JPH07163442A - 幼児用折りたたみベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幼児用折りたたみベッドの折りたたんだ際の
体積を例えば通常のものの約 1／3 にして携行に便利に
する。 【構成】 該ベッドは、入れ子式部材（９，１０）を有
するＵ形脚（５，５′）が結合される中心ブロック
（３）へ分割されて結合される長いロッド（１３）の上
側フレーム（１，１′）を備え、該ベッドは、ベースフ
レーム（２０）の長いロッド（２１）が、端部において
分割されて結合され、従って、脚（５，５′）と、上側
フレーム（１，１′）の半分と、ベースフレーム（２
０）の半分とが相互に向って折りたたまれるとき、結果
として生じる上側部分が、相互に重なる様に約９０゜に
内方へ折りたたみ可能なことを特徴とする。ベースフレ
ーム（２０）は、ベッドの側部を形成する可撓性容器の
除去を可能にする様に脚（５，５′）の横部材（１９）
に取付け可能である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、幼児用折りたたみベッ
ドに関する。

【０００２】

【従来の技術】幼い赤ん坊と一緒に旅行せねばならない
人々のために折りたたみベッドの種々なモデルが市販さ
れており、その幾つかは、他のものよりも一層完全であ
り、幾つかは、構造および折りたたみの手段の双方にお
いて一層複雑である。

【０００３】折りたたみベッドの一層簡単で操作の容易
な型式のものの中には、本出願人と同一の出願人の会社
によるスペイン国実用新案第２６７，９９３号があり、
該モデルでは、上側フレームと、ベースとは、中央で結
合され、脚は、一層大きい折りたたみ性能のために、折
りたたまれるユニットの高さを全く多く低減する入れ子
式である。それでも、該ベッドは、例えば自動車のトラ
ンク内でベッドを搬送するのに依然として非常に嵩張
る。

【０００４】

【発明の要約】一層コンパクトで一層嵩張らずに該ベッ
ドを折りたたみ得るため、上側フレームと、脚と、ベー
スフレームとは、折りたたまれるベッドの体積を前のモ
デルのものの約 1／3 にする様に、結合される端部部分
をも有している。

【０００５】この結果を得るため、上側フレームおよび
ベースフレームの長いロッドの端部部分と、脚の端部部
分とは、脚と、上側フレームおよびベースフレームの２
つの関節結合される半分とが相互に面する様にぐるりと
折りたたまれるとき、該長いロッドおよび脚の結果とし
て生じる上側部分が相互に重なる様に約９０゜に内方へ
折りたたみ可能の様な態様に、分割されて結合される。

【０００６】ベッドの側部を形成する可撓性容器の着脱
可能な装着のため、ベースフレームは、脚の下側部分に
おける横部材への容易な結合／分解を行う様に構成さ
れ、該フレームは、長いロッドの中央で分割されて、支
持足を下に有するハウジングに結合される。

【０００７】脚の入れ子式の部分の内側チューブに対す
る外側チューブの運動の範囲を定め、これ等のチューブ
の不時の分離を回避すると同時に該チューブの相対的な
運動が円滑かつ静かであることを得るため、長手方向の
溝は、脚の入れ子式部分の内側チューブに形成され、外
側チューブの内部突起は、該溝に係合し、自己潤滑材料
のブッシュは、該２本のチューブの間に配置される。

【０００８】使用の際のベッドの安定性を保証する装置
をベッドに設けることも考えられ、この目的のため、夫
々の腕は、脚のベース部分の端部領域の個所に枢着さ
れ、該腕は、それ等の折りたたまれない位置においてＵ
形の腕を越えて延びる。

【０００９】これ等およびその他の特徴は、本発明の範
囲の非制限的な例としてのみ与える実施例を示す添付図
面と、下記の詳細な説明とによって明らかになる。

【００１０】

【実施例】図面によると、本発明の幼児用折りたたみベ
ッドは、夫々のピン２によってブロック３に結合される
２つの同一のＵ形部材１，１′で組立てられる上側フレ
ームと、またピン４によってブロック３に結合されるベ
ッドのＵ形脚５，５′と、フレームと脚との間に結合さ
れ脚の摺動ブッシュ８の中心点７のまわりに関節結合す
る夫々のつなぎ材６とによって構成され、該張力部材
は、ベッドの第１段階の折りたたみ（図５）を可能にす
る。

