JPH07155950A - 往復移動作業用ロボットの制御装置 - Google Patents

往復移動作業用ロボットの制御装置

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JPH07155950A
JPH07155950A JP30818293A JP30818293A JPH07155950A JP H07155950 A JPH07155950 A JP H07155950A JP 30818293 A JP30818293 A JP 30818293A JP 30818293 A JP30818293 A JP 30818293A JP H07155950 A JPH07155950 A JP H07155950A
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JP
Japan
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movement
target position
robot
work
welding
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Application number
JP30818293A
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English (en)
Inventor
Masahito Kageyama
雅人 影山
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ツール先端を往復移動させて作業を行うロボッ
トの制御プログラムを効率よく作成すること。 【構成】正転方向移動命令プログラムにおいて各目標位
置P6ごとに対応づけられた移動速度データ「100」
および補間方法データ「エンコ2(円弧中点)」が、当
該目標位置P6の正転方向のつぎの目標位置P7に対応づ
けられた移動速度データ「50」および補間方法データ
「エンコ3(円弧終点)」に基づいてそれぞれ変更され
(「エンコ2 50 P6」)、ツール先端が移動経路
上を逆転方向に移動する際の逆転移動命令プログラムが
作成される。そして逆転方向移動命令プログラムに記述
されたコマンド群にしたがって、移動経路上の目標位置
P7から逆転方向のつぎの目標位置P6へ、当該つぎの目
標位置P6に対応づけられた移動速度「50」および補
間方法「エンコ2(エンコ中点)」で、ツール先端が移
動経路に沿って移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットのツール先端
を所定の移動経路に沿って往復移動させることにより溶
接作業等の所定の作業を行わせる往復移動作業用ロボッ
トの制御装置に関し、特に該ロボットを制御するプログ
ラムを作成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接ロボットでは、溶接部の強度を確保
するために多層盛り溶接が一般に行われる。
【0003】この多層盛り溶接をロボットによって行う
ためには、ツール(トーチ)先端を所定の盛り高さずつ
シフトさせながら何回も同じ移動経路を移動させる必要
がある。
【0004】かかる多層盛り溶接の方法には、一方向の
みにツール先端を移動させその間溶接を行なう正転多層
盛りと、ツール先端を往復移動させその間溶接を行う逆
転多層盛りの2通りの方法がある。
【0005】正転多層盛り溶接では、溶接開始点から溶
接終了点に向けてツール先端が同じ方向に繰返し移動さ
れ、同じ動作の繰返しであるために、ロボットの制御プ
ログラムを作成するのは容易である。
【0006】しかし、溶接終了点から溶接開始点までは
何の作業もせずにツールがただ移動するため、サイクル
タイムが長くなるという欠点がある。それが多層におよ
べば、なおさらである一方、逆転多層盛り溶接は、最初
に溶接開始点から溶接終了点に向け正転方向に往路移動
させ、つぎに溶接終了点から溶接開始に向け逆転方向に
復路移動させるという具合に、奇数層目の溶接が終了
後、ツールを逆向きに移動させて偶数層目の溶接を行う
というものであり、正転多層盛り溶接と異なり移動のた
めだけの無駄な動きがないので、サイクルタイムが短
く、作業効率が向上するという利点がある。
【0007】したがって、厚板ワーク等の溶接では、こ
の逆転多層盛り溶接が主流となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、逆転多層盛り
溶接では、往路における溶接、復路における溶接といっ
た異なる動作がなされるため、ロボットの制御プログラ
ムは複雑になり、ロボットプログラムを作成する教示時
間が長くなるという欠点が招来する。
【0009】たとえば、厚板ワークの溶接作業を行う際
に、プログラムは1層ずつ作業者によるティーチングに
よって作成されているのが現状であり、教示作業時間の
長期化によるプログラム作成時間の長期化が大きな問題
となっている。特にワークを支持するポジショナや走行
台車等の外部軸とロボットとを同期させて動作させるロ
ボットプログラムの作成は、ワークとロボットとの位置
関係が複雑に変化するため、特にむずかしく、教示に多
大な時間が必要とされている。
【0010】ところで、多層盛り溶接のためのロボット
プログラムを簡単に作成することを目的とする発明は、
たとえば、特開平2−220781号公報に開示されて
いる。
【0011】この公報に開示された発明は、多層盛り溶
接の1層目の経路をつぎの2層目の経路にシフトさせる
処理を簡単に行い、ロボットプログラムを簡単に作成せ
んとするものであり、1層目のティーチングの際参照点
を教示しておき、各層の水平方向シフト量と垂直方向シ
フト量をパラメータで与えることによりつぎの2層目の
動作軌跡を演算するというものである。
【0012】しかし、この公報に示されているのは、正
転多層盛り溶接に関する技術であり、サイクルタイム短
縮に効果のある逆転多層盛り溶接については、何ら触れ
ていない。したがって、現状では、正転方向、逆転方向
ともすべての移動命令を作業者が作成しなければなら
ず、教示作業に多大な工数が必要になるという問題は依
然として解決されていない。
【0013】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、逆転多層盛り溶接を行う溶接ロボットを含
む、往復移動作業用ロボットを制御するプログラムの作
成を、効率的に行えるようにし、作業効率を飛躍的に向
上させることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の主た
る発明では、ロボットのアーム先端に取り付けられたツ
ールの先端が、作業開始位置と作業終了位置との間の移
動経路上の各目標位置を所定の補間方法および所定の移
動速度で、前記作業開始位置から前記作業終了位置まで
正転方向に往路移動するように前記ロボットを制御する
とともに、前記作業終了位置から前記作業開始位置まで
逆転方向に復路移動するように前記ロボットを制御し、
前記ロボットに所定の作業を行わせる往復移動作業用ロ
ボットの制御装置において、前記ツール先端が移動経路
上を正転方向に移動する際の正転方向移動命令プログラ
ムを、各目標位置ごとに移動速度データおよび補間方法
データが対応づけられたコマンド群によって記述し、前
記正転方向移動命令プログラムに記述されたコマンド群
にしたがって、移動経路上の目標位置から正転方向のつ
ぎの目標位置へ、当該つぎの目標位置に対応づけられた
移動速度および補間方法で、前記ツール先端を前記移動
経路に沿って移動させるとともに、前記正転方向移動命
令プログラムにおいて各目標位置ごとに対応づけられた
移動速度データおよび補間方法データを、当該目標位置
の正転方向のつぎの目標位置に対応づけられた移動速度
データおよび補間方法データに基づいてそれぞれ変更し
て、前記ツール先端が移動経路上を逆転方向に移動する
際の逆転移動命令プログラムを作成し、前記逆転方向移
動命令プログラムに記述されたコマンド群にしたがっ
て、移動経路上の目標位置から逆転方向のつぎの目標位
置へ、当該つぎの目標位置に対応づけられた移動速度お
よび補間方法で、前記ツール先端を前記移動経路に沿っ
て移動させるようにしている。
【0015】
【作用】かかる構成によれば、正転方向の移動を指令す
る正転方向移動命令プログラムに基づいて、逆転方向の
移動を指令する逆転方向移動命令プログラムが、教示作
業を要することなく、自動的に短時間に作成される。
【0016】すなわち、図7(a)に示すように、ツー
ル先端が移動経路上を正転方向に移動する際の正転方向
移動命令プログラムが、各目標位置P7ごとに移動速度
データ「50」および補間方法データ「エンコ3(円弧
終点)」が対応づけられたコマンド群によって記述され
る。そして、正転方向移動命令プログラムに記述された
コマンド群にしたがって、図2に示すように、移動経路
L7上の目標位置P6から正転方向のつぎの目標位置P7
へ、当該つぎの目標位置P7に対応づけられた移動速度
「50」および補間方法「エンコ3(円弧終点)」で、
ツール先端が移動経路L7に沿って移動される。
【0017】そして、正転方向移動命令プログラムにお
いて各目標位置P6ごとに対応づけられた移動速度デー
タ「100」および補間方法データ「エンコ2(円弧中
点)」(図7(a))が、当該目標位置P6の正転方向
のつぎの目標位置P7に対応づけられた移動速度データ
「50」および補間方法データ「エンコ3(円弧終
点)」に基づいてそれぞれ変更され(「エンコ2 50
P6」;図7(c)参照)、ツール先端が移動経路L
´7上を逆転方向に移動する際の逆転移動命令プログラ
ムが作成される。
【0018】そして逆転方向移動命令プログラムに記述
されたコマンド群にしたがって、図2に示すように、移
動経路L´7上の目標位置P7から逆転方向のつぎの目標
位置P6へ、当該つぎの目標位置P6に対応づけられた移
動速度「50」および補間方法「エンコ2(エンコ中
点)」で、ツール先端が移動経路L´7に沿って移動さ
れる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る往復移動
作業用ロボットの制御装置の実施例について説明する。
なお、実施例では、前述したように逆転多層盛り溶接を
行う溶接ロボットを制御する装置を想定している。しか
し、本発明としては、ツールを往復移動させて所定の作
業を行うものであれば、任意のロボットに適用可能であ
り、たとえばシーリングを繰返し行うシーリング作業用
ロボットにも適用することができる。
【0020】図1は実施例の装置の構成を概念的に示す
ブロック図である。
【0021】同図に示すように、ロボット1は、アーム
2を有しており、このアーム2の先端には、ツール(溶
接トーチ)3が取り付けられている。
【0022】一方、ロボット1は、外部軸である走行台
車4(ないしはポジショナ)上に載置固定されており、
この走行台車4の矢印G方向への水平移動に伴い、ロボ
ット1も同方向Gに移動される。
【0023】したがって、アーム2の軸が駆動されるこ
とにより、ロボット座標系におけるツール先端3aの位
置P5、P6…(以下「ロボット本体位置」という)が変
化されるとともに、外部軸4が駆動されることにより、
外部軸座標系におけるツール先端3aの位置E1、E2…
(以下「外部軸位置」という)が変化される。
【0024】したがって、ツール先端位置は、上記ロボ
ット本体位置P5と上記外部軸位置E1とを合成した位置
P5+E1として表される。
【0025】ロボット1のアーム各軸および外部軸4
は、ロボットコントローラ5によって駆動制御され、こ
れによりツール先端3aが所定の移動経路Lに沿って移
動される。また、ロボットコントローラ5では、後述す
るように、溶接作業全工程を制御する「実行ロボットプ
ログラム」を作成するための基礎となる「元ロボットプ
ログラム」が作成され、このプログラム内容がオフライ
ンプログラマ6にアップロードされる。
【0026】オフラインプログラマ6は、プログラム解
釈部7を有しており、このプログラム解釈部7により、
上記アップロードされた「元ロボットプログラム」が後
述するようにして解釈されて、「実行ロボットプログラ
ム」が作成される。
【0027】作成された「実行ロボットプログラム」
は、ロボットコントローラ5にダウンロードされ、コン
トローラ5は、この「実行ロボットプログラム」に記述
されたコマンドにしたがって、ロボット1のアーム各軸
および外部軸4を駆動制御し、ツール先端3aを移動経
路Lに沿って移動させ、多層盛り溶接を行わせる。
【0028】この多層盛り溶接の全工程のツール先端3
aの移動経路Lは、図2に示されている。
【0029】すなわち、ツール先端3aは、移動経路L
上の各目標位置P1〜P10を所定の補間方法および移動
速度で移動するものであり、各目標位置のうちP3は溶
接線接近位置を、P5は溶接開始位置を、P8は溶接終了
位置を、P10は溶接退避位置をそれぞれ示している。
【0030】ツール先端3aは、溶接線接近位置P1か
ら一点鎖線で示す正転方向に往路移動し溶接開始位置P
5に達する。すると、溶接開始位置P5から溶接終了位置
P8まで、正転方向に往路移動され、ワークの溶接線に
沿って溶接が行われる。ついで、溶接終了位置P8から
溶接開始位置P5までツール先端3aが、破線で示す逆
転方向に復路移動し、ワークの溶接線に沿った溶接が再
度行われる。
【0031】以後、同様にして、ツール先端3aは、溶
接開始位置P5と溶接終了位置P8との間を、所定回数だ
け往復移動し、所定数層の多層盛り溶接を行う。なお、
つぎの層を溶接する際には、ツール先端3aは、所定の
盛り高さだけ順次シフトされる。
【0032】ここで、往路移動を終えて多層盛り溶接が
終了したものとすると、ツール先端3aは、溶接終了位
置P8から、正転方向へ溶接退避位置P10まで移動し、
全工程を終了させる。
【0033】一方、復路移動を終えて多層盛り溶接が終
了したものとすると、ツール先端3aは、溶接開始位置
P5から、逆転方向へP4、P3、P2、P1へと移動し、
全工程を終了させる。
【0034】さて、上記溶接線上の移動経路P5〜P8に
は、円弧の経路P5〜P7が含まれている。この円弧の経
路をツール先端3aが移動するとき、円弧補間が実行さ
れる。円弧補間では、円弧経路上の目標位置として、開
始点P5、中点P6、終了点P7の3点の位置を指定する
ことにより、補間がなされる。すなわち、正転方向の場
合、中点P6への補間は、「円弧中点までの補間」とい
う内容を示す「エンコ2」という指令を与えることによ
り実行され、終了点P7への補間は、「円弧終点までの
補間」という内容を示す「エンコ3」という指令を与え
ることにより実行される。たとえば補間方法が「エンコ
2」である時には、現在位置と円弧終点の位置を参照
し、3点を結ぶ円弧上を移動するように、ロボット1は
制御される。
【0035】さて、「元ロボットプログラム」は、図2
において、正転方向の溶接を1回行う場合の指令、つま
りP1からP10までの正転方向の移動指令を記述したも
のである。
【0036】ロボットコントローラ5では、図2に示す
移動経路L上の各位置P1〜P10がティーチングによっ
て目標位置として取得され、これら取得されたデータに
基づいて図7(a)に示される「元ロボットプログラ
ム」が作成される。この際、同図7(a)に示されるよ
うに、「接近線接近(ヨウセツセンセッキン)」、「溶
接開始(ヨウセツカイシ)」、「溶接終了(ヨウセツシ
ュウリョウ)」、「溶接退避(ヨウセツタイヒ)」を示
すコマンドが記入される。また、「溶接開始」コマンド
には、溶接の開先形状等を示す溶接条件データも含まれ
ており、この溶接条件データにより、「多層盛り」であ
ることを認識することができる。
【0037】なお、これら「溶接線接近」等のコマンド
は、オフラインプログラマ6上で記入するようにしても
よい。
【0038】オフラインプログラマ6では、入力された
「元ロボットプログラム」がプログラム解釈部7で解釈
され、「実行ロボットプログラム」が作成される。な
お、「実行ロボットプログラム」の作成までを、ロボッ
トコントローラ5内ですべて行うようにしてもよい。
【0039】さて、上記解釈、作成の際、後述する溶接
層数カウンタH、移動命令メモリI、溶接開始ポインタ
J、溶接終了ポインタK、移動命令ポインタQ、補間方
法メモリM、移動速度メモリNが使用される。図8に
は、移動命令メモリI、溶接開始ポインタJ、溶接終了
ポインタKが概念的に図示されている。
【0040】以下、プログラム解釈部7で行われる処理
について、図3から図6に示すフローチャートを参照し
て説明する。なお、適宜、図7に示すプログラム記述内
容、図8に示す移動命令メモリI、溶接開始ポインタ
J、溶接終了ポインタKを併せ参照して説明する。
【0041】まず、図3に示すように、図7(a)に示
される「元ロボットプログラム」が読み込まれる。
【0042】ここで、「元ロボットプログラム」の内容
について説明すると、「元ロボットプログラム」は、い
わばツール先端3aが図2の移動経路L上を正転方向
(一点鎖線)に移動する際の正転方向移動命令であり、
各目標位置P1…ごとに移動速度データおよび補間方法
データが対応づけられたコマンド群によって記述されて
いる。たとえば、目標位置P7については、「エンコ3
(円弧終点)」という補間方法データと「50(cm/
min)」という移動速度データが対応づけられてい
る。よって、この命令に従い、ツール先端3aは、経路
L7上を移動速度50(cm/min)で、円弧終了点
までを所定の補間方法で移動されることになる(ステッ
プ101)。
【0043】つぎに、「元ロボットプログラム」のコマ
ンド群を上から順にみていき、「溶接線接近(ヨウセツ
センセッキン)」コマンドを探索する(ステップ10
2)。ここで、「溶接線接近」コマンドを探索したなら
ば(ステップ102の判断YES)、手順はステップ1
05に移行される。
【0044】また、「元ロボットプログラム」の最後ま
での探索が終了したならば(ステップ103の判断YE
S)、処理を終了させる。
【0045】「元ロボットプログラム」の最後まで到達
せず、いまだ「溶接線接近コマンド」を探索できない場
合には、「元ロボットプログラム」に記述されている移
動命令をそのまま「実行ロボットプログラム」にコピー
することにより、移動命令として記述する(ステップ1
04)。そして、手順は再度ステップ101に移行さ
れ、同様な処理が実行される。
【0046】さて、「溶接線接近」コマンドが探索され
ると、図8に示すように、移動命令メモリIに、「溶接
線接近(ヨウセツセンセッキン)」コマンド以下「溶接
退避(ヨウセツタイヒ)」までのすべての移動命令の内
容が書き込まれる。
【0047】すなわち、目標位置P1を例にとると、ア
ドレス「0」に、ロボット本体目標位置P1、外部軸目
標位置E1、補間方法「カクジク」、移動速度「15
0」がそれぞれ書き込まれる。
【0048】ここで、溶接開始ポインタJは、図8の矢
印に示すように、「溶接開始(ヨウセツカイシ)」コマ
ンドの次の移動命令、つまり「チョクセン 200 P
5」を指示しており、また溶接終了ポインタKは、「溶
接終了(ヨウセツシュウリョウ)」コマンドの1つ手前
の移動命令、つまり「チョクセン 200 P8+E2」
を指示している(ステップ105)。
【0049】つぎに、移動命令メモリIに書き込まれた
はじめの移動命令から、溶接終了ポインタJが指示する
移動命令までの中に、1つでも外部軸目標位置E1、E2
を持った命令があるか否か判定する(ステップ10
6)。
【0050】ここで、外部軸目標位置を持った移動命令
があると判定されると、手順はつぎのステップ107へ
移行され、ないと判定されると、手順はステップ109
に移行される。
【0051】ここで、もし、外部軸目標位置が存在し、
それが移動命令メモリIのはじめの移動命令に無いとき
には、エラーとし、終了する(ステップ107の判断N
O)。図7(a)の場合は、はじめの移動命令「カクジ
ク P1+E1」に、外部軸目標位置E1が存在するので
(ステップ107の判断YES)、手順はステップ10
8に移行される。
【0052】そこで、移動命令メモリIのはじめの移動
命令から順番に外部軸目標位置の有無を調べていき、も
し無いときには、前の移動命令の外部軸目標位置をコピ
ーする。すると、図8の括弧書きに示されるように、各
外部軸目標位置がコピーされる。「元ロボットプログラ
ム」(図7(a))には、外部軸目標位置が省略されて
記述されている場合があり、これを補完するためであ
る。図7(b)は、溶接開始から溶接終了までのデータ
のコピー内容を示している(ステップ108)。つぎ
に、溶接条件データのうち、開先形状のデータから各層
ごとの溶接条件と、多層盛りの層数が決定される(ステ
ップ109)。
【0053】つぎに、移動命令メモリIのはじめの移動
命令「カクジク P1+E1」から、「溶接開始ポインタ
J−1」までのデータ「カクジク P4(+E1)」が読
み出され(図8参照)、これらデータが「実行ロボット
プログラム}に記述される(ステップ110)。
【0054】ついで、図4のステップ201に示される
ように、溶接層数カウンタHの内容が「1」とされる。
【0055】ここで、溶接層数カウンタHが奇数である
か否かが判断され、奇数の場合は手順はステップ203
に移行され、偶数の場合は手順はステップ209に移行
される。
【0056】奇数と判定されると、ステップ203で
