JPH07164141A - はんだ付け方法及び装置 - Google Patents

はんだ付け方法及び装置

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JPH07164141A
JPH07164141A JP7465094A JP7465094A JPH07164141A JP H07164141 A JPH07164141 A JP H07164141A JP 7465094 A JP7465094 A JP 7465094A JP 7465094 A JP7465094 A JP 7465094A JP H07164141 A JPH07164141 A JP H07164141A
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JP
Japan
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soldering
diketone
gas
vapor
acid
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Application number
JP7465094A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kin
信次 金
Takanori Ariga
敬記 有賀
Tsutomu Inamura
勉 稲村
Toyoyuki Sato
豊幸 佐藤
Hidetoshi Ota
英俊 太田
Akitoshi Hirao
彰敏 平尾
Tetsuya Okuno
哲也 奥野
Tomohiko Iino
知彦 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Senju Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Japan Oxygen Co Ltd
Nippon Sanso Corp
Senju Metal Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラックスを使用せず、雰囲気ガスによりは
んだ付け部分を活性化し、はんだ付け後の洗浄が不要な
はんだ付け方法及びその装置を提供する。 【構成】 ジケトンの蒸気と、カルボン酸の蒸気,不活
性ガス,還元性ガス等を含む雰囲気下ではんだ付けを行
う方法である。はんだ付け装置は、はんだ付け炉(10)
と、該はんだ付け炉(10)に、不活性ガスを供給する経路
(20)、還元性ガスを供給する経路(40)、ジケトンの蒸
気、あるいはジケトンの蒸気とカルボン酸の蒸気との混
合蒸気を供給する経路(60)を備えるとともに、前記ジケ
トンの蒸気及びカルボン酸の蒸気と、不活性ガス及び/
又は還元性ガスとを混合する第1混合器(80)及び第2混
合器(81)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はんだ付け方法及びそ
の装置に関し、詳しくは、活性雰囲気中ではんだ付けを
行う方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】はんだ
付けを良好に行うには、はんだ材が溶融する時点で母材
(被はんだ付け物)の表面が清浄であることが必要であ
る。このため、一般には、フラックスを用いて母材表面
を清浄化(活性化)することが行われている。このフラ
ックスを使用したはんだ付け方法は、母材のはんだ付け
部にフラックスを配置する工程と、加熱により母材の表
面を活性化させながらフラックスではんだ付け部を覆っ
て活性状態を維持する工程と、はんだ材を溶融させて活
性化した母材表面にはんだ材を濡れ広げる工程と、冷却
によりはんだ材を固化させてはんだ材を母材に接合する
工程とに大別される。
【0003】上記方法で使用されたフラックスは、はん
だ付け時の加熱によりある程度気化するが、一部ははん
だ付け部に残る。残ったフラックスがそのままに放置さ
れていると、フラックスが空気中の水分(湿気)と反応
してはんだ付け部を腐食させたり、絶縁抵抗を低下させ
たりして、例えば電子機器の機能を劣化させる不都合が
生じる。
【0004】したがって、信頼性を重視する電子機器等
では、はんだ付け後にフラックスを除去するための洗浄
を行っている。一方、フラックスの代表的なものとして
