JPH0716516A - 床面等の接着剤塗布装置 - Google Patents

床面等の接着剤塗布装置

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JPH0716516A
JPH0716516A JP19081193A JP19081193A JPH0716516A JP H0716516 A JPH0716516 A JP H0716516A JP 19081193 A JP19081193 A JP 19081193A JP 19081193 A JP19081193 A JP 19081193A JP H0716516 A JPH0716516 A JP H0716516A
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季光 若月
Kazunaga Sato
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、床面等における接着剤の塗布作業
を的確に能率よく行うとともに、構成が簡単で取り扱い
やすく廉価な接着剤塗布装置を提供する。 【構成】 接着剤Wを収容するタンク2の下部に沿って
床面Fに転接可能な横長のローラ3を近設し、前記タン
ク2のローラ近設位置に所定間隔を有して複数のノズル
孔9を開設した接着剤塗布装置1となし、ローラ3の後
方にキャスタ4を隣設するとともに、タンク2にはその
後方に延出する柄5,又はハンドル5aを設けている。
また上記タンク2はパッキン2cを介して接合される上
下対称な上タンク2aと、下タンク2bとで水密性に構
成してあり、下タンク2bにはノズル孔9a,9bを前
後のコーナー部8a,8bに、孔径又は孔形状を異なら
せて複数列に開設し、該ノズル孔9a,9bにローラ3
を近設切換可能に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロア等の板部材等の床
面又はボード面等に接着剤を塗布する床面等の接着剤塗
布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例えばOA機器等が配置されるフロ
アは、コンクリート土間に多数のタイルを配線空間を有
してジャッキ類で支持した床面(フリーアクセスフロ
ア)となし、その床面上に糊を塗布したのちタイルカー
ペット等の敷物を全面に張りつけて構成されている。上
記床面における接着剤の塗布作業には、一般に接着剤と
しての不乾性の糊を市販のペンキローラを用いて手作業
にて床面上を転圧させながら引き延ばし、床面の全面に
塗布したのち敷物を張り付け敷設している。また動力型
の接着剤塗布装置としては、エアコンプレッサ等を用い
てタンク内の糊をスポンジ状の塗布ローラ筒内に加圧供
給して、塗布ローラ表面に浸出した糊を床面に連続的に
糊付けをするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ペンキローラを用
いた手作業による塗布は、一回毎のローラ塗りの都度接
着剤をペンキローラ全面に付着させて床面等に塗り付け
るため、作業が非能率であるばかりでなく塗り始めと塗
り終わりとの塗布厚度が不均一になり易く、これに敷設
される敷物は部分的に必要以上に強く接着される箇所
と、逆に接着不足となる不具合な箇所が多々生じて、波
うち状に敷設されたり外観を損なう等の欠点がある。そ
して上記の如く敷設された敷物を床下配線等の都合によ
り一時的に剥ぎ取り、或いは敷き直しを行う必要のある
場合には、前述のフロアの敷物はその剥離作業が極めて
困難で非能率な作業を強いられたり、敷物が破損され易
い等の問題がある。またローラ内から接着剤を加圧して
湧出させる動力による塗布作業では、エアコンプレッサ
ーや複雑な回路並びに制御機器を要するため、塗布作業
は機械的に行うことができて便利である反面作業がコス
ト高となることや、装置の取り扱い並びに使用後のロー
ラ機器等の洗浄やメンテナンス作業が煩雑となる問題が
ある。そこでこの発明は、これらの諸問題を解決するロ
ーラによる床面等の接着剤塗布装置を提供せんとするも
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による床面等の接着剤塗布装置は、接着剤W
