JPH07160871A - 色画像補正方法及びその装置 - Google Patents

色画像補正方法及びその装置

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JPH07160871A
JPH07160871A JP5340394A JP34039493A JPH07160871A JP H07160871 A JPH07160871 A JP H07160871A JP 5340394 A JP5340394 A JP 5340394A JP 34039493 A JP34039493 A JP 34039493A JP H07160871 A JPH07160871 A JP H07160871A
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color
area
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color area
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Mieko Nagashima
三重子 長嶋
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
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  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画像システム又は画像装置における色再現性の
差異を低下させ、適切な色再現を行なうための色画像補
正方法及びその装置を提供する。 【構成】知覚色空間の座標系における色領域を表わす情
報値を入力し、該情報値を、予め設定された色領域によ
り定められる色領域を表わす情報値へ、ファジィ処理を
用いて色成分ごとに対応づけ、この対応づけによって前
記知覚色空間の座標系における色領域を所定の色領域に
変換し、この変換した知覚色空間の座標系における色領
域を表わす情報値を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色画像処理装置間にお
ける色再現性の差異に対して、心理的により近いものと
して感知されるように色再現性の差異を補正する色画像
補正方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー印刷装置、大容量記憶装置
の普及などに伴い、カラーディスプレイの画像をハード
コピーにとって保存したり、大量のカラー印刷物を電子
化して効率よく保存しておき必要な時に必要なものだけ
印刷して利用する等、電子化された色画像情報を利用す
る機会が多くなってきた。
【0003】しかし、同一の色画像情報が与えられた場
合でも、それを入力あるいは出力する装置の色再現に対
する忠実度の違いにより、人間の目には異なった色画像
として感じられる場合が生じていた。
【0004】例えば、製造メーカーが異なるカラープリ
ンタの色再現性はメーカーごとに異なり、また、カラー
ディスプレイとカラープリンタの画像では色情報量の多
少により色再現性に大きな差が感じられていた。
【0005】図26に、一般的なモニタとプリンタにお
ける色再現領域を示す。同図は、CIE1976(国際
照明委員会1976年勧告、以下「CIE勧告」とい
う。)のL***表色系で規定されている彩度C*に対
する明度L*をプロットした図である。なお、C*は次式
で与えられる。
【0006】
【数1】
【0007】同図に示すように、両者の色再現領域には
著しい差が見られる。
【0008】図27には、モニタとプリンタのL**
*表色系における座標が示されている。プリンタはモニ
タと比べて色再現領域が狭く、且つ色再現領域の位置の
ずれが生じている。
【0009】一般的に、出力可能な色領域は、出力装置
ごとに異なっており、互いに異なる色再現領域を持つ出
力装置間で、色画像データの変換を行なう場合にはなん
らかの形で色領域の再配置が行なわれている。
【0010】例えば、人間が心理的な意味を感じる部分
色領域(例えば、空の色として認知される青色やレモン
の色として認知される黄色など)が、図28のように分
布しているとすると、画像データの交換を行なった場合
にこれらの範囲内の色が交換後もこれらの範囲内に写像
される事が望ましいが、実際には、機械的に色情報の交
換を行なった場合、図29あるいは図30のように図2
8に示す部分色領域以外の領域に写像される場合があ
る。
【0011】図29に示すモニタ画像情報からプリンタ
画像情報への色画像データの交換では、プリンタ画像情
報の色再現領域が狭いため写像後の部分色領域A’が一
部欠けてしまう。図30に示す、図29と逆方向の色画
像データの交換では、写像後の部分色領域A”にズレが
生じてしまう。
【0012】このような色情報の再配置を行なう際に、
色再現領域の差異や位置ずれが十分に補正されない場合
には、人は心理的違和感を覚える場合がある。
【0013】また、従来において、カラーハードコピー
の色調整などの目的に特定の色のみを変化させる、色知
覚空間におけるカラー画像の選択的色調整方式が開示さ
れている(画像電子学会誌、第18巻、第15号)。こ
の従来例においては、色相調整の際、色調整したい対象
領域以外にも画像全体の色調が一様に変化を起こすこと
を回避するために、特定の色のみを変化させるようにし
ている。
【0014】図31は、上記の従来例を示すブロック図
である。対象となる色領域と、色の調整方向及び調整量
の指定にはL***空間での極座標のH*ab,L*,C*
ab座標系を用いている。調整の対象となる色領域に
は、メンバーシップ関数を用いて色指定を行なうと共
に、色調整量もメンバーシップ関数を用いて重みづけを
している。これにより、色空間の連続性を考慮した色領
域の抽出が行なわれる。
【0015】そして、予め、色空間の代表格子点につい
て選択的色調整φCと色修正φMの処理を施した3次元
のルックアップテーブルを作成し、このルックアップテ
ーブルに基づいて色空間格子点の補間を行ない画像を作
成している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、同じ
種類の画像装置でも機種が異なると色再現性に差異が生
じ、また、カラーディスプレイ、カラープリンタ、カラ
ーイメージスキャナ等画像装置ごとに色再現の可能な範
囲である色再現領域は異なっており、希望する色再現性
を得るために色調整が必要であった。