は、例えば、ロジンにアミンのハロゲン化物のような活
性剤を添加したものがあり、これらを除去する溶剤とし
ては、フロンやトリクレンが優れた効果を有している。
しかしながら、これらの溶剤は、地球を取りまくオゾン
層を破壊したり、地下水を汚染することから、その使用
が規制されるようになってきている。
【0005】このような状況により、近年、電子機器の
はんだ付け工場では、上記溶剤を使用しない洗浄方法を
検討しはじめ、水溶性の洗剤やアルコール等の代替洗浄
剤が開発されているが、フラックスを洗浄した代替洗浄
剤の処理に多大の費用を要する不都合がある。このた
め、洗浄が必要なフラックスを用いないはんだ付け方法
及びその装置の開発が望まれている。
【0006】そこで本発明は、フラックスを使用せず、
雰囲気ガスによりはんだ付け部分を活性化し、はんだ付
け後の洗浄が不要なはんだ付け方法及びその装置を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明のはんだ付け方法は、少なくともジケトン
の蒸気を含み、必要に応じてカルボン酸の蒸気,還元性
ガス,不活性ガスのいずれか1種以上を含んだ雰囲気下
ではんだ付けを行うことを特徴としている。
【0008】また、本発明のはんだ付け装置は、カルボ
ン酸の蒸気,還元性ガス,不活性ガスのいずれか一種以
上と、ジケトンの蒸気とを含む混合ガスの雰囲気下では
んだ付けを行うはんだ付け炉と、該はんだ付け炉に前記
ジケトンを供給する経路と、該はんだ付け炉に前記カル
ボン酸,還元性ガス,不活性ガスのいずれか一種を供給
する経路とを備えていることを特徴としている。
【0009】本発明に使用されるジケトンは、ジアセチ
ル(CH3 COCOCH3 ,沸点87℃),アセチルア
セトン(CH3 COCH2 COCH3 ,沸点140.5
℃),アセトニルアセトン(CH3 COCH2 CH2
OCH3 ,沸点191.4℃)の内の少なくとも1種で
あることが好ましい。
【0010】また、本発明に使用される前記カルボン酸
は、蟻酸(HCOOH,沸点101℃),酢酸(CH3
COOH,沸点119℃),プロピオン酸(CH3 (C
2)COOH,沸点141℃),ブチリック酸(CH
3 (CH2 2 COOH,沸点164℃),バレリック
酸(CH3 (CH2 3 COOH,沸点186℃),カ
プロン酸(CH3 (CH2 4 COOH,沸点205
℃),エナント酸(CH3 (CH2 5 COOH,沸点
233℃),カプリル酸(CH3 (CH2 6 COO
H,沸点239℃),ペラルゴン酸(CH3 (CH2
7 COOH,沸点253℃),蓚酸((HCOO
H)2 ,沸点157℃(昇華)),マロン酸(HOOC
(CH2 )COOH,沸点140℃),コハク酸(HO
OC(CH2 2 COOH,沸点235℃(昇華)),
アクリル酸(CH2 CHCOOH,沸点141℃),サ
リチル酸(C6 4 (OH)COOH,沸点211℃
(昇華)),乳酸(CH3 CH(OH)COOH,沸点
119℃)の内の少なくとも1種であることが好まし
い。 さらに、本発明に使用される還元性ガスは、水
素,一酸化炭素,アンモニアの内の少なくとも1種であ
ることが好ましく、本発明に使用される不活性ガスは、
窒素,二酸化炭素,アルゴン,ヘリウムの内の少なくと
も1種であることが好ましい。
【0011】本発明に使用されるジケトンの蒸気は、以
下のいずれかの方法で、前記不活性ガス,還元性ガス,
カルボン酸の蒸気と混合されてはんだ付け炉の雰囲気ガ
スを形成する。
【0012】その1は、前記いずれかのガスをジケトン
の液中にバブリングさせる。その2は、前記いずれかの
ガスにジケトンの液を導入して蒸発させる。その3は、
前記いずれかのガスの雰囲気下のはんだ付け炉にジケト
ンの液を導入して蒸発させる。その4は、前記ジケトン
の蒸気を母材に結露させて液膜又は液滴状態にし、該ジ
ケトンが結露している母材を前記いずれかのガスの雰囲
気下のはんだ付け炉の高温ゾーンで加熱して再度蒸発さ
せる。その5は、前記いずれかのガスの雰囲気下のはん
だ付け炉にジケトンの液を導入して母材に液膜又は液滴
を形成させた後に蒸発させる。
【0013】また、カルボン酸を使用する場合、その蒸
気は、上記ジケトンと同様にして雰囲気ガスに混合する
ことができる。このとき、ジケトンとカルボン酸の液を
所定の割合で混合した混合液の状態で用いることもでき
