル、デシル、ドデシル、イソ
トリデシルおよびステアリルアルコール並びにオレイ
ル、ココナッツ脂肪およびターロー脂肪アルコールを例
示できる。成分b)はまた、上記の脂肪アルコールおよ
び/または脂肪アルコールアルコキシレートとの混合
物、例えばC12−アルキル残基およびC14−アルキル残
基を有する脂肪アルコール混合物(C12/14−脂肪アル
コール)であってもよい。
またはSO3 Na基)1個以上、好ましくは1個または
2個、5〜18個、好ましくは12〜18個の炭素原子
を有するアルキル基1個以上、好ましくは1個または2
個およびベンゼン環1個以上、好ましくは1個または2
個を有するアルキルアリールスルホン酸カリウムおよび
/またはナトリウム塩である。アルキル基中の12〜1
8個の炭素原子を有するアルキルアリールスルホン酸ア
ルカリ金属(カリウムおよび/またはナトリウム)塩が
好ましい。炭化水素混合物、例えば粗製油の加工におけ
る留分として得られたものもアルキルアリールスルホン
酸塩の製造の出発物質として使用できるので、アルキル
残基もこのような混合物であってもよい。この場合炭素
原子数は12〜18であることが好ましい(すなわち平
均数15)。
ルおよび水を主成分とする液体に通常のものである。好
適な腐蝕防止剤は、燐酸アルカリ金属塩、燐酸低級アル
キルエステル、例えば燐酸エチル、燐酸ジメチル、燐酸
イソプロピル等、イミダゾール、例えば1H−イミダゾ
ール、メチルイミダゾール、ベンズイミダゾール等およ
びトリアゾール、例えばベンゾトリアゾールおよびトル
イルトリアゾールであり、トリアゾールが好ましい。
るのが好ましい。AEAタイプI除氷液のpHは、6.
5〜10でなければならず、好ましくは7〜9である。
本発明による液体がこのような値を示さない場合は好適
なpH調整剤により容易に確立できる。一般に、塩基性
化合物を液体に添加することが必要である。好適な塩基
性化合物は、アルカリ金属水酸化物、例えばNaOHお
よびKOH、アルキルアミン、例えばブチルアミン、ヘ
キシルアミン、オクチルアミンおよびイソノニルアミン
およびアルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−および
トリエタノールアミンである。アルカリ金属水酸化物が
好ましい。
成物は、個々の(公知および市販されている)成分を一
緒に所望の順序で混合することによって製造され、これ
は例えば攪袢機付きタンク中で行うことのできる。
ない除氷液の全ての利点を有しており、そして更にAE
AタイプI液の要求される値を著しく上回った保持時間
を有している。従って、本発明による除氷組成物は、増
粘されていない液体の利点と増粘された液体の利点とを
併せ持っている。このことは予期しなかった結果であ
る。今まで、事実グリコールおよび水を主成分とする長
い保持時間は増粘剤の補助なしには達成できなかったと
当業者は確信していた。
る表面を保存するのに使用する場合に、除氷組成物は、
そのまま、すなわち濃縮形態であるいは水で希釈して、
好ましくは1:1の希釈液として使用される。除氷剤
は、通常の装置、例えば噴霧カン等を用いて処理すべき
表面に噴霧することによって該表面に適用することがで
きる。
明する。
の成分すなわち80.00重量%の1,2−プロピレン
グリコール、0.05重量%のベンゾトリアゾール 0.25重量%のアルキル基における平均炭素原子数1
5のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、0.20
重量%の2モルのエチレンオキサイドでエトキシ化され
たC12/C14−脂肪アルコール、0.015重量%の水
酸化カリウムおよび19.485重量%の水を混合する
ことによって製造した(濃縮)。
持時間を「AEA水噴霧耐性試験(試験1)」および
「AEA高湿度耐性試験」(試験2)により、特に濃縮
配合物および水で1:1に希釈した配合物について測定
した。その値を下記に要約する。
従って、下記の成分、すなわち、80.00重量%の
1,2−プロピレングリコール、0.05重量%のベン
ゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび1
9.685重量%の水を混合した。
った。 比較例1 試験1 試験2 濃縮 5分 25分 50:50 3分 20分 例2 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.20重量%の2モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたC12/C14−脂肪アルコール、
0.015重量%の水酸化カリウムおよび9.495重
量%の水を混合した。
った。 例2 試験1 試験2 濃縮 11分 180分超過 50:50 5分 60分超過 比較例2 エトキシ化脂肪アルコールを省いて例2を繰り返した。
従って、下記の成分、すなわち、90.00重量%のジ
エチレングリコール、0.04重量%のベンゾトリアゾ
ール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび
9.695重量%の水を混合した。
った。 比較例2 試験1 試験2 濃縮 4分 45分 50:50 3分 23分 例3 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の8モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたターロー脂肪アルコール、0.0
15重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%の
水を混合した。
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 16分 50:50 4分 例4 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の5モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたココナッツ脂肪アルコール、0.
