JP3322698B2 - モジュール式リクライニングチェア及びその組立方法 - Google Patents

モジュール式リクライニングチェア及びその組立方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にリクライニン
グチェアに係り、特に、予め組み立てられたモジュール
式部品を用いて改良リクライニングチェアを組み立てる
ための方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】伝統的
に、リクライニングチェアは、前もって作られるチェア
フレームと固定ベースアセンブリとの間に相互連結され
るアクチュエーションメカニズムを有している。一般
に、アクチュエーションメカニズムは、伸展可能なレッ
グレストアセンブリの駆動や、シートアセンブリの独立
したリクライニング動作等の種々の快適化機能を提供す
るために操作可能な種々の機械的なリンクの組合せから
成る。その比較的複雑さの為に、アクチュエーションメ
カニズムの種々の機械的リンクを独立したメカニズムフ
レームアセンブリの中へ組み込むことは、家具産業にお
いてはよく行われることである。前もって作られたU字
形状のチェアフレームは、『U』の開いた部分がチェア
の前部に対応するように、メカニズムフレームの周りに
ボルトで留められることが多い。さらに、シートアセン
ブリは、チェアフレームに対してのリクライニング動作
のために、メカニズムフレームアセンブリから支持され
ている。したがって、木製チェアフレーム内にメカニズ
ムフレームを有するリクライニングチェアは、『フレー
ム内フレーム』構造を有するものと一般に言われる。そ
のため、ほとんどの家具製造者は、メカニズムフレーム
アセンブリが取り付けられるまでは前もって作られたチ
ェアフレームの外表面に詰めもの及び外装を施さない
(カバー部材を設けない)。不幸にも、外装を施こす工
程は、多くの場合、重くて扱いにくい前もって作られた
チェアフレームを手作業で非常に多くの労働力を用いて
動かさねばならないので、非常に能率が悪く費用のかか
るものである。
【0003】伝統的なリクライニングチェア製造技術に
おいては、U字形状のフレームの自由端部は、各々、メ
カニズムフレームの前部の両側に付けられる。しかしな
がら、従来の典型的なメカニズムフレームは、レッグレ
スト部材の伸展と収縮のときチェアの前部から突き出る
パンタグラフリンクとの干渉を避けるために、前部フレ
ーム部材として狭いレールを有している。したがって、
U字形状のチェアフレームの自由端部とメカニズムフレ
ームの前部部材との間には小さな結合面しかないため
に、横方向の圧力がチェアアームに加えられるとき、U
字形状のチェアフレームの自由端部(多くの場合、この
部分がチェアアームを形成する)は、望ましくない程大
きく側方向(左右方向若しくは横方向)に変形する。
【0004】多くの従来のリクライニングチェアは満足
に操作してはいるが、家具製造業者は、着座者の快適さ
と共に構造上の健全さ及び操作の滑らかさを向上させ、
さらにシステムの構成を簡素化するために、改善フレー
ム及び改善アクチュエーションメカニズムを開発しよう
と絶えず努力している。さらに、効率向上及び製品の品
質改善を促進しながらコスト削減に結びつく改良製造・
組み立て技術を開発したいという要望もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく考
案された本発明によれば、アクチュエーションメカニズ
ムを設けるステップと、一対のサイドフレーム部材の間
に該アクチュエーションメカニズムを吊すステップと、
その中に該アクチュエーションメカニズムが操作可能に
支持される箱型チェアフレームを区画形成するために、
該サイドフレーム部材にクロスレール部材を相互連結す
るステップと、シートと、シートバックと、該シートバ
ック及び該シートを旋回可能に相互連結するためのスイ
ングリンク手段とを有するシートアセンブリを設けるス
テップと、該サイドフレーム部材間に該シートアセンブ
リを吊すために該サイドフレーム部材に該スイングリン
ク手段を接続するステップと、該シートアセンブリの該
リクライニング動作に応じて該シートの長手方向動作を
案内するために、該アクチュエーションメカニズムに該
シートを接続するステップとから成るリクライニングチ
ェアを組み立てるための方法であって、該スイングリン
ク手段が、着座者により該シートバックに加えられる圧
力に応じて、直立位置とリクライニング位置との間で該
チェアフレームに対しての該シートアセンブリのリクラ
イニング動作を可能にすることができる、リクライニン
グチェアを組み立てるための方法が提供される。
【0006】
【発明の概要】本発明の思想によれば、リクライニング
式チェアの製造、組み立て、及び外装を施すことに関連
して生ずる従来の問題点を解決するために考案された家
具の組立方法が開示される。ゆえに、本発明の主要な目
的は、着座者に対しより良い操作性及び快適さを提供す
ると共に、リクライニングチェア全体の複雑さ、重量及
びコストを大きく減じ、容易に、能率的にそして堅固に
組み立てられるリクライニングチェアを提供することで
ある。
【0007】本発明の他の目的は、レッグレストアセン
ブリのアクチュエーション(伸展及び収縮)及びシート
部材に対してのシートバックの選択的且つ独立的な『リ
クライニング』動作を可能にするよう構成された3ウェ
イリクライニングチェアを提供することにある。よっ
て、本発明は、着座者の体重のシフトにより得られる最
小の力が、『直立』位置と『リクライニング』位置との
間でシートアセンブリを動かすための主要手段として利
用されるリクライニングチェアを提供する。
【0008】本発明の他の目的は、アクチュエーション
メカニズムの操作をより滑らかにするために、着座者が
発生しなければならない力(入力)を減らすことにあ
る。これに関連し、改良アクチュエーションメカニズム
の構成は、より容易で滑らかなアクチュエーション(動
作)を促進すべく摩擦損失を十分に減ずるよう最適に設
計されたメカニカルリンクと駆動構成部品とを組み込む
ために、かなり簡略化されている。さらに、種々の操作
リンクは、従来のメカニズムフレームアセンブリを用い
ることなくアクチュエーションメカニズムの『プリアセ
ンブリ(前もって組立てておくこと)』を可能にするよ
うに構成される。
【0009】本発明の他の目的は、構造上堅固で、組み
立て易く、そしてチェアアームの側方向のすなわち『側
(横)方向への』変形を減ずることができる、単純化さ
れたリクライニングチェアフレームを提供することにあ
る。
【0010】本発明の好適な態様においては、リクライ
ニングチェアが統合化されたすなわち『ノックダウン式
の』構成を有するので、高品質家具を生産すると共に、
生産効率向上及びコスト節減を効果的に達成できる新規
な製造及び組み立て技術の適用が容易になる。概して、
リクライニングチェアの構成は、予め組み立てられたア
クチュエーションメカニズムが、外装の施されたフレー
ム構成部品から分離され得ないものである(上記外装の
施されたフレーム構成部品は、組み立てられると、『箱
型』のチェアーフレーム若しくはボディを区画形成する
ように強固に相互連結される。また、上記予め組み立て
られたアクチュエーションメカニズムは、上記『箱型』
フレーム若しくはボディから一体的に吊下げられる)。
このように、分離した別個のメカニズムフレームアセン
ブリ内にアクチュエーションメカニズムを支持するとい
う従来の構成は、もはや必要でない。上記予め組み立て
られたアクチュエーションメカニズムは、左右の詰めも
の及び外装の施されたサイドフレームアセンブリの間に
各々直接支持されるドライブロッド及び前部サポートシ
ャフトを有す。したがって、分離した予め詰めもの及び
外装の施されたフレーム構成部品の各々に対して、アク
チュエーションメカニズムを非常に正確に配置すること
が可能である。さらに、新規な前部及び後部クロスレー
ルアセンブリが、上記左右のサイドフレームアセンブリ
を相互に連結し、『ユニット化され』非常に堅固な箱型
チェアフレーム若しくはボディを区画形成し、その中に
吊されるアクチュエーションメカニズムの側方向の屈曲
・たわみ及びサイドフレームアセンブリ自身の側方向の
屈曲・たわみを阻止する。本発明のモジュール式リクラ
イニングチェアの構造上及び機能上の利点に加え、予め
詰めもの及び外装の施されたフレーム構成部品内に一体
化された構成部品として予め組み立てられたアクチュエ
ーションメカニズムを組み入れる新規な方法が開示され
る。
【0011】レッグレストアセンブリは、限定された角
度でアクチュエータレバーを回転する着座者により操作
されてもよい。アクチュエータレバーが回転すると、ド
ライブロッドが回転し、一対のレッグレストパンタグラ
フリンクを選択的に伸展あるいは収縮する。これらパン
タグラフリンクは、ドライブロッドと前部サポートシャ
フトとの間の同期アクチュエーションのために新規な構
成で吊されており、前部クロスレールアセンブリ内に備
えられた長孔を通過して突き出るように設けられてい
る。さらに、オーバーセンタートグルメカニズムが、レ
ッグレストアセンブリの伸展及び収縮を補助するため
に、且つその『伸ばされた』及び『しまい込まれた』位
置でレッグレストアセンブリを保持するのを補助するた
めに設けられている。
【0012】さらに、本発明は、従来のロッキングチェ
アとしてあるいはリクライニングチェアとして使用でき
る、リクライニングとプラットホームロッキングとの組
合せチェアに関する。上記リクライニングとロッキング
との組合せチェア(傾倒及び揺動椅子)では、チェアボ
ディと固定ベースアセンブリとの間の通常の揺動運動を
シートアセンブリのリクライニングなしで行なえるよう
に製造・平衡調整できるが、必要とあらばシートアセン
