JPH07159392A - ブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とその判定剤 - Google Patents
ブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とその判定剤Info
- Publication number
- JPH07159392A JPH07159392A JP34576193A JP34576193A JPH07159392A JP H07159392 A JPH07159392 A JP H07159392A JP 34576193 A JP34576193 A JP 34576193A JP 34576193 A JP34576193 A JP 34576193A JP H07159392 A JPH07159392 A JP H07159392A
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- metal ions
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブライン等の溶液の劣化を現場にて簡易に判
定する。 【構成】 ブライン或は潤滑油・洗浄剤・工業、食品関
係の廃液等ブライン以外の溶液に判定剤を添加すること
によって、液中の金属イオンと選択的に反応し不溶性の
懸濁物質を生成し、その変色により含まれる金属イオン
の種類と濃度を簡易的に測定し劣化を判定するように
し、判定剤として、ジチオカルバミン酸塩類,チオ尿素
類,チアゾール類,トリアゾール類,ナトリウムジメチ
ルジチオン炭酸塩等のうちの一つまたは複数をブレンド
してなる主成分と安定剤と水とを任意割合で混合したも
のである。
定する。 【構成】 ブライン或は潤滑油・洗浄剤・工業、食品関
係の廃液等ブライン以外の溶液に判定剤を添加すること
によって、液中の金属イオンと選択的に反応し不溶性の
懸濁物質を生成し、その変色により含まれる金属イオン
の種類と濃度を簡易的に測定し劣化を判定するように
し、判定剤として、ジチオカルバミン酸塩類,チオ尿素
類,チアゾール類,トリアゾール類,ナトリウムジメチ
ルジチオン炭酸塩等のうちの一つまたは複数をブレンド
してなる主成分と安定剤と水とを任意割合で混合したも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブライン等の溶液劣化
及び金属イオンの判定方法とその判定剤に関するもので
ある。ここでいうブラインの溶液とは、原液または水で
希釈された不凍液・クーラント・有機ブライン・無機ブ
ライン・冷凍機中の臭化リチウム溶液・吸湿装置中の塩
化リチウム溶液・その他の熱媒体等である。
及び金属イオンの判定方法とその判定剤に関するもので
ある。ここでいうブラインの溶液とは、原液または水で
希釈された不凍液・クーラント・有機ブライン・無機ブ
ライン・冷凍機中の臭化リチウム溶液・吸湿装置中の塩
化リチウム溶液・その他の熱媒体等である。
【0002】
【従来の技術】ブラインは自動車用のエンジン冷却シス
テム、スケートリンクや工業、食品関係の熱媒体、暖房
システムの熱媒体等に広く利用されている。不凍液・ク
ーラント・有機系ブラインはグリコール類及びアルコー
ル類をベースとし、それに種々の防食添加剤を加えて処
方したものである。そのために使用当初は添加剤の働き
により、システム構成金属に対して防食能力を有してい
るが、長年使用しているうちに防食添加剤が消耗劣化す
る。この劣化によってシステムを構成している金属が腐
食され、液中に金属イオン・腐食生成物及びその他種々
の生成物が生じる。このような状態になるとブラインは
「寿命が来た」として新液と交換する。この交換時期の
判断は、目視による液の状態観察で行われている。つま
り腐食生成物で液が濁ってきたことを目安としている。
或いは一定期間(一般的に2〜3年)を目安に交換時期
としている。
テム、スケートリンクや工業、食品関係の熱媒体、暖房
システムの熱媒体等に広く利用されている。不凍液・ク
ーラント・有機系ブラインはグリコール類及びアルコー
ル類をベースとし、それに種々の防食添加剤を加えて処
方したものである。そのために使用当初は添加剤の働き
により、システム構成金属に対して防食能力を有してい
るが、長年使用しているうちに防食添加剤が消耗劣化す
る。この劣化によってシステムを構成している金属が腐
食され、液中に金属イオン・腐食生成物及びその他種々
の生成物が生じる。このような状態になるとブラインは
「寿命が来た」として新液と交換する。この交換時期の
判断は、目視による液の状態観察で行われている。つま
り腐食生成物で液が濁ってきたことを目安としている。
或いは一定期間(一般的に2〜3年)を目安に交換時期
としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】新液と交換する時期の
判断を目視で行う場合、液が濁った状態ではすでに腐食
がかなり進行しており、システム構成金属に多大な影響
を与えている事が多く、この時期に交換するのでは極め
て遅いと言える。また一様に一定期間を目安に交換する
場合、システムの運転時間、管理状態等により液の劣化
状態は大きく異なるため、交換時期が早かったり遅かっ
たりすることになり、早い場合のシステムに与える影響
はないが、莫大な経済的損失となる。この劣化状態を判
断するのに一番確実な方法は定期的にブライン液をサン
プリングし、液中の防食添加剤の量又は生成した金属イ
オンの量を分析することである。しかしこの方法は現場
で簡便的にできるものでなく、分析機器による分析を必
要とするものであり実際の現場管理には向かない等劣化
判定上非常に不都合を感じていた。
判断を目視で行う場合、液が濁った状態ではすでに腐食
がかなり進行しており、システム構成金属に多大な影響
を与えている事が多く、この時期に交換するのでは極め
て遅いと言える。また一様に一定期間を目安に交換する
場合、システムの運転時間、管理状態等により液の劣化
状態は大きく異なるため、交換時期が早かったり遅かっ
たりすることになり、早い場合のシステムに与える影響
はないが、莫大な経済的損失となる。この劣化状態を判
断するのに一番確実な方法は定期的にブライン液をサン
プリングし、液中の防食添加剤の量又は生成した金属イ
オンの量を分析することである。しかしこの方法は現場
で簡便的にできるものでなく、分析機器による分析を必
要とするものであり実際の現場管理には向かない等劣化
判定上非常に不都合を感じていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都
合を解消し、現場で簡便的にブラインの劣化を判定出来
るブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とそ
の判定剤を提供せんとするものである。ブライン或は潤
滑油・洗浄剤・工業、食品関係の廃液等ブライン以外の
溶液に劣化判定剤を添加することによって、液中の金属
イオンと選択的に反応し不溶性の懸濁物質を生成し、そ
の変色により含まれる金属イオンの種類と濃度を簡易的
に測定し劣化を判定するようにしたものである。判定剤
としては通常のものが使用できるが、ジチオカルバミン
酸塩類,チオ尿素類,チアゾール類,トリアゾール類,
ナトリウムジメチルジチオン炭酸塩等のうち1つまたは
複数をブレンドした主成分と水酸化物のアルカリ塩等の
pH調整剤と水とを任意割合で混合したものである。
合を解消し、現場で簡便的にブラインの劣化を判定出来
るブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とそ
の判定剤を提供せんとするものである。ブライン或は潤
滑油・洗浄剤・工業、食品関係の廃液等ブライン以外の
溶液に劣化判定剤を添加することによって、液中の金属
イオンと選択的に反応し不溶性の懸濁物質を生成し、そ
の変色により含まれる金属イオンの種類と濃度を簡易的
に測定し劣化を判定するようにしたものである。判定剤
としては通常のものが使用できるが、ジチオカルバミン
酸塩類,チオ尿素類,チアゾール類,トリアゾール類,
ナトリウムジメチルジチオン炭酸塩等のうち1つまたは
複数をブレンドした主成分と水酸化物のアルカリ塩等の
pH調整剤と水とを任意割合で混合したものである。
【0005】特定するものではないが、例示するとジチ
オカルバミン酸塩類としては、ジメチルジチオカルバミ
ン酸,ジエチルジチオカルバミン酸,イソプロピルジチ
オカルバミン酸,ジブチルジチオカルバミン酸のアルカ
ル金属塩及びアンモニウム塩等があり、又、チオ尿素類
としてはジメチルチオ尿素・ジエチルチオ尿素等があ
り、又、チアゾール類としては2−メルカプトベンゾチ
アゾール・1,3−チアゾール・4,5,6,7−テト
ラヒドロベンゾチアゾール及びそのアルカリ金属塩・ア
ンモニウム塩等があり、トリアゾール類としてはベンゾ
トリアゾール・トリルトリアゾール・ジ(2−エチルヘ
キシル)−アミノメチルトリルトリアゾール・5,
5′,−メチレン−ビス−ベンゾトリアゾール・1,
2,4−トリアゾール等がある。これらの物質は出来る
だけ水に可溶であるほうがよいが、難溶であっても構わ
ない。
オカルバミン酸塩類としては、ジメチルジチオカルバミ
ン酸,ジエチルジチオカルバミン酸,イソプロピルジチ
オカルバミン酸,ジブチルジチオカルバミン酸のアルカ
ル金属塩及びアンモニウム塩等があり、又、チオ尿素類
としてはジメチルチオ尿素・ジエチルチオ尿素等があ
り、又、チアゾール類としては2−メルカプトベンゾチ
アゾール・1,3−チアゾール・4,5,6,7−テト
ラヒドロベンゾチアゾール及びそのアルカリ金属塩・ア
ンモニウム塩等があり、トリアゾール類としてはベンゾ
トリアゾール・トリルトリアゾール・ジ(2−エチルヘ
キシル)−アミノメチルトリルトリアゾール・5,
5′,−メチレン−ビス−ベンゾトリアゾール・1,
2,4−トリアゾール等がある。これらの物質は出来る
だけ水に可溶であるほうがよいが、難溶であっても構わ
ない。
【0006】判定剤を添加して判定を行う場合、液中に
溶けている金属イオンの種類と濃度が劣化の目安とな
る。たとえばこれらの物質の中で、ジチオカルバミン酸
塩類を主成分とする判定剤は一般に鉄イオンと反応する
と黒色の不溶性懸濁物質を生成する。また銅イオンの場
合は一般に茶色の不溶性懸濁物質を生成する。実際のブ
ライン液は、鉄イオン、銅イオンを任意に含むものであ
り、鉄イオン、銅イオン単独の含有量(または鉄イオン
と銅イオンの合計含有量)が5ppmの時ある種のジチ
オカルバミン酸塩類を主成分とする判定剤を加えるとわ
ずかな変色が見られ、10ppmになると明らかに変色
が見られる。この変色域は、ジチオカルバミン酸塩類の
種類により異なり、また他の物質(トリアゾール類、チ
アゾール類など)とブレンドすることにより異なり、所
望の変色域に調整することができる。この判定剤の添加
量はブライン液に対して1重量%以上が適当である。1
重量%の判定剤の量は、存在する金属イオンに対して過
剰量であり、1重量%以上の添加量であれば添加する量
のバラツキに関係なく一定の変色を示す。
溶けている金属イオンの種類と濃度が劣化の目安とな
る。たとえばこれらの物質の中で、ジチオカルバミン酸
塩類を主成分とする判定剤は一般に鉄イオンと反応する
と黒色の不溶性懸濁物質を生成する。また銅イオンの場
合は一般に茶色の不溶性懸濁物質を生成する。実際のブ
ライン液は、鉄イオン、銅イオンを任意に含むものであ
り、鉄イオン、銅イオン単独の含有量(または鉄イオン
と銅イオンの合計含有量)が5ppmの時ある種のジチ
オカルバミン酸塩類を主成分とする判定剤を加えるとわ
ずかな変色が見られ、10ppmになると明らかに変色
が見られる。この変色域は、ジチオカルバミン酸塩類の
種類により異なり、また他の物質(トリアゾール類、チ
アゾール類など)とブレンドすることにより異なり、所
望の変色域に調整することができる。この判定剤の添加
量はブライン液に対して1重量%以上が適当である。1
重量%の判定剤の量は、存在する金属イオンに対して過
剰量であり、1重量%以上の添加量であれば添加する量
のバラツキに関係なく一定の変色を示す。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 (実施例1)金属イオンとして鉄イオン,銅イオン,亜
鉛イオンの三種類とし、その濃度を任意割合に選択して
含む12種類(クーラント1・2・3・4,有機ブライ
ン1・2・3,無機ブライン1・2,臭化リチウム溶液
1・2・3)の試験液10mlに、ジメチルジチオカル
バミン酸ナトリウム19重量%,水酸化ナトリウム1重
量%,水80重量%からなる判定剤0.5mlを添加
し、添加後約5秒後にその反応を観察する。その結果を
表1に示す。
鉛イオンの三種類とし、その濃度を任意割合に選択して
含む12種類(クーラント1・2・3・4,有機ブライ
ン1・2・3,無機ブライン1・2,臭化リチウム溶液
1・2・3)の試験液10mlに、ジメチルジチオカル