015重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%
の水を混合した。
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 17分 50:50 4分
成物
icing)組成物および着氷防止(anti−ici
ng)組成物に関する。
物(以下、単に除氷組成物(液)または着氷防止組成物
(液)と略称する)は、一定の航空機の表面から氷、雪
および/または霜を除去し、そしてこれらの表面上にの
かかる付着物が付着するのを回避するのに使用されてい
る。着氷防止液が航空機上の氷、雪および/または霜の
再形成を防止する時間は、再氷結保護時間または保持
(holdover)時間と呼ばれている。
は、主構成成分としての水およびグリコールおよび比較
的に少量のエトキシ化脂肪アミンからなる群より選ばれ
る第3アミンおよび腐蝕防止剤少なくとも1種から本質
的に成る除氷液が記載されている。雪および氷の解凍お
よび融解における水溶性界面活性剤の強化作用について
は米国特許第3 412 030号明細書を参照された
い。
は、主成分としてのグリコールおよび3種類の特定の界
面活性剤、特に脂肪酸ダイマーから成る群より選ばれた
アニオン性界面活性剤、モノ−またはポリカーボネート
から成る群より選ばれた親水性界面活性剤および脂肪酸
ジアミンおよび親水性アルコールアミンにおける疎水性
残基のカップリング剤としての硫酸化またはスルホン化
化合物から成る群より選ばれたアニオン性親水性界面活
性剤の組み合わせから本質的に成る除氷組成物が記載さ
れている。この着氷防止液は再氷結に対して長時間の保
護効果を有していると言われているが、特にこれが複雑
な系であるゆえにさらに改善する余地がある。
および着氷防止液における数多くの文献は、この目的の
ために増粘剤(thickener)を推奨している。
なぜなら当業者が増粘剤を用いないと保持時間が増加で
きないということを明確に確信しているからである(例
えば、米国特許第4 358 389号明細書、ドイツ
特許出願公開第31 42 059号明細書(ダーウェ
ント(Derwent)番号AN44004K/19参
照)、米国特許第4 744 913号明細書および欧
州特許出願公告第0 360 183号明細書参照)。
従って、ここに記載されている除氷組成物は、グリコー
ル、水、増粘剤少なくとも1種、例えばポリアクリレー
トから成る群より選ばれたもの、界面活性剤少なくとも
1種、例えばスルホン酸アルキルアリールおよびオキシ
アルキル化アルコールより選ばれたもの、腐蝕防止剤お
よび場合によりpH調整剤から本質的に成る。これらの
増粘した除氷組成物は、非ニュートン流れ特性を有する
擬似塑性液体であるが、増粘していない組成物と比較し
て相当長い再氷結保護時間を有することを特徴とする。
航空機協会(AEA)の「飛行場における航空機の氷結
/着氷防止液に対する推奨(Recommendati
ons for De−/Anti−Icing of
Aircraft onthe Ground)」
(1993年3月版)で規格化されている。AEAタイ
プI液は、グリコール、水および腐蝕防止剤並びに場合
により界面活性剤およびpH調整剤から本質的になり、
そしてAEAタイプII液は、これらに加えて増粘剤か
らなる。またAEAタイプIの除氷組成物は、界面活性
剤としてジ(2−エチルヘキシル)スルホ琥珀酸ナトリ
ウムを有するいわゆる「軍規格液(Military
Specification Fluid)」でもあ
る。
は、過酷な気象条件下で離陸する前に翼の再氷結に対し
てできる限り長い保護効果を示すことおよび航空機の離
陸の際に航空機本体および翼から除氷組成物が良好に流
れることである。更にまた、除氷液の性質は、100℃
までの温度で保存する際およびポンプおよび噴霧カンに
より液体を剪断する(shearing)際に損なわれ
てはならない。増粘した除氷組成物がこのように保持時
間に関して要求を適切に満たすが、これらの組成物は増
粘されていない組成物よりも一般にはるかにゆっくりと
翼から流れる。これらのポリマー状増粘剤のために、タ
イプII除氷組成物は、剪断および熱に対して非常に感
応性が高いので、特別の技術的に複雑な噴霧装置がこれ
らを使用する際に要求される。これに対して、増粘され
ていないタイプI除氷組成物は、一般に剪断および温度
に対して非感応性であり、そして離陸の際に翼からより
迅速に流れる。しかしながら、これらのタイプI除氷組
成物は、再氷結に対して保護時間時間がほんの短いとい
う著しい欠点を有している。上記AEA推奨における保