ブリが素早く容易にリクライニングされ得るように製造
・平衡調整することもできる。さらに、レッグレストア
センブリの伸展位置への最初の伸展動作により揺動動作
を止めるために、着座者がチェアボディを多数の後方
『傾斜』位置に選択的に『ロックする』ことを可能にす
るためのラッチ手段が設けられる。このような動作から
独立して、シートバックに加えられる僅かな後方への圧
力がシートアセンブリのリクライニング動作を開始する
よう機能する。したがって、着座者がシートバックに対
して体重をシフトすることにより無限数の傾斜位置が達
成され得る。
【0013】本発明のその他の目的、利点及び特徴は、
添付図面と共に考慮される以下の説明および特許請求の
範囲から明らかになる。
【0014】
【実施例】本発明の思想に従って、一人及び多人数用の
家具(すなわち、チェア及びソファあるいは二人掛けの
ソファ)に使用される改良アクチュエーションメカニズ
ムが開示される。さらに、本発明は、リクライニング式
チェア等の予め組み立てられ『統合された』構成部品と
しての改良アクチュエーションメカニズムを組み立てる
ための方法にも関する。後に説明されるように、予め組
み立てられたアクチュエーションメカニズムは、3つの
『固定』ピボットポイント配置の状態で、一体的な予め
詰めもの及び外装の施された箱型フレーム構成部品から
新規な構成で吊される。したがって、かなり効率的な製
造及び組み立て工程を採用することができると共に、正
確な機械的配列及び優れた構造上の剛性を提供すること
ができる。
【0015】本発明のアクチュエーションメカニズム
は、シート部材に対してシートバックを独立に『リクラ
イニングする』ために駆動することができ、あるいはレ
ッグレストアセンブリを『収縮』位置と『伸展』位置と
の間で移動することができる『3ウェイ』メカニズムで
ある。さらに、完全『収縮』位置と完全『伸展』位置と
の間のレッグレストアセンブリの操作位置にも関わら
ず、シート部材に対してシートバックを独立して全範囲
で『リクライニング』動作することができる。
【0016】本実施例においては、上記チェアは、リク
ライナとプラットホームロッカ(揺り子)の組合せとし
て描かれており、以下の説明においてはリクライニング
ロッキングチェア 10 と称される。このリクライニング
ロッキングチェア 10 は、シートユニットとして素早く
簡単にモジュール式に組み立てることができる予め組み
立てられたアクチュエーションメカニズム 12 と種々の
詰めもの及び外装の施されたフレーム構成部品から成
る。このような『モジュール式』の構造では、詰めもの
及び外装取付中に重い厄介な『ユニット化された』チェ
アフレームを取扱う必要がないので、従来の家具製作及
び組み立て技術に比べて大きな進歩を提供する。そのた
め、各フレーム構成部品すなわちフレームサブアセンブ
リには、アクチュエーションメカニズム 12 へのモジュ
ール方式による組み立ての前に、詰めもの及び外装を施
すことができる。したがって、チェア全体のシステム品
質及び生産効率だけでなく個々の構成部品の品質をも改
善することができる。さらに、本発明のアクチュエーシ
ョンメカニズム 12 は比較的にコンパクトであるので、
別個のクッションの使用が可能である。別個のクッショ
ンを使用できるか否かということは、種々の様式のチェ
ア、ソファあるいは二人掛けのソファ家具を市場へ出す
ことにおいて重要なファクタである。
【0017】次に、リクライニングロッキングチェア 1
0 の種々の予め詰めもの及び外装の施された箱型フレー
ム構成部品から操作可能に吊された状態に示されたアク
チュエーションメカニズム 12 の機能上及び構造上の特
徴を添付図面に基づいて説明する。図1(A)は、着座
者が従来の座り方を楽しめるよう、完全『直立』位置に
示されたシートアセンブリ 14 を有する例示的な組合せ
リクライニングロッキングチェア 10 を描いている。図
1(B)は、『直立』位置にあるリクライニングロッキ
ングチェア 10 を図示し、それに付随するレッグレスト
アセンブリ 16が『伸展』位置に延ばされた状態で共に
示されている。
【0018】図1(C)に示されるように、シートアセ
ンブリ 14 は、シート部材 20 に対して『傾斜』位置に
示されたシートバック 18 を有し、レッグレストアセン
ブリ16 がその収縮すなわち『しまい込まれた』位置に
位置されている。図示の如く、着座者によりシートバッ
ク 18 に故意に圧力が加えられると、シートアセンブリ
14 のリクライニング動作が行われる。この際、シート
部材 20 とシートバック 18 との間のインクルーデッド
アングルが大きくなる間座席の快適さを維持するため
に、シートスイングメカニズムがシート部材 20 を前方
且つ上方へ動かす。上記チェア 10 は、シートアセンブ
リ 14 へ後方圧力を故意にかけることにより、あるい
は、より簡単には、シートバック 18 から圧力を除くよ
う着座者が前方に傾くなら、容易にその『直立』位置に
戻され得る。最後に、図1(D)には、『傾斜』位置に
ある上記チェア 10 のシートアセンブリ 14 が示されて
いるが、付随するレッグレストアセンブリ 16 は『伸
展』位置に延ばされた状態で描かれている。図示された
実施例によれば、また、以下の記載により説明されるよ
うに、チェアボディ 21 全体は、固定されたベースアセ
ンブリ 22 に対して容易に『揺動』され得る。
【0019】次に、本発明の構成上の主要な特徴に従っ
て、リクライニングロッキングチェア 10 内にアクチュ
エーションメカニズム 12 を操作可能に吊すために設け
られた種々の予め組み立てられ詰めもの及び外装の施さ
れたフレーム構成部品を詳細に説明する。明確化のため
に、図2には、比較的に容易に且つ効率的な方法で素早
く堅固に組み立てられ得るフレーム構成部品構造の相互
依存をよりわかり易く図示すべく、詰めもの及び外装、
パッド、ばね等の取り除かれた状態で種々の予め組み立
てられたフレーム構成部品が示されている。ゆえに、フ
レーム構成部品の全ては、『オフライン』バッチタイプ
方式で、必要なブラケット、ばね、パッド、詰めもの及
び外装を備えるように個別に製作されるかあるいはサブ
アセンブリとして組み立てることができる。その後、種
々の予め組み立てられ詰めもの及び外装の施されたフレ
ーム構成部品は、その中に完全にアクチュエーションメ
カニズム 12 を統合・一体化するよう組み立てられる。
【0020】図2及至図4に見られるように、リクライ
ニングロッキングチェア 10 のアクチュエーションメカ
ニズム 12 は、左右のサイドフレームアセンブリ 24 に
統合・一体化され、左右のサイドフレームアセンブリ 2
4 から操作可能に吊される。サイドフレームアセンブリ
24 に加えて、リクライニングロッキングチェア 10
は、前部及び後部レールアセンブリ 26 及び 28 をも備
える。これらが相互に連結されると、堅固な『箱型』チ
ェアフレームが区画形成される。後に詳述されるよう
に、アクチュエーションメカニズム 12 は、ドライブロ
ッド 30 及び前部サポートシャフト 32 を含むように予
め組み立てられる。ドライブロッド 30 と前部サポート
シャフト 32 は左右のサイドフレームアセンブリ 24 か
ら正確に位置付けられ『吊される』よう空間的に方向づ
けられる。
【0021】次に図2及至図4を参照すると、アクチュ
エーションメカニズム 12 は、その上にレッグレストア
センブリ 16 を支持するように示されている。より明確
には、レッグレストアセンブリ 16 は、着座者がレッグ
レストアセンブリ 16 を選択的に動かすことを可能にす
るための、ドライブロッド 30 と前部サポートシャフト
32 とに連動する、左右のパンタグラフリンクメカニズ
ム 34 とばねにより補助された左右のトグルメカニズム
36 とを有す。堅固なクロスブレース 38 が、アクチュ
エーションメカニズム 12 内の構造上の剛性のためにド
ライブロッド 30 とサポートシャフト 32 との間に固定
される。クロスブレース 38 の一端は、ベアリングで支
持されるように(回転可能に)ドライブロッド 30 上に
支持され、その反対側端部は、(適当なネジ付締め付け
具等により)前部レールアセンブリ 26 の内面にしっか
りと固定されるブラケット 39 として構成される。さら
に、サポートシャフト 32 は、ドライブロッド 30 の回
転に伴うサポートシャフト32 の回転を阻止するために
スペーサクリップ 40 を介してクロスブレース 38の中
間部分に固定される。好適な構造においては、ドライブ
ロッド 30 は、サイドフレームアセンブリ 24 の1つの
外装の施された外側部分に隣接して備えられるハンドル
部分 42 を有する長い正方形シャフトである。そのハン
ドル部分 42は、ハンドル部分 42 の作動を便利にすべ
く、チェア 10 に着座する人の手が容易にとどく位置に
ある。
【0022】図2に最も良く示されているように、サイ
ドフレームアセンブリ 24 、前部レールアセンブリ 26
、後部レールアセンブリ 28 、シートフレーム 44 、
シートバックフレーム 46 、レッグレストフレームボー
ド 48 等のほとんどのフレーム構成部品は、図1(A)
及至図1(D)に示されたものと同様の装飾され流行に
合ったリクライニングロッキングチェア 10 を完成する
ために、各々、ばね、パッド、詰めもの及び外装等を支
持できる様に製造されている。好ましくは、これらのフ
レーム構成部品の各々は、ほぞ、止めクギ、釘、ねじ等
のような適当な締結具によりしっかりと固定され、さら
に金属製補強板またはブラケット及び/あるいは木製角
材により、公知の方法で、重要結合部を補強し得る、1
つあるいは複数の木製パネル及び/あるいはレールから
製作される。さきに述べたように、各フレーム構成部品
は、モジュール式チェア 10 に組み立てられるべく、個
