JPH0716556A - ごみ処理方法 - Google Patents
ごみ処理方法Info
- Publication number
- JPH0716556A JPH0716556A JP5051521A JP5152193A JPH0716556A JP H0716556 A JPH0716556 A JP H0716556A JP 5051521 A JP5051521 A JP 5051521A JP 5152193 A JP5152193 A JP 5152193A JP H0716556 A JPH0716556 A JP H0716556A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waste
- treatment plant
- polymer
- woven fabric
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】底面に汚水処理場に連結された排水口を有し、
防水性シートが敷設されているごみ処理場に、ごみを堆
積し、その上に、織物、不織布、編物、網状物または穴
あき膜状物と光崩壊性ポリマー膜状物をそれぞれ被覆す
るか、現場で両者を一体化したキャッピングシートを被
覆することを繰り返すごみ処理方法。 【効果】キャッピングシート被覆初期には雨水をごみ中
に浸透させず、ごみからの悪臭等を周囲に発散させず、
時間の経過後、雨水の浸透はごみ全体に均一に起こるた
め、短時間に大量の雨水がごみ中に浸透することも、有
害な水溶性成分が一時に溶出することもなく、汚水処理
場の処理能力を越えることがない。しかも、キャッピン
グシートの各素材を別々に製造し、現場に搬入できるの
で、省力化、省スペース化、コストダウンが図れる。
防水性シートが敷設されているごみ処理場に、ごみを堆
積し、その上に、織物、不織布、編物、網状物または穴
あき膜状物と光崩壊性ポリマー膜状物をそれぞれ被覆す
るか、現場で両者を一体化したキャッピングシートを被
覆することを繰り返すごみ処理方法。 【効果】キャッピングシート被覆初期には雨水をごみ中
に浸透させず、ごみからの悪臭等を周囲に発散させず、
時間の経過後、雨水の浸透はごみ全体に均一に起こるた
め、短時間に大量の雨水がごみ中に浸透することも、有
害な水溶性成分が一時に溶出することもなく、汚水処理
場の処理能力を越えることがない。しかも、キャッピン
グシートの各素材を別々に製造し、現場に搬入できるの
で、省力化、省スペース化、コストダウンが図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はごみ処理場に廃棄された
ごみの処理方法に関する。
ごみの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、日本の経済は発展の一途をたど
り、それに伴い都市に人口が集中し、生産活動、消費活
動も活発になり、これに比例して紙くず、木くず、繊維
くず、ガラスくず、陶磁器くず、ゴムくず、金属くず、
建設廃材、廃プラスチック類、鉱滓、汚泥、家庭や飲食
店からの野菜、果物、穀類、肉類、魚介類、油脂類の調
理残渣、食べ残された食品類、食品製造工場からの動植
物性廃棄物等のごみが大量に発生し、問題となってい
る。これらのごみは焼却施設で焼却されたり、分別され
て資源回収される場合もあるが、前者は焼却施設を設置
しなければならず、臭いや煙等の発生のため付近の住民
からの反対もあり施設数も限られ、後者ではプラスチッ
ク、金属、紙などの比較的高価な材料が回収されるだけ
で、他の価値の低い材料は回収コストを回収できないの
で、廃棄する以外方法がなく、特に食品残渣や生ごみ類
はそのまま、ごみ処理場に廃棄される場合が多く、悪臭
や飛散の問題、犬、猫および鳥類がごみ中の食物を猟食
する問題は深刻である。上記のように、ごみの量は年々
増大し、ごみはかさばるので、ごみ処理場に搬入する前
に焼却炉で部分的に燃焼させて容量を減少させ、ごみ処
理場の早期安定化を測り埋立地として土地の有効利用を
図っている。しかしながら、ごみの中には塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂などが10数%混ざっており、
これらを燃焼させると塩化水素を発生するので、消石
灰、生石灰、苛性ソーダ、ドロマイト等を投入して中和
している。中和物である塩化カルシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化マグネシウム等はそのままカ焼物としてごみと
一緒にごみ処理場に捨てられる場合が多い。これらカ焼
物は雨水に容易に溶解し、ごみ処理場に連結された汚水
処理場に流入するが、その流入量は汚水処理場の処理能
力を越えている場合が多く、河川や田畑にオーバーフロ
ーして未処理のまま流入し、作物や魚介類に被害をもた
らしたり、場合によっては下流の河川水を利用する工
場、浄水場に被害を与えることもある。また、ごみの中
には家庭や飲食店からの野菜、果物、穀類、肉類、魚介
類、油脂類の調理残渣、食べ残された食品類、食品製造
工場からの動植物性廃棄物等から発生する水溶性物質が
大量に存在し、これらも雨水により大量に汚水処理場に
もたらされ、上記の塩化カルシウム、塩化ナトリウム、
塩化マグネシウム等と同様の被害をもたらしている。
り、それに伴い都市に人口が集中し、生産活動、消費活
動も活発になり、これに比例して紙くず、木くず、繊維
くず、ガラスくず、陶磁器くず、ゴムくず、金属くず、
建設廃材、廃プラスチック類、鉱滓、汚泥、家庭や飲食
店からの野菜、果物、穀類、肉類、魚介類、油脂類の調
理残渣、食べ残された食品類、食品製造工場からの動植
物性廃棄物等のごみが大量に発生し、問題となってい
る。これらのごみは焼却施設で焼却されたり、分別され
て資源回収される場合もあるが、前者は焼却施設を設置
しなければならず、臭いや煙等の発生のため付近の住民
からの反対もあり施設数も限られ、後者ではプラスチッ
ク、金属、紙などの比較的高価な材料が回収されるだけ
で、他の価値の低い材料は回収コストを回収できないの
で、廃棄する以外方法がなく、特に食品残渣や生ごみ類
はそのまま、ごみ処理場に廃棄される場合が多く、悪臭
や飛散の問題、犬、猫および鳥類がごみ中の食物を猟食
する問題は深刻である。上記のように、ごみの量は年々
増大し、ごみはかさばるので、ごみ処理場に搬入する前
に焼却炉で部分的に燃焼させて容量を減少させ、ごみ処
理場の早期安定化を測り埋立地として土地の有効利用を
図っている。しかしながら、ごみの中には塩化ビニル樹
脂、塩化ビニリデン樹脂などが10数%混ざっており、
これらを燃焼させると塩化水素を発生するので、消石
灰、生石灰、苛性ソーダ、ドロマイト等を投入して中和
している。中和物である塩化カルシウム、塩化ナトリウ
ム、塩化マグネシウム等はそのままカ焼物としてごみと
一緒にごみ処理場に捨てられる場合が多い。これらカ焼
物は雨水に容易に溶解し、ごみ処理場に連結された汚水
処理場に流入するが、その流入量は汚水処理場の処理能
力を越えている場合が多く、河川や田畑にオーバーフロ
ーして未処理のまま流入し、作物や魚介類に被害をもた
らしたり、場合によっては下流の河川水を利用する工
場、浄水場に被害を与えることもある。また、ごみの中
には家庭や飲食店からの野菜、果物、穀類、肉類、魚介
類、油脂類の調理残渣、食べ残された食品類、食品製造
工場からの動植物性廃棄物等から発生する水溶性物質が
大量に存在し、これらも雨水により大量に汚水処理場に
もたらされ、上記の塩化カルシウム、塩化ナトリウム、
塩化マグネシウム等と同様の被害をもたらしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況を考慮
して、本発明者等は、ごみ処理場への降雨をなるべくご
みに接触させずに、ごみ処理場の系外に排出させ、そし
てごみ上への降雨は徐々にごみ中を通過させ、一度に大
量の処理物質を汚水処理場にもたらさないようにする方
法を見出し、先に特許出願した(特願平3−26522
3号)。該特許出願の要旨はその請求項1に示すとお
り、「底面に汚水処理場に連結された排水口を有し、側
面は階段状でその平面部に排水溝を有し、底面および側
面上には防水性シートが敷設されているごみ処理場に、
ごみを堆積し、その上に、ポリオレフィンからなる織
物、不織布、編物または網状物に光崩壊性ポリマーをコ
ーティングしたキャッピングシートを被覆し、雨水を平
準化してごみ中に流入させ排水口から汚水処理場に送る
ことを特徴とするごみ処理方法」であるが、さらに、そ
の後、上記においてポリオレフィン以外の素材について
も試験を行ったところ、良好な結果を与える素材を見出
し、これを本願と同日出願した。しかしながら、キャッ
ピングシートを上記特許出願のように予め工場で生産し
たものは、量がかさばり、取扱いが難しく、コストアッ
プになる。従って、本発明の課題は、ごみの中に含有さ
れる水溶性物質の雨水による流出を汚水処理場の処理能
力以内になるように、該水溶性物質を徐々にごみから溶
解させ、かつ、ごみの悪臭、飛散を防止し、犬、猫およ
び鳥類がごみ中の食物を猟食することを防止して環境保
護に貢献し、しかも、操作が容易で、コストが低いごみ
処理方法の提供である。
して、本発明者等は、ごみ処理場への降雨をなるべくご
みに接触させずに、ごみ処理場の系外に排出させ、そし
てごみ上への降雨は徐々にごみ中を通過させ、一度に大