持時間の測定に関する試験において、すなわち「水噴霧
耐性試験」(氷をシュミレート)および「高湿度耐性試
験」(霜の形成をシュミレート)において、各々ほんの
3分以上および20分の保護時間がタイプIに要求され
るが、各々30分以上および240分の保護時間が同一
条件下にタイプIIに要求される。
は、単純な方法で構成されそして保持時間が延長された
AEAタイプI除氷組成物を見出すことである。従っ
て、新規の除氷液はそのなかにタイプI液とタイプII
液との利点を、不利な性質を持つことなしに併せ持たな
ければならない。従って、消費された液体が簡単な方法
で加工されて再使用できる必要がある。
明の航空機用除氷組成物および着氷防止組成物は、 a) 60〜97重量%、好ましくは80〜85重量%
の、2または3個の炭素原子を有するアルキレングリコ
ールおよび4〜6個の炭素原子を有するオキシアルキレ
ングリコールから成る群から選ばれた少なくとも1種の
グリコール、 b) 0.01〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5
重量%の、脂肪アルコールおよび低分子量アルコキシド
でアルコキシ化されそして1〜10個のアルコキシド単
位を有している脂肪アルコールから成る群より選ばれた
非イオン性界面活性剤少なくとも1種、 c) 0.01〜0.8重量%、好ましくは0.03〜
0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくとも1種、および d) 全体を100重量%とする量の水(但し、重量%
は組成物の重量に基づいている)から本質的に成る。
b)とアルキルアリールスルホン酸アルカリ金属塩から
成る群より選ばれたアニオン性界面活性剤b’)との組
み合わせを同様にして0.01〜1重量%、好ましくは
0.1〜0.5重量%ので界面活性剤成分として使用す
るとよりいっそう高い保持時間が達成できることも見出
した。上記2種類の界面活性剤成分b)およびb’)
(界面活性剤b’)は特に拡散剤として作用する)は、
約1:(0.5〜1)の重量比で使用するのが好まし
く、特に好ましくは約1:1の重量比でである。
チレングリコール、プロピレングリコール(1,2−プ
ロピレングリコールまたは1,3−プロピレングリコー
ル)、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール
またはこれらの2種またはそれ以上の組み合わせであ
り、プロピレングリコールが特に好ましい。グリコール
は、特に凍結点を低減するのに使用され、そして水と並
んで本発明液の主成分である。成分b)は、脂肪アルコ
ール、すなわちアルキル残基に6〜24個の炭素原子を
有するアルコールまたはそ1〜10分子、好ましくは1
〜8分子のアルコキシ化脂肪アルコール中の低分子量ア
ルキレンオキサイドのアルコキシレートである。低分子
量アルキレンオキサイドは、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドまたはこれらの混合物であることが好
ましく、エチレンオキサイドが好ましい。上記の脂肪ア
ルコール中のアルキル残基は、直鎖または分枝鎖状であ
ることができるが、直鎖残基が好ましく、飽和状態であ
るか、好ましくは1〜3個の二重結合を有する不飽和状
態である。例えば、オクチル、デシル、ドデシル、イソ
トリデシルおよびステアリルアルコール並びにオレイ
ル、ココナッツ脂肪およびターロー脂肪アルコールを例
示できる。成分b)はまた、上記の脂肪アルコールおよ
び/または脂肪アルコールアルコキシレートとの混合
物、例えばC12−アルキル残基およびC14−アルキル残
基を有する脂肪アルコール混合物(C12/14−脂肪アル
コール)であってもよい。
またはSO3 Na基)1個以上、好ましくは1個または
2個、5〜18個、好ましくは12〜18個の炭素原子
を有するアルキル基1個以上、好ましくは1個または2
個およびベンゼン環1個以上、好ましくは1個または2
個を有するアルキルアリールスルホン酸カリウムおよび
/またはナトリウム塩である。アルキル基中の12〜1
8個の炭素原子を有するアルキルアリールスルホン酸ア
ルカリ金属(カリウムおよび/またはナトリウム)塩が
好ましい。炭化水素混合物、例えば粗製油の加工におけ
る留分として得られたものもアルキルアリールスルホン
酸塩の製造の出発物質として使用できるので、アルキル
残基もこのような混合物であってもよい。この場合炭素
原子数は12〜18であることが好ましい(すなわち平
均数15)。
ルおよび水を主成分とする液体に通常のものである。好
適な腐蝕防止剤は、燐酸アルカリ金属塩、燐酸低級アル
