JPH0716361B2 - 簡易膨化菓子製造装置 - Google Patents
簡易膨化菓子製造装置Info
- Publication number
- JPH0716361B2 JPH0716361B2 JP4268700A JP26870092A JPH0716361B2 JP H0716361 B2 JPH0716361 B2 JP H0716361B2 JP 4268700 A JP4268700 A JP 4268700A JP 26870092 A JP26870092 A JP 26870092A JP H0716361 B2 JPH0716361 B2 JP H0716361B2
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- JP
- Japan
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- cylinder
- piston
- upper lid
- rotary cam
- lid
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- Grain Derivatives (AREA)
- Formation And Processing Of Food Products (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、米や麦などの穀類を
加熱・加圧・膨化させて膨化菓子を製造するための装置
(この明細書では簡易膨化菓子製造装置)に関するもの
である。
加熱・加圧・膨化させて膨化菓子を製造するための装置
(この明細書では簡易膨化菓子製造装置)に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のポン煎餅等の膨化菓子製造装置
は、メス型内に上下から高温のオス型を挿入して構成さ
せた気密室内で原料を加熱・圧縮・膨化する形式を採用
しており、上下のオス型の駆動にはエアーコンプレッサ
ーにより造られた高圧空気を使用している。
は、メス型内に上下から高温のオス型を挿入して構成さ
せた気密室内で原料を加熱・圧縮・膨化する形式を採用
しており、上下のオス型の駆動にはエアーコンプレッサ
ーにより造られた高圧空気を使用している。
【0003】そして、このものでは、原料を加熱・圧縮
時における、原料の量のバラツキ、形状の不同などによ
る上下のオス型の高さの変化を、圧縮空気の弾性によっ
て吸収するものとしてある。しかしながら、従来の製造
装置では、上下オス型のうち一方のみではなく両方をメ
ス型内で上下動させる構造としてあることから、三つ
(メス型・上下オス型)の型について高い寸法精度が要
求され、更には、上下オス型を同一軸線上で上下動させ
る必要があることから動力伝達機構の構造も複雑となっ
ていた。
時における、原料の量のバラツキ、形状の不同などによ
る上下のオス型の高さの変化を、圧縮空気の弾性によっ
て吸収するものとしてある。しかしながら、従来の製造
装置では、上下オス型のうち一方のみではなく両方をメ
ス型内で上下動させる構造としてあることから、三つ
(メス型・上下オス型)の型について高い寸法精度が要
求され、更には、上下オス型を同一軸線上で上下動させ
る必要があることから動力伝達機構の構造も複雑となっ
ていた。
【0004】又、この製造装置では、エアーコンプレッ
サーを必要とすることから装置そのもののが大型化して
しまい、また、安全性としては低いものとなっていた。
サーを必要とすることから装置そのもののが大型化して
しまい、また、安全性としては低いものとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、高い寸法精度が要求される部品が少なく、全体
の構造も簡素であり、安全性が高く且つ小型化できる
簡易膨化菓子製造装置を提供することを課題とする。
は、高い寸法精度が要求される部品が少なく、全体
の構造も簡素であり、安全性が高く且つ小型化できる
簡易膨化菓子製造装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の簡易膨化菓子
