JPH0715876U - 便器洗浄用給水装置 - Google Patents

便器洗浄用給水装置

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JPH0715876U
JPH0715876U JP4424793U JP4424793U JPH0715876U JP H0715876 U JPH0715876 U JP H0715876U JP 4424793 U JP4424793 U JP 4424793U JP 4424793 U JP4424793 U JP 4424793U JP H0715876 U JPH0715876 U JP H0715876U
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JP
Japan
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valve
water
tank
water supply
opening
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智一 合田
孝浩 草野
栢原  利明
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東陶機器株式会社
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/18Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float
    • F16K31/34Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid actuated by a float acting on pilot valve controlling the cut-off apparatus
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/36Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor
    • F16K31/38Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor in which the fluid works directly on both sides of the fluid motor, one side being connected by means of a restricted passage and the motor being actuated by operating a discharge from that side
    • F16K31/385Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid in which fluid from the circuit is constantly supplied to the fluid motor in which the fluid works directly on both sides of the fluid motor, one side being connected by means of a restricted passage and the motor being actuated by operating a discharge from that side the fluid acting on a diaphragm

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤフラム式のボールタップ給水栓を具
備する便器洗浄用給水装置において、排水弁の開弁に伴
って給水栓の主弁が開弁を開始し、その開弁が終了する
までの動作を遅延させる機能を具備せしめることによ
り、排水弁が開いている間に流される供給水を削減する
ことを目的とする。 【構成】 タンク1内の底部に便器へ連絡する排水弁
2を設けると共に、同タンク1内の上部にボールタップ
給水栓3を設けてなる給水装置aにおいて、前記ボール
タップ給水栓3は、弁口33に設けた弁座32に対して
主弁31を着座させ、上記主弁31の開弁開始から開弁
終了までの動作を所定の時間をかけて行なう開弁遅延機
構39を設けてなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、タンクに貯水した洗浄水を便器に対して給水する便器洗浄用給水 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タンク式の便器洗浄用給水装置は、タンクの内部に洗浄水の補給を行な うボールタップ給水栓を備え、タンク内底部に設けた排水弁をレバー操作により 開弁させることにより、タンク内に貯水した洗浄水を便器に対して給水するよう に構成されている。 例えば上記したボールタップ給水栓がダイヤフラム式である場合、レバー操 作によりタンクの排水弁が開かれてタンク内に貯水される洗浄水が便器へ供給さ れると、タンク内水位の低下に伴ってフロートが降下して給水栓のパイロット弁 が開かれ、これによりダイヤフラムの主弁が開弁して給水が開始される。即ち、 給水による水位の低下と同時にボールタップ給水栓からタンクへの給水が開始さ れることになる。 そして、給水開始から排水弁閉弁までの間に、タンクへ給水される水は予めタン クに貯水されていた水と共に便器に供給される。
