JPH07163435A - モジュール式リクライニングチェア及びその組立方法 - Google Patents

モジュール式リクライニングチェア及びその組立方法

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JPH07163435A
JPH07163435A JP6187469A JP18746994A JPH07163435A JP H07163435 A JPH07163435 A JP H07163435A JP 6187469 A JP6187469 A JP 6187469A JP 18746994 A JP18746994 A JP 18746994A JP H07163435 A JPH07163435 A JP H07163435A
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assembly
frame
seat
chair
reclining
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JP6187469A
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Karl J Komorowski
カール・ジョウゼフ・カモロスキー
Larry P Lapointe
ラリー・パトリック・ラポイント
Jonathan R Saul
ジョナサン・ロバート・ソール
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La Z Boy Inc
Original Assignee
La Z Boy Inc
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/034Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest
    • A47C1/0342Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movable backrest-seat unit or back-rest
    • A47C1/0345Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts including a leg-rest or foot-rest in combination with movable backrest-seat unit or back-rest characterised by foot-rests actuated by lazy-tongs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】予め組立てられたモジュール部品を用いて改良
リクライニングチェアを組立てる方法を提供し、品質改
善を促進しながらコストを削減する。 【構成】クロスフレームメンバと少なくとも2つのメン
バを有するクロスレールアセンブリ26′に連結可能な
複数のサイドフレームメンバ24を有するチェアフレー
ムを形成しクロスレールアセンブリをアクチュエーショ
ンメカニズム12から吊し、サイドフレームメンバの間
にアクチュエーションメカニズムを吊し、クロスレール
アセンブリ26′とクロスフレームメンバをサイドフレ
ームメンバに直結しシート20とシートバック18をピ
ボット運動可能に直結し、リクライニング動作のために
シートとシートバックを動かしてチェアフレームに接続
するリクライニングチェアの組立方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にリクライニン
グチェアに係り、特に、予め組立てられたモジュール式
部品を用いて改良リクライニングチェアを組立てるため
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】伝統的
に、リクライニングチェアは、前もって作られるチェア
フレームと固定ベースアセンブリとの間に相互連結され
るアクチュエーションメカニズムを有している。一般
に、アクチュエーションメカニズムは、伸展可能なレッ
グレストアセンブリの駆動や、シートアセンブリの独立
したリクライニング動作等の種々の快適化機能を提供す
るために操作可能な種々の機械的なリンクの組合せから
成る。その比較的複雑さの為に、アクチュエーションメ
カニズムの種々の機械的リンクを独立したメカニズムフ
レームアセンブリの中へ組み込むことは、家具産業にお
いてはよく行われることである。前もって作られたU字
状のチェアフレームは、『U』の開いた部分がチェアの
前部に対応するように、メカニズムフレームアセンブリ
の周りにボルトで留められることが多い。さらに、シー
トアセンブリは、チェアフレームに対してリクライニン
グ動作するために、メカニズムフレームアセンブリから
支持されている。したがって、木製チェアフレーム内に
メカニズムフレームを有するリクライニングチェアは、
『フレーム内フレーム』構造を有すると一般に言われ
る。そのため、ほとんどの家具製造者は、メカニズムフ
レームアセンブリが取り付けられるまでは、前もって作
られたチェアフレームの外表面に詰めもの及び外装を施
さない(カバー部材を設けない)。不幸にも、外装を施
こす工程は、多くの場合、重くて扱いにくい前もって作
られたチェアフレームを手作業で非常に多くの労働力を
用いて動かさねばならないので、非常に能率が悪く費用
のかかるものである。
【0003】伝統的なリクライニングチェア製造技術に
おいては、U字状のフレームの自由端部は、各々、メカ
ニズムフレームアセンブリの前部の両側に付けられる。
しかしながら、従来の典型的なメカニズムフレームアセ
ンブリは、レッグレスト部材の伸展と収縮のときチェア
の前部から突き出るパンタグラフリンクとの干渉を避け
るために、前部フレーム部材として狭いレールを有して
いる。したがって、U字状のチェアフレームの自由端部
とメカニズムフレームアセンブリの前部部材との間には
小さな結合面しかなく、よって、横方向の圧力がチェア
アームに加えられると、U字状のチェアフレームの自由
端部(多くの場合、この部分がチェアアームを形成す
る)は、望ましくない程大きく側方向(左右方向若しく
は横方向)に変形してしまう。
【0004】多くの従来のリクライニングチェアは満足
に操作してはいるが、家具製造業者は、着座者の快適さ
と共に構造上の健全さ及び操作の滑らかさを向上させ、
さらにシステムの構成を簡素化するための改良フレーム
及び改良アクチュエーションメカニズムを開発しようと
絶えず努力している。さらに、効率向上及び製品の品質
改善を促進しながらコスト削減が可能な改良製造・組み
立て技術を開発したいという要望もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく考
案された本発明によれば、クロスフレームメンバと少な
くとも2つのメンバを有するクロスレールアセンブリに
連結可能な複数のサイドフレームメンバを有するチェア
フレームを形成する手段を設け、上記クロスレールアセ
ンブリをアクチュエーションメカニズムから吊し、上記
複数のサイドフレームメンバの間に上記アクチュエーシ
ョンメカニズムを吊し、上記クロスレールアセンブリと
上記クロスフレームメンバを上記サイドフレームメンバ
に連結し、シートとシートバックとをピボット運動可能
に連結し、リクライニング動作のために、上記連結され
たシートとシートバックとを動かして上記チェアフレー
ムに接続することから成るリクライニングチェアの組立
方法が提供される。
【0006】
【発明の概要】本発明は、リクライニング式チェアの製
造、組み立て、及び外装処理に関連して生ずる従来の問
題点を解決するために考案された家具の組立方法を開示
するものである。ゆえに、本発明の主要な目的は、着座
者に対しより良い操作性及び快適さを提供すると共に、
リクライニングチェア全体の複雑さ、重量及びコストを
大幅に減じ、容易に、能率的にそして堅固に組み立てら
れるリクライニングチェアを提供することである。
【0007】本発明の他の目的は、レッグレストアセン
ブリのアクチュエーション(伸展及び収縮)及びシート
部材に対してのシートバックの選択的且つ独立的な『リ
クライニング』動作を可能にするよう構成された3ウェ
イリクライニングチェアを提供することにある。よっ
て、本発明は、着座者の体重移動により得られる最小の
力が、『直立』位置と『リクライニング』位置との間で
シートアセンブリを動かすための主要手段として利用さ
れるリクライニングチェアを提供するものである。
【0008】本発明の他の目的は、アクチュエーション
メカニズムの操作をより滑らかにするために、着座者が
発生しなければならない力(入力)を減らすことにあ
る。これに関連し、改良アクチュエーションメカニズム
の構成は、より容易で滑らかなアクチュエーション(動
作)を促進すべく摩擦損失を大幅に減ずるよう設計され
たメカニカルリンクと駆動用部品とを組み込むために、
かなり簡略化されている。さらに、種々の操作リンク
は、従来のメカニズムフレームアセンブリを用いること
なくアクチュエーションメカニズムの『プリアセンブリ
(前もって組立てておくこと)』を可能にするように構
成される。
【0009】本発明の他の目的は、構造上堅固で、組み
立て易く、そしてチェアアームの側方向のすなわち『側
(横)方向への』変形を減ずることができる簡素な構成
から成るリクライニングチェアフレームを提供すること
にある。
【0010】本発明の好適な態様においては、リクライ
ニングチェアが統合化、即ち『ノックダウン式の』構成
を有するので、高品質家具を生産すると共に、生産効率
向上及びコスト節減を効果的に達成できる新規な製造及
び組み立て技術の適用が容易になる。概して、リクライ
ニングチェアにあっては、予め組み立てられたアクチュ
エーションメカニズムが、予め外装の施されたフレーム
構成部品から分離され得ないものである(上記外装の施
されたフレーム構成部品は、組み立てられると、『箱
型』のチェアフレーム若しくはボディを区画形成するよ
うに強固に相互連結される。このとき、上記予め組み立
てられたアクチュエーションメカニズムは、上記『箱
型』フレーム若しくはボディから一体的に吊下げられ
る)。このように、分離した別個のメカニズムフレーム
アセンブリ内にアクチュエーションメカニズムを支持す
るという従来の構成は、もはや必要でない。上記予め組
み立てられたアクチュエーションメカニズムは、左右の
詰めもの及び外装の施されたサイドフレームアセンブリ
の間に各々直接支持されるドライブロッド及び前部サポ
ートシャフトを有す。したがって、別個の予め詰めもの
及び外装の施されたフレーム構成部品の各々に対して、
アクチュエーションメカニズムを非常に正確に配置する
ことが可能である。さらに、新規な前部及び後部フレー
ムレールメンバが、上記左右のサイドフレームアセンブ
リを相互に連結し、『ユニット化され』非常に堅固な箱
型チェアフレーム若しくはボディを区画形成し、その中
に吊されるアクチュエーションメカニズムの幅方向の屈
曲・たわみ及びサイドフレームアセンブリ自身の幅方向
の屈曲・たわみを阻止する。本明細書には、本発明のモ
ジュール式リクライニングチェアの構造上及び機能上の