製造装置は、シリンダ1と、前記シリンダ1の上部を開
閉すべく水平方向に移動可能に設けられたシリンダ上蓋
2と、前記シリンダ1の内部に上下動可能に設けられ且
つ熱源を有するピストン3と、従節50を介して前記シ
リンダ上蓋2を水平移動させる上蓋駆動用回転カム40
と、従節51を介して前記ピストン3を上下動させるピ
ストン駆動用回転カム41とを有し、上記したシリンダ
1の内周壁面とピストン3の上端面とシリンダ上蓋2の
下面とにより気密室8を構成させ、前記気密室8内で原
料を加熱・圧縮・膨化するものとしている。
製造装置は、シリンダ1と、前記シリンダ1の上部を開
閉すべく水平方向に移動可能に設けられたシリンダ上蓋
2と、前記シリンダ1の内部に上下動可能に設けられ且
つ熱源を有するピストン3と、従節50を介して前記シ
リンダ上蓋2を水平移動させる上蓋駆動用回転カム40
と、従節51を介して前記ピストン3を上下動させるピ
ストン駆動用回転カム41とを有し、上記したシリンダ
1の内周壁面とピストン3の上端面とシリンダ上蓋2の
下面とにより気密室8を構成させ、前記気密室8内で原
料を加熱・圧縮・膨化するものとしている。
【0007】尚、シリンダ上蓋2が熱源を有したものと
することもできる。又、シリンダ上蓋2がシリンダ1を
閉塞する位置にあるときにシリンダ上蓋2をシリンダ1
に押付ける押圧機構を具備させることもできる。
することもできる。又、シリンダ上蓋2がシリンダ1を
閉塞する位置にあるときにシリンダ上蓋2をシリンダ1
に押付ける押圧機構を具備させることもできる。
【0008】
【作用】この発明は次の作用を有する。上蓋駆動用回転
カム40等によりシリンダ1の上端を閉塞し、ピストン
駆動用回転カム41等によりピストン3を上昇させる
と、気密室8を高圧状態にすることができるから、従来
の装置では必要不可欠であったコンプレッサーは不要と
なる。したがって、従来の装置のように、装置そのもの
のが大型化することはなく、また、安全性が低くなるよ
うなこともない。
カム40等によりシリンダ1の上端を閉塞し、ピストン
駆動用回転カム41等によりピストン3を上昇させる
と、気密室8を高圧状態にすることができるから、従来
の装置では必要不可欠であったコンプレッサーは不要と
なる。したがって、従来の装置のように、装置そのもの
のが大型化することはなく、また、安全性が低くなるよ
うなこともない。
【0009】又、上記上蓋駆動用回転カム40はシリン
ダ1内を上下動する形式のものではなく水平方向に移動
させてシリンダ1上端を開閉するものであるから、高い
寸法精度が要求されるのは二つの型(シリンダとピスト
ン)のみとなり、また、そのような構造にしたことから
動力伝達機構の構造も簡素化できる。
ダ1内を上下動する形式のものではなく水平方向に移動
させてシリンダ1上端を開閉するものであるから、高い
寸法精度が要求されるのは二つの型(シリンダとピスト
ン)のみとなり、また、そのような構造にしたことから
動力伝達機構の構造も簡素化できる。
【0010】
【実施例】以下、この出願の発明の構成を実施例として
示した図面に従って説明する。この実施例の簡易膨化菓
子製造装置は、図1や図2に示すように、焼成部Xと、
駆動部Yと、動力伝達部Zとから構成されており、各部
は型材や板材を組んで造られた架台9に設けられてい
る。
示した図面に従って説明する。この実施例の簡易膨化菓
子製造装置は、図1や図2に示すように、焼成部Xと、
駆動部Yと、動力伝達部Zとから構成されており、各部
は型材や板材を組んで造られた架台9に設けられてい
る。
【0011】架台9は基本的には、図1〜図3に示すよ
うに、長方形状のベース枠90と、このベース枠90の
両側に立設された一対の駆動部取付台91と、前記ベー
ス枠90の一端側で且つ前記駆動部取付台91,91相
互間に立設された一対の焼成部取付台92,92とから
構成されている。焼成部Xは、図5や図6に示すよう
に、シリンダ1(メス型)と、前記シリンダ1の上部を
開閉すべく水平方向に進退可能に設けられたシリンダ上
蓋2(上型)と、前記シリンダ1の内部に上下動可能に
設けられ且つ内部に電熱ヒータ30を有するピストン3
(オス型)とから構成されたもので、図2に示すよう
