JPH07157154A - フィルム等の吊り具装置 - Google Patents
フィルム等の吊り具装置Info
- Publication number
- JPH07157154A JPH07157154A JP30522793A JP30522793A JPH07157154A JP H07157154 A JPH07157154 A JP H07157154A JP 30522793 A JP30522793 A JP 30522793A JP 30522793 A JP30522793 A JP 30522793A JP H07157154 A JPH07157154 A JP H07157154A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- air cylinder
- weight
- cylinder
- total weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Replacement Of Web Rolls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工場などで、フィルム等ロール状の物を損
傷させることなく、安全に取扱いするための、吊り具装
置及び操作要領を提供する。 【構成】 吊り具装置の上部にエアシリンダーを組込
み、フィルム及び吊り具の合計重量と等しい力でフィル
ム等を吊上げるもの。
傷させることなく、安全に取扱いするための、吊り具装
置及び操作要領を提供する。 【構成】 吊り具装置の上部にエアシリンダーを組込
み、フィルム及び吊り具の合計重量と等しい力でフィル
ム等を吊上げるもの。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はロール状に捲取られた布
帛、不織ウエブ、紙、合成樹脂フィルム（以下単にフィ
ルム又はフィルム等という）を損傷が生じないように、
安全に取扱うためのフィルム等の吊り具装置に関する。
帛、不織ウエブ、紙、合成樹脂フィルム（以下単にフィ
ルム又はフィルム等という）を損傷が生じないように、
安全に取扱うためのフィルム等の吊り具装置に関する。
【０００２】
【従来技術とその問題点】従来技術にあっては加工場に
おいてフィルムをロール状に巻上げた後、加工機械から
製品フィルムを玉揚げする際に、このフィルムのバンド
や受け板等の吊り具を当てて、ホイスト装置等により吊
り上げ、操作作業員の勘によって、フィルムロールの緊
張や荷降ろしをしていた。
おいてフィルムをロール状に巻上げた後、加工機械から
製品フィルムを玉揚げする際に、このフィルムのバンド
や受け板等の吊り具を当てて、ホイスト装置等により吊
り上げ、操作作業員の勘によって、フィルムロールの緊
張や荷降ろしをしていた。
【０００３】ところで、従来の吊り具装置ではフィルム
の吊上げの操作において次のような問題点があった。 （イ）玉揚げに際し、荷の緊張は人の勘によって設定さ
れることから、過緊張の場合フィルム表面に絞り皺が発
生して商品価値が損われる。 （ロ）玉揚げの際の緊張が不足すると、フィルムが落下
して、端面ずれが発生する危険がある。 （ハ）過緊張により設備に損傷が生じることがある。 （ニ）吊り具操作には熟練が必要である。
の吊上げの操作において次のような問題点があった。 （イ）玉揚げに際し、荷の緊張は人の勘によって設定さ
れることから、過緊張の場合フィルム表面に絞り皺が発
生して商品価値が損われる。 （ロ）玉揚げの際の緊張が不足すると、フィルムが落下
して、端面ずれが発生する危険がある。 （ハ）過緊張により設備に損傷が生じることがある。 （ニ）吊り具操作には熟練が必要である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、吊り具装置の
上部に、エアシリンダーを組込み、フィルムロールの自
重と吊り具の重量とに均合うようにエアシリンダーへの
圧空供給圧力を設定して、吊り具装置を作動させてフィ
ルムロールを吊り上げる装置である。吊り具装置を取付
けたビームが上昇すると、エアシリンダーの内部にある
ピストンが降下し、位置検出装置が働き、ビームの上昇
が停止する機能をも備えている。従って、吊り具装置に
おいてエアシリンダーの吊上げ力はロール（フィルム）
と吊り具との重量と一致するものである。
上部に、エアシリンダーを組込み、フィルムロールの自
重と吊り具の重量とに均合うようにエアシリンダーへの
圧空供給圧力を設定して、吊り具装置を作動させてフィ
ルムロールを吊り上げる装置である。吊り具装置を取付
けたビームが上昇すると、エアシリンダーの内部にある
ピストンが降下し、位置検出装置が働き、ビームの上昇
が停止する機能をも備えている。従って、吊り具装置に
おいてエアシリンダーの吊上げ力はロール（フィルム）
と吊り具との重量と一致するものである。
【０００５】なお、吊上げに使用するシリンダーはエア
シリンダーとして例示しているが、油圧を利用すること
ができる。
シリンダーとして例示しているが、油圧を利用すること
ができる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図面により説明する。
【０００７】図１は本発明の実施例である。また図２は
従来のフィルムロールをバンド付受け板で吊上げた状態
を示す図面である。なお、図３はエアシリンダーの圧空
供給圧力とフィルム重量の関係を示すグラフである。
従来のフィルムロールをバンド付受け板で吊上げた状態
を示す図面である。なお、図３はエアシリンダーの圧空
供給圧力とフィルム重量の関係を示すグラフである。
【０００８】従来の技術は図２に示したとおりフィルム
ロールをバンド付受け板で支えながら吊上げるものであ
る。これに対し、本発明は、図１に示したとおり、まず
フィルム１に吊り具２を当接する。そして、フィルムの
重量と吊り具の自重との合計重量と同等の吊上げ力とな
るようにシリンダー３に供給する圧力を減圧弁５で調整
し設定する。吊り具を連結しているシリンダー、あるい
はシリンダーが固定されたビーム４が上昇すると、シリ