利点だけでなく、フレーム構成部品内に一体化された構
成部品として予め組み立てられたアクチュエーションメ
カニズムを組み入れる新規な方法が開示されている。
【0011】レッグレストアセンブリは、限定された角
度でアクチュエータレバーを回転する着座者により操作
されてもよい。アクチュエータレバーが回転すると、ド
ライブロッドが回転し、一対のレッグレストパンタグラ
フリンクを選択的に伸展あるいは収縮する。これらパン
タグラフリンクは、ドライブロッドと前部サポートシャ
フトとの間の同期動作のためだけに吊されており、前部
フレームメンバ内に設けられた孔を通過して突き出るよ
うに設けられている。さらに、オーバーセンタートグル
メカニズムが、レッグレストアセンブリの伸展及び収縮
を補助するために、且つその『伸ばされた』及び『しま
い込まれた』位置でレッグレストアセンブリを保持する
のを補助するために設けられている。
【0012】さらに、本発明は、従来のロッキングチェ
アとしてあるいはリクライニングチェアとして使用でき
る、リクライニングとプラットホームロッキングとの組
合せチェアに関する。上記リクライニングとロッキング
との組合せチェア(傾倒及び揺動椅子)では、チェアボ
ディと固定ベースアセンブリとの間の通常の揺動運動を
シートアセンブリのリクライニングなしで行なえるよう
に製造・平衡調整されているが、必要とあらばシートア
センブリを素早く且つ容易にリクライニングすることも
できる。さらに、レッグレストアセンブリの伸展位置へ
の最初の伸展動作による揺動動作を止めるために、着座
者がチェアボディを複数の後方『傾斜』位置に選択的に
『ロック(lock:固定)する』ことができるようにするた
めのラッチ手段が設けられる。このような動作とは別に
(独立して)、シートバック(背もたれ部)に加えられ
る僅かな後方への圧力によりシートアセンブリのリクラ
イニング動作を開始することができる。したがって、着
座者がシートバックに対して体重をシフトすることによ
り無限数の傾斜位置が達成され得る。
【0013】本発明のその他の目的、利点及び特徴は、
添付図面と共に考慮される以下の説明(実施例)および
特許請求の範囲から明らかになる。
【0014】
【実施例】本発明の思想によれば、一人及び多人数用の
家具(すなわち、チェア及びソファあるいは二人掛けの
ソファ)に使用される改良アクチュエーションメカニズ
ムが開示される。さらに、本発明は、リクライニング式
チェア等の予め組み立てられ『統合された』構成部品と
しての改良アクチュエーションメカニズムを組み立てる
ための方法にも関する。後に説明されるように、予め組
み立てられたアクチュエーションメカニズムは、3つの
『固定』ピボットポイント配置(構成)でのみフレーム
構成部品から吊される。したがって、かなり効率的な製
造及び組み立て工程を採用することができると共に、正
確な機械的アライメント及び優れた構造上の剛性を持た
せることができる。本発明のアクチュエーションメカニ
ズムは、シート部材に対してシートバックを独立に『リ
クライニングする』ことができ、あるいはレッグレスト
アセンブリを『収縮』位置と『伸展』位置との間で移動
することができる『3ウェイ』メカニズムである。さら
に、完全『収縮』位置と完全『伸展』位置との間のレッ
グレストアセンブリの操作位置に関わらず、シート部材
に対してシートバックを独立して全範囲で『リクライニ
ング』動作することができる。
【0015】本実施例においては、上記チェアは、リク
ライナとプラットホームロッカ(揺り子)の組合せとし
て描かれており、以下の説明においてはリクライニング
・ロッキングチェア 10 と称される。このリクライニン
グ・ロッキングチェア 10 は、シートユニットとして素
早く簡単にモジュール式に組み立てることができる予め
組み立てられたアクチュエーションメカニズム 12 と種
々の詰めもの及び外装の施されたフレーム構成部品とか
ら成る。このような『モジュール式』の構造では、詰め
もの及び外装取付の際に重くて厄介なチェアフレームを
取扱う必要がないので、従来の家具製造及び組立技術に
比べて大きな進歩を提供するものである。そのため、ア
クチュエーションメカニズム 12 へのモジュール方式に
よる組み立ての前に、フレーム構成部品に詰めもの及び
外装を施すことができる。したがって、チェア全体のシ
ステム品質及び生産効率だけでなく、個々の構成部品の
品質をも向上することができる。尚、上記のようにはせ
ずに、モジュール方式による組立ての後に、外装を施し
たトリムパネルをフレーム構成部品に取付けるようにす
ることもできる。さらに、本発明のアクチュエーション
メカニズム 12 は比較的コンパクトであるので、別個の
クッションの使用が可能である。別個のクッションを使
用できるということは、種々の様式のチェア、ソファあ
るいは二人掛けのソファ家具を市場へ出すことにおいて
大きな特徴である。
【0016】次に、リクライニング・ロッキングチェア
10 のフレーム構成部品から操作可能に吊された状態に
示されたアクチュエーションメカニズム 12 の機能上及
び構造上の特徴を添付図面に基づいて説明する。図1
(A)は、着座者が従来の座り方を楽しめる完全『直
立』位置にあるシートアセンブリ 14 を有する例示的な
組合せリクライニング・ロッキングチェア 10 を示して
いる。図1(B)も、『直立』位置にあるリクライニン
グ・ロッキングチェア 10 を図示しているが、それに付
随するレッグレストアセンブリ 16 が『伸展』位置に延
ばされている。図1(C)に示されるように、シートア
センブリ 14 は、シート部材 20 に対して『傾斜』位置
に示されたシートバック 18 を有し、レッグレストアセ
ンブリ 16 がその収縮すなわち『しまい込まれた』位置
にある状態を示している。公知の如く、着座者によりシ
ートバック 18 に故意に圧力が加えられると、シートア
センブリ 14 のリクライニング動作が行われる。この
際、シート部材 20 とシートバック 18 との間のインク
ルーデッドアングルが大きくなる間、座席の快適さを維
持するために、シートスイングメカニズムがシート部材
20 を前方且つ上方へ動かす。上記チェア 10 は、シー
トアセンブリ 14 へ後方圧力を故意にかけることによ
り、あるいは、より簡単には、シートバック 18 から圧
力を除くよう着座者が前方に傾くなら、容易にその『直
立』位置に戻され得る。最後に、図1(D)には、『傾
斜』位置にある上記チェア 10 のシートアセンブリ 14
が示されており、レッグレストアセンブリ 16 は『伸
展』位置に延ばされた状態で描かれている。図示された
実施例によれば、また、以下の記載により説明されるよ
うに、チェアボディ 21 全体は、固定されたベースアセ
ンブリ 22 に対して容易に『揺動(ロッキング)』され
得る。
【0017】次に、本発明の構成上の主要な特徴に従っ
て、リクライニング・ロッキングチェア 10 内にアクチ
ュエーションメカニズム 12 を操作可能に吊すために設
けられた種々の予め組み立てられフレーム構成部品を詳
細に説明する。明確化のために、図2には、比較的に容
易に且つ効率的な方法で素早く且つ堅固に組み立てるこ
とができるフレーム構成部品構造の相互依存をよりわか
り易く図示すべく、詰めもの及び外装、パッド、ばね等
の取り除かれた状態で種々の予め組み立てられたフレー
ム構成部品が示されている。ゆえに、フレーム構成部品
の全ては、『オフライン』バッチタイプ方式で、必要な
ブラケット、ばね、パッド、詰めもの及び外装を備える
ように個別に製造されるか、あるいはサブアセンブリと
して組み立てることができる。その後、種々の予め組立
てられたフレーム構成部品は、その中に完全にアクチュ
エーションメカニズム 12 を統合・一体化するようモジ
ュール組立てられる。
【0018】図2及至図8に見られるように、リクライ
ニング・ロッキングチェア 10 のアクチュエーションメ
カニズム 12 は、左右のサイドフレームアセンブリ 24
に統合・一体化され、左右のサイドフレームアセンブリ
24 から操作可能に吊されている。サイドフレームアセ
ンブリ 24 に加えて、リクライニング・ロッキングチェ
ア 10 は、前部及び後部レールメンバ 26 及び 28 をも
備えている。これらが相互に連結されると、堅固な『箱
型』チェアフレームが区画形成される。後に詳述される
ように、アクチュエーションメカニズム 12 は、ドライ
ブロッド 30 及び前部サポートシャフト 32 を含むよう
に予め組み立てられる。ドライブロッド30 と前部サポ
ートシャフト 32 は左右のサイドフレームアセンブリ 2
4 から正確に位置付けられ『吊される』よう空間的に方
向づけられる。
【0019】図2及至図8ではアクチュエーションメカ
ニズム 12 は、その上にレッグレストアセンブリ 16 を
支持するように示されている。より明確には、レッグレ
ストアセンブリ 16 は、左右のパンタグラフリンクメカ
ニズム 34 とばねにより補助された左右のトグルメカニ
ズム 36 とを有す。このメカニズムは、ドライブロッド
30 と前部サポートシャフト 32 とに連動(協働)し
て、着座者がレッグレストアセンブリ 16 を選択的に動
かすことを可能にしている。堅固なクロスブレース(cro
ss-brace) 38が、アクチュエーションメカニズム 12 内
の構造上の剛性のためにドライブロッド 30 とサポート
シャフト 32 との間に固定されている。クロスブレース
38 の一端は、ベアリングで支持されるように(回転可
能に)ドライブロッド 30 上に支持され、その反対側端
部は、(適当なネジ付締め付け具等により)サポートシ
ャフト32の中央と前部フレームレールメンバ 26 にしっ
かりと固定されるブラケット 39 として構成されてい
る。よって、サポートシャフト32 は、ドライブロッド
30 の回転に伴うサポートシャフト 32 の回転を阻止す
るために、スペーサクリップ 40 を介してクロスブレー
ス 38 と前部フレームレールメンバ26にしっかりと固定
される。好適な構造においては、ドライブロッド30
は、サイドフレームアセンブリ 24 の1つの外装の施さ
れた外側部分に隣接して備えられるハンドル部分 42 を
有する長い正方形シャフトである。そのハンドル部分 4
2 は、ハンドル部分 42 の作動を便利にすべく、チェア
10 に着座する人の手が容易にとどく位置にある。
【0020】図2に最も良く示されているように、サイ
ドフレームアセンブリ 24 、前部フレームレールメンバ
26 、後部フレームレールメンバ 28 、シートフレーム
44、シートバックフレーム 46 、レッグレストフレー
ムボード 48 等のほとんどのフレーム構成部品は、図1
(A)及至図1(D)に示されたものと同様の装飾され
流行に合ったリクライニング・ロッキングチェア 10 を
完成するために、各々、ばね、パッド、詰めもの及び外
装等を支持できる様に製造されている。さきに述べたよ
うに、各フレーム構成部品は、その後モジュール式チェ
ア 10 に組み立てられるべく、個別に予め組み立てられ
て詰物や外装が施されている。尚、上述のようにしない
で、チェアボディ21をモジュール方式で組立てた後に、
詰物や外装を施したトリムパネルをフレーム構成部品に
固定する手段を設けるようにしてもよい。例えば、詰物
や外装が施された前部トリムパネル27が図1(B)及び