に、前記シリンダ1は上記した焼成部取付台92,92
相互間に架設された板材93に取付けられている。
うに、長方形状のベース枠90と、このベース枠90の
両側に立設された一対の駆動部取付台91と、前記ベー
ス枠90の一端側で且つ前記駆動部取付台91,91相
互間に立設された一対の焼成部取付台92,92とから
構成されている。焼成部Xは、図5や図6に示すよう
に、シリンダ1(メス型)と、前記シリンダ1の上部を
開閉すべく水平方向に進退可能に設けられたシリンダ上
蓋2(上型)と、前記シリンダ1の内部に上下動可能に
設けられ且つ内部に電熱ヒータ30を有するピストン3
(オス型)とから構成されたもので、図2に示すよう
に、前記シリンダ1は上記した焼成部取付台92,92
相互間に架設された板材93に取付けられている。
【0012】尚、上記したシリンダ上蓋2は図5や図6
に示すように、先端に向かって下方に傾斜する上面20
を具備させてあり、他方、シリンダ1の外壁には回転体
11を有した一対の直立板10を取付けてあり、シリン
ダ上蓋2が前進したときには回転体11と上面20との
当接によりシリンダ上蓋2がシリンダ1に押付けられる
ようにしてある。即ち、回転体11を有した直立板1
0,10が手段の欄に記載した押圧機構として機能す
る。
に示すように、先端に向かって下方に傾斜する上面20
を具備させてあり、他方、シリンダ1の外壁には回転体
11を有した一対の直立板10を取付けてあり、シリン
ダ上蓋2が前進したときには回転体11と上面20との
当接によりシリンダ上蓋2がシリンダ1に押付けられる
ようにしてある。即ち、回転体11を有した直立板1
0,10が手段の欄に記載した押圧機構として機能す
る。
【0013】又、上記シリンダ上蓋2は熱源を具備させ
たものとすることもできる。駆動部Yは、図1、図2、
図4に示すように、上蓋駆動用回転カム40とピストン
駆動用回転カム41とを有する回転軸42と、前記回転
軸42の両端を回転自在に支持し且つ駆動部取付台9
1,91のそれぞれに取付けたピローブロック43と、
前記駆動部取付台91から張出した取付け板94に取付
けたモータ44とから構成されており、前記モータ44
により回転軸42を回転駆動する構造としてある。尚、
上記したモータ44から回転軸42への回転力の伝達
は、同図に示すように、スプロケットとチェーンにより
行われている。
たものとすることもできる。駆動部Yは、図1、図2、
図4に示すように、上蓋駆動用回転カム40とピストン
駆動用回転カム41とを有する回転軸42と、前記回転
軸42の両端を回転自在に支持し且つ駆動部取付台9
1,91のそれぞれに取付けたピローブロック43と、
前記駆動部取付台91から張出した取付け板94に取付
けたモータ44とから構成されており、前記モータ44
により回転軸42を回転駆動する構造としてある。尚、
上記したモータ44から回転軸42への回転力の伝達
は、同図に示すように、スプロケットとチェーンにより
行われている。
【0014】動力伝達部Zは、図1や図2に示すよう
に、上蓋駆動用回転カム40用の従節50と、ピストン
駆動用回転カム41用の従節51とから構成されてい
る。上記従節50は、同図に示すように、下端がベース
枠90上のブラケット95に揺動自在に取付けられ且つ
上蓋駆動用回転カム40のカム面と圧接するコロ50c
を有した縦節50aと、一端が前記揺動節50aの上端
に回動自在に取付けられ且つ他端がクレビスK1を介して
上記したシリンダ上蓋2に回動自在に取付けられた横節
50bとから構成されている。
に、上蓋駆動用回転カム40用の従節50と、ピストン
駆動用回転カム41用の従節51とから構成されてい
る。上記従節50は、同図に示すように、下端がベース
枠90上のブラケット95に揺動自在に取付けられ且つ
上蓋駆動用回転カム40のカム面と圧接するコロ50c
を有した縦節50aと、一端が前記揺動節50aの上端
に回動自在に取付けられ且つ他端がクレビスK1を介して
上記したシリンダ上蓋2に回動自在に取付けられた横節
50bとから構成されている。
【0015】従節51は、図1、図2、図4に示すよう
に、駆動部取付台91,91相互間に架設された板バネ
52にブラケット53を介して回動自在に軸支(支点)