【0003】 また、サイホン作用を利用して汚物を排出する型式の便器においては、サイホン 作用によって便器ボール部の溜水が不足することに対応して、ボールタップ給水 栓からの給水の一部を便器洗浄用としてタンクへ補給する水とは別に封水用補給 水としてオーバーフロー管などを介して便器に供給している。そして、上記した 封水用補給水もタンクへの給水と同様タンク内水位の下降開始と同時に供給が開 始されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、どのような形式の便器に使用する給水装置であっても、タンクの貯 水量は便器の洗浄に必要十分な量に設定されている。 このため、レバー操作により排水弁が開弁し、タンク水位の低下開始から排水弁 閉弁までの間に、ボールタップ給水栓からはタンク内へ給水が行なわれ、予めタ ンクに貯水されていた水と共に便器に流される。この水(以下の説明ではこれを 追っかけ水という)は、前記したようにタンクに必要十分な量の水が貯水されて いる以上、便器洗浄に対して必要以上の余分な水であると云える。
【0005】 また、サイホン作用を利用して汚物を排出する型式の便器においては、上記の ような無駄な追っかけ水に加えて本来はサイホンが終了してから供給すればよい 封水用の補給水もそれ以前から無駄に流していることになる。 本考案は、従来技術が有する上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的と する処は、上記したようにボールタップ給水栓を具備するタンク式の便器洗浄用 給水装置において、排水弁の開弁に伴って給水栓の主弁が開弁を開始し、その開 弁が終了するまでの動作を遅延させる機能を具備せしめることにより、排水弁が 開いている間にタンクに給水されて便器側に流れてしまったり、封水用としてそ れが必要とされる時点より前から便器に給水されてしまう供給水を削減して節水 を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案の便器洗浄用給水装置では、洗浄水を貯水す るタンクを備え、該タンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、同 タンク内の上部に洗浄水を補給するボールタップ給水栓を設けてなる給水装置に おいて、前記ボールタップ給水栓は、一次側流路と二次側流路を連通する弁口に 設けた弁座に対して主弁を着座させると共に、該主弁をフロート機構の作動と連 動させて開動及び閉動するように構成し、上記主弁の開弁開始から開弁終了まで の動作を所定の時間をかけて行なう開弁遅延機構を設けてなるものである。
【0007】 また、上記した開弁遅延機構の制御による主弁の開弁終了を、タンクの排水終了 時点、若しくは便器のトラップ排水路に発生するサイホン現象の終了時点に略一 致させるとより効果的である。
【0008】 請求項3記載の便器洗浄用給水装置では、洗浄水を貯水するタンクを備え、該 タンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、同タンク内の上部に洗 浄水を補給するダイヤフラム式のボールタップ給水栓を設けてなる給水装置にお いて、前記ボールタップ給水栓は、ダイヤフラムからなる主弁を弁二次側に連絡 する弁口に着座させ、該主弁の背後に設けた圧力室にタンク内空間に連絡するパ イロット弁を設け、このパイロット弁をフロート機構により開閉作動自在に成す と共に、上記圧力室と弁一次側とを連絡するブリード孔を設け、且つ、上記弁口 内に嵌挿し主弁の開閉弁動作に伴って弁口内から所定のストロークで出し入れす るコマ体を主弁に設けたものである。
【0009】 また、請求項4記載の便器洗浄用給水装置では、洗浄水を貯水するタンクを備 え、該タンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、同タンク内の上 部に洗浄水を補給するダイヤフラム式のボールタップ給水栓を設けてなる給水装 置において、前記ボールタップ給水栓は、ダイヤフラムからなる主弁を弁二次側 に連絡する弁口に着座させ、該主弁の背後に設けた圧力室にタンク内空間に連絡 するパイロット弁を設け、このパイロット弁をフロート機構により開閉作動自在 に成すと共に、上記圧力室と弁一次側とを連絡するブリード孔を設け、上記パイ ロット弁をパイロット孔と該パイロット孔の二次側口部に着座してフロート機構 により開閉作動するパイロット弁体とから構成し、且つ、上記パイロット孔の内 部に嵌挿しパイロット弁体の開閉弁動作に伴ってパイロット孔内から所定のスト ロークで出し入れするコマ体をパイロット弁体に設けたものである。
【0010】 請求項5記載の便器洗浄装置は、洗浄水を貯水するタンクを備え、該タンク内 の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、同タンク内の上部に洗浄水を補 給するボールタップ給水栓を設けてなる給水装置において、前記ボールタップ給 水栓は、フロート機構により作動する主弁を弁二次側に連絡する弁口に着座させ 、上記弁口の内部に嵌挿し主弁の開閉弁動作に伴って弁口内から所定のストロー クで出し入れするコマ体を主弁に設けている。 請求項6記載の便器洗浄装置においては、洗浄水を貯水するタンクを備え、該 タンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、同タンク内の上部に洗 浄水を補給するボールタップ給水栓を設けてなる給水装置において、前記ボール タップ給水栓は、フロート機構の下降により開弁し、上昇により閉弁するように 構成し、上記フロート機構に対しフロートの下降速度を遅延させる遅延機構を設 けたものである。
【0011】
【作用】
以上のように構成した便器洗浄用給水装置によれば、タンクの内部には便器に 連絡する排水弁と該タンクに水を補給するボールタップ給水栓が設けられる。 レバー操作等により上記排水弁を開弁し、便器に対する給水を開始すると、タン ク内の水位が低下し、同時にフロート機構のフロートが降下する。フロートが降 下するのと同時に、主弁が弁座から後退して開弁し、弁一次側から弁口を介して 弁二次側へ給水が流れ込みタンク内への給水が開始される。 この際、開弁遅延機構により、上記主弁の開弁開始から開弁終了までの動作が所 定の時間をかけて行なわれる。即ち、開弁動作の開始から終了までの時間をかけ てボールタップ給水栓からの給水がゼロから徐々に増大することになり、その結 果、給水栓開始から所定時間後の開弁終了までに行なわれる給水総量が削減され ることになる。
【0012】 請求項2記載の便器洗浄用給水装置にあっては、開弁遅延機構により制御され る主弁の開弁終了が、タンクの排水終了時点、若しくは便器のトラップ排水路に 発生するサイホン現象の終了時点と略一致し、それまで絞られていたタンクに対 する給水がこの時点から本格的に行なわれる。 請求項3記載の便器洗浄用給水装置によれば、タンクの内部には便器に連絡す る排水弁と該タンクに水を補給するボールタップ給水栓が設けられる。 レバー操作等により上記排水弁を開弁し、便器に対する給水を開始すると、タン ク内の水位が低下し、同時にフロート機構が降下してボールタップ給水栓のパイ ロット弁が開弁する。
【0013】 ボールタップ給水栓のパイロット弁が開弁すると、主弁背後の圧力室を満たして いた水が排出され、一次側圧力と圧力室の圧力バランスが崩れて、ダイヤフラム からなる主弁が弁座から後退して開弁する。これにより弁一次側から弁口を介し て弁二次側へ給水が流れ込みタンク内への給水が開始される。 また、上記主弁に対しては、弁口の内部に所定のストロークにて出し入れ自在に 嵌挿されるコマ体が設けられ、このコマ体が主弁の開弁動作に伴って弁口内部か ら引き出され、主弁が所定ストローク以上に後退した時点でコマ体が弁口内部か ら引き抜かれる。この時点で始めて弁口が開口される。
【0014】 よって、前記したように排水弁の開弁により便器への給水が開始されると同時に 、給水栓の弁座から主弁が後退を開始し、コマ体が弁口から引き抜かれて開弁が 終了するまでの時間をかけて、ボールタップ給水栓からの給水が徐々に増大する ことになる。よって、コマ体により開弁から実際に開弁終了するまでの時間が延 びることになり、その結果、給水開始から所定時間後までに行なわれる給水量が 削減されることになる。 尚、前記排水弁はタンク内の洗浄水が全部排水された時点で閉弁する。またボー ルタップ給水栓はタンク内への給水に伴う水位の上昇によりフロート機構が上昇 することにより、パイロット弁が閉弁して、弁一次側の水がブリード孔を通して 圧力室内に流れ込み、弁一次側と圧力室内の水圧が均衡して主弁が閉弁する。
【0015】 請求項4の給水装置によれば、パイロット弁はパイロツト孔と該孔の二次側口 部に着座するパイロット弁体とから構成され、上記パイロツト弁体にはパイロッ ト孔の内部に所定のストロークにて嵌挿されるコマ体が設けられる。 便器洗浄時において、排水弁の開弁と同時にタンク内の水位が低下しフロート機 構が降下すると、上記パイロット弁体がパイロット孔から後退する。これと同時 に、パイロット孔内に嵌挿されるコマ体も後退し、圧力室内の水が流出し始めて 主弁が開弁を開始し、給水が少量ずつ行なわれる。
【0016】 そして、パイロット弁体が所定ストローク後退した時点でコマ体が完全に引き抜 かれ、パイロツト孔が完全に開口する。完全に開口したパイロット孔からは圧力 室内の水が本格的に流出し、これにより弁一次側と圧力室内のとの間の圧力バラ ンスが急速に崩れて主弁の開弁の開弁量が増大して開弁が終了し、タンクに対す る給水が本格的に開始される。 即ち、フロート機構の降下によりパイロット弁体がパイロット孔から後退してか ら、コマ体がパイロット孔から引き抜かれるまでの間の時間をかけて、主弁の開 弁動作が行なわれることになり、その結果前記したと同様に給水開始から所定時 間後までに行なわれる給水量が削減されることになる。
【0017】 請求項5記載の給水装置によれば、ボールタップ給水栓は、フロート機構によ り作動する主弁が弁二次側に連絡する弁口に着座し、この主弁に上記弁口の内部 に嵌挿し主弁の開閉弁動作に伴って弁口内から所定のストロークで出し入れする コマ体が設けられている。 便器洗浄時において、排水弁の開弁と同時にタンク内の水位が低下しフロート機 構が降下すると、上記主弁が弁口から後退する。これと同時に、弁口内に嵌挿さ れるコマ体も後退して、主弁が開弁を開始し、給水が少量ずつ行なわれる。
【0018】 そして、主弁が所定ストローク後退した時点でコマ体が完全に引き抜かれ、弁口 が完全に開口する。完全に開口した弁口からは給水が本格的に開始される。 即ち、フロート機構の降下により主弁が弁口から後退してから、コマ体が弁口か ら引き抜かれるまでの間の時間をかけて、主弁の開弁動作が行なわれることにな り、その結果前記したと同様に給水開始から所定時間後までに行なわれる給水量 が削減されることになる。
【0019】 請求項6記載の便器洗浄装置によれば、ボールタップ給水栓は、フロート機構 の下降により開弁し、上昇により閉弁する。上記フロート機構にはフロートの下 降速度を遅延させる遅延機構が設けられ、この遅延機構によりタンク内の水位の 低下に伴いフロートが下降を開始し、下降が終了するまでの時間、即ち給水栓が 開弁を開始してから全開するまで開弁動作が時間をかけて行なわれることになり 、その結果、給水開始から所定時間後までに行なわれる給水量が削減されること になる。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上説明したように、ボールタップ給水栓の主弁の開弁開始から開弁 終了までの動作を所定の時間をかけて行なう開弁遅延機構を設けたものであるか ら、主弁の開弁動作の開始から終了までの時間をかけてボールタップ給水栓から の給水をゼロに近い状態から徐々に増大させ、これにより、給水栓開始から所定 時間後の開弁終了までに行なわれる給水総量を削減し、排水弁が開いている間に タンクに給水されて便器側に流れてしまったり、封水用としてそれが必要とされ る時点より前から便器に給水されてしまう追っかけ水を削減することができる。 また、請求項2の給水装置にあっては、主弁の開弁開始から終了までの遅延時間 を、便器のトラップ排水路に発生するサイホン現象が終了するまで、若しくは排 水弁の開弁から閉弁までの時間にあてるものであるから、上記した追っかけ水の 供給を効果的に削減し、節水効果をより高めることができる。
【0021】 請求項3の給水装置においては、ボールタップ給水栓の主弁に対して、弁口の 内部に所定のストロークで嵌挿するコマ体を設けることにより開弁遅延機構を構 成したものであるから、排水弁を開弁に伴って給水栓の主弁が弁座から後退し始 め、コマ体が弁口から引き抜かれるまでの時間だけ、主弁の開弁開始から終了ま での動作を遅延させることができ、これにより排水弁の開弁から所定時間後まで に行なわれる給水量を低減して節水を図ることができる。 よって、主弁の開弁開始から終了までの遅延時間を、便器におけるサイホン作用 の終了、若しくは排水弁の開弁から閉弁までの時間にあてることにより、排水弁 が開いている間にタンクに給水されて便器側に流れてしまったり、封水用として それが必要とされる時点より前から便器に給水されてしまう追っかけ水の供給を 削除若しくは削減し、節水を図ることができる。
【0022】 請求項4の給水装置は、パイロット弁体にパイロット孔の内部に所定のストロ ークで嵌挿するコマ体を設けることにより開弁遅延機構を構成したものであるか ら、便器への給水の際、タンク内水位の低下に伴うフロート機構の降下により、 パイロット弁体がパイロット孔から後退してから、コマ体がパイロット孔から引 き抜かれるまでの時間だけ、主弁の開弁開始から終了までの動作を遅延させるこ とができ、これにより上記したものと同様に排水弁の開弁から所定時間後までに 行なわれる給水量を低減して節水を図ることができる。
【0023】 請求項5の給水装置は、弁口の内部に所定のストロークで嵌挿するコマ体を給 水栓の主弁に設けたものであるから、便器への給水の際、タンク内水位の低下に 伴うフロート機構の降下により、主弁が弁口から後退してから、コマ体が弁口か ら完全に引き抜かれるまでの時間だけ、主弁の開弁動作を遅延させることができ 、これにより上記したものと同様に排水弁の開弁から所定時間後までに行なわれ る給水量を低減して節水を図ることができる。
【0024】 請求項6記載の便器洗浄装置は、ボールタップ給水栓は、フロート機構に対し 、フロートの下降速度を遅延させる遅延機構を設けたものであるから、上記遅延 機構により、フロートが下降を開始し、下降が終了するまでの時間、即ち給水栓 が開弁を開始してから全開するまで開弁動作が時間をかけて行なうことができ、 これにより排水弁の開弁から所定時間後までに行なわれる給水量を低減して節水 を図ることがてきる。
【0025】
【実施例】
以下、本考案の一実施を図面に基づいて説明する。 図1にて示す便器洗浄用給水装置aは、タンク1内に貯水した洗浄水を便器(図 示せず)に対して供給するものであり、タンク1内の底部に排水弁2を設けると 共に、タンク内上部にフロート37bの昇降により開閉作動するボールタップ給 水栓3を設けて構成してある。 タンク1は所要量の洗浄水を貯水する陶器製の容器であり、便器の上方部に設 置してある。 タンク1内の底部に設けられる排水弁2は所謂大小切り替え式の排水弁であり、 タンク1底部に嵌挿した給水管26の始端口に制御タンク21を接続し、該制御 タンク21の内部において、浮き子25を具備するオーバーフロー管22を上下 動自在に支持すると共に、上記オーバーフロー管22の下端に設けた排水弁体2 3aを、給水管26始端口により構成される弁口23bに上方から着座させてあ る。
【0026】 上記オーバーフロー管22及び制御タンク21側面に設けた開閉弁24は、連結 鎖26a,26bを介して操作レバー4の先端に接続してある。 そして、操作レバー4を大側若しくは小側に回動操作することにより、オーバー フロー管22を引き上げて排水弁体23aを開弁させ、さらに、レバー4の回動 方向により変る引き上げ量の大小により制御タンク21の開閉弁24を開若しく は閉状態で排水する。これにより、給水時におけるタンク1内水位の下限が、制 御タンク21の上端口(小側)の場合と開閉弁24(大側)場合とに制御され、 便器に対する給水量を大小2段階に切り替える様になっている。 尚、上記した排水弁は上記した構成に限定するものではなく、これとは構造が異 なる既存の排水弁を用いてもよい。
【0027】 タンク1内上部に設けられるボールタツプ給水栓3は、タンク1周壁の上部に 取り付け支持され、タンク中央へ向けて延びるレバー37aの先端に水位を検出 するフロート37bを取り付けてある。 給水栓3は、図1の拡大図にて示すように本体30aと該本体30a開口部に螺 着される締め付けナット30bとの間に圧力室ケース30cを内嵌し、それらの 内部に給水源40に連絡する弁一次側の流路36と、タンク内の底部に向けて延 びる真空破壊弁41a付の吐水管41が接続される弁二次側の流路37、主弁3 1が内設される弁室30d及び圧力室35を形成してある。 弁二次側の流路37の始端口となる弁口33は、弁一次側の流路36終端部の中 心部に臨む形で設けられ、該弁口33の口縁部に主弁31が着座する弁座32を 幾分突出させた形で設けてある。
【0028】 上記弁座32に着座する主弁31はダイヤフラムからなり、圧力ケース30cと 本体30aの開口部との間に可撓部分の外周縁を挟持し、弁座32に対して進退 自在に保持してある。主弁31の背後には圧力室35が形成され、該圧力室35 と弁一次側流路36とが主弁31に穿設したブリード孔38を介して連通してい る。
【0029】 上記主弁31の着座面側の中心部には弁口33の内部に嵌挿されるコマ体39 が嵌着してある。 コマ体39は弁口33の内部に適宜なクリアランスを介して出し入れ自在に嵌挿 される栓状の部材であり、主弁31の開閉動作にともなって所定のストロークに て弁口33内から出没し、主弁31が完全に後退し弁口33から完全に引き抜か れた状態で弁口33が開口して開弁状態となる。
【0030】 圧力室35を構成する圧力ケース30cの中心部にはパイロット孔34aと作 動アーム37aの一端に設けられるパイロット弁体34bとからなるパイロット 弁34が設けてある。 パイロット孔34aは圧力ケース30cの中心部に穿設され、その一端口がケー ス30cの外側へ向けて半球状に突出するように構成してある。また、パイロッ ト孔34aを塞ぐパイロット弁体34bは作動アーム37aの先端に取り付けて ある。
【0031】 一方、作動アーム37aは基端部を圧力ケース30cから突出する支持片に対し て支軸37cを介して回動自在に軸支され、レバー先端部にタンク1内の水位を 検出するフロート37bを取り付けてあり、このフロート37bがタンク1内の 水位の変化に伴って降下、上昇することにより、作動アーム37aが上下方向に 揺動する。そして、フロート37bが上昇位置にある時、作動アーム37a先端 のパイロット弁体34bによってパイロット孔34aが塞がれ、また、フロート 37bと共に作動アーム37aが下がった時に、パイロット弁体34bが後退し てパイロット孔34aを開放するようになっている。
【0032】 次に、上記したように構成した給水装置の作動説明をする。 給水装置aは、タンク1内に所定量の洗浄水が貯水された状態でフロート37b に浮力が生じ、作動アーム37aが上がってパイロット弁34が閉弁する(図1 )。 パイロット弁34が閉弁した状態では、弁一次側流路36内の水がブリード孔3 8を通して圧力室35内に流れ込み、同室35内を満たしている。この状態にお いては流路36内と圧力室35内の圧力が均衡しており、主弁31は圧力室35 内に加わる圧力により背面側から押されて弁座32に着座し、閉弁状態が維持さ れる。
【0033】 便器の洗浄に際して、例えば操作レバー4を大側に回動すると、排水弁2の排 水弁体23a及び開閉弁24が引き上げられて便器に対する給水が開始されタン ク1内の水位が低下する。 タンク1内の水位が低下すると同時に、フロート37b、作動アーム37aが降 下し、パイロット弁34が開弁する。 開放されたパイロット孔34aからは圧力室35内を満たしていた水が流出し、 これによりダイヤフラムの主弁31が後退して開弁し、弁一次側流路36内の水 が弁口33を通過して弁二次側流路37に流れ込みタンク1内に補給され始める 。
【0034】 上記したように主弁31が開弁する時、主弁31は閉弁状態から図1にて示す 閉弁状態から図2−(b)に示すように弁座32から離れる。通常では主弁の開 弁と同時に給水が開始されるが、上記した主弁31には弁口33内に嵌挿される コマ体39が設けてあるため、弁一次側流路36内の水は弁口33内周とコマ体 39外周との間のクリアランス部分からしか通過することができない。 その後、主弁31がコマ体39の全長以上に後退し、図2−(b)にて示すよう にコマ体39が弁口33内から引き抜かれた時点で始めて弁口33が開口されて 、本格的な給水が開始される。 即ち、上記した給水栓3においては、排水弁2の開弁により便器への給水が開始 されると同時に、給水栓3の弁座32から主弁31が後退を開始し、コマ体39 が弁口33から引き抜かれて開弁が終了するまでの作動が時間をかけて行なわれ る。
【0035】 よって、上記した給水栓3においては、排水弁2の開弁により便器への給水が 開始されるのと同時に、給水栓3の弁座32から主弁31が後退し始め、図2− (b)のようにコマ体39が弁口33から引き抜かれるまでの時間をかけてボー ルタップ給水栓3からの給水が徐々に増大することになる。よって、コマ体39 により開弁から実際に開弁終了するまでの時間が延びることになり、その結果、 給水開始から所定時間後までに行なわれる給水量が削減されることになる。
【0036】 図7にて示すように、上記した主弁31の遅延時間Tを、便器におけるサイホ ン作用の終了、若しくは排水弁2の開弁から閉弁までの時間にあてることにより 、排水弁2が開いている間にタンク1に給水されて便器側に流れてしまうことや 、封水用としてそれが必要とされる時点より前から便器に給水されてしまう追っ かけ水の供給を大幅に削減することができる。
【0037】 次に本考案を実施した別の給水装置を図3−(a)〜(c)に基づいて説明す る。 この実施例の給水装置は、主弁にコマ体を設けていない点で前記した給水装置a と異なるが、その他の構造は給水装置aと同様に構成される。よって、給水装置 の基本構造の説明は省略する。 図3−(a)は、給水栓のパイロット弁134部分を示している。このパイロッ ト弁134は、圧力室ケース130cの中心部にパイロット孔134aを穿設す ると共に、同孔134a一端口を外部へ向けて着座部134cを半球状に突出さ せ、この着座部134cに対して作動アーム137aの基端に設けたパイロット 弁体134bを着座させるように構成してある。
【0038】 また、上記したパイロット弁体134bの軸芯部にはパイロット孔134aの内 部に嵌挿するコマ体140を突設してある。コマ体140は、パイロット孔13 4a内に対して若干の間隙を介し所定のストロークにて出し入れ自在に嵌挿され る棒状の栓状体である。 フロートが上昇位置にある時、パイロット孔134aは着座部134cに着座す るパイロット弁体134bによって塞がれ、コマ体140はパイロット孔134 a内に嵌挿されている(図3−a)。
【0039】 便器洗浄の開始に伴ってタンク1内水位が低下し、作動アーム137aが降下 方向に回動すると、パイロット弁体134bが着座部134cから後退し、これ と同時に、パイロット孔134a内に嵌挿されるコマ体140も後退し、圧力室 135内の水がコマ体140外周の間隙を介して流出し始めて主弁が開弁を開始 し、給水が少量ずつ行なわれる(図3−b)。
【0040】 そして、作動アーム137aが完全に降下した時、コマ体140がパイロット孔 134aから引き抜かれてパイロット孔134aが開放さる(図3−c)。これ により圧力室135内の水がパイロツト孔134aから本格的に流出して主弁が 開弁する。
【0041】 即ち上記したように構成したパイロット弁134を具備するボールタップ給水栓 においては、フロート及び作動アーム137aの降下によりパイロット弁体13 4bがパイロット孔134aから後退してから、コマ体140がパイロット孔1 34aから引き抜かれるまでの時間をかけて、主弁の開弁動作が行なわれること になり、その結果前記したと同様に給水開始から所定時間後までに行なわれる給 水量が削減されることになる。
【0042】 尚、上記パイロツト弁134によって作られる主弁開弁動作の遅延時間Tは、前 記したように主弁31にコマ体39を設けた場合と比較すると幾分短くなるが、 追っかけ水の供給を削減し、節水効果を得られることには変りはない。
【0043】 前記した2つの実施例はダイヤフラム式のボールタップ給水栓を具備するもの であったが、図4及び図5にて示す実施例は、フロート機構の作動により直接的 に開閉動する主弁231を設けたボールタップ給水栓203を利用し、上記主弁 231に前記したと同様なコマ239を設けて構成してある。 上記ボールタップ給水栓203は、給水栓本体230内に形成される流路236 ,237の仕切り部に開口する弁口233の二次側口縁に弁座232を形成し、 この弁座232に対して主弁231を下方から進退自在に着座させて構成してい る。
【0044】 主弁231は給水栓本体230の下部に穿設した摺動孔240内に嵌挿して上下 摺動可能に支持される摺動体241の上端部に形成され、下向きに開設される弁 座232に対して進退自在に着座している。また、摺動体241の下部には摺動 孔242が水平に貫通させてあり、この摺動孔242にフロート機構の作動杆2 51の球状部を嵌挿してある。 作動杆251は、基端部を給水栓本体230に対して軸支して揺動可能に支持し 、該作動杆251の揺動により上記摺動体241が上下に摺動し、主弁231が 弁座232に対して着座したり離間したりするように構成してある。 一方、フロート237bの作動アーム237aは、その基端部を給水栓本体23 0から一体に突出する支持片243に対して軸支すると共に、上記作動杆251 の先端との間を連結杆252により連結し、連結端部同士を軸着してある。