図1(D)に示されており、前部フレームレールメンバ
26に取付けられている。しかし、各フレーム構成部品の
ために示された特定の構造は、単に例示的なものである
ということは理解されるべきである。
【0021】左右のサイドフレームアセンブリ 24 は、
各々、汎用サイドパネル 50 と水平底部及び頂部部材 5
2 及び 54 とを有する堅固なおよそ長方形の木製フレー
ム構成部品として製造される。その頂部部材 54 はチェ
アアームの役割をも果す。各サイドフレームアセンブリ
24 は、床にほぼ垂直な下側部分を好ましくは少くとも
1つ有する前部ポスト 56 をも具備する。さらに、各サ
イドフレームアセンブリ 24 は、前部及び後部ポスト 5
6 及び 58 の各々、並びに頂部及び底部水平部材 54 及
び 52 の各々がサイドパネル 50 に堅固に固定するため
の、傾斜した後部ポスト部材 58 を有する。また、サイ
ドパネル 50 は、自身の中に形成されて整列した複数の
孔 60 (第1の孔の組)を有する。これら孔 60 の大き
さはドライブロッド 30 の両端部を収容できる大きさで
ある。加えて、スリーブジャーナル 62 が孔 60 内に保
持されている。スリーブジャーナル 62 の大きさはドラ
イブロッド 30 の回転を可能にする大きさである。よっ
て、整列された孔 60 は、サイドパネル 50 内に直接設
けられた『固定』ピボットあるいはサスペンションポイ
ントの第1の組を区画形成する。この様に、ドライブロ
ッド 30 は、別のリンクを通常必要とする従来の『浮遊
(フローティング)』タイプのものではなく、固定ピボ
ットを有するタイプのものである。
【0022】サイドパネル 50 中にサポートシャフト 3
2 の両端部を収容するための整列された孔(第2の孔の
組) 64 がサイドパネル50のフロントエッヂ近傍に形成
されていう。好ましくは、整列した孔 60 は『盲穴』で
あり、最終組立ての際にチェア 10 内にサポートシャフ
ト 32 を正しく位置合せすること(センタリング)を補
助するための『盲穴』を区画形成するために、サイドパ
ネル 50 を完全には貫通しない。尚、このようにはせず
に、スキャブブロック(scab block)(図示せず)をサイ
ドパネル50の外面に固定して、孔64を途中で止めるよう
にしてもよい(孔64がサイドパネル50に「貫通孔」とし
て始めからドリル加工されている場合このようにす
る)。いずれの場合も、整列した孔 64 は、サイドパネ
ル 50 内に直接位置し、第2の『固定』ピボットあるい
はサスペンションポイントの組を区画形成する。整列し
た第1及び第2の孔 60 及び 64 の組がそれぞれがサイ
ドパネル 50 上に所定の配置で設けられているので、左
右のサイドパネル 50 の全ての重要な孔位置は、一回の
操作でドリル加工され得ることは明らかである。ゆえ
に、アクチュエーションメカニズム 12 の予組み立てを
行うことは、上記チェア 10 の『最終』組み立てを容易
にすることにつながる。なぜならば、ドライブロッド 3
0 及びサポートシャフト 32 の各々が、整列された孔 6
0 及び 64 中に収容されるように方向づけられているか
らである。部材 52 、 54 、 56 及び 58 が取り付けら
れ、スリーブジャーナル 62 が整列した孔 60 に取り付
けられるまで、サイドパネル 50 は『左』あるいは
『右』には成らない。このように、汎用構成部品として
サイドパネル 50 を設けることによって、整列した孔 6
0 及び 64の位置決め精度が大いに高められる。
【0023】上述のように前部フレームレールメンバ 2
6 と後部フレームレールメンバ 28は、強固な「箱状」
チェアフレーム 21 内にアクチェーションメカニズム 1
2 を一体的に吊るすために、サイドフレームアセンブリ
24 にしっかりと固定され得るように構成されている。
一般に、全部フレームレールメンバ26と後部フレームレ
ールメンバ 28 は夫々、非木製部品として製造され、高
い強度と剛性を有している。また、重量、コスト及び木
製部品であった場合に必要な前組立を削減することもで
きる。本実施例では、前部フレームレールメンバ 26 と
後部フレームレールメンバ 28 は打抜き加工された金属
部品である。図5及び図6に最も良く抜かれているよう
に、後部フレームレールメンバ 28 はクロスメンバセグ
メント 70 と一対のアングルブラケットセグメント 71
とからなる1ピースの金属打抜加工品である。一対のア
ングルブラケットセグメント 71 はクロスメンバセグメ
ント 70 の両端に形成されている。さらに、上部及び下
部アングルフランジセグメント72と73が夫々クロスメン
バセグメント70から横方向に延びている。これらセグメ
ント 72 , 73 はアングルブラケットセグメント 71 の
内面に当接係合する端面を有している。よって、後部フ
レームレールメンバ 28 は、箱状の強化構造フレーム構
成部品であり、箱状のチェアフレーム 21 の後部が「幅
方向」に遊ぶのを防止する。後部フレームレールメンバ
28 をサイドフレームアセンブリ 24に固定する手段
として、一対の孔 74 が各アングルブラケットセグ
メント 71 に形成されている。適当な締結具を用いてア
ングルブラケットセグメント 71 をしっかりと固定する
ことができ、従って、後部フレームレールメンバ 28 を
直接サイドパネル 50 の内面に固定することができるよ
うに構成されている。好ましくは、整列孔 75 はサイド
パネル 50 内に予めドリル加工されてネジ付締結具を収
容できるようになっている。この構成により、左右のサ
イドフレームアセンブリ24 の間に後部フレームレール
メンバ 28 をしっかりと固定することができる。典型的
にはチェア 10 をモジュール方式で組立てた後に、詰物
や外装が施された後部「テールゲート(tailgate)」(図
示せず)がクロスメンバセグメント 70 に取付けられ
る。何故なら、両サイドフレームアセンブリ 24 間への
組付けの前には、一般に後部フレームレールメンバ 28
には詰物や外装が施されていないからである。物や外装
が施された後部テールゲートと後部フレームレールメン
バ 28に取付ける手段として、1つもしくは2つ以上の
取付孔 76 がクロスメンバセグメント 70 に形成されて
いる。この取付孔 76 には、後部テールゲートから延び
る適当のプッシュインタイプのリテーナクリップが収容
される。その後、後部テールゲートから延びる詰物・外
装付タブがサイドパネル 50 にステープル(針、くぎ
等)で留められる。
【0024】図2乃至図4を参照すると、第1好適実施
例にあっては、前部フレームレールメンバ 26 が、下部
クロスメンバセグメント 77 と一対の端部セグメント 7
8 とから成る1ピースの金属打抜加工品として描かれて
いる。一対の端部セグメント78 はクロスメンバセグメ
ント 77 の両側端部から上方に延びており、それとほぼ
同一平面内にある。また、外方フランジブラッケットセ
グメント 79 が各端部セグメント 78 から横方向に延び
ている。上記セグメント 79 は一連の孔 80 を有してい
る。これら孔 80 はサイドパネル 50 に形成された一連
の孔 81 と整列させることができ、整列させると前部フ
レームレールメンバ 26 を両サイドフレームアセンブリ
24 の間にしっかりと固定することができる。さらに、
各フランジブラケットセグメント 79 はサポートシャフ
ト 32 の両端部を保持且つ位置決めするためのガイドス
ロット 82 を有している。上記から分かるように、各端
部ゼグメント 78 の前面(上面)は下部クロスメンバゼ
グメント 77 と同一平面内にあり、孔 83 を有す。孔 8
3 はガイドスロット 82 と同一平面内にある。孔 83 は
前部フレームレールメンバ 26 の端部セグメント 78 を
サポートシャフト 32 の端部に固定するために設けられ
たものである。上方に延びる中央セグメント84 は下部
クロスメンバセグメント 77 の中央部から延びるように
一体的に形成され、これが側方向に隔てられた端部セグ
メント 78 と協働して一対の拡大開放端孔 85 を形成す
る。以下の記載からわかるように、レッグレストアセン
ブリ 16 が伸展・収縮する際、レッグレストパンタグラ
フリンク 34 は孔 85 を通過する。中央セグメント 84
は一対の側方に隔てられた対称的な切欠きを有す。これ
ら切欠きにより一対の垂直方向に延びるサイドセグメン
ト 86 が形成される。一対のサイドセグメント 86 は水
平頂部セグメント 87 によって連結されている。一対の
孔 88 が頂部セグメント 87 に形成され、これら孔 88
は端部セグメント78 の孔 83 と整列している。よっ
て、前部フレームレールメンバ 26 の中央セグメント 8
4 をサポートシャフト 32 の中央部及びクロスブレース
38 のブラケット部 39 に固定することができる。
【0025】好ましくは、サポートシャフト 32 には4
つの孔が予めドリル加工されている。これら孔は、前部
フレームレールメンバ 26 に形成された孔 83 及び 88
に整列しており、ねじ付締結具を収容することができ
る。よって、サポートシャフト32 は前部フレームレー
ルメンバ 26 に直接しっかりと固定することができる。
よつて、サポートシャフト32は前部フレームレールメン
バ26に回転不能に固定され、チェアフレーム 21 の前部
の剛性を著しく向上する上部クロスメンバとして作用す
ることになる。さらに、前部フレームレールメンバ 26
の外面(同一平面内にある端部セグメント 78 ,中央セ
グメント 84 及び下部クロスメンバセグメント 77 によ
り決定される面)は、サイドパネル 50 のフロントエッ
ヂとほぼ同じ高さに取付けることができる。このような
同高度取付構造によって、伝統的に従来のチェアフレー
ムに取付けられた場合と比べるとコンパクトになる。ま
た、レッグレストフレームボード 48 に対しても十分な
隙間ができる。よって、もしレッグレストアセンブリ 1
6 が「ポップアップ(pop-up)タイプのオットマンフレー
ムボード(図示せず)を有するならば、上記フレームボ
ードの中央部を上記隙間に収容することができる。図7
及び図8は、レッグレストアセンブリ 16 が引込位置に
あるとき、前部フレームレールメンバ 26 とレッグレス
トフレームボード 48 との間に上記オットマンフレーム
ボードを収容するのに用いることができる隙間を明示し
ている。フックタイプのクリップ 89 が中央部 84 のサ
イドセグメント 86 と端部セグメント 78 の一連の小さ
な切欠きに設けられて、前部詰物・外装済テールゲート
27 を前部フレームレールメンバ 26 に取付けることが
できるようになっている。また、取付孔 90 が設けら
れ、前部テールゲート 27 から延びるプッシュインタイ
プのリテーナクリップ(図示せず)を収容している。優
れた構成上の剛性を与えるために、前部フレームレール
メンバ 26 は下部水平フランジ 91 の有している。下部
水平フランジ 91 は横方向に延びてクロスメンバセグメ
ント 77 を下降させるものである。それの両エッヂ面は
フランジブランケットセグメント 79 の内面に当接係合
できるように形成されている。また、垂直フランジ 92
が端部セグメント 78 とサイドセグメント 86 に形成さ