されたレバーで構成されており、その一端側に具備させ
たコロ54をピストン駆動用回転カム41のカム面に圧
接(力点)させると共に、図1や図3に示すように、他
端側をクレビスK2を介してピストン3の下軸(作用点)
に回転自在に連結してある。
に、駆動部取付台91,91相互間に架設された板バネ
52にブラケット53を介して回動自在に軸支(支点)
されたレバーで構成されており、その一端側に具備させ
たコロ54をピストン駆動用回転カム41のカム面に圧
接(力点)させると共に、図1や図3に示すように、他
端側をクレビスK2を介してピストン3の下軸(作用点)
に回転自在に連結してある。
【0016】ここで、上記した上蓋駆動用回転カム40
のカム面は、図7に示すように、シリンダ上蓋2を後退
させた状態を維持してシリンダ1の上部を「開」状態に
維持せしめる面A(図9参照)、シリンダ上蓋2を徐々
に前進させていく面B(図11参照)、シリンダ上蓋2
の前進させた状態を維持してシリンダ1の上部を「閉」
状態に維持せしめる面C(図11、図13参照)、シリ
ンダ上蓋2を徐々に後退させていく面D(図15、図1
7参照)、シリンダ上蓋2の後退させた状態を維持して
シリンダ1の上部を「開」状態に維持せしめる面E(図
17、図19参照)、シリンダ上蓋2を徐々に前進させ
て製品を押出させる面F(図19参照)、製品の前記押
出し状態を維持する面G(図21参照)、シリンダ上蓋
2を徐々に後退させていく面H(図21参照)とから構
成されている。
のカム面は、図7に示すように、シリンダ上蓋2を後退
させた状態を維持してシリンダ1の上部を「開」状態に
維持せしめる面A(図9参照)、シリンダ上蓋2を徐々
に前進させていく面B(図11参照)、シリンダ上蓋2
の前進させた状態を維持してシリンダ1の上部を「閉」
状態に維持せしめる面C(図11、図13参照)、シリ
ンダ上蓋2を徐々に後退させていく面D(図15、図1
7参照)、シリンダ上蓋2の後退させた状態を維持して
シリンダ1の上部を「開」状態に維持せしめる面E(図
17、図19参照)、シリンダ上蓋2を徐々に前進させ
て製品を押出させる面F(図19参照)、製品の前記押
出し状態を維持する面G(図21参照)、シリンダ上蓋
2を徐々に後退させていく面H(図21参照)とから構
成されている。
【0017】又、上記したピストン駆動用回転カム41
のカム面は、図8に示すように、ピストン3を最降下位
置で維持せしめる面a(図10参照)、ピストン3を徐
々に上昇させる面b(図12参照)、ピストン3を最上
昇位置で維持せしめる面c(図14参照)、ピストン3
を瞬時に降下させる面d(図16参照)、少し降下せし
められたピストン3の位置を維持する面e(図16、図
18参照)、ピストン3を徐々に上昇させる面f(図1
8、図20参照)、ピストン3を最上昇位置で維持せし
める面g(図20、図22参照)、ピストン3を徐々に
降下せしめる面h(図22参照)とから構成されてい
る。
のカム面は、図8に示すように、ピストン3を最降下位
置で維持せしめる面a(図10参照)、ピストン3を徐
々に上昇させる面b(図12参照)、ピストン3を最上
昇位置で維持せしめる面c(図14参照)、ピストン3
を瞬時に降下させる面d(図16参照)、少し降下せし
められたピストン3の位置を維持する面e(図16、図
18参照)、ピストン3を徐々に上昇させる面f(図1
8、図20参照)、ピストン3を最上昇位置で維持せし
める面g(図20、図22参照)、ピストン3を徐々に
降下せしめる面h(図22参照)とから構成されてい
る。
【0018】そして、各カム40,41の回転に伴いピ
ストン3及びシリンダ上蓋2の位置はコロ50c,54
や従節50,51を介して、以下に示す原料供給位置、
圧縮開始位置、圧縮開始位置、圧縮終了膨張開始位置、
膨化終了位置、上蓋後退終了ピストン上昇開始位置、製
品押出開始位置、製品押出終了位置の順序で変化するよ
うにしてある。 〔原料供給位置〕図9や図10に示すように、コロ50
cと面Aとが、コロ54と面aとが、それぞれ圧接し、
シリンダ上蓋2は「開」位置に、ピストン3は「最降
下」位置に、それぞれなっている。 〔圧縮開始位置〕図11や図12に示すように、コロ5
