JPH071607A - 繊維強化プラスチック送風機翼の製造法 - Google Patents
繊維強化プラスチック送風機翼の製造法Info
- Publication number
- JPH071607A JPH071607A JP14386993A JP14386993A JPH071607A JP H071607 A JPH071607 A JP H071607A JP 14386993 A JP14386993 A JP 14386993A JP 14386993 A JP14386993 A JP 14386993A JP H071607 A JPH071607 A JP H071607A
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＦＲＰ送風機翼の軽量化が図れると共に、補
強効果が大きくかつ製造コストの低減が図れる送風機翼
の製造法に関する。 【構成】 送風機翼を繊維強化プラスチックにより型成
形する方法において、割金型の下型キャビティ内にプリ
フォーム下面体を載置し、次いでその上に中空体又は軽
量芯材をセットしたのち、その上面をプリフォーム上面
体で覆い、上型を閉じて金型内に熱硬化性プラスチック
を注入し硬化させて、上記プリフォーム上下面体同士の
当接周縁部を一体に接着接合することを特徴とする繊維
強化プラスチック送風機翼の製造法。 【効果】 本発明によれば特に大型の送風機翼の製造コ
ストの低減化と共に軽量化が達成され、かつ翼の損傷し
易い部位が大きく補強された優れた繊維強化プラスチッ
ク送風機翼が得られる。
強効果が大きくかつ製造コストの低減が図れる送風機翼
の製造法に関する。 【構成】 送風機翼を繊維強化プラスチックにより型成
形する方法において、割金型の下型キャビティ内にプリ
フォーム下面体を載置し、次いでその上に中空体又は軽
量芯材をセットしたのち、その上面をプリフォーム上面
体で覆い、上型を閉じて金型内に熱硬化性プラスチック
を注入し硬化させて、上記プリフォーム上下面体同士の
当接周縁部を一体に接着接合することを特徴とする繊維
強化プラスチック送風機翼の製造法。 【効果】 本発明によれば特に大型の送風機翼の製造コ
ストの低減化と共に軽量化が達成され、かつ翼の損傷し
易い部位が大きく補強された優れた繊維強化プラスチッ
ク送風機翼が得られる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
（以下「ＦＲＰ」と云う）送風機翼の製造法に係り、詳
しくは特に大型の送風機翼の軽量化が図れると共に、補
強効果が大きくかつ製造コストの低減を図った繊維強化
プラスチック送風機翼の製造法に関する。
（以下「ＦＲＰ」と云う）送風機翼の製造法に係り、詳
しくは特に大型の送風機翼の軽量化が図れると共に、補
強効果が大きくかつ製造コストの低減を図った繊維強化
プラスチック送風機翼の製造法に関する。
【０００２】
【従来技術及びその課題】従来、ＦＲＰ製送風機翼は、
ハンドレイアップ法によりエアバッグ等の中空体やウレ
タンフォーム等の芯材の表面に、チョップトストランド
マットを貼合わせ、翼の外殻となる下面部の周縁と上面
部の周縁との当接部を、接着やＦＲＰ接合により仕上げ
て中空状に成形するか、或いはＩＲ法（レジン・インジ
ェクション法）により、ＦＲＰの中実状の一体品を成形
していた。
ハンドレイアップ法によりエアバッグ等の中空体やウレ
タンフォーム等の芯材の表面に、チョップトストランド
マットを貼合わせ、翼の外殻となる下面部の周縁と上面
部の周縁との当接部を、接着やＦＲＰ接合により仕上げ
て中空状に成形するか、或いはＩＲ法（レジン・インジ
ェクション法）により、ＦＲＰの中実状の一体品を成形
していた。
【０００３】しかしながら、前者の中空状のものは接合
部の仕上げに手間がかかり、熟練を要する手作業である
のでコスト高となると云う問題があり、また後者の中実
品は成形が容易であるものの重量が大きくなるので、特
に大型の翼としては実用段階で動力負荷が大きく、また
製造コストが高くなるので不都合不向きであると云う問
題がある。
部の仕上げに手間がかかり、熟練を要する手作業である
のでコスト高となると云う問題があり、また後者の中実
品は成形が容易であるものの重量が大きくなるので、特
に大型の翼としては実用段階で動力負荷が大きく、また
製造コストが高くなるので不都合不向きであると云う問
題がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための送風機翼の製造法であって、その要旨は、
送風機翼を繊維強化プラスチックにより型成形する方法
において、割金型の下型キャビティ内にプリフォーム下
面体を載置し、次いでその上に中空体又は軽量芯材をセ
ットしたのち、その上面をプリフォーム上面体で覆い、
上型を閉じて金型内に熱硬化性プラスチックを注入し硬
化させて、上記プリフォーム上下面体同士の当接周縁部
を一体に接着接合することを特徴とする繊維強化プラス
チック送風機翼の製造法である。
決するための送風機翼の製造法であって、その要旨は、