量の処理物質を汚水処理場にもたらさないようにする方
法を見出し、先に特許出願した(特願平3−26522
3号)。該特許出願の要旨はその請求項1に示すとお
り、「底面に汚水処理場に連結された排水口を有し、側
面は階段状でその平面部に排水溝を有し、底面および側
面上には防水性シートが敷設されているごみ処理場に、
ごみを堆積し、その上に、ポリオレフィンからなる織
物、不織布、編物または網状物に光崩壊性ポリマーをコ
ーティングしたキャッピングシートを被覆し、雨水を平
準化してごみ中に流入させ排水口から汚水処理場に送る
ことを特徴とするごみ処理方法」であるが、さらに、そ
の後、上記においてポリオレフィン以外の素材について
も試験を行ったところ、良好な結果を与える素材を見出
し、これを本願と同日出願した。しかしながら、キャッ
ピングシートを上記特許出願のように予め工場で生産し
たものは、量がかさばり、取扱いが難しく、コストアッ
プになる。従って、本発明の課題は、ごみの中に含有さ
れる水溶性物質の雨水による流出を汚水処理場の処理能
力以内になるように、該水溶性物質を徐々にごみから溶
解させ、かつ、ごみの悪臭、飛散を防止し、犬、猫およ
び鳥類がごみ中の食物を猟食することを防止して環境保
護に貢献し、しかも、操作が容易で、コストが低いごみ
処理方法の提供である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究の
結果、堆積したごみを被覆する上記キャッピングシート
を構成する2つの要素を別々に現場に持込み、現場で積
層または一体化させたところ、ごみ処理に関し先の特許
出願の発明と同様な効果があり、さらに操作が容易でコ
ストが低減できることを見出し、本発明を完成させた。
結果、堆積したごみを被覆する上記キャッピングシート
を構成する2つの要素を別々に現場に持込み、現場で積
層または一体化させたところ、ごみ処理に関し先の特許
出願の発明と同様な効果があり、さらに操作が容易でコ
ストが低減できることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明のごみ処理方法は、底面
に汚水処理場に連結された排水口を有するごみ処理場
に、ごみを堆積し、その上に、光崩壊性ポリマーからな
る膜状物を被覆し、さらにその上に織物、不織布、編
物、網状物または穴あき膜状物を被覆し、雨水を平準化
してごみ中に流入させ排水口から汚水処理場に送ること
を特徴とする。また、本発明の目的を達成する別のごみ
処理方法は、 底面に汚水処理場に連結された排水口を
有するごみ処理場に、ごみを堆積し、その上に、織物、
不織布、編物、網状物または穴あき膜状物を被覆し、さ
らにその上に光崩壊性ポリマーからなる膜状物を被覆
し、雨水を平準化してごみ中に流入させ排水口から汚水
処理場に送ることを特徴とする。さらに、別の方法は、
底面に汚水処理場に連結された排水口を有するごみ処理
場に、ごみを堆積し、その上に、光崩壊性ポリマーから
なる膜状物を巻いたロール厚反からの該膜状物と、織
物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物を巻いた
ロール厚反からの織物、不織布、編物、網状物または穴
あき膜状物とをその場で一体化させたキャッピングシー
トを被覆し、雨水を平準化してごみ中に流入させ排水口
から汚水処理場に送ることを特徴とする。なお、本明細
書おいて「雨水を平準化してごみ中に流入させる」と
は、ごみ層表面に被覆されたキャッピングシート(光崩
壊性ポリマーからなる膜状物と織物、不織布、編物、網
状物または穴あき膜状物とを一体化させたもの、および
それぞれを積層したもの)は初め防水性を示し雨水をご
み層中に流入させないが、時間の経過と共に該シートの
光崩壊性ポリマー膜状物が崩壊し、その表面上に微細な
穴が多数あくため、雨水が均一にごみ層に浸透してい
き、ごみ層中の水溶性物質を一定量溶解させることを意
味する。ごみ中を平準化されて通過した雨水はごみ処理
場底面の排水口から汚水処理場に送られ浄化されて排水
されるが、被処理量は一定であるため汚水処理場の処理
能力を越えることはない。
に汚水処理場に連結された排水口を有するごみ処理場
に、ごみを堆積し、その上に、光崩壊性ポリマーからな
る膜状物を被覆し、さらにその上に織物、不織布、編
物、網状物または穴あき膜状物を被覆し、雨水を平準化
してごみ中に流入させ排水口から汚水処理場に送ること
を特徴とする。また、本発明の目的を達成する別のごみ
処理方法は、 底面に汚水処理場に連結された排水口を
有するごみ処理場に、ごみを堆積し、その上に、織物、
不織布、編物、網状物または穴あき膜状物を被覆し、さ
らにその上に光崩壊性ポリマーからなる膜状物を被覆
し、雨水を平準化してごみ中に流入させ排水口から汚水
処理場に送ることを特徴とする。さらに、別の方法は、
底面に汚水処理場に連結された排水口を有するごみ処理
場に、ごみを堆積し、その上に、光崩壊性ポリマーから
なる膜状物を巻いたロール厚反からの該膜状物と、織
物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物を巻いた
ロール厚反からの織物、不織布、編物、網状物または穴
あき膜状物とをその場で一体化させたキャッピングシー
トを被覆し、雨水を平準化してごみ中に流入させ排水口
から汚水処理場に送ることを特徴とする。なお、本明細
書おいて「雨水を平準化してごみ中に流入させる」と
は、ごみ層表面に被覆されたキャッピングシート(光崩
壊性ポリマーからなる膜状物と織物、不織布、編物、網
状物または穴あき膜状物とを一体化させたもの、および
それぞれを積層したもの)は初め防水性を示し雨水をご
み層中に流入させないが、時間の経過と共に該シートの
光崩壊性ポリマー膜状物が崩壊し、その表面上に微細な
穴が多数あくため、雨水が均一にごみ層に浸透してい
き、ごみ層中の水溶性物質を一定量溶解させることを意
味する。ごみ中を平準化されて通過した雨水はごみ処理
場底面の排水口から汚水処理場に送られ浄化されて排水
されるが、被処理量は一定であるため汚水処理場の処理
能力を越えることはない。
【0006】上記のごみ処理場は底面に汚水処理場に連
結された排水口を有するものであるが、さらに側面が階
段状でその平面部に排水溝を有し、底面および側面上に
は防水性シートが敷設されている本格的なものであって
よい。また、本発明のごみ処理方法において、光崩壊性
ポリマーからなる膜状物および織物、不織布、編物、網
状物または穴あき膜状物によるごみの被覆を複数回繰り
返してもよい。さらに、本発明において使用する織物、
不織布、編物、網状物または穴あき膜状物の素材はポリ
オレフィン、ビニル系ポリマー、縮重合ポリマー、開環
重合ポリマー、重付加ポリマー、付加縮合ポリマー、天
然ポリマー、無機物および金属からなる群から選択され
たものであることが好ましい。
結された排水口を有するものであるが、さらに側面が階
段状でその平面部に排水溝を有し、底面および側面上に
は防水性シートが敷設されている本格的なものであって
よい。また、本発明のごみ処理方法において、光崩壊性
ポリマーからなる膜状物および織物、不織布、編物、網
状物または穴あき膜状物によるごみの被覆を複数回繰り
返してもよい。さらに、本発明において使用する織物、
不織布、編物、網状物または穴あき膜状物の素材はポリ
オレフィン、ビニル系ポリマー、縮重合ポリマー、開環
重合ポリマー、重付加ポリマー、付加縮合ポリマー、天
然ポリマー、無機物および金属からなる群から選択され
たものであることが好ましい。
【0007】本発明において、ごみ処理場とは、底面に
汚水処理場に連結された排水口を有し(側面はあっても
なくてもよいが、側面がある場合は、階段状でその平面
部に排水溝を有することが望ましく)、底面(および側
面がある場合は側面)上には防水性シートが敷設されて
いるものであり、ごみを廃棄する平坦地、山間の谷間の
凹地、山砂利採取跡地、土壌採取跡地、海岸埋立地等で
ある。なお、防水性シートはごみからの汚染水が地中に
浸透するのを防止するためのものである。また、ごみ中
を通過した雨水はごみ中の水溶性成分と一緒になって底
面に設けた排水口から汚水処理場に適当な排水路を介し
て送られ、そこで浄化される。
汚水処理場に連結された排水口を有し(側面はあっても
なくてもよいが、側面がある場合は、階段状でその平面
部に排水溝を有することが望ましく)、底面(および側
面がある場合は側面)上には防水性シートが敷設されて
いるものであり、ごみを廃棄する平坦地、山間の谷間の
凹地、山砂利採取跡地、土壌採取跡地、海岸埋立地等で
ある。なお、防水性シートはごみからの汚染水が地中に
浸透するのを防止するためのものである。また、ごみ中
を通過した雨水はごみ中の水溶性成分と一緒になって底
面に設けた排水口から汚水処理場に適当な排水路を介し
て送られ、そこで浄化される。
【0008】本発明のごみ処理方法において、ごみ処理
場に階段状の側面を設け、その平面部に排水溝を有する
場合、キャッピングシートより高い位置にある排水溝
に、該排水溝より高い位置にある側面への降雨を流入さ
せ、ごみ処理場の系外に排出させることが好ましい。ま
た、その場合、キャッピングシートの周囲はごみ処理場
の側面にある排水溝に固定し、雨水が該排水溝に流入す
るようにし、雨水が側面をつたってごみ処理場底面の排
水口に流入しないようにすることが望ましい。
場に階段状の側面を設け、その平面部に排水溝を有する