0cと面Cの始端とが、コロ54と面bの始端とが、そ
れぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「閉」位置に、ピスト
ン3は「最降下」位置に、それぞれなっている。 〔圧縮終了膨張開始位置〕図13や図14に示すよう
に、コロ50cと面Cの終端近傍とが、コロ54と面d
の始端とが、それぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「閉」
位置に、ピストン3は「最上昇」位置に、それぞれなっ
ている。 〔膨化終了位置〕図15や図16に示すように、コロ5
0cと面Cの終端とが、コロ54と面dの終端とが、そ
れぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「閉」位置に、ピスト
ン3は「最上昇から少し降下した」位置に、それぞれな
っている。 〔上蓋後退終了ピストン上昇開始位置〕図17や図18
に示すように、コロ50cと面Dの終端とが、コロ54
と面fの始端とが、それぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は
「開」位置に、ピストン3は「最上昇から少し降下し
た」位置に、それぞれなっている。 〔製品押出開始位置〕図19や図20に示すように、コ
ロ50cと面Fの始端とが、コロ54と面gの始端と
が、それぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「開」位置に、
ピストン3は「最上昇」位置に、それぞれなっている。 〔製品押出終了位置〕図21や図22に示すように、コ
ロ50cと面Gの終端とが、コロ54と面gとが、それ
ぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「押出し」位置に、ピス
トン3は「最上昇」位置に、それぞれなっている。
ストン3及びシリンダ上蓋2の位置はコロ50c,54
や従節50,51を介して、以下に示す原料供給位置、
圧縮開始位置、圧縮開始位置、圧縮終了膨張開始位置、
膨化終了位置、上蓋後退終了ピストン上昇開始位置、製
品押出開始位置、製品押出終了位置の順序で変化するよ
うにしてある。 〔原料供給位置〕図9や図10に示すように、コロ50
cと面Aとが、コロ54と面aとが、それぞれ圧接し、
シリンダ上蓋2は「開」位置に、ピストン3は「最降
下」位置に、それぞれなっている。 〔圧縮開始位置〕図11や図12に示すように、コロ5
0cと面Cの始端とが、コロ54と面bの始端とが、そ
れぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「閉」位置に、ピスト
ン3は「最降下」位置に、それぞれなっている。 〔圧縮終了膨張開始位置〕図13や図14に示すよう
に、コロ50cと面Cの終端近傍とが、コロ54と面d
の始端とが、それぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「閉」
位置に、ピストン3は「最上昇」位置に、それぞれなっ
ている。 〔膨化終了位置〕図15や図16に示すように、コロ5
0cと面Cの終端とが、コロ54と面dの終端とが、そ
れぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「閉」位置に、ピスト
ン3は「最上昇から少し降下した」位置に、それぞれな
っている。 〔上蓋後退終了ピストン上昇開始位置〕図17や図18
に示すように、コロ50cと面Dの終端とが、コロ54
と面fの始端とが、それぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は
「開」位置に、ピストン3は「最上昇から少し降下し
た」位置に、それぞれなっている。 〔製品押出開始位置〕図19や図20に示すように、コ
ロ50cと面Fの始端とが、コロ54と面gの始端と
が、それぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「開」位置に、
ピストン3は「最上昇」位置に、それぞれなっている。 〔製品押出終了位置〕図21や図22に示すように、コ