【0017】上記従来例の色調整においては、種々な処
理を施したルックアップテーブルを用いて演算処理を行
なっているため、処理に費やす時間が掛かり処理時間を
短縮することが困難である。また、メンバーシップ関数
を用いているが、これは、調整の対象となる色領域の色
空間の連続性を確保するためにのみ用いられており、画
像全体の色補正にメンバーシップ関数をどのように用い
るかに関しては言及されていない。
【0018】また、従来においては、色再現領域の差異
や位置ずれの問題を解消するために、色再現領域の不一
致部分の切り落し、又は圧縮等が行なわれていた。しか
し、このような方法では彩度や色度のずれを却って招く
結果となっていた。
【0019】したがって、本発明は、画像システム又は
画像装置における色再現性の差異を低下させ、適切な色
再現を行なうための色画像補正方法及びその装置を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における色画像補正方法においては、知覚色
空間の座標系における色領域を表わす情報値を入力し、
該情報値を、予め設定された色領域により定められる色
領域を表わす情報値へ、第1のファジィ処理を用いて色
成分ごとに対応づけ、この対応づけによって前記知覚色
空間の座標系における色領域を所定の色領域である変換
色領域に変換し、この変換した知覚色空間の座標系にお
ける色領域を表わす情報値を出力する。
【0021】また、入力信号が画像信号である場合に
は、入力された画像信号を、第2のファジィ処理を用い
て知覚色空間の座標系における色領域を表わす情報値に
変換し、該情報値を、請求項1に記載された手順に従っ
て変換し、この変換した情報値を第3のファジィ処理を
用いて画像信号に変換して出力することが好ましい。
【0022】そして、前記変換色領域における変換は次
のように為されることが好ましい。すなわち、それぞれ
予め設定された入力装置の再現色領域と出力装置の再現
色領域とを比較して、その差分の色領域を抽出し、予め
設定された複数の記憶色に基づいて前記差分の色領域を
色成分ごとに複数の部分色領域に分割し、且つ前記入力
装置の再現色領域と前記出力装置の再現色領域のいずれ
か一方の狭い方の色領域である狭色領域も同様に該記憶
色に基づいて色成分ごとに複数の部分色領域に分割し、
前記差分の色領域における前記部分色領域を表わす情報
値を、入力信号の色領域に応じて、前記狭色領域におけ
る前記部分色領域を表わす情報値へ、前記第1のファジ
ィ処理を用いて対応づけるマッピング処理をすることに
より為される。
【0023】さらに、前記差分の色領域を抽出する際
に、第4のファジィ処理を用いて抽出することが好まし
く、また、前記第1ないし第4の各ファジィ処理は、フ
ァジィフィルタ演算処理、ニューラルネットワーク演算
処理、及びファジィ連想記憶演算処理から成る群のうち
少なくともいずれか一を用いることが好ましく、また、
前記知覚色空間が、国際照明委員会で勧告された均等知
覚色空間であり、あるいは、前記知覚色空間は、国際照
明委員会で勧告されたXYZ表色系であることが好まし
い。また、入出力信号の変換における、画像信号から知
覚色空間への変換、あるいは知覚色空間から画像信号へ
の変換の少なくともいずれか一の変換にファジィ処理を
用いる。
【0024】また、上記目的を達成するために、本発明
における色画像補正装置においては、知覚色空間の座標
系における色領域を表わす情報値を入力し、該情報値
を、予め設定された色領域により定められる色領域を表
わす情報値へ、第1のファジィ処理手段を用いて色成分
ごとに対応づけることによって、前記知覚色空間の座標
系における色領域を所定の色領域である変換色領域に変
換し、この変換した知覚色空間の座標系における色領域
を表わす情報値を出力する色領域変換手段を、備えるこ
とを特徴とする色画像補正装置を提供する。
【0025】そして、本発明の色画像補正装置に入力さ
れる信号が、知覚色空間の座標系における色領域を表わ
す情報値以外の信号である場合には、入力された画像信
号を、知覚色空間の座標系における色領域を表わす情報
値に変換するための第2のファジィ処理手段を用いた入
力変換手段と、前記色領域変換手段と、該色領域変換手
段から出力された情報値を、第3のファジィ処理手段を
用いて画像信号に変換して出力する出力変換手段と、を
備えることが好ましい。
【0026】また、前記色領域変換手段が、それぞれ予
め設定された入力装置の再現色領域と出力装置の再現色
領域とを比較し、その差分の色領域を抽出する抽出手段
と、予め設定された複数の記憶色に基づいて前記差分の
色領域を色成分ごとに複数の部分色領域に分割し、且つ
前記入力装置の再現色領域と前記出力装置の再現色領域
のいずれか一方の狭い方の色領域である狭色領域も同様
に該記憶色に基づいて色成分ごとに複数の部分色領域に
分割する判別手段と、前記差分の色領域における前記部
分色領域を表わす情報値を、入力信号の色領域に応じ
て、前記狭色領域における前記部分色領域を表わす情報
値へ、前記第1のファジィ処理手段を用いて対応づける
ことにより所定の色領域である前記変換色領域を表わす
情報値に変換するマッピング手段と、を含むことが好ま
しい。
【0027】さらに、前記抽出手段が、前記差分の色領
域を第4のファジィ処理手段によって抽出することが好
ましく、また、前記第1ないし第4の各ファジィ処理手
段が、ファジィフィルタ演算処理、ニューラルネットワ
ーク演算処理、及びファジィ連想記憶演算処理から成る
群のうち少なくともいずれか一であることが好ましい。
また、画像信号から知覚色空間への変換、あるいはこの
逆の知覚色空間から画像信号への変換における変換手段
に、ファジィ処理手段を含む。
【0028】また、前記知覚色空間が、国際照明委員会
で勧告された均等知覚色空間あるいはXYZ表色系であ
ること、また、前記色画像補正装置が色画像処理用シス
テムに組み入れられること、さらに、本発明における色
画像補正装置が組み入れられた、色画像処理用システム
の全体の制御がファジィ処理で行なわれること、また、
前記色画像補正装置が色画像処理を行なう装置に内蔵さ
れることが好ましい。
【0029】
【作用】本発明においては、各種の画像装置における色
再現領域に相違があった場合でも、人間の眼には周囲の
色との関係により似たような色に心理的に見えることを
利用し、異なる色再現領域を持つ画像装置間において
も、人間の感覚上より近い画像として再現できるように
色領域を変換することによって色情報を補正している。
【0030】本発明における色画像補正方法及びその装