場合、キャッピングシートより高い位置にある排水溝
に、該排水溝より高い位置にある側面への降雨を流入さ
せ、ごみ処理場の系外に排出させることが好ましい。ま
た、その場合、キャッピングシートの周囲はごみ処理場
の側面にある排水溝に固定し、雨水が該排水溝に流入す
るようにし、雨水が側面をつたってごみ処理場底面の排
水口に流入しないようにすることが望ましい。
【0009】本発明において、ごみとは紙くず、木く
ず、繊維くず、ガラスくず、陶磁器くず、ゴムくず、金
属くず、建設廃材、廃プラスチック類、鉱滓、汚泥、家
庭や飲食店からの野菜、果物、穀類、肉類、魚介類、海
草類、油脂類の調理残渣、食べ残された食品類、食品製
造工場(例えば豆腐、こんにゃく、ゆば、うどん、そ
ば、ポテトチップ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、寒
天、ゼラチン等の製造工場)からの動植物性廃棄物、ま
たはこれらのごみを焼却炉で完全または部分的に燃焼さ
せた燃焼物またはこれらに消石灰、生石灰、苛性ソー
ダ、ドロマイト等を投入して得た中和物等を意味する。
ず、繊維くず、ガラスくず、陶磁器くず、ゴムくず、金
属くず、建設廃材、廃プラスチック類、鉱滓、汚泥、家
庭や飲食店からの野菜、果物、穀類、肉類、魚介類、海
草類、油脂類の調理残渣、食べ残された食品類、食品製
造工場(例えば豆腐、こんにゃく、ゆば、うどん、そ
ば、ポテトチップ、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、寒
天、ゼラチン等の製造工場)からの動植物性廃棄物、ま
たはこれらのごみを焼却炉で完全または部分的に燃焼さ
せた燃焼物またはこれらに消石灰、生石灰、苛性ソー
ダ、ドロマイト等を投入して得た中和物等を意味する。
【0010】本発明において、ごみを被覆するために、
各種素材からなる織物、不織布、編物、網状物または穴
あき膜状物および光崩壊性ポリマーからなる膜状物が用
いられるが、それぞれについて以下に説明する。まず、
織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物の素材
は例えば、ポリオレフィン、ビニル系ポリマー、縮重合
ポリマー、開環重合ポリマー、重付加ポリマー、付加縮
合ポリマー、天然ポリマー、無機物および金属等からな
る群から選択され得る。ポリオレフィンとは、ポリプロ
ピレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、アセタール化エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体等を意味する。ビニル系
ポリマーとは、スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、t−ブチルスチレン、アリルベンゼン、
ブタンジエン、イソプレン、クロロプレン、フッ化ビニ
ル、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化
ビニリデン、臭化ビニリデン、四フッ化エチレン、三フ
ッ化エチレン、クロロトリフルオロエチレン、ジクロロ
ジフルオロエチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ステアリル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸、イタコン酸、メチレン
グルタル酸、無水イタコン酸、メチルビニルケトン、フ
ェニルビニルケトン、エチルビニルケトン、メチルイソ
プロペニルケトン、メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビニルチオエー
テル、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリルジ
メチルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリセリンメタク
リレート、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル、アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、エチレ
ングリコールジアクリレート、ジビニルエーテル、N−
ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾール、エチルマ
レイミド、N−ビニルフタルイミド、ビニルピリジン、
N−ビニルカルバゾール、N−ビニル−N−メチルアセ
タミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、
t−ブチルアクリルアミド、メタクリルアミド、t−ブ
チルアミノエチルメタクリレート、ビニルサルファイ
ド、トリメトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシ
ラン、γ−メタクリロプロピルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリクロルシラン、ジフェニルメチルビニルシラン
等の単独共重合体または共重合体である。また、これら
の重合体を製造する際、上記ビニルモノマーに少量のプ
ロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキ
セン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、テ
トラデセン−1、オクタデセン−1等を存在させて共重
合してもよい。縮重合ポリマーとは、2官能性以上の化
合物を縮合反応を繰り返しながら重合させて得たポリマ
ーであり、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リアミドイミド、ポリイミド、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリスルホ
ン、芳香族ポリエーテル、複素環ポリマー等が挙げられ
る。開環重合ポリマーとは、環状化合物が開環し、それ
らが互いに付加して線状高分子となったものであり、環
状化合物としては環状エーテル、ラクトン、ラクタム、
酸無水物、イミド、環状カーボネート等が挙げられ、開
環重合ポリマーとしては、ポリアミド、ポリエステル、
ポリカプロラクトン、ポリシロキサン、ポリエチレンオ
キサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリアセタール
等が挙げられる。重付加ポリマーとは、付加反応の際、
水素の移動を伴う反応で得られるポリマーであり、ポリ
ウレタンやエポキシ樹脂、ポリグアニジン、ナイロン
3、ポリイミン、ポリチオエーテルイミン、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリチオエーテル等が挙げられる。付
加縮合ポリマーとは、付加反応と縮合反応が繰り返し起
こる反応によって得られるポリマーであり、フェノール
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。天然
ポリマーとは、絹、羊毛、綿、モヘア、アンゴラ、アル
パカ、カシミア、麻、糸芭蕉、パイナップル繊維、ラミ
ー、リネン、レーヨン、テンセル、キチン、キトサン、
コラーゲン繊維、アルギン繊維、アセテート、トリアセ
テート、木材パルプ、三叉、楮、苧麻等の繊維である。
無機物とは、ガラス繊維、ロックファイバー、セラミッ
クファイバー、アルミナファイバー、カーボンファイバ
ー等である。金属とは、アルミニウムファイバー、ステ
ンレスファイバー、鉄ファイバー等である。
各種素材からなる織物、不織布、編物、網状物または穴
あき膜状物および光崩壊性ポリマーからなる膜状物が用
いられるが、それぞれについて以下に説明する。まず、
織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物の素材
は例えば、ポリオレフィン、ビニル系ポリマー、縮重合
ポリマー、開環重合ポリマー、重付加ポリマー、付加縮
合ポリマー、天然ポリマー、無機物および金属等からな
る群から選択され得る。ポリオレフィンとは、ポリプロ
ピレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン−α−オレフ
ィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、アセタール化エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体等を意味する。ビニル系
ポリマーとは、スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、t−ブチルスチレン、アリルベンゼン、
ブタンジエン、イソプレン、クロロプレン、フッ化ビニ
ル、塩化ビニル、臭化ビニル、フッ化ビニリデン、塩化
ビニリデン、臭化ビニリデン、四フッ化エチレン、三フ
ッ化エチレン、クロロトリフルオロエチレン、ジクロロ
ジフルオロエチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸ステアリル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸、イタコン酸、メチレン