れ、さらに構成上の剛性を向上している。
【0026】次に図12−図14及び図15−図17を
参照すると、前部フレームレールの第2及び第3の好適
実施例が示されている。「´」(ダッシュ)付の参照符
号は、前部フレームレールメンバの第1実施例の部品・
要素等と同じような部品・要素を示すために用いられて
いる。図12及び図15に示されるように、前部フレー
ムレールアセンブリ26' は複数の部品から成るアセンブ
リであって、下部クロスメンバセグメント77' と、端部
メンバセグメント78' とを有している。端部メンバセグ
メント78' はクロスメンバセグメント77' の側方向の両
端から上方に延びている。端部メンバセグメント78' は
クロスメンバセグメント77' にほぼ平行であるが、クロ
スメンバセグメント77' からは側方向に隔てられてい
る。中央セグメント84' も設けられており、端部メンバ
セグメント78' のほぼ中央に取付けられる。端部メンバ
セグメント78' と中央セグメント84' は、例えばネジ付
締結具266 によって、下部クロスメンバセグメント77'
にしっかりと取付けられる。尚、溶接,リベット接合そ
の他の適当な締結手段によって前部フレームレールアセ
ンブリ26' を組立ててもよい。また、端部メンバセグメ
ント78' と中央セグメント84' はそれぞれ取付面268 と
270 を有している。これら取付面268,270 が下部クロス
メンバセグメント77' と係合する。したがって最小数の
締結具(好適実施例では3つのネジ付締結具266 のみ)
でアセンブリを強固に組立てることができる。
【0027】端部メンバセグメント78' は外側フランジ
ブラケットセグメント79' を有している。このブラケッ
トセグメント79' は各端部セグメント78' から横方向に
延びており、一連の孔80' が設けられている。これら孔
80' はサイドパネル50に形成された一連の孔81に整列し
ている。これら孔の整列により、前部フレームレールア
センブリ26' をサイドフレームアセンブリ24同士の間に
しっかりと取付けることができる。また、各ブラケット
セグメント79' にはガイドスロット82' も形成されてい
る。このガイドスロット82' によって、サポートシャフ
ト32の両端部をブラケットセグメント79' に保持するこ
とができる。上述のように、各端部セグメント78' の前
面は下部クロスメンバセグメント77' にほぼ平行である
が、下部クロスメンバセグメント77' からは側方向に隔
てられている。また、各端部セグメント78' の前面には
孔83´が形成されており、この孔83' はガイドスロット
82' と同じ水平面に整列している。孔83' は前部フレー
ムレールアセンブリ26' の端部セグメント78' をサポー
トシャフト32の端部に固定するために設けられている。
【0028】中央セグメント84' は側方向に隔てられた
端部セグメント78' と協働して一対の大きな開放孔85'
を区画形成する。レッグレストアセンブリ16の伸展・引
込動作のとき、レッグレストパンタグラフリンク34が開
放孔85' を通ることができる。一対の孔88' が頂部セグ
メント87' に設けられているので、前部フレームレール
アセンブリ26' の中央セグメント84' をクロスブレース
38のブラケット部分39とサポートシャフト32の中央部分
に固定することができる。
【0029】上述のように、サポートシャフト32にはド
リル加工により4つの孔が設けられるのが好ましい。こ
れら孔は端部メンバセグメント78' と中央セグメント8
4' にそれぞれ形成された孔83' と88´に整列可能であ
る。したがって、そこにネジ付締結具を収容することが
でき、よって、サポートシャフト32を前部フレームレー
ルアセンブリ26' に直接且つしっかりと取付けることが
できる。このような構成では、サポートシャフト32は前
部フレームレールアセンブリ26' に回転不能に固定さ
れ、上部クロスメンバとして作用するので、チェアフレ
ーム21の前部の剛性を向上する。上述の記載からわかる
ように、下部クロスメンバセグメント77' と、端部メン
バセグメント78' と、中央セグメント84' とを別々の部
材としたので、金属形成ダイの複雑さを著しく低減する
ことができ、形成作業・工程を簡略化することができ
る。よって、全体のコストを低減することができる一方
で、品質も向上することができる。また、下部クロスメ
ンバセグメント77' と、端部メンバセグメント78' と、
中央セグメント84' を別個の部材としたことにより、進
行形・連続式ダイ(progression die) その他を用いるこ
とができる。この種のダイを用いると、形成作業・工程
の効率が著しく向上する。前部フレームレールアセンブ
リ26' のその他の利点は、下部クロスメンバ77' を端部
メンバセグメント78' と中央セグメント84' から側方向
に取外すこと・移動することができることである。
【0030】図14及び図17に最も良く示されている
ように、端部メンバセグメント78'には前方に延びるフ
ランジ272 が設けられている。このフランジ272の前
端には取付タブ268 が形成されている。同様に、中央セ
グメント84' には前方に延びるフランジ274 が設けられ
ている。このフランジ274 の前端には取付面270 が形成
されている(図13及び図16)。したがって、完成し
た前部フレームレールアセンブリ26' における下部クロ
スメンバセグメント77' の外面は、端部メンバセグメン
ト78' と中央セグメント84から側方向に隔てられること
になる。この場合、これら部材同士のほぼ平行な関係は
維持されている。このように下部クロスメンバセグメン
ト77' が隔てられて取付けられているので、本発明のチ
ェアのコンパクトさは維持される(従来のチェアと比べ
て)。また、チェアフレームとレッグレストフレームボ
ード48との間に別のクリアランスが形成されるので、も
しレッグレスト部材が「ポップアップ(pop-up :飛出
す)」タイプのオットマン(ottoman) フレームボード
(図示せず)を具備している場合には、そのようなオッ
トマンの機能を発揮させることもできる。上記別のクリ
アランスは図13と図14及び図16と図17に示され
ている。上記図には、中央セグメント84' 及び端部メン
バセグメント78' に対して下部クロスメンバセグメント
77' が隔てられていることがはっきりと描かれている。
端部メンバセグメント78' と下部クロスメンバセグメン
ト77' にはそれぞれ孔90' が設けられている。これら孔
90' には、プッシュイン式のリテーナクリップ(図示せ
ず)が収容される。リテーナクリップは前部テーブルゲ
ート27から延びて、前部テーブルゲート27を前部フレー
ムレールアセンブリ26' に取付けるのに用いられる。よ
り優れた構造上の剛性を付与するために、下部クロスメ
ンバセグメント77' は下部水平フランジ91' を有してい
る。下部水平フランジ91´は横方向に延びて下部クロス
メンバセグメント77へ向かっている(至っている)。下
部水平フランジ91' の両エッジ面は端部メンバセグメン
トの前方に延びるフランジ272 の内面に当接係合する。
【0031】前部フレームレールメンバ26は、従来の多
くのリクライニングチェアに利用される前部メカニズム
フレーム部材より、頂部底部間寸法においてかなり大き
い。後者がおよそ 3/4インチ(約19.05mm)から1 1/2イ
ンチ(約38.1mm)の範囲の頂部底部間寸法を有するのに
対して、前部フレームレールメンバ26は、頂部底部間寸
法においておよそ8インチ(約203.2mm)の寸法を有す
る。この大きな寸法により、前部フレームレールメンバ
26 をサイドフレームアセンブリ 24 に接続するための
表面がかなり広くなる。この大きな接続表面によって、
組み立て後、非常に堅固なチェアフレームを構成するこ
とができる。さらに、上記大きな接続表面によって、チ
ェアアームの剛性をも高めることができるので、アーム
に対して加えられる側方向(横方向)の圧力によるアー
ムの変形もかなり小さくすることができる。望ましくな
い量の変形は、チェアアームとメカニズムフレームの前
部部材との間の極めて小さな接続面が『ピボット』ある
いは『ポイント』型接続として作用する従来の公知のリ
クライニングチェアに共通して生ずるものである。
【0032】図示されるように、シートフレーム 44
は、サイドフレームアセンブリ 24 同士の間に設けら
れ、サイドフレームアセンブリ 24 上でリクライニング
動作できるように支持されている。より明確には、シー
トフレーム 44 は、前部及び後部クロス部材 94 及び 9
5 の両端部にそれぞれしっかりと固定される左右のサイ
ドバー 93 を有する堅固な長方形の構造体である。アク
チュエーションメカニズム12 のコンパクトな特徴を考
慮して、シートフレーム 44 は輪郭を有さず(すなわち
『平ら』であり)、よって、もし必要ならば別個のクッ
ションを使用することができる。シートフレーム 44
は、シートフレーム 44 が(『リクライニング』動作の
間に)前方へあるいは(『直立』位置への復帰時に)後
方へ移動するかどうかにより、シートフレーム 44 をほ
ぼ水平に移動し且つわずかに上または下に移動させるた
めのシートスイングメカニズム 96 により、サイドフレ
ームアセンブリ 24 に対して相対運動できるように支持
されている。シートスイングメカニズム 96 は、左側及
び右側後部スイングリンク 100並びに左側及び右側前部
スライドブラケット 102を有す。後部スイングリンク 1
00は、サイドフレームアセンブリ 24 の後部ポスト 58
に沿ってシートフレーム 44 の高さをかなり越え垂直に
延びる。各後部スイングリンク 100は、長いスイングリ
ンク 104、サポートブラケット 106及びシートブラケッ
ト 108を有す。各スイングリンク 104の上端部は、チェ
アアーム 54 のすぐ下でサポートブラケット 106に旋回
可能に連結され、このサポートブラケット 106は対応す
るサイドパネル 50 にしっかりと固定されている。した
がって、スイングリンク 104とサポートブラケット 106
との間のピボットポイント(旋回点) 110は、サイドパ
ネル 50 内に直接設けられた第3の『固定』ピボットあ
るいはサスペンションポイントの組を形成する。
【0033】各後部スイングリンク 104の下端部は、シ
ートブラケット 108の直立ポスト部114 まで、ピボット
ポイント 112の回りに旋回可能になっている。シートブ
ラケット 108は、シートフレーム 44 の後方端部に比較
的に近い所で(木ネジ等により)シートサイドバー 93
の下面にしっかりと固定される水平フランジ部分を有す
る。したがって、シートフレーム 44 の後部への負荷
は、張力負荷としてシートブラケット 108及びピボット
112から後部スイングリンク 104へ移り、この負荷はピ
ボット 110及びサポートブラケット 106を介してチェア
10 のサイドフレームアセンブリ 24 へ伝えられる。後
部スイングリンク 104は、バランスのとれたリクライニ
ング動作のために、より大きなてこ作用力を発生すべく
長めに形成されている。ゆえに、シートフレーム 44 の
後部は、上位ピボット 110の上下を制御された振子のよ