置においては、知覚色空間の座標系における色領域を表
わす情報値として、例えば、色彩計や色差計等の分光測
色計から出力されたXYZ表色系又はL***表色系
の情報値を入力し、第1のファジィ処理を用いて色領域
内の各色成分の情報値へ対応づけ色領域の変換を行な
い、信号の変換及び処理にファジィ処理を用いることに
より人間の感覚により近い色領域の変換ができる(請求
項1、9)。
【0031】画像装置間で入出力される画像信号には、
一般的に、映像機器に用いられるRGB(レッド、グリ
ーン、ブルー)信号、印刷装置に用いられるYMC(イ
エロー、マゼンダ、シアン)信号、又はYMC[K]
(イエロー、マゼンダ、シアン、黒)信号がある。これ
らの画像信号を本発明における色画像補正装置に入力す
る時には、第3のファジィ処理を適用して画像信号の値
を知覚色空間の値に変換し、本発明における信号処理を
行なうための好ましい情報値に変換している(請求項
2、10)。
【0032】そして、入力信号の色領域を複数の部分色
領域に分割し、一の部分色領域に含まれる一又は複数の
代表点を、予め設定された別の部分色領域の代表点に対
応づけるマッピング処理を行ない、これによって、入力
された情報値又は画像信号の部分色領域の範囲は拡大あ
るいは縮小され、また位置のずれが補正され、部分色領
域ごとに違和感のない写像が行なわれる。それぞれの部
分色領域が変換されることにより、全体の色再現領域の
補正が行なわれ、画像装置間に生じていた色再現性の差
異が低下される(請求項3、11)。
【0033】さらに、請求項3及び10においては、色
領域を部分色領域に分割する際に記憶色に基づいて分割
している。例えば、空の色として認知され得る青色は各
人によって異なるが、各人の記憶している空色は、ある
広がりをもった領域内に分布することが確かめられてい
る。この一つのまとまりを持った記憶色を用いて部分色
領域に分割しているので、人の感覚に近い分割が可能と
なる。
【0034】また、マッピング処理において、予め設定
された入力装置再現色領域と出力装置再現色領域との差
分の色領域に含まれる情報値を用いて写像を行なってい
るため、少ない処理回数で色領域の十分な補正が達成さ
れる。差分の色領域の抽出にはファジィ処理を用い、メ
ンバーシップ関数を求めファジィルールに従って抽出す
ることができる(請求項4、12)。
【0035】本発明では、第1のファジィ処理におい
て、好適には、ファジィフィルタ演算、ニューラルネッ
トワーク演算、ファジィ連想記憶演算、あるいはこれら
の組合せ、例えば、ファジィフィルタとニューラルネッ
トワークの組合せによる演算が用いられる。第1〜第4
のファジィ処理は同一の種類のファジィ演算であっても
よく、また、それぞれ異なる種類のファジィ演算であっ
てもよい(請求項5、13)。また、入出力変換手段に
おける、画像信号から知覚色空間への変換、あるいは知
覚色空間から画像信号への変換に、従来はルックアップ
テーブルによる変換又はマトリクスによる多項式近似演
算をおこなっていたが、本発明においては、上記第1〜
第4のファジィ処理と同様のファジィ処理を用いること
により、演算処理時間の短縮及び変換精度の向上を図る
ことが可能となる(請求項6、14)。
【0036】そして、知覚色空間は、好適にはCIEで
勧告されたL*a*b*表色系又はL*u*v*表色系、ある
いは、XYZ表色系が用いられる(請求項7、8、1
5、16)。
【0037】本発明における色画像補正装置は、色画像
処理用システムに組み入れられて入出力装置間のインタ
ーフェース装置として用いることもでき(請求項1
7)、また、例えば、プリンター装置内に本発明による
色画像補正装置が内蔵されるような構成にしても上述の
作用は達成される(請求項19)。さらに、本発明の色
画像補正装置が組み入れられた色画像処理用システムの
全体をファジィで制御することにより、演算処理時間を
短縮することができる(請求項18)。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明を行な
う。
【0039】図1は、本発明における、ファジィ処理を
適用した色画像補正のブロック図である。同図におい
て、本発明の色画像補正装置に入力される信号は、画像
信号又知覚色空間の座標系の色領域を表わす情報値であ
る。画像信号として例えばRGB信号は入力インターフ
ェース11を通って入力変換手段1に入力され、入力変
換手段1では、RGB信号は知覚色空間の座標系の色領
域を表わす情報値に変換され、例えば、CIE勧告によ
る均等知覚空間の座標系であるL*a*b*表色系の色領
域に変換され、変換された情報値は色領域変換手段6に
出力される。一方、知覚色空間の座標系の色領域を表わ
す情報値、例えば、L*a*b*表色系の情報値は、入力
インターフェース12を通って色領域変換手段6に入力
される。
【0040】入力変換手段1では第2のファジィ処理が
行なわれ、入力されたRGB信号のメンバーシップ関数
を求めファジィルールに従ってL*a*b*表色系の色領
域へと変換が行なわれる。
【0041】図2は、本発明で用いられるファジィ処理
の一実施例である。同図において、メンバーシップ演算
1〜nで用いられるデータ値は、階層型ニューラルネッ
トワークによって更新されデータ値の置き換えが行なわ
れる。ルール処理部ではファジィ連想記憶処理手段によ
りファジィルールの有効・無効が判別されファジィ推論
を行なうファジィフィルタが構成される。各部分の詳細
な作用については後述する。
【0042】L*a*b*表色系で表わされる色領域情報
値L、a、b値は、色領域変換手段6に入力される。色領
域変換手段6は、抽出手段2、判別手段3、及びマッピ
ング手段4から構成される。
【0043】抽出手段2では、入力装置ごとに予め設定
されたL*a*b*表色系の色領域14を表わす情報値
と、同じく出力装置ごとに予め設定されたL*a*b*表
色系の色領域15を表わす情報値とが比較され、広い方
の色領域であって狭い方の色領域に属さずはみ出した部
分の色領域、すなわち差分の色領域が、第4のファジィ
処理を用いて抽出手段16によって抽出される。なお、
入力装置再現色領域14と出力装置再現色領域15で
は、外部から印加された制御信号によって、本装置に接
続された入出力装置に対応する色領域が予め選択される
ことが好ましい。
【0044】差分の色領域の情報値は判別手段3に入力
される。差分の色領域は、予め設定された複数の記憶色
17に基づいて、部分色領域抽出手段18によって色成
分ごとに例えば10数の部分色領域に分割される。そし