る。
【0014】さらに、前記母材への前記ジケトンやカル
ボン酸の液膜又は液滴の形成は、ジケトンやカルボン酸
の蒸気を、前記はんだ付け炉の入口部の温度又ははんだ
付け炉導入前の母材の温度以上に昇温してはんだ付け炉
に供給したり、前記不活性ガスや還元性ガスに、ジケト
ンやカルボン酸の蒸気を前記はんだ付け炉の入口部の温
度又ははんだ付け炉導入前の母材の温度における飽和蒸
気圧以上になるように混合してはんだ付け炉に供給した
りすることにより行うことができる。また、前記ジケト
ンやカルボン酸を液状ではんだ付け炉に供給する場合
は、液を噴出するノズルや発泡装置を用いることができ
る。
【0015】
【作 用】はんだ付け後の洗浄を不要とするための雰囲
気ガスとしての条件は、まず、雰囲気ガスに母材及びは
んだ表面の酸化膜を還元する性質があること、次にはん
だ付け時に雰囲気ガス成分がはんだ材や母材内に溶け込
まないこと、あるいは溶け込んでも絶縁抵抗低下や腐食
物の生成がないことなどである。
【0016】この条件に適合する雰囲気ガスの組成につ
いて検討したところ、はんだ付け時の温度で還元性を有
しているジケトンの蒸気が適切であることを見出した。
ジケトンの蒸気を使用する場合は、ジケトンの蒸気を不
活性ガスで希釈することが装置を簡素化できる点で好ま
しい。また、この場合は、高価なジケトンを希釈して使
用するため、経済的であり、かつ、可燃性ガスであるジ
ケトンの蒸気を扱う上での安全性も向上する。
【0017】ところが、ジケトンの蒸気は、活性力が微
弱であるため、雰囲気中の酸素濃度が高くなったり、母
材表面の酸化が多少進むと、母材表面の還元を十分に行
えず、はんだは溶融していても、濡れ広がらないことが
ある。このジケトンの蒸気の活性力不足を補うために
は、ジケトンの蒸気濃度を高くすることで効果が上がる
が、前述した通り、単に雰囲気中のジケトンの蒸気濃度
を高めることは、経済性や安全面で望ましくない。
【0018】このため、母材に液状のジケトンを付着さ
せてはんだ付け炉内の高温ゾーンで蒸発させ、高濃度な
ジケトンの蒸気がはんだ付け箇所近辺を重点的に覆う方
法が勧められる。ジケトンを母材に液状で付着させる方
法としては、予めフラクサー等の塗布装置を使用してジ
ケトン液を塗布する方法が考えられるが、装置の簡素化
や小型化の観点からは塗布装置を使用しないことが望ま
しい。したがって、母材あるいは母材とはんだとが、は
んだ付け炉で加熱される前に、ジケトンの蒸気を接触さ
せ、ジケトンの蒸気の一部を結露させて母材に液状で付
着させる方法が勧められる。
【0019】その他に、ジケトンの蒸気の活性力不足を
補うために、還元性ガス及び/又はカルボン酸の蒸気を
添加する方法がある。ジケトンの蒸気と不活性ガスの混
合ガスに、カルボン酸の蒸気を添加した場合は、フロー
はんだ付けにおいて以下のメリットがある。
【0020】カルボン酸の蒸気は、ジケトンの蒸気に比
べて還元力は強いが毒性のものが多い。したがって、カ
ルボン酸の蒸気の濃度は、できるだけ低いことが望まし
い。しかし、不活性ガス中にカルボン酸の蒸気のみを低
濃度に混合した場合は、噴流はんだの酸化物を還元する
ことはできるが、母材表面の還元には不十分で、結果と
してはんだはプリント基板(母材)のはんだ付け部に濡
れ広がらない。
【0021】一方、ジケトンの蒸気は、毒性はないが、
活性力が微弱なため、高濃度の蒸気をはんだ付け部に供
給する必要がある。経済性や安全性の面で母材に液状の
ジケトンを付着させることが望ましい。ところが、はん
だ付け時の雰囲気中の酸素濃度が比較的高い場合(例え
ば、1000ppm)、はんだはプリント基板のはんだ
付け部に濡れ広がるが、プリント基板に付着したはんだ
表面の還元が不十分になる。その結果、はんだの表面張
力が高くなり、プリント基板の下面にはんだのつららが
発生する。
【0022】そこで、ジケトンの蒸気とカルボン酸の蒸
気とを同時に使用することにより、互いの欠点を補い、
良好なはんだ付けを行うことができる。例えば、プリン
ト基板のはんだ付け部にジケトンを液状で付着させて、
はんだの噴流がプリント基板に接触する時に蒸発させる
ことにより、ジケトンの蒸気で該はんだ付け部を覆うと
ともに、雰囲気ガスにカルボン酸の蒸気を少量添加する
と、はんだが該はんだ付け部に濡れ広がり、はんだのつ
ららが生じない。この結果、良好なはんだ付けが可能と
なる。また、ジケトンの蒸気に還元性ガスを混合した場