うに動く。したがって、最終組み立ての前に、シート 2
0 を予め組み立てそれに詰物や外装を施すことができ
る。これ以上のバランスの取れた快適さを提供すること
は必要ないと考えられるが、重い着座者のためにシート
アセンブリ 14 のリクライニング動作に対する抵抗を増
加すべく、シートブラケット 108と後方固定チェアフレ
ーム構成部品との間に左右の引張りばね(図示せず)を
設けてもよい。
【0034】前述のごとく、シートスイングメカニズム
96 は、シートフレーム 44 及びシート 20 の前後動作
を案内し制限するために操作可能である前部スライドブ
ラケット 102の一対(左右)をも有す。より詳しくは、
前部サポートシャフト 32 は、シートフレーム 44 の前
端部に比較的近い所でシートサイドバー 93 の下面にし
っかりと固定(木ネジ等により)される水平フランジ 1
18を有する左右のスライドブラケット102 に形成された
ロストモーション(空動作)スロット 116を通って延び
ている。さらに、スライドブラケット 102は、シートサ
イドバー 93 の内側面に対して保持されるように構成さ
れた長い垂直フランジ 119をも有す。
【0035】図示されるように、スロット 116の角度と
長さは、『垂直』位置と『リクライニング』位置との間
でシートアセンブリ 14 を動かすよう着座者が力を加え
るときの、チェアボディ 21 に対してのシートフレーム
44 の前後動作の範囲を決める。さらに、サポートシャ
フト 32 に対してシートフレーム 44 が動くとき、所定
量の摩擦力を発生させるための手段も設けられる。特
に、ナイロンインサート120は、しっかりとロストモー
ションスロット 116内に保持される。ディスク状の座金
124を付勢してスロット 116近傍のナイロンインサート
120の内面と摩擦係合させるために、圧縮バネ122 が設
けられている。圧縮バネ122 は、サポートシャフト 32
の両端を囲んでいる。圧縮バネ122 とサポートシャフト
32 は同芯上に設けられている。ナイロンインサート 1
20は、雑音を効果的に弱めるように作用しながら、サポ
ートシャフト 32 に対するシートアセンブリ 14 の前端
部の動作への摩擦抵抗を最小にするように作用する。左
右のスペーサクリップ 121は、ばね 122にプレロードを
かけるため及びサポートシャフト 32 上にパンタグラフ
のレッグレストリンク 34 をしっかりと位置付け保持す
るために設けられている。ゆえに、スライドブラケット
102、インサート 120、座金 124、ばね 122及びスペー
サクリップ 121は、サポートシャフト 32 に予め組み付
けることができる。
【0036】シートバック 18 は、堅固な比較的長方形
状のアセンブリであるシートバックフレーム 46 を含む
ように構成される。シートバックフレーム 46 は、左右
サイドメンバ126,126 及び上下クロスピース 128、 130
を有す。図示のように、シートバックフレーム 46 は、
サイド部材 126上の適当な位置に固定されたスライドブ
ラケット 132によって、後部スイングリンク 104の上部
に着脱自在に取り付けられる。このタイプの取り付けの
ためのスライドブラケット 132の好ましい構造が、本出
願人に譲渡された米国特許第 5,184.871号に示され説明
されている。その開示内容は、本明細書の内容として組
み込まれたこととする。一般に、スライドブラケット 1
32は、内部トラックを形成するために溝状を呈してお
り、この内部トラックの中に後部スイングリンク 104が
摺動可能に収容される。スライドブラケット 132が後部
スイングリンク 104に取り付けられると、シートバック
18は、事実上、ピボットポイント 110の上方に延びる
後部スイングリンク 104の延長部となる。したがって、
シートバック 18 は、後部スイングリンク 104の比較的
に簡単な回転動作及びシート 20 の前後動作を引き起こ
すためのレバーアームとして動作するよう、ピボットポ
イント 110の回りに旋回することができる。
【0037】レッグレストアセンブリ 16 は、完成した
リクライニング・ロッキングチェア10 が図1(A)及
至図1(D)に見られるようなものに成るよう、詰物や
外装を施す外面を有するレッグレストフレームボード 4
8 を含むように描かれている。フレームボード 48 は、
同一の左右のパンタグラフリンク 34 により支持され動
かされる。このパンタグラフリンク 34 は、パンタグラ
フリンク 34 が、サポートシャフト 32 によって区画形
成される第2の『固定』サスペンションポイントの組の
回りに操作可能に吊されているという点を除き、本出願
人に譲渡された米国特許第 3,096,121号の図3に示され
たものに機能及び構造上においてほぼ同一である。パン
タグラフリンク 34 の動作の理解のために、ここに簡単
な説明をする。フレームボード 48 は、各パンタグラフ
リンク 34 のためにフレームボード 48 の底面 144に固
定された角度付ブラケット 140を有する。このことによ
り、フレームボード 48 は、パンタグラフ 34 の各ボー
ドリンク 150及び 152の一端に後部ピボット 146及び前
部ピボット 148のところで旋回可能(ピボット運動可
能)に連結されている。前部ボードリンク 152の他端
は、コネクタリンク 156の端部に符号 154の部材により
旋回可能に取り付けられる。そして、コネクタリンク 1
56は、後部ボードリンク 150の一部分に符号 158の部材
により旋回可能に取り付けられている。コネクタリンク
156 と後部ボードリンク150 は同芯上に設けられてい
る。コネクタリンク 156の他端部は、長いサポートリン
ク 162の頂端部に符号 160の部材によって旋回可能に取
り付けられている。後部ボードリンク150の他端部は、
湾曲リンク 166の一端に符号164 の部材により旋回可能
に取り付けられている。湾曲リンク166 は、長いサポー
トリンク 162の中央部分に中央ピボット 168により旋回
可能に取り付けられている。湾曲リンク 166の他端部
は、前部サポートシャフト 32 にピボット 170により旋
回可能に連結されている。左右のスプリングクリップ 1
21は、サポートシャフト 32 上の左右のパンタグラフメ
カニズム 34 の間に所望の間隔を維持するために設けら
れている。
【0038】もうひとつの支持点は、長いサポートリン
ク 162の湾曲底端部のピボット 176である。このピボッ
ト 176は、サポートリンク 162をドライブリンク 178の
第1端部に接続している。このドライブリンク 178の他
端部は、正方形の孔を有し、その孔を通って正方形のド
ライブロッド 30 が延びる。よって、ドライブリンク17
8はドライブロッド 30 の回転動作によって駆動され
る。ゆえに、ドライブロッド 30 を選択的に回転するこ
とによってドライブリンク 178が回転し、ドライブリン
ク 178はピボット 176を介して長いサポートリンク 162
を移動するよう機能する。サポートリンク 162のこのよ
うな運動により、湾曲リンク 166が『固定』ピボット 1
70の回りにスイング(旋回)する。なぜなら、湾曲リン
ク166 には、長いサポートリンク 162と共有するピボッ
ト接続部 168があるからである。固定ピボット 170の回
りにスイングするリンク 166の動作により、後部ボード
リンク 150が外方且つ上方へ移動する。さらに、長いサ
ポートリンク 162の頂端部のピボット 160により、コネ
クタリンク 156がピボット 158の回りをスイングし、前
部ボードリンク 152もまた外方且つ上方へ移動する。こ
の伸展動作は、ハンドル 42 を介してドライブロッド 3
0 が十分な角度回転すると、左側及び右側パンタグラフ
リンク 34 と共に進行する。この様に、フレームボード
40 は、その『しまい込まれた』垂直位置と『伸展』延
長位置との間で移動可能である。
【0039】図7に最も良く描かれているように、ドラ
イブリンク 178は、ほぼU字形状である。ドライブリン
ク178 は、ドライブロッド 30 に重なる基部 186により
結ばれた平行な短いレッグ及び長いレッグ 182及び 184
を有している。両レッグ 182及び 184は正方形の整列さ
れた孔を有し、これら孔を通って正方形のドライブロッ
ド 30 が延びる。レッグレストアセンブリ 16 がその完
全に『伸展』された位置に伸ばされると、長いレッグ 1
84の冷間形成されたストップタブ 186は、長いサポート
リンク 162の下端部に形成されたストップショルダ 188
と接触する。このとき、長いレッグ 184及びリンク 162
は、ほぼ比較的に同軸上に位置する。ストップタブ 186
とストップショルダ 188との係合のために、パンタグラ
フリンク34 のさらなる伸展は抑制され、レッグレスト
フレームボード 48 は持ち上げられたほぼ水平な位置に
保持される。
【0040】ベースアセンブリ 22 に対してチェアフレ
ーム 21 が揺動できるようにするための手段を備えるた
めに、輪郭の施された揺動ブロック 200が設けられる。
この揺動ブロック 200はサイドパネル 50 の内部側面に
固定される。揺動ブロック 200は、ベースアセンブリ 2
2 の上面に係合し、これと『揺動可能な』関係となるよ
うに配置される。揺動ブロック 200及びベースアセンブ
リ 22 の左右のサイドレール 202は、符号 204により示
された二重コイルばね『揺動』装置によって相互に連結
される。好ましくは、揺動ばね装置 204は、本出願人所
有の米国特許第5,171,000 号に開示されたものと同様の
ものである。この米国特許の開示内容は、本願明細書に
組込まれたこととする。図から理解されるように、揺動
ばね装置204は、シートアセンブリ 14 が不注意にリク
ライニングすることを防止しつつ、固定ベースアセンブ
リ 22 に対してチェアボディ 21 がバランスよく揺動で
きるようにする。
【0041】組合せリクライニング・ロッキングチェア
10 に関わるもうひとつの快適化機能によれば、レッグ
レストアセンブリ 16 がその完全伸展位置に選択的に移
動されると、複数の後方『傾斜』位置のいかなる位置に
でもチェアボディ 21 を解放可能に保持することができ
るロック(lock)装置 210が設けられる。ロック装置 210
は、所望の後方『傾斜』位置への動作に続いてチェアボ
ディ 21 が前方へ揺動動作しないようにすることもでき
る。好ましくは、ロック装置 210は、ドライブロッド 3
0 の回転動作により作動されるラチェット型ロック機構
である。概して、ロック装置 210は、チェアボディ 21
の前部フレームレールメンバ 26 とベースアセンブリ 2
2 の前方クロスレール 212との間で作動し、多数の連続
的なロック可能後方『傾斜』位置を提供する。適当なロ
ック機構の一例が、前述の米国特許第 3,096,121号に詳
しく開示されている。
【0042】輪郭を有する扇状部材(即ち、ラチェット
ブラケット)213 は、リクライニング・ロッキングチェ
ア 10 に組入れられると、前部フレームレールメンバ26
の中央セグメント84の垂直セグメント214 に一体的に形
成され、複数の歯 216を有する。好ましくは、扇状部材
213 は、垂直セグメント214 の一対の内方に曲げられた
