JPH07156340A - パネル体及びその製造法 - Google Patents
パネル体及びその製造法Info
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- JPH07156340A JPH07156340A JP5302931A JP30293193A JPH07156340A JP H07156340 A JPH07156340 A JP H07156340A JP 5302931 A JP5302931 A JP 5302931A JP 30293193 A JP30293193 A JP 30293193A JP H07156340 A JPH07156340 A JP H07156340A
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- Japan
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- panel
- surface layer
- thin plate
- fluororesin film
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/20—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C43/203—Making multilayered articles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/006—Pressing and sintering powders, granules or fibres
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/02—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles
- B29C43/18—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of definite length, i.e. discrete articles incorporating preformed parts or layers, e.g. compression moulding around inserts or for coating articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】不織布または織布の繊維材とフッ素樹脂フィル
ム層及びその両者を接着させる接着剤層からなる表層材
と、熱硬化性または熱可塑性FRPからなるパネル基材
とが成形型内で一体成形されてなるパネル体。 【効果】高強度であるとともに、耐候性、不燃性、耐汚
染性に優れ、床材、内外装壁材、または水タンク壁材用
のパネル体として有用である。
ム層及びその両者を接着させる接着剤層からなる表層材
と、熱硬化性または熱可塑性FRPからなるパネル基材
とが成形型内で一体成形されてなるパネル体。 【効果】高強度であるとともに、耐候性、不燃性、耐汚
染性に優れ、床材、内外装壁材、または水タンク壁材用
のパネル体として有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度、耐候性、不燃
性、耐汚染性、ファッション性を要求される床材、内外
装壁材、水タンク壁材用のパネル体、及びその製造法に
関する。
性、耐汚染性、ファッション性を要求される床材、内外
装壁材、水タンク壁材用のパネル体、及びその製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高強度床、内外装壁、水タンクな
どは、ガラス繊維を充填した熱硬化性または熱可塑性F
RPからなるパネル体を用いて構成され、SMC(シー
トモールドコンパウディング)、BMC(バルクモール
ドコンパウディング)、スタンパブルシートプレス等か
ら成型されていた。これらFRP製パネルの耐候性及び
耐汚染性を向上させるために、フッ素樹脂からなる耐候
性、耐汚染性塗料を成型後に塗布する方法が採られてい
た。また、不燃性を付加させるために、水酸化マグネシ
ウムのようなフィラーを大量に充填する方法が採られて
いた。
どは、ガラス繊維を充填した熱硬化性または熱可塑性F
RPからなるパネル体を用いて構成され、SMC(シー
トモールドコンパウディング)、BMC(バルクモール
ドコンパウディング)、スタンパブルシートプレス等か
ら成型されていた。これらFRP製パネルの耐候性及び
耐汚染性を向上させるために、フッ素樹脂からなる耐候
性、耐汚染性塗料を成型後に塗布する方法が採られてい
た。また、不燃性を付加させるために、水酸化マグネシ
ウムのようなフィラーを大量に充填する方法が採られて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の塗料を塗布する