グルタル酸、無水イタコン酸、メチルビニルケトン、フ
ェニルビニルケトン、エチルビニルケトン、メチルイソ
プロペニルケトン、メチルビニルエーテル、エチルビニ
ルエーテル、フェニルビニルエーテル、ビニルチオエー
テル、アクリロニトリル、アクリルアミド、アクリルジ
メチルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリセリンメタク
リレート、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル、アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、エチレ
ングリコールジアクリレート、ジビニルエーテル、N−
ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾール、エチルマ
レイミド、N−ビニルフタルイミド、ビニルピリジン、
N−ビニルカルバゾール、N−ビニル−N−メチルアセ
タミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、
t−ブチルアクリルアミド、メタクリルアミド、t−ブ
チルアミノエチルメタクリレート、ビニルサルファイ
ド、トリメトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシ
ラン、γ−メタクリロプロピルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリクロルシラン、ジフェニルメチルビニルシラン
等の単独共重合体または共重合体である。また、これら
の重合体を製造する際、上記ビニルモノマーに少量のプ
ロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキ
セン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、テ
トラデセン−1、オクタデセン−1等を存在させて共重
合してもよい。縮重合ポリマーとは、2官能性以上の化
合物を縮合反応を繰り返しながら重合させて得たポリマ
ーであり、ナイロン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リアミドイミド、ポリイミド、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリスルホ
ン、芳香族ポリエーテル、複素環ポリマー等が挙げられ
る。開環重合ポリマーとは、環状化合物が開環し、それ
らが互いに付加して線状高分子となったものであり、環
状化合物としては環状エーテル、ラクトン、ラクタム、
酸無水物、イミド、環状カーボネート等が挙げられ、開
環重合ポリマーとしては、ポリアミド、ポリエステル、
ポリカプロラクトン、ポリシロキサン、ポリエチレンオ
キサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリアセタール
等が挙げられる。重付加ポリマーとは、付加反応の際、
水素の移動を伴う反応で得られるポリマーであり、ポリ
ウレタンやエポキシ樹脂、ポリグアニジン、ナイロン
3、ポリイミン、ポリチオエーテルイミン、ポリイミ
ド、ポリアミド、ポリチオエーテル等が挙げられる。付
加縮合ポリマーとは、付加反応と縮合反応が繰り返し起
こる反応によって得られるポリマーであり、フェノール
樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。天然
ポリマーとは、絹、羊毛、綿、モヘア、アンゴラ、アル
パカ、カシミア、麻、糸芭蕉、パイナップル繊維、ラミ
ー、リネン、レーヨン、テンセル、キチン、キトサン、
コラーゲン繊維、アルギン繊維、アセテート、トリアセ
テート、木材パルプ、三叉、楮、苧麻等の繊維である。
無機物とは、ガラス繊維、ロックファイバー、セラミッ
クファイバー、アルミナファイバー、カーボンファイバ
ー等である。金属とは、アルミニウムファイバー、ステ
ンレスファイバー、鉄ファイバー等である。
【0011】本発明において光崩壊性ポリマーとは、光
によって崩壊するポリマーであり、例えばエチレン−一
酸化炭素共重合体、エチレン−一酸化炭素−エチレン性
不飽和化合物共重合体、結晶化度20〜30%のシンジ
オタクチック1,2−ポリブタジエン、ビニル芳香族単
量体と共役ジエン0.1〜9.5重量%の共重合体、光
増感剤配合プラスチックス、遷移金属化合物配合プラス
チックス等を挙げることができるが、中でも、エチレン
−一酸化炭素−エチレン性不飽和化合物共重合体がコス
ト、加工性、崩壊性、フィルム初期強度等の点から好ま
しい。上記エチレン−一酸化炭素−エチレン性不飽和化
合物共重合体は、エチレンを主たる構成成分とし、これ
に一酸化炭素または一酸化炭素とエチレン性不飽和化合
物を共重合させたものであって、一酸化炭素の共重合割
合は0.5〜10重量%であることが好ましいが、これ
は0.5重量%未満であると光崩壊速度が著しく小さ
く、10重量%を越えると逆に光崩壊速度が大きくなり
過ぎて短時間で光崩壊性が低下してしまい望ましくない
ことによる。また、エチレン性不飽和化合物としては、
酢酸ビニル、酪酸ビニル、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、マレイン酸、フマル酸、ア
クリロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルフェニルエーテル、スチレン、塩化ビニル、
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1、デセン−1、4−メチルペンテン−1等を挙げるこ
とができるが、コスト、フィルム強度、耐熱性、光沢、
曇り度等の点で酢酸ビニルおよびアクリル酸エチルが好
適である。さらに、このようなエチレン性不飽和化合物
を一酸化炭素と共にエチレンと共重合させると、一定期
間経過後の光崩壊を急激に起こさせ、キャッピングシー
トの透明性を高める。エチレン性不飽和化合物を共重合
させる場合、その共重合割合は1〜20重量%が好適で
あるが、これは1重量%未満であると共重合による効果
が発現せず、20重量%を越えても共重合による効果は
飽和点に達しそれ以上上昇しないばかりか、キャッピン
グシートの強度が低下することによる。
によって崩壊するポリマーであり、例えばエチレン−一
酸化炭素共重合体、エチレン−一酸化炭素−エチレン性
不飽和化合物共重合体、結晶化度20〜30%のシンジ
オタクチック1,2−ポリブタジエン、ビニル芳香族単
量体と共役ジエン0.1〜9.5重量%の共重合体、光
増感剤配合プラスチックス、遷移金属化合物配合プラス
チックス等を挙げることができるが、中でも、エチレン
−一酸化炭素−エチレン性不飽和化合物共重合体がコス
ト、加工性、崩壊性、フィルム初期強度等の点から好ま
しい。上記エチレン−一酸化炭素−エチレン性不飽和化
合物共重合体は、エチレンを主たる構成成分とし、これ
に一酸化炭素または一酸化炭素とエチレン性不飽和化合
物を共重合させたものであって、一酸化炭素の共重合割
合は0.5〜10重量%であることが好ましいが、これ
は0.5重量%未満であると光崩壊速度が著しく小さ
く、10重量%を越えると逆に光崩壊速度が大きくなり
過ぎて短時間で光崩壊性が低下してしまい望ましくない
ことによる。また、エチレン性不飽和化合物としては、
酢酸ビニル、酪酸ビニル、(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸ブチル、マレイン酸、フマル酸、ア
クリロニトリル、アクリルアミド、ビニルメチルエーテ
ル、ビニルフェニルエーテル、スチレン、塩化ビニル、
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1、デセン−1、4−メチルペンテン−1等を挙げるこ
とができるが、コスト、フィルム強度、耐熱性、光沢、
曇り度等の点で酢酸ビニルおよびアクリル酸エチルが好
適である。さらに、このようなエチレン性不飽和化合物
を一酸化炭素と共にエチレンと共重合させると、一定期
間経過後の光崩壊を急激に起こさせ、キャッピングシー
トの透明性を高める。エチレン性不飽和化合物を共重合
させる場合、その共重合割合は1〜20重量%が好適で
あるが、これは1重量%未満であると共重合による効果
が発現せず、20重量%を越えても共重合による効果は
飽和点に達しそれ以上上昇しないばかりか、キャッピン
グシートの強度が低下することによる。
【0012】本発明において用いられる光崩壊性ポリマ
ーは、以下の特許公報に開示された方法で製造すること
ができる: 米国特許 2497323,2641590,3083184,3
248359,3530109,3676401,36
89460,3694412,3780140,383
5123,3929727,3948832,3948
850,3948873,3968082,39843
88,4024104,4024325,402432
6,4076911,4143096,413738
2,4139522,4143096,4304887 日本特許公開 昭53−128690,昭53−128691,昭62
−115026,平1−153723 日本特許公告 昭50−39705。 具体的には、以下の光崩壊性ポリマーの製造方法を例示