て、この各部分色領域における一又は複数の代表点
(A)の情報値が記憶手段19に格納される。
【0045】また一方、入力装置再現色領域14と出力
装置再現色領域15のうち、いずれか一方の狭い色領域
である狭色領域も、同様に、記憶色17に基づいて色成
分ごとに複数の部分色領域に分割され、この各部分色領
域の一又は複数の代表点(B)の情報値が記憶手段22
に格納される。
【0046】各代表点(A)及び(B)はマッピング手
段4に入力される。マッピング手段4では、本装置に入
力された信号の色領域の中で差分の色領域内に属する部
分における各代表点(A)を、前記狭色領域の各代表点
(B)へ、色成分ごとに第1のファジィ処理を用いて1
対1に対応づけるマッピッグ処理を行っている。
【0047】入力装置再現色領域14と出力装置再現色
領域15によって、差分の色領域は入出力装置ごとに予
め設定されるので、入力信号の色領域の中で差分の色領
域内に属する部分の各代表点(A)をマッピング処理す
ることによって、入力信号における差分の色領域の各部
分色領域が、前記狭色領域の各部分色領域に写像され、
色再現領域が補正される。
【0048】補正された色再現領域の色領域情報値L'、
a'、b'値は、出力変換手段5に入力され、第3のファ
ジィ処理が施され画像信号のRGB信号に変換され、出
力インターフェース24を通して出力される。一方、L
*a*b*表色系の信号を出力する場合には、色領域情報
値L'、a'、b'値は、出力変換手段5に入力されずに出
力インターフェース25を通して出力される。
【0049】図3に、入力画像の部分色領域、予め設定
された部分色領域、及び本発明によって補正された出力
の部分色領域のL*a*b*表色系における色領域を示
す。
【0050】それぞれ予め設定された入力装置再現色領
域14と出力装置再現色領域15とのいずれか一方の狭
い色領域に対して、はみ出した色領域の色成分による補
正が為される。このため、入力装置再現色領域14が出
力装置再現色領域15より狭い場合には、入力装置再現
色領域14が補正され、一方、入力装置再現色領域14
が広い場合には出力装置再現色領域15が補正され、ど
ちらの色領域が出力されるか一定していないように思わ
れるが、一般的に、カラーモニタは色領域が広くカラー
プリンタは色領域が狭いため、各入出力画像装置ごとに
予め設定する色領域を変えることによって出力される色
領域を定めることができ、色再現性を一定に保つことが
可能となる。
【0051】図4(A)は、本発明の実施例で用いられ
るファジィフィルタ方式の動作説明図である。ファジィ
フィルタを構成する際には、まず、ファジィフィルタの
入力となる観測値及び出力となる値のそれぞれ全てに対
し、図3(B)のように幾つかのメンバーシップ関数を
作成する。実施例では、入出力値は、RGB、YMC、
L*a*b*あるいはXYZのいずれかの信号の値とな
る。
【0052】図4(B)では、5つのメンバーシップ関
数が定義されており、それぞれμ0からμ4までの名称が
与えられている。これらのメンバーシップ関数の中で、
入力となる変数上に定義された入力値は、特定の観測値
Xiが与えられると縦軸の[0,1]の閉区間上に属す
るグレード値が演算される。これらは、例えばμ0(1
52)、μ1(152)などと表記される。
【0053】次に、これらのメンバーシップ関数を用い
て、フィルタ処理を行なわせる場合の変換規則を作成す
る。これを次式のような形式を持つプロダクションルー
ルとして記述する。
【0054】
【数2】
【0055】ここで、x0、x1、x2はファジィフィル
タの入力変数、y0、y1、y2は、ファジィフィルタの
出力変数、i、j、k、l、m、nはメンバーシップ関
数の識別子である。
【0056】実際のシステムでは、このような形式のプ
ロダクションルールが複数使用される。この形式で記述
されたルールの内、キーワードIFからキーワードTH
ENまでの間に記述されている部分をルールの条件部、
キーワードTHEN以降の部分をルールの結論部と呼
び、実際のルールの処理手順においては、ルール条件部
の処理の目的は、次式で求められるルールの発火の度合
αを求めることである。
【0057】
【数3】
【0058】また、ルール結論部の処理については、上
式で求められたαを用いて、結論部に記載されているメ
ンバーシップ関数から、次式に定義されるy0、y1、y
2の重心値G0、G1、G2を求める事で完了される。
【0059】
【数4】
【0060】
【数5】
【0061】
【数6】
【0062】ここで、rはプロダクションルールの識別
番号であり、Rはプロダクションルールの総数である。
また、「・」は、ファジィ論理でいうところのtノルム
またはsノルム演算であり、通常はMIN演算、または
算術積が利用される。Σ演算についても、通常は、算術
和演算の繰り返しを意味するが、MAX演算の繰り返し
を使用しても良い。以上の操作を簡単に図示してみる
と、図4(A)のようになる。
【0063】次に、本実施例で用いられるマッピング処
理に、例えばファジィフィルタ方式を用いる場合には、
以下のような手順で行なわれる。
【0064】第1の手順として、前記差分の色領域にお
ける部分色領域B1を、例えば、空の色として認知され
る青などの記憶色に基づいて設定すると共に、各部分色
領域の代表点をそれぞれ定める。各部分色領域における
代表点は一つでも複数でもよい。
【0065】そして、モニター装置とプリンタ装置間、
あるいは、各プリンタ装置間など、各種の出力装置間に
存在する色再現性の差異を低下することができるよう、
各出力装置に対応した前記狭色領域における部分色領域
B2も同様に記憶色に基づいて設定し、各部分色領域の
代表点を定める。
【0066】図5に、この部分色領域と代表点を示す。
このように、全ての部分色領域を組み合わせ入出力装置
の全色領域を部分色領域で覆う。
【0067】これらの色代表点のデータは、差分の色領
域の部分色領域B1の代表点を3次元ベクトルVIi
(LIi,aIi,bIi)、狭色領域の部分色領域B2の代
表点をVOi=(LOi,aOi,bOi)と設定しておく。こ
こで、i=0〜imaxであり、imaxはサンプルと
なる代表点の総数である。
【0068】第2の手順として、上記VIi及びVOiでの
ベクトルを構成するスカラー値(例えば、lIiなど)を
個別に集め区分けを行うと図6のようになり、このスカ
ラー値を基に図7(A)、(B)のようにメンバーシッ
プ関数を構築する。図7(A)は三角形の場合を示し、
図7(B)は釣鐘形の場合を示している。そして、この
