JPH0716526A - 粉状体散布装置およびそれを備えたライニング装置 - Google Patents

粉状体散布装置およびそれを備えたライニング装置

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JPH0716526A
JPH0716526A JP31928992A JP31928992A JPH0716526A JP H0716526 A JPH0716526 A JP H0716526A JP 31928992 A JP31928992 A JP 31928992A JP 31928992 A JP31928992 A JP 31928992A JP H0716526 A JPH0716526 A JP H0716526A
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JP
Japan
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powder
powdery material
air
expansion chamber
pipe
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JP31928992A
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English (en)
Inventor
Hajime Sanada
肇 真田
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SANADA TEKKOSHO KK
TOA FUME KAN KK
Original Assignee
SANADA TEKKOSHO KK
TOA FUME KAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無機粉状体を均一に散布し、コンクリート管
内面に滑らかなライニング層を形成すること。 【構成】 粉状体散布部1と、粉状体移送部2と、粉状
体供給部3とを有し、該粉状体散布部1が拡大室14
と、該拡大室に開口する粉状体移送部と、フィルター1
6を介して設けられたエアー排出口15と、拡大室のテ
ーパ部の先端に設けられた粉状体散布口17と、該粉状
体散布口の上部に位置する邪魔板20と、前記粉状体移
送部材の開口部の反対側に設けられた粉状体受容部18
と、この粉状体受容部に連通し、邪魔板上に開口する散
布管19とからなり、粉状体移送部がエアー吹出部1
2、13を備え、このエアー吹出部からのエアーにより
粉状体を拡大室にまで移給し、散布口から粉状体を散布
すること、およびこれとライニング材吐出装置とを併設
してアーム部材6に取付け、さらにこのアーム部材6を
台車4に持着し、この台車4を前後および上下方向に移
動可能させることによりライニング材の付着がなく、コ
ンクリート部材内面に表面滑らかなライニング層を形成
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無機質粉状体を均一に
散布するための粉状体散布装置、および該粉状体散布装
置を備えたコンクリート部材内面ライニング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、無機質粉状体を散布する手段とし
て種々なものが提案されているが、無機質粉状体は比重
が高いこともあって満足のいうような均一散布を行える
装置がなかった。特にヒューム管等の遠心コンクリート
部材の内面を合成樹脂でラインイング又はコーテイング
する時、あるいは強化無機繊維をコンクリート部材中に
埋め込む時等、前記無機質粉状体と合成樹脂液あるいは
モルタル等のライニング材を同時に吐出あるいは散布す
る場合、ライニング材が無機粉状体の吐出口あるいは散
布口に付着し、それが均一な被覆を困難にすることが多
かった。
【0003】特に、コンクリート管のライニングにおけ
るように、スプレーガンを用いてエポキシ樹脂、ポリエ
ステル樹脂あるいはウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂をス
プレーする時に顕著で、これら熱硬化性樹脂が無機質粉
状体の散布口に付着、硬化し、均一な散布ができなかっ
た。この解決策として、前記無機質粉状体をコンベアベ
ルトで成形部位に供給する手段が提案されたが、吐出さ
れたライニング材がベルトあるいはベルト上に載置した
粉状体に付着し、それが硬化し均一な被覆層を形成する
ことができなかった。しかも、前記ベルトコンベア装置
は大型であり、この装置を用いて小口径のコンクリート
管の内部をライニング又はコーテすることは実質的に不
可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来技術の問
題点を解決すべく本発明者は鋭意研究した結果、上記欠
点のない均一な散布ができ、表面滑らかな被覆層を形成
できる無機質粉状体散布装置を開発した。さらに、前記
無機質粉状体散布装置と公知のライニング吐出装置とを
併設し、同時に散布および吐出を行うことにより表面が