ンダー内部のピストンが下降し、位置検出ランプ６が作
動し、ビームの上昇が停止される。吊り具とピストンと
の間にあるチャッキング装置（図示せず）を解除すると
フィルムや吊り具の重量とエアシリンダーの吊上げ力と
は均衡し、フィルムを支持することができる。
ロールをバンド付受け板で支えながら吊上げるものであ
る。これに対し、本発明は、図１に示したとおり、まず
フィルム１に吊り具２を当接する。そして、フィルムの
重量と吊り具の自重との合計重量と同等の吊上げ力とな
るようにシリンダー３に供給する圧力を減圧弁５で調整
し設定する。吊り具を連結しているシリンダー、あるい
はシリンダーが固定されたビーム４が上昇すると、シリ
ンダー内部のピストンが下降し、位置検出ランプ６が作
動し、ビームの上昇が停止される。吊り具とピストンと
の間にあるチャッキング装置（図示せず）を解除すると
フィルムや吊り具の重量とエアシリンダーの吊上げ力と
は均衡し、フィルムを支持することができる。
【０００９】
【発明の効果】本発明の吊り具装置は次のような効果が
奏される。 （イ）玉揚げの際に過緊張がなくなりフィルムに皺が入
らなくなる。 （ロ）緊張不足によるフィルムロールの端面ずれのトラ
ブルがなくなる。 （ハ）過緊張による設備故障がなくなる。 （ニ）運転を操作員の勘に頼る必要がなくなり、熟練を
要しない。
奏される。 （イ）玉揚げの際に過緊張がなくなりフィルムに皺が入
らなくなる。 （ロ）緊張不足によるフィルムロールの端面ずれのトラ
ブルがなくなる。 （ハ）過緊張による設備故障がなくなる。 （ニ）運転を操作員の勘に頼る必要がなくなり、熟練を
要しない。
【図１】本発明の装置を示す概略図である。
【図２】従来のフィルムロールの吊上げ手段を示す部分
図である。
図である。
【図３】フィルムの重量、シリンダーへの供給圧力の関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
１ フィルム ２ 吊り具 ３ エアシリンダー ４ ビーム ５ 圧搾空気用減圧弁 ６ 位置検出ランプ
Claims (2)
- 【請求項１】 ロール状に巻上げられたフィルムをバン
ド及び／又は受け板を用いて吊り上げる吊り具装置であ
って、垂直方向に昇降可能なビームと、該ビームに固定
されたエアシリンダーと、該エアシリンダーの供給圧力
を調整できる減圧弁と該エアシリンダーの内部に設けら
れているビストンと、該ピストンに連結された吊り具と
からなり、ロール状のフィルムに該吊り具を当接した状
態において、フィルム重量と吊り具自重との合計重量と
同等の吊上げ力となるように該エアシリンダーの供給圧
力を設定し得るフィルム等の吊り具装置。 - 【請求項２】 フィルム等に吊り具を当接し、該フィル
ムと吊り具との重量を合計したものと同等の吊り上げ力
となるようにエアシリンダーに供給する圧搾空気の圧力
を減圧弁で調整し、該エアシリンダーのピストンに連結
されている吊り具及びロール状フィルムがエアシリンダ
ーの固定されているビームの上昇に伴って上昇すると、
該ピストンが降下して、位置検出手段が作動し、該ビー
ムの上昇を停止せしめる機能を備えたフィルム等の吊り
具装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30522793A JPH07157154A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | フィルム等の吊り具装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30522793A JPH07157154A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | フィルム等の吊り具装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07157154A true JPH07157154A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17942570
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30522793A Pending JPH07157154A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | フィルム等の吊り具装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07157154A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108689201A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-10-23 | 西南铝业（集团）有限责任公司 | 一种上卷方法及上卷装置 |
| CN111137718A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-12 | 中国二十冶集团有限公司 | 卷取机卷筒的更换方法 |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP30522793A patent/JPH07157154A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108689201A (zh) * | 2018-05-28 | 2018-10-23 | 西南铝业（集团）有限责任公司 | 一种上卷方法及上卷装置 |
| CN111137718A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-05-12 | 中国二十冶集团有限公司 | 卷取机卷筒的更换方法 |
| CN111137718B (zh) * | 2019-12-27 | 2022-03-01 | 中国二十冶集团有限公司 | 卷取机卷筒的更换方法 |
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