メンバーシップ関数をμIi(L)と定める。
【0069】ここで、入力側がスキャナーで出力側がプ
リンタのときは、出力側のプリンタの色領域が狭くな
り、逆に、入力側がスキャナーで出力側がモニタのとき
は、入力側のスキャナーの色領域が狭くなる。本実施例
では、出力側が狭い方の色領域であるとしてこの部分色
領域B2の各代表点をVOiとする。また、抽出手段2で
抽出された差分の色領域に含まれる部分色領域B1の各
代表点をVIiとする。
【0070】第3の手順として、上記のメンバーシップ
関数から次式に示すよう、入力値の色領域の代表点VI
が代表点VIiに含まれたなら、出力値VOを代表点VOi
とする、imax個のプロダクションルールを作成す
る。
【0071】 IF VI IS VIi THEN VO IS VOi
【0072】第4の手順として、上記のプロダクション
ルールを前記ファジィフィルタ方式の項のところで説明
した演算処理を行うことによって、図8に示す色情報の
再配置処理が実現できる。図8(A)は入力装置におけ
る画像の色領域を示し、図8(B)は出力装置にて再配
置された色領域を示している。
【0073】以下に、本発明で実施可能なニューロ処理
及びファジィとニューロを組み合わせた処理について説
明する。
【0074】図9は、階層型ニューラルネットワーク方
式であり、図10に、基本となるニューラルネットワー
クの構成を示す。基本的なニューラルネットワークは、
図10において丸い図形で描かれている単純化された脳
神経細胞にあたる構成要素(Processing Element、略し
て以下「PE」という。)と、各PEを結ぶ情報の伝達
経路とから構成される。
【0075】それぞれのPEや、情報の伝達経路は、一
般的に、それぞれ図11及び図12のようにモデル化す
ることができる。PEは、幾つかの伝達経路を通じて入
力した信号の総和を予め決められた伝達関数を用いて加
工し、幾つかの伝達経路に単一の値を出力する。この
時、応用関数として、良く用いられるものとして、図1
3(a)のような閾値関数や、図13(b)のようなシ
グモイド関数が用いられる。また、この他にも、確率モ
デルや、非線形モデルの一種であるカオスモデルなどを
利用してもよい。なお、シグモイド関数f(x)は、次式
で与えられる。式中u0は定数である。
【0076】
【数7】
【0077】一方、情報の伝達経路の振舞いであるが、
これは、入力側で受け取った信号(しばしば[0,1]
区間に含まれるある値)を、予め、それぞれの伝達経路
ごとに用いられた係数(通常は重みと呼ばれる事が多
い)を乗じて出力側に接続されているPEへと送りだ
す。
【0078】ニューラルネットワークでは、「ニューラ
ルネットワークの学習」という演算処理がよく用いられ
る。これは、当初、どのようにニューラルネットワーク
の初期状態を決めればよいのかが分からない場合に、幾
つかのサンプルデータを与えて、ニューラルネットワー
クの振舞いを、より好ましい状態に調整する事であり、
現実には、PE間の情報伝達路に与えられた係数を調整
することで実現される。本発明においては、RGB、Y
MCK、L***などの情報を学習するための学習デ
ータとして利用する。
【0079】このニューラルネットワークの学習アルゴ
リズムは、利用するニューラルネットワークのモデルご
とに異なっているが、大きな分類としては、教師付きの
学習アルゴリズムと、教師なしのアルゴリズムがある。
ニューラルネットワークが学習を行なう場合には、より
良い状態に変化して行くために、一定の評価基準が必要
となるが、これを学習を行なうごとに与えるのが教師付
きの学習であり、予め、評価の基準をニューラルネット
ワーク自身に持たせておいて、外部からの評価信号をい
ちいち与えない方法は、教師なしの学習方法と呼ばれ
る。
【0080】教師付きの学習アルゴリズムとしてバック
プロパゲーションを、教師なしの学習アルゴリズムとし
て競合学習アルゴリズムを以下に示す。
【0081】階層型ニューラルネットワークは、パーセ
プトロン型、あるいは、ローゼンブラット型ニューラル
ネットワークとも呼ばれ、ニューラルネットワークで用
いられる学習アルゴリズムの名称である。バックプロパ
ゲーションという名称で呼ばれることもある。
【0082】学習アルゴリズムを含むタイプのニューラ
ルネットワークとして、図14にローゼンブラット型ニ
ューラルネットワークを示す。同図に示すように階層型
の構造になっており、入力層で、なんらかの信号を外界
から取り入れ、それらを順次、中間層、出力層へと伝え
て行き、最後に出力層から、外界へ何等かの情報を出力
する、つまり、一種のフィルタのような動作を行なう。
図14では、中間層は、ただ1層しかないかのように描
かれているが、実際には必要に応じて、複数の中間層を
任意に利用することができる。
【0083】各処理層での各PEの動作は、第i層の第
j番目のPEの出力値をpijとするとシグモイド関数f
は、次の式で与えられる。
【0084】
【数8】
【0085】ここで、i=0つまり、入力層のPEの出
力値を求める場合には、Pi-1jとして、外部からの与え
られた入力値を用いる。
【0086】そして、ニューラルネットワークの学習に
用いられるアルゴリズムとしては、与えられた教師デー
タを基に、ニューラルネットワークの動作を調整して行
く教師付きの学習アルゴリズムが一般に利用されてい
る。これは、バックプロパゲーションと呼ばれており、
その処理手順を以下に示す。
【0087】第1の手順として、適当な方法(乱数な
ど)でニューラルネットワークの結合係数を初期化して
おく。
【0088】第2の手順として、上式(8)に示される
式に従って、サンプル入力データを入力した場合の出力
値を計算する。第3の手順として、手順2で計算した出
力値の値と教師データとして与えられた出力値のサンプ
ルデータから、出力層の各PEから中間層への結合経路
への誤差を計算する。この計算式を次に示す。
【0089】
【数9】
【0090】ここで、Piは出力層の各PEの出力値、
iは外部から与えられた教師信号である。u0は、シグ
モイド関数を定義する際に与えられる定数である。
【0091】第4の手順として、手順2で計算した中間
層の値と手順3で計算した出力層の各PEの誤差から、
中間層の各PEから入力層への結合経路への誤差を計算
する。これを次式に示す。
【0092】
【数10】
【0093】第5の手順として、手順3と手順4で求め
た各PEごとの誤差を用いてPE間の経路の係数を修正
する。これを次の演算式に示す。ここで、αは、学習定
数と呼ばれる任意の定数である。
【0094】