合も、上記同様の効果が得られる。
【0023】ジケトンの蒸気を雰囲気ガス中に混合させ
る方法の1つとしては、例えば、前記還元性ガス又は該
還元性ガスと前記不活性ガスとの混合ガスをジケトン液
中にバブリングさせる方法や、前記不活性ガスをジケト
ン液中にバブリングさせた後、該ガスを還元性ガスと混
合させる方法を採用することができる。このとき、ジケ
トンの液を沸点以下に加熱することにより、混合ガス中
のジケトンの蒸気濃度を高めることができる。
【0024】前記還元性ガスとしては、上記水素の他、
一酸化炭素,アンモニアを用いることができる。一酸化
炭素は水分と反応して水素を生成し、アンモニアは分解
することで水素を生成する。
【0025】また、ジケトンやカルボン酸としては、各
種のものを使用することができるが、はんだ付け工程時
の温度、即ち、はんだ付けの工程は、母材の予熱,はん
だ材の溶融,母材とはんだ材の冷却、の3工程に大別さ
れ、母材表面の還元は、母材の予熱工程から始める必要
があるため、予熱時の温度、即ち一般的な予熱温度であ
る100〜250℃でガス化するものを選定する必要が
ある。したがって、前述したジケトン及びカルボン酸が
好適である。
【0026】本発明では、母材表面の状態に応じて、ジ
ケトンの蒸気、あるいは、ジケトンの蒸気とカルボン酸
の蒸気、ジケトンの蒸気と還元性ガス、ジケトンの蒸気
とカルボン酸の蒸気と還元性ガスとの混合ガスを、はん
だ付けの雰囲気ガスに用いることができるが、これらに
不活性ガスを混合してこれらを希釈することにより、経
済性を向上させることができる。また、例えば可燃性ガ
スである水素の濃度や、毒性のあるカルボン酸の濃度を
下げることができ、安全性も向上させることができる。
このとき用いる不活性ガスとしては、前述の窒素ガス等
を用いることができる。
【0027】はんだ付けの雰囲気ガスの組成は、母材の
種類、母材表面の状態、装置の構成やはんだ付け時の温
度、混合ガスの成分や流量等により異なるため、実験等
を行ってそれぞれ最適な組成を設定することが望まし
い。また、母材表面の酸化膜が比較的薄い場合には、ジ
ケトンの蒸気、カルボン酸の蒸気や還元性ガスの濃度を
下げて安全性や経済性をより向上させることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を、図面に示す実施例に基づい
てさらに詳細に説明する。図1は、ジケトンの蒸気をバ
ブリングにより供給する方法及び装置の一例を示すもの
である。この装置は、はんだ付け炉10と、該はんだ付
け炉10に、不活性ガスを供給する経路20、還元性ガ
スを供給する経路40、ジケトンの蒸気を供給する経路
60を備えるとともに、前記ジケトンの蒸気と不活性ガ
ス及び/又は還元性ガスとを混合する第1混合器80及
び第2混合器81を備えている。
【0029】前記不活性ガスを供給する経路20は、不
活性ガス供給源として、小型液化ガス容器(ELF)2
1、あるいは液化ガス貯槽(CE)22、あるいは圧力
変動式空気分離装置(PSA)23のいずれかを備えて
いる。前記小型液化ガス容器21あるいは前記液化ガス
貯槽22は、これらに貯溜されている液化ガスを蒸発さ
せる蒸発器24を備えている。
【0030】前記圧力変動式空気分離装置23あるいは
前記蒸発器24からの不活性ガスの経路25は、遮断弁
26,フィルター27,減圧弁28,流量調節弁29及
び流量指示計30を介して前記第1混合器80に接続さ
れる。前記不活性ガスの経路25の前記減圧弁28の下
流で分岐している不活性ガスの経路31は、流量調節弁
32,流量指示計33を介して前記第2混合器81に接
続される。
【0031】前記還元性ガスを供給する経路40は、還
元性ガスが充填された容器41と前記第1混合器80と
を接続し、前記容器41と前記第1混合器80との間
に、遮断弁42,フィルター43,減圧弁44,流量調
節弁45,流量指示計46及び遮断弁47を備えてい
る。なお、前記流量調節弁45及び前記流量指示計46
は、これらを一体構成にした例えばマスフローコントロ
ーラー90でもよい。
【0032】前記ジケトンの蒸気を供給する経路60
は、ジケトンのバブリング槽61にバブリングガスを供
給する経路62と、前記バブリング槽61と前記第1混
合器80とを遮断弁63を介して接続する経路64と、
前記バブリング槽61と前記第2混合器81とを遮断弁
65を介して接続する経路66とで構成されている。