【００１１】使用のために開くときに斜めに立つ脚は、
Ｕ形であって、折りたたみ過程の第１段階においてベッ
ドの高さを低減するために外側チューブ９の内部を摺動
する内側チューブ１０を有し入れ子式である。

【００１２】脚の開いた状態ないし延長した状態を安定
化するため、幾つかの締め具、例えば外側チューブ９の
孔１１と、内側チューブ１０の枢軸１２を有するばねリ
テーナとは、２本のチューブ９，１０の間に装着され
る。この締付け方法は、枢軸１２を押すことによって解
放可能である。

【００１３】上側フレームの長いロッド１３は、端部１
４において分割されて内部スピゴット１５（図３）によ
って端部１４において結合され、また、脚は、端部にお
いて分割されてブロック１６に結合され、これ等の部材
の双方は、Ｕ形端部１７，１８を形成する。これは、脚
および上側フレームの長いロッドの結果として生じる上
側部分が相互に重なるまでつなぎ材６と共に約９０゜に
内方へ折りたたまれるのを可能にする。

【００１４】脚の下側部分の横部材１９は、ベッドのベ
ースを構成するボードの着脱可能なフレーム２０を掴
み、該フレームの長いロッド２１は、下に取付けられる
支持足２３を有するハウジング２２に結合される。これ
等の長いロッドは、端部２４（図４）において分割され
て、Ｕ形端部２６を形成する様にピン２５のまわりに結
合され、これは、第２段階の際に該長いロッドの上側部
分が脚および上側フレームの長いロッドの上側部分の下
で相互に面する様に約９０゜に内方へ折りたたまれる
（図６）のを可能にする。

【００１５】ベッドのベースを形成するボード（図示せ
ず）は、好ましくは、Ｕ形部材２６上に固定される２つ
の端部と、３つまたは４つの横方向部分に結合されフレ
ーム２０の長いロッド２１の支持から遠く離れてもよい
中央片との３つの別個の部分で組立てられる。

【００１６】可撓性容器２７は、重なる場所で端縁のま
わりに広いエプロン２８（図８）を形成し、該エプロン
は、上側フレーム１，１′を被い、容器の体部に取付け
るために縁にチャック２９，３０を有し、容器の底は、
フレーム２０を横部材１９に固定するためのクランプ３
４（図４）と、支持足２３とを掴むために開口部３１，
３２，３３を有している。これは、可撓性容器が洗濯ま
たは修理のために除去されるのを可能にする。

【００１７】同様に折りたたみ可能なベースボードの中
央部分が除去されると、ベッドは、図９に示す様に容易
に小さく折りたたみ可能である。

【００１８】該ベッドは、Ｕ形脚部分の入れ子式ユニッ
トを形成する外側チューブ９と内側チューブ１０との間
の完全な嵌合と、他のもの、上の１つのもの、静かな摺
動とを定めるナイロンの様な自己潤滑材料のブッシュ３
５の配置を該チューブ９，１０の間に備えている。

【００１９】該ブッシュは、内側チューブ１０の長手方
向に形成されるスエージ加工溝３８内を摺動する外側チ
ューブ９の内部に突出す頭３７を形成するリベット３６
によって外側チューブ９に取付けられ、これにより、入
れ子式ユニットを形成する２本のチューブが延長された
ときにばらばらにならないことが達成される。

【００２０】脚の入れ子式部分にブロック１６によって
枢着されるＵ形端部１８は、ベース部分１８′の端部領
域において夫々の半丸の腕４０を軸３９によって枢着さ
れ、該腕４０は、折りたたまれない位置ではベッドの支
持ベースを増大する様に脚のベース部分から延びる。

【００２１】これ等の腕４０は、その枢着端部にフォー
ク４０′を有し、その半丸断面は、円筒形管状断面を有
するベース部分の下に並置されて折りたたまれるのを可
能にする（図１２）。