別に予め組み立てられる。しかし、各フレーム構成部品
のために示された特定な構造は、性質上単に例示的なも
のであるということは理解されるべきである。
【0023】左右のサイドフレームアセンブリ 24 は、
各々、汎用サイドパネル 50 と水平底部及び頂部部材 5
2 及び 54 とを有する堅固なおよそ長方形のフレーム構
成部品として各々製造される。その頂部部材 54 はチェ
アアームの役割をも果す。各サイドフレームアセンブリ
24 は、床にほぼ垂直な下側部分を好ましくは少くとも
1つ有する前部ポスト 56 をも具備する。さらに、各サ
イドフレームアセンブリ 24 は、前部及び後部ポスト 5
6 及び 58 の各々、そして頂部及び底部水平部材 54 及
び 52 の各々がサイドパネル 50 に堅固に固定されるよ
うに、傾斜した後部ポスト部材 58 を有する。また、サ
イドパネル 50 は、サイドパネル 50 の中に形成されて
整列した複数の孔 60 (第1の孔の組)を有する。これ
ら孔 60の大きさはドライブロッド 30 の両端部を収容
できる大きさである。加えて、スリーブジャーナル 62
が孔 60 内に保持されており、スリーブジャーナル 62
の大きさはドライブロッド 30 の回転を可能にする大き
さである。よって、整列された孔 60 は、サイドパネル
50 内に直接設けられた『固定』ピボットあるいはサス
ペンションポイントの第1の組を区画形成する。この様
に、ドライブロッド30 は、別のリンクを通常必要とす
る従来の『浮遊』タイプのものではなく、固定ピボット
を有するタイプのものである。
【0024】サイドパネル 50 は、また、サイドパネル
50 中にサポートシャフト 32 の両端部を収容するため
の整列された孔(第2の孔の組) 64 を有す。整列した
孔 64 は、種々のフレーム構成部品の最終組み立ての際
にチェア 10 内にサポートシャフト 32 を正しく位置合
せすること(センタリング)を補助するための『盲穴』
を区画形成するために、サイドパネル 50 の外面に固定
されたスキャブブロック 65 のところで行止まりとな
る。前述したように、スペーサクリップ 40 は、サポー
トシャフト 32 の所望の『横方向の』位置を維持するた
めに、サポートシャフト 32 に対して堅固なクロスブレ
ース 38 をしっかりと位置付ける。したがって、整列し
た孔 64 は、サイドパネル 50 内に直接位置し、第2の
『固定』ピボットあるいはサスペンションポイントの組
を区画形成する。整列した第1及び第2の孔 60 及び 6
4 の組がそれぞれがサイドパネル 50 上に所定の配置で
設けられているので、左右のサイドパネル 50 の全ての
重要な孔位置は、一回の操作でドリル加工され得ること
は明らかである。ゆえに、アクチュエーションメカニズ
ム 12 の予組み立てを行うことは、上記チェア 10 の
『最終』組み立てを容易にすることにつながる。なぜな
らば、ドライブロッド 30 及びサポートシャフト32 の
各々が、整列された孔 60 及び 64 中に収容されるよう
に(クロスブレース 38 を介して)方向づけられ保持さ
れているからである。サイドパネル 50 は、部材 52 、
54 、 56 及び 58 が取り付けられスリーブジャーナル
62 が整列した孔 60 に取り付けられ、Tナットが孔 7
9 及び 88 (後述する)中に挿入されるまで、『左』あ
るいは『右』には成らない。このように、汎用構成部品
としてサイドパネル 50 を設けることによって、整列し
た孔 60 及び 64 の位置付精度が大いに高められる。
【0025】図2の分解斜視図を引き続き参照して、堅
固な『箱型』チェアフレーム内にアクチュエーションメ
カニズム 12 を一体的に吊すために前部及び後部レール
アセンブリ 26 及び 28 を各々サイドフレームアセンブ
リ 24 にしっかりと固定する手段を説明する。より詳し
くは、後部レールアセンブリ 28 は、横方向に延びるク
ロス部材 70 及びその内面に固定された左右の角度付ブ
ラケット 72 を有している。クロス部材 70 の両端部に
設けられた1つまたは複数の位置決めピンあるいはほぞ
ピン 76 は、サイドフレームアセンブリ 24 に対して後
部レールアセンブリ 28 を正しく位置付けるために、サ
イドパネル50内に形成された整列された位置決め孔 78
の対応する組に挿入されるように構成されている。その
後、角度付ブラケット 72 をしっかりと固定し、さらに
後部レールアセンブリ 28 をサイドパネル 50 の内面に
直接固定するために、適当な締め付け具が設けられる。
好ましくは、Tナットは、Tナット中にネジ付締結具を
収容すべく、サイドパネル50 に形成された孔 79 中に
保持される。これは、左右のサイドフレームアセンブリ
24 の間に後部レールアセンブリ 28 をしっかりと固定
するためである。クロス部材 70 には一般に外装が施さ
れないので、外装の施された後部『テールゲート(tailg
ate)』(図示せず)が後部クロス部材 70 へ針や釘で留
められる。
【0026】前部レールアセンブリ 26 は、その左右の
端部の近傍にしっかりと固定され後方へ延びるサイドプ
レート 82 を有する側方向(横方向)に延びる平面の前
部クロス部材 80 を有す。図示されるように、前部クロ
ス部材 80 は、レッグレストアセンブリ 16 の伸展及び
収縮のときに、前部クロス部材 80 の中を通ってレッグ
レストパンタグラフリンク 34 が移動することを可能に
する大きさに形成された大きい孔 84 を有している。さ
らに、前部クロス部材 80 には、サイドフレームアセン
ブリ 24 同志の間に組み入れられる前に、外装が施され
る。サイドプレート 82 は、前部レールアセンブリ 26
が左右のサイドフレームアセンブリ 24の間に堅固に固
定され得るようにするために、サイドパネル 50 に形成
された孔88 に整列されることができる孔 86 を有す。
ここで、好適な構造においては、Tナットは、その中に
適当なネジ付締結具を収容するために孔 88 中に保持さ
れる。
【0027】前部クロス部材 80 は、従来の多くのリク
ライニングチェアに利用される前部メカニズムフレーム
部材より、頂部底部間寸法においてかなり大きい。後者
がおよそ 3/4インチ(約19.05mm)から1 1/2インチ(約
38.1mm)の範囲の頂部底部間寸法を有するのに対して、
本実施例の前部クロス部材 80 は、その側方向両端部に
おいておよそ8インチ(約203.2mm)の寸法を有する。こ
の大きな寸法により、前部レールアセンブリ 26 をサイ
ドフレームアセンブリ 24 に接続するための表面がかな
り広くなる。組み立てのとき、この大きな接続表面及び
箱型構造によって、非常に堅固なチェアフレームを構成
することができる。さらに、上記大きな接続表面によっ
て、チェアアームの剛性をも高めることができるので、
アームに対して加えられる側方向(横方向)の圧力によ
るアームの変形もかなり小さくすることができる。好ま
しからざる程度の変形は、チェアアームとメカニズムフ
レームの前部部材との間の極めて小さな接続面が『ピボ
ット』あるいは『ポイント』型接続として作用する従来
の公知のリクライニングチェアに共通して生ずるもので
ある。
【0028】構造上のフレーム剛性をさらに向上するた
め及びフレーム構成部品間でのきしみのいかなる可能性
をも排除するために、前部及び後部レールアセンブリ 2
6 及び 28 は、また、(従来の締め付け具の使用に加
え)サイドフレームアセンブリ24 に接着されてもよ
い。このステップを実行するには、接着剤が、ほぞピン
76 とサイドフレームアセンブリ 28 の位置決め孔 78
との間に適用される。接着剤は前部レールアセンブリ 2
6 のサイドプレート 82 とサイドフレームアセンブリ 2
8 との間にも適用される。上記チェア 10 の構造上のフ
レーム構成部品が接着され一体化すると、前部及び後部
レールアセンブリ 26 及び 28 はもはや、必要性が生じ
ても従来の様式でアクチュエーションメカニズム 12 の
修理のためにサイドフレームアセンブリ 24 から容易に
分解することができない。上記チェア10 の構造上のフ
レーム構成部品が接着され一体化しても、尚、アクチュ
エーションメカニズム 12 は修理のために分解すること
ができる。分解を可能にするためには、サポートシャフ
ト 32 を、クロスブレース 38 のところでサポートシャ
フト 32 に付設されたスプリングクリップ 40 の中央に
対応する位置で切断しなければならない。このようにし
て得られるサポートシャフト 32 の2つの半割部品 32a
及び 32bは、整列した孔 64 から取外すことができる。
また、サポートシャフト 32 から吊されたアクチュエー
ションメカニズム 12 の種々の構成部品もまた、残りの
スプリングクリップ 40 を取り除き半割部品 32a及び 3
2bの各々を孔 64 から遠のくよう側(横)方向にスライ
ドさせることにより取外すことができる。ドライブロッ
ド 30 あるいはそれから吊されたアクチュエーションメ
カニズム 12 の構成部品を修理する必要があるなら、ド
ライブロッド 30 は、スプリングクリップ 40 とスペー
サクリップ 41 とを取り除き、整列孔 60 の1つを通し
て上記チェア 10 から遠のくように単に側(横)方向に
ドライブロッドをスライドさせることによって、アクチ
ュエーションメカニズムから取り外すことができる。上
記チェア 10 の修理作業が完了すると、アクチュエーシ
ョンメカニズム12 は、ドライブロッド 30 が両方の整
列孔 60 の中に回転可能に配置整列されるまで、整列孔
60 の1つ及びドライブロッド 30 から吊される種々の
アクチュエーションメカニズム構成部品を通して、ドラ
イブロッド 30 をネジ込むことにより再組み立てされ