【数11】
【0095】
【数12】
【0096】第6の手順として、必要な回数だけこれま
での手順を繰り返す。
【0097】次に、競合学習について説明する。競合学
習を用いたニューラルネットワークは、前記ローゼンブ
ラット型のニューラルネットワークとは異なり、教師信
号を利用しない学習を行うニューラルネットワークであ
る。図15に、入力層1つ出力層1つの2層からなるモ
デルを示す。
【0098】このタイプのニューラルネットワークで
は、入力に与えられた信号に対して、何かしらの値を加
工して出力層に信号を出力するローゼンブラット型のニ
ューラルネットワークとは異なり、入出力層間に存在す
る情報の伝達経路を入出力信号が存在するベクトル空間
の一点を指すベクトルであると捉えられ、与えられた学
習データに最も近い位置に存在しているベクトルを、よ
り近いベクトルへと書き換えを行なう。
【0099】この結果、このタイプのニューラルネット
ワークに十分な学習を行なわせると、より多くのサンプ
ルデータベクトルが集中しているベクトル空間の近傍に
ニューラルネットワークのベクトルが集中するようにな
り、出力層の各PEが、サンプルデータに即してベクト
ル空間の分割を行なう。
【0100】この方式による学習アルゴリズムには、幾
つかの変形があるが、ここでは、UCL方式(Unsuperv
ised Competitive Learning),SCL方式(Supervise
dCompetitive Learning),DCL方式(Differential C
ompetitive Learning)を用いた場合の手順を示す。以
下の説明の中で、tは時間、mは入出力層間のベクト
ル、xはサンプルデータ、x(t)は入力層ベクトルの
PEの発火度、y(t)は出力層ベクトルのPEの発火
度である。
【0101】第1の手順として、mi(0)=x(i)
などとして、初期化を行なう。第2の手順として、次式
に従って、mj(t)を持つ勝者PEを探す。
【0102】
【数13】
【0103】第3の手順として、勝者PEのベクトルm
j(t)をUCL、SCL、DCLのいずれかの方式に
したがって更新する。第4の手順として、以上の操作を
サンプルデータを全て読み終わるまで繰り返す。
【0104】手順3にてmj(t)を更新してmj(t+
1)を求める場合に、UCL方式を用いると次式に示す
ようになる。
【0105】
【数14】
【0106】その他のベクトルは更新しない。
【0107】また、mi(t+1)は、mi(t+1)=
i(t)となる。
【0108】SCL方式を用いると次のようになる。
【0109】
【数15】
【0110】その他のベクトルは更新しない。
【0111】また、mi(t+1)は、mi(t+1)=
i(t)となる。
【0112】DCL方式を用いると次のようになる。
【0113】
【数16】
【0114】その他のベクトルは更新しない。
【0115】また、mi(t+1)は、mi(t+1)=
i(t)となる。
【0116】上記の式の中で、未定義の記号及び関数は
以下のようになっている。
【0117】
【数17】
【0118】
【数18】
【0119】
【数19】
【0120】
【数20】
【0121】
【数21】
【0122】
【数22】
【0123】
【数23】
【0124】図16〜図21は、ファジィ・フィルタ方
式と階層型ニューラルネットワーク方式を組み合わせた
ニューロ・ファジィ方式である。
【0125】図16は、前件部メンバーシップ関数をニ
ューラルネットワークを用いて計算させる方式である。
【0126】同図において、前述のバックプロパゲーシ
ョン法を用いてニューラルネットワークを構成した場
合、例えば、特定の値xで1を出力し、その他の場合に
は0を出力するような出力層を得るよう学習を行なわせ
ると、実際には、図17のように、値xの近傍で、1に
近い値を出力として示す。この分布をファジィフィルタ
に於る推論の条件部演算に於るμ(x)の代用として用
いるのが、図16に示すニューラルネットワークとファ
ジィフィルタの組み合わせ方式である。
【0127】図18は、ファジィ・フィルタへの入力情
報をニューラルネットワークを用いて予め補正する方式
である。図19は、ファジィ・フィルタの出力情報とニ
ューラルネットワークの出力情報とを組合せて用いる方
式である。図20は、ファジィ・フィルタの出力情報を
ニューラルネットワークに入力することで、ファジィ・
フィルタの出力した情報を補正する方式である。
【0128】図21は、ファジィ連想記憶方式を示すブ
ロック図である。競合学習方式によって学習を終了した
ニューラルネットワークの競合層に含まれるPEは、入
力層に配置されたPEとの結合部分に有意なベクトルを
保持する。
【0129】これらのベクトルをファジィルールの組み
合わせを表すルールマトリックス上に配置すると図22
のようになる。同図における黒丸は、競合層のニューラ
ルネットワークのREの持つベクトル位置を示し、斜線
部がルールマトリックス上の有効とみなされる領域であ
る。
【0130】図22のように、特に重要な情報が多く学
習データに含まれていた領域にベクトルが集中するの
で、その部分のルールマトリックスに相当するファジィ
ルールを有効にし、その他のファジィルールを無効にす
る事で、有効なファジィ推論を行うファジィフィルタを
構成する事ができる。これが図21に示すファジィ連想
記憶方式によるファジィフィルタの構成である。図21
に示すファジィ連想記憶方式によるファジィフィルタの
ルールとルールマトリックスの関係は図23のようにな
る。
【0131】なお、本発明の実施例における入力画像信
号は、RGB信号の以外にもYMC[K]信号でもよ
く、又、入力画像信号と出力画像信号の種類は同一でも
異っていてもよい。そしてまた、RGB信号のほかに色
差信号を用いても同じように構成することができる。
【0132】また、抽出手段2において差分の領域を求
めるためにファジィ処理を用いて行なうことも可能であ
る。また、第1〜第4のファジィ処理は、同一のファジ
ィ処理でもそれぞれ異なるファジィ処理でもよい。
【0133】また、本発明における色画像補正装置の用
途は、画像関係のシステムの一部に組み入れて利用して
も良いし、また、各種の画像機器に内蔵されても良い。
【0134】例えば、画像処理システム、図形処理シス
テム、CAD/CAMシステム、ワークステーション、
印刷システム、衣服設計製造におけるコンピュータシス
テム、アパレルシステム、等のシステムに組み入れられ
ても良い。また、例えば、プリンター、プロッター、デ
ィスプレイ、等の出力装置、また、スキャナー、CCD