送風機翼を繊維強化プラスチックにより型成形する方法
において、割金型の下型キャビティ内にプリフォーム下
面体を載置し、次いでその上に中空体又は軽量芯材をセ
ットしたのち、その上面をプリフォーム上面体で覆い、
上型を閉じて金型内に熱硬化性プラスチックを注入し硬
化させて、上記プリフォーム上下面体同士の当接周縁部
を一体に接着接合することを特徴とする繊維強化プラス
チック送風機翼の製造法である。
【０００５】本発明で用いるプリフォームは、熱可塑性
のバインダー樹脂によって強化用ガラス繊維マットの繊
維間を接着して、翼の下面形状或いは上面形状に予備成
形したものである。
のバインダー樹脂によって強化用ガラス繊維マットの繊
維間を接着して、翼の下面形状或いは上面形状に予備成
形したものである。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的
に説明する。 図１は本発明の第一工程を断面図で示
し、図２は本発明の第二工程を断面図で示し、図３は本
発明の最終工程を断面図で示し、図４は本発明における
プリフォーム同士の当接周縁部の一例を拡大断面図で示
す。
に説明する。 図１は本発明の第一工程を断面図で示
し、図２は本発明の第二工程を断面図で示し、図３は本
発明の最終工程を断面図で示し、図４は本発明における
プリフォーム同士の当接周縁部の一例を拡大断面図で示
す。
【０００７】本発明の実施例を図１〜図３の断面図に基
づき工程順に説明すると、先づ図１に示す如く、割金型
の下型Ａ−１のキャビティＡ−１１内に、立上り当接部
１１を肉厚に形成したプリフォーム下面体１を載置し、
次いで図２に示す如く、ウレタン発泡樹脂等からなる軽
量芯材３を、上記プリフォーム下面体１上にセットした
のち、その上面をプリフォーム上面体２で覆って、プリ
フォーム下面体１の立上り当接部１１とプリフォーム上
面体２の立上り当接部２１同士及びプリフォーム下面体
１の平坦当接部１２とプリフォーム上面体２の平坦当接
部２２同士を突合わせ、しかるのち図３に示す如く、レ
ジン注入口Ｂを具えた上型Ａ−２を閉じ、レジン注入口
Ｂより熱硬化性プラスチック４を注入して、プリフォー
ム下面体１とプリフォーム上面体２の各当接部１１と２
１間及び１２と２２間に熱硬化性プラスチックを行渡ら
せたのち、硬化させて送風機翼の成形を完了する。
づき工程順に説明すると、先づ図１に示す如く、割金型
の下型Ａ−１のキャビティＡ−１１内に、立上り当接部
１１を肉厚に形成したプリフォーム下面体１を載置し、
次いで図２に示す如く、ウレタン発泡樹脂等からなる軽
量芯材３を、上記プリフォーム下面体１上にセットした
のち、その上面をプリフォーム上面体２で覆って、プリ
フォーム下面体１の立上り当接部１１とプリフォーム上
面体２の立上り当接部２１同士及びプリフォーム下面体
１の平坦当接部１２とプリフォーム上面体２の平坦当接
部２２同士を突合わせ、しかるのち図３に示す如く、レ
ジン注入口Ｂを具えた上型Ａ−２を閉じ、レジン注入口
Ｂより熱硬化性プラスチック４を注入して、プリフォー
ム下面体１とプリフォーム上面体２の各当接部１１と２
１間及び１２と２２間に熱硬化性プラスチックを行渡ら
せたのち、硬化させて送風機翼の成形を完了する。
【０００８】上記実施例では、ウレタンフォーム等の軽
量芯材３を用いた場合を示したが、エアバッグ等の中空
体を使用してもよく、何れの場合も翼の軽量化を目的と
するものであって、これら軽量芯材や中空体３は、成形
したのち抜出せずに成形体の翼中に封じ込めておく。
量芯材３を用いた場合を示したが、エアバッグ等の中空
体を使用してもよく、何れの場合も翼の軽量化を目的と
するものであって、これら軽量芯材や中空体３は、成形
したのち抜出せずに成形体の翼中に封じ込めておく。
【０００９】上記実施例では、プリフォーム下面体１と
プリフォーム上面体２同士の当接周縁部のうち、肉厚を
厚く予備成形した立上り当接部１１と２１の突合わせ箇
所を、注入した熱硬化性プラスチック４により接着接合
する場合を示したが、これに拘束されず、例えば図４，
図５に拡大断面図で示す如く、立上り当接部２１を内方
に屈曲させて立上り当接部１１に当接して重ね合わせ厚
みを持たせると同時に、接着のための接触面積を大きく
して補強効果を持たせることができる。
プリフォーム上面体２同士の当接周縁部のうち、肉厚を
厚く予備成形した立上り当接部１１と２１の突合わせ箇
所を、注入した熱硬化性プラスチック４により接着接合
する場合を示したが、これに拘束されず、例えば図４，
図５に拡大断面図で示す如く、立上り当接部２１を内方
に屈曲させて立上り当接部１１に当接して重ね合わせ厚
みを持たせると同時に、接着のための接触面積を大きく
して補強効果を持たせることができる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は上記構成よりなるので下記効果
を奏する。 即ち、本発明によれば特に大型の送風機翼
の製造コストの低減化と共に軽量化が達成され、かつ翼
の損傷し易い部位が大きく補強された優れた繊維強化プ
ラスチック送風機翼が得られる。