端部フランジ217 によって形成される。各扇状部材213
は歯216 を有している。上部たがね形状の端部 220を有
するラッチングバーすなわち爪 218は、ベースアセンブ
リ 22 から支持される。この爪218 は、チェアボディ 2
1 が後方へ『傾倒』した後に前方へ揺動動作しないよう
に、扇状部材213 の歯 216にロック係合することができ
る。図8に最も良く示されているように、ラッチングバ
ー 218は、取付ブラケット226 にピボット224 によって
固定されたヒンジ形底部を有する。取付ブラケット226
はベースアセンブリ22のクロスレール212 に固定されて
いる。長方形のスプリングワイヤ 230は、ラッチングバ
ー 218に形成された突出ループ 234の中に固定される前
方ウェブ(web)232を有する。スプリングワイヤ 230の両
端部は、円筒形のブッシュ 240を通って延びる1つの孔
内に重なって保持される。このブッシュ 240自身は、ド
ライブリンク 242の両側部に形成された孔内に保持され
る。さらに、ドライブリンク 242は正方形のドライブロ
ッド 30 を収容する正方形の孔を有する。この孔によ
り、ドライブリンク 242がドライブロッド 30 と共に回
転するように固定される。同様に、前部フレームレール
アセンブリ26' の中央部分84' は垂直セグメント214'に
一体形成された輪郭を有するセクタ213'を有している。
垂直セグメント214'は複数の歯216'を有している。輪郭
を有するセクタ213'は垂直セグメント214'の一対の内方
に曲げられた端部フランジ217'により形成されている。
各端部フランジ217'は歯216'を有している。この歯216'
は、前部フレームレールメンバ26の輪郭を有するセクタ
214 に形成された歯216 と同様の作用を行う。
【0043】レッグレストアセンブリ 16 が完全に伸展
された状態では、前方へアクチュエーションハンドル 4
2 を回転すると(つまり、レッグレストアセンブリ 16
を収納すると)、ドライブリンク 242がそれに対応して
回転する。これに伴い、スプリングワイヤ 230が後方へ
動き、ラッチングバー 218がドライブロッド 30 の方向
に旋回する。したがって、たがね形状の端部 220は、一
体型扇形部材 213の歯216のひとつから引き離される。
ロック機構 210の解放により、チェアボディ 21 は、よ
く知られている様式で、束縛を受けない揺動動作をする
ことができるようになる。同様に、アクチュエーション
ハンドル 42 が、レッグレストアセンブリ 16 をその上
昇位置に移動するように、選択的に後方に回転される
と、ドライブロッド 30 の回転に伴い、ドライブリンク
242も同時に回転する。この動作によってスプリングワ
イヤ230 が前進し、その結果、ラッチングバー 218が強
制的に旋回され、さらにそのたがね形状の端部 220が前
進して扇形部材 213上の歯 216のひとつとのロック係合
する。
【0044】チェアボディ 21 を後方に『傾ける』こと
が望まれるならば、ラッチングバー218のたがね形状の
端部 220は、所望の傾きが得られるまで歯 216にラチェ
ット係合し続ける。この様に、ラッチングバー 218のた
がね形状の端部 220が扇形部材の歯 216の1つに係合し
ているので、チェア 10 の揺動部品は、チェアボディ21
が前方『非傾斜』位置に戻ることを防ぐために、効果
的に『ロック(鍵の掛けられた状態に)』される。扇状
部材213 を前部フレームレールメンバ216 に一体化する
ことにより生ずる望ましい効果は、たがね形状の端部22
0 を扇状部材の歯216 に沿って「ラチェット」運動させ
るときに通常発生する音の伝搬が少なくなるので、騒音
がかなり小さくなるという点である。チェアボディを傾
斜位置からその水平位置へ下げることが望まれるなら、
レッグレストアセンブリ 16 をその『しまい込まれた』
位置に移動させると同時に、チェアボディ 21 をその水
平位置にするために、ハンドル42を扇形部材の歯 216か
らラッチングバー 218のたがね形状の端部 220を引くよ
う前方へ回転すればよい。尚、いかなる適当なロック装
置も、本発明のチェア 10 に用いるロック装置の代用と
して、容易に用いることができる。
【0045】図7及び図8に最も良く示されているよう
に、レッグレストパンタグラフリンク 34 と共に作動す
る、ばねにより補助された左右のトグルアセンブリ 36
が設けられている。トグルアセンブリ 36 は、完全引込
位置にレッグレストアセンブリ 16 のフレームボード 4
8 をしっかりと保持するための手段として作用する。ト
グルアセンブリ 36 はまた、レッグレストアセンブリ 1
6 をその伸展または引込位置へ付勢するためのばね力を
提供する。より詳しくは、トグルアセンブリ 36 は、正
方形孔を有するトグルレバー 252を有し、各トグルレバ
ー252 は、正方形ドライブロッド 30 と共に回転するた
めに、その正方形孔により正方形ドライブロッド 30 に
取り付けられる。トグルレバー 252は、ドライブロッド
30 の上方から後部へ曲がるC字状のトグルリンク 256
の前部レッグ 254にピボット 253で旋回可能に連結され
る。トグルリンク 256の後部レッグ 258は、螺旋コイル
ばね 262の1つの端部が付けられる開口部を有する。上
記ばね 262の反対側の端部は、揺動ブロック 200の後方
部分に固定されたスプリングピン 264に付けられる。図
示されないが、ばね 262の張力を調整するために張力調
整手段を任意に設けてもよい。例えば、ばね 262の張力
は、軽い着座者のために軽減されてもよいし、或いは、
重い着座者のために増やされてもよい。トグルアセンブ
リ 36 の各C字状トグルリンク 256は、干渉防止のため
に、揺動ブロック 200、揺動装置 204とトグルリンク 2
56との間に所望の間隔を維持すべく、スペーサクリップ
265によってドライブロッド 30 上にしっかりと位置付
けられる。図7に示されるように、スペーサクリップ 2
65は、レッグレストドライブリンク 178をも、ドライブ
ロッド 30 に沿ったそれらの所望の位置にしっかりと位
置付ける。
【0046】次に、トグルアセンブリ 36 の動作をさら
に詳しく説明する。ドライブロッド30 の下のピボット
253の位置及びばね 262の作用線は、レッグレストアセ
ンブリ 16 が引込位置にあるときは、ばね力がレッグレ
ストアセンブリ 16 を付勢保持するものである。レッグ
レストアセンブリ 16 が、アクチュエータレバー 42の
僅かな回転により、またそれによるドライブロッド30の
僅かな回転により、最初に伸展されるとき、ピボット 2
53は上方へ動き、スプリングピン 264の軸とドライブロ
ッド軸との間の想像線の中央を越えて移動する。一旦ピ
ボット 253が中央を越えてしまえば(オ−バ−センタ位
置に達すれば)、C字状リンク 256の後部レッグ 258が
ばねピン 264の方へ引かれるのに伴い、ばね 262に作用
する張力は、ドライブロッド 30 の回転を補助し、レッ
グレストアセンブリ 16 を持ち上げる。さらに、ばね 2
62は、着座者が必要な作動角度だけハンドル 42 を旋回
するのを補助する。同様に、トグルアセンブリ 36 は、
ハンドル 42 の逆回転によりレッグレストアセンブリ 1
6 をそのしまい込み位置に戻すよう補助する際にも、ば
ね 262のばね付勢力を利用する。
【0047】次に、本発明の思想に従って、種々の『モ
ジュール式の』予め組立てられたフレーム構成部品及び
アクチュエーションメカニズム 12 をリクライニング・
ロッキングチェア 10 に組み付けるための新規な方法に
ついてさらに詳しく説明する。さらに、本発明の方法
(改良方法)によれば、優れた品質と信頼性とを提供す
る一方で、システム全体の複雑さと重量とコストとを大
幅に減らすために、簡単で効率的な方法で、予め組立て
られ詰物や外装の施された構成部品を順次組み立てるこ
とができる。
【0048】図9(A)を特に参照すると、予め組み立
てられたアクチュエーションメカニズム 12 は、適当な
保持具すなわち『ジグ』300 上に保持されて示されてい
る。ジグ 300は、第1及び第2の整列した切り欠き 304
及び 306の組を各々有する一対の、間隔を有して設けら
れ角度をもって延びるステーション 302を具備する。図
示されるように、第1組の整列された切り欠き 304は、
切り欠き304 の中にサポートシャフト 32 を保持するた
めに設けられており、一方、第2組の整列された切り欠
き 306は、切り欠き306 の中にドライブロッド 30 を保
持するために設けられている。先に述べたように、スラ
イドブラケット 102、パンタグラフリンク 34 、ドライ
ブリンク 242、クロスブレース 38 及びトグルアセンブ
リ 36 に付随・関連する種々の構成部品は全て、種々の
フレーム構成部品と相互連結される前に、アクチュエー
ションメカニズム 12 に連結されるかあるいはアクチュ
エーションメカニズム 12 から吊される。代替案とし
て、ジグ 300を、アクチュエーションメカニズム 12 に
付随・関連する種々のリンクと構成部品とを組立てるた
めの適切な部材として使用してもよい。
【0049】次に、図9(B)を参照すれば、サイドフ
レームアセンブリ 24 をアクチュエーションメカニズム
12 に方向づけて相互に連結するための組立て工程が、
はっきりと示されている。図から理解されるように、サ
イドフレームアセンブリ 24は、揺動ブロック 200、ス
プリングピン 264及び揺動ばね装置 204を含むように予
め組立てられている。図示されないが、アクチュエーシ
ョンメカニズム 12 への組付けの前に、必要なパッド、
裏張り、装飾用の詰物及び外装等もサイドフレームアセ
ンブリ 24 に取り付けられているということは理解され
るべきである。図示の如く、ドライブロッド 30 及びサ
ポートシャフト 32 は、これらの上にサイドフレームア
センブリ 24 が保持されるよう十分な長さを有する。よ
り明確には、詰物や外装の施されたサイドフレームアセ
ンブリ 24 は、ドライブロッド 30 の両端部がサイドパ
ネル 50 に形成された第1の整列孔 60 の組を通って延
びるよう、アクチュエーションメカニズム 12 に配置さ
れる(第1の『固定された』ピボットポイントの組)。
同様に、サポートシャフト 32 の両端部は、サイドパネ
ル50に形成された第2の整列された孔 64 の組に挿嵌さ
れる(第2の『固定された』ピボットポイントの組)。
【0050】図9(C)に示された如く、4つの主要な
フレーム構成部品は、左右のサイドフレームアセンブリ
24 及び前部及び後部フレームレールメンバ 26 及び 2
8 をそれぞれ含む。好適な組立て手順に従えば、後部フ
レームレールメンバ28を左右のサイドフレームアセンブ
リ24に対して整列配置させた後、左右のサイドフレーム
アセンブリ 24 の間に後部フレームレールメンバ 28 を
固定するために、ネジ付き締付具が、整列されたブラケ
ットセグメント71の孔74及びサイドパネル 50に形成さ
れた孔 75 にネジ込まれる。このネジ付き締付具の最終
的な締付けは、前部フレームレールメンバ 26 がサイド
フレームアセンブリ 24 に固定されるまでは、典型的に
