JPH07156525A - パターン形成方法 - Google Patents
パターン形成方法Info
- Publication number
- JPH07156525A JPH07156525A JP33982693A JP33982693A JPH07156525A JP H07156525 A JPH07156525 A JP H07156525A JP 33982693 A JP33982693 A JP 33982693A JP 33982693 A JP33982693 A JP 33982693A JP H07156525 A JPH07156525 A JP H07156525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- plate cylinder
- doctor
- stripe
- forming method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Rotary Presses (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 グラビア印刷方式の利点を備えながらも少量
のインキで適用可能なパターン形成方法を提供する。 【構成】 インキセル2が印刷方向と同一方向でストラ
イプ状に設けられた版胴1を使用し、その版胴1の斜め
上方にドクター3を当接状態で配設するとともに、版胴
1のストライプ部分1aにインキが付与されるようにデ
ィスペンサーのノズル6からドクター3上にインキを一
定量滴下し、版胴1を回転させることによりドクター3
にてインキをセル2内に充填し、圧胴4を介して基材5
上にインキを転移させる。ストライプ部分1aの間をス
トライプ部分1aより撥水性の高い材質としてもよい。
また、ストライプ部分1aに対応する以外の部分に吸収
体を設けたドクター3を使用してもよい。
のインキで適用可能なパターン形成方法を提供する。 【構成】 インキセル2が印刷方向と同一方向でストラ
イプ状に設けられた版胴1を使用し、その版胴1の斜め
上方にドクター3を当接状態で配設するとともに、版胴
1のストライプ部分1aにインキが付与されるようにデ
ィスペンサーのノズル6からドクター3上にインキを一
定量滴下し、版胴1を回転させることによりドクター3
にてインキをセル2内に充填し、圧胴4を介して基材5
上にインキを転移させる。ストライプ部分1aの間をス
トライプ部分1aより撥水性の高い材質としてもよい。
また、ストライプ部分1aに対応する以外の部分に吸収
体を設けたドクター3を使用してもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少量のインキを用いて
基材上に所定のパターンを形成するパターン形成方法に
関するものである。
基材上に所定のパターンを形成するパターン形成方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりインキを基材上に所定のパター
ンで塗布する方法としては、オフセット印刷法、グラビ
ア印刷法、スクリーン印刷法等があり、どの方式を採用
するかは用いるインキの物性、要求される塗布量、パタ
ーン精度等により適宜決められている。このうちグラビ
ア印刷法はインキの粘度が比較的低い場合に向いている
方式であり、一般的なグラビア印刷機では、円筒形の版
胴の一部をインキパンに漬けて回転させながらドクター
によりインキをセル内に充填すると同時に余分なインキ
を掻き落とし、圧胴を介してセル内のインキを基材上に
転移させるようになっている。そして、セルの面積と深
さ並びに単位面積当たりのセル数により塗布量が決り、
塗布パターンはセルの配置により任意のものが得られ
る。
ンで塗布する方法としては、オフセット印刷法、グラビ
ア印刷法、スクリーン印刷法等があり、どの方式を採用
するかは用いるインキの物性、要求される塗布量、パタ
ーン精度等により適宜決められている。このうちグラビ
ア印刷法はインキの粘度が比較的低い場合に向いている
方式であり、一般的なグラビア印刷機では、円筒形の版
胴の一部をインキパンに漬けて回転させながらドクター
によりインキをセル内に充填すると同時に余分なインキ
を掻き落とし、圧胴を介してセル内のインキを基材上に
転移させるようになっている。そして、セルの面積と深
さ並びに単位面積当たりのセル数により塗布量が決り、
塗布パターンはセルの配置により任意のものが得られ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたグ
ラビア印刷法は、塗布量が正確で任意のパターンが得ら