ロ50cと面Gの終端とが、コロ54と面gとが、それ
ぞれ圧接し、シリンダ上蓋2は「押出し」位置に、ピス
トン3は「最上昇」位置に、それぞれなっている。
【0019】この実施例の簡易膨化菓子製造装置は上記
の如く構成としてあるから、穀類等の原料をシリンダ1
内に投入し、電熱ヒータ30及びモータ44を「ON」
状態にすると、前記原料はシリンダ1の内周壁とシリン
ダ上蓋2の下面とピストン3の上端面とにより構成され
る気密室8(図11参照)で加熱・圧縮・膨化されて膨
化菓子が形成され、その後、図21に示す如くシリンダ
上蓋2の前進により自動的にポン煎餅は取出される。
の如く構成としてあるから、穀類等の原料をシリンダ1
内に投入し、電熱ヒータ30及びモータ44を「ON」
状態にすると、前記原料はシリンダ1の内周壁とシリン
ダ上蓋2の下面とピストン3の上端面とにより構成され
る気密室8(図11参照)で加熱・圧縮・膨化されて膨
化菓子が形成され、その後、図21に示す如くシリンダ
上蓋2の前進により自動的にポン煎餅は取出される。
【0020】尚、この簡易膨化菓子製造装置では、投入
される原料の量のバラツキ、形状の不同等によるピスト
ン3の高さの相違を上記した板バネ52により吸収で
き、装置自体の損傷等を回避できる。
される原料の量のバラツキ、形状の不同等によるピスト
ン3の高さの相違を上記した板バネ52により吸収で
き、装置自体の損傷等を回避できる。
【0021】
【発明の効果】この出願の発明は、上述の如くの構成を
有するものであるから、次の効果を有する。作用の欄に
記載した内容から、高い寸法精度が要求される部品が
少なく、全体の構造も簡素であり、安全性が高く且
つ小型化できる簡易膨化菓子製造装置を提供できた。
有するものであるから、次の効果を有する。作用の欄に
記載した内容から、高い寸法精度が要求される部品が
少なく、全体の構造も簡素であり、安全性が高く且
つ小型化できる簡易膨化菓子製造装置を提供できた。
【図1】この発明の実施例の簡易膨化菓子製造装置の側
断面図。
断面図。
【図2】この発明の実施例の簡易膨化菓子製造装置の上
面図。
面図。
【図3】図2のV−V矢視図。
【図4】図2のW−W断面図。
【図5】前記簡易膨化菓子製造装置の焼成部の断面図。
【図6】図6の断面図と直角方向の断面図。
【図7】前記簡易膨化菓子製造装置の上蓋駆動用回転カ
ムの説明図。
ムの説明図。
【図8】前記簡易膨化菓子製造装置のピストン駆動用回
転カムの説明図。
転カムの説明図。
【図9】原料供給位置における上蓋駆動用回転カムとシ
リンダ上蓋との関係図。
リンダ上蓋との関係図。
【図10】原料供給位置におけるピストン駆動用回転カ
ムとピストンとの関係図。
ムとピストンとの関係図。
【図11】圧縮開始位置における上蓋駆動用回転カムと
シリンダ上蓋との関係図。
シリンダ上蓋との関係図。
【図12】圧縮開始位置におけるピストン駆動用回転カ
ムとピストンとの関係図。
ムとピストンとの関係図。
【図13】圧縮終了膨張開始位置における上蓋駆動用回
転カムとシリンダ上蓋との関係図。
転カムとシリンダ上蓋との関係図。
【図14】圧縮終了膨張開始位置におけるピストン駆動
用回転カムとピストンとの関係図。
用回転カムとピストンとの関係図。
【図15】膨化終了位置における上蓋駆動用回転カムと
シリンダ上蓋との関係図
シリンダ上蓋との関係図
【図16】膨化終了位置におけるピストン駆動用回転カ
ムとピストンとの関係図。
ムとピストンとの関係図。
【図17】上蓋後退終了ピストン上昇開始位置における
上蓋駆動用回転カムとシリンダ上蓋との関係図。
上蓋駆動用回転カムとシリンダ上蓋との関係図。
【図18】上蓋後退終了ピストン上昇開始位置における
ピストン駆動用回転カムとピストンとの関係図。
ピストン駆動用回転カムとピストンとの関係図。
【図19】製品押出開始位置における上蓋駆動用回転カ
ムとシリンダ上蓋との関係図
ムとシリンダ上蓋との関係図
【図20】製品押出開始位置におけるピストン駆動用回
転カムとピストンとの関係図。
転カムとピストンとの関係図。
【図21】製品押出終了位置における上蓋駆動用回転カ
ムとシリンダ上蓋との関係図
ムとシリンダ上蓋との関係図
【図22】製品押出終了位置におけるピストン駆動用回