【0033】前記バブリングガスを供給する経路62
は、バブリングガス混合器67に接続している。前記不
活性ガスを供給する経路25と前記バブリングガス混合
器67とは、前記遮断弁26の上流から分岐する経路3
4を介して接続されている。該経路34は、遮断弁3
5,フィルター36,減圧弁37,流量調節弁38及び
流量指示計39を有している。なお、前記流量調節弁3
8及び前記流量指示計39は、これらを一体構成にした
例えばマスフローコントローラー91でもよい。
【0034】前記還元性ガスを供給する経路40と前記
バブリングガス混合器67とは、前記流量指示計46の
下流から分岐する経路48を介して接続されている。該
経路48は、遮断弁49を有している。
【0035】前記はんだ付け炉10には、被はんだ付け
物の搬送方向上流側から順に雰囲気ガス導入管11,1
2,13,14が接続されている。該雰囲気ガス導入管
11,12は、前記第1混合器80に経路15を介して
接続されている。前記雰囲気ガス導入管13,14は、
前記第2混合器81に経路16を介して接続されてい
る。前記雰囲気ガス導入管12と前記雰囲気ガス導入管
13とは、遮断弁17を介して接続されている。はんだ
付け炉10の下流側には、排ガス処理装置18を有する
排気経路19が接続されている。
【0036】なお、バブリング槽61内にジケトンとカ
ルボン酸との混合液を貯留すれば、ジケトンの蒸気とカ
ルボン酸の蒸気とをはんだ付け炉10に供給することが
できる。
【0037】次に、図1に基づいて、ジケトンの蒸気、
カルボン酸の蒸気、不活性ガス及び還元性ガスの混合ガ
スの雰囲気下ではんだ付けを行う方法について説明す
る。
【0038】前記バブリング槽61に前記ジケトンと前
記カルボン酸との混合液を貯溜する。一方、前記はんだ
付け炉10は、前記不活性ガスを供給する経路20を介
して導入される前記不活性ガスでパージして、炉内の酸
素濃度を所定濃度以下にする。
【0039】炉内の酸素濃度が所定濃度以下になったこ
とを確認したら、前記不活性ガスを供給する経路20の
経路25,31を介して前記第1混合器80及び前記第
2混合器81に不活性ガスを供給する。また、経路34
を介して前記バブリングガス混合器67に不活性ガスを
供給する。さらに、前記還元性ガスを供給する経路40
を介して前記第1混合器80に還元性ガスを供給する。
経路48を介して前記バブリングガス混合器67に還元
性ガスを供給する。
【0040】該バブリングガス混合器67に供給された
不活性ガスと還元性ガスとの混合ガスは、前記バブリン
グ槽61に供給されて、前記ジケトンと前記カルボン酸
との混合液をバブリングし、該ジケトンと該カルボン酸
との混合蒸気を同伴して、経路64,66を介して、前
記第1混合器80と前記第2混合器81とに供給され
る。
【0041】前記第1混合器80で混合したガスは、前
記経路15,前記雰囲気ガス導入管11,12を介して
前記はんだ付け炉10に導入される。前記第2混合器8
1で混合したガスは、前記経路16,前記雰囲気ガス導
入管13,14を介して前記はんだ付け炉10に導入さ
れる。これにより、前記はんだ付け炉10内は、ジケト
ンの蒸気、カルボン酸の蒸気、不活性ガス及び還元性ガ
スの混合ガスの雰囲気となり、炉内で所定の手法ではん
だ付けが行われる。はんだ付け炉10内のガスは、排ガ
ス処理装置18で無害化処理されて排気経路19から排
出される。
【0042】各経路の流量調節弁で不活性ガス及び還元
性ガスの流量を調節することにより、雰囲気ガスの組成
を適切に設定することができ、ジケトンとカルボン酸と
の混合量は、ジケトンとカルボン酸との混合液を沸点以
下に加熱することにより高めることができる。
【0043】なお、ジケトン専用とカルボン酸専用の2
個のバブリング槽を直列あるいは並列に設けても、ジケ
トンとカルボン酸との混合蒸気を得ることができる。ま
た、バブリング槽61に供給するバブリングガスは、不
活性ガスあるいは還元性ガスのいずれでもよく、さら
に、これらの混合ガスをはんだ付け炉10に導入する経
路は、前記遮断弁17の開閉操作により、経路15,1
6の双方又はいずれかを使用することができる。
【0044】また、前記不活性ガスを供給する経路20
あるいは前記還元性ガスを供給する経路40を省略する
か、または、該経路20あるいは経路40の遮断弁を閉
じることにより、ジケトンの蒸気と不活性ガスとの混合
