JPH07157587A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH07157587A
JPH07157587A JP2101494A JP2101494A JPH07157587A JP H07157587 A JPH07157587 A JP H07157587A JP 2101494 A JP2101494 A JP 2101494A JP 2101494 A JP2101494 A JP 2101494A JP H07157587 A JPH07157587 A JP H07157587A
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JP
Japan
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vinyl chloride
thermal decomposition
chloride resin
acid amide
resin composition
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JP2101494A
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Wataru Aono
渉 青野
Hironobu Nakamura
裕信 中村
Shingo Nakamura
伸吾 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形機に負荷がかからず押出成形が容易に行
え、かつ、均一微細なセル構造を有し、しかも熱分解性
や熱着色性がない優れた塩化ビニル系樹脂組成物を提供
する。 【構成】 塩化ビニル系樹脂100重量部、一般式
(R1 −CONH)2 (CH2 )m (式中、R1 は炭素
数1〜23のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で
置換されたアルキル基を表し、m は1〜10の整数を表
す)で表されるビスアミド系化合物及び一般式(R2
NHCO)2 (CH2 )n (式中、R2 は炭素数1〜2
3のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換され
たアルキル基を表し、n は1〜10の整数を表す)で表
されるジアルキルカルボン酸アミド系化合物のうちの少
なくとも1種0.1〜15重量部、及び、熱分解型無
機発泡剤又は熱分解型無機発泡剤と熱分解型有機発泡剤
の両方0.5〜5重量部からなる塩化ビニル系樹脂組成
物、並びに、これに過塩素酸金属塩0.01〜5重量部
を加えてなる塩化ビニル系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル系樹脂は、耐衝撃性、耐熱性
等の物理的性質、耐溶剤性、耐酸性、耐アルカリ性等の
化学的性質等が優れていることから、建材等に広く用い
られてきたが、発泡体として成形することにより、更に
広い用途に用いられるようになっている。
【0003】このような発泡性塩化ビニル系樹脂成形体
は、熱分解型無機発泡剤、熱分解型有機発泡剤等を使用
し、押出成形で製造されている。例えば、特公昭63−
9540号公報には、アゾ系化合物からなる熱分解型有
機発泡剤と重炭酸ナトリウムからなる熱分解型無機発泡
剤を併用し、さらにメタクリル酸エステル系樹脂並びに
炭酸カルシウム、タルク、クレイ、アスベスト、シリカ
からなる群より選ばれる1種の充填剤を配合してなる高
発泡性塩化ビニル系樹脂組成物が記載されており、この
組成物から均一微細なセル構造を有し、かつ表面光沢に
優れるとともに高い表面硬度であるスキン層を有する、
発泡成形体を得れることが開示されている。
【0004】しかしながら、上記発泡性塩化ビニル系樹
脂組成物においては、概ね5倍以上の高発泡倍率になる
と発泡セルが粗くなり、均一微細なセル構造を維持する
ことが困難であった。また、均一微細なセル構造を維持
できる程度の低発泡倍率では、押出成形時に成形機に負
荷がかかり過ぎ、場合によっては成形不能になるといっ
た問題点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑
み、成形機に負荷がかからず押出成形が容易に行え、か
つ、均一微細なセル構造を有し、しかも熱分解性や熱着
色性がない優れた塩化ビニル系樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、塩化
ビニル系樹脂100重量部、一般式(R1 −CON
H)2 (CH2 )m (式中、R1 は炭素数1〜23のア
ルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換されたアル
キル基を表し、m は1〜10の整数を表す)で表される
ビスアミド系化合物及び一般式(R2 −NHCO)
2 (CH2 )n (式中、R2 は炭素数1〜23のアルキ
ル基又はその任意の水素が水酸基で置換されたアルキル
基を表し、n は1〜10の整数を表す)で表されるジア
ルキルカルボン酸アミド系化合物のうちの少なくとも1
種0.1〜15重量部、並びに、熱分解型無機発泡剤
又は熱分解型無機発泡剤と熱分解型有機発泡剤の両方
0.5〜5重量部により、塩化ビニル系樹脂組成物を構
成するところにある。
【0007】本発明で使用される塩化ビニル系樹脂とし
ては、発泡成形体として従来から知られているものを使
用することができ、例えば、塩化ビニルの単独重合体、
塩化ビニルと塩化ビニル以外の重合性単量体が共重合さ
れた共重合体、塩化ビニル以外の重合体に塩化ビニルを
グラフトさせたグラフト共重合体、これらを従来公知の
方法を用いて後塩素化して得られた塩素化塩化ビニル系
樹脂、及び、これらの混合物等が挙げられる。
【0008】上記塩化ビニル以外の重合性単量体として
は、反応性二重結合を有するものであれば特に限定され
ず、例えば、エチレン、プロピレン、ブチレン等のα−
オレフィン類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビ
ニルエステル類;ブチルビニルエーテル、セチルビニル
エーテル等のビニルエーテル類;メチルアクリレート、
エチルアクリレート等のアクリル酸エステル類;メチル
メタクリレート、エチルメタクリレート、フェニルメタ
クリレート等のメタクリル酸エステル類;スチレン、α
−メチルチスレン等の芳香族ビニル類;塩化ビニリデ
ン、ふっ化ビニル等のハロゲン化ビニル類;N−フェニ
ルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド等のN−
置換マレイミド類等が挙げられ、これらの1種又は2種
以上を使用することができる。
【0009】上記グラフト共重合体に使用される上記塩
化ビニル以外の重合体としては特に限定されず、例え
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル−一酸化炭素共重合体、エチレン−エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン−エチルアクリレート−一酸化
炭素共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合
体、エチレン−プロピレン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン共重合体、ポリウレタン樹脂、塩素化ポリ
エチレン樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂等が挙げら
れ、これらの1種又は2種以上を使用することができ
る。
【0010】上記塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、小
さくなると発泡後に収縮して発泡倍率が低下するととも
に得られる発泡体の機械的強度が低下し、大きくなると
溶融粘度が高く発泡セルが不均一になるので、400〜
1000が好ましく、より好ましくは500〜800の
範囲である。
【0011】本発明で使用されるビスアミド系化合物と
ジアルキルカルボン酸アミド系化合物とを塩化ビニル系
樹脂に配合する技術は、既に特開平3−140346号
公報に記載されているが、これは硬質塩化ビニル系樹脂
組成物を製造する際にその成形加工性を改良するために
配合するものであって、本発明の塩化ビニル系樹脂組成
物とは無関係のものである。
【0012】本発明で用いられるビスアミド系化合物
は、一般式(I) (R1 −CONH)2 (CH2 )m で表され、ジアルキルカルボン酸アミド系化合物は、一
般式(II) (R2 −NHCO)2 (CH2 )n で表される。式中、R1 、R2 は炭素数1〜23のアル
キル基又はその任意の水素が水酸基で置換されたアルキ
ル基を表し、m 、n は1〜10の整数を表す。
【0013】一般式(I)のビスアミド系化合物におい
て、R1 の炭素数が23を上回るか、m が10を上回る
と、塩化ビニル系樹脂との相溶性が低下し、発泡セルが
不均一になり、表面の平滑性が低下し、場合によっては
発泡しないという問題が生じるので、R1 の炭素数は1
〜23に、m は1〜10に限定される。好ましくは、R
1 の炭素数は7〜21、m は1〜6である。
【0014】上記一般式(I)のビスアミド系化合物と