方法では、複雑な形状に均一に塗布することが難しいと
いう技術的課題、また、密着力と耐候性、耐汚染性を両
立するような塗料が非常に高価であるといったコスト的
課題を抱えていた。水タンクは飲料水貯蔵に利用される
ことがあり、タンク内にカビ等の汚れが発生しないか、
容易に拭き取ることができる水タンク用パネルが求めら
れていた。また、不燃性を付加させる方法として、水酸
化マグネシウム等のフィラーを充填した場合、不燃性を
発現させるためには、30重量%以上加える必要があ
り、FRPの機械的強度を著しく損なうものであった。
方法では、複雑な形状に均一に塗布することが難しいと
いう技術的課題、また、密着力と耐候性、耐汚染性を両
立するような塗料が非常に高価であるといったコスト的
課題を抱えていた。水タンクは飲料水貯蔵に利用される
ことがあり、タンク内にカビ等の汚れが発生しないか、
容易に拭き取ることができる水タンク用パネルが求めら
れていた。また、不燃性を付加させる方法として、水酸
化マグネシウム等のフィラーを充填した場合、不燃性を
発現させるためには、30重量%以上加える必要があ
り、FRPの機械的強度を著しく損なうものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の技術の
欠点を解決するためになされたものであり、表層材とパ
ネル基材からなるパネル体であり、前記表層材は、不織
布または織布からなる多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂
フィルムとが接着剤層により接着され、前記多空隙薄板
状繊維材とフッ素樹脂フィルムとの接着界面において前
記接着剤層が多空隙薄板状繊維材の空隙内に入り込んで
一体化されており、前記パネル基材は樹脂成分を含有
し、前記表層材と前記パネル基材とは、前記表層材のフ
ッ素樹脂フィルム側を外側にして積層一体化されてな
り、前記表層材の多空隙薄板状繊維材の空隙内にパネル
基材の樹脂成分が含浸されてなることを特徴とするパネ
ル体を提供する。
欠点を解決するためになされたものであり、表層材とパ
ネル基材からなるパネル体であり、前記表層材は、不織
布または織布からなる多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂
フィルムとが接着剤層により接着され、前記多空隙薄板
状繊維材とフッ素樹脂フィルムとの接着界面において前
記接着剤層が多空隙薄板状繊維材の空隙内に入り込んで
一体化されており、前記パネル基材は樹脂成分を含有
し、前記表層材と前記パネル基材とは、前記表層材のフ
ッ素樹脂フィルム側を外側にして積層一体化されてな
り、前記表層材の多空隙薄板状繊維材の空隙内にパネル
基材の樹脂成分が含浸されてなることを特徴とするパネ
ル体を提供する。
【0005】また、本発明は、表層材として、不織布ま
たは織布からなる多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂フィ
ルムとが接着剤層により接着され、前記多空隙薄板状繊
維材とフッ素樹脂フィルムとの接着界面において前記接
着剤層が多空隙薄板状繊維材の空隙内に入り込んで一体
化された表層材を用い、パネル基材として、強化繊維を
充填した熱硬化性または熱可塑性FRP材からなる樹脂
成分を含有するパネル基材を用い、前記表層材とパネル
基材とを、成形型にて前記表層材のフッ素樹脂フィルム
側を外側にして積層し、前記表層材の多空隙薄板状繊維
材の空隙内にパネル基材の樹脂成分を含浸させて一体成
形することを特徴とするパネル体の製造法をも提供す
る。
たは織布からなる多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂フィ
ルムとが接着剤層により接着され、前記多空隙薄板状繊
維材とフッ素樹脂フィルムとの接着界面において前記接
着剤層が多空隙薄板状繊維材の空隙内に入り込んで一体
化された表層材を用い、パネル基材として、強化繊維を
充填した熱硬化性または熱可塑性FRP材からなる樹脂
成分を含有するパネル基材を用い、前記表層材とパネル
基材とを、成形型にて前記表層材のフッ素樹脂フィルム
側を外側にして積層し、前記表層材の多空隙薄板状繊維
材の空隙内にパネル基材の樹脂成分を含浸させて一体成
形することを特徴とするパネル体の製造法をも提供す
る。
【0006】さらに、本発明は、前記パネル体の床材、
内外装壁材、または水タンク壁材用としての用途をも提
供する。
内外装壁材、または水タンク壁材用としての用途をも提
供する。
【0007】典型的具体例としては、不織布または織布
の繊維材とフッ素樹脂フィルム及びその両者を接着させ
る接着剤層からなる表層材を予め成形した後、その表層
材と熱硬化性または熱可塑性FRPからなるパネル基材
とを成形型内でホットプレスまたはコールドプレスプレ
スにて一体成形して、繊維材にパネル基材の樹脂が含浸
されてなるパネル体ならびにその成形法を提供するもの
である。
の繊維材とフッ素樹脂フィルム及びその両者を接着させ
る接着剤層からなる表層材を予め成形した後、その表層
材と熱硬化性または熱可塑性FRPからなるパネル基材
とを成形型内でホットプレスまたはコールドプレスプレ
スにて一体成形して、繊維材にパネル基材の樹脂が含浸
されてなるパネル体ならびにその成形法を提供するもの
である。
【0008】本発明におけるフッ素樹脂フィルムとして
は、PVF(ポリフッ化ビニル)、PVDF(ポリビニ
リデンフロライド)、ETFE(エチレン−テトラフル
オロエチレン系共重合体)、FEP(テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン系共重合体)、PF
A(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシ
エチレン系共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロ
エチレン)等が例示される。中でもPVF、PVDF、
ETFEは、接着性能をより向上させるフィルム処理方
法として最も簡便なコロナ放電処理を用いることができ
るため、より好ましい。以下、本発明のフッ素樹脂フィ
ルムの代表例として、ETFEを取り上げて説明する。
は、PVF(ポリフッ化ビニル)、PVDF(ポリビニ
リデンフロライド)、ETFE(エチレン−テトラフル
オロエチレン系共重合体)、FEP(テトラフルオロエ
チレン−ヘキサフルオロプロピレン系共重合体)、PF
A(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルコキシ
エチレン系共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロ
エチレン)等が例示される。中でもPVF、PVDF、
ETFEは、接着性能をより向上させるフィルム処理方
法として最も簡便なコロナ放電処理を用いることができ
るため、より好ましい。以下、本発明のフッ素樹脂フィ
ルムの代表例として、ETFEを取り上げて説明する。
【0009】ETFEとしては、エチレンとテトラフル
オロエチレンとが30/70〜70/30(モル比)の
割合で共重合されたもので、さらに1種またはそれ以上
のフッ素含有のオレフィンや炭化水素系のオレフィンな
どの追加成分を共重合せしめたものでもよい。この追加
成分としては、プロピレン、ブテン等のα−オレフィ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン、パ
ーフルオロブチルエチレン、トリフルオロクロロエチレ
ン等の含フッ素オレフィン、エチルビニルエーテル、パ
ーフルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロプロピ
ルビニルエーテル等のビニルエーテル類、含フッ素アク
リレート類等が挙げられる。これらの追加成分を共重合
する際には、ETFE中に50モル%以下の範囲内で共
重合されることが好ましい。場合によっては、10モル
%以下の少量で共重合せしめて、ETFEを改質せしめ
る程度でもよい。
オロエチレンとが30/70〜70/30(モル比)の
割合で共重合されたもので、さらに1種またはそれ以上
のフッ素含有のオレフィンや炭化水素系のオレフィンな
どの追加成分を共重合せしめたものでもよい。この追加
成分としては、プロピレン、ブテン等のα−オレフィ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン、パ
ーフルオロブチルエチレン、トリフルオロクロロエチレ
ン等の含フッ素オレフィン、エチルビニルエーテル、パ
ーフルオロメチルビニルエーテル、パーフルオロプロピ
ルビニルエーテル等のビニルエーテル類、含フッ素アク
リレート類等が挙げられる。これらの追加成分を共重合
する際には、ETFE中に50モル%以下の範囲内で共
重合されることが好ましい。場合によっては、10モル
%以下の少量で共重合せしめて、ETFEを改質せしめ
る程度でもよい。
【0010】ETFEの分子量は、特には限定されない
が、その目安となる容量流速として10〜300mm3
/sec程度が好適である。ここにおける容量流速は、
高化式フローテスターを使用して、300℃、30kg
/cm2 荷重下で、直径1mm、長さ2mmのノズルか
ら単位時間に流出するETFEの容量で表される値で定
義され、単位はmm3 /secである。なお、ETFE
の製造に際しては、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶
液重合等の従来公知の各種重合方法はすべて採用可能で
ある。
が、その目安となる容量流速として10〜300mm3
/sec程度が好適である。ここにおける容量流速は、