を収容するタンク2の下部に沿って横長のローラ3を床
面Pに転接可能に近接し、前記タンク2のローラ近接位
置に所定間隔を有して複数のノズル孔9を開設したこと
を特徴としている。また、タンク2に該タンク2の後方
に延出する柄5,又はハンドル5aを設けると効果的で
ある。さらに、タンク2にローラ3とともに又は各別に
接地するキャスタ4を付設するとよい。
【0005】上記のタンク2は本体2bと該本体2bに
対して開閉又は分割接合可能な蓋体2aとで構成したこ
とを特徴としている。また、ノズル孔9をタンク2の異
なる2以上のコーナー部8a,8bに、孔径若しくは孔
形状を異ならせて複数列開設するとともに、該複数列の
ノズル孔9a,9bのいずれかにローラ3を近接させて
着脱可能に取付ける構成にする。
【0006】
【作用】上記のように構成された接着剤塗布装置1を床
面F上でローラ2及びキャスタ4を接地させ柄5を引い
て移動させると、各ノズル孔9から床面Fに転接回転す
るローラ2表面の巾方向に接着剤Wが送出されて、該接
着剤Wはローラ2を介しその回転に伴い、床面Fに各ノ
ズル孔9と同間隔に複数の筋状に連続して塗布される。
床面Fに塗布された接着剤Wは、図4に示すようにノズ
ル孔9aの形状に対応した筋状の突起断面に転圧して的
確に塗布されるので、敷物Kは全体を均一に具合よく剥
離可能に簡易接着して敷設される。また塗布作業中途に
おいて柄5を上下に揺動させると、ローラ2はキャスタ
4を支点として床面Fから浮き上がり一時的に接着剤W
を塗布しなくできるので、目地25a等を有する床面F
の塗布作業を良好に遂行できるほか、塗布作業を伴わな
い移動に便利である。
【0007】さらに敷物の種別等によりまたその接着具
合を変えたい場合には、タンク2の他方に設けたノズル
孔9b側にローラ2を近接設置させることにより、前記
ノズル孔9aとは異なる塗布パターンの接着剤Wの塗布
作業を簡単にできるので、広汎で能率のよい塗布作業を
可能とする。また接着剤塗布装置1は柄5を把持して取
り扱い易く便利に操作でき、タンク2は本体2bと蓋体
2aとに開閉又は分割接続可能に構成したので、構成を
簡潔で廉価に製作できるとともにタンク2内の清掃等の
メンテナンス作業を容易に行える。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明する。図
1〜3において1は本発明に係わる接着剤塗布装置であ
り、不乾性の流動状接着剤Wを収容するタンク2の前方
下部に該接着剤W塗布用のローラ3を横設するととも
に、該ローラ3のタンク後部にキャスタ4を隣設して床
面Fに転接可能に設け、タンク2の後部に柄5を取りつ
けて構成している。上記タンク2はアルミ材又はFRP
等のプラスチックで軽量箱型に形成した上タンク2aと
下タンク2bとを、フランジ部間にパッキン2cを介し
て重合させ、その前後面をコの字状の挟持具6で挟み、
ネジ6aで締めつけることにより水密性を有するように
挟着し、簡易廉価に製作するとともに分解組立てを容易
にしている。
【0009】そして上タンク2aの前後面の上方央部に
は接着剤Wを漏出しないブリザー栓7を着脱可能に装着
するとともに、下タンク2bの前下コーナ部8a及び後
下コーナ部8bにはローラ3が該コーナ部8a,8bに
沿って近接可能となるように、ローラ支杆3a,3aを
下タンク2bの底面に固着した取付具3b,3bの前後
両側から挿脱自在に挿入でき、固定具(蝶ボルト)3c
で締着して位置決め固定するようにしている。また前下
コーナ部8a及び後下コーナ部8bにおける上記ローラ
3の近接部位には、それぞれ所定間隔(15〜20ミ
リ)を有して複数のノズル孔9群が穿設され、前下コー
ナ部8a側は丸孔状のノズル孔9a(2.4Φ〜3Φ程
度)となし、後下コーナ部8b側は長孔状のノズル9a
を穿設している。
【0010】そして図2,図3に示すように、ローラ3
をノズル孔9a側に近接して使用する場合には、他側の
ノズル孔9b部分はテープシール10を貼着して全面閉
鎖して用いるようになし、柄5を引いて接着剤塗布装置
1を矢印方向に進行させると、ノズル孔9aから送出さ
れる接着剤Wはローラ3を介して図4(a)に示すよう