【0045】 従って、フロート237bの作動アーム237aの揺動と作動杆251の揺動と が連結杆252を介して連動することになり、フロート237bが上昇すると作 動アーム237a及び作動杆251が上方に向けて回動し、主弁231が弁座2 32に着座して閉弁する。これとは逆に、排水に伴ってフロート237bが下降 すると作動アーム237a及び作動杆251が下方に向けて回動し、主弁231 が弁座232から離れて開弁する。 また、上記主弁231の先端には前記したものと同様なコマ体239が一体形成 してあり、このコマ体239が弁口233の内部に若干の間隙を介し所定のスト ロークにて出し入れ自在に嵌挿されている。
【0046】 上記したボールタツプ給水栓203にあっては、フロート237bが上昇位置 にある時、フロート237bの浮力により主弁231が押し上げられて弁座23 2に対して着座している(図4)。 排水開始に伴ってタンク201内の水位が低下すると、フロート237b、作動 アーム237aが降下し、主弁231が開弁してタンク201内に給水の補給が 開始される。 上記したように主弁231が開弁する時、主弁231は弁座232から離れるが 、弁一次側流路236内の水は弁口233内周とコマ体239外周との間のクリ アランス部分からしか通過することができない(図5−a)。 その後、主弁231がコマ体239の全長以上に後退し、図5−bにて示すよう にコマ体239が弁口233内から引き抜かれた時点で始めて弁口233が開口 されて、本格的な給水が開始される。
【0047】 即ち、上記したボールタツプ給水栓203においても、前記した給水栓3と同様 、給水栓203の弁座232から主弁231が後退を開始し、コマ体239が弁 口233から引き抜かれて開弁が終了するまでの作動が時間をかけて行なわれる ことになり、これにより給水開始から所定時間後までに行なわれる給水量を削減 することができる。
【0048】 図6にて示す実施例はボールタップ給水栓303のフロート337bをタンク 内の水位速度とは関係なくゆっくりと降下させることによりボールタップ給水栓 303の開弁開始から開弁終了までの動作を所定の時間をかけて行なうように構 成したものである。 即ち、この実施例は先端にフロート337bを取り付けた作動アーム337a の基端がボールタップ給水栓303の本体303’上部に水平状に設けた固定支 持軸329に粘性流体継手330を介して上下回動自在に設けられ、上記粘性流 体継手330による緩衝作用により作動アーム337aの下方への回動速度を遅 くしている。
【0049】 上記粘性流体継手330は、固定支持軸329の外周に配設されるコロ331、 スプリング332よりなる一方クラッチを備える回動体333と、該回動体33 3の外周に僅かな間隙をおいて配設される被駆動体334と、これら被駆動体3 34と回動体333との間に注入充填された粘性流体335とによって構成する もので、上記被駆動体334に作動アーム337aを一体的に設けている。 この粘性流体継手330は、作動アーム337aが下向きに回動する場合(ボー ルタップ給水栓303を開弁させる方向に回動させる場合)、粘性流体335及 びその剪断スキマによる剪断抵抗作用により回動体333の一方クラッチが作動 方向へ働きロック状態へ移行して、下向きの回転に対して抵抗が働き、これによ り作動アーム337aの働きを抑える。 尚、作動アーム337aの上方への回動(ボールタップ給水栓303を閉弁させ る方向への回動)に対しては回動体333のクラッチがフリーとなり、作動アー ム337aは上方へ円滑に回動する。
【0050】 従って、この実施例においては、便器への洗浄水の給水がはじまってタンク内 の水位が降下し、フロート337bの浮力が無くなると、フロート337bはそ の重さにより下降し始めるが、その下降はタンク内水位とは無関係にゆっくりと したものとなり、ボールタップ給水栓303の開弁から開弁終了までの動作が時 間をかけて行なわれることになる。その結果、前記した各実施例と同様に給水開 始から所定時間後までに行なわれる給水量が削減されることになる。 上記給水栓303の開弁終了のタイミングはフロート337bが止水時の位置か らボールタップ給水栓303を開弁させる位置まで降下する下降速度を粘性流体 継手330により調整することにより制御可能である。
【0051】 上記フロート337bが止水時の位置からボールタップ給水栓303を開弁さ せる位置に下降するまでの時間は、排水弁が開いてからタンクの排水が終了する までの時間、若しくは排水弁が開いてから便器のトラップ排水路に発生するサイ ホン現象が終了するまでの時間に対応させることが望ましく、前者の場合には便 器をセット下状態でフロート337bが止水位置から開弁位置まで下降するまで の時間を測定してそれと同じ時間でフロート337bが止水位置から開弁位置ま で下降するように粘性流体継手330を構成し、後者の場合には便器をセットし た状態で排水弁開弁からサイホン終了時までの時間を測定し、それと同じ時間で フロート337bが止水位置から開弁位置に下降するように粘性流体継手330 を構成する。
【0052】 尚、上記フロート337bの降下速度を遅くするための機構は上述した粘性継手 に限らず、例えば度らの緩衝機構として広く知られているピストン、シリンダ、 ロッドを組み合せた従来周知の機構を用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案を実施した便器洗浄用給水装置を示
す縦断面図と給水栓部分の拡大図。
【図2】 給水栓の作動状態を示す縦断面図。
【図3】 パイロット弁の作動状態を示す縦断面図。