れるという点で優れてはいるものの、一度に大量のイン
キを用いる必要があるため、例えば大量生産できないイ
ンキや非常に高価なインキを使用するような場合には適
用性に問題がある。例えば、抗原抗体反応に用いる抗体
をインキとして使用する場合、上述の理由でグラビア印
刷法を適用するのが難しい。そこで、通常はディスペン
サーにより基材上に微量のインキを滴下しているのが現
状であるが、この方法では所望のパターンが得られない
という問題点がある。
ラビア印刷法は、塗布量が正確で任意のパターンが得ら
れるという点で優れてはいるものの、一度に大量のイン
キを用いる必要があるため、例えば大量生産できないイ
ンキや非常に高価なインキを使用するような場合には適
用性に問題がある。例えば、抗原抗体反応に用いる抗体
をインキとして使用する場合、上述の理由でグラビア印
刷法を適用するのが難しい。そこで、通常はディスペン
サーにより基材上に微量のインキを滴下しているのが現
状であるが、この方法では所望のパターンが得られない
という問題点がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、グラビア
印刷方式の利点を備えながらも少量のインキで適用可能
なパターン形成方法を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、グラビア
印刷方式の利点を備えながらも少量のインキで適用可能
なパターン形成方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るパターン形成方法は、インキセルが印
刷方向と同一方向でストライプ状に設けられた版胴を使
用し、その版胴の斜め上方にドクターを当接状態で配設
するとともに、版胴のストライプ部分にインキが付与さ
れるようにディスペンサーのノズルからドクター上にイ
ンキを一定量滴下し、版胴を回転させることによりドク
ターにてインキをセル内に充填し、圧胴を介して基材上
にインキを転移させるようにしたものである。
に、本発明に係るパターン形成方法は、インキセルが印
刷方向と同一方向でストライプ状に設けられた版胴を使
用し、その版胴の斜め上方にドクターを当接状態で配設
するとともに、版胴のストライプ部分にインキが付与さ
れるようにディスペンサーのノズルからドクター上にイ
ンキを一定量滴下し、版胴を回転させることによりドク
ターにてインキをセル内に充填し、圧胴を介して基材上
にインキを転移させるようにしたものである。
【0006】さらに、ストライプ部分の間をストライプ
部分より撥水性の高い材質とした版胴を使用するように
してもよく、或いは、版胴のストライプ部分に対応する
以外の部分に吸収体を設けたドクターを使用するように
してもよい。そして、これらの場合にあっては、各スト
ライプ部分に対応するドクター上にそれぞれ異なる種類
のインキを滴下するようにしてもよい。
部分より撥水性の高い材質とした版胴を使用するように
してもよく、或いは、版胴のストライプ部分に対応する
以外の部分に吸収体を設けたドクターを使用するように
してもよい。そして、これらの場合にあっては、各スト
ライプ部分に対応するドクター上にそれぞれ異なる種類
のインキを滴下するようにしてもよい。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0008】図1は本発明に係るパターン形成方法を実
施する装置の概略図である。図中1は円筒状の版胴で、
その周囲にはインキセル2が印刷方向と同一方向で3列
のストライプ状に並んで設けられている。この装置で
は、ストライプ部分1aの間をストライプ部分1aより
撥水性の高い材質とした版胴1を使用しており、このよ
うな版胴1は、例えば通常用いられる銅版の製版部分
(ストライプ部分1a)を樹脂で保護し、この状態で電
着法によりニッケル/フッ素の複合材料を電着させ、次
いでストライプ部分1aの樹脂を剥がし残った電着部分
を新たに樹脂で保護した後、通常の製版を行って最後に
クロムメッキしてから保護していた樹脂を除去すること
により作成することができる。また、樹脂のコーティン
グや焼付けにより撥水部分を形成するようにしてもよ
い。
施する装置の概略図である。図中1は円筒状の版胴で、
その周囲にはインキセル2が印刷方向と同一方向で3列
のストライプ状に並んで設けられている。この装置で
は、ストライプ部分1aの間をストライプ部分1aより
撥水性の高い材質とした版胴1を使用しており、このよ
うな版胴1は、例えば通常用いられる銅版の製版部分
(ストライプ部分1a)を樹脂で保護し、この状態で電
着法によりニッケル/フッ素の複合材料を電着させ、次
いでストライプ部分1aの樹脂を剥がし残った電着部分