な、細巾で山形の筋状に床面Fに繰り出されて転写さ
れ、その塗布巾Hは床面FのアクセスホールA,Aの間
隔Lより小巾とし、また接着剤塗布装置1の機体巾はロ
ーラ2巾と同等或いはそれ以下とするとよい。11は前
記柄5に固着された柄杆であり、その先端部は前述の取
付具3bの両側において下タンク2bに個着した取付具
3dに挿着され、基部を押圧板12を介してネジ12a
で固定される。5aは柄5の端部に着脱自在に螺合して
後方に延設した、延長柄としてのハンドルであり歩行塗
布作業に便利よくしている。
【0011】また図7に示すようにノズル孔9b側にロ
ーラ3を近接させて使用する場合には、前記ノズル孔9
bのテープシール10を除去し、且つテープシール10
で他方のノズル孔9aを閉鎖するとともに、ローラ支杆
3a及び柄杆11を各取付具3b,3dに図3の逆向き
に挿入固定して行う。12bは上記の状態における押圧
板12の止め用ネジ12aのネジ座である。そして上記
態様の接着剤塗布装置1をローラ2を転接させて同図矢
印方向に進行させると、接着剤Wは図4(b)に示す広
巾な帯状の筋として床面Pに繰り出して使用することが
でき、上記ノズル孔9a,9bの選択により接着剤Wの
床面Fに対する塗布形状を床面の状態やタイル寸法又は
種類に応じて選定できるようにしている。またノズル孔
9bの形状はローラ3全巾に相当する横長のスリットに
して用いることもできる。
【0012】15,15は下タンク2bの前後中央部で
左右に設けた接着剤Wの供給口及びのぞき口であり、タ
ンク2内に接着剤Wを供給するときはタンク2を反転さ
せて蓋15a,15aを外し、一方の供給口15から接
着剤Wを入れ他方の供給口15から内部を検視して、よ
り速やかに供給作業を行うことができるものである。1
6はキャスタ4の支脚であり、下タンク2b下面の両外
側に着脱可能に取付け、接着剤塗布装置1をローラ2と
ともに床面Fに適正姿勢に支持し塗布作業を行いやすく
するとともに、ローラ2の接地圧が過大にならないよう
に調節し、立壁面等の塗布作業ではキャスタ4を外すこ
とにより自在にできるようにしている。またキャスタ4
は非作業時にハンドル5aと接地させることにより、ロ
ーラ2を浮かせた状態で床上に置くことを可能にしてい
る。
【0013】実施例において上記ローラ2の構成は、図
6に示すような市販のペイントローラ17を2個用意し
て、これを組合せ加工することにより簡易且つ廉価に製
作できるようにしている。即ち同図においてペイントロ
ーラ17は、そのローラ支持具18がローラ支杆3aの
支軸の両側に回転可能に軸支されたホルダー19,19
a間に、中央部が放射方向に弾力的に膨出するように張
設された複数本の張り具20を有して構成され、該ロー
ラ支持具18にスポンジ材で形成した塗布筒21内に固
着される芯筒21aを弾力的に支持させて挿入している
ので、まず塗布筒21を前記ローラ支持具18より抜き
去るとともに柄5を分離する。
【0014】次いで図5に示すように、ローラ支持具1
8を互いに対向した状態において2分割した塗布筒21
を左右に配し、内側に塗布筒21を設けるように前記ロ
ーラ支持具18に挿入係止する。このとき外側の鍔付ホ
ルダー19の内側にはワッシャ22を介挿して塗布筒2
1の左右の位置決めをより的確に行う。上述の如くして
製作されたローラ2は、そのローラ支杆3a,3aが前
記取付具3b,3bに取り付けることにより、構成を簡
潔で廉価に製作できるものでありながら、塗布筒21は
弾性的に支持されて高性能な塗布作業を行うことができ
るとともに、ローラ2の分解組立てが容易で塗布筒21
の交換や洗浄等を能率よくできるものである。またロー
ラ支杆3aから取り外された柄5は、既述のように接着
剤塗布装置1の操作用の柄5の取付用ホルダーとして有
効利用している。
【0015】ここで本実施例による接着剤塗布装置1に
よって塗布作業が行われる床面Fの構成について説明す
ると、図1において25は四隅に取付孔26を有する方
形状のタイル等の板部材であり、その左右両側央部に半
割形状のアクセスホールAを形成している。該板部材2
5はコンクリートベース27上に配線空間を形成するよ
うにジャッキ28によって多数列に支持され、該ジャッ
