JPH07158738A - 流動層式圧力容器 - Google Patents

流動層式圧力容器

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JPH07158738A
JPH07158738A JP5306605A JP30660593A JPH07158738A JP H07158738 A JPH07158738 A JP H07158738A JP 5306605 A JP5306605 A JP 5306605A JP 30660593 A JP30660593 A JP 30660593A JP H07158738 A JPH07158738 A JP H07158738A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedestal
container body
pressure vessel
seal plate
type pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP5306605A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Shimazaki
良夫 島崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱膨張差を容易に吸収して台座と容器本体と
の間を確実に閉塞し得る流動層式圧力容器を提供する。 【構成】 容器本体8内側にキャスタブルライニング9
を施し、該キャスタブルライニング9を通して前記容器
本体8の周方向複数箇所から内部に張り出したサポート
ブラケット10の先端でリング状の台座11を支持し、
該台座11上面に立設した筒状サポート12の上端で分
散板13外周を支持するよう構成した流動層式圧力容器
16において、前記台座11と容器本体8との間のキャ
スタブルライニング9を部分的に撤去して配置空間17
を形成し、前記台座11と容器本体8との間を同心円状
にコルゲーション18を付したリング状のシールプレー
ト19で気密に閉塞し、該シールプレート19の上側及
び下側の配置空間17に綿状の断熱材であるカオウール
21を充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動層式圧力容器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より石炭を微粉炭として火力発電設
備等で使用することが良く知られているが、現在、熱効
率の向上や環境保全の観点から石炭をガス化して使用す
る技術の開発が進められている。
【0003】ところが、石炭中の硫黄分は、ガス化する
と大部分が硫化水素となって、ガス化したガス中に同伴
される為、大気汚染防止や硫黄分による設備の腐食防止
等を考慮して石炭ガス化ガス中の硫黄分を脱硫する乾式
脱硫装置が必要となる。
【0004】図3は上記乾式脱硫装置に用いられる脱硫
塔の一例を示すもので、脱硫塔1の下部に導入された石
炭ガス化ガス2が、溢流管3で接続された下段と上段の
流動層4,4で粉粒状の脱硫剤5と接触して脱硫され、
前記上段の流動層5の上方でサイクロン6に導入されて
同伴した脱硫剤5を分離された後に脱硫塔1の上方から
精製ガス7として送出されるようになっている。
【0005】この種の脱硫塔1は、図4に示す如く脱硫
塔1の形骸をなす金属製の容器本体8内側にキャスタブ
ルライニング9を施し、該キャスタブルライニング9を
通して前記容器本体8の周方向複数箇所から内部に張り
出したサポートブラケット10の先端でリング状の台座
11を支持し、該台座11上面に立設した筒状サポート
12の上端で、前記流動層4を形成する為の分散板13
外周を支持するようにした流動層式圧力容器として構成
されている。
【0006】尚、図4中14はガス流、15は筒状サポ
ート12とキャスタブルライニング9との間に充填され
たセラミックバルクを示す。
【0007】又、前記脱硫塔1の下段の流動層4から硫
化した脱硫剤5を導いて酸化再生し且つ再生した脱硫剤
5を前記脱硫塔1の上段の流動層4に戻す図示しない再
生塔も、通常一段の流動層を備えた同様の構造の流動層
式圧力容器として構成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これら脱硫塔1や再生
塔等の流動層式圧力容器では、先に述べた図4にあるよ
うに、サポートブラケット10や台座11が、容器本体
8に内張りしたキャスタブルライニング9内に埋設され
た状態となっているので、前記サポートブラケット10
及び台座11と、キャスタブルライニング9との境界に
隙間が生じ易く、該隙間を通過してガス流14が分散板
13をバイパスする虞れがある。
【0009】そこで、前記台座11と容器本体8との間
を気密に閉塞してガス流14が分散板13をバイパスし
ないようシールする必要があるが、前記の如くキャスタ
ブルライニング9を内張りした流動層式圧力容器は外側
の容器本体8と内部構造物との温度差が大きくなる為、
単に台座11と容器本体8との間を何らかのシール部材
で連結して閉塞しただけでは、その連結部分が熱膨張差
による応力集中で短期間に破損してしまうという問題が
あった。
【0010】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、熱膨張差を容易に吸収して台座と容器本体との間を
確実に閉塞し得る流動層式圧力容器を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、容器本体内側
にキャスタブルライニングを施し、該キャスタブルライ
ニングを通して前記容器本体の周方向複数箇所から内部
に張り出したサポートブラケットの先端でリング状の台
座を支持し、該台座上面に立設した筒状サポートの上端
で分散板外周を支持するよう構成した流動層式圧力容器
において、前記台座と容器本体との間のキャスタブルラ
イニングを部分的に撤去して配置空間を形成し、前記台