できる: 高圧法低密度ポリエチレン製造装置を用いて、反応
温度150〜300℃、圧力500〜3000気圧の条
件下に、ジラウロイルパーオキサイド、第三ブチルパー
オキサイド、第三ブチルパーイソブチレート、第三ブチ
ルパーアセテートまたはα,α’−アゾビスイソブチロ
ニトリル等のフリーラジカル発生剤をベンゼン、ケロセ
ンまたは鉱油等の不活性有機溶剤に溶解したものを反応
器に注入し、エチレンと一酸化炭素および必要に応じて
他のエチレン性不飽和化合物とを共重合させる方法、 中低圧法高密度ポリエチレン製造装置を用いて、反
応温度50〜300℃、圧力0〜200気圧の条件下
に、配位触媒または金属触媒(チーグラー型、ナッタ型
またはフィリップス型等)の存在下で、スラリー法、溶
液法または気相法等でエチレンと一酸化炭素および必要
に応じて他のエチレン性不飽和化合物とを共重合させる
方法。
ーは、以下の特許公報に開示された方法で製造すること
ができる: 米国特許 2497323,2641590,3083184,3
248359,3530109,3676401,36
89460,3694412,3780140,383
5123,3929727,3948832,3948
850,3948873,3968082,39843
88,4024104,4024325,402432
6,4076911,4143096,413738
2,4139522,4143096,4304887 日本特許公開 昭53−128690,昭53−128691,昭62
−115026,平1−153723 日本特許公告 昭50−39705。 具体的には、以下の光崩壊性ポリマーの製造方法を例示
できる: 高圧法低密度ポリエチレン製造装置を用いて、反応
温度150〜300℃、圧力500〜3000気圧の条
件下に、ジラウロイルパーオキサイド、第三ブチルパー
オキサイド、第三ブチルパーイソブチレート、第三ブチ
ルパーアセテートまたはα,α’−アゾビスイソブチロ
ニトリル等のフリーラジカル発生剤をベンゼン、ケロセ
ンまたは鉱油等の不活性有機溶剤に溶解したものを反応
器に注入し、エチレンと一酸化炭素および必要に応じて
他のエチレン性不飽和化合物とを共重合させる方法、 中低圧法高密度ポリエチレン製造装置を用いて、反
応温度50〜300℃、圧力0〜200気圧の条件下
に、配位触媒または金属触媒(チーグラー型、ナッタ型
またはフィリップス型等)の存在下で、スラリー法、溶
液法または気相法等でエチレンと一酸化炭素および必要
に応じて他のエチレン性不飽和化合物とを共重合させる
方法。
【0013】本発明において光崩壊性ポリマーには、微
生物崩壊性ポリマーを配合してもよい。この微生物崩壊
性ポリマーとは、ごみ処理場において微生物により分解
され得るポリマーを意味し、ポリカプロラクトン(例:
商品名TONE,ユニオンカーバイド社製;商品名プラ
クセル,ダイセル化学製)、グリコールと脂肪族ジカル
ボン酸とから縮重合された脂肪族ポリエステル(例:商
品名ビオノーレ,昭和高分子製)、ポリ−β−ヒドロキ
シ酪酸とβ−ヒドロキシ吉草酸との共重合体(例:商品
名パイオポール,ICI社製)、デンプンと変性ポリビ
ニルアルコールとのIPNアロイ(例:商品名マタービ
ー,ノバモント社製)、デンプン配合ポリエチレン
(例:商品名エコスター,萩原工業製)、Acetobacter
菌が生産するセルロース(例:商品名バクテリアセルロ
ース,味の素製)、Alcaligenes, Agrobacterium, Agto
racterium 菌等が生産する微生物多糖類(例:商品名プ
ルラン,林原商事製;商品名カードラン,武田薬品
製)、ポリ−γ−メチルグルタメート(例:商品名ポリ
グルタミン酸,味の素製)、セルロース、ヘミセルロー
ス−2、ペクチン、デンプン、リグニン構造を有する高
分子〔ポリ(4−ヒドロキシスチレン)、ポリ(4−ヒ
ドロキシ−3−メトキシスチレン)、ポリ(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジメトキシスチレン)等〕、キチン、キ
トサン、アルギン酸、ポリビニルアルコール、ポリエー
テル、乳酸とグリコール酸との共重合体(例:商品名レ
ゾマー,ベーリンガー・インゲルハイム社製)等が挙げ
られ、これらを単独で、もしくは混合して、またはその
他のポリマーと混合して用いることができる。その他の
ポリマーとしては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、アセタール化エチレン−ビニル
アルコール共重合体、アイオノマー等が好適である。
生物崩壊性ポリマーを配合してもよい。この微生物崩壊
性ポリマーとは、ごみ処理場において微生物により分解
され得るポリマーを意味し、ポリカプロラクトン(例:
商品名TONE,ユニオンカーバイド社製;商品名プラ
クセル,ダイセル化学製)、グリコールと脂肪族ジカル
ボン酸とから縮重合された脂肪族ポリエステル(例:商
品名ビオノーレ,昭和高分子製)、ポリ−β−ヒドロキ
シ酪酸とβ−ヒドロキシ吉草酸との共重合体(例:商品
名パイオポール,ICI社製)、デンプンと変性ポリビ
ニルアルコールとのIPNアロイ(例:商品名マタービ
ー,ノバモント社製)、デンプン配合ポリエチレン
(例:商品名エコスター,萩原工業製)、Acetobacter
菌が生産するセルロース(例:商品名バクテリアセルロ
ース,味の素製)、Alcaligenes, Agrobacterium, Agto
racterium 菌等が生産する微生物多糖類(例:商品名プ
ルラン,林原商事製;商品名カードラン,武田薬品
製)、ポリ−γ−メチルグルタメート(例:商品名ポリ
グルタミン酸,味の素製)、セルロース、ヘミセルロー
ス−2、ペクチン、デンプン、リグニン構造を有する高
分子〔ポリ(4−ヒドロキシスチレン)、ポリ(4−ヒ
ドロキシ−3−メトキシスチレン)、ポリ(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジメトキシスチレン)等〕、キチン、キ
トサン、アルギン酸、ポリビニルアルコール、ポリエー
テル、乳酸とグリコール酸との共重合体(例:商品名レ
ゾマー,ベーリンガー・インゲルハイム社製)等が挙げ
られ、これらを単独で、もしくは混合して、またはその
他のポリマーと混合して用いることができる。その他の
ポリマーとしては、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、線状低密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、アセタール化エチレン−ビニル
アルコール共重合体、アイオノマー等が好適である。
【0014】本発明におけるキャッピングシートの一方
の要素である織物、不織布、編物、網状物または穴あき
膜状物は、例えば上記のポリマーからなるモノフィラメ
ント、フラットヤーン、スプリットヤーンまたは膜状物
から製造され得る。モノフィラメントは太さ100〜6
000デニール、断面が真円、楕円、異形の単繊維であ
り、フラットヤーンは太さ約400〜15000デニー
ルのテープ状の糸であり、そしてスプリットヤーンはフ
ィルムに剪断力をかけて製造した太さ1000〜200
000デニールの繊維(解繊糸、ワリフ等と呼称される
もの)を意味し、これらは延伸または非延伸であってよ
い。また、網状物は上記のモノフィラメント、フラット
ヤーンまたはスプリットヤーンから製造する以外に、ポ
リオレフィンを押出機中で溶融させ特殊形態のダイより
押出し、一挙に製造することもできる。穴あき膜状物
は、膜状物を製膜中に有穴構造として透水性とする。そ
の方法としては、特殊押出ダイを使用し、間欠的に膜に
穴または他の形状の空間部を形成させる方法、膜を延伸
する方法、膜に針で穴を穿つ方法、膜にプレス機で穴ま
たは他の形状の空間部を形成させる方法、膜にレーザー
光線を照射する方法等が挙げられる。
の要素である織物、不織布、編物、網状物または穴あき
膜状物は、例えば上記のポリマーからなるモノフィラメ
ント、フラットヤーン、スプリットヤーンまたは膜状物
から製造され得る。モノフィラメントは太さ100〜6
000デニール、断面が真円、楕円、異形の単繊維であ
り、フラットヤーンは太さ約400〜15000デニー
ルのテープ状の糸であり、そしてスプリットヤーンはフ
ィルムに剪断力をかけて製造した太さ1000〜200
000デニールの繊維(解繊糸、ワリフ等と呼称される
もの)を意味し、これらは延伸または非延伸であってよ
い。また、網状物は上記のモノフィラメント、フラット
ヤーンまたはスプリットヤーンから製造する以外に、ポ
リオレフィンを押出機中で溶融させ特殊形態のダイより
押出し、一挙に製造することもできる。穴あき膜状物
は、膜状物を製膜中に有穴構造として透水性とする。そ
の方法としては、特殊押出ダイを使用し、間欠的に膜に
穴または他の形状の空間部を形成させる方法、膜を延伸
する方法、膜に針で穴を穿つ方法、膜にプレス機で穴ま
たは他の形状の空間部を形成させる方法、膜にレーザー
光線を照射する方法等が挙げられる。
【0015】本発明におけるキャッピングシートを構成
する各種ポリマー、光崩壊性ポリマーおよび適宜使用し
てもよい微生物崩壊性ポリマーには、消臭・脱臭剤、
犬、猫および鳥類の嫌忌剤等を配合してもよい。消臭・
脱臭剤はごみから発生する臭いを吸着または化学結合
し、ごみ処理場近辺の住民が不快にならないようにする
ためのもので、フラボノイド類、カテキン類、テルペン