は後回しにされる。後部レールアセンブリ 28 に詰物や
外装が施されない場合は、詰物や外装が施された後部
『テールゲイト』(図示せず)を後部フレームレールメ
ンバ 28 に固定することが好ましい。
【0051】後部フレームレールメンバ 28 を連結した
後に、サポートシャフト32の一端が整列孔64から取外さ
れる。こうすることにより、上記一端は前部フレームレ
ールメンバ26の1つのガイドスロット82を滑ってサイド
フレームアセンブリ24の孔64に再挿入される。その後、
前部フレームレールメンバ26がサポートシャフト32に沿
って内方にスライドすると、サポートシャフト32の反対
端は上記のように反対のガイドスロット82を通って挿入
される。次に、フランジ付ブラケットセグメント79に形
成された孔80がサイドパネル50に形成された整列孔81に
整列され、ネジ付締結具が孔80及び81にネジ込まれ、前
部フレームレールメンバ26がサイドフレームアセンブリ
24にしっかりと固定される。次に、サポートシャフト32
の4つの予めドリル加工された孔(図示せず)が端部セ
グメント78の孔83と中央セグメント78の孔83と中央セグ
メント84の孔88に整列され、前部フレームレールメンバ
26がサポートシャフト32に固定される。また、構造
上の剛性を増大させるために、クロスブレースブラケッ
ト39も、中央セグメント84の孔88によってサポートシャ
フト32と前部フレームレールメンバ26に取付けられる。
その後、前部フレームレールメンバ26に詰物や外装が施
されていない場合には、詰物や外装の施された前部「テ
ールゲート」27が前部フレームレールメンバ26に取付け
られる。
【0052】前部フレームレールメンバ26の取付の前に
アクチュエーションメカニズム12をサイドフレームアセ
ンブリ24から吊すため、図9(A)−(C)に示された
方法の代替案としては、サイドフレームアセンブリ24を
アクチュエーションメカニズム12に組付ける前に前部フ
レームレールメンバ26をサポートシャフト32に予め取付
けることが考えられる。一般に、中間組付作業は、前部
フレームレールメンバ26をサポートシャフト32から最初
に吊すために図9(A)及び(B)に示された組立作業
中に行われる。より詳しくは、1つのブラケットセグメ
ント79のガイドスロット82をサポートシャフト32の第1
端にスライドさせて、それぞれの端部セグメント78をそ
こから吊す。その後、サポートシャフト32の反対端は反
対側のブラケットセグメント79のガイドスロット82に挿
入されて第2の端部セグメント78をサポートシャフト32
から支持する。次に、サイドパネル50をドライブロッド
30及びサポートシャフト32に取付けて、ドライブロッド
30の両端を第1の整列されたサイドパネル孔60の組内に
位置させると共に、サポートシャフト32の両端を第2の
整列されたサイドパネル孔64の組内に位置させる。その
後、ネジ付締結具がブラケットセグメント79の孔80及び
サイドパネル50の孔81にネジ込まれて、前部フレームレ
ール部材26をサイドフレームアセンブリ24に固定する。
上記記載から明らかなように、前部フレームレールメン
バ26を上述のように締付ける作業は、後部フレームレー
ル部材28サイドフレームアセンブリ24に固定する前もし
くは後のどちらでも行ってもよい。前部フレームレール
メンバ26をサイドフレームアセンブリ24に取付けたなら
ば、サポートシャフト32の予めドリル加工された孔を前
部フレームレールメンバ26の孔83及び88に整列させて、
ネジ付締結具を収容できるようにする。この締結具は前
部フレームレールメンバ26をサポートシャフト32に直接
固定するためのものである。従って、上記2つの組立方
法のとちらを採用しても、前部フレームレールメンバ26
とサポートシャフト32を連結する前及びサイドパネル50
に連結する前に、前部フレームレールメンバ26をサポー
トシャフト32から『吊す』ことになる。
【0053】図10(A)は、4つの主要なフレーム構
成部品の一体化及び相互依存関係を図示する。これら4
つのフレーム構成部品は組立てられると、詰物や外装の
施された非常に堅固な『箱型』のチェアボディ 21 を区
画形成し、その中にアクチュエーションメカニズム 12
が吊される。上述のように、この『一体化された』構造
によって、従来の公知のリクライニングチェアにおいて
アクチュエーションメカニズムを支持するために従来設
けられていた別個のメカニズムフレームアセンブリが必
要なくなる。図示の如く、ジグ 300は、種々のフレーム
構成部品を非常に効率的な様式で相互に連結させること
ができるように構成されている。チェアボディ 21 の組
付けの後、フレームボード 48 が、パンタグラフリンク
34 の角度付きブラケット 140にしっかり固定される。
ここで再び、フレームボード 48は、チェアボディ 21
の部品として組み付けられる以前に、詰物や外装の施さ
れたユニットとして予め組立てられているということは
理解されるべきである。
【0054】次に、図10(B)を参照すると、チェア
ボディ 21 を区画形成する4つのフレーム構成部品は、
ジグ 300から支持されて描かれている。同図にあって
は、アクチュエーションメカニズム 12 がジグ 300から
一体的に吊されている。次の作業は、詰物や外装の施さ
れたシート 20 (適切なパッドとばねとが内蔵されたシ
ートフレーム 44 を含む)を、チェアボディ 21 に相互
連結することである。より詳しくは、シートフレームサ
イドバー 90 の前部下側エッヂに形成されたノッチ(切
欠) 310が、サポートシャフト 32 に対してシートフレ
ーム 44 を位置合せする。次に、詰物や外装の施された
シート 20 に予め組付けられた後部スイングリンク 100
が、サポートブラケット 106を介してサイドパネル 50
にしっかりと固定される。一旦サポートブラケット 106
が(適当な締め付け具により)サイドパネル 50 にしっ
かりと固定されると、スイングリンク 104とサポートブ
ラケット 106との間のピボットポイント 110は、第3の
『固定』ピボットポイントの組を区画形成する。これら
ピボットポイントの回りにシートアセンブリ 14 はリク
ライニング可能である。代替案として、角度付きブラケ
ット 108が詰物や外装の施されたシート 20 にその後固
定され得るよう、後部スイングリンク 100のサポートブ
ラケット 106を最初に直接サイドパネル 50 に取り付け
てもよい。この様に、シート 20 は、シートブラケット
108がシートフレーム 44 のサイドバー93 にしっかり
と係合するように、『パタンと返され』得る。サポート
シャフト32 が切り欠き 310に位置されるようシートフ
レーム 44 が配置された状態では、スライドブラケット
102は、垂直に伸びるフランジ 119がシートフレームサ
イドバー 93 の内面に接触係合するまで、ばね 122の付
勢力に反して内方に引かれる。その後、シートサイドバ
ー 90 の下面にスライドブラケット 102をしっかりと固
定するために、(木ネジ等の)適当な締付具が水平フラ
ンジ 118の孔に挿嵌される。
【0055】次に、図10(C)を参照すると、ベース
アセンブリ 22 は、ベースアセンブリ 22 の前部クロス
レール 212に固定されたラッチングバー 218及び取り付
けブラケット 226等のロック装置 210の種々の構成部品
を含むよう予め組み立てられて示されている。チェアボ
ディ 21 は、ジグ 300から取り外されており、揺動ブロ
ック 200がベースアセンブリ 22 のサイドレール 202の
上に載るよう、ベースアセンブリ 22 に対して整列配置
される。その後、揺動ブロック 200から下方へ延びるよ
う予め組み立てられて示されている揺動ばね装置 204
(図9(B))は、適当な締付具によりベースアセンブ
リ 22 のサイドレール 202の内面にしっかりと固定され
る。その後、スプリングワイヤ 230の両端部は、ロック
機構 210の組み立てを完成するために、ドライブリンク
242に固定される。最後に、図11(A)と図11
(B)には、詰物や外装の施されたシートバック 18
が、スイングリンク 104及びスライドブラケット 132を
介してシート 20 に着脱可能に固定され得る様子が図示
されている。
【0056】図5(A)乃至図11(B)から比較的に
明らかなように、予め組立てられた構成部品は、『ノッ
クダウン』あるいはモジュール式のチェア 10 を生産す
る場合、多くの他の適切な作業で相互連結することがで
きる。ここに開示された組立て方法は、繰返し可能で正
確な方法でモジュール式部材の素早く効率的な相互接続
のために、事実上全ての構成部品を『オフライン』で予
め組み立てることができる点で有利である。
【0057】前述の記載は、本発明の例示的実施例を開
示し説明している。当業者であれば、上記の記載から、
また、添付の図面及び特許請求の範囲から、種々の変
更、修正及び変形が、特許請求の範囲に定義される発明
の精神及び適用範囲から離れることなく、上記実施例に
なされることは容易に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【図1】種々の操作位置における例示的リクライニング
チェア装置の斜視図であり、『モジュール式の』構成部
品が本発明の思想に従って製作され組み立てられた状態
を示している。
【図2】図1に示されたタイプのリクライニングチェア
の展開斜視図であり、詰めもの,外装,スプリングその
他の部品が、フレーム構成部品から取外された状態であ
り、改良アクチュエーションメカニズムと各部品との一
体化及び相互依存関係を図示している。
【図3】図2に示された前部フレームレールメンバの背
面図を示している。
【図4】図3の4−4線矢視断面図であり、前部フレー
ムレールメンバの拡大断面図である。
【図5】図2の後部フレームレールメンバの正面図であ
る。
【図6】図5の6−6線矢視断面図である。
【図7】図2のリクライニングチェアの部分平面図であ
る。
【図8】図7の8−8線矢視拡大断面図であり、『直
立』位置にあるリクライニングチェアを示している。
【図9】図1及び図2のリクライニングチェア装置を組
立る1つの好適な方法を図示する斜視図である。
【図10】図1及び図2のリクライニングチェア装置を
組立る1つの好適な方法を図示する斜視図である。
【図11】図1及び図2のリクライニングチェア装置を
組立る1つの好適な方法を図示する斜視図である。
【図12】図3に示した前部フレームレールの代用と成
り得る前部フレームレールアセンブリの展開背面図であ
る。
【図13】図12に示した部材78' の断面図である。
【図14】図12に示した部材84' の断面図である。
【図15】図12に示した前部フレームレールアセンブ
リの展開背面図であり、製造及び組立を容易にすべく若
干改良された部分を含んでいる。
【図16】図15に示した部材78' の断面図である。
【図17】図15に示した部材84' の断面図である。
【符号の説明】