キ28のネジ座28aに高さ調節可能に螺合した取付座
28bで水平に調節支持され、取付ネジ28cで固定し
て平坦で頑丈な床面Fとして構成される。そして所望の
アクセスホールAからは配線を引き出して適宜なOA機
器(不図示)に接続構成されるとともに、不使用なアク
セスホールAは蓋片29で平坦に閉鎖され、その後床面
F上のアクセスホールA,A間に接着剤Wの塗布が行わ
れてタイルカーペット等の敷物Kが敷設されるものであ
る。
【0016】次に上記構成した実施例の使用態様及び動
作について説明すると、接着剤Wを収容した接着剤塗布
装置1を床面FのアクセスホールA,A間において、ロ
ーラ2及びキャスタ4を接地させ、図1に示すように柄
5を引いて矢印方向イに移動させると、床面Fに転接回
転するローラ2表面の巾方向に並列した各ノズル孔9か
ら接着剤Wが送出され、ローラ2上に送出された接着剤
Wは該ローラ2の回転に伴い床面Fに各ノズル孔9と同
間隔に筋状に連続して転写塗布される。このとき接着剤
Wはブリザー栓7から吸気してその自重によって具合よ
く送出されるものであり、また一時的に塗布作業を中断
するするときには接着剤塗布装置1を反転しておけば接
着剤Wは不用意に漏出することがない。
【0017】上述のようにして床面Fに塗布された接着
剤Wは図4に示すように、ノズル孔9a形状に対応した
筋状の突起断面に転圧塗布され、またその厚みはローラ
2の転圧力を加減することによって調整される。また接
着剤Wの塗布量は接着剤塗布装置1の移動速度を調整す
ることにより容易に可能となる。即ち接着剤塗布装置1
の移動速度を遅くすると接着剤Wは床面Fに厚く塗布で
き、速くすると薄く塗布できるものである。
【0018】また互いに隣接する板部材25の目地25
a部分等において、接着剤Wを塗布したくない場合に
は、ローラ2が目地25aに至る直前で柄5を押し下げ
ると、ローラ2はキャスタ4を支点として床面Fから浮
き上がらせて進行でき、目地25aを通過した時点でロ
ーラ2を再び接地させれば、元の連続した良好な筋状の
塗布作業を容易に遂行することができる。さらに実施例
によれば、敷物の種別等によりまたその接着具合を変え
たい場合には、図7のようにタンク2の他方に設けたノ
ズル孔9b側にローラ2を近接設置するとともに、柄5
を他側に組み換えることにより、前記ノズル孔9aとは
異なる例えば図4(b)に示す広巾パターンの筋状な接
着剤Wの塗布作業が簡単且つ迅速にできて、広汎で能率
のよい塗布作業が可能となる。図示する例ではタンク2
を上下2分割して本体2bと蓋体2aとを重合接合せし
めているが、これを前後方向に分割形成して接合端をフ
ランジ接合等し、下方側を本体に、上方側を蓋体とし、
蓋体側に柄5、ハンドル5a等を取付ける構成とするこ
とも可能である。
【0019】次に図8に示す第2実施例について説明す
る。接着剤塗布装置1のタンク2は上部に開口部を設け
た一体容器状に形成し、該開口部にブリーザー栓を兼ね
た供給口蓋30を有する蓋板31を開閉可能にネジ着す
るとともに、タンク2の一側コーナー部に連通口32を
開設し、該連通口32に複数のノズル孔9を形成したガ
イド部材33を着脱可能に取り付けている。上記ガイド
部材33内には、前記連通口32に通じ外側からスライ
ド操作して、ノズル孔9から送出される接着剤Wの送出
量を調整する調整弁34を設けている。
【0020】またローラ3はローラ支杆3aを介して前
記タンク2を支持するキャスタ4付の機枠35に、ガイ
ドピン36,止めネジ37,長孔38で位置調節自在に
取り付けられ、ノズル孔9に近接或いは摺接可能に選定
して近接できるようにしている。また柄5は機枠35の
後部に取付ピン39を中心に上下調節できるように枢支
し、調節ネジ39aで位置決めして塗布作業を楽に行う
ようにしている。上記構成した実施例では、接着剤Wの
供給は接着剤塗布装置1を図8の姿勢においた状態で供
給蓋30を開けて行うことができ、またタンク2内の洗
浄等メンテナンス作業は蓋板31を開放することにより
容易に行うことができる。
【0021】また塗布作業は調整弁34をその停止位置
から側方に引いて開き開口量を調節することにより、ノ
ズル孔9から送出される接着剤W量を設定したのち、柄