を新たに樹脂で保護した後、通常の製版を行って最後に
クロムメッキしてから保護していた樹脂を除去すること
により作成することができる。また、樹脂のコーティン
グや焼付けにより撥水部分を形成するようにしてもよ
い。
【0009】3は版胴1の外周面に斜め上方から当接す
るように配設されたドクター、4は版胴1の下方に配設
された圧胴で、版胴1と圧胴4の間には印刷対象である
基材5が通されている。なお、版胴1の撥水部分の強度
が比較的弱い場合は、ドクター3としてプラスチックや
ゴムなどの材質のものを使用すればよい。6はディスペ
ンサーのノズルで、版胴1のストライプ部分1aにイン
キが付与されるようにドクター3の上方に配設されてい
る。ディスペンサーとしては市販のものが使用でき、用
いるインキの粘度や量により適宜のものを選択すればよ
い。また、インキ供給方式もチューブポンプ方式やエア
ー供給方式などいずれのタイプのものでもよい。そし
て、ノズル6からのインキの供給は、コーティング速
度、版面からの転移量によりインキが常にドクター3上
に必要最小量だけあるように調整されるようになってお
り、ドクター3によりインキがセル2内に充填された
後、この充填されたインキが圧胴4を介して基材5上に
転移される。この場合、本装置ではストライプ部分1a
の間に撥水部分があることによってインキの印刷方向に
対する横流れが防止され、インキの使用効率が良くな
る。
るように配設されたドクター、4は版胴1の下方に配設
された圧胴で、版胴1と圧胴4の間には印刷対象である
基材5が通されている。なお、版胴1の撥水部分の強度
が比較的弱い場合は、ドクター3としてプラスチックや
ゴムなどの材質のものを使用すればよい。6はディスペ
ンサーのノズルで、版胴1のストライプ部分1aにイン
キが付与されるようにドクター3の上方に配設されてい
る。ディスペンサーとしては市販のものが使用でき、用
いるインキの粘度や量により適宜のものを選択すればよ
い。また、インキ供給方式もチューブポンプ方式やエア
ー供給方式などいずれのタイプのものでもよい。そし
て、ノズル6からのインキの供給は、コーティング速
度、版面からの転移量によりインキが常にドクター3上
に必要最小量だけあるように調整されるようになってお
り、ドクター3によりインキがセル2内に充填された
後、この充填されたインキが圧胴4を介して基材5上に
転移される。この場合、本装置ではストライプ部分1a
の間に撥水部分があることによってインキの印刷方向に
対する横流れが防止され、インキの使用効率が良くな
る。
【0010】図1では同一のインキを滴下して供給する
場合を示したが、図2では異なる種類のインキを用いた
例を示す。すなわち、本装置では版胴1のストライプ部
分1aに対応する以外の部分に吸収体3aを設けたドク
ター3を使用し、複数のディスペンサーに繋がるそれぞ
れのノズル6からインキを供給するようにしている。使
用する吸収体3aとしてはインキを吸収するものであれ
ば何でもよく、各種の濾紙、不織布、多孔質材料等が適
用可能である。また、吸水性ゲルをバインダーで保持さ
せたものや、ドクター3上に水溶性樹脂を所望の大きさ
と量でコーティングした後、電離放射線などで部分架橋
させてゲル化させたものを用いることもできる。このよ
うに吸収体3aを設けたドクター3を使用することによ
り、インキの横流れによるストライプ間でのインキの交
じりをなくすことができ、複数のディスペンサーを用い
てパターンを形成することが可能となる。
場合を示したが、図2では異なる種類のインキを用いた
例を示す。すなわち、本装置では版胴1のストライプ部
分1aに対応する以外の部分に吸収体3aを設けたドク
ター3を使用し、複数のディスペンサーに繋がるそれぞ
れのノズル6からインキを供給するようにしている。使
用する吸収体3aとしてはインキを吸収するものであれ
ば何でもよく、各種の濾紙、不織布、多孔質材料等が適
用可能である。また、吸水性ゲルをバインダーで保持さ
せたものや、ドクター3上に水溶性樹脂を所望の大きさ
と量でコーティングした後、電離放射線などで部分架橋
させてゲル化させたものを用いることもできる。このよ
うに吸収体3aを設けたドクター3を使用することによ
り、インキの横流れによるストライプ間でのインキの交
じりをなくすことができ、複数のディスペンサーを用い
てパターンを形成することが可能となる。
【0011】以下、抗原抗体反応を用いる検査薬を例に
して具体例を示すが、本発明はこれらの具体例に限定さ
れるものではない。
して具体例を示すが、本発明はこれらの具体例に限定さ
れるものではない。
【0012】(具体例1) 基材:ガラス繊維紙GF/DVA(ワットマン社製)幅
100mmの巻取 インキ:抗ヘモグロビン抗体溶液(電化工業(株)社