る。その後、スプリングクリップ 40 及びスペーサクリ
ップ41 が再挿入される。同じ様に、サポートシャフト
32 の半割部品 32a及び 32b(同じものあるいは新しい
もの)の各々の一端部は、該一端部が上記整列孔 64の
1つの中に位置されるまで、サポートシャフト 32 から
吊される種々のアクチュエーションメカニズム構成部品
を通してネジ込まれる。その後、円筒形のカップリング
101を、サポートシャフト 32 の一方の半割部品の自由
端部を覆うように嵌合する。シャフト 32 の両自由端部
の位置合せが終了した後に、円筒形のカップリング 101
を、サポートシャフト 32 の両半割部品を正しい配列に
保持するために、上記両自由端部上に側方向に嵌合す
る。図3(A)に示されるように、円筒形のカップリン
グ 101は半割部品 32a及び 32bの自由端部に対して適切
に位置されるので、カップリング 101はクロスブレース
38 の右側端部に接する。クロスブレース 38 のところ
でサポートシャフト 32 に付設されるスプリングクリッ
プ 40 は、一旦カップリング 101が所定の位置に配置さ
れると、サポートシャフト 32 の回転を止めるために再
び挿入することができる。
【0029】図2及び図3(B)に最も良く示されるよ
うに、シートフレーム 44 は、サイドフレームアセンブ
リ 24 同志の間に設けられ、サイドフレームアセンブリ
24上でリクライニング動作できるように支持されてい
る。より明確には、シートフレーム 44 は、前部及び後
部クロス断片 92 及び 94 の両端部にそれぞれしっかり
と固定される左右のサイドバー 90 を有する堅固な長方
形の構造体である。アクチュエーションメカニズム 12
のコンパクトな特徴を考慮して、シートフレーム 44 は
輪郭を有さず(すなわち『平ら』であり)、よって、も
し必要ならば別個のクッションを使用することができ
る。シートフレーム 44 は、シートフレーム 44 が
(『リクライニング』動作の間に)前方へあるいは
(『直立』位置への復帰時に)後方へ移動するかどうか
により、シートフレーム 44 をほぼ水平に移動し且つわ
ずかに上または下に移動させるために、シートスイング
メカニズム 96 により、サイドフレームアセンブリ 24
に対して相対運動できるように支持されている。シート
スイングメカニズム 96 は、左側及び右側後部スイング
リンク100並びに左側及び右側前部スライドブラケット
102を有す。後部スイングリンク 100は、サイドフレー
ムアセンブリ 24 の後部ポスト 58 に沿ってシートフレ
ーム 44 の高さをかなり越え垂直に延びる。各後部スイ
ングリンク 100は、長いスイングリンク 104、サポート
ブラケット 106及びシートブラケット 108を有す。各ス
イングリンク 104の上端部は、チェアアーム 54 のすぐ
下でサポートブラケット 106に旋回可能に連結され、こ
のサポートブラケット 106は対応するサイドパネル 50
にしっかりと固定されている。したがって、スイングリ
ンク 104とサポートブラケット 106との間のピボットポ
イント(旋回点) 110は、サイドパネル 50 内に直接設
けられた第3の『固定』ピボットあるいはサスペンショ
ンポイントの組を形成する。
【0030】各後部スイングリンク 104の下端部は、シ
ートブラケット 108の直立ポスト部114 に取付けられ、
ピボットポイント 112の回りに旋回可能になっている。
シートブラケット 108は、シートフレーム 44 の後方端
部に比較的に近い所で(木ネジ等により)シートサイド
バー 90 の下側表面にしっかりと固定される水平フラン
ジ部分を有する。したがって、シートフレーム 44 の後
部への負荷は、張力負荷としてシートブラケット 108及
びピボット 112から後部スイングリンク 104へ移り、こ
の負荷はピボット 110及びサポートブラケット 106を介
してチェア 10のサイドフレームアセンブリ 24 へ伝え
られる。後部スイングリンク 104は、平衡したリクライ
ニング動作のために、より大きなてこ作用力を発生すべ
く長めに形成されている。ゆえに、シートフレーム 44
の後部は、上位ピボット 110を支点とする制御された振
子のように動く。したがって、最終組み立ての前に、シ
ート 20 を予め組み立てそれに外装を施すことができ
る。これ以上の平衡の取れた快適さを提供することは必
要ないと考えられるが、重い着座者のためにシートアセ
ンブリ 14 のリクライニング動作に対する抵抗を増加す
べく、シートブラケット 108と後方固定チェアフレーム
構成部品との間に左右の引張りばね(図示せず)を設け
てもよい。
【0031】前述のごとく、シートスイングメカニズム
96 は、シートフレーム 44 及びシート 20 の前後動作
を案内し制限するために操作可能である前部スライドブ
ラケット 102の一対(左右)をも有す。より詳しくは、
前部サポートシャフト 32 は、シートフレーム 44 の前
端部に比較的近い所でシートサイドバー 90 の下面にし
っかりと固定(木ネジ等により)される水平フランジ 1
18を有する左右のスライドブラケット102 に形成された
ロストモーション(空動作)スロット 116を通って延び
ている。さらに、スライドブラケット 102は、シートサ
イドバー 90 の内側面に対して保持されるように構成さ
れた長い垂直フランジ 119をも有す。
【0032】図示されるように、スロット 116の角度と
長さは、『垂直』位置と『リクライニング』位置との間
でシートアセンブリ 14 を動かすよう着座者が力を加え
るときの、チェアボディ 21 に対してのシートフレーム
44 の前後動作の範囲を決める。さらに、サポートシャ
フト 32 に対してシートフレーム 44 が動くとき所定量
の摩擦力を発生させるための手段も設けられる。特に、
ナイロンインサート 120は、しっかりとロストモーショ
ンスロット 116内に保持される。ディスク状の座金 124
を付勢してスロット 116近傍のナイロンインサート 120
の内面と摩擦係合させるために、圧縮バネ122 が設けら
れている。圧縮バネ122 は、サポートシャフト 32 の両
端を囲んでいる。圧縮バネ122 とサポートシャフト 32
は同芯上に設けられている。ナイロンインサート 120
は、雑音を効果的に弱めるように作用しながら、サポー
トシャフト 32 に対するシートアセンブリ 14 の前端部
の動作への摩擦抵抗を制御するように圧縮ばね 122と協
働する。左右のスペーサクリップ 40 は、サポートシャ
フト 32 の回転を阻止する一方、ばね 122にプレロード
をかけるため及びサポートシャフト 32 上にパンタグラ
フのレッグレストリンク 34 をしっかりと位置付け保持
するために設けられている。ゆえに、スライドブラケッ
ト 102、インサート 120、座金 124、ばね 122及びスペ
ーサクリップ 40 は、サポートシャフト 32 上へ予め組
み付けられる。
【0033】シートバック 18 は、堅固な比較的長方形
状のアセンブリであるシートバックフレーム 46 を含む
ように構成される。シートバックフレーム 46 は、右側
及び左側サイド部材 126及び上下のクロスピース 128及
び 130を有す。図示のように、シートバックフレーム 4
6 は、サイド部材 126上の適当な位置に固定されたスラ
イドブラケット 132によって、後部スイングリンク 104
の上部に着脱自在に取り付けられることができる。この
タイプの取り付けのためのスライドブラケット132の好
ましい構造が、本出願人に譲渡された 1990 年 11 月 3
0 日出願の米国特許出願第 07/621,239 号に示され説明
されている。その開示内容は、本明細書に参考文献とし
て組み込まれるべきものである。一般に、スライドブラ
ケット 132は、内部トラックを形成するために溝状を呈
しており、この内部トラックの中に後部スイングリンク
104が摺動可能に収容される。スライドブラケット 132
が後部スイングリンク 104に取り付けられると、シート
バック 18 は、事実上、ピボットポイント 110の上方に
延びる後部スイングリンク 104の延長部となる。したが
って、シートバック 18 は、後部スイングリンク 104の
比較的に簡単な回転動作及びシート 20 の前後動作を引
き起こすためのレバーアームとして動作するよう、ピボ
ットポイント 110の回りに旋回することができる。
【0034】レッグレストアセンブリ 16 は、完成した
リクライニングロッキングチェア 10 が図1(A)及至
図1(D)に見られるようなものに成るよう、詰めもの
を入れ外装を施す外面を有するフレームボード 48 を含
むように描かれている。フレームボード 48 は、同一の
左右のパンタグラフリンク 34 により支持され動かされ
る。このパンタグラフリンク 34 は、パンタグラフリン
ク 34 が、サポートシャフト 32 によって区画形成され
る第2の『固定』サスペンションポイントの組の回りに
操作可能に吊されているという点を除き、本出願人に譲
渡された米国特許出願第 3,096,121号の図3(B)に示
されたものに機能及び構造上においてほぼ同一である。
パンタグラフリンク 34 の動作の理解のために、ここに
簡潔な説明をする。フレームボード 48 は、各パンタグ
ラフリンク 34 のためにフレームボード 48 の底面 144
に固定された角度付ブラケット 140を有する。このこと
により、フレームボード 48 は、パンタグラフ 34 の各
ボードリンク 150及び 152の一端に後部ピボット 146及
び前部ピボット 148により旋回可能に連結されている。
前部ボードリンク 152の他端は、コネクタリンク 156の
端部に符号 154の部材により旋回可能に取り付けられ