5を引いて接着剤塗布装置1を移動させて行うので、取
り扱いが便利で適応性の高い的確な塗布作業を能率よく
遂行できるものである。さらに既述した本発明は床面F
を動力で自動走行する走行機台(不図示)に設置しても
よく、この場合には接着剤塗布装置用のロボットとして
最適化できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成される本発明によれば
以下のような技術的効果を奏するものである。 (1)接着剤を床面に所定間隔を有して複数の筋条に均
一に塗布するので、敷物全体を床面にむらなく確実に接
着することが容易に可能となり、また接着剤は効率よく
床面に塗布されるので、接着剤の消費量を少なくして節
約することができる。さらに、敷物を床面から剥離しよ
うとする場合には簡易に剥離作業ができて、敷物の破損
を抑制しながら作業性を向上することができる。
【0023】(2)ローラはキャスタとともに床面に転
接し押接自在に操作されるので、接着剤の塗布圧並びに
塗布作業を随時的確に調節でき、精度の高い塗布作業を
能率よく行うことができるとともに、簡潔で取り扱い性
のよい接着剤塗布装置を廉価に提供することができる。
またタンク2に孔径若しくは孔形状を異ならせて開設し
た複数列のノズル孔9a,9bを選択して塗布作業を行
うことにより、所望の接着が可能となって広汎な接着剤
の塗布作業に有効に使用することができる。 (3)また接着剤塗布装置は柄5を把持して簡単に操作
できるので取り扱いやすく、狭小な場所やフロアコーナ
ー部等における塗布作業を簡便に行うことができる。ま
たタンク内の清掃やローラの洗浄等のメンテナンス作業
性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による塗布作業を示す斜視
図である。
【図2】図1の接着剤塗布装置を一部破断して示す側面
図である。
【図3】塗布装置の底面図である。
【図4】(a)は丸孔ノズルによる接着状態を示す断面
図、(b)は長孔ノズルによる接着状態を示す断面図で
ある。
【図5】ローラ構成の一実施例を示す断面図である。
【図6】市販のペンキローラを示す分解斜視図である。
【図7】第1実施例の変形使用例を示す側面図である。
【図8】第2実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 接着剤塗布装置 2 タンク 2a 上タンク 2b 下タンク 2c パッキン 3 ローラ 4 キャスタ 5 柄 8a,8b コーナー部 9,9a,9b ノズル孔 W 接着剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接着剤(W)を収容するタンク(2)の
    下部に沿って横長のローラ(3)を床面(P)に転接可
    能に近接し、前記タンク(2)のローラ近接位置に所定
    間隔を有して複数のノズル孔(9)を開設したことを特
    徴とする床面等の接着剤塗布装置。
  2. 【請求項2】 タンク(2)に該タンク(2)の後方に
    延出する柄(5),又はハンドル(5a)を設けた請求
    項1の床面等の接着剤塗布装置。
  3. 【請求項3】 タンク(2)にローラ(3)とともに又
    は各別に接地するキャスタ(4)を取付けた請求項1の
    床面等の接着剤塗布装置。
  4. 【請求項4】 タンク(2)を本体(2b)と本体(2
    b)に対して開閉又は分割接合可能な蓋体(2a)とで
    構成した請求項1の床面等の接着剤塗布装置。
  5. 【請求項5】 ノズル孔(9)をタンク(2)の異なる
    2以上のコーナー部(8a),(8b)に、孔径若しく
    は孔形状を異ならせて複数列開設するとともに、該複数
    列のノズル孔(9a),(9b)のいずれかににローラ
    (3)を近接させて着脱可能に取付ける構成とした請求
    項1の床面等の接着剤塗布装置。
JP5190811A 1993-07-02 1993-07-02 床面等の接着剤塗布装置 Expired - Lifetime JP2632124B2 (ja)

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