JPH0715839A - 電線・ケーブル床貫通部の防火構造 - Google Patents

電線・ケーブル床貫通部の防火構造

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JPH0715839A
JPH0715839A JP5158918A JP15891893A JPH0715839A JP H0715839 A JPH0715839 A JP H0715839A JP 5158918 A JP5158918 A JP 5158918A JP 15891893 A JP15891893 A JP 15891893A JP H0715839 A JPH0715839 A JP H0715839A
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floor
fire
resistant
cable
frame body
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JP5158918A
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Inventor
Kokichi Yasuda
光吉 安田
Shigenobu Ishii
重信 石井
Kazuhiko Kobayashi
一彦 小林
Tsukasa Sato
司 佐藤
Norio Takahata
紀雄 高畑
Toshimasa Hatta
敏正 八田
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】詰め物の量を電線・ケーブルに対して最低限必
要な量に減少でき而も施工性に優れた、電線・ケーブル
床貫通部の防火構造を提供する。 【構成】床11の角穴12に電線・ケーブル13を縦貫
通させた電線・ケーブル床貫通部において、角穴を塞ぐ
方形の耐火性仕切り板14を床上面に載置して、耐火性
仕切り板の上面を床上面レベルよりも高くしてなり、電
線・ケーブルを囲む金属製枠体15及び、耐熱シール材
16,16′や耐火充填材17の詰め物をかかる耐火性
仕切り板の上面へ集中して施してなる、電線・ケーブル
床貫通部の防火構造である。上記電線・ケーブルが多数
本で複数列に並列群をなして共通の角穴に縦貫通した場
合、金属製枠体は当該電線・ケーブルの各列の並列群単
位毎に設けられると良い。金属製枠体は、4枚の方形状
金属板の端縁同志で結合して矩形状に枠組みされてなる
ものが良く、これが耐火性仕切り板の上面に非固定的に
上置きされると良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線・ケーブルの床貫
通部における防火構造に関する。本防火構造は、床の貫
通穴が角穴である場合と丸穴である場合とを対象とす
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電線・ケーブル床貫通部の防火構
造は、図6に示すようなものであった。即ち、この図示
の例は、床1に角穴2を穿った場合を示しており、この
角穴2内の底部に耐火性仕切り板3を適当な係止具4で
定置し、その耐火性仕切り板3の上面におけるケーブル
貫通部分を耐熱シール材5で盛土の如く目詰をし、その
上の角穴2内に耐火充填材6を隙間なく詰め込み、角穴
よりも大きな方形の耐火性仕切り板3′を床1の上面に
載置して詰め物のある角穴を塞ぎ、その耐火性仕切り板
3′の上面におけるケーブル貫通部分を耐熱シール材
5′で盛土の如く目詰をするものであった。なお、7は
ケーブル、8はケーブルラックであり、このケーブルラ
ックの貫通部分にも耐熱シール材5,5′が施されてい
た。また、9はアンカーボルトで耐火性仕切り板6を床
1の上面に固定するものである。その場合、耐火性仕切
り板3′と床1の上面との間に耐熱シール材5″を介在
することも行われていた。床貫通穴が丸穴の場合でも、
上記の例に準じた防火構造が付与されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電線・
ケーブル床貫通部の防火構造では、床貫通穴内の底に耐
火性仕切り板を定置し、その耐火性仕切り板を受け皿と
して耐火充填材を床貫通穴内に詰め込む方式であるた
め、耐火充填材が電線・ケーブルの周りだけでなく床貫
通穴を完全に塞ぎきるように充填されるため、耐火充填
材の充填量が多量となり、また、上下何れの耐火性仕切
り板の各々においてもケーブル貫通部分に耐熱シール材
が盛土の如く目詰が行われることから、防火材料を過分