10 リクライニング・ロッキングチェア 12 アクチュエーションメカニズム 14 シートアセンブリ 16 レッグレストアセンブリ 18 シートバック 20 シート部材 21 チェアボディ 22 ベースアセンブリ 24 サイドフレームアセンブリ 26 前部レールメンバ 26´ 前部フレームレールアセンブリ 28 後部レールメンバ 30 ドライブロッド 32 前部サポートシャフト 34 パンタグラフリンクメカニズム 36 トグルメカニズム 38 クロスブレース 39 ブラケット 40 スペーサクリップ 42 ハンドル部分 44 シートフレーム 46 シートバックフレーム 48 レッグレストフレームボード 50 汎用サイドパネル 52 水平底部 54 頂部部材 56 前部ポスト 58 後部ポスト 60 第1の孔の組 62 スリーブジャーナル 64 第2の孔の組 70 クロスメンバセグメント 71 アングルブラケットセグメント 72 上部アングルフランジセグメント 73 下部アングルフランジセグメント 74 孔 75 整列孔 76 取付孔 77 クロスメンバセグメント 77´ 下部クロスメンバセグメント 78 端部セグメント 78´ 端部メンバセグメント 79 外方フランジセグメント 79´ フランジブラケットセグメント 80,80´ 孔 81 孔 82,82´ ガイドスロット 83,83´ 孔 84,84´ 中央セグメント 85,85´ 拡大開放端孔 86 サイドセグメント 87 水平頂部セグメント 87´ 頂部セグメント 88,88´ 孔 90 取付孔 91 下部水平フランジ 92 垂直フランジ 93 サイドバー 94 前部クロス部材 95 後部クロス部材 96 シートスイングメカニズム 100 スイングリンク 102 スライドブラケット 104 スイングリンク 106 サポートブラケット 108 シートブラケット 110,112 ピボットポイント 114 直立ポスト部 116 ロストモーションスロット 119 垂直フランジ 120 ナイロンインサート 121 スペーサクリップ 122 圧縮バネ 124 座金 126 サイド部材 128 上のクロスピース 130 下のクロスピース 132 スライドブラケット 140 角度付ブラケット 144 48の底面 146 後部ピボット 148 前部ピボット 150 後部ボードリンク 152 前部ボードリンク 154 ピボット 156 コネクタリンク 158 ピボット 160 ピボット 162 サポートリンク 166 湾曲リンク 168 中央ピボット 170 ピボット 176 ピボット 178 ドライブリンク 182 短いレッグ 184 長いレッグ 186 ストップタブ 188 ストップショルダ 200 揺動ブロック 202 サイドレール 204 二重コイルばね(揺動ばね装置) 210 ロック装置 212 前方クロスレール 213 扇状の部材 214 垂直セグメント 216 歯 217 端部フランジ 218 ラッチングバー(爪) 220 端部 224 ピボット 226 ブラケット 230 スプリングワイヤ 232 前方ウェブ 234 突出ループ 240 ブッシュ 242 ドライブリンク 252 トグルレバー 253 ピボット 254 前部レッグ 256 トグルリンク 258 後部レッグ 262 螺旋コイルばね 264 スプリングピン 265 スペーサクリップ 266 ネジ付締結具 268,270取付面 272,274 フランジ 300 ジグ 302 ステーション 304,306 切り欠き 310 ノッチ
フロントページの続き (72)発明者 ラリー・パトリック・ラポイント アメリカ合衆国 ミシガン州 テンペラン ス サブステーション・ロード 1066 (72)発明者 ジョナサン・ロバート・ソール アメリカ合衆国 ミシガン州 ラサール サウス・オッター・クリーク 4752

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロスフレームメンバと少なくとも2つ
    のメンバを有するクロスレールアセンブリに連結可能な
    複数のサイドフレームメンバを有するチェアフレームを
    形成する手段を設け、 上記クロスレールアセンブリをアクチュエーションメカ
    ニズムから吊し、 上記複数のサイドフレームメンバの間に上記アクチュエ
    ーションメカニズムを吊し、 上記クロスレールアセンブリと上記クロスフレームメン
    バを上記サイドフレームメンバに連結し、 シートとシートバックとをピボット運動可能に連結し、 リクライニング動作のために、上記連結されたシートと
    シートバックとを動かして上記チェアフレームに接続す
    ることから成るリクライニングチェアの組立方法。
  2. 【請求項2】 上記シートアセンブリの上記リクライニ
    ング動作に応答して、上記シートの長手方向の動作を案
    内するために、上記シートを上記アクチュエーションメ
    カニズムに接続することをさらに含む請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 上記クロスレールアセンブリを吊すステ
    ップが、 支持手段を上記アクチュエーションメカニズムに設けて
    上記クロスレールアセンブリを支持することと、 上記クロスレールアセンブリを上記支持手段に取付ける
    ことから成る請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記クロスレールアセンブリが第1組の
    整列可能なガイド孔を有し、上記支持手段が第1シャフ
    トを有し、上記クロスレールアセンブリを取付けるステ
    ップが上記第1シャフトの両端を上記第1組の整列可能
    なガイド孔に挿入することから成る請求項3記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 上記クロスレールアセンブリを吊すステ
    ップが、上記アクチュエーションメカニズムを吊すステ
    ップより先に行われる請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 上記クロスレールアセンブリが下部クロ
    スメンバとこれから上方に延びる一対の端部メンバとを
    有する木製でない前部フレームレールアセンブリであ
    り、上記端部メンバが上記下部クロスメンバにしっかり
    と取付けられ、上記端部メンバが横方向に延びるブラケ
    ットセグメントを有し、上記端部メンバが上記第1組の
    整列可能なガイド孔と一組の取付け孔とを有し、上記ク
    ロスレールアセンブリを上記アクチュエーション手段か
    ら吊すステップが上記サポートシャフトの反対端を上記
    端部メンバの各々の上記整列可能なガイド孔に独立的に
    挿入し、その後、上記端部メンバを上記下部クロスメン
    バにしっかりと取付けることから成る請求項4記載の方
    法。
  7. 【請求項7】上記クロスレールアセンブリを上記サイド
    フレームメンバに連結するステップが、上記一組の取付
    孔に締結手段を挿入して上記サイドフレームメンバに係
    合させることから成る請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 上記クロスレールアセンブリを上記第1
    シャフトに連結して、上記第1シャフトが上記チェアフ
    レームの前部で上部クロスメンバとして作用するように
    するステップをさらに有する請求項4記載の方法。
  9. 【請求項9】 上記クロスレールアセンブリに詰物や外
    装の施されたトリムパネルを取付けるステップをさらに
    有する請求項4記載の方法。
  10. 【請求項10】 第1及び第2シャフトを有するアクチ
    ュエーションメカニズムと、 後部クロスフレームメンバと前部クロスレールアセンブ
    リに連結可能なサイドフレームメンバを有するチェアフ
    レームと、 その内部に上記アクチュエーションメカニズムが作動可
    能に支持されるチェアフレームを区画形成するために、
    上記サイドフレームメンバの後部に連結された後部クロ
    スレールメンバと、 シートメンバと、シートバックと、上記シートメンバ及
    び上記シートバックをピボット運動可能に連結するため
    のスイングリンク手段とを有するシートアセンブリと、 上記サイドフレームメンバに上記スイングリンク手段を
    接続する手段と、 上記チェアフレームに対して、上記シートメンバが長手
    方向に前後運動できるようにするガイド手段とを有し、 上記前部クロスレールアセンブリと上記後部クロスフレ
    ームメンバが金属製であり、上記スイングリンク手段に
    よって、着座者が上記シートバックに加える圧力に応答
    して、上記シートメンバと上記シートバックの間でリク
    ライニング動作が生じ、上記ガイド手段が上記第1シャ
    フトと協働して、上記シートメンバの上記前後運動の限
    界を決定することを特徴とするリクライニングチェア。
  11. 【請求項11】 上記シートバックを上記スイングリン
    ク手段に取付ける着脱可能手段をさらに有し、上記シー
    トバックとシートメンバが直立位置とリクライニング位
    置との間で動くことができるようにした請求項10記載
    のリクライニングチェア。
  12. 【請求項12】 上記アクチュエーションメカニズムが
    サポートシャフトを有し、上記第1クロスフレームアセ
    ンブリが上記第1シャフトの両端を収容する一組の整列
    可能なガイド孔を有することを特徴とする請求項10記
    載のリクライニングチェア。
  13. 【請求項13】 上記前部クロスレールアセンブリが下
    部クロスメンバとこれから上方に延びる一対の端部メン
    バとを有する金属部品のアセンブリであり、上記一対の
    端部メンバが上記下部クロスメンバにしっかりと取付け
    られ、上記端部メンバが横方向ブラケットセグメントを
    有し、上記ブラケットセグメントに上記ガイド孔が形成
    され、上記ブラケットセグメントの各々が、上記前部ク
    ロスレールアセンブリを上記サイドフレームメンバに連
    結するために、締結具を収容する一組の取付孔を有する
    ことを特徴とする請求項12記載のリクライニングチェ
    ア。
  14. 【請求項14】 上記前部クロスレールアセンブリが上
    記端部メンバから側方向に隔てられると共に、上記端部
    メンバにほぼ平行になるように、上記端部メンバが上記
    下部クロスメンバを取付けるための前方へ延びるフラン
    ジを有する請求項13記載のリクライニングチェア。
  15. 【請求項15】 上記前部クロスレールアセンブリが、
    上記下部クロスメンバから上方に延びる中央メンバをさ
    らに有し、上記中央メンバが上記下部クロスメンバにし
    っかりと取付けられ、上記中央メンバが上記中央メンバ
    を上記第1シャフトの中央部に固定するための第2の取
    付孔の組を有することを特徴とする請求項13記載のリ
    クライニングチェア。
  16. 【請求項16】 上記前部クロスレールアセンブリがア
    タッチメント手段を有し、詰物や外装の施されたトリム
    パネルを上記アタッチメント手段に固定することができ
    ることを特徴とする請求項15記載のリクライニングチ
    ェア。
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