ガス、ジケトンの蒸気と不活性ガスとカルボン酸の蒸気
との混合ガス、ジケトンの蒸気と不活性ガスと還元性ガ
スとの混合ガス、ジケトンの蒸気と還元性ガスとの混合
ガス、ジケトンの蒸気とカルボン酸の蒸気と還元性ガス
との混合ガスのいずれかの雰囲気ガスが得られる。
【0045】図2は、図1におけるジケトンやカルボン
酸の供給経路の変形例を示すものである。この装置は、
前記はんだ付け炉10と、前記不活性ガスを供給する経
路25及び前記還元性ガスを供給する経路40を接続し
た混合器82と、前記不活性ガスを供給する経路34及
び前記還元性ガスを供給する経路48を接続した混合器
83と、ジケトンの液を貯溜した容器67と、前記容器
67から経路68を介して供給される前記ジケトンの液
を蒸発させ、前記混合器83から経路84を介して供給
される不活性ガスと還元性ガスとの混合ガスに混合させ
る混合器85と、該混合器85で混合したガスを前記は
んだ付け炉10に供給する経路86,87とを備えてい
る。
【0046】該経路86は、前記混合器82と前記雰囲
気ガス導入管11,12とを接続する経路88に、遮断
弁89を介して接続されている。前記経路87は、前記
雰囲気ガス導入管13,14に接続している。前記容器
67は、液面計69,液補給弁70を有する補給経路7
1及び必要に応じて使用する加圧経路72が備えられて
いる。前記経路68は、遮断弁73と流量指示調節器7
4とを有している。前記混合器85は、ヒーター92を
有している。
【0047】この装置によれば、ジケトンの液は、前記
混合器85で加熱されて蒸発し、不活性ガスと還元性ガ
スとの混合ガスに混合し、前記はんだ付け炉10に供給
される。さらに、容器67にジケトンとカルボン酸との
混合液を貯留したり、混合器85に対してジケトンとカ
ルボン酸のそれぞれ専用の容器を設けてもよく、この混
合器85もそれぞれ専用のものとしてもよい。また、前
記混合器85に供給されるガスは、不活性ガスと還元性
ガスのいずれかでもよい。
【0048】図3は、図1におけるジケトンやカルボン
酸の供給経路の別の変形例を示すものである。この装置
は、図2における経路68を直接前記はんだ付け炉10
に接続したものである。この経路68は、3つの導入管
75,76,77に分岐され、前記はんだ付け炉10に
接続されている。前記導入管75,76の間には、遮断
弁78を有している。また、不活性ガスと還元性ガスと
の混合ガスは、図2と同様に混合器82で混合されて前
記はんだ付け炉10に導入される。
【0049】この装置によれば、ジケトンやカルボン酸
の液は、前記はんだ付け炉10に直接導入されて、前記
はんだ付け炉10内で蒸発し、不活性ガスと還元性ガス
との混合ガスに混合する。この場合、ジケトンやカルボ
ン酸の液は、炉内で直ちに蒸発させてもよく、あるい
は、母材に直接吹き付けて液膜あるいは液滴を形成した
後、蒸発させてもよい。また、混合液を用いずに、それ
ぞれ専用の容器を設けてもよい。
【0050】図4は、図1におけるジケトンやカルボン
酸の供給経路のさらに別の変形例を示すものである。こ
の装置は、図3における容器67にカルボン酸の液を貯
溜し、カルボン酸の液を経路68を介して前記はんだ付
け炉10に導入するとともに、容器93に貯溜されたジ
ケトンの液を、経路94を介して前記はんだ付け炉10
に導入するように構成している。経路94は、2つの導
入管95,96に分岐され、その先端は、前記はんだ付
け炉10の予熱ゾーン10aに接続している。各導入管
95,96の先端には、噴射ノズルあるいは発泡装置9
7,98がそれぞれ設けられている。前記容器93は、
液面計99,液補給弁100を有する補給経路101及
び必要に応じて使用する加圧経路102が備えられてい
る。前記経路94は、遮断弁103と流量指示調節器1
04とを有している。
【0051】この装置によれば、ジケトンの液は、噴射
ノズルあるいは発泡装置97,98を介して、前記はん
だ付け炉10の予熱ゾーン10aに配置されている母材
に直接吹き付けられ母材表面に液膜あるいは液滴を形成
する。ジケトンの液膜あるいは液滴は、母材が前記はん
だ付け炉10の高温ゾーン10bに搬送された時に蒸発
して、雰囲気ガスに混合する。
【0052】前記発泡装置97,98の発泡方法の例と
しては、微細な孔を多数有する円筒状のドラムを被発泡
液体(ジケトンやカルボン酸)を収納した容器の液面に
配置し、前記ドラムを回転させながら、該ドラム内部か