高化式フローテスターを使用して、300℃、30kg
/cm2 荷重下で、直径1mm、長さ2mmのノズルか
ら単位時間に流出するETFEの容量で表される値で定
義され、単位はmm3 /secである。なお、ETFE
の製造に際しては、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶
液重合等の従来公知の各種重合方法はすべて採用可能で
ある。
【0011】このフッ素樹脂フィルムの厚さとしては、
20〜100ミクロンが好ましい。100ミクロンを超
えた場合には、FRPの複雑な形状に追従できず、20
ミクロンより少ない場合は耐擦傷性が十分ではない。
20〜100ミクロンが好ましい。100ミクロンを超
えた場合には、FRPの複雑な形状に追従できず、20
ミクロンより少ない場合は耐擦傷性が十分ではない。
【0012】またこのフィルム材料中には、紫外線によ
る接着剤の劣化を防ぐため、紫外線吸収剤を入れること
が好ましいが、紫外線吸収剤を入れることが不可能な場
合には、透明なクリアーフィルムではなく、フィルム自
身をカラーフィルムとすることにより、紫外線をカット
するのが好ましい。
る接着剤の劣化を防ぐため、紫外線吸収剤を入れること
が好ましいが、紫外線吸収剤を入れることが不可能な場
合には、透明なクリアーフィルムではなく、フィルム自
身をカラーフィルムとすることにより、紫外線をカット
するのが好ましい。
【0013】不織布または織布からなる繊維材に接着剤
を塗布し、フッ素樹脂フィルムとの密着力を高めるため
フッ素樹脂フィルムの表面を、金属ナトリウムまたはコ
ロナ放電等により処理し、表面張力を35ダイン以上に
高くするのが望ましい。
を塗布し、フッ素樹脂フィルムとの密着力を高めるため
フッ素樹脂フィルムの表面を、金属ナトリウムまたはコ
ロナ放電等により処理し、表面張力を35ダイン以上に
高くするのが望ましい。
【0014】接着剤の種類としては特に限定されるもの
ではないが、有機シロキサン系、ポリウレタン系、ポリ
エステル系、エポキシ系等が例示される。パネル体を成
形する際には、プレス成形時にパネルの端部では表層材
が伸ばされるため、表層材を構成する接着剤も20%以
上の伸びた状態でも密着力が低下しないものが望まし
い。また、パネル基材のFRPが熱硬化性FRPの場合
にはホットプレス成形温度で、熱可塑性FRPの場合に
はコールドプレス前の予熱工程で熱分解によるガスが発
生しないことが重要である。また常温から成形温度迄の
広い範囲における密着強度の変化が少ないことが重要で
ある。
ではないが、有機シロキサン系、ポリウレタン系、ポリ
エステル系、エポキシ系等が例示される。パネル体を成
形する際には、プレス成形時にパネルの端部では表層材
が伸ばされるため、表層材を構成する接着剤も20%以
上の伸びた状態でも密着力が低下しないものが望まし
い。また、パネル基材のFRPが熱硬化性FRPの場合
にはホットプレス成形温度で、熱可塑性FRPの場合に
はコールドプレス前の予熱工程で熱分解によるガスが発
生しないことが重要である。また常温から成形温度迄の
広い範囲における密着強度の変化が少ないことが重要で
ある。
【0015】多空隙薄板状繊維材は、ポリエステル、ポ
リプロピレン等の合成材料またはガラスからなる不織布
または織布が好ましいが、繊維材とFRPなどのパネル
基材との密着力を向上させるために、一体成形時に流動
したFRPの樹脂成分が繊維材に含浸しやすいものであ
れば特に限定されない。ポリエステル不織布を不飽和ポ
リエステル樹脂からなるFRPと一体成形する場合、ポ
リエステル不織布の厚さとしては、50ミクロンから2
00ミクロンのものが好ましい。50ミクロンより薄い
場合には、接着剤により不織布の編目が塞がれやすいた
め、FRPの樹脂成分が一体成形時に含浸されにくく、
パネル基材の繊維材によるアンカー効果が小さくなり、
密着力が欠けることになる。また、200ミクロンを超
えると、パネルの複雑な形状に追従でき難くなる。ポリ
エステル不織布の目付量は、70ミクロン品で20〜4
0g/m2 程度が好ましく、ポリエステル織布は、20
0ミクロン品で40〜70g/m2 程度、ガラスクロス
は、120ミクロン品で60〜150g/m2 程度が好
ましい。ポリプロピレン不織布では、100ミクロン品
で15〜40g/m2 程度が好ましい。
リプロピレン等の合成材料またはガラスからなる不織布
または織布が好ましいが、繊維材とFRPなどのパネル
基材との密着力を向上させるために、一体成形時に流動
したFRPの樹脂成分が繊維材に含浸しやすいものであ
れば特に限定されない。ポリエステル不織布を不飽和ポ
リエステル樹脂からなるFRPと一体成形する場合、ポ
リエステル不織布の厚さとしては、50ミクロンから2
00ミクロンのものが好ましい。50ミクロンより薄い
場合には、接着剤により不織布の編目が塞がれやすいた
め、FRPの樹脂成分が一体成形時に含浸されにくく、
パネル基材の繊維材によるアンカー効果が小さくなり、
密着力が欠けることになる。また、200ミクロンを超
えると、パネルの複雑な形状に追従でき難くなる。ポリ
エステル不織布の目付量は、70ミクロン品で20〜4
0g/m2 程度が好ましく、ポリエステル織布は、20
0ミクロン品で40〜70g/m2 程度、ガラスクロス
は、120ミクロン品で60〜150g/m2 程度が好
ましい。ポリプロピレン不織布では、100ミクロン品
で15〜40g/m2 程度が好ましい。
【0016】また、模様や文字を印刷した繊維材の上
に、透明なフッ素樹脂フィルムと透明な接着剤を用いて
接着一体化してなる表層材を用いることにより、一体成
形後に模様が見えるファッション性に優れたパネル体を
得ることができる。
に、透明なフッ素樹脂フィルムと透明な接着剤を用いて
接着一体化してなる表層材を用いることにより、一体成
形後に模様が見えるファッション性に優れたパネル体を
得ることができる。
【0017】一体成形法としては、あらかじめ成形型に
本発明の表層材をフッ素樹脂フィルム面を外側に、そし
てポリエステル不織布等をFRP材料に接するように成
形型に配置してからプレスする成形、また、本発明の表
層材をあらかじめ熱や圧力によりFRP材料と仮留めし
た後に成形型でプレスする成形が可能である。温度、型
締め圧等の成形条件は、表層材を用いないFRP材料の
通常の成形の場合と同様の成形条件を採用することがで
きる。
本発明の表層材をフッ素樹脂フィルム面を外側に、そし
てポリエステル不織布等をFRP材料に接するように成
形型に配置してからプレスする成形、また、本発明の表
層材をあらかじめ熱や圧力によりFRP材料と仮留めし
た後に成形型でプレスする成形が可能である。温度、型
締め圧等の成形条件は、表層材を用いないFRP材料の
通常の成形の場合と同様の成形条件を採用することがで
きる。
【0018】本発明においては、パネル基材として強化
繊維を充填した熱硬化性または熱可塑性FRPを用いる
のが望ましいが、強化繊維はガラス繊維やカーボン繊維
など特に限定されず、また樹脂成分としても不飽和ポリ
エステル樹脂などの熱硬化性樹脂やポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂などが広範
囲にわたって例示され得る。
繊維を充填した熱硬化性または熱可塑性FRPを用いる
のが望ましいが、強化繊維はガラス繊維やカーボン繊維
など特に限定されず、また樹脂成分としても不飽和ポリ
エステル樹脂などの熱硬化性樹脂やポリプロピレン、ポ
リアミド、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂などが広範
囲にわたって例示され得る。
【0019】本発明のパネル体は、高強度であるととも
に、その優れた耐候性、不燃性、耐汚染性、ファッショ
ン性などにより各種の用途に適用可能であるが、特に床
材、内外装壁材、または水タンク壁材用のパネル体とし
て有用である。
に、その優れた耐候性、不燃性、耐汚染性、ファッショ
ン性などにより各種の用途に適用可能であるが、特に床
材、内外装壁材、または水タンク壁材用のパネル体とし
て有用である。
【0020】
【作用】本発明では、一体成形時に、FRPパネルの少
なくとも片面を、FRPが含浸される繊維材、接着剤、
フッ素樹脂フィルムという順で包みこむことにより、最
外層にフッ素樹脂フィルムが配置された耐候性、不燃
性、耐汚染性に優れたFRP製品が容易にしかも安価に
得られるのである。
なくとも片面を、FRPが含浸される繊維材、接着剤、
フッ素樹脂フィルムという順で包みこむことにより、最
外層にフッ素樹脂フィルムが配置された耐候性、不燃
性、耐汚染性に優れたFRP製品が容易にしかも安価に
得られるのである。
【0021】
【実施例】以下の実施例及び比較例において、部は重量
部である。
部である。
【0022】[実施例1]厚さ70ミクロンの白色ET
FEフィルム(商品名「アフレックス」、旭硝子製)の
片面をコロナ放電処理した。和光純薬製濡れ指数試薬に
よる表面張力は35ダインであった。この表面に、主剤
バイロン50AS(東洋紡製)100部と硬化剤コロネ
ートHL(日本ポリウレタン製)3部からなる接着剤を
40ミクロン塗布した。次に、90℃で50秒保持し、
接着剤中の溶剤を完全に揮発させた後、ポリエステル不
織布であるOL−150(日本バイリーン製、厚さ70
ミクロン、目付量23g/m2 )を張り合わせ、ロール
を通し接着積層して、表層材を得た。この表層材を60
℃で24時間エージングして接着剤を硬化させた。この
時の接着層の厚さは20ミクロンであった。ポリエステ
ル不織布とETFEフィルムの密着強度は、25mm幅
180度剥離試験において2.0kgfを示した。
FEフィルム(商品名「アフレックス」、旭硝子製)の
片面をコロナ放電処理した。和光純薬製濡れ指数試薬に
よる表面張力は35ダインであった。この表面に、主剤
バイロン50AS(東洋紡製)100部と硬化剤コロネ
ートHL(日本ポリウレタン製)3部からなる接着剤を
40ミクロン塗布した。次に、90℃で50秒保持し、
接着剤中の溶剤を完全に揮発させた後、ポリエステル不
織布であるOL−150(日本バイリーン製、厚さ70
ミクロン、目付量23g/m2 )を張り合わせ、ロール
を通し接着積層して、表層材を得た。この表層材を60
℃で24時間エージングして接着剤を硬化させた。この
時の接着層の厚さは20ミクロンであった。ポリエステ
ル不織布とETFEフィルムの密着強度は、25mm幅
180度剥離試験において2.0kgfを示した。
【0023】次にこの表層材をSMCと一体成形した。
SMCは、SMC3300番(旭ファイバーグラス製)
を用いた。SMC成形金型の下型上に、ETFEフィル
ム面を下に、不織布面を上にした表層材を置き、その不
織布面上に所定の大きさに切ったSMCをピラミッド状
に置いた。そして、上型140℃、下型135℃とし
て、成形圧力100kgf/cm2 で6分間成形し、4
00×400×20mmのパネルを得た。SMCと不織
布の界面の密着強度は、25mm幅180度剥離試験に
おいて2.5kgfであり、また不織布とETFEフィ
ルムの界面の密着強度は、25mm幅180度剥離試験
において2.4kgfであった。
SMCは、SMC3300番(旭ファイバーグラス製)
を用いた。SMC成形金型の下型上に、ETFEフィル
ム面を下に、不織布面を上にした表層材を置き、その不
織布面上に所定の大きさに切ったSMCをピラミッド状
に置いた。そして、上型140℃、下型135℃とし
て、成形圧力100kgf/cm2 で6分間成形し、4
00×400×20mmのパネルを得た。SMCと不織
布の界面の密着強度は、25mm幅180度剥離試験に
おいて2.5kgfであり、また不織布とETFEフィ
ルムの界面の密着強度は、25mm幅180度剥離試験
において2.4kgfであった。
【0024】次に、この成形品を切断し、ウエザオメー
タにSMC成形品のETFEフィルム面側を1000時
間暴露させた。耐候性試験前は曲げ強度18.0kgf
/mm2 であったのに対し、暴露後は17.0kgf/
mm2 であり、劣化率はわずか6%であった。SMCと
不織布界面の密着強度は2.5kgfと変化なく、不織
布とETFEフィルムの界面の密着強度も2.4kgf
と変化しなかった。また、ASTM−D635に準じて
燃焼試験を行い、ETFEフィルム面に炎が当たるよう
にした結果、不燃性を示した。また、この成形品を水に
3ヶ月浸せきしたが、カビは全く発生しなかった。
タにSMC成形品のETFEフィルム面側を1000時
間暴露させた。耐候性試験前は曲げ強度18.0kgf
/mm2 であったのに対し、暴露後は17.0kgf/
mm2 であり、劣化率はわずか6%であった。SMCと
不織布界面の密着強度は2.5kgfと変化なく、不織
布とETFEフィルムの界面の密着強度も2.4kgf
と変化しなかった。また、ASTM−D635に準じて
燃焼試験を行い、ETFEフィルム面に炎が当たるよう
にした結果、不燃性を示した。また、この成形品を水に
3ヶ月浸せきしたが、カビは全く発生しなかった。
【0025】[比較例1]表層材を用いない他は実施例
1と同じ条件にてSMC平板を成形した。その平板につ
いて実施例1と同じ耐候性試験を行った。試験前は曲げ
強度18.0kgf/mm2 であったのに対し、暴露後
は9.0kgf/mm2 であり、劣化率は50%であっ
た。ASTM−D635に準じて燃焼試験を行ったとこ
ろ、徐々に燃焼した。また、この成形品を水に3ヶ月浸
せきした結果、カビが発生してスポンジで擦ってもとれ
なかった。
1と同じ条件にてSMC平板を成形した。その平板につ
いて実施例1と同じ耐候性試験を行った。試験前は曲げ
強度18.0kgf/mm2 であったのに対し、暴露後
は9.0kgf/mm2 であり、劣化率は50%であっ
た。ASTM−D635に準じて燃焼試験を行ったとこ
ろ、徐々に燃焼した。また、この成形品を水に3ヶ月浸
せきした結果、カビが発生してスポンジで擦ってもとれ
なかった。
【0026】[実施例2]厚さ100ミクロンのPVD
Fフィルム(商品名「トヨフロン」、東レ製)の片面を
コロナ放電処理した。和光純薬製濡れ指数試薬による表
面張力は38ダインであった。このPVDFフィルムを
実施例1と同じ条件にてポリエステル不織布に接着積層
し、表層材を作成した。この時の接着層の厚さは20ミ
クロンであった。ポリエステル不織布とPVDFフィル
ムの密着強度を測定したところ、25mm幅180度剥
離試験において2.0kgfを示した。この表層材を実
施例1と同じ条件にてSMCと一体成形した。SMCと
不織布の密着強度は、25mm幅180度剥離試験にお
いて2.2kgfであり、不織布とPVDFフィルムの
密着強度は、25mm幅180度剥離試験において1.
8kgfであった。
Fフィルム(商品名「トヨフロン」、東レ製)の片面を
コロナ放電処理した。和光純薬製濡れ指数試薬による表
面張力は38ダインであった。このPVDFフィルムを
実施例1と同じ条件にてポリエステル不織布に接着積層
し、表層材を作成した。この時の接着層の厚さは20ミ
クロンであった。ポリエステル不織布とPVDFフィル
ムの密着強度を測定したところ、25mm幅180度剥
離試験において2.0kgfを示した。この表層材を実
施例1と同じ条件にてSMCと一体成形した。SMCと
不織布の密着強度は、25mm幅180度剥離試験にお
いて2.2kgfであり、不織布とPVDFフィルムの
密着強度は、25mm幅180度剥離試験において1.
8kgfであった。
【0027】次に、この成形品について、実施例1と同
じ耐候性試験と燃焼試験を行った。曲げ強度は試験前が
18.0kgf/mm2 であり、暴露後が14.4kg
f/mm2 であり、劣化率は20%であった。また、S
MCと不織布の密着強度は、2.0kgfであり、不織
布とPVDFフィルムの密着強度は1.5kgfに若干
変化した。また、燃焼試験は不燃性を示した。また、こ
の成形品を水に3ヶ月浸せきしたが、カビは全く発生し
なかった。
じ耐候性試験と燃焼試験を行った。曲げ強度は試験前が
18.0kgf/mm2 であり、暴露後が14.4kg
f/mm2 であり、劣化率は20%であった。また、S
MCと不織布の密着強度は、2.0kgfであり、不織
布とPVDFフィルムの密着強度は1.5kgfに若干
変化した。また、燃焼試験は不燃性を示した。また、こ
の成形品を水に3ヶ月浸せきしたが、カビは全く発生し
なかった。
【0028】[実施例3]接着剤としてスリーボンド2
285(スリーボンド製)を用い、実施例1で使用した
ETFEフィルムとガラスクロスを接着積層した。ガラ
スクロスとしては旭ファイバーグラス製のMS132−
NT10FS(厚さ120ミクロン、目付量106g/
m2 )を用いた。この表層材を実施例1と同じ条件にて
SMCと一体成形した。SMCとガラスクロスの密着強
度は、25mm幅180度剥離試験において2.0kg
fであり、ガラスクロスとETFEフィルムの密着強度
は、25mm幅180度剥離試験において1.4kgf
であった。次に、この成形品について、実施例1と同じ
耐候性試験と燃焼試験を行った。試験前の曲げ強度が1
8.0kgf/mm2 であったのに対し、暴露後は1
7.1kgf/mm2 であり、劣化率はわずか5%であ
った。SMCとガラスクロスの密着強度は2.0kgf
と変化なく、ガラスクロスとETFEフィルムの密着強
度も1.4kgfと変化なしであった。燃焼試験は不燃
性を示した。また、この成形品を水に3ヶ月浸せきした
が、カビは全く発生しなかった。
285(スリーボンド製)を用い、実施例1で使用した
ETFEフィルムとガラスクロスを接着積層した。ガラ
スクロスとしては旭ファイバーグラス製のMS132−
NT10FS(厚さ120ミクロン、目付量106g/
m2 )を用いた。この表層材を実施例1と同じ条件にて
SMCと一体成形した。SMCとガラスクロスの密着強
度は、25mm幅180度剥離試験において2.0kg
fであり、ガラスクロスとETFEフィルムの密着強度
は、25mm幅180度剥離試験において1.4kgf
であった。次に、この成形品について、実施例1と同じ
耐候性試験と燃焼試験を行った。試験前の曲げ強度が1
8.0kgf/mm2 であったのに対し、暴露後は1
7.1kgf/mm2 であり、劣化率はわずか5%であ
った。SMCとガラスクロスの密着強度は2.0kgf
と変化なく、ガラスクロスとETFEフィルムの密着強
度も1.4kgfと変化なしであった。燃焼試験は不燃
性を示した。また、この成形品を水に3ヶ月浸せきした
が、カビは全く発生しなかった。
【0029】[比較例2]実施例1で用いたポリエステ
ル不織布のみを表層材としてSMCと一体成形した。そ
して上型140℃、下型135℃とし、成形圧力100
kgf/cm2 で3分間成形し、400×400×20
mmの成形板を得た。この成形品について実施例1と同
じ条件で耐候性試験を行った。曲げ強度は試験前が1
8.0kgf/mm2 であり、暴露後は10.0kgf
/mm2 であり、劣化率は45%であった。また、SM
Cと不織布の密着強度は、暴露前は十分強固であった
が、暴露後に大幅に低下した。燃焼試験を行いポリエス
テル不織布面に炎が当たるようにしたところ、徐々に燃
焼した。また、この成形品を水に3ヶ月浸せきした結
果、カビが発生してスポンジで擦ってもとれなかった。
ル不織布のみを表層材としてSMCと一体成形した。そ
して上型140℃、下型135℃とし、成形圧力100
kgf/cm2 で3分間成形し、400×400×20
mmの成形板を得た。この成形品について実施例1と同
じ条件で耐候性試験を行った。曲げ強度は試験前が1
8.0kgf/mm2 であり、暴露後は10.0kgf
/mm2 であり、劣化率は45%であった。また、SM
Cと不織布の密着強度は、暴露前は十分強固であった
が、暴露後に大幅に低下した。燃焼試験を行いポリエス
テル不織布面に炎が当たるようにしたところ、徐々に燃
焼した。また、この成形品を水に3ヶ月浸せきした結
果、カビが発生してスポンジで擦ってもとれなかった。
【0030】
【発明の効果】本発明のパネル体は、高強度であるとと
もに、耐候性、不燃性、耐汚染性に優れており、床材、
内外装壁材、または水タンク壁材用のパネル体として有
用である。
もに、耐候性、不燃性、耐汚染性に優れており、床材、