キルエステル、例えば燐酸エチル、燐酸ジメチル、燐酸
イソプロピル等、イミダゾール、例えば1H−イミダゾ
ール、メチルイミダゾール、ベンズイミダゾール等およ
びトリアゾール、例えばベンゾトリアゾールおよびトル
イルトリアゾールであり、トリアゾールが好ましい。
るのが好ましい。AEAタイプI除氷液のpHは、6.
5〜10でなければならず、好ましくは7〜9である。
本発明による液体がこのような値を示さない場合は好適
なpH調整剤により容易に確立できる。一般に、塩基性
化合物を液体に添加することが必要である。好適な塩基
性化合物は、アルカリ金属水酸化物、例えばNaOHお
よびKOH、アルキルアミン、例えばブチルアミン、ヘ
キシルアミン、オクチルアミンおよびイソノニルアミン
およびアルカノールアミン、例えばモノ−、ジ−および
トリエタノールアミンである。アルカリ金属水酸化物が
好ましい。
成物は、個々の(公知および市販されている)成分を一
緒に所望の順序で混合することによって製造され、これ
は例えば攪袢機付きタンク中で行うことのできる。
ない除氷液の全ての利点を有しており、そして更にAE
AタイプI液の要求される値を著しく上回った保持時間
を有している。従って、本発明による除氷組成物は、増
粘されていない液体の利点と増粘された液体の利点とを
併せ持っている。このことは予期しなかった結果であ
る。今まで、事実グリコールおよび水を主成分とする長
い保持時間は増粘剤の補助なしには達成できなかったと
当業者は確信していた。
る表面を保存するのに使用する場合に、除氷組成物は、
そのまま、すなわち濃縮形態であるいは水で希釈して、
好ましくは1:1の希釈液として使用される。除氷組成
物(剤)は、通常の装置、例えば噴霧カン等を用いて処
理すべき表面に噴霧することによって該表面に適用する
ことができる。
明する。 例1 本発明による除氷組成物および着氷防止組成物を、下記
の成分すなわち80.00重量%の1,2−プロピレン
グリコール、0.05重量%のベンゾトリアゾール 0.25重量%のアルキル基における平均炭素原子数1
5のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、0.20
重量%の2モルのエチレンオキサイドでエトキシ化され
たC12/C14−脂肪アルコール、0.015重量%の水
酸化カリウムおよび19.485重量%の水を混合する
ことによって製造した(濃縮)。
持時間を「AEA水噴霧耐性試験(試験1)」および
「AEA高湿度耐性試験」(試験2)により、特に濃縮
配合物および水で1:1に希釈した配合物について測定
した。その値を下記に要約する。
従って、下記の成分、すなわち、80.00重量%の
1,2−プロピレングリコール、0.05重量%のベン
ゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび1
9.685重量%の水を混合した。
った。 比較例1 試験1 試験2 濃縮 5分 25分 50:50 3分 20分 例2 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.20重量%の2モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたC12/C14−脂肪アルコール、
0.015重量%の水酸化カリウムおよび9.495重
量%の水を混合した。
った。 例2 試験1 試験2 濃縮 11分 180分超過 50:50 5分 60分超過 比較例2 エトキシ化脂肪アルコールを省いて例2を繰り返した。
従って、下記の成分、すなわち、90.00重量%のジ
エチレングリコール、0.04重量%のベンゾトリアゾ
ール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.015重量%の水酸化カリウムおよび
9.695重量%の水を混合した。
った。 比較例2 試験1 試験2 濃縮 4分 45分 50:50 3分 23分 例3 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の8モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたターロー脂肪アルコール、0.0
15重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%の
水を混合した。
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 16分 50:50 4分 例4 本発明による本例において、下記成分、すなわち90.