に要する上に施工に多くの手間・時間を費やすものであ
った。
【0004】本発明は、前述した従来技術の問題点に鑑
みてなされてもので、その主たる目的とするところは、
詰め物の量を電線・ケーブルに対して最低限必要な量に
減少でき而も施工性に優れた、電線・ケーブル床貫通部
の防火構造を提供することにある。また、本発明のその
他の目的は、床貫通穴が特定の穴形状である場合にそれ
に最適な防火構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の主たる目的及びそ
の他の目的を達成するために具現した第一の手段は、床
の角穴に電線・ケーブルを縦貫通させた電線・ケーブル
床貫通部において、角穴を塞ぐ方形の耐火性仕切り板を
床上面に載置して、耐火性仕切り板の上面を床上面レベ
ルよりも高くしてなり、電線・ケーブルを囲む金属製枠
体及び、耐熱シール材や耐火充填材の詰め物をかかる耐
火性仕切り板の上面へ集中して施してなる、電線・ケー
ブル床貫通部の防火構造である。上記電線・ケーブルが
多数本で複数列に並列群をなして共通の角穴に縦貫通し
た場合、金属製枠体は当該電線・ケーブルの各列の並列
群単位毎に設けられると良い。上記電線・ケーブルが平
型構造で複数本の積層体からなる場合、金属製枠体は当
該電線・ケーブルの積層体に対して設けられると良い。
金属製枠体は、4枚の方形状金属板の端縁同志で結合し
て矩形状に枠組みされてなるものが良く、これが耐火性
仕切り板の上面に非固定的に上置きされると良い。
【0006】上記の主たる目的及びその他の目的を達成
するために具現した第二の手段は、床の丸穴に電線・ケ
ーブルを縦貫通させた電線・ケーブル床貫通部におい
て、金属製短筒枠体を自己の上端側外向きフランジで床
面に係止して丸穴内に垂設し、その金属製短筒枠体の自
己の下端側内向きフランジ上に耐火性仕切り板を載置し
て、耐火性仕切り板の上面を床上面レベルと等しくして
なり、金属製長筒枠体を自己の下端側外向きフランジで
耐火性仕切り板の上面及び金属製短筒枠体の上端側外向
きフランジの上面に跨がって着座させ、金属製長筒枠体
の下端側外向きフランジの上面から床上面にかけて耐熱
シール材を施し、耐火性仕切り板の上面で且つ金属製長
筒枠体に囲まれた空間内で耐熱シール材及び耐火充填材
の詰め物を施してなるものである。金属製短筒枠体及び
金属製長筒枠体は、2枚の断面半円状金属板を合わせて
できる円筒枠からなるものが望ましく、これら円筒枠体
が床上面に非固定的に係止または上置きされると良い。
【0007】
【実施例】図1は、本発明により提供する電線・ケーブ
ル床貫通部の防火構造の、第一の手段により具現した第
一実施例であり、(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のA
−A断面図、(ハ)は(イ)のB−B断面図である。図
2は、上記の防火構造において用いられる金属製枠体の
例を示している。図1から明らかなように、この実施例
では、床11に角穴12を穿ち、この角穴12に電線・
ケーブル13を多数本で複数列の並列群をなすように縦
貫通させたものを対象としている。なお、CRはケーブ
ルラックを示す。
【0008】しかして、電線・ケーブル床貫通部におけ
る防火構造は、一枚の耐火性仕切り板14と金属製枠体
15と詰め物としての耐熱シール材16,16′及び耐
火充填材17が用いられる。
【0009】耐火性仕切り板14は、例えば珪酸カルシ
ウム板を角穴12よりも大きな方形状に加工したもの
を、床11の上面11aに上置きして角穴を塞ぐもので
ある。18はアンカーボルトにして、耐火性仕切り板1
4を床11に固定するものである。上記のように載置固
定した耐火性仕切り板14は、自己の上面14aが床1
1の上面11aよりも高くしてなるものである。なお、
19は、耐火性仕切り板14を中間で下側から支える支
持部材で、角穴12の縁に係止して設けられる。金属製
枠体15は、図2に示したように、鋼板を加工して得ら
れる2枚の長尺方形状金属板20,20と2枚の短尺方
形状金属板21,21とを矩形状に枠組みしたものであ
って、長尺方形状金属板20の長手側端縁を短尺方形状
金属板21の端縁折り曲げフランジ21aに重ね、ボル
ト締結することにより結合している。長手方形状金属板
の長手側中央ではフランジ20aが設けられて変形しな
いように補強されている。また、両金属板20,21の
上下開口縁にも折り曲げフランジ20b,21bを形成
して補強している。
【0010】上記のような金属製枠体15は、図1
(イ)に示したように、電線・ケーブル13の複数列の