転カムとピストンとの関係図。
転カムとピストンとの関係図。
1 シリンダ 2 シリンダ上蓋 3 ピストン 8 気密室 40 上蓋駆動用回転カム 41 ピストン駆動用回転カム 50 従節 51 従節
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダ(1)と、前記シリンダ(1)
の上部を開閉すべく水平方向に移動可能に設けられたシ
リンダ上蓋(2)と、前記シリンダ(1)の内部に上下
動可能に設けられ且つ熱源を有するピストン(3)と、
従節(50)を介して前記シリンダ上蓋(2)を水平移
動させる上蓋駆動用回転カム(40)と、従節(51)
を介して前記ピストン(3)を上下動させるピストン駆
動用回転カム(41)とを有し、上記したシリンダ
(1)の内周壁面とピストン(3)の上端面とシリンダ
上蓋(2)の下面とにより気密室(8)を構成させ、前
記気密室(8)内で原料を加熱・圧縮・膨化する形式の
簡易膨化菓子製造装置。 - 【請求項2】 シリンダ上蓋(2)が、熱源を有したも
のであることを特徴とする請求項1記載の簡易膨化菓子
製造装置。 - 【請求項3】 シリンダ上蓋(2)がシリンダ(1)を
閉塞する位置にあるときにシリンダ上蓋(2)をシリン
ダ(1)に押付ける押圧機構を具備させたことを特徴と
する請求項1又は2記載の簡易膨化菓子製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4268700A JPH0716361B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 簡易膨化菓子製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4268700A JPH0716361B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 簡易膨化菓子製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113744A JPH06113744A (ja) | 1994-04-26 |
JPH0716361B2 true JPH0716361B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=17462165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4268700A Expired - Lifetime JPH0716361B2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | 簡易膨化菓子製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716361B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101139504B1 (ko) * | 2009-01-09 | 2012-05-02 | 주식회사델리스 | 뻥튀기 제조기의 안전장치 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100890238B1 (ko) * | 2007-11-07 | 2009-03-25 | 이철수 | 스낵 팝핑 장치 및 스낵 팝핑 방법 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP4268700A patent/JPH0716361B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101139504B1 (ko) * | 2009-01-09 | 2012-05-02 | 주식회사델리스 | 뻥튀기 제조기의 안전장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06113744A (ja) | 1994-04-26 |
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