を奏する。 即ち、本発明によれば特に大型の送風機翼
の製造コストの低減化と共に軽量化が達成され、かつ翼
の損傷し易い部位が大きく補強された優れた繊維強化プ
ラスチック送風機翼が得られる。
【図１】本発明の第一工程を断面図で示す。
【図２】本発明の第二工程を断面図で示す。
【図３】本発明の最終工程を断面図で示す。
【図４】本発明におけるプリフォーム同士の当接周縁部
の一例を拡大断面図で示す。
の一例を拡大断面図で示す。
Ａ−１ 下型 Ａ−２ 上型 １ プリフォーム下面体 １１ 立上り当接部 １２ 偏平当接部 ２ プリフォーム上面体 ２１ 立上り当接部 ２２ 偏平当接部 ３ 軽量芯材 ４ 熱硬化性プラスチック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ｂ２９Ｋ 105:08 Ｂ２９Ｌ 31:08
Claims (1)
- 【請求項１】 送風機翼を繊維強化プラスチックにより
型成形する方法において、割金型の下型キャビティ内に
プリフォーム下面体を載置し、次いでその上に中空体又
は軽量芯材をセットしたのち、その上面をプリフォーム
上面体で覆い、上型を閉じて金型内に熱硬化性プラスチ
ックを注入し硬化させて、上記プリフォーム上下面体同
士の当接周縁部を一体に接着接合することを特徴とする
繊維強化プラスチック送風機翼の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14386993A JP3280754B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 繊維強化プラスチック送風機翼の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14386993A JP3280754B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 繊維強化プラスチック送風機翼の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH071607A true JPH071607A (ja) | 1995-01-06 |
| JP3280754B2 JP3280754B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=15348891
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14386993A Expired - Fee Related JP3280754B2 (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 繊維強化プラスチック送風機翼の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3280754B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000220598A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Sharp Corp | プロペラファン |
| WO2005068284A1 (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Toray Industries, Inc. | 自転車用クランクおよびその製造方法 |
| WO2018074423A1 (ja) | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 株式会社Ihi | ファン動翼及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP14386993A patent/JP3280754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000220598A (ja) * | 1999-01-28 | 2000-08-08 | Sharp Corp | プロペラファン |
| WO2005068284A1 (ja) * | 2004-01-13 | 2005-07-28 | Toray Industries, Inc. | 自転車用クランクおよびその製造方法 |
| JPWO2005068284A1 (ja) * | 2004-01-13 | 2007-12-27 | 東レ株式会社 | 自転車用クランクおよびその製造方法 |
| WO2018074423A1 (ja) | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 株式会社Ihi | ファン動翼及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3280754B2 (ja) | 2002-05-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |