JPH071592A - 光造形装置 - Google Patents

光造形装置

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JPH071592A
JPH071592A JP5145949A JP14594993A JPH071592A JP H071592 A JPH071592 A JP H071592A JP 5145949 A JP5145949 A JP 5145949A JP 14594993 A JP14594993 A JP 14594993A JP H071592 A JPH071592 A JP H071592A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂槽1内の光硬化性樹脂2の表面へ光ビー
ムを照射して、光硬化性樹脂2を硬化させることによっ
て所定形状の立体造形物を成形する光造形装置におい
て、従来の高速シャッターを用いることなく、光照射量
の変動や反射方向のぶれの問題を解消する。 【構成】 レーザ源としてパルスレーザ光発振装置4を
具え、該パルスレーザ光発振装置4からのレーザ光は、
ガルバノミラー6、7を経て樹脂槽1内の光硬化性樹脂
2の表面へ照射される。又、コントローラ8は、レーザ
光の光強度が零に低下する期間内に前記ガルバノミラー
6、7を1ピッチだけ転向せしめるパルス状の駆動信号
を作成して、ガルバノミラーの回転機構61、71へ供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線等の光ビームの
照射によって硬化する光硬化性樹脂を資材として、立体
造形物を成形する光造形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気機器等の各種商品の開発過程におい
ては、商品の立体モデルを作製して、デザインや機構に
ついてのチェックが行なわれるが、近年の商品のライフ
サイクルの短縮化に応じて、立体モデルを迅速に作製す
る必要が生じている。
【0003】そこで、樹脂槽内の光硬化性樹脂の表面へ
光ビームを照射して、光硬化性樹脂を硬化させることに
よって立体造形物を成形する光造形装置が開発されてい
る(米国特許第4,575,330、特開昭62-35966号、特公平5-
18704号)。
【0004】図4は従来の光造形装置の具体的な構成を
示しており、樹脂槽(1)内の光硬化性樹脂(2)中に、昇
降機構(3)によって駆動される昇降テーブル(31)を水平
に配置している。レーザ源にはアルゴンガスレーザ等の
定常レーザ光発振装置(48)が用いられ、定常レーザ光発
振装置(48)から出射される一定光強度の紫外線レーザ光
Qは、高速シャッター(49)、ビーム調整レンズ(51)、第
1ガルバノミラー(62)及び第2ガルバノミラー(72)を経
て、光硬化性樹脂(2)の表面へ照射される。第1及び第
2ガルバノミラー(62)(72)は夫々回転機構(63)(73)に連
繋されて、反射面の向きを振動させることにより、反射
レーザ光のX及びY方向の走査が行なわれる。前記高速
シャッター(49)は、例えば10-6秒程度で動作可能な光
音響偏光素子から構成され、ガルバノミラー(62)(72)に
よる走査に同期して開閉される。
【0005】一方、制御コンピュータ(92)は、CADシ
ステム(図示省略)により設計された立体造形物の形状デ
ータに基づき、該立体形状物を高さ方向(Z方向)に等間
隔にスライスした等高線データ(加工データ)を作成し、
コントローラ(82)へ供給する。コントローラ(82)は、等
高線データに基づいて、高速シャッター(49)、回転機構
(63)(73)、及び昇降機構(3)に対する制御信号を作成し
て、夫々の制御部へ供給する。
【0006】これによって、昇降テーブル(31)が一定ピ
ッチ(0.05〜0.3mm程度)で樹脂槽(1)内を降下する
と共に、定常レーザ光発振装置(48)からの紫外線レーザ
ビームが昇降テーブル(31)上の光硬化性樹脂(2)を前記
等高線データに応じてX−Y方向に走査する。この結
果、昇降テーブル(31)上には、樹脂硬化物(21)が前記等
高線データに応じた形状に順次堆積し、最終的に所定形
状の立体造形物が成形されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガルバノミ
ラーの反射面の向きを振動させる際、図6に示す様にミ
ラーの変位速度が一定値に達する一定速度期間Tmの前
後に、加速期間Tsと減速期間Teが生じ、これらの期
間Ts、Teにレーザ光を光硬化性樹脂に照射すると、
単位面積当りのレーザ光照射量に変動が生じるばかりで
なく、ミラーのぶれに伴って、成形精度が低下する問題
がある。そこで従来は、前記高速シャッター(49)によっ
て、ミラーの加速期間Tsと減速期間Teにはレーザ光
を遮断して、一定速度期間Tmのみにレーザ光を光硬化
性樹脂に照射することによって対処している。
【0008】しかしながら、高速シャッター(49)は一般
に高価で寿命が短く、然もその制御が複雑となる問題が
ある。
【0009】又、光硬化性樹脂の成形精度を上げるため
には、成形すべき立体造形物の各部位の形状に応じて、
部位毎にレーザ光の侵入長を変えることが望ましい。即
ち、立体造形物の本体から側方へ大きく突出したオーバ
ハング部ではレーザ光の侵入長は短く、それ以外の部位
ではレーザ光の侵入長は長いことが、精度向上のために
有効である。
【0010】しかしながら、従来の光造形装置において
は、レーザ光の侵入長を造形中に変えることが出来ず、
成形精度の向上に限界があった。
【0011】本発明の目的は、高速シャッターを用いる
ことなく、光照射量の変動や反射方向のぶれの問題を解
消出来る光造形装置を提供することである。本発明の他
の目的は、成形すべき立体造形物の各部位の形状に応じ
て、部位毎にレーザ光の侵入長を容易に変えることが出
来る光造形装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る光造形装置
は、周期的に光強度が変動するパルスレーザ光を発生す
るレーザ源を具えている。レーザ源からのレーザ光は、
光硬化性樹脂(2)の表面を走査するための反射面を有す
る走査機構を経て、樹脂槽(1)内の光硬化性樹脂(2)の
表面へ照射される。又、制御回路は、レーザ光の光強度
の低下期間内に前記走査機構の反射面を1ピッチだけ転
向せしめるパルス状の駆動信号を作成して、走査機構へ
供給する。
【0013】又、本発明に係る他の光造形装置は、周期
的に光強度が変動するパルス光を発生する光源と、光源
からのパルス光が励起光として供給されるべき複数の色
素レーザとを具えている。そして、これら複数の色素レ
ーザの内、光学手段の動作によって選択された1つの色
素レーザに対して、前記光源からのパルス光が導かれ
る。前記選択された色素レーザから出射されるレーザ光
は、光硬化性樹脂(2)の表面を走査するための反射面を
有する走査機構を経て、樹脂槽(1)内の光硬化性樹脂
(2)の表面へ照射される。又、制御回路は、レーザ光の
光強度の低下期間内に前記走査機構の反射面を1ピッチ
だけ転向せしめるパルス状の駆動信号を作成して、走査
機構へ供給する。
【0014】
【作用】パルスレーザ光を発生するレーザ源を具えた第
1の光造形装置においては、レーザ源からのパルスレー
ザ光が走査機構の反射面へ入射し、該反射面にて反射さ
れたレーザ光は樹脂槽(1)内の光硬化性樹脂(2)の表面
へ入射する。この際、走査機構は、制御回路からの駆動
信号により駆動されて、レーザ光の光強度が低下する期
間内に反射面を1ピッチだけ転向し、光強度が上昇する
期間は停止する。この繰り返しによって光硬化性樹脂
(2)表面が走査される。従って、走査機構の反射面が静
止している期間に、光強度の上昇した反射レーザ光が光
硬化性樹脂(2)の表面を照射して、ドット状の領域を硬
化せしめる。その後、反射レーザ光の光強度が低下して
いる期間に、反射面が1ピッチだけ転向して、反射レー
ザ光の照射領域を走査線上の次のドット位置まで移動さ
せ、その位置で再び光強度の上昇した反射レーザ光が光
硬化性樹脂(2)表面のドット領域を硬化せしめるのであ
る。そして、この繰り返しによって光硬化性樹脂(2)が
レーザ光によって点描画され、光硬化性樹脂(2)表面の
所定領域が硬化することになる。
【0015】一方、光源からのパルス光によって複数の
色素レーザを選択的に励起する第2の光造形装置におい
ては、複数の色素レーザが夫々発生すべきレーザ光の波
長が、成形すべき立体造形物の各部位の形状に応じて、
複数種類に設定される。そして、光学手段の動作によっ
て、立体造形物の部位毎に適切な波長の色素レーザが切
換え選択され、波長の切換えによって光硬化性樹脂(2)
に対する侵入長が可変設定される。光源からのパルス光
が選択された1つの色素レーザに入射すると、該色素レ
ーザが励起され、一定波長のレーザ光を発生する。該レ
ーザ光は、走査機構の反射面にて反射された後、樹脂槽
(1)内の光硬化性樹脂(2)の表面へ入射し、その波長に
応じた侵入長で光硬化性樹脂(2)を硬化せしめる。この
際、走査機構は、制御回路からの駆動信号により駆動さ
れて、レーザ光の光強度が低下する期間内に反射面を1
ピッチだけ転向し、光強度が上昇する期間は停止する。
この繰り返しによって光硬化性樹脂(2)表面が走査され
る。従って、前記第1の光造形装置と同様に、光硬化性
樹脂(2)がレーザ光によって点描画され、光硬化性樹脂
(2)表面の所定領域が硬化することになる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る光造形装置によれば、走査
機構の反射面が静止した状態で該反射面にて反射された
レーザ光が光硬化性樹脂表面のドット領域を一定時間だ
け照射するから、単位面積当りのレーザ光照射量は一定
となり、然も反射面の転向に伴うぶれが生じることはな
い。従って、従来の高速シャッターを用いることなく、
高い成形精度が得られる。又、複数の色素レーザを選択
的に励起させる光造形装置によれば、成形すべき立体造
形物の各部位の形状に応じて、部位毎にレーザ光の侵入
長を容易に変えることが出来、これによって更に高い成
形精度の実現が可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。図1に示す光造形装置において、樹脂槽
(1)内の光硬化性樹脂(2)中には、昇降機構(3)によっ
て駆動される昇降テーブル(31)が水平に配置されてい
る。レーザ源には窒素レーザやエキシマレーザ等のパル
スレーザ光発振装置(4)がが用いられ、パルスレーザ光
発振装置(4)から出射されるパルスレーザ光Pは、ビー
ム調整レンズ(5)、第1ガルバノミラー(6)及び第2ガ
ルバノミラー(7)を経て、光硬化性樹脂(2)の表面へ照
射される。第1及び第2ガルバノミラー(6)(7)は夫々
回転機構(61)(71)に連繋されて、反射面の向きを振動さ
せることにより、夫々X及びY方向の走査を行なう。
【0018】一方、制御コンピュータ(9)は、CADシ
ステム(図示省略)からの形状データに基づいて等高線デ
ータを作成し、コントローラ(8)へ供給する。又、コン
トローラ(8)は、発振駆動信号をパルスレーザ光発振装
置(4)へ供給すると共に、前記等高線データに基づい
て、回転機構(61)(71)及び昇降機構(3)に対する制御信
号を作成し、夫々の制御部へ供給する。
【0019】これによって、パルスレーザ光発振装置
(4)は、図5(b)に示す如く周期Tが一定(数〜10K
Hz程度)、閃光時間が10-8秒程度のパルスレーザ光
Pを発生する。コントローラ(8)から回転機構(61)(71)
へ供給される走査駆動信号Cは、図5(a)に示す如く周
期が前記一定値Tであって、レーザ光の発振が停止して
光強度が零となる期間内にハイとなるパルス信号であ
る。該走査駆動信号Cの1パルスによって、第1ガルバ
ノミラー(6)或いは第2ガルバノミラー(7)が、光硬化
性樹脂(2)表面の点描画におけるドットピッチ(例えば
0.1mm)に対応した1ピッチ角度だけ、反射方向を変
えることになる。
【0020】従って、両ガルバノミラー(6)(7)が静止
している期間に、パルスレーザ光発振装置(4)からのパ
ルスレーザ光が両ガルバノミラー(6)(7)にて反射され
て、光硬化性樹脂(2)の表面へ入射し、ドット領域を硬
化せしめる。その後、パルスレーザ光発振装置(4)の発
振が停止している期間内に、前記等高線データに応じ、
何れか一方或いは両方のガルバノミラー(6)(7)が1ピ
ッチ角度だけ向きを変えて、反射レーザ光の照射位置を
1ドット分だけ移動させる。その位置でパルスレーザ光
発振装置(4)が再び発振して、パルスレーザ光発振装置
(4)からのレーザ光がガルバノミラー(6)(7)を経て光
硬化性樹脂(2)の表面へ入射し、次のドット領域を硬化
せしめるのである。そして、この繰り返しによって昇降
テーブル(31)上の光硬化性樹脂(2)がレーザ光の走査に
よって点描画され、スライスされた1層分の樹脂硬化物
(21)が得られる。
【0021】その後、コントローラ(8)による制御によ
って、昇降テーブル(31)が1ピッチ(0.05〜0.3mm)
だけ降下し、次の層についての走査に移行する。この様
にして、パルスレーザ光Pの走査による点描画と昇降テ
ーブル(31)の降下を繰り返すことによって、所定形状の
立体造形物が完成することになる。
【0022】上記光造形装置によれば、ガルバノミラー
(6)(7)の静止中に光硬化性樹脂(2)に対するレーザ光
の照射が行なわれるから、従来の高速シャッターを用い
ることなく、一定の照射密度とぶれのない走査が実現さ
れ、精度の高い立体造形物が得られる。
【0023】図2に示す光造形装置は、パルスレーザ光
による点描画を行なう点で上記光造形装置と同一構成で
あるが、光源となるパルスレーザ光発振装置(41)から発
生するパルスレーザ光Pを励起光として、第1及び第2
の色素レーザ(44)(45)の内、任意の何れか一方を発振さ
せて、長短2種類の波長を有するパルスレーザ光P1、
P2を得るものである。パルスレーザ光発振装置(41)に
は、窒素レーザ、エキシマレーザ或いはNd/YAGレ
ーザが用いられる。又、パルスレーザ光発振装置(41)の
替りにフラッシュランプを励起光源として用いることも
可能である。
【0024】図2及び図3の如く、パルスレーザ光発振
装置(41)とビーム調整レンズ(5)の間には、第1シャッ
ター(42)及び第2シャッター(43)が配置されて、両シャ
ッター間に、第1の光路と第2の光路が並列に形成され
る。第1光路中には第1色素レーザ(44)及び第1反射ミ
ラー(47)、第2光路中には第2反射ミラー(46)及び第2
色素レーザ(45)が配置されている。
【0025】第1及び第2シャッター(42)(43)は夫々メ
カニカルなシャッター機構や光学フィルター等、従来の
高速シャッターよりも動作速度の低い光学素子から構成
することが出来る。第1シャッター(42)及び第2シャッ
ター(43)は夫々、OFF状態で入射光を通過せしめ、O
N状態で入射光を反射するものであり、コントローラ(8
1)によってON−OFF制御される。
【0026】第1色素レーザ(44)及び第2色素レーザ(4
5)は色素の選択により310〜1285nmの範囲で任
意波長の抽出が可能であり、本実施例ではパルスレーザ
光発振装置(41)からのパルスレーザ光Pに励起されて、
例えば第1色素レーザ(44)は長い波長のパルスレーザ光
P1、第2色素レーザ(45)は短い波長のパルスレーザ光
P2を発生する。
【0027】制御コンピュータ(91)は、CADシステム
からの形状データに基づいて等高線データを作成する
際、立体造形物の各部品の形状を判断して、オーバハン
グ部に対しては第2色素レーザ(45)を選択し、オーバハ
ング部以外の部位に対しては第1色素レーザ(44)を選択
するための制御データを付加する。
【0028】これに応じてコントローラ(81)は、第1色
素レーザ(44)と第2色素レーザ(45)の切換えを行なうた
めの切換え制御信号Sを作成する。該切換え制御信号S
は、図5(c)の如くパルスレーザ光Pの非閃光期間にハ
イとなるものである。
【0029】第1色素レーザ(44)を選択する場合は、第
1シャッター(42)がOFF、第2シャッター(43)がON
状態となって、パルスレーザ光発振装置(41)からのパル
スレーザ光Pが第1シャッター(42)を通過して、第1色
素レーザ(44)へ励起光として入射する。これによって第
1色素レーザ(44)から発生する波長の長いパルスレーザ
光P1が、第1反射ミラー(47)及び第2シャッター(43)
にて反射されて、ビーム調整レンズ(5)へ導かれる。
【0030】一方、第2色素レーザ(45)を選択する場合
は、第2シャッター(43)がON、第2シャッター(43)が
OFFとなって、パルスレーザ光発振装置(41)からのパ
ルスレーザ光が第1シャッター(42)及び第2反射ミラー
(46)にて反射され、第2色素レーザ(45)へ励起光として
入射する。これによって第2色素レーザ(45)から発生す
る波長の短いパルスレーザP2が第2シャッター(43)を
通過して、ビーム調整レンズ(5)へ導かれる。
【0031】パルスレーザ光P1或いはP2がビーム調
整レンズ(5)からガルバノミラー(6)(7)を経て樹脂槽
(1)内の光硬化性樹脂(2)の表面を照射し、該表面を走
査することによって点描画を施す。この動作は、上記光