滑らかな被覆層を形成できることを発見し、本発明を完
成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、無機粉状体を均一に
散布するための新規な散布装置を提供することを目的と
する。
【0006】また、本発明は、コンクリート部材の表
面、特に内表面に均一なライニング又はコーテイング層
を形成するコンクリート部材内面ライニング設備を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、粉状体散布部1と、粉状体移送部2と、粉状体供
給部3とからなる粉体散布装置において、該粉状体散布
部1が拡大室14と、この拡大室に開口する粉状体移送
部と、フィルター16を介して設けられたエアー排出口
15と、拡大室のテーパ部の先端に設けられた粉状体散
布口17と、該粉状体散布口の上部に位置する邪魔板2
0と、前記粉状体移送部材の開口部の反対側に設けられ
た粉状体受容部18と、この粉状体受容部に連通し、邪
魔板上に開口する散布管19とからなり、粉状体移送部
がエアー吹出部12、13を備え、このエアー吹出部か
らのエアーにより粉状体を拡大室にまで移給し、散布口
から粉状体を散布することを特徴とする無機質粉状体散
布装置、およびこの無機質粉状体散布装置とライニング
材吐出装置とが併設され、前記各装置がアーム部材6に
取付けられ、そのアーム部材6が台車4に持着され、前
記台車4が前後および上下方向に移動可能であることを
特徴とするコンクリート部材内面ライニング設備に係
る。
【0008】上記装置のアーム部材は中空管状または柱
状がよい。また、粉状体移送部はその先端部が散布部と
進退可能に嵌合され、目的に応じて伸縮できるようにな
っている。他方、ライニング材移送管は、可撓性で、粉
状体散布部の進退に連動するよう余裕の長さを有するの
がよい。また、ライニング材吐出装置は市販のスプレー
ガン等でよい。
【0009】上記無機質粉状体とは、無機質粉体、単繊
維状物、ウイスカー等をいい、また、遠心成形コンクリ
ート管のライニングに使用される珪砂粉末は、粒径50
μm〜2mmの範囲のものがよい。
【0010】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に
基づいて説明する。
【0011】図1は散布装置を示すものであり、1は粉
状体散布部、2は粉状体移送部、3は粉状体供給部であ
る。前記粉状体散布部は、拡大室14と、粉状体移送管
開口部と、フィルター16を介して設けられたエアー排
出口15と、テーパーの先端に設けられた粉状体散布口
17と、この散布口の上部に位置する邪魔板20と、粉
状体移送管開口部の反対側に位置する粉状体受容部18
と、それに連通する散布管19とからなる。そして前記
散布管19は邪魔板上部に開口する。粉状体移送部は、
管状体で、その中空部中に第1、2のエアー吹出管1
2、13を保有し、第1のエアー吹出管12は移送部内
にまで延長し、第2エアー吹出管13は、粉状体供給部
より後方に位置する。エアーはコンプレッサー10によ
り加圧されて供給される。前記移送管の先端部には粉状
体散布部が進退自在に嵌着され、また後端部には、粉状
体供給部が接続されている。前記粉状体供給部は、貯粉
ホッパー11からなり、粉状体を移送部に落下供給す
る。
【0012】図2は、珪砂粉散布装置を備えるライニン
グ設備である。該ライニング設備は、アーム部材6と該
アーム部材を持着する台車4とからなり、該アーム部材
はその内部に移送部7、8を保持し、その先端部には珪
砂粉散布部およびライニング材吐出部が設けられてい
る。そしてその後端部には珪砂粉およびライニング材の
供給部11、12、13が設けられている。台車4はレ
ール上を前後に移動可能なばかりでなく、モーターによ
り上下にも移動可能になっている。
【0013】上記ライニング装置は、台車4の移動によ
り被ライニング管の中空部内に移動し、アーム部材先端
に設けられた珪砂粉散布部の散布口から粉状体を散布す
ると共に、ライニング材吐出ノズルからライニング材を
吐出する。珪砂粉は貯粉ホッパー11から、またライニ
ング材は貯蔵部から送給される。
【0014】
【発明の作用】上記粉状体散布装置は、先ず、貯粉ホッ
パーから落下した粉状体を第1エアー吹出管12で移送
管の中央部に移給し、次いで第2エアー吹出管13によ
り散布部の拡大室14に移給する。拡大室では容積が急
激に膨張すると共に、拡大室上部の排出口15からエア
ーが抜けるため移送エアー圧は急速に低下する。この圧
力低下により粉状体は粉状体受容部18に供給されるこ
とになる。供給された粉状体は散布管19に移給され、
邪魔板上に開口している散布管19を通って散布口17
に移給され、拡大室内の圧力により被散布部材に散布さ
れる。一方、ライニング材は、前記粉状体散布装置の移
送部と併設された移送部7を通って、その先端部に設け
られたノズルから吐出される。図1では合成樹脂液を、
主剤と硬化剤とを別々のノズルから吐出するが、移送管
の先端に混合機を設けそこで混合した後、ノズルから吐
出してもよい。
【0015】上記粉状体散布装置を備えたライニング設
備は、散布部と移送部とが進退可能に嵌合されているの