【００２２】符号４１は、ベースボードフレーム２０の
分割されるロッド２１の２つの半分に枢着されるボック
ス２２に強固に取付けられる支持足２３の端部キャップ
を示し、符号４２は、脚の下側領域の横部材１９にベー
スボードフレーム２０を保持するクランプ３４の延長部
（図１３）を示す。該延長部は、該クランプが２つの取
付け点４３，４３′によってフレームに取付けられるの
を可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】ベッドフレーム組立体の斜視図。

【図２】脚の下側部分の継手の詳細図。

【図３】上側フレームの継手の詳細図。

【図４】ベースフレームの継手の詳細図。

【図５】折りたたみの第１段階の正面の立面図。

【図６】折りたたみの第２段階の側面の立面図。

【図７】完全に折りたたまれたフレームの正面の立面
図。

【図８】折りたたまれないベッドの斜視図。

【図９】折りたたまれたベッドの斜視図

【図１０】ベッドの脚の１つの詳細な斜視図。

【図１１】脚の２本の入れ子式チューブの間の継手の断
面図。

【図１２】折りたたんだ位置の安定化腕の１つの詳細な
斜視図。

【図１３】脚へのベースボードフレームの継手の詳細な
立面図。

【符号の説明】

１ Ｕ形部材 １′ Ｕ形部材 ３ ブロック ５ Ｕ形脚 ５′ Ｕ形脚 ９ 外側チューブ １０ 内側チューブ １３ 長いロッド １４ ロッドの端部 １６ 脚のブロック １８′ ベース部分 １９ 横部材 ２０ ベースフレーム ２１ ベースフレームの長いロッド ２２ ハウジング ２３ 支持足 ２４ ロッドの端部 ２５ ピン ３５ ブッシュ ３７ 頭 ３８ スエージ加工溝 ３９ 軸 ４０ 半丸の腕

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入れ子式部材（９，１０）を有するＵ形
   脚（５，５′）も結合されるブロック（３）へ分割され
   て結合される長いロッド（１３）を有する上側フレーム
   （１，１′）を備える幼児用折りたたみベッドにおい
   て，前記脚（５，５′）と、前記上側フレーム（１，
   １′）の半分とが相互に向って折りたたまれるとき、前
   記長いロッド（１３）および該脚（５，５′）の結果と
   して生じる上側部分が相互に重なる様に約９０゜に内方
   へ折りたたみ可能な様に、該長いロッド（１３）および
   該脚（５，５′）が、端部（１４，１６）において分割
   されて結合されることを特徴とする幼児用折りたたみベ
   ッド。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の幼児用折りたたみベッ
   ドにおいて，前記ベッドのベースのフレーム（２０）
   が、前記脚（５，５′）の下側部分の横部材（１９）に
   結合可能であり，該フレームの長いロッド（２１）が、
   分割されて、下方に支持足（２３）を有するハウジング
   （２２）に中央において結合され，一方、前記脚（５，
   ５′）と、該ベースフレーム（２０）の半分と、前記上
   側フレーム（１，１′）の半分とが相互に面して折りた
   たまれるとき、結果として生じる上側部分が相互に重な
   る様に約９０゜に内方へ折りたたみ可能な様に、該長い
   ロッド（２１）が、端部において同様に分割（２４）さ
   れて結合（２５）されることを特徴とする幼児用折りた
   たみベッド。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の幼児用折りたたみベッ
   ドにおいて，前記入れ子式部分の内側チューブ（１０）
   が、１本のチューブの他のチューブに沿う運動の範囲を
   定める様に該部分の外側チューブ（９）の内部突起（３
   ７）に係合する長手方向溝（３８）を有し，該チューブ
   （９，１０）の間の静かな摺動を容易にする自己潤滑材
   料のブッシュ（３５）が、これ等の２本のチューブ
   （９，１０）の間に配置されることを特徴とする幼児用
   折りたたみベッド。
4. 【請求項４】 請求項１に記載の幼児用折りたたみベッ
   ドにおいて，その折りたたまれない位置において前記ベ
   ッドの支持ベースを増大する様に前記Ｕ形部分から延び
   る夫々の腕（４０）が、前記脚のベース部分（１８′）
   の端部領域における個所において枢着（３９）されるこ
   とを特徴とする幼児用折りたたみベッド。