並列群単位で囲める寸法にされ、そして、電線・ケーブ
ル13の各列の並列群毎に各別に外囲みする数分だけ用
意して耐火性仕切り板14の上面14aに単に載置して
非固定的に設けられている。
【0011】耐熱シール材16は、パテ状の耐熱性材料
(例えば、日立電線株式会社の商品で「ハイシール」)
を用いて、耐火性仕切り板14の上面14aでケーブル
を貫通する部分に施される。その場合、従来の耐火性仕
切り板の電線・ケーブル貫通穴の中に埋入させるような
ことを要せず、単に耐火性仕切り板の上面に施す程度で
良い。
【0012】耐火充填材17は、パテ状の耐火性材料
(例えば、日立電線株式会社の商品で「HFパテ」)を
用いて、耐熱性シール材16でシールされた耐火性仕切
り板14の上面を底として、金属製枠体15の空間に充
填される。その場合、耐火充填材17は金属製枠体15
の上端まで詰め込むこととする。
【0013】耐熱シール材16′は、耐熱シール材16
と同様の材料を用いて、詰め込まれた耐火充填材15の
上面に薄く施される。なお、以上の防火措置は、ケーブ
ルラックCRを含めて行うものである。
【0014】以上のようにして構成された本実施例の電
線・ケーブル床貫通部の防火構造によれば、一枚の耐火
性仕切り板14のみで床の角穴12を床の上面から塞
ぎ、その耐火性仕切り板14の上面において金属製枠体
15や詰め物としての耐熱シール材16,16′及び耐
火充填材17が集中して施されるから、角穴12には何
らの詰め物を必要とせず、全ては床上で作業するため、
施工性に優れており、また、金属製枠体を電線・ケーブ
ルの複数列の並列群単位に小サイズ化して設け、それら
各列の並列群における金属製枠体15に対して詰め物を
するだけであるから、詰め物の量を角穴を塞ぎきる従来
の方式に比べて大幅に減少でき、コスト低減に多大な貢
献を果たし得る。
【0015】図3は、本発明により提供する電線・ケー
ブル床貫通部の防火構造の、第一の手段により具現した
第二実施例であり、(イ)は平面図、(ロ)は(イ)の
C−C断面図である。図1の同一機能部分はそれの符号
を援用してある。
【0016】この実施例は、電線・ケーブルが、平型ケ
ーブルを複数本積層してなる積層布設平型ケーブル1
3′を貫通して床貫通部を対象としている。しかして、
本実施例の防火構造は、一枚の耐火性仕切り板14と、
一組の金属製枠体15′と、詰め物としての耐熱シール
材16,16′及び耐火充填材17を用いたものであ
る。前述した第一実施例と異なるのは、金属製枠体1
5′が積層された平型ケーブル13′を一括して覆う四
角形に枠組みされた点だけであり、その作用・効果は、
前述した実施例と殆ど変わらない。
【0017】図4は、本発明の電線・ケーブル床貫通部
の防火構造における第二手段により具現された一実施例
であり、(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のD−D断面
図である。図5は、上記の防火構造において用いられる
金属製枠体の例を示し、A−(イ、ロ、ハ)は金属製長
筒枠体で、B−(イ、ロ、ハ)は金属製短筒枠体であ
る。図4から明らかなように、この実施例では、床11
0に丸穴120を穿ち、この丸穴120に電線・ケーブ
ル130の群をを縦貫通させたものを対象としている。
【0018】しかして、電線・ケーブル床貫通部におけ
る防火構造は、一枚の耐火性仕切り板140と金属製長
筒枠体150と金属製短筒枠体151とさらに耐熱シー
ル材160,160′,161及び耐火充填材170が
用いられる。
【0019】耐火性仕切り板140は、前述した実施例
と同様な材料(珪酸カルシウム板)を丸穴120内に納
まる寸法の円形状に加工したものを用いる。その耐火性
仕切り板140を丸穴120内に定置するために、金属
製短筒枠体151を使用する。金属製短筒枠体151
は、図5B−(イ、ロ、ハ)に示したように、鋼板を加
工して得られる2枚の断面半円状金属板152,152
を円筒枠状に組んでできるものであり、上端に外向きの
鍔状フランジ153を且つ下端に内向きの鍔状フランジ
154を形成したものである。円筒部の外径を丸穴12
0の内径に等しくしてある。そして、これら断面半円状
金属板152同志を合わせて円筒枠状にしつつ、上端の
外向きフランジ153で床の上面110aに係止して丸
穴120内に本体を垂設するものである。耐火性仕切り
板140は、かかる金属製短筒枠体151の下端の内向
きフランジ154上に載置して丸穴120内に装填さ
れ、上面140aが床上面110aと等しくなるように
したものである。
【0020】金属製長筒枠体150は、図5A−(イ、