で必要に応じて散布部を延長することができる。この延
長に応じてライニング吐出管も伸長する。このように三
桜部とライニング吐出部とが伸長できるので、これらの
部材を小口径の管内に延長することにライニングまたは
コーテングを容易に行うことができる。
【0016】遠心コンクリート管内面のライニングは、
例えば図2に示すように、被ライニング管21を回転ロ
ーラ22上に載置し、高速回転させる。他方、移動可能
な台車4に取付けられたアーム部材6は、台車の移動に
より管21の中空内に移動し、散布口およびノズルから
珪砂粉およびライニング材を吐出し、管21の表面に供
給する。これにより管内面に平滑で均一なライニング層
を形成することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明の無機質粉状体散布装置は散布部
がライニング材等から保護されているため、これらライ
ニング材の散布部および散布材への付着がなく、均一な
散布を実施することができる。特に、遠心成形コンクリ
ート管のような高速回転する管へのライニングに当って
は、ライニング材の飛散が多いが、これら飛散材が散布
口に付着することなく表面滑らかなライニング層を成形
することができる。
【0018】また、吹出エアーの供給量および貯粉ホッ
パーからの粉状体の供給量を調節することにより、塗布
する粉状体量を任意に変えることができ、被ライニング
管の状況に合わせたライニング処理をすることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
図1は、散布装置の説明断面図。図2はコンクリート部
材ライニング装置の断面図。
【符号の説明】
1:粉状体散布部 2:粉状体移送部 3:粉状体供給部 4:台車 5:固定台 6:アーム部材 7:粉状体移送部材 8:ライニング材移送部材 9:ライニング材供給部 10:コンプレッサー 11:貯粉ホッパー 12:第1エアー吹出管 13:第2エアー吹出管 14:拡大室 15:エアー排出口 16:フィルター 17:粉状体散布口 18:粉状体受容管 19:粉状体散布管 20:邪魔板 21:被ライニング管 22:回転ローラ
【図1】
【図2】
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体散布装置の概略断面図である。
【図2】本発明の粉体散布装置を備えたライニン装置の
概略断面図である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉状体散布部1と、粉状体移送部2と、粉
    状体供給部3とからなる粉体散布装置において、粉状体
    散布部1が拡大室14と、該拡大室に開口する粉状体移
    送部と、フィルター16を介して設けられたエアー排出
    口15と、拡大室のテーパ部の先端に設けられた粉状体
    散布口17と、該粉状体散布口の上部に位置する邪魔板
    20と、前記粉状体移送部の開口部の反対側に設けられ
    た粉状体受容部18と、この粉状体受容部に連通し、邪
    魔板上に開口する散布管19とからなり、粉状体移送部
    がエアー吹出部12、13を備え、このエアー吹出部か
    らのエアーにより粉状体を拡大室にまで移給し、散布口
    から粉状体を散布することを特徴とする無機質粉状体散
    布装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の無機質粉状体散布装置を
    備えるコンクリート部材内面ライニング設備において、
    無機質粉状体散布装置とライニング材吐出装置とが併設
    され、これら装置がアーム部材6に取付けられ、そのア
    ーム部材6が台車4に持着されており、前記台車4が前
    後および上下方向に移動可能であることを特徴とするコ
    ンクリート部材内面ライニング設備。
  3. 【請求項3】 無機質粉状体散布装置の移送部材の先端
    部に散布部が進退可能に嵌着されたことを特徴とする請
    求項2記載のコンクリート部材内面ライニング設備。
JP31928992A 1992-11-05 1992-11-05 粉状体散布装置およびそれを備えたライニング装置 Pending JPH0716526A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11172616A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Obayashi Road Corp アスファルトフィニッシャ
JP2018008260A (ja) * 2016-06-30 2018-01-18 株式会社クボタ 管の塗装装置および塗装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11172616A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Obayashi Road Corp アスファルトフィニッシャ
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