造形装置と同様である。
【0032】走査の過程では、立体造形物のオーバハン
グ部に対しては波長の短いパルスレーザ光P2が短い侵
入長で光硬化性樹脂(2)を硬化せしめ、オーバハング部
以外の部位に対しては波長の長いパルスレーザ光P1が
長い侵入長で光硬化性樹脂(2)を硬化せしめる。
【0033】上記光造形装置によれば、従来の高速シャ
ッターを用いることなく、一定の照射密度とぶれのない
走査が実現されるばかりでなく、立体造形物を構成する
各部位の形状に応じて、適切な波長のパルスレーザ光が
選択設定され、これによって更に精度の高い立体造形物
を得ることが出来る。
【0034】又、何れの光造形装置においても、パルス
レーザ光による点描画が行なわれるから、樹脂硬化が1
点を中心として対称に進むこととなり、従来の定常レー
ザ光による線描画における歪が大幅に軽減される。
【0035】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。例えばパルスレーザ光による点描画におい
ては、パルスレーザ光の照射位置をドットピッチで順次
移動させる方式のみならず、ドットピッチの整数倍の間
隔で飛越し移動させる方式も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】光造形装置の構成を示す斜視図である。
【図2】他の光造形装置の構成を示す斜視図である。
【図3】該光造形装置における光学系の配置を示す平面
図である。
【図4】従来の光造形装置の構成を示す斜視図である。
【図5】ミラー駆動信号C、パルスレーザ光P及び切換
え制御信号Sのタイムチャートである。
【図6】従来の光造形装置の動作を説明するグラフであ
る。
【符号の説明】
(1) 樹脂槽 (2) 光硬化性樹脂 (3) 昇降機構 (31) 昇降テーブル (4) パルスレーザ光発振装置 (6) 第1ガルバノミラー (7) 第2ガルバノミラー (8) コントローラ (9) 制御コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂槽(1)内の光硬化性樹脂(2)にレー
    ザ光の走査を施すことによって光硬化性樹脂(2)を表面
    から硬化させ、所定形状の立体造形物を成形する光造形
    装置において、 周期的に光強度が変動するパルスレーザ光を発生するレ
    ーザ源と、 レーザ源からのレーザ光を光硬化性樹脂(2)の表面へ向
    けて反射する反射面を有して、該反射方向を変えること
    によって光硬化性樹脂(2)の表面を走査する走査機構
    と、 レーザ光の光強度の低下期間内に前記走査機構の反射面
    を1ピッチだけ転向せしめるパルス状の駆動信号を作成
    して、走査機構へ供給する制御回路とを具えていること
    を特徴とする光造形装置。
  2. 【請求項2】 樹脂槽(1)内の光硬化性樹脂(2)にレー
    ザ光の走査を施すことによって光硬化性樹脂(2)を表面
    から硬化させ、所定形状の立体造形物を成形する光造形
    装置において、 周期的に光強度が変動するパルス光を発生する光源と、 光源からのパルス光が励起光として供給されるべき複数
    の色素レーザと、 前記複数の色素レーザの内、1つの色素レーザに対して
    選択的に光源からのパルス光を導く光学手段と、 色素レーザからのレーザ光を光硬化性樹脂(2)の表面へ
    向けて反射する反射面を有して、該反射方向を変えるこ
    とによって光硬化性樹脂(2)の表面を走査する走査機構
    と、 レーザ光の光強度の低下期間内に前記走査機構の反射面
    を1ピッチだけ転向せしめるパルス状の駆動信号を作成
    して、走査機構へ供給する制御回路とを具えていること
    を特徴とする光造形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006082559A (ja) * 1999-02-08 2006-03-30 Three D Syst Inc 3次元物体の造形方法
JP2022523922A (ja) * 2019-02-28 2022-04-27 スリーディー システムズ インコーポレーテッド 高解像度三次元プリントシステム

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