製) 図1に示した装置を使用し、版胴1としてヘリオ製版に
より3mm直径で10mm間隔の丸ベタパターン(線数
60線、セル深度150μm)を印刷方向に2ライン
(基材の中心からそれぞれ20mmの位置)形成したも
のを用いた。
100mmの巻取 インキ:抗ヘモグロビン抗体溶液(電化工業(株)社
製) 図1に示した装置を使用し、版胴1としてヘリオ製版に
より3mm直径で10mm間隔の丸ベタパターン(線数
60線、セル深度150μm)を印刷方向に2ライン
(基材の中心からそれぞれ20mmの位置)形成したも
のを用いた。
【0013】まず、抗ヘモグロビン抗体溶液をディスペ
ンサーに1ml投入し、2つのノズル6からそれぞれ5
μl/秒の割合でストライプ部分1aに対応したドクタ
ー3上に滴下して10m/分の印刷速度で基材5上に印
刷した。印刷後、50℃で2分間乾燥して抗体を固定化
させ、基材5を10×50mmの短冊状に断裁して便潜
血検査薬を作製した。得られた短冊の一端をセルロース
パルプ吸収体とともにダブルクリップで固定し、他端を
展開液(ヒトヘモグロビン、抗ヒトヘモグロビン抗体感
作金コロイド(明治製菓(株)社製)を含む溶液)に漬
けて反応させたところ、10μg/mlのヘモグロビン
溶液で良好な丸パターンの呈色が得られた。
ンサーに1ml投入し、2つのノズル6からそれぞれ5
μl/秒の割合でストライプ部分1aに対応したドクタ
ー3上に滴下して10m/分の印刷速度で基材5上に印
刷した。印刷後、50℃で2分間乾燥して抗体を固定化
させ、基材5を10×50mmの短冊状に断裁して便潜
血検査薬を作製した。得られた短冊の一端をセルロース
パルプ吸収体とともにダブルクリップで固定し、他端を
展開液(ヒトヘモグロビン、抗ヒトヘモグロビン抗体感
作金コロイド(明治製菓(株)社製)を含む溶液)に漬
けて反応させたところ、10μg/mlのヘモグロビン
溶液で良好な丸パターンの呈色が得られた。
【0014】(具体例2) 基材:ガラス繊維紙GF/DVA(ワットマン社製)幅
100mmの巻取 インキ:抗ヘモグロビン抗体溶液(電化工業(株)社
製) 抗IgG抗体溶液(コスモバイオ(株)社製) 図2に示した装置を使用し、版胴1としてヘリオ製版に
より3mm直径で10mm間隔の丸ベタパターン(線数
60線、セル深度150μm)を印刷方向に2ライン
(基材5の端から30mm、20mmの位置)形成した
ものを用いた。
100mmの巻取 インキ:抗ヘモグロビン抗体溶液(電化工業(株)社
製) 抗IgG抗体溶液(コスモバイオ(株)社製) 図2に示した装置を使用し、版胴1としてヘリオ製版に
より3mm直径で10mm間隔の丸ベタパターン(線数
60線、セル深度150μm)を印刷方向に2ライン
(基材5の端から30mm、20mmの位置)形成した
ものを用いた。
【0015】まず、抗ヘモグロビン抗体溶液と抗IgG
抗体溶液をそれぞれ別のディスペンサーに1mlずつ投
入し、2つのノズル6からそれぞれ5μl/秒の割合で
ストライプ部分1aに対応したドクター3上に滴下して
10m/分の印刷速度で基材5上に印刷した。印刷後、
50℃で2分間乾燥して抗体を固定化させ、基材5を1
0×100mmの短冊状に断裁して便潜血検査薬を作製
した。得られた短冊の一端をセルロースパルプ吸収体と
ともにダブルクリップで固定し、他端を展開液(ヒトヘ
モグロビン、抗ヒトヘモグロビン抗体感作金コロイド
(明治製菓(株)社製)を含む溶液)に漬けて反応させ
たところ、10μg/mlのヘモグロビン溶液で良好な
2つの丸パターンの呈色が得られた。また、ヒトヘモグ
ロビンを含まない溶液では、抗IgG抗体部分のみと抗
ヒトヘモグロビン抗体感作金コロイドが反応し、1つの
丸パターンの呈色が得られた。
抗体溶液をそれぞれ別のディスペンサーに1mlずつ投
入し、2つのノズル6からそれぞれ5μl/秒の割合で
ストライプ部分1aに対応したドクター3上に滴下して
10m/分の印刷速度で基材5上に印刷した。印刷後、
50℃で2分間乾燥して抗体を固定化させ、基材5を1
0×100mmの短冊状に断裁して便潜血検査薬を作製
した。得られた短冊の一端をセルロースパルプ吸収体と
ともにダブルクリップで固定し、他端を展開液(ヒトヘ
モグロビン、抗ヒトヘモグロビン抗体感作金コロイド
(明治製菓(株)社製)を含む溶液)に漬けて反応させ
たところ、10μg/mlのヘモグロビン溶液で良好な
2つの丸パターンの呈色が得られた。また、ヒトヘモグ
ロビンを含まない溶液では、抗IgG抗体部分のみと抗
ヒトヘモグロビン抗体感作金コロイドが反応し、1つの
丸パターンの呈色が得られた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来少量のインキを用いた印刷に不適切であったグラビ
ア印刷方式を採用しながらも、少量のインキにより所望
のパターンを形成することができる。すなわち、インキ
セルが印刷方向と同一方向でストライプ状に設けられた
版胴を使用し、その版胴の上にドクターを当接状態で配
設するとともに、版胴のストライプ部分にインキが付与
されるようにディスペンサーのノズルからドクター上に
インキを一定量滴下し、版胴を回転させることによりド
クターにてインキをセル内に充填し、圧胴を介して基材
上にインキを転移させることにより非常に少量のインキ
を無駄なく使用してパターンを形成することができる。
従来少量のインキを用いた印刷に不適切であったグラビ
ア印刷方式を採用しながらも、少量のインキにより所望
のパターンを形成することができる。すなわち、インキ
セルが印刷方向と同一方向でストライプ状に設けられた
版胴を使用し、その版胴の上にドクターを当接状態で配
設するとともに、版胴のストライプ部分にインキが付与
されるようにディスペンサーのノズルからドクター上に
インキを一定量滴下し、版胴を回転させることによりド
クターにてインキをセル内に充填し、圧胴を介して基材
上にインキを転移させることにより非常に少量のインキ
を無駄なく使用してパターンを形成することができる。
【0017】さらに、版胴におけるストライプ部分の間
をストライプ部分より撥水性の高い材質とすることによ
り、インキの印刷方向に対する横流れを防止して、イン
キの使用効率をより向上させることができる。
をストライプ部分より撥水性の高い材質とすることによ
り、インキの印刷方向に対する横流れを防止して、イン
キの使用効率をより向上させることができる。
【0018】また、版胴のストライプ部分に対応する以
外の部分に吸収体を設けたドクターを使用することによ
り、複数のディスペンサーからそれぞれ異なる種類のイ
ンキを供給してパターンを形成することができる。
外の部分に吸収体を設けたドクターを使用することによ
り、複数のディスペンサーからそれぞれ異なる種類のイ
ンキを供給してパターンを形成することができる。
【図1】本発明に係るパターン形成方法を実施する装置
の一例を示す概略図である。
の一例を示す概略図である。
【図2】装置の他の例を示す概略図である。
1 版胴 1a ストライプ部分 2 インキセル 3 ドクター 3a 吸収体 4 圧胴 5 基材 6 ノズル
Claims (5)
- 【請求項1】 インキセルが印刷方向と同一方向でスト
ライプ状に設けられた版胴を使用し、その版胴の斜め上
方にドクターを当接状態で配設するとともに、版胴のス
トライプ部分にインキが付与されるようにディスペンサ
ーのノズルからドクター上にインキを一定量滴下し、版
胴を回転させることによりドクターにてインキをセル内
に充填し、圧胴を介して基材上にインキを転移させるこ
とを特徴とするパターン形成方法。 - 【請求項2】 ストライプ部分の間をストライプ部分よ
り撥水性の高い材質とした版胴を使用することを特徴と
する請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項3】 各ストライプ部分に対応するドクター上
にそれぞれ異なる種類のインキを滴下することを特徴と
する請求項2記載のパターン形成方法。 - 【請求項4】 版胴のストライプ部分に対応する以外の
部分に吸収体を設けたドクターを使用することを特徴と
する請求項1記載のパターン形成方法。 - 【請求項5】 各ストライプ部分に対応するドクター上
にそれぞれ異なる種類のインキを滴下することを特徴と
する請求項4記載のパターン形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33982693A JPH07156525A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | パターン形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33982693A JPH07156525A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | パターン形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156525A true JPH07156525A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18331184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33982693A Pending JPH07156525A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | パターン形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07156525A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009143090A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 微細線パターンの形成方法および微細線パターン形成用のグラビア輪転印刷機 |