しては、例えば、メチレンビスステアリン酸アミド、エ
チレンビスカプリン酸アミド、エチレンビスラウリン酸
アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビ
スイソステアリン酸アミド、エチレンビス−12−ヒド
ロキシステアリン酸アミド、エチレンビスベヘン酸アミ
ド、ヘキサメチレンビスステアリン酸アミド、ヘキサメ
チレンビス−12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ヘ
キサメチレンビスベヘン酸アミド等が挙げられ、これら
の1種又は2種以上を使用することができる。
【0015】上記一般式(II)のジアルキルカルボン
酸アミド系化合物において、R2 の炭素数が23を上回
るか、n が10を上回ると、塩化ビニル系樹脂との相溶
性が低下し、発泡セルが不均一になり、表面の平滑性が
低下し、場合によっては発泡しないという問題が生じる
ので、R2 の炭素数は1〜23に、n は1〜10に限定
される。好ましくは、R2 の炭素数は7〜21、n は、
1〜6である。
【0016】上記一般式(II)のジアルキルカルボン
酸アミド系化合物としては、例えば、N,N′−ジステ
アリルコハク酸アミド、N,N′−ジラウリルアジピン
酸アミド、N,N′−ジステアリルアジピン酸アミド、
N,N′−ジベヘニルアジピン酸アミド、N,N′−ジ
ステアリルセバシン酸アミド等が挙げられ、これらの1
種又は2種以上を使用することができる。
【0017】一般式(I)のビスアミド系化合物、及び
一般式(II)のジアルキルカルボン酸アミド系化合物
の添加量は、少なくなると発泡セルを安定化する効果が
小さく、均一微細なセル構造を維持することが困難にな
り、多くなると表面の平滑性が低下したり、場合によっ
ては発泡しないという問題点を生じるので、上記塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対して0.1〜15重量部に
限定される。好ましくは、0.5〜5重量部である。
【0018】本発明で使用される熱分解型無機発泡剤と
しては、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、炭酸
アンモニウム等が挙げられ、これらのうち毒性、発泡性
等の観点から重炭酸ナトリウムが特に好ましい。
【0019】本発明では上記熱分解型無機発泡剤に加え
て熱分解型有機発泡剤を併用しても良い。熱分解型有機
発泡剤の割合は、全発泡剤量に対して40重量%までで
あることが好ましい。
【0020】上記熱分解型有機発泡剤としては、例え
ば、N,N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、
N,N′−ジメチル−N,N′−ジニトロソテレフタル
アミド等のニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、ア
ゾビスイソブチロニトリル等のアゾ化合物;ベンゼンス
ルホニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド等
のスルホニルヒドラジド化合物等が挙げられ、これらの
1種又は2種以上を使用することができる。
【0021】上記熱分解型無機発泡剤、熱分解型有機発
泡剤の添加総量は、少なくなると有効な発泡倍率を得る
ことが困難となり、多くなると微細な発泡セルを得るこ
とが困難となるので、塩化ビニル系樹脂100重量部に
対して0.5〜5重量部に限定される。
【0022】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物を成形す
るに際して、成形性、熱安定性を向上させるために、ポ
リメチルメタクリレート系の加工助剤、熱安定剤、酸化
防止剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、充填剤、難
燃剤、可塑剤、顔料、染料等を適宜添加してもよい。
【0023】上記熱安定剤としては、例えば、ジブチル
錫マレート、ジブチル錫メルカプト等の錫系;ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸バリウムステアリン酸亜
鉛等の有機金属塩系;金属石鹸系;鉛化合物系等の熱安
定剤が挙げられる。上記滑剤としては、例えば、ポリエ
チレンワックス、パラフィンワックス等の脂肪族炭化水
素系;ステアリルアルコール等の高級脂肪族アルコール
系;ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸等の高級脂
肪酸系;ブチルステアレート等のモノアルコール脂肪酸
エステル系;グリセリンモノステアレート、グリセリン