る。そして、コネクタリンク 156は、後部ボードリンク
150の一部分に符号 158の部材により旋回可能に取り付
けられている。コネクタリンク156 と後部ボードリンク
150 は同芯上に設けられている。コネクタリンク 156の
他端部は、長いサポートリンク 162の頂端部に符号 160
の部材によって旋回可能に取り付けられている。後部ボ
ードリンク 150の他端部は、湾曲リンク 166の一端に符
号164 の部材により旋回可能に取り付けられている。湾
曲リンク166 は、長いサポートリンク 176の中央部分に
中央ピボット 168により旋回可能に取り付けられてい
る。湾曲リンク 166の他端部は、前部サポートシャフト
32 にピボット 170により旋回可能に連結されている。
左右のスプリングクリップ 40 は、サポートシャフト 3
2 上の左右のパンタグラフメカニズム 34 の間に所望の
間隔を維持するために設けられている。
【0035】もうひとつの支持点は、長いサポートリン
ク 162の湾曲底端部のピボット 176である。このピボッ
ト 176は、サポートリンク 162をドライブリンク 178の
第1端部に接続している。このドライブリンク 178の他
端部は、正方形の位置合わせされた孔を有し、その孔を
通って正方形のドライブロッド 30 が延びる。このた
め、ドライブリンク 178はドライブロッド 30 の回転動
作によって駆動される。ゆえに、ドライブロッド 30 を
選択的に回転することによってドライブリンク 178が回
転し、ドライブリンク 178はピボット 176を介して長い
サポートリンク 162を移動するよう機能する。サポート
リンク 162のそのような運動により、湾曲リンク 166が
『固定』ピボット 170の回りにスイングする。なぜな
ら、湾曲リンク166 には、長いサポートリンク 162と共
有するピボット接続部 168があるからである。固定ピボ
ット 170の回りにスイングするリンク 166の動作によ
り、後部ボードリンク 150が外方且つ上方へ移動する。
さらに、長いサポートリンク 162の頂端部のピボット 1
60により、コネクタリンク 156がピボット 158の回りを
スイングし、前部ボードリンク 152もまた外方且つ上方
へ移動する。この伸展動作は、ハンドル 42 を介してド
ライブロッド 30 が十分な角度回転すると、左側及び右
側パンタグラフリンク 34 と共に進行する。この様に、
フレームボード 40は、その『しまい込まれた』垂直位
置と『伸展』延長位置との間で移動可能でる。
【0036】図3(B)に最も良く描かれているよう
に、ドライブリンク 178は、ほぼU字形状である。ドラ
イブリンク178 は、ドライブロッド 30 に重なる基部 1
86により結ばれた平行な短いレッグ及び長いレッグ 182
及び 184を有している。両レッグ 182及び 184は、正方
形の整列された孔を有し、これら孔を通って正方形のド
ライブロッド 30 が延びる。レッグレストアセンブリ 1
6 がその完全に『伸展』された位置に伸ばされると、長
いレッグ 184の冷間形成されたストップタブ 186は、長
いサポートリンク 162の下端部に形成されたストップシ
ョルダ 188と接触する。このとき、長いレッグ 184及び
リンク 162は、ほぼ比較的に同軸上に位置する。ストッ
プタブ 186とストップショルダ 188との係合のために、
パンタグラフリンク 34 のさらなる伸展は抑制され、レ
ッグレストフレーム 48 は持ち上げられたほぼ水平な位
置に保持される。
【0037】ベースアセンブリ 22 に対してチェアフレ
ーム 21 が揺動できるようにするための手段を備えるた
めに、輪郭の施された揺動ブロック 200が設けられる。
この揺動ブロック 200はサイドパネル 50 の内部側面に
固定される。揺動ブロック 200は、ベースアセンブリ 2
2 の上面に係合し、これと『揺動可能な』関係となるよ
うに配置される。揺動ブロック 200及びベースアセンブ
リ 22 の左右のサイドレール 202は、符号 204により示
された二重コイルばね『揺動』装置によって相互に連結
される。好ましくは、揺動ばね装置 204は、本出願人所
有の 1991 年3月8日に出願された米国特許出願第 66
6,348号に開示されたものと同様のものである。この米
国特許出願の開示内容は、本願明細書に参考文献として
組込まれるべきものである。図から理解されるように、
揺動ばね装置 204は、シートアセンブリ 14 が不注意に
リクライニングすることを防止しつつ、固定ベースアセ
ンブリ 22 に対してのチェアボディ 21 の均衡がとれた
揺動動作を可能にする。
【0038】組合せリクライニングロッキングチェア 1
0 に関わるもうひとつの快適さの機能によれば、レッグ
レストアセンブリ 16 がその完全伸展位置に選択的に移
動されると、後方への複数の『傾斜』位置のいかなる位
置にでもチェアボディ 21 を解放可能に保持することが
できるロッキング装置 210が設けられる。ロッキング装
置 210は、所望の後方『傾斜』位置への動作に続いてチ
ェアボディ 21 が前方へ揺動動作しないようにすること
もできる。好ましくは、ロッキング装置 210は、ドライ
ブロッド 30 の回転動作により作動されるラチェット型
ロック機構である。概して、ロッキング装置 210は、チ
ェアボディ 21 の前部レールアセンブリ26 とベースア
センブリ 22 の前方クロスレール 212との間で作動し、
多数の連続的なロック可能後方『傾斜』位置を提供す
る。適当なロック機構の一例が、前述の米国特許第 3,0
96,121号に開示されている。輪郭を有する扇状の部材
(即ち、ラチェットブラケット)214 は、リクライニン
グロッキングチェア 10 に組み入れられると、前部クロ
ス部材 80 の内面に固定され、複数の歯 216を形成す
る。上部たがね形状の端部 220を有するラッチングバー
すなわち爪 218は、ベースアセンブリ 22 から支持され
る。この爪218 は、チェアボディ 21 が後方へ『傾倒』
した後に前方へ揺動動作しないように、扇状の歯 216に
ロック係合することができる。図4に最も良く示されて
いるように、ラッチングバー 218は、円筒形の部分 222
から構成されるヒンジ状の底端部を有する。この円筒形
の部分222 はピボット 224によりブラケット 226に固定
される。また、ブラケット226 はベースアセンブリ 22
のクロスレール 212にしっかりと付けられる。
【0039】長方形のスプリングワイヤ 230は、ラッチ
ングバー 218に形成された突出ループ 234の中に固定さ
れる前方ウェブ 232を有する。スプリングワイヤ 230の
両端部は、円筒形のブッシュ 240を通って延びる1つの
孔内にオーバーラップして保持される。このブッシュ 2
40自身は、ドライブリンク 242の両側部に形成された孔
内に保持される。さらに、ドライブリンク 242は正方形
のドライブロッド 30を収容する正方形の孔を有する。
この孔により、ドライブリンク 242がドライブロッド 3
0 と共に回転するように固定される。
【0040】レッグレストアセンブリ 16 が完全に伸展
された状態では、前方へアクチュエーションハンドル 4
2 を回転すると(つまり、レッグレストアセンブリ 16
を収縮すると)、駆動リンク 242がそれに対応して回転
する。これに伴い、スプリングワイヤ 230が後方へ動
き、ラッチングバー 218がドライブロッド 30 の方向に
旋回する。したがって、たがね形状の端部 220は、扇形
ブラケット 214の歯 216のひとつから引き離される。ロ
ック機構 210の解放により、チェアボディ 21 は、よく
知られている様式で、束縛を受けない揺動動作をするこ
とができるようになる。同様に、アクチュエーションハ
ンドル 42 が、レッグレストアセンブリ 16 をその上昇
位置に移動するように、選択的に後方に回転されると、
ドライブロッド 30 が回転すれば、駆動リンク 242も同
時に回転する。この動作によって、ラッチングバー 218
を強制的に旋回し、さらにそのたがね形状の端部 220を
扇形ブラケット 214上の歯 216のひとつとのロック係合
状態に進めるために、ワイヤ要素 230が前方へ移動す
る。
【0041】背後へチェアボディ 21 を『傾ける』こと
が望まれるならば、ラッチングバー218のたがね形状の
端部 220は、所望の傾きが得られるまで歯 216に係合し
続ける。この様に、ラッチングバー 218のたがね形状の
端部 220が扇形歯 216の1つに係合しているので、チェ
ア 10 の揺動構成部品は、チェアボディ 21 がその前方
の『傾いていない』位置に戻ることを防ぐために、効果
的に『鍵の掛けられた状態に』される。その後、チェア
ボディを傾斜位置からその水平位置へ下げることが望ま
れるなら、ハンドル 42 は、レッグレストアセンブリ 1
6 がその『しまい込まれた』位置に移動すことを同時に
引き起こしながら、チェアボディ 21 がその水平位置を
取ることを可能にするために扇形歯 216からラッチング
バー 218のたがね形状の端部 220を引くよう前方へ回転
される。尚、いかなる適当なロック装置も、本発明のチ
ェア 10 に用いるロック装置の代用として、容易に用い
ることができる。
【0042】図3(B)及び図4に最も良く示されてい
るように、レッグレストパンタグラフリンク 34 と共に
作動する、ばねにより補助された左右のトグルアセンブ
リ 250が設けられている。トグルアセンブリ 250は、前
部レールアセンブリ 26 に対して完全収縮位置にレッグ
レストアセンブリ 16 のフレームボード 48 をしっかり
と保持するための手段として作用する。トグルアセンブ
リ 250は、レッグレストアセンブリ 16 をその伸展また
は収縮位置へ付勢するためのばね力を提供する。より詳