内外装壁材、または水タンク壁材用のパネル体として有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 17/04 27/30 D 8115−4F // B29K 27:12 105:08 B29L 9:00
Claims (11)
- 【請求項1】表層材とパネル基材からなるパネル体であ
り、前記表層材は、不織布または織布からなる多空隙薄
板状繊維材とフッ素樹脂フィルムとが接着剤層により接
着され、前記多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂フィルム
との接着界面において前記接着剤層が多空隙薄板状繊維
材の空隙内に入り込んで一体化されており、前記パネル
基材は樹脂成分を含有し、前記表層材と前記パネル基材
とは、前記表層材のフッ素樹脂フィルム側を外側にして
積層一体化されてなり、前記表層材の多空隙薄板状繊維
材の空隙内にパネル基材の樹脂成分が含浸されてなるこ
とを特徴とするパネル体。 - 【請求項2】パネル基材が強化繊維を充填した熱硬化性
または熱可塑性FRPからなる請求項1のパネル体。 - 【請求項3】フッ素樹脂フィルムがエチレン−テトラフ
ルオロエチレン系共重合体からなる請求項1または2の
パネル体。 - 【請求項4】パネル体が床材用である請求項1〜3のい
ずれかのパネル体。 - 【請求項5】パネル体が内外装壁材用である請求項1〜
3のいずれかのパネル体。 - 【請求項6】パネル体が水タンク壁材用である請求項1
〜3のいずれかのパネル体。 - 【請求項7】表層材として、不織布または織布からなる
多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂フィルムとが接着剤層
により接着され、前記多空隙薄板状繊維材とフッ素樹脂
フィルムとの接着界面において前記接着剤層が多空隙薄
板状繊維材の空隙内に入り込んで一体化された表層材を
用い、パネル基材として、強化繊維を充填した熱硬化性
または熱可塑性FRP材からなる樹脂成分を含有するパ
ネル基材を用い、前記表層材とパネル基材とを、成形型
にて前記表層材のフッ素樹脂フィルム側を外側にして積
層し、前記表層材の多空隙薄板状繊維材の空隙内にパネ
ル基材の樹脂成分を含浸させて一体成形することを特徴
とするパネル体の製造法。 - 【請求項8】フッ素樹脂フィルムがエチレン−テトラフ
ルオロエチレン系共重合体からなる請求項7のパネル体
の製造法。 - 【請求項9】パネル体が床材用である請求項7または8
のパネル体の製造法。 - 【請求項10】パネル体が内外装壁材用である請求項7
または8のパネル体の製造法。 - 【請求項11】パネル体が水タンク壁材用である請求項
7または8のパネル体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5302931A JPH07156340A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | パネル体及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5302931A JPH07156340A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | パネル体及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07156340A true JPH07156340A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17914860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5302931A Pending JPH07156340A (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | パネル体及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07156340A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008105298A1 (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Asahi Glass Company, Limited | 積層シート |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP5302931A patent/JPH07156340A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008105298A1 (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Asahi Glass Company, Limited | 積層シート |
US8173557B2 (en) | 2007-02-21 | 2012-05-08 | Asahi Glass Company, Limited | Laminated sheet |
JP5263149B2 (ja) * | 2007-02-21 | 2013-08-14 | 旭硝子株式会社 | 積層シート |
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