US7695128B2 (en) * | 2006-06-02 | 2010-04-13 | Eastman Kodak Company | Producing an ink jet image having high density and gray scale |
WO2012086047A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | 塗工装置および電極板の製造方法 |
CN102665935A (zh) * | 2009-12-22 | 2012-09-12 | 3M创新有限公司 | 在基底上制备不均匀涂层的方法和装置 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP33982693A patent/JPH07156525A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2009143090A (ja) * | 2007-12-13 | 2009-07-02 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 微細線パターンの形成方法および微細線パターン形成用のグラビア輪転印刷機 |
CN102665935A (zh) * | 2009-12-22 | 2012-09-12 | 3M创新有限公司 | 在基底上制备不均匀涂层的方法和装置 |
JP2013514884A (ja) * | 2009-12-22 | 2013-05-02 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 基材上に不均一なコーティングを生成するための方法及び装置 |
US20130142953A1 (en) * | 2009-12-22 | 2013-06-06 | Gary W. Maier | Method and Apparatus for Producing a Non-Uniform Coating on a Substrate |
US9266144B2 (en) | 2009-12-22 | 2016-02-23 | 3M Innovative Properties Company | Method and apparatus for producing a non-uniform coating on a substrate |
EP2516070A4 (en) * | 2009-12-22 | 2016-11-16 | 3M Innovative Properties Co | METHOD AND DEVICE FOR PRODUCING A NON-COMPATIBLE COATING ON A SUBSTRATE |
US9950339B2 (en) | 2009-12-22 | 2018-04-24 | 3M Innovative Properties Company | Method for producing a non-uniform coating on a substrate |
WO2012086047A1 (ja) * | 2010-12-24 | 2012-06-28 | トヨタ自動車株式会社 | 塗工装置および電極板の製造方法 |
CN103282129A (zh) * | 2010-12-24 | 2013-09-04 | 丰田自动车株式会社 | 涂敷装置以及电极板的制造方法 |
JP5293839B2 (ja) * | 2010-12-24 | 2013-09-18 | トヨタ自動車株式会社 | 塗工装置および電極板の製造方法 |
US9225004B2 (en) | 2010-12-24 | 2015-12-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method for producing electrode plate |
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