しくは、各トグルアセンブリ 250は、正方形孔を有する
トグルレバー 252を有し、各トグルアセンブリ 250は、
正方形ドライブロッド 30 と共に回転するために、その
正方形孔により正方形ドライブロッド 30 に取り付けら
れる。トグルレバー 252は、ドライブロッド 30 の上方
から後部へ曲がるC形状のトグルリンク 256の前部レッ
グ 254にピボット 253で旋回可能に連結される。トグル
リンク 256の後部レッグ 258は、螺旋コイルばね 262の
1つの端部が付けられる開口部を有する。ばね 262の反
対側の端部は、揺動ブロック 200の後方部分に固定され
たスプリングピン 264に付けられる。図示されないが、
ばね 262の張力を調整するために張力調整手段を任意に
設けてもよい。例えば、ばね 262の張力は、軽量の着座
者のために軽減されてもよいし、或いは、重い着座者の
ために増やされてもよい。トグルアセンブリ 250の各C
形状トグルリンク 256は、干渉防止のために、揺動ブロ
ック 200及び揺動装置 204とトグルリンク 256との間に
所望の間隔を維持すべく、スペーサクリップ 41 によっ
てドライブロッド 30 上にしっかりと位置付けられる。
図3(B)に示されるように、スペーサクリップ 41
は、レッグレストドライブリンク 178をも、ドライブロ
ッド 30 に沿ったそれらの所望の位置にしっかりと位置
付ける。
【0043】次に、トグルアセンブリ 250の動作をさら
に詳しく説明する。ドライブロッド30 の下のピボット
253の位置及びばね 262の作用線は、レッグレストアセ
ンブリ 16 が収縮位置にあるときは、ばね力がレッグレ
ストアセンブリ 16 を付勢するよう保持するすなわち
『維持する』ようにするものである。レッグレスト 16
が、アクチュエータレバー 42 の僅かな回転によりまた
それによるドライブロッド30の僅かな回転により、最初
に伸展されるとき、ピボット 253は上方へ動き、スプリ
ングピン 264の軸とドライブロッド軸との間の想像線の
中央を越えて移動する。一旦、ピボット 253が中央を越
えてしまえば(オ−バ−センタ位置に達すれば)、リン
ク 256の後部レッグ 258がばねピン 264の方へ引かれる
のに伴い、ばね 262に作用する張力は、ドライブロッド
30 の回転を補助し、レッグレストアセンブリ 16 を持
ち上げる。さらに、ばね 262は、着座者が必要な作動角
度ハンドル 42 を旋回するのを補助する。同様に、トグ
ルアセンブリ 250は、ハンドル 42 の逆回転によりレッ
グレストアセンブリ 16 をそのしまい込み位置に戻すよ
う補助する際にも、ばね 262のばね付勢力を利用する。
【0044】次に、本発明の思想に従って、種々の『モ
ジュール式の』予め組み立てられたフレーム構成部品及
びアクチュエーションメカニズム 12 をリクライニング
ロッキングチェア 10 に組み付けるための新規な方法
を、さらに詳しく説明する。さらに、本発明の方法(改
良方法)によれば、優れた品質と信頼性とを提供する一
方で、システム全体の複雑さと重量とコストとを十分に
減らすために、簡単で効率的な方法で、予め組み立てら
れ詰めもの及び外装の施された構成部品を順次組み立て
ることができる。
【0045】図5(A)を特に参照すると、予め組み立
てられたアクチュエーションメカニズム 12 は、適当な
ホールダーすなわち『ジグ』300 上に保持されて示され
ている。ジグ 300は、第1及び第2の整列した切り欠き
304及び 306の組を各々有する一対の、間隔を有して設
けられ角度をもって延びるステーション 302を具備す
る。図示されるように、第1組の整列された切り欠き 3
04は、切り欠き304 の中にサポートシャフト 32 を保持
するために備えられ、一方、第2組の整列された切り欠
き 306は、切り欠き306 の中にドライブロッド 30 を保
持するために備えられている。先に述べたように、スラ
イドブラケット 102、パンタグラフリンク34 、ドライ
ブリンク 242、クロスブレース 38 及びトグルアセンブ
リ 250に関わる種々の構成部品は、種々のフレーム構成
部品との相互接続の前に、全て、アクチュエーションメ
カニズム 12 に結合されるかあるいはアクチュエーショ
ンメカニズム 12 から吊される。代替案として、ジグ 3
00を、アクチュエーションメカニズム 12 に関わる種々
のリンクと構成部品とを組み立てるための適切な部材と
して使用してもよい。
【0046】次に、図5(B)を参照すれば、サイドフ
レームアセンブリ 24 をアクチュエーションメカニズム
12 に方向づけて相互に連結するための組み立て工程
が、はっきりと示されている。図から理解されるよう
に、サイドフレームアセンブリ 24 は、揺動ブロック 2
00、スプリングピン 264及び揺動ばね装置 204を含むよ
うに予め組み立てられている。図示されないが、アクチ
ュエーションメカニズム 12 との組み立ての前に、必要
なパッド、裏張り、装飾用の詰めもの及び外装等もサイ
ドフレームアセンブリ 24 に取り付けられているという
ことは理解されるべきである。図示の如く、ドライブロ
ッド 30 及びサポートシャフト 32 は、その上にサイド
フレームアセンブリ 24 が保持されるよう十分な長さを
有する。より明確には、外装の施されたサイドフレーム
アセンブリ 24 は、ドライブロッド 30 の両端部がサイ
ドパネル 50 に形成された第1の整列孔 60 の組を通っ
て延びるよう、アクチュエーションメカニズム 12 に配
置される(第1の『固定された』ピボットポイントの
組)。同様に、サポートシャフト 32 の両端部は、サイ
ドパネル50に形成された第2の整列された孔 64 の組に
挿嵌される(第2の『固定された』ピボットポイントの
組)。
【0047】図5(C)に示された如く、4つの主要な
予め組み立てられたフレーム構成部品は、左右のサイド
フレームアセンブリ 24 及び前部及び後部レールアセン
ブリ26 及び 28 をそれぞれ含む。好適な組み立て手順
に従えば、後部クロス部材 70 の両側端部のほぞピン 7
6 は、後部レールアセンブリ 28 を左右のサイドフレー
ムアセンブリ 24 に対して正しく整列させ位置付けるた
めに、サイドパネル 50 に形成された位置決め孔 78 へ
接着剤と共に挿嵌される。その後、左右のサイドフレー
ムアセンブリ 24 の間に後部レールアセンブリ 28 を固
定するために、ネジ付き締め付け具が、角度付きブラケ
ット 72 の孔中に、そして、サイドパネル 50 に形成さ
れた孔 79 に保持されたTナット中にネジ込まれる。こ
のネジ付き締め付け具の最終的な締め付けは、前部レー
ルアセンブリ 26 がサイドフレームアセンブリ 24 に固
定されるまでは、典型的には後回しにされる。後部レー
ルアセンブリ 28 に外装が施されないような場合は、外
装が施された『テイルゲイト』(図示せず)を後部レー
ルアセンブリ 28 に固定してもよい。
【0048】後部レールアセンブリ 28 の相互接続の後
に、前部レールアセンブリ 26 のサイドプレート 82 に
接着剤が適用され、サイドプレート 82 は、パンタグラ
フリンク 34 の一部分が前部クロス部材80に形成された
孔 84 を通って突き出るように、左右のサイドフレーム
アセンブリ 24 の間で内方にスライドさせられる。図5
(C)に示されるように、ラチェットブラケット 214が
前部クロス部材 80 の後部表面に予め組み付けられてい
る。さらに、前部クロス部材 80 は、組み立て以前に外
装が施されている。サイドプレート 82 に形成された孔
86 は、サイドフレームアセンブリ 24 に前部レールア
センブリ 26 を堅固に固定するために後からネジ付き締
め付け具が孔 86 及び 88 に螺合されるよう、サイドパ
ネル 50に形成された孔 88 に位置合せされる。その
後、クロスブレースブラケット 39が、さらなる構造上
の剛性を備えるために前部クロス部材 80 にしっかりと
付けられる。
【0049】図6(A)は、4つの主要なフレーム構成
部品の一体化相互依存関係を図示する。これら4つのフ
レーム構成部品は、組み立てられると、外装の施された
非常に堅固な『箱型』のチェアボディ 21 を区画形成
し、その中にアクチュエーションメカニズム 12 が吊さ
れる。この『一体化された』構造によって、従来の既知
のリクライニングチェアにおいてアクチュエーションメ
カニズムを支持するために従来備えられていた別個のメ
カニズムフレームアセンブリが必要なくなる。図示の如
く、ジグ 300によって、種々のフレーム構成部品を非常
に効率的な様式で相互に連結させることが可能になる。
チェアボディ 21 の組付けの後、フレームボード 48
が、パンタグラフリンク 34 の角度付きブラケット 140
にしっかり固定される。ここで再び、フレームボード 4
8 は、チェアボディ 21 の部品として組み付けられる以
前に、外装の施されたユニットとして予め組み立てられ
ているということは理解されるべきである。
【0050】次に、図6(B)を参照すると、チェアボ
ディ 21 を区画形成する4つの予め組み立てられたフレ
ーム構成部品は、ジグ 300から支持されて描かれてい
る。同図にあっては、アクチュエーションメカニズム 1
2 がジグ 300から一体的に吊されている。次の作業は、
外装の施されたシート 20 (適切なパッドとばねとを有
するシートフレーム 44 を含む)を、チェアボディ 21
に相互連結することである。より詳しくは、シートフレ
ームサイドバー 90 の前部下側端部に形成されたノッチ
310が、サポートシャフト 32 に対してシートフレーム
44 を位置合せするために備えられる。次に、外装の施
されたシート 20 に予め組み付けられた後部スイングリ