カメラ、等の入力装置、その他、フォトCD、複写機、
電子画像を銀塩写真に変換する装置、等に内蔵して用い
ることも可能である。
【0135】図24に、本発明の色画像補正装置がシス
テムの一部に組み入れられたブロック図を示す。図25
は、本発明の色画像補正装置の応用構成例であり、入出
力装置、補正装置及び記憶装置の組み合わせである。記
憶装置にメモリした信号を補正装置と記憶装置間でやり
取りして出力する。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における色
画像補正方法及びその装置によれば、色再現性の相違が
あった場合でも人間の眼には周囲の色との関係のより、
似たような色に心理的に見えることを利用し、色領域の
変換にファジィ処理を用いて色成分ごとに画像データの
対応づけを行なっている。このため、より人間の感覚に
近い色領域の変換を達成することができる(請求項1、
9)。
【0137】また、ビデオ信号等の画像信号を知覚色空
間の座標系の情報値に変換する機能を備えているので、
各種の信号を入力信号として取り扱うことが可能となり
利用範囲を拡大することができる(請求項2、10)。
【0138】さらに、人間の記憶色に基づいて色領域を
色成分ごとに分割しているので、人の色感覚に近い分割
が為され、この分割された部分色領域が、予め設定され
た部分色領域の近傍に写像されることにより全体の色再
現領域の補正が行なわれる。この結果、さらに人間の感
性に近い色再現を実現でき、色再現性の差異を一段と低
下させることが可能となる(請求項3、11)。
【0139】そして、各種のファジィ演算を組み合わせ
て用いることにより、また、画像信号からCIE勧告の
均等知覚色空間の座標系又はXYZ表色系の座標系の値
へ変換し、又はこの逆に変換して演算処理することによ
り、演算処理時間の短縮化が為されると共に、一層好ま
しい色画像の補正が実現できる(請求項4〜8、12〜
16)。
【0140】また、本発明における色画像補正装置を、
画像装置を含むシステムに組み入れることによりシステ
ム内に存在する色再現性の差異を補正することができる
(請求項17)。さらに、システム全体をファジィ制御
することにより、全体の処理時間を短縮することができ
る(請求項18)。また、各種の画像機器に本発明にお
ける色画像補正装置を内蔵させることにより、画像機器
単体から補正された色信号が出力されるため、色再現性
に対して心理的な違和感を感じることのない画像機器を
提供することができる(請求項19)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明において用いられるファジィ演算処理を
示す説明図である。
【図3】本発明の実施例によって補正された部分色領域
を示す説明図である。
【図4】(A)ファジィフィルタ方式を示す説明図であ
る。 (B)ファジィフィルタ方式のメンバーシップ関数を示
す説明図である。
【図5】マッピング処理をファジィフィルタ方式を用い
て行なう場合の部分色領域と代表点を示す説明図であ
る。
【図6】図5における代表点のスカラー値を示す説明図
である。
【図7】(A)図6に対応する三角形のメンバーシップ
関数を示す説明図である。 (B)図6に対応する釣鐘形のメンバーシップ関数を示
す説明図である。
【図8】(A)入力画像の色領域を示す説明図である。 (B)再配置された出力画像の色領域を示す説明図であ
る。
【図9】階層型ニューラルネットワークを示す説明図で
ある。
【図10】基本となるニューラルネットワークの構成を
示す説明図である。
【図11】PEの動作説明図である。
【図12】情報伝達経路の動作説明図である。
【図13】(A)PEの伝達関数として用いられる閾値
関数を示す図である。 (B)PEの伝達関数として用いられるシグモイド関数
を示す図である。
【図14】ローゼンブラット型ニューラルネットワーク
を示す説明図である。
【図15】競合学習で用いられるニューラルネットワー
クを示す説明図である。
【図16】前件部メンバーシップ関数をニューラルネッ
トワークを用いて計算させるニューロファジィを示すブ
ロック図である。
【図17】値Xで1を出力するよう学習させた時のPE
の分布を示す図である。
【図18】ファジィフィルタへの入力情報をニューラル
ネットワークを用いて予め補正させるニューロファジィ
を示すブロック図である。
【図19】ファジィフィルタの出力情報とニューラルネ
ットワークの出力情報を組合せて用いるニューロファジ
ィを示すブロック図である。
【図20】ファジィフィルタの出力情報をニューラルネ
ットワークで補正するニューロファジィを示すブロック
図である。
【図21】ファジィ連想記憶方式を示すブロック図であ
る。
【図22】PEの結合部分のベクトルをルールマトリッ
クス上に配置した図である。
【図23】ファジィ連想記憶ルールとルールマトリック
ス上の関係を示す図である。
【図24】本発明における色画像補正装置を組み入れた
システム図である。
【図25】本発明における色画像補正装置の応用構成を
示すブロック図である。
【図26】色再現領域を示す図である。
【図27】色領域L*a*b*を示す図である。
【図28】部分色領域の分布を示す図である。
【図29】モニタ画像情報からプリンタ画像情報へ写像
した場合の部分色領域を示す図である。
【図30】プリンタ画像情報からモニタ画像情報へ写像
した場合の部分色領域を示す図である。
【図31】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 入力変換手段 2 抽出手段 3 判別手段 4 マッピング手段 5 出力変換手段 6 色領域変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 1/00 H04N 9/64 A 9071−5L G06F 15/62 310 A 8420−5L 15/66 310

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】知覚色空間の座標系における色領域を表わ
    す情報値を入力し、 該情報値を、予め設定された色領域により定められる色
    領域を表わす情報値へ、第1のファジィ処理を用いて色
    成分ごとに対応づけ、この対応づけによって前記知覚色
    空間の座標系における色領域を所定の色領域である変換
    色領域に変換し、 この変換した知覚色空間の座標系における色領域を表わ
    す情報値を出力することを特徴とする色画像補正方法。