ら前記多数の孔を通して気体を排出することによって、
前記ドラムの表面に発泡体を形成する方法がある。
【0053】また、ジケトンやカルボン酸を、前記はん
だ付け炉10の入口部の温度又ははんだ付け炉10導入
前の母材の温度以上に昇温して、はんだ付け炉10に供
給すると、ジケトンの蒸気やカルボン酸の蒸気は、結露
して前記母材の表面に液膜又は液滴を形成する。
【0054】さらに、ジケトンやカルボン酸を、前記は
んだ付け炉10の入口部の温度又ははんだ付け炉10導
入前の母材の温度における飽和蒸気圧以上にして、前記
不活性ガス、あるいは前記還元性ガス、あるいは前記還
元性ガスと前記不活性ガスとの混合ガスのいずれかに混
合してはんだ付け炉10に供給すると、ジケトンの蒸気
やカルボン酸の蒸気は結露して母材の表面に液膜又は液
滴を形成する。
【0055】以下、本発明の実験例及び比較例を説明す
る。 実験例1 予熱ヒーター、はんだ噴流、冷却部からなるフローはん
だ付け装置において、表1の雰囲気を保持してはんだ付
けの実験を行った。なお、はんだ組成等の条件は下記の
通りとした。
【0056】はんだ組成 錫63%、鉛37% はんだ温度 250℃ 使用基板 コンポジット基板 基板搬送速度 1m/min
【表1】
【0057】表1に示すように、はんだ付け前の基板の
表面状態がやや酸化していたり、雰囲気中の酸素濃度が
高くなると、はんだ付け表面にはんだが濡れ広がらな
い。
【0058】アセチルアセトン(ジケトン)を結露させ
ると、はんだ付け前の基板の表面状態がやや酸化してい
たり、雰囲気中の酸素濃度がある程度高くなっても、は
んだ付け結果は良好であった。但し、雰囲気中の酸素濃
度が5000ppmになると、基板下面に付着したはん
だがつららとなった。
【0059】基板にアセチルアセトンを結露させた上、
雰囲気にカルボン酸蒸気を0.5%添加することによっ
て、たとえ雰囲気中の酸素濃度が5000ppmとなっ
ても、はんだは、基板のはんだ付け部に濡れ広がり、は
んだのつららも生じない良好なはんだ付けが可能とな
る。
【0060】実験例2 研磨銅板上にリングはんだ材(錫63%,鉛37%)を
置き、表2に示す4種類の雰囲気ガスを使用し、200
℃,250℃,300℃の各加熱条件ではんだ付けを行
った。なお、アセチルアセトン混合ガスは、80℃に加
温したアセチルアセトン中に窒素あるいは水素をバブリ
ングさせて混合した。
【0061】
【表2】
【0062】表2から、アセチルアセトンと水素との混
合ガスを雰囲気ガスとして用いることにより、比較的低
い温度で良好な状態のはんだ付けを行えることが判る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
はんだ付けの雰囲気ガスに含まれる、ジケトンの蒸気、
カルボン酸の蒸気や還元性ガスが、母材及びはんだ表面
の酸化膜を還元活性化して母材とはんだ材との良好な濡
れ性が得られ、また、この雰囲気ガスの成分は、はんだ
材や母材内にほとんど溶け込まないので絶縁抵抗低下や
腐食物の生成がなく、良好なはんだ付けを行うことがで
きる。さらに、従来のように、はんだ付け部にフラック
スが残るようなことがないので、はんだ付け後の洗浄工
程が不要になり、洗浄装置の省略により設備コストの低
減とランニングコストの低減が図れる。また、フロン等
の溶剤を使用しないので環境汚染のおそれもなく、洗浄
に水溶性洗剤を使用したときの水処理が不要になり、洗
浄装置とともに水処理装置の設置スペースも不要にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法に用いられるはんだ付け装置の
一実施例を示す系統図である。
【図2】 図1におけるジケトン及び/又はカルボン酸
の供給経路の変形例を示す系統図である。
【図3】 図1におけるジケトン及び/又はカルボン酸
の供給経路の別の変形例を示す系統図である。
【図4】 図1におけるジケトン及びカルボン酸の供給
経路のさらに別の変形例を示す系統図である。
【符号の説明】
10…はんだ付け炉、10a…予熱ゾーン、10b…高
温ゾーン、20…不活性ガスを供給する経路、40…還
元性ガスを供給する経路、60…ジケトンの蒸気を供給
する経路、61…バブリング槽、67…ジケトンの液を
貯溜した容器、80…第1混合器、81…第2混合器、
85…混合器、92…ヒーター、97,98…噴射ノズ