類、木酢類、脂肪族ポリカルボン酸、フィトンチッド、
銅クロロフィリンナトリウム、1,4−ナフトキノン、
バイカリン、プランタギニン、イソカルタミジン、過ホ
ウ酸ナトリウム、次亜塩素酸、二酸化マンガン、過マン
ガン酸塩、ベンゾキノン、ナフトキノン、グリオキサザ
ール、アクロレイン、1,2−プロピレンオキシド、
1,2−n−ブチレンオキシド、硫酸銅、硫酸亜鉛、活
性炭、シリカゲル、ゼオライト、アルミナゲル、大谷石
粉、クリストバライト、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、
酸化カルシウム、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸第一鉄と重炭酸ナトリウム
とからなる組成物、硫酸第一鉄と酸性白土とからなる組
成物、硫酸第一鉄、塩化第一鉄および硝酸第一鉄から選
択される鉄(II)化合物とL−アスコルビン酸とからな
る組成物等から選択される単独または複数の化合物であ
る。これらの中には直接ポリマーに混練できないものも
あるが、それらは無機多孔質吸着体、シクロデキストリ
ン等を併用すれば使用可能となる。犬、猫および鳥類の
嫌忌剤とは、ごみの中の食品類をこれらの小動物が猟食
するために近づいたとき、ごみの上に被覆されたキャッ
ピングシートが小動物にとって不快な臭いを発生し、退
散させるためのもので、シクロヘキシミド、メントー
ル、ギ酸、2−ブトキシエタノール、リモネン、ビス
(2−クロロイソプロピル)エーテル、シクロヘキサノ
ン、イソホロン、メチルノニルケトン、メチルフェニル
ケトン、オレンジグラス油、レモングラス油、シトラー
ル、N,N−ジエチル−m−トルアミド、アリルイソチ
オシアネート、レーノニルラタトン、1,17−ジグア
ニジノ−9−アザヘプタデカン(塩)、ビス(ジメチル
チオカルバモイル)ジサルファイド、エチルチオメト
ン、イソチオエート等から選択された1種または2種以
上の化合物であり、ゼオライト、シリカゲル、アルミナ
ゲル、バーミキュライト、パーライト、クリストバライ
ト、クリスバール、シラルバルーン、蛭石、軽石、大谷
石、活性白土、カオリン、ハイドロタルサイト、タル
ク、ベントナイト、スノーテックス、シクロデキストリ
ン等に吸着または包接させた場合、プラスチックスに対
して混練が容易となり好ましい。
する各種ポリマー、光崩壊性ポリマーおよび適宜使用し
てもよい微生物崩壊性ポリマーには、消臭・脱臭剤、
犬、猫および鳥類の嫌忌剤等を配合してもよい。消臭・
脱臭剤はごみから発生する臭いを吸着または化学結合
し、ごみ処理場近辺の住民が不快にならないようにする
ためのもので、フラボノイド類、カテキン類、テルペン
類、木酢類、脂肪族ポリカルボン酸、フィトンチッド、
銅クロロフィリンナトリウム、1,4−ナフトキノン、
バイカリン、プランタギニン、イソカルタミジン、過ホ
ウ酸ナトリウム、次亜塩素酸、二酸化マンガン、過マン
ガン酸塩、ベンゾキノン、ナフトキノン、グリオキサザ
ール、アクロレイン、1,2−プロピレンオキシド、
1,2−n−ブチレンオキシド、硫酸銅、硫酸亜鉛、活
性炭、シリカゲル、ゼオライト、アルミナゲル、大谷石
粉、クリストバライト、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、
酸化カルシウム、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸第一鉄と重炭酸ナトリウム
とからなる組成物、硫酸第一鉄と酸性白土とからなる組
成物、硫酸第一鉄、塩化第一鉄および硝酸第一鉄から選
択される鉄(II)化合物とL−アスコルビン酸とからな
る組成物等から選択される単独または複数の化合物であ
る。これらの中には直接ポリマーに混練できないものも
あるが、それらは無機多孔質吸着体、シクロデキストリ
ン等を併用すれば使用可能となる。犬、猫および鳥類の
嫌忌剤とは、ごみの中の食品類をこれらの小動物が猟食
するために近づいたとき、ごみの上に被覆されたキャッ
ピングシートが小動物にとって不快な臭いを発生し、退
散させるためのもので、シクロヘキシミド、メントー
ル、ギ酸、2−ブトキシエタノール、リモネン、ビス
(2−クロロイソプロピル)エーテル、シクロヘキサノ
ン、イソホロン、メチルノニルケトン、メチルフェニル
ケトン、オレンジグラス油、レモングラス油、シトラー
ル、N,N−ジエチル−m−トルアミド、アリルイソチ
オシアネート、レーノニルラタトン、1,17−ジグア
ニジノ−9−アザヘプタデカン(塩)、ビス(ジメチル
チオカルバモイル)ジサルファイド、エチルチオメト
ン、イソチオエート等から選択された1種または2種以
上の化合物であり、ゼオライト、シリカゲル、アルミナ
ゲル、バーミキュライト、パーライト、クリストバライ
ト、クリスバール、シラルバルーン、蛭石、軽石、大谷
石、活性白土、カオリン、ハイドロタルサイト、タル
ク、ベントナイト、スノーテックス、シクロデキストリ
ン等に吸着または包接させた場合、プラスチックスに対
して混練が容易となり好ましい。
【0016】本発明のキャッピングシートの各種ポリマ
ー、光崩壊性ポリマーおよび適宜使用してもよい微生物
崩壊性ポリマーにはさらに、帯電防止剤、防曇剤、滑
剤、安定剤、酸化防止剤、加工性改良剤、顔料、充填
剤、芳香剤等を本発明の目的を損なわない範囲で添加し
てもよい。
ー、光崩壊性ポリマーおよび適宜使用してもよい微生物
崩壊性ポリマーにはさらに、帯電防止剤、防曇剤、滑
剤、安定剤、酸化防止剤、加工性改良剤、顔料、充填
剤、芳香剤等を本発明の目的を損なわない範囲で添加し
てもよい。
【0017】また、上記の各種ポリマー、光崩壊性ポリ
マーおよび適宜使用してもよい微生物崩壊性ポリマー
は、各成分混合物をバンバリーミキサー、加圧ニーダ
ー、2軸押出機、ブスコニーダー、ヘンシェルミキサ
ー、ロールニーダー等を用いる通常の混練法で、加熱下
(通常80〜200℃)にて十分に剪断力を加えて混練
し、押出し後ペレット化することによって得ることがで
きる。光崩壊性ポリマーからなる膜状物は、インフレー
ションチューブラーフィルム製造法、Tダイキャスト法
等で製造し、ロール巻厚反としておき、一方、各種素材
からなる織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状
物もロール巻厚反としておく方が取扱いが簡単である。
そして両方の厚反はごみ処理場において順次、または同
時に、接着剤を用いて、または用いずに積層または一体
化する。光崩壊性ポリマー膜状物の厚さは20〜100
0μm、好適には50〜400μmである。20μm未
満であると膜状物の機械的強度が低くなり破壊しやす
く、1000μmを越えると崩壊に要する時間が2年以
上となり、膜状物の被覆層が崩壊する前に次のごみ層が
その上に投棄され望ましくないからである。
マーおよび適宜使用してもよい微生物崩壊性ポリマー
は、各成分混合物をバンバリーミキサー、加圧ニーダ
ー、2軸押出機、ブスコニーダー、ヘンシェルミキサ
ー、ロールニーダー等を用いる通常の混練法で、加熱下
(通常80〜200℃)にて十分に剪断力を加えて混練
し、押出し後ペレット化することによって得ることがで
きる。光崩壊性ポリマーからなる膜状物は、インフレー
ションチューブラーフィルム製造法、Tダイキャスト法
等で製造し、ロール巻厚反としておき、一方、各種素材
からなる織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状
物もロール巻厚反としておく方が取扱いが簡単である。
そして両方の厚反はごみ処理場において順次、または同
時に、接着剤を用いて、または用いずに積層または一体
化する。光崩壊性ポリマー膜状物の厚さは20〜100
0μm、好適には50〜400μmである。20μm未
満であると膜状物の機械的強度が低くなり破壊しやす
く、1000μmを越えると崩壊に要する時間が2年以
上となり、膜状物の被覆層が崩壊する前に次のごみ層が
その上に投棄され望ましくないからである。
【0018】本発明におけるキャッピングシートにおい
て、織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物は
遮光率が50%未満で透水性であることが望ましい。遮
光率が50%以上であると、光崩壊性ポリマー層を下側
(地面側)にして使用するとき、太陽光が遮断され、光
崩壊性ポリマー層が長期間にわたり崩壊せず、雨水を透
過させず、本発明の目的を達することができないからで
あり、また、透水性でないと、この層が雨水を透過させ
ず、本発明の目的を達することができないからである。
また、これらの織物、不織布、編物、網状物または穴あ
き膜状物は使用初期においては機械的強度が強いことが
望ましい。また、本発明においてキャッピングシート
は、光崩壊性ポリマー層が地面側になるようにした方
が、崩壊した膜状物が飛散しないので望ましい。しか
し、光崩壊性ポリマーからなる膜状物の崩壊を早くした
方が望ましい場合、光崩壊性ポリマー層を上側(太陽
側)にしてもよいことはいうまでもない。
て、織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物は
遮光率が50%未満で透水性であることが望ましい。遮
光率が50%以上であると、光崩壊性ポリマー層を下側
(地面側)にして使用するとき、太陽光が遮断され、光
崩壊性ポリマー層が長期間にわたり崩壊せず、雨水を透