バミン酸ナトリウム19重量%,水酸化ナトリウム1重
量%,水80重量%からなる判定剤0.5mlを添加
し、添加後約5秒後にその反応を観察する。その結果を
表1に示す。
【0008】
【表1】
【0009】測定の結果、亜鉛イオンを除く鉄イオンと
銅イオンの濃度が10ppmを越えると変色は明らかと
なりその色も鉄イオン或は銅イオンの種類によって黒色
又は茶色と明らかに異なった色に変色することが判る。
そのため変色によって簡易的に劣化を判定すると共に、
液中に多く含まれる金属イオンの種類を知ることが出来
る。例えば鉄イオンが多いと黒色に変わり銅イオンが多
いと茶色となることから逆に鉄イオン或は銅イオンの含
有を知ることが出来る。
銅イオンの濃度が10ppmを越えると変色は明らかと
なりその色も鉄イオン或は銅イオンの種類によって黒色
又は茶色と明らかに異なった色に変色することが判る。
そのため変色によって簡易的に劣化を判定すると共に、
液中に多く含まれる金属イオンの種類を知ることが出来
る。例えば鉄イオンが多いと黒色に変わり銅イオンが多
いと茶色となることから逆に鉄イオン或は銅イオンの含
有を知ることが出来る。
【0010】(実施例2)金属イオンとして鉄イオン,
銅イオン,亜鉛イオンの三種類としその濃度を任意割合
に選択して含む6種類(有機ブライン1・2・3,臭化
リチウム溶液1・2・3)の試験液10mlに、2−メ
ルカプトベンゾチアゾール25重量%,ベンゾトリアゾ
ール8重量%,水酸化カリウム0.4重量%,プロピレ
ングリコール17重量%,水49.6重量%からなる判
定剤0.5mlを添加し、添加後約5秒後にその反応を
観察する。その結果を表2に示す。
銅イオン,亜鉛イオンの三種類としその濃度を任意割合
に選択して含む6種類(有機ブライン1・2・3,臭化
リチウム溶液1・2・3)の試験液10mlに、2−メ
ルカプトベンゾチアゾール25重量%,ベンゾトリアゾ
ール8重量%,水酸化カリウム0.4重量%,プロピレ
ングリコール17重量%,水49.6重量%からなる判
定剤0.5mlを添加し、添加後約5秒後にその反応を
観察する。その結果を表2に示す。
【0011】
【表2】
【0012】測定の結果、鉄イオンと亜鉛イオンを除い
て銅イオンが20ppm前後を越えると明らかに黄色に
変色することが判る。このため本実施例の場合は、銅イ
オンによる劣化の判定に用いる。
て銅イオンが20ppm前後を越えると明らかに黄色に
変色することが判る。このため本実施例の場合は、銅イ
オンによる劣化の判定に用いる。
【0013】(実施例3)金属イオンとして鉄イオン,
銅イオン,亜鉛イオンの三種類としその濃度を任意割合
に選択して含む9種類(地下水1〜9)の試験液10m
lに、ジブチルジチオカルバミン酸カリウム12重量
%,ベンゾトリアゾール2.5重量%,水酸化カリウム
1.5重量%,エチレングリコール11重量%,水73
重量%からなる判定剤0.5mlを添加し、添加後約5
秒後にその反応を観察する。その結果を表3に示す。
銅イオン,亜鉛イオンの三種類としその濃度を任意割合
に選択して含む9種類(地下水1〜9)の試験液10m
lに、ジブチルジチオカルバミン酸カリウム12重量
%,ベンゾトリアゾール2.5重量%,水酸化カリウム
1.5重量%,エチレングリコール11重量%,水73
重量%からなる判定剤0.5mlを添加し、添加後約5
秒後にその反応を観察する。その結果を表3に示す。
【0014】
【表3】
【0015】測定の結果、鉄イオンを1ppm前後以上
に含むと黒色となり、銅イオンを1ppm前後以上含む
と茶色となり、亜鉛イオンを1ppm前後以上含むと白
濁となる。更に鉄イオン及び亜鉛イオンが5ppmを越
えると明らかに変色することが判る。
に含むと黒色となり、銅イオンを1ppm前後以上含む
と茶色となり、亜鉛イオンを1ppm前後以上含むと白
濁となる。更に鉄イオン及び亜鉛イオンが5ppmを越
えると明らかに変色することが判る。
【0016】
【発明の効果】上述の如く本発明は、現場において簡便
的にブラインの劣化を判定出来るため、適切な時期に劣
化したブラインの交換が行えると共に、濃度の高い金属
を知りその影響に対しての対策や除去を進めて行くこと
も可能となる。更に現場における管理が容易となり適時
に交換するため経費を最少限に抑え経済的である等の特
長を有し産業利用上非常に優れた発明である。