ンク 100が、サポートブラケット 106を介してサイドパ
ネル 50 にしっかりと固定される。一旦サポートブラケ
ット 106が(適当な締め付け具により)サイドパネル 5
0 にしっかりと固定されてしまうと、スイングリンク 1
04とサポートブラケット 106との間のピボットポイント
110は、第3の『固定』ピボットポイントの組を区画形
成する。これらピボットポイントの回りにシートアセン
ブリ 14 はリクライニング可能である。代替案として、
角度付きブラケット 108がその後外装の施されたシート
20 に固定され得るよう、後部スイングリンク100のサ
ポートブラケット 106を最初に直接サイドパネル 50 に
取り付けてもよい。この様に、シート 20 は、シートブ
ラケット 108がシートフレーム 44 のサイドバー 90 に
しっかりと係合するように、『パタンと返され』得る。
サポートシャフト 32 が切り欠き 31 に位置されるよう
シートフレーム 44 が配置された状態では、スライドブ
ラケット 102は、垂直に伸びるフランジ 119がシートフ
レームサイドバー 90 の内面に接触係合するまで、ばね
122の付勢力に反して内方に引かれる。その後、シート
サイドバー 90 の下面にスライドブラケット 102をしっ
かりと固定するために、(木ネジ等の)適当な締め付け
具が水平フランジ 118の孔を通して挿嵌される。
【0051】次に、図6(C)を参照すると、ベースア
センブリ 22 は、ベースアセンブリ22 の前部クロスレ
ール 212に固定されたラッチングバー 218及び取り付け
ブラケット 226等のロック装置 210の種々の構成部品を
含むよう予め組み立てられて示されている。チェアボデ
ィ 21 は、ジグ 300から取り外されており、揺動ブロッ
ク 200がベースアセンブリ 22 のサイドレール 202の上
に載るよう、ベースアセンブリ 22 に対して正しく配置
される。その後、揺動ブロック 200から下方へ延びるよ
う予め組み立てられて示されている揺動ばね装置 204
は、適当な締め付け具によりベースアセンブリ 22 のサ
イドレール 202の内面にしっかりと固定される。その
後、スプリングワイヤ 230の両端部は、ロック機構 210
の組み立てを完成するために、ドライブリンク 242に固
定される。最後に、図7(A)と図7(B)には、外装
の施されたシートバック 18 が、スイングリンク 104及
びスライドブラケット 130を介してシート 20 に着脱可
能に固定され得る様子が図示されている。
【0052】図5(A)乃至図7(B)から比較的に明
らかなように、予め組み立てられた構成部品は、『ノッ
クダウン』あるいはモジュール式のチェア 10 を生産す
る場合、多くの他の適切な工程で相互連結することがで
きる。ここに開示された組み立て方法は、繰り返し可能
で正確な方法でモジュール式部材の素早く効率的な相互
接続のために、事実上全ての構成部品を『オフライン』
で予め組み立てることができる点で有利である。
【0053】前述の記載は、本発明の例示的実施例を開
示し説明している。当業者であれば、上記の記載から、
また、添付の図面及び特許請求の範囲から、種々の変
更、修正及び変形が、特許請求の範囲に定義される発明
の精神及び適用範囲から離れることなく、上記実施例に
なされることは容易に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、種々の操作位置における例示的リクラ
イニングチェア装置の斜視図であり、『モジュール式
の』構成部品が本発明の思想に従って製作され組み立て
られた状態を示している。
【図2】図2は、図1に示されたタイプのリクライニン
グチェアの展開斜視図であり、詰めもの,外装,スプリ
ングその他の部品が、予め組立てられた構成部品から取
外された状態であり、改良アクチュエーションメカニズ
ムと該予め組み立てられた構成部品との一体化及び相互
依存関係を図示している。
【図3】図2に示されたリクライニングチェアの部分平
面図を示すと共に、サポートシャフト 32 の代替的例を
も示している。
【図4】図4は、図3(B)の4−4線矢視断面図であ
り、『直立』位置にあるリクライニングチェアを図示し
ている。
【図5】図5は、図1及び図2のリクライニングチェア
装置を組み立てるための好ましい方法を示す斜視図であ
る。
【図6】 図6は、図1及び図2のリクライニングチェ
ア装置を組み立てるための好ましい方法を示す斜視図で
ある。
【図7】 図7は、図1及び図2のリクライニングチェ
ア装置を組み立てるための好ましい方法を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 リクライニングロッキングチェア 12 アクチュエーションメカニズム 14 シートアセンブリ 16 レッグレストアセンブリ 18 シートバック 20 シート部材 21 チェアボディ 22 ベースアセンブリ 24 サイドフレームアセンブリ 26 前部レールアセンブリ 28 後部レールアセンブリ 30 ドライブロッド 31 切り欠き 32 前部サポートシャフト 32a,32b 半割部品 34 パンタグラフリンクメカニズム 36 トグルメカニズム 38 クロスブレース 39 ブラケット 40,41 スペーサクリップ 42 ハンドル部分 44 シートフレーム 46 シートバックフレーム 48 レッグレストフレームボード 50 汎用サイドパネル 52 水平底部 54 頂部部材 56 前部ポスト 58 後部ポスト 60 第1の孔の組 62 スリーブジャーナル 64 第2の孔の組 65 スキャブブロック 70 クロス部材 72 角度付ブラケット 76 ほぞピン 78 位置決め孔 79 孔 80 前部クロス部材 82 26のサイドプレート 84 大きい孔 86,88 孔 90 サイドバー 92 前部クロス断片 94 後部クロス断片 96 シートスイングメカニズム 100 スイングリンク 101 カップリング 102 スライドブラケット 104 スイングリンク 106 サポートブラケット 108 シートブラケット 110,112 ピボットポイント 114 直立ポスト部 116 ロストモーションスロット 118 水平フランジ 119 垂直フランジ 120 ナイロンインサート 122 圧縮バネ 124 座金 126 サイド部材 128 上のクロスピース 130 下のクロスピース 132 スライドブラケット 140 角度付ブラケット 144 48の底面 146 後部ピボット 148 前部ピボット 150 後部ボードリンク 152 前部ボードリンク 156 コネクタリンク 158 ピボット 160 ピボット 162 サポートリンク 166 湾曲リンク 168 中央ピボット 170 ピボット 176 サポートリンク 178 ドライブリンク 182 短いレッグ 184 長いレッグ 186 ストップタブ 188 ストップショルダ 200 揺動ブロック 202 サイドレール 204 二重コイルばね(揺動ばね装置) 210 ロッキング装置 212 前方クロスレール 214 扇状の部材 216 歯 218 ラッチングバー(爪) 220 端部 222 円筒形の部分 224 ピボット 226 ブラケット 230 スプリングワイヤ 232 前方ウェブ 234 突出ループ 240 ブッシュ 242 ドライブリンク 250 トグルアセンブリ 252 トグルレバー 253 ピボット 254 前部レッグ 256 トグルリンク 258 後部レッグ 262 螺旋コイルばね 264 スプリングピン 300 ジグ 302 ステーション 304,306 切り欠き 310 ノッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー・パトリック・ラポイント アメリカ合衆国・48182・ミシガン州・ テンペランス・サブステーション ロー ド・1066 (72)発明者 クリフォード・ケネス・ウェイハー アメリカ合衆国・48159・ミシガン州・ メイビー・ブルーブッシュ ロード・ 7917 (72)発明者 ジョナサン・ロバート・ソール アメリカ合衆国・48145・ミシガン州・ ラサール・サウス オッター クリーク ロード・4752 (72)発明者 カール・ジョウゼフ・カモロスキー アメリカ合衆国・49270・ミシガン州・ ピータースバーグ・ルールー ロード・ 15696 (56)参考文献 特開 平5−261013(JP,A) 西独国特許出願公開1282880(DE, A1) 米国特許3096121(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47C 1/02 - 1/038 A47C 7/50,17/16

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエーションメカニズムを設ける
    ステップと、 一対のサイドフレーム部材の間に該アクチュエーション
    メカニズムを吊すステップと、 アクチュエーションメカニズムを収容して操作可能に
    支持する強固なチェアフレームを区画形成するために、
    該サイドフレーム部材にクロスレール部材を相互連結す
    るステップと、 シートと、シートバックと、該シートバック及び該シー
    トを旋回可能に相互連結するためのスイングリンク手段
    とを有するシートアセンブリを設けるステップと、 該サイドフレーム部材間に該シートアセンブリを吊すた
    めに該サイドフレーム部材に該スイングリンク手段を接
    続するステップと、 該シートアセンブリの該リクライニング動作に応じて該
    シートの長手方向動作を案内するために、該アクチュエ
    ーションメカニズムに該シートを接続するステップと から成るリクライニングチェアを組み立てるための方法
    であって、 該スイングリンク手段が、該シートバックに加えられる