過させず、本発明の目的を達することができないからで
あり、また、透水性でないと、この層が雨水を透過させ
ず、本発明の目的を達することができないからである。
また、これらの織物、不織布、編物、網状物または穴あ
き膜状物は使用初期においては機械的強度が強いことが
望ましい。また、本発明においてキャッピングシート
は、光崩壊性ポリマー層が地面側になるようにした方
が、崩壊した膜状物が飛散しないので望ましい。しか
し、光崩壊性ポリマーからなる膜状物の崩壊を早くした
方が望ましい場合、光崩壊性ポリマー層を上側(太陽
側)にしてもよいことはいうまでもない。
【0019】
【作用】本発明のごみ処理方法は、上記のように、光崩
壊性ポリマー膜状物と透水性の織物等とを組み合わせた
キャッピングシートでごみを被覆することにより雨水を
平準化してごみ中に流入させるものである。すなわち、
キャッピングシートでごみを被覆した当初該シートは防
水性で非通気性であるため、雨水はごみ中に浸透するこ
となく、ごみから発生する悪臭を遮断する機能を有し、
そして時間の経過と共に光崩壊性ポリマー層が崩壊し、
微細な穴がシート一面に均等に多数あき、雨水が均一に
ごみ層に浸透していき、ごみ中の水溶性物質を一定量溶
解させ、防水処理場の負担を均一にし、汚水が未処理の
ままオーバーフローすることはない。なお、本発明にお
ける光崩壊性ポリマー層を非光崩壊性ポリマー層に代替
した場合、永久閉鎖系となり無機塩やカルシウム分の溶
出が進行しないので、水処理期間が約10年と長期にわ
たり、さらに地盤の安定化が促進されないので、跡地の
早期利用が実際には困難になる。本発明のごみ処理方法
においては、ごみ処理場にごみが搬入され、ある量に達
し次第、その都度ごみの上にキャッピングシートを敷設
する操作を繰り返すものである。従って、最上層は微細
な穴が未だ開いていない光崩壊性ポリマー層を有するキ
ャッピングシートで常に被覆されているので、ごみの悪
臭が周囲に放散されることがなく、環境を悪化させな
い。また、キャッピングシートの敷設位置より高い位置
にある排水溝に、該排水溝より高い位置にある側面に降
った雨を流入させ、下部のごみの中には流入させないよ
うにし、ごみ処理場の系外に排出させることにより、汚
水処理場の処理能力の負担をさらに軽減することも可能
である。
壊性ポリマー膜状物と透水性の織物等とを組み合わせた
キャッピングシートでごみを被覆することにより雨水を
平準化してごみ中に流入させるものである。すなわち、
キャッピングシートでごみを被覆した当初該シートは防
水性で非通気性であるため、雨水はごみ中に浸透するこ
となく、ごみから発生する悪臭を遮断する機能を有し、
そして時間の経過と共に光崩壊性ポリマー層が崩壊し、
微細な穴がシート一面に均等に多数あき、雨水が均一に
ごみ層に浸透していき、ごみ中の水溶性物質を一定量溶
解させ、防水処理場の負担を均一にし、汚水が未処理の
ままオーバーフローすることはない。なお、本発明にお
ける光崩壊性ポリマー層を非光崩壊性ポリマー層に代替
した場合、永久閉鎖系となり無機塩やカルシウム分の溶
出が進行しないので、水処理期間が約10年と長期にわ
たり、さらに地盤の安定化が促進されないので、跡地の
早期利用が実際には困難になる。本発明のごみ処理方法
においては、ごみ処理場にごみが搬入され、ある量に達
し次第、その都度ごみの上にキャッピングシートを敷設
する操作を繰り返すものである。従って、最上層は微細
な穴が未だ開いていない光崩壊性ポリマー層を有するキ
ャッピングシートで常に被覆されているので、ごみの悪
臭が周囲に放散されることがなく、環境を悪化させな
い。また、キャッピングシートの敷設位置より高い位置
にある排水溝に、該排水溝より高い位置にある側面に降
った雨を流入させ、下部のごみの中には流入させないよ
うにし、ごみ処理場の系外に排出させることにより、汚
水処理場の処理能力の負担をさらに軽減することも可能
である。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施
例において%および部はそれぞれ重量に基づいている。 実施例1 幅4mm、厚さ25μmに形成した高密度ポリエチレン
製延伸扁平糸を縦糸および横糸として交織したフラット
ヤーン織物をロール巻厚反とし、一方、一酸化炭素含有
量3%のエチレン−一酸化炭素共重合体をTダイより厚
さ50μmで押出し、チルロールで冷却して、ロール巻
厚反とし、これらのロール巻厚反をごみ処理場に搬入し
た。図1はごみ処理場1の断面図である。図中2はごみ
処理場用地の土壌であり、底面が平坦となっており、そ
の中央部には排水口3が設けられ、ごみ中を通過した雨
水は該排水口3から排水路4を介して汚水処理場(図示
せず)に送られ浄化される。一方、ごみ処理場1の側面
は上部ほど直径が増大するような階段状でその平面部に
排水溝5,6,7が設けられ、そして底面および側面上
には防水性シート8が一面に敷設されている。このごみ
処理場1の最下層に、一般家庭から発生した生ごみや塩
化ビニル樹脂フィルム等を含むごみを500℃で加熱し
て得た15m3 のごみ9を1mの高さに堆積し、そのご
みの上に、上記光崩壊性のエチレン−一酸化炭素共重合
体シートをロール巻厚反からほどいて被覆し、さらにそ
の上に高密度ポリエチレンフラットヤーン織物をロール
巻厚反からほどいて被覆してキャッピングシート10と
し、該シートの周辺に幅50cm、高さ20cmの土壌
(図示せず)を被覆して排水溝5に固定し、該シート周
囲の雨水および被覆初期の該シート上の雨水は排水溝5
に流入するようにした。しばらくの間、ごみの臭気は感
じられず、ごみの飛散はなく、犬、猫および鳥類等によ
る猟食は起こらず、しかもハエの飛来も認められなかっ
た。キャッピングシート被覆当初は雨水を遮断するの
で、雨水によりごみ中の有害成分や有機成分を一時に溶
解し、汚水処理場の負担を急激に増加させることはなか
った。キャッピングシートの光崩壊性ポリマー層は時間
の経過と共に崩壊していき、被覆後1ヵ月目に降雨量の
50%、2ヵ月目には90%を通過させ、直接ごみ層に
浸透したが、この場合ごみ中の水溶性物質の雨水への溶
解量は、雨水がキャッピングシート全面から均一にごみ
中に侵入するので、平準化され、汚水処理場の処理能力
の範囲内であった。その後、ごみの搬入を6回行い、そ
の都度上記の光崩壊性シートと織物とを積層してなるキ
ャッピングシートを被覆し、汚水処理場の処理状況を観
察したが、いずれの場合も処理能力範囲内であった。な
お、図2は光崩壊がある程度進んだキャッピングシート
10の上に第2層のごみ11を搬入し、その上に同様の
キャッピングシート12を被覆したときの断面図であ
る。この場合、排水溝5への排水は排水口3からの排水
と同様に汚水処理場へ送られる。
本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施
例において%および部はそれぞれ重量に基づいている。 実施例1 幅4mm、厚さ25μmに形成した高密度ポリエチレン
製延伸扁平糸を縦糸および横糸として交織したフラット
ヤーン織物をロール巻厚反とし、一方、一酸化炭素含有
量3%のエチレン−一酸化炭素共重合体をTダイより厚
さ50μmで押出し、チルロールで冷却して、ロール巻
厚反とし、これらのロール巻厚反をごみ処理場に搬入し
た。図1はごみ処理場1の断面図である。図中2はごみ
処理場用地の土壌であり、底面が平坦となっており、そ
の中央部には排水口3が設けられ、ごみ中を通過した雨
水は該排水口3から排水路4を介して汚水処理場(図示
せず)に送られ浄化される。一方、ごみ処理場1の側面
は上部ほど直径が増大するような階段状でその平面部に
排水溝5,6,7が設けられ、そして底面および側面上
には防水性シート8が一面に敷設されている。このごみ
処理場1の最下層に、一般家庭から発生した生ごみや塩
化ビニル樹脂フィルム等を含むごみを500℃で加熱し
て得た15m3 のごみ9を1mの高さに堆積し、そのご
みの上に、上記光崩壊性のエチレン−一酸化炭素共重合
体シートをロール巻厚反からほどいて被覆し、さらにそ
の上に高密度ポリエチレンフラットヤーン織物をロール
巻厚反からほどいて被覆してキャッピングシート10と
し、該シートの周辺に幅50cm、高さ20cmの土壌
(図示せず)を被覆して排水溝5に固定し、該シート周
囲の雨水および被覆初期の該シート上の雨水は排水溝5
に流入するようにした。しばらくの間、ごみの臭気は感
じられず、ごみの飛散はなく、犬、猫および鳥類等によ
る猟食は起こらず、しかもハエの飛来も認められなかっ
た。キャッピングシート被覆当初は雨水を遮断するの
で、雨水によりごみ中の有害成分や有機成分を一時に溶
解し、汚水処理場の負担を急激に増加させることはなか
った。キャッピングシートの光崩壊性ポリマー層は時間
の経過と共に崩壊していき、被覆後1ヵ月目に降雨量の
50%、2ヵ月目には90%を通過させ、直接ごみ層に
浸透したが、この場合ごみ中の水溶性物質の雨水への溶
解量は、雨水がキャッピングシート全面から均一にごみ
中に侵入するので、平準化され、汚水処理場の処理能力
の範囲内であった。その後、ごみの搬入を6回行い、そ
の都度上記の光崩壊性シートと織物とを積層してなるキ
ャッピングシートを被覆し、汚水処理場の処理状況を観
察したが、いずれの場合も処理能力範囲内であった。な
お、図2は光崩壊がある程度進んだキャッピングシート
10の上に第2層のごみ11を搬入し、その上に同様の