ロ、ハ)に示したように、鋼板を加工して得られる2枚
の断面半円状金属板155,155を自己の側縁折り曲
げフランジ156同志をボルト結合してできる円筒枠か
らなり、下端に鍔状の外向きフランジ157を形成した
ものである。上記のような金属製枠体150は、図4に
示したように、電線・ケーブル130の群を囲むように
して、下端の外向きフランジ157を耐火性仕切り板1
40の上面及び金属製短筒枠体151の上端外向きフラ
ンジ153(図5参照)に跨がって非固定的に着座させ
たる。
【0021】耐熱シール材161は、パテ状の耐熱性材
料(例えば、日立電線株式会社の商品で「ハイシー
ル」)を用いて、金属製長筒枠体150の下端側外向き
フランジ153の上面から床上面110aにかけて施
し、枠体の床係止あるいは着座部のシールを形成する。
【0022】耐熱シール材160は、前述と同様のパテ
状の耐熱性材料を用いて、耐火性仕切り板140の上面
でケーブルを貫通する部分に施される。その場合、従来
の耐火性仕切り板の電線・ケーブル貫通穴の中に埋入さ
せるようなことを要せず、単に耐火性仕切り板の上面に
施す程度で良い。
【0023】耐火充填材170は、パテ状の耐火性材料
(例えば、日立電線株式会社の商品で「HFパテ」)を
用いて、耐熱性シール材160でシールされた耐火性仕
切り板14の上面を底として、金属製長筒枠体150の
空間に充填される。その場合、耐火充填材170は金属
製長筒枠体150の上端まで詰め込むこととする。
【0024】耐熱シール材160′は、耐熱シール材1
60と同様の材料を用いて、詰め込まれた耐火充填材1
5の上面に薄く施される。
【0025】以上のようにして構成された本実施例の電
線・ケーブル床貫通部の防火構造によれば、一枚の耐火
性仕切り板140のみを床の角穴120内に装填し、そ
の耐火性仕切り板140の上面において金属製枠体15
0や詰め物としての耐熱シール材160,160′及び
耐火充填材170が集中して施されるから、角穴12に
は耐熱シール材や耐火充填材の詰め物を必要とせず、全
ては床上で施するため、施工性に優れている。また、金
属製長筒枠体を電線・ケーブルの群を囲むような小サイ
ズ化して設け、それら群を囲む金属製長筒枠体150に
対して詰め物をするのであるから、詰め物の量を丸穴を
塞ぎきる従来の方式に比べて大幅に減少でき、コスト低
減に多大な貢献を果たし得る。
【0026】なお、以上の各実施例は、本発明の技術的
思想の創作の一具体例を示したまでであって、これらの
ものによって本発明が限定的に解釈されないことは当然
である。例えば、金属製枠体、金属製長筒枠体における
フランジのボルト結合に代えて、引っ掛け結合方式であ
っても良い。また、それらの枠体が耐火性仕切り板上に
非固定的に上置きするのを実施例としたが、耐火充填材
の火災時の高熱で膨張で万が一にも浮き上がるという心
配をなくするために、枠体をケーブルラックや耐火性仕
切り板にボルトや金具を用いて固定しても差し支えな
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したような本発明にかかる電線
・ケーブル床貫通部の防火構造における第一の手段、第
二の手段何れのものによっても、詰め物の量を電線・ケ
ーブルに対して最低限必要な量に減少でき而も施工性に
優れた、電線・ケーブル床貫通部の防火構造を提供する
という所期の目的は十二分に達成される。また、第一の
手段、第二の手段によって、床貫通穴が特定の穴形状で
ある場合にそれに最適な防火構造を低コストで提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一手段による第一実施例を示し、
(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のA−A断面図、
(ハ)は(イ)のB−B断面図。
【図2】同上実施例に用いられる金属製枠体の例を示
し、(イ)−は長片形方形状金属板の正面図と側面
図、(ロ)−は短片形方形状金属板の正面図と側面
図、(ハ)は組立後の枠体の斜視図。
【図3】本発明の第一手段による第二実施例を示し、
(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のC−C断面図。
【図4】本発明の第二手段による一実施例を示し、
(イ)は部分欠截した平面図、(ロ)は(イ)のD−D
断面図。
【図5】同上実施例に用いられる金属製枠体の例を示
し、A−(イ)は金属製長筒枠体の平面図、A−(ロ)
は同枠体の正面図、A−(ハ)は同枠体の斜視図、B−