【図4】 フロート機構により直接開閉する主弁にコ
マ体を設けて構成した給水装置の給水栓部分を示す一部
切欠正面図。
【図5】 同給水装置における給水栓部分を示す拡大
縦断面であり、(a)は主弁が開弁する途中の状態を示
し、(b)は主弁が全開した状態を示す。
【図6】 粘性流体継手によりフロートの作動アーム
の下降速度を遅延させるボールタップ給水栓を示す部分
断面図。
【図7】 主弁開弁時の時間経過と瞬間流量との関係
を示す図。
【符号の説明】
a・・・給水装置 1・・・タンク 2・・・排水弁 3・・・ボールタップ給水栓 4・・・操作レバー 31・・・主弁 32・・・弁座 33・・・弁口 34,134・・・パイロット弁 34a,134a・・・パイロット孔 34b,134b・・・パイロット孔 35,135・・・圧力室 36,236・・・弁一次側流路 37,237・・・弁二次側流路 38・・・ブリード孔 39,140,239・・・コマ体 330・・・粘性流体継手

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄水を貯水するタンクを備え、該タ
    ンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、
    同タンク内の上部に洗浄水を補給するボールタップ給水
    栓を設けてなる給水装置において、前記ボールタップ給
    水栓は、一次側流路と二次側流路を連通する弁口に設け
    た弁座に対して主弁を着座させると共に、該主弁をフロ
    ート機構の作動と連動させて開動及び閉動するように構
    成し、上記主弁の開弁開始から開弁終了までの動作を所
    定の時間をかけて行なう開弁遅延機構を設けてなる便器
    洗浄用給水装置。
  2. 【請求項2】 開弁遅延機構の制御による主弁の開弁
    終了を、タンクの排水終了時点、若しくは便器のトラッ
    プ排水路に発生するサイホン現象の終了時点に略一致さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の便器洗浄用給水装
    置。
  3. 【請求項3】 洗浄水を貯水するタンクを備え、該タ
    ンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、
    同タンク内の上部に洗浄水を補給するダイヤフラム式の
    ボールタップ給水栓を設けてなる給水装置において、前
    記ボールタップ給水栓は、ダイヤフラムからなる主弁を
    弁二次側に連絡する弁口に着座させ、該主弁の背後に設
    けた圧力室にタンク内空間に連絡するパイロット弁を設
    け、このパイロット弁をフロート機構により開閉作動自
    在に成すと共に、上記圧力室と弁一次側とを連絡するブ
    リード孔を設け、且つ、上記弁口内に嵌挿し主弁の開閉
    弁動作に伴って弁口内から所定のストロークで出し入れ
    するコマ体を主弁に設けた便器洗浄用給水装置。
  4. 【請求項4】 洗浄水を貯水するタンクを備え、該タ
    ンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、
    同タンク内の上部に洗浄水を補給するダイヤフラム式の
    ボールタップ給水栓を設けてなる給水装置において、前
    記ボールタップ給水栓は、ダイヤフラムからなる主弁を
    弁二次側に連絡する弁口に着座させ、該主弁の背後に設
    けた圧力室にタンク内空間に連絡するパイロット弁を設
    け、このパイロット弁をフロート機構により開閉作動自
    在に成すと共に、上記圧力室と弁一次側とを連絡するブ
    リード孔を設け、上記パイロット弁をパイロット孔と該
    パイロット孔の二次側口部に着座してフロート機構によ
    り開閉作動するパイロット弁体とから構成し、且つ、上
    記パイロット孔の内部に嵌挿しパイロット弁体の開閉弁
    動作に伴ってパイロット孔内から所定のストロークで出
    し入れするコマ体をパイロット弁体に設けた便器洗浄用
    給水装置。
  5. 【請求項5】 洗浄水を貯水するタンクを備え、該タ
    ンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、
    同タンク内の上部に洗浄水を補給するボールタップ給水
    栓を設けてなる給水装置において、前記ボールタップ給
    水栓は、フロート機構により作動する主弁を弁二次側に
    連絡する弁口に着座させ、上記弁口の内部に嵌挿し主弁
    の開閉弁動作に伴って弁口内から所定のストロークで出
    し入れするコマ体を主弁に設けた便器洗浄用給水装置。
  6. 【請求項6】 洗浄水を貯水するタンクを備え、該タ
    ンク内の底部に便器へ連絡する排水弁を設けると共に、
    同タンク内の上部に洗浄水を補給するボールタップ給水
    栓を設けてなる給水装置において、前記ボールタップ給
    水栓は、フロート機構の下降により開弁し、上昇により
    閉弁するように構成し、上記フロート機構に対しフロー
    トの下降速度を遅延させる遅延機構を設けてなる便器洗
    浄用給水装置。
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