キャッピングシート12を被覆したときの断面図であ
る。この場合、排水溝5への排水は排水口3からの排水
と同様に汚水処理場へ送られる。
【0021】実施例2 実施例1においてエチレン−一酸化炭素共重合体に代え
て、高圧法低密度ポリエチレン(密度0.924g/m
l,メルトインデックス3.2g/10分)100部に
コバルトアセチルアセトナート3部を配合した樹脂組成
物を用い、ロール巻厚反(シートの厚さ30μm)を
得、一方、実施例1において高密度ポリエチレンフラッ
トヤーン織物に代えてポリエステル系スパンボンド不織
布(ユニチカFLV,目付13g/m2 ,厚さ70μ
m)のロール巻厚反を用い、ごみ処理場現場にて、両者
のロール巻厚反から各シートをくりだしながら、酢酸ビ
ニル系接着剤を用いて両者を一体化してキャッピングシ
ートとして用いた以外は実施例1と同様の実験を行っ
た。雨水透過率は被覆後1ヵ月で60%、2ヵ月で85
%であり、いずれも汚水処理場の処理能力範囲内であっ
た。
て、高圧法低密度ポリエチレン(密度0.924g/m
l,メルトインデックス3.2g/10分)100部に
コバルトアセチルアセトナート3部を配合した樹脂組成
物を用い、ロール巻厚反(シートの厚さ30μm)を
得、一方、実施例1において高密度ポリエチレンフラッ
トヤーン織物に代えてポリエステル系スパンボンド不織
布(ユニチカFLV,目付13g/m2 ,厚さ70μ
m)のロール巻厚反を用い、ごみ処理場現場にて、両者
のロール巻厚反から各シートをくりだしながら、酢酸ビ
ニル系接着剤を用いて両者を一体化してキャッピングシ
ートとして用いた以外は実施例1と同様の実験を行っ
た。雨水透過率は被覆後1ヵ月で60%、2ヵ月で85
%であり、いずれも汚水処理場の処理能力範囲内であっ
た。
【0022】
【発明の効果】本発明のごみ処理方法は、ごみ被覆のた
めに、光崩壊性ポリマー膜状物と織物等を組み合わせた
キャッピングシートを使用しているので、キャッピング
シート被覆初期には雨水をごみ中に浸透させず、ごみか
らの悪臭等を周囲に発散させず、しかも時間の経過後、
雨水の浸透は平準化されてごみ全体に均一に起こるた
め、短時間に大量の雨水がごみ中に浸透することも、有
害な水溶性成分が一時に溶出することもなく、汚水処理
場の処理能力に越えることがない。しかも、ごみ処理場
の側面に排水溝を設けたことにより、短時間に大量の雨
水がごみ中に浸透することや、水溶性成分の一時の溶出
はさらに防止される。従って、本発明のごみ処理方法
は、汚染物質を環境に放出することなく環境保全および
美化に寄与するものである。さらに、本発明においてキ
ャッピングシートを構成する2つの層を別々に工場生産
し、ごみ処理場の現場において組み合わせるので、予め
工場内で一体化する場合と比較し、容量も減少され、現
場で必要量だけ使用でき、また、各層の素材形態もごみ
処理場の要請に応じて簡単に変更でき、省力化、省スペ
ース化およびコストダウン等の効果を奏する。
めに、光崩壊性ポリマー膜状物と織物等を組み合わせた
キャッピングシートを使用しているので、キャッピング
シート被覆初期には雨水をごみ中に浸透させず、ごみか
らの悪臭等を周囲に発散させず、しかも時間の経過後、
雨水の浸透は平準化されてごみ全体に均一に起こるた
め、短時間に大量の雨水がごみ中に浸透することも、有
害な水溶性成分が一時に溶出することもなく、汚水処理
場の処理能力に越えることがない。しかも、ごみ処理場
の側面に排水溝を設けたことにより、短時間に大量の雨
水がごみ中に浸透することや、水溶性成分の一時の溶出
はさらに防止される。従って、本発明のごみ処理方法
は、汚染物質を環境に放出することなく環境保全および
美化に寄与するものである。さらに、本発明においてキ
ャッピングシートを構成する2つの層を別々に工場生産
し、ごみ処理場の現場において組み合わせるので、予め
工場内で一体化する場合と比較し、容量も減少され、現
場で必要量だけ使用でき、また、各層の素材形態もごみ
処理場の要請に応じて簡単に変更でき、省力化、省スペ
ース化およびコストダウン等の効果を奏する。
【図1】本発明のごみ処理方法の一実施態様において第
1層のごみを堆積した場合の断面図。
1層のごみを堆積した場合の断面図。
【図2】本発明のごみ処理方法の一実施態様において第
2層のごみを堆積した場合の断面図。
2層のごみを堆積した場合の断面図。
1 ごみ処理場 2 土壌 3 排水口 4 排水路 5,6,7 排水溝 8 防水性シート 9,11 ごみ 10,12 キャッピングシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 尚 神奈川県川崎市中原区今井西町222−1− 203 (72)発明者 広瀬 邦弘 神奈川県川崎市川崎区京町2−24−3− 103
Claims (6)
- 【請求項1】 底面に汚水処理場に連結された排水口を
有するごみ処理場に、ごみを堆積し、その上に、光崩壊
性ポリマーからなる膜状物を被覆し、さらにその上に織
物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物を被覆
し、雨水を平準化してごみ中に流入させ排水口から汚水
処理場に送ることを特徴とするごみ処理方法。 - 【請求項2】 底面に汚水処理場に連結された排水口を
有するごみ処理場に、ごみを堆積し、その上に、織物、
不織布、編物、網状物または穴あき膜状物を被覆し、さ
らにその上に光崩壊性ポリマーからなる膜状物を被覆
し、雨水を平準化してごみ中に流入させ排水口から汚水
処理場に送ることを特徴とするごみ処理方法。 - 【請求項3】 底面に汚水処理場に連結された排水口を
有するごみ処理場に、ごみを堆積し、その上に、光崩壊
性ポリマーからなる膜状物を巻いたロール厚反からの該
膜状物と、織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜
状物を巻いたロール厚反からの織物、不織布、編物、網
状物または穴あき膜状物とをその場で一体化させたキャ
ッピングシートを被覆し、雨水を平準化してごみ中に流
入させ排水口から汚水処理場に送ることを特徴とするご
み処理方法。 - 【請求項4】 ごみ処理場が、底面に汚水処理場に連結
された排水口を有し、側面は階段状でその平面部に排水
溝を有し、底面および側面上には防水性シートが敷設さ
れている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のごみ
処理方法。 - 【請求項5】 光崩壊性ポリマーからなる膜状物および
織物、不織布、編物、網状物または穴あき膜状物による
ごみの被覆を複数回繰り返す請求項1ないし4のいずれ
か1項に記載のごみ処理方法。 - 【請求項6】 織物、不織布、編物、網状物または穴あ
き膜状物の素材がポリオレフィン、ビニル系ポリマー、
縮重合ポリマー、開環重合ポリマー、重付加ポリマー、
付加縮合ポリマー、天然ポリマー、無機物および金属か
らなる群から選択されたものである請求項1ないし5の
いずれか1項に記載のごみ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051521A JPH0716556A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ごみ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5051521A JPH0716556A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ごみ処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0716556A true JPH0716556A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=12889322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5051521A Pending JPH0716556A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | ごみ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716556A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103374964A (zh) * | 2012-04-17 | 2013-10-30 | 贵阳铝镁设计研究院有限公司 | 防止雨水进入堆场的方法及排水装置 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP5051521A patent/JPH0716556A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103374964A (zh) * | 2012-04-17 | 2013-10-30 | 贵阳铝镁设计研究院有限公司 | 防止雨水进入堆场的方法及排水装置 |
CN103374964B (zh) * | 2012-04-17 | 2016-02-10 | 贵阳铝镁设计研究院有限公司 | 防止雨水进入堆场的方法及排水装置 |
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