的にブラインの劣化を判定出来るため、適切な時期に劣
化したブラインの交換が行えると共に、濃度の高い金属
を知りその影響に対しての対策や除去を進めて行くこと
も可能となる。更に現場における管理が容易となり適時
に交換するため経費を最少限に抑え経済的である等の特
長を有し産業利用上非常に優れた発明である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ブラインに判定剤を添加することによっ
て、液中の金属イオンと選択的に反応して不溶性の懸濁
物質を生成し、その変色により劣化を判定するようにし
たことを特徴とするブライン等の溶液劣化及び金属イオ
ンの判定方法。 - 【請求項2】 ブラインに判定剤を添加することによっ
て、液中の金属イオンと選択的に反応して不溶性の懸濁
物質を生成し、その変色により金属イオンの種類と濃度
を簡易的に判定することを特徴とするブライン等の溶液
劣化及び金属イオンの判定方法。 - 【請求項3】 潤滑油・洗浄剤・工業、食品関係の廃液
或は湖沼、河川の水・上下水道の水・地下水等のブライ
ン以外の溶液に判定剤を添加することによって、液中の
金属イオンと選択的に反応し不溶性の懸濁物質を生成
し、その変色により含まれる金属イオンの種類と濃度を
簡易的に判定するようにしたブライン等の溶液劣化及び
金属イオンの判定方法。 - 【請求項4】 ジチオカルバミン酸塩類,チオ尿素類,
チアゾール類,トリアゾール類,ナトリウムジメチルジ
チオン炭酸塩等のうちの一つまたは複数をブレンドして
なる主成分と水酸化物のアルカリ塩等のpH調整剤と水
とを任意割合で混合したブライン等の溶液劣化及び金属
イオンの判定剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34576193A JPH07159392A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | ブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とその判定剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34576193A JPH07159392A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | ブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とその判定剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159392A true JPH07159392A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18378800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34576193A Pending JPH07159392A (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | ブライン等の溶液劣化及び金属イオンの判定方法とその判定剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159392A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018508014A (ja) * | 2015-01-14 | 2018-03-22 | トタル マルケティン セルビスス | 潤滑組成物中の鉄イオンを測定する方法及びキット |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP34576193A patent/JPH07159392A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018508014A (ja) * | 2015-01-14 | 2018-03-22 | トタル マルケティン セルビスス | 潤滑組成物中の鉄イオンを測定する方法及びキット |
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