(イ)は金属製短筒枠体の部分斜視図、B−(ロ)は同
枠体の平面図、B−(ハ)は同枠体の正面図。
【図6】従来の電線・ケーブル床貫通部の防火構造の例
を示し、(イ)は平面図、(ロ)は縦断面図。
【符号の説明】
11,110 床 11a,110a 床上面 12 角穴 120 丸穴 13,13′,130 電線・ケーブル 14,140 耐火性仕切り板 15,15′ 金属製枠体 150 金属製長筒枠体 151 金属製短筒枠体 16,160.16′,160′,161 耐熱シール
材 17,170 耐火充填材 20,21 方形状金属板 152,155 断面半円状金属板 153 上端側外向きフランジ 154,157 下端側外向きフランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 司 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 高畑 紀雄 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社パワーシステム研究所内 (72)発明者 八田 敏正 東京都千代田区丸ノ内二丁目1番2号 日 立電線株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床の角穴に電線・ケーブルを縦貫通させた
    電線・ケーブル床貫通部において、角穴を塞ぐ方形の耐
    火性仕切り板を床上面に載置して、耐火性仕切り板の上
    面を床上面レベルよりも高くしてなり、電線・ケーブル
    を囲む金属製枠体及び、耐熱シール材や耐火充填材の詰
    め物をかかる耐火性仕切り板の上面へ集中して施してな
    ることを特徴とする電線・ケーブル床貫通部の防火構
    造。
  2. 【請求項2】上記電線・ケーブルが多数本で複数列に並
    列群をなして共通の角穴に縦貫通しており、金属製枠体
    は当該電線・ケーブルの各列の並列群単位毎に設けられ
    た請求項1記載の防火構造。
  3. 【請求項3】上記電線・ケーブルが平型構造で複数本の
    積層体からなり、金属製枠体は当該電線・ケーブルの積
    層体に対して設けられた請求項1記載の防火構造。
  4. 【請求項4】上記金属製枠体が、4枚の方形状金属板の
    端縁同志を結合して矩形状に枠組みされてなり、これが
    耐火性仕切り板の上面に非固定的に上置きされたもので
    ある請求項1乃至3何れか1項に記載の防火構造。
  5. 【請求項5】床の丸穴に電線・ケーブルを縦貫通させた
    電線・ケーブル床貫通部において、金属製短筒枠体を自
    己の上端側外向きフランジで床面に係止して丸穴内に垂
    設し、その金属製短筒枠体の自己の下端側内向きフラン
    ジ上に耐火性仕切り板を載置して、耐火性仕切り板の上
    面を床上面レベルと等しくしてなり、金属製長筒枠体を
    自己の下端側外向きフランジで耐火性仕切り板の上面及
    び金属製短筒枠体の上端側外向きフランジの上面に跨が
    って着座させ、金属製長筒枠体の下端側外向きフランジ
    の上面から床上面にかけて耐熱シール材を施し、耐火性
    仕切り板の上面で且つ金属製長筒枠体に囲まれた空間内
    で耐熱シール材及び耐火充填材の詰め物を施してなるこ
    とを特徴とする電線・ケーブル床貫通部の防火構造。
  6. 【請求項6】上記金属製短筒枠体及び金属製長筒枠体
    が、2枚の断面半円状金属板を合わせてできる円筒枠か
    らなり、これら枠体が床上面に非固定的に係止または上
    置きされたものである請求項3記載の防火措置構造。
JP5158918A 1993-06-29 1993-06-29 電線・ケーブル床貫通部の防火構造 Pending JPH0715839A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077901A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Hitachi Cable Ltd ケーブル固定部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077901A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Hitachi Cable Ltd ケーブル固定部材

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