は、溶接層数カウンタHがカウントしている現在のカウ
ンタHがカウントしている層数に応じたシフト命令が作
成される。これは、どの程度の盛り高さで溶接がなされ
るか等によって決定される。
【0057】すなわち、現在、カウンタHのカウント値
は「1」であり、溶接開始ポインタJの指示しているデ
ータ「チョクセン 200 P5(+E1)」(図8参
照)を読み出して、移動命令が作成される。なお、外部
目標位置データが無いときには外部目標位置データのな
い移動命令とされる(ステップ204)。
【0058】ついで、溶接開始命令が作成される。溶接
条件はステップ109で求めておいた各層ごとの溶接条
件が使用される(ステップ205)。
【0059】そして、溶接開始ポインタJが指示してい
るデータの次のデータ「エンコ2100 P6(+E
1)」から溶接終了ポインタKが指示しているデータ
「チョクセン 200 P8+E2」までのデータが読み
出され、これらデータが「実行ロボットプログラム}に
記述される(ステップ206)。
【0060】ついで、溶接終了命令がされる(ステップ
207)。そして、シフトを終了する命令が作成され、
手順は図6のステップ401に移行されて、層数カウン
タHが+1インクリメントされる。
【0061】一方、溶接層数カウンタHの内容が偶数で
ある場合にも、まず最初にステップ203と同様に、現
在、カウンタHがカウントしている層数に応じたシフト
命令が作成される(ステップ209)。
【0062】ついで、溶接終了ポインタKが指示してい
る位置P8(図8参照)へ移動させるための命令が作成
される。この場合、補間方法は直線補間で、移動速度は
予め決められた速度(たとえば150cm/min)と
される(ステップ210)。ついで、溶接開始命令が作
成される。溶接条件はステップ109で求めた各層ごと
の溶接条件が使用される(ステップ211)。
【0063】そして、溶接終了ポインタKが指示してい
るデータ「チョクセン 200 P8+E2」の移動速度
「200」(図8参照)が、移動速度メモリNに記憶さ
れる(ステップ212)。ついで、溶接終了ポインタK
が指示しているデータの補間方法が判定される。
【0064】ここで、もし、補完方法が「エンコ2(円
弧中点)」である場合には、「エンコ3(エンコ終
点)」が補間方法メモリMに記憶される。また、補完方
法が「エンコ3(円弧終点)」である場合には、「エン
コ2(円弧中点)」が補間方法メモリMに記憶される。
そして、それ以外の時には、ポインタKが指示している
データの補間方法がそのまま補間方法メモリMに記憶さ
れる。ここでは、図8に示されるように、現在、溶接終
了ポインタKが「チョクセン」を指示しているので、こ
の「チョクセン」がそのまま補完方法メモリMに記憶さ
れる(ステップ213)。
【0065】つぎに、移動命令ポインタQが、溶接終了
ポインタK−1(P7+E1)にセットされる(ステップ
214)。
【0066】ここで、移動命令ポインタQ<溶接開始ポ
インタJであるか否かが判断される(ステップ30
1)。判断結果がYESの場合は手順はステップ306
に移行され、判断結果がNOの場合は手順はつぎのステ
ップ302に移行される。
【0067】判断NOと判断されると、ステップ302
では、移動速度(「200」)、補間方法(「チョクセ
ン」)が移動速度メモリN、補間方法メモリMから読み
出されるとともに、移動命令ポインタQが指示している
移動命令メモリIの位置データ(P7)が読み出され、
これらデータの組み合わせとしての移動命令が「実行ロ
ボットプログラム」に記述される。この場合、「移動速
度「200」、補完方法「チョクセン」で、目標位置P
7+E1まで移動せよ」を内容とする移動命令が記述され
る(ステップ302;図7(c)参照)。
【0068】つぎに、移動命令ポインタQが指示してい
る移動命令メモリIのデータ「エンコ3 50 P7
(+E1)」(図8参照)が示す移動速度「50」が読
み出され、これが移動速度メモリNに記憶される(ステ
ップ303)。ついで、移動命令ポインタQが指示して
いるデータの補間方法(「エンコ3」)が上記ステップ
213と同様にして判定される(ステップ304)。す
なわち、「エンコ3(円弧終点)」の場合なので、補完
方法「エンコ2(円弧中点)」が補完方法メモリMに記
憶される(ステップ304)。