ルあるいは発泡装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 53/00 (72)発明者 稲村 勉 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 佐藤 豊幸 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 太田 英俊 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 平尾 彰敏 神奈川県川崎市幸区塚越4−320 日本酸 素株式会社内 (72)発明者 奥野 哲也 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金属 工業株式会社内 (72)発明者 飯野 知彦 東京都足立区千住橋戸町23番地 千住金属 工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジケトンの蒸気を含む雰囲気下ではんだ
    付けを行うことを特徴とするはんだ付け方法。
  2. 【請求項2】 ジケトンの蒸気と還元性ガスとを含む雰
    囲気下ではんだ付けを行うことを特徴とするはんだ付け
    方法。
  3. 【請求項3】 ジケトンの蒸気とカルボン酸の蒸気とを
    含む雰囲気下ではんだ付けを行うことを特徴とするはん
    だ付け方法。
  4. 【請求項4】 ジケトンの蒸気と還元性ガスとカルボン
    酸の蒸気とを含む雰囲気下ではんだ付けを行うことを特
    徴とするはんだ付け方法。
  5. 【請求項5】 前記ジケトンは、ジアセチル,アセチル
    アセトン,アセトニルアセトンの内の少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    のはんだ付け方法。
  6. 【請求項6】 前記還元性ガスは、水素,一酸化炭素,
    アンモニアの内の少なくとも1種であることを特徴とす
    る請求項2又は4記載のはんだ付け方法。
  7. 【請求項7】 前記カルボン酸は、蟻酸,酢酸,プロピ
    オン酸,ブチリック酸,バレリック酸,カプロン酸,エ
    ナント酸,カプリル酸,ペラルゴン酸,蓚酸,マロン
    酸,コハク酸,アクリル酸,サリチル酸,乳酸の内の少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項3又は4記
    載のはんだ付け方法。
  8. 【請求項8】 前記雰囲気は、不活性ガスを含んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のは
    んだ付け方法。
  9. 【請求項9】 前記ジケトンの蒸気は、該ジケトンの蒸
    気を母材に塗布あるいは結露させて液膜又は液滴状態に
    し、該ジケトンが結露している母材をはんだ付け炉の高
    温ゾーンで加熱して前記ジケトンを再度蒸発させること
    により雰囲気中に混合することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のはんだ付け方法。
  10. 【請求項10】 カルボン酸の蒸気,還元性ガス,不活
    性ガスのいずれか一種以上と、ジケトンの蒸気とを含む
    混合ガスの雰囲気下ではんだ付けを行うはんだ付け炉
    と、該はんだ付け炉に前記ジケトンを供給する経路と、
    該はんだ付け炉に前記カルボン酸,還元性ガス,不活性
    ガスのいずれか一種を供給する経路とを備えていること
    を特徴とするはんだ付け装置。
  11. 【請求項11】 前記はんだ付け炉にジケトンを供給す
    る経路は、ジケトンの蒸発手段を備えていることを特徴
    とする請求項10記載のはんだ付け装置。
  12. 【請求項12】 前記はんだ付け炉にジケトンを供給す
    る経路は、ジケトンを液状ではんだ付け炉に供給する経
    路であることを特徴とする請求項10記載のはんだ付け
    装置。
  13. 【請求項13】 前記はんだ付け炉にジケトンを供給す
    る経路は、ジケトンを母材に結露させて液膜又は液滴状
    態とする手段を備えていることを特徴とする請求項10
    記載のはんだ付け装置。
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