トリステアレート等の多価アルコール脂肪酸エステル系
等の滑剤が挙げられる。上記充填剤としては、例えば、
炭酸カルシウム、クレー、マイカ、ガラス繊維等が挙げ
られる。上記難燃剤としては、例えば、ハロゲン系難燃
剤;リン系難燃剤;三酸化アンチモン等の金属酸化物系
難燃剤等が挙げられる。
【0024】本発明の塩化ビニル系樹脂組成物から発泡
体を成形する方法は特に制限されず、例えば、押出成形
法が好適に採用される。上記押出成形法としては、例え
ば、パイプダイによる異形成形法、セルカ発泡法、多孔
ダイによる柾目状発泡外成形法等が挙げられる。上記押
出成形に使用される押出機としては任意のものが用いら
れ、単軸押出機、二軸押出機等が好適に使用される。押
出機による成形温度は、シリンダー温度が、供給側温度
(以下C1 という)は80〜160℃、中央部温度(以
下C2 という)は100〜180℃及び排出側温度(以
下C3 という)は130〜200℃とされるのが好まし
く、金型温度(以下Dという)は120〜200℃とさ
れるのが好ましい。
【0025】本発明2の塩化ビニル系樹脂組成物は、上
記塩化ビニル系樹脂組成物に過塩素酸金属塩を0.01
〜5重量部添加してなる。上記過塩素酸金属塩は、上記
本発明1において添加するビスアミド系化合物及び上記
ジアルキルカルボン酸アミド系化合物のうちの少なくと
も1種が未反応のまま残留し、成形品の熱分解や熱着色
の原因となることを抑制するために添加するものであ
る。
【0026】上記過塩素酸金属塩としては、例えば、過
塩素酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸カリウ
ム、過塩素酸カルシウム、過塩素酸バリウム、過塩素酸
マグネシウム、過塩素酸アルミニウム、過塩素酸亜鉛、
過塩素酸ストロンチウム等が挙げられ、特に過塩素酸カ
ルシウム、過塩素酸バリウム及び過塩素酸マグネシウム
か好ましく、これらの1種又は2種以上を使用すること
ができる。
【0027】上記過塩素酸金属塩の添加量は、少なくな
ると熱分解や熱着色を抑制する効果がなく、多くなると
熱分解や熱着色を抑制する効果の向上が期待できないば
かりか、均一微細な発泡セルを得ることが困難となるの
で、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、0.01
〜5重量部に限定される。好ましくは、0.2〜2重量
部の範囲である。
【0028】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を更
に詳しく説明する。 実施例1〜12、比較例1〜7 表1及び表2に示した所定量の塩化ビニル系樹脂(表中
の塩化ビニル樹脂〔1〕は平均重合度600、塩化ビニ
ル樹脂〔2〕は平均重合度800、塩素化塩化ビニル樹
脂〔3〕は平均重合度600、塩素含有率65重量%の
ものを表す。)、ビスアミド系化合物、ジアルキルカル
ボン酸アミド系化合物、熱分解型無機発泡剤及び熱分解
型有機発泡剤のほかに、錫系安定剤(三共有機社製、O
NZ−142F)2重量部、ポリメチルメタクリレート
系加工助剤(三菱レイヨン社製、メタブレンP−53
0)5重量部、炭酸カルシウム(白石カルシウム社製、
CCR)5重量部、ポリエチレンワックス(三井石油化
学社製、Hiwax4202E)1重量部、グリセリン
モノステアレート(理研ビタミン社製、リケマールS−
100)1重量部を、ヘンシェルミキサーに供給して均
一に混合し、塩化ビニル系樹脂組成物を得た。
【0029】得られた塩化ビニル系樹脂組成物を下記仕
様の単軸押出機(プラスチック工学研究所社製、形式G
T−32−A)に供給し、下記成形条件にて塩化ビニル
系樹脂発泡成形体を得た。得られた塩化ビニル系樹脂発
泡成形体に関する各物性を下記評価方法で評価し、結果
を表1及び表2に示した。
【0030】〔押出機仕様〕 1.シリンダー:直径30mm 2.スクリュー:L/D=28 3.金型 1)Tダイ金型 2)リップ150×2mm 〔成形条件〕 1.成形温度:C1 =150℃、C2 =175℃、C3
=180℃、D=175℃ 2.スクリュー回転速度:20rpm
【0031】〔評価方法〕 1.発泡倍率 得られた塩化ビニル系樹脂発泡成形体のみかけ密度をA
STM D 1565に準拠して測定し、下式により発
泡倍率を算出した。 発泡倍率=1.5/塩化ビニル系樹脂発泡成形体のみか
け密度 2.気泡径 得られた塩化ビニル系樹脂発泡成形体の断面を光学顕微
鏡で観察し、平均の気泡径を測定した。 3.発泡セル状態 上記気泡径測定と同時に、下記判定基準により発泡セル
状態を評価した。 (3段階評価、○が最良) ○:セルが均一に分散 △:セルの分散状態がやや不均一 ×:セルの分散状態が不均一 4.樹脂圧力 上記単軸押出機に付属の圧力センサーにて、押出成形時