    圧力に応じて、直立位置とリクライニング位置との間で
    該チェアフレームに対しての該シートアセンブリのリク
    ライニング動作を可能にすることができる、リクライニ
    ングチェアを組み立てるための方法。
  2. 【請求項2】 上記アクチュエーションメカニズム
    1及び第2シャフトを有し、 上記アクチュエーションメカニズムを吊すステップが、 上記サイドフレーム部材間に該第1シャフトを支持する
    ために、上記サイドフレーム部材に形成された整列可能
    な第1の孔の組の中に該第1シャフトの両端部を挿入す
    るステップと、 上記サイドフレーム部材間に該第2シャフトを支持する
    ために、上記サイドフレーム部材に形成された整列可能
    な第2の孔の組の中に該第2シャフトの両端部を挿入す
    るステップと から成る請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 上記スイングリンク手段を接続するステ
    ップと上記シートとを接続するステップとが、 上記サイドフレーム部材に形成された整列可能な第3の
    孔の組に上記スイングリンク手段を接続するステップ
    と、 上記シートアセンブリのリクライニング動作に応じて、
    上記第1シャフトに対し上記シートの前後動作を案内し
    制限するためのガイド手段を設けるステップと、 該ガイド手段に上記シートのフレーム部分を接続するス
    テップと から成る請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 上記ドライブロッドの選択的回転に応じ
    て収縮位置と伸展位置との間での動作するために、上記
    アクチュエーションメカニズムの上記第1シャフト及び
    第2シャフトからレッグレストアセンブリを支持するス
    テップをさらに有、該レッグレストアセンブリの該動
    作が、上記シートアセンブリの上記リクライニング動作
    から独立している請求項記載の方法。
  5. 【請求項5】 上記サイドフレーム部材間への取り付け
    の前に、上記アクチュエーションメカニズムの上記第1
    シャフト及び第2シャフトにパンタグラフリンク及びオ
    ーバーセンターリンクを組み付けるステップをさらに有
    する請求項記載の方法。
  6. 【請求項6】 固定ベースアセンブリを設けるステップ
    と、 該固定ベースアセンブリに対しての上記チェアフレーム
    の揺動動作を可能にするように、該固定ベースアセンブ
    リに上記堅固なチェアフレームを相互連結するステップ
    とをさらに有、 該揺動動作上記シートアセンブリの上記リクライニン
    グ動作から独立している請求項記載の方法。
  7. 【請求項7】 上記ドライブロッドが上記第2位置にあ
    るとき上記チェアフレームを後方傾斜位置に解放可能に
    ロックするために、上記ベースアセンブリと上記チェア
    フレームとの間にロック手段を相互連結させるステップ
    をさらに有、 上記ドライブロッドが上記第1位置にあるとき、該ロッ
    ク手段が上記揺動動作を可能ならしめる請求項記載の
    方法。
  8. 【請求項8】 一対のサイドフレーム部材と、 該サイドフレーム部材間に横方向に延びるサポートシャ
    フトと、 該サイドフレーム部材間に横方向に延びるドライブロッ
    ドと、 該サポートシャフトから吊されて、該ドライブロッドに
    結合されるレッグレストアセンブリと、 シートと、取り外し可能なシートバックと、該サイドフ
    レーム部材に該シート及びシートバック旋回可能に相
    互連結するためのスイングリンク手段とを有するシート
    アセンブリと、 該シートアセンブリのリクライニング動作に応じて該サ
    ポートシャフトに対しての該シートの長手方向動作を案
    内し制限するためのガイド手段と、 該ドライブロッドが該第1位置に在るとき該収縮位置に
    該レッグレストアセンブリを付勢保持すると共に、該ド
    ライブロッドが該第2位置に在るとき該伸展位置方向に
    該レッグレストアセンブリを付勢駆動するために、該ド
    ライブロッドに該レッグレストアセンブリを結合するリ
    ンク手段と、 該着座者が該ドライブロッドを該第1位置と第2位置と
    の間で選択的に動かすことを可能にするための手段と から成るリクライニング可能なシーティングユニットで
    あって、 該ドライブロッドが、該レッグレストアセンブリが収縮
    位置に解放可能に保持される第1位置と、該レッグレス
    トアセンブリが伸展位置方向に移動可能な第2位置との
    間で移動可能であり、 該スイングリンク手段が、着座者によって該シートバッ
    クに加えられる圧力に応じて直立位置とリクライニング
    位置との間で該シートアセンブリのリクライニング動作
    を可能にする、リクライニング可能なシーティングユニ
    ット。
  9. 【請求項9】 上記サポートシャフトの両端部が上記サ
    イドフレーム部材に形成された整列可能な第1の孔の組
    の中に着座し、上記ドライブロッドの両端部が上記サイ
    ドフレーム部材に形成された整列可能な第2の孔の組の
    中に着座する請求項記載のリクライニング可能なシー
    ティングユニット。
  10. 【請求項10】 上記スイングリンク手段が、上記サイ
    ドフレーム部材に形成された整列可能な第3の孔の組へ
    固定された一対の後部スイングリンクを有し、上記レッ
    グレストアセンブリが、フレームボードとパンタグラフ
    リンク手段とを有し、該パンタグラフリンク手段が、上
    記ドライブロッドの選択的回転に応じて該レッグレスト
    フレームボードを収縮位置と伸展位置との間で移動する
    ために、上記サポートシャフトに回転可能に吊され上記
    ドライブロッドに駆動結合される請求項記載のリクラ
    イニング可能なシーティングユニット。
  11. 【請求項11】 上記ドライブロッドとサポートシャフ
    トとが直接組み入れられる箱型チェアフレームを区画形
    成するために、一対のクロスフレーム部材が上記サイド
    フレーム部材に結合される請求項10記載のリクライニ
    ング可能なシーティングユニット。
  12. 【請求項12】 上記レッグレストアセンブリが、上記
    ドライブロッドの回転が上記レッグレストアセンブリを
    動かし上記レッグレストアセンブリの移動が上記ドライ
    ブロッドを回転するように、上記ドライブロッドに連結
    されたパンタグラフリンク手段を有し、該リンク手段
    が、上記ドライブロッドに連結されたトグルリンクメカ
    ニズムとばね手段とを有し、該トグルリンクメカニズム
    が、上記ドライブロッドと共に回転するために上記ドラ
    イブロッドに固定されたトグルレバーを有するオーバー
    センター装置であり、該トグルレバーが、上記ドライブ
    ロッドの周部及び上部に沿って曲がるC形状のトグルリ
    ンクの第1レッグに旋回可能に取り付けられ、該トグル
    リンクが第2レッグを有し、該ばね手段が、該トグルリ
    ンクの後方の上記チェアフレームの一部分と該トグルリ
    ンクの該第2レッグとの間に取付られ、このことによ
    り、該ばね手段が、該トグルレバーと該トグルリンクの
    第1レッグとの間の該ピボット接続が上記ドライブロッ
    ドの下方に位置するとき、上記レッグレストアセンブリ
    をその収縮位置の方へ付勢するよう上記ドライブロッド
    に作用し、また、該ばね手段が、該トグルレバーと該ト
    グルリンクの第1レッグとの間の該ピボット接続が上記
    ドライブロッドの上方に回転されるとき、上記レッグレ
    ストアセンブリをその伸展位置に前進させる請求項
    載のリクライニング可能なシーティングユニット。
  13. 【請求項13】 上記サポートシャフトが上記ガイド手
    段に形成された長いスロットを通過して延び、上記ガイ
    ド手段が、上記シートアセンブリのリクライニング動作
    に伴う上記シートの移動を制限するように該長いスロッ
    トが上記スイングリンク手段と協働するように、上記シ
    ートの前方部分に結合される請求項記載のリクライニ
    ング可能なシーティングユニット。
  14. 【請求項14】 上記ガイド手段との摩擦係合のための
    付勢手段が備えられ、これにより、該付勢手段が上記シ
    ートの長手方向への移動に対し所定量の抵抗を与える請
    求項記載のリクライニング可能なシーティングユニッ
    ト。
  15. 【請求項15】 固定ベースアセンブリと、 上記サイドフレーム部材に固定され、該固定ベースアセ
    ンブリに係合する揺動ブロックと、 該固定ベースアセンブリに対して上記チェアフレームが
    独立した揺動動作をすることができるように、該揺動ブ
    ロックの各々と該ベースアセンブリとの間に結合された
    揺動ばね装置と をさらに有する請求項記載のリクライニング可能なシ
    ーティングユニット。
  16. 【請求項16】 上記ドライブロッドが上記第2位置に
    在るとき上記着座者が上記チェアフレームを後方傾斜位
    置に解放可能にロックできるようにするためのロック手
    段をさらに有、 上記ドライブロッドが上記第1方向に在るとき、該ロッ
    ク手段が上記チェアフレームの自由な揺動動作を可能に
    する請求項15記載のリクライニング可能なシーティン
    グユニット。
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