座と容器本体との間を同心円状にコルゲーションを付し
たリング状のシールプレートで気密に閉塞し、該シール
プレートの上側及び下側の配置空間に綿状の断熱材を充
填したことを特徴とする流動層式圧力容器に係るもので
ある。
【0012】
【作用】従って本発明では、容器本体と内部構造物とに
熱膨張差が生じても、シールプレートのコルゲーション
が前記熱膨張差を吸収し、台座と容器本体との間を確実
に閉塞するので、ガス流が分散板をバイパスすることが
防止される。
【0013】又、シールプレートの上側及び下側の配置
空間に充填された綿状の断熱材は、シールプレートの変
形を拘束することなく断熱性を保持する。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0015】図1及び図2は本発明の流動層式圧力容器
の一実施例を示すもので、図3及び図4と同一の符号を
付した部分は同一物を表わしている。
【0016】前述した図3及び図4の脱硫塔1と略同様
に、容器本体8内側にキャスタブルライニング9を施
し、該キャスタブルライニング9を通して前記容器本体
8の周方向複数箇所から内部に張り出したサポートブラ
ケット10の先端でリング状の台座11を支持し、該台
座11上面に立設した筒状サポート12の上端で分散板
13外周を支持するよう構成した流動層式圧力容器16
において、前記台座11と容器本体8との間のキャスタ
ブルライニング9を部分的に撤去して配置空間17を形
成し、該配置空間17に同心円状にコルゲーション18
を付したリング状のシールプレート19を配し、該シー
ルプレート19の内径側端部を台座11に溶接し且つ外
径側端部を前記容器本体8に内嵌した状態で溶接した取
付リング20に溶接して、前記台座11と容器本体8と
の間をシールプレート19により気密に閉塞する。
【0017】又、前記シールプレート19の上側及び下
側の配置空間17には、綿状の断熱材であるカオウール
21を充填する。
【0018】而して、容器本体8と内部構造物とに熱膨
張差が生じても、シールプレート19のコルゲーション
18が前記熱膨張差を吸収し、台座11と容器本体8と
の間を確実に閉塞するので、ガス流14が分散板13を
バイパスすることが防止される。
【0019】又、シールプレート19の上側及び下側の
配置空間17に充填されたカオウール21は、シールプ
レート19の変形を拘束することなく断熱性を保持す
る。
【0020】従って上記実施例によれば、シールプレー
ト19に同心状にコルゲーション18を付しているの
で、該コルゲーション18により容器本体8と内部構造
物との熱膨張差を容易に吸収して台座11と容器本体8
との間を確実に閉塞することができ、ガス流14が分散
板13をバイパスすることを確実に防止することができ
る。
【0021】又、前記シールプレート19の上側及び下
側の配置空間17にカオウール21を充填しているの
で、シールプレート19の変形を拘束することなく断熱
性を保持することができる。
【0022】尚、本発明の流動層式圧力容器は、上述の
実施例にのみ限定されるものではなく、乾式脱硫装置の
脱硫塔に限定されないこと、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0023】
【発明の効果】上記した本発明の流動層式圧力容器によ
れば、下記の如き種々の優れた効果を奏し得る。
【0024】(I)シールプレートに同心状にコルゲー
ションを付しているので、該コルゲーションにより容器
本体と内部構造物との熱膨張差を容易に吸収して台座と
容器本体との間を確実に閉塞することができ、ガス流が
分散板をバイパスすることを確実に防止することができ
る。
【0025】(II)シールプレートの上側及び下側の
配置空間に綿状の断熱材を充填しているので、シールプ
レートの変形を拘束することなく断熱性を保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【図4】図3の分散板支持構造の拡大図である。
【符号の説明】
8 容器本体 9 キャスタブルライニング 10 サポートブラケット 11 台座 12 筒状サポート 13 分散板 16 流動層式圧力容器 17 配置空間 18 コルゲーション 19 シールプレート 21 カオウール(綿状の断熱材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内側にキャスタブルライニング
    を施し、該キャスタブルライニングを通して前記容器本
    体の周方向複数箇所から内部に張り出したサポートブラ
    ケットの先端でリング状の台座を支持し、該台座上面に
    立設した筒状サポートの上端で分散板外周を支持するよ
    う構成した流動層式圧力容器において、前記台座と容器
    本体との間のキャスタブルライニングを部分的に撤去し
    て配置空間を形成し、前記台座と容器本体との間を同心
    円状にコルゲーションを付したリング状のシールプレー
    トで気密に閉塞し、該シールプレートの上側及び下側の
    配置空間に綿状の断熱材を充填したことを特徴とする流
    動層式圧力容器。
JP5306605A 1993-12-07 1993-12-07 流動層式圧力容器 Pending JPH07158738A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007088592A1 (ja) * 2006-01-31 2007-08-09 Shi Mechanical & Equipment Inc. 圧力容器用のベロー
WO2007145051A1 (ja) 2006-06-16 2007-12-21 Freund Corporation 流動層装置
KR100958675B1 (ko) * 2008-05-15 2010-05-20 한국원자력연구원 벨로우즈 시일을 이용한 압력용기 밀폐구조

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