の樹脂圧力を測定した。 5.負荷 上記単軸押出機のスクリューを回転させるモーターに流
れる電流を付属の電流計にて測定した。なお、実施例5
及び実施例10においては、上記成形条件の成形温度の
うち、C2 、C3 、Dを各々10℃上昇させて押出成形
を行った。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】実施例13〜24、比較例8〜13 それぞれの成分比率を変え、表3、表4に示した過塩素
酸金属塩を添加した以外は実施例1と同様にして塩化ビ
ニル系樹脂組成物を得、下記の残留熱安定性以外は同様
に評価試験をした。結果を表3及び4に示した。 6.残留熱安定性 得られた塩化ビニル系樹脂発泡成形体を試料とし、この
試料を190℃のオーブンに50分間放置した後、着色
や分解の程度を観察し、次の基準に従って残留安定性を
判定した。 (3段階評価、○が最良) ○:着色や分解は観察されなかった。 △:やや黄色に着色していたが、分解は観察されなかっ
た。 ×:焦げ茶色に着色しており、かつ分解が観察された。 なお、実施例17及び実施例22においては、上記成形
条件の成形温度のうち、C2 、C3 及びDを各々10℃
上昇させて押出成形を行った。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、高発泡倍率でも、均一
微細なセル構造を有する発泡成形体が得られ、成形時の
負荷も小さく、かつ成形加工性が改善される。また過塩
素酸金属塩を添加することにより熱着色性がなくなる。
従って、本発明の塩化ビニル系樹脂組成物は、デッキ
材、サイジング材、屋根材等の建材用途や断熱製品、遮
音製品に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 27/06 KHF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂100重量部、一
    般式(R1 −CONH)2 (CH2 )m (式中、R1
    炭素数1〜23のアルキル基又はその任意の水素が水酸
    基で置換されたアルキル基を表し、m は1〜10の整数
    を表す)で表されるビスアミド系化合物及び一般式(R
    2 −NHCO)2 (CH2 )n (式中、R2 は炭素数1
    〜23のアルキル基又はその任意の水素が水酸基で置換
    されたアルキル基を表し、n は1〜10の整数を表す)
    で表されるジアルキルカルボン酸アミド系化合物のうち
    の少なくとも1種0.1〜15重量部、並びに、熱分
    解型無機発泡剤又は熱分解型無機発泡剤と熱分解型有機
    発泡剤の両方0.5〜5重量部からなることを特徴とす
    る塩化ビニル系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の塩化ビニル系樹脂組成物
    に過塩素酸金属塩0.01〜5重量部を加えることを特
    徴とする塩化ビニル系樹脂組成物。
JP2101494A 1993-10-13 1994-02-18 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH07157587A (ja)

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JP5-255784 1993-10-13
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004048454A1 (de) * 2002-11-26 2004-06-10 Baerlocher Gmbh Stabilisatorzusammensetzung für schäume halogenhaltiger polymere
WO2005090456A1 (en) * 2004-03-18 2005-09-29 Reagens Deutschland Gmbh Blowing agents for the production of foamed halogen-containing organic plastics

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WO2004048454A1 (de) * 2002-11-26 2004-06-10 Baerlocher Gmbh Stabilisatorzusammensetzung für schäume halogenhaltiger polymere
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