  2. 【請求項2】入力された画像信号を、第2のファジィ処
    理を用いて知覚色空間の座標系における色領域を表わす
    情報値に変換し、該情報値を、請求項1に記載された手
    順に従って変換し、この変換した情報値を第3のファジ
    ィ処理を用いて画像信号に変換して出力することを特徴
    とする請求項1記載の色画像補正方法。
  3. 【請求項3】前記変換色領域における変換が、 それぞれ予め設定された入力装置の再現色領域と出力装
    置の再現色領域とを比較して、その差分の色領域を抽出
    し、 予め設定された複数の記憶色に基づいて前記差分の色領
    域を色成分ごとに複数の部分色領域に分割し、且つ前記
    入力装置の再現色領域と前記出力装置の再現色領域のい
    ずれか一方の狭い方の色領域である狭色領域も同様に該
    記憶色に基づいて色成分ごとに複数の部分色領域に分割
    し、 前記差分の色領域における前記部分色領域を表わす情報
    値を、入力信号の色領域に応じて、前記狭色領域におけ
    る前記部分色領域を表わす情報値へ、前記第1のファジ
    ィ処理を用いて対応づけるマッピング処理をすることに
    より為されることを特徴とする請求項1又は2記載の色
    画像補正方法。
  4. 【請求項4】前記差分の色領域を抽出する際に、第4の
    ファジィ処理を用いて抽出することを特徴とする請求項
    3記載の色画像補正方法。
  5. 【請求項5】前記第1ないし第4の各ファジィ処理が、
    ファジィフィルタ演算処理、ニューラルネットワーク演
    算処理、及びファジィ連想記憶演算処理から成る群のう
    ち少なくともいずれか一を用いることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の色画像補正方法。
  6. 【請求項6】画像信号から知覚色空間への変換、あるい
    は知覚色空間から画像信号への変換の少なくともいずれ
    か一の変換にファジィ処理を用いたことを特徴とする色
    画像補正方法。
  7. 【請求項7】前記知覚色空間が、国際照明委員会で勧告
    された均等知覚色空間であることを特徴とする請求項
    1、2又は6記載の色画像補正方法。
  8. 【請求項8】前記知覚色空間が、国際照明委員会で勧告
    されたXYZ表色系であることを特徴とする請求項1、
    2又は6記載の色画像補正方法。
  9. 【請求項9】知覚色空間の座標系における色領域を表わ
    す情報値を入力し、該情報値を、予め設定された色領域
    により定められる色領域を表わす情報値へ、第1のファ
    ジィ処理手段を用いて色成分ごとに対応づけることによ
    って、前記知覚色空間の座標系における色領域を所定の
    色領域である変換色領域に変換し、この変換した知覚色
    空間の座標系における色領域を表わす情報値を出力する
    色領域変換手段を、備えることを特徴とする色画像補正
    装置。
  10. 【請求項10】入力された画像信号を、知覚色空間の座
    標系における色領域を表わす情報値に変換するための第
    2のファジィ処理手段を用いた入力変換手段と、 前記色領域変換手段と、 該色領域変換手段から出力された情報値を、第3のファ
    ジィ処理手段を用いて画像信号に変換して出力する出力
    変換手段と、 を備えることを特徴とする請求項9記載の色画像補正装
    置。
  11. 【請求項11】前記色領域変換手段が、 それぞれ予め設定された入力装置の再現色領域と出力装
    置の再現色領域とを比較し、その差分の色領域を抽出す
    る抽出手段と、 予め設定された複数の記憶色に基づいて前記差分の色領
    域を色成分ごとに複数の部分色領域に分割し、且つ前記
    入力装置の再現色領域と前記出力装置の再現色領域のい
    ずれか一方の狭い方の色領域である狭色領域も同様に該
    記憶色に基づいて色成分ごとに複数の部分色領域に分割
    する判別手段と、 前記差分の色領域における前記部分色領域を表わす情報
    値を、入力信号の色領域に応じて、前記狭色領域におけ
    る前記部分色領域を表わす情報値へ、前記第1のファジ
    ィ処理手段を用いて対応づけることにより所定の色領域
    である前記変換色領域を表わす情報値に変換するマッピ
    ング手段と、 を含むことを特徴とする請求項9又は10記載の色画像
    補正装置。
  12. 【請求項12】前記抽出手段が、前記差分の色領域を第
    4のファジィ処理手段によって抽出することを特徴とす
    る請求項11記載の色画像補正装置。
  13. 【請求項13】前記第1ないし第4の各ファジィ処理手
    段が、ファジィフィルタ演算処理、ニューラルネットワ
    ーク演算処理、及びファジィ連想記憶演算処理から成る
    群のうち少なくともいずれか一であることを特徴とする
    請求項9〜12のいずれか1項に記載の色画像補正装
    置。
  14. 【請求項14】画像信号から知覚色空間への変換、ある
    いはこの逆の知覚色空間から画像信号への変換における
    変換手段に、ファジィ処理手段を含むことを特徴とする
    色画像補正装置。
  15. 【請求項15】前記知覚色空間が、国際照明委員会で勧
    告された均等知覚色空間であることを特徴とする請求項
    9、10は14記載の色画像補正装置。
  16. 【請求項16】前記知覚色空間が、国際照明委員会で勧
    告されたXYZ表色系であることを特徴とする請求項
    9、10又は14記載の色画像補正装置。
  17. 【請求項17】請求項9〜16のいずれか1項に記載の
    色画像補正装置が、入出力インターフェースを備え色画
    像処理用システムに組み入れられることを特徴とする色
    画像補正装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の色画像補正装置が、色
    画像処理用システムに組み入れられると共に、該色画像
    処理用システムの全体の制御が、ファジイ処理で行なわ
    れることを特徴とする色画像処理用システム。
  19. 【請求項19】前記色画像補正装置が、色画像処理を行
    なう装置に内蔵されることを特徴とする請求項9〜16
    のいずれか1項に記載の色画像補正装置。
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