00重量%のジエチレングリコール、0.04重量%の
ベンゾトリアゾール 0.25重量%の例1のアルキルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム、0.40重量%の5モルのエチレンオキサイ
ドでエトキシ化されたココナッツ脂肪アルコール、0.
015重量%の水酸化カリウムおよび9.295重量%
の水を混合した。
り重要な試験1だけ試験した。 例4 試験1 濃縮 17分 50:50 4分
Claims (8)
- 【請求項1】 グリセロールおよび水を主成分とし、そ
して a) 60〜97重量%の、2または3個の炭素原子を
有するアルキレングリコールおよび4〜6個の炭素原子
を有するオキシアルキレングリコールから成る群から選
ばれた少なくとも1種のグリコール、 b) 0.01〜1重量%の、脂肪アルコール、および
低分子量アルコキシドでアルコキシ化されそして1〜1
0個のアルコキシド単位を有している脂肪アルコールか
ら成る群より選ばれた非イオン性界面活性剤少なくとも
1種、 c) 0.01〜0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくと
も1種、および d) 全体を100重量%とする量の水 (但し、重量%は組成物の重量に基づいている)から本
質的に成る航空機用氷結合組成物および着氷組成物。 - 【請求項2】 a) 60〜97重量%の、2または3
個の炭素原子を有するアルキレングリコールおよび4〜
6個の炭素原子を有するオキシアルキレングリコールか
ら成る群から選ばれた少なくとも1種のグリコール、 b) 0.01〜1重量%の、脂肪アルコールおよび低
分子量アルコキシドでアルコキシ化されそして1〜10
個のアルコキシド単位を有している脂肪アルコールから
成る群より選ばれた非イオン性界面活性剤少なくとも1
種、 b’)0.01〜1重量%、のアルキルアリールスルホ
ン酸アルカリ金属塩から成る群より選ばれたアニオン性
界面活性剤少なくとも1種、 c) 0.01〜0.8重量%の、腐蝕防止剤少なくと
も1種、および d) 全体を100重量%とする量の水(但し、重量%
は組成物の重量に基づいている)から本質的に成る請求
項1の航空機用氷結合組成物および着氷組成物。 - 【請求項3】 成分a)〜d)を下記の量、すなわち a) 80〜95重量%、 b) 0.1〜0.5重量%、 c) 0.03〜0.5重量%、および d) 全体を100重量%とする量の水で含む請求項1
の組成物。 - 【請求項4】 成分a)〜d)を下記の量、すなわち a) 80〜95重量%、 b) 0.1〜0.5重量%、 b’)0.1〜0.5重量%、 c) 0.03〜0.5重量%、および d) 全体を100重量%とする量の水で含む請求項2
の組成物。 - 【請求項5】 成分b’)がアルキル基中に12〜18
個の炭素原子を有するアルキルベンゼンスルホン酸アル
カリ金属塩から成る群より選ばれたアニオン界面活性剤
である請求項2または4の組成物。 - 【請求項6】 成分b)がC8 〜C18−脂肪アルコール
または1〜8個のエチレンオキサイド単位でエトキシ化
されたC8 〜C18−脂肪アルコールから成る群より選ば
れた請求項1〜5のいずれか一つの組成物。 - 【請求項7】 成分c)が燐酸アルカリ金属塩、燐酸低
級アルキルエステル、イミダゾールおよびトリアゾール
から成る群より選ばれた腐蝕防止剤である請求項1〜5
のいずれか一つの組成物。 - 【請求項8】 7〜9のpH値を有する請求項1〜7の
いずれか一つの組成物。
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