【0069】つぎに、移動命令ポインタQが、現在の移
動命令ポインタQ−1にセットされる。ここでは、図8
に示すデータ「エンコ2 100 P6(+E1)」を移
動命令ポインタQは指示することになり(ステップ30
5)、手順は再びステップ301に移行され、同様な処
理が実行される。
【0070】すなわち、図7(c)に示すように、「エ
ンコ2 50 P6」という移動命令が「実行ロボット
プログラム」に記述されることになる。
【0071】さらに、ステップ301から305までの
処理が繰返し実行され、同図7(c)に示すように、
「エンコ3 100 P5」という移動命令が「実行ロ
ボットプログラム」に記述される。
【0072】ここで、ステップ301において、移動命
令ポインタQ(P4)<溶接開始ポインタJ(P5)であ
ると判断されると(判断YES)、溶接終了命令が作成
され(ステップ306)、シフト終了命令が作成され
(ステップ307)、つぎの層の移動命令を作成すべ
く、手順は図6のステップ401に移行され、溶接層数
カウンタHが+1インクリメントされる。
【0073】ここで、溶接層数カウンタHの現在のカウ
ント値がステップ109で求めた層数よりも大きいか否
かが判断される(ステップ402)。カウント値が、求
めておいた全層数以下の場合には、手順はステップ20
2に移行され、現在の層数が奇数であるか偶数であるか
に応じて、その現在の層数に適合した移動命令が同様に
して作成され、「実行ロボットプログラム」に記述され
る。一方、カウント値が求めたおいた全層数よりも大き
いと判断された場合は、溶接終了後の退避命令を作成す
べく、手順はつぎのステップ403へと移行される。
【0074】すなわち、上記ステップ109で求めた全
層数が奇数である場合には(ステップ403の判断N
O)、手順はステップ404に移行され、上記ステップ
109で求めた全層数が偶数である場合には、手順はス
テップ405に移行される。
【0075】全層数が奇数である場合には、溶接終了ポ
インタK+1が指示しているデータ、つまりデータ「カ
クジク 150 P9」から移動命令メモリIの最後の
データである「カクジク 150 P10」までのデータ
が読み出されて、これらデータが「実行ロボットプログ
ラム」に記述される。こうして、全層数が奇数の場合の
「実行ロボットプログラム」の作成が終了し、つぎの
「元ロボットプログラム」に基づく新たな「実行ロボッ
トプログラム」を作成すべく、手順は再びステップ10
1に移行され、同様な処理が繰返し実行される。
【0076】一方、ステップ403において全層数が偶
数であると判定された場合には、溶接開始ポインタJが
指示しているデータ「チョクセン 200 P5」の移
動速度「200」が移動速度メモリNに記憶される(ス
テップ405)。そして、溶接開始ポインタJが指示し
ているデータの補完方法が、上記ステップ203と同様
にして、判定される。この場合、補完方法は「チョクセ
ン」であるので、この補完方法「チョクセン」がそのま
ま補間方法メモリMに記憶される(ステップ406)。
【0077】ついで、移動命令ポインタQが、溶接開始
ポインタJ−1にセットされる。すなわち、移動命令ポ
インタQは移動命令「カクジク 150 P4」を指示
する(ステップ407;図8参照)。
【0078】ここで、移動命令ポインタQ<0の場合
(ステップ408の判断YES)もは、「実行ロボット
プログラム」の作成をし終えたとみなし、手順はステッ
プ101へ移行される。
【0079】一方、移動命令ポインタQ<0でない場合
は、移動速度、補間方法のデータ(「200」、「チョ
クセン」)が移動速度メモリN、補間方法メモリMから
読み出されるとともに、移動命令ポインタQが指示して
いる移動命令メモリIの位置データ(P4)が読み出さ
れて、これらデータを組み合わせたものとして移動命令
が作成され、これが「実行ロボットプログラム」に記述
される。すなわち、この場合、「チョクセン 200
P4」という移動命令が記述されることになる(ステッ
プ409)。
【0080】つぎに、移動命令ポインタQが指示してい
る移動命令メモリIのデータから移動速度が読み出さ
れ、これが移動速度メモリNに記憶される。この場合、
移動速度「150」が記憶される(ステップ410)。
そして、移動命令ポインタQが指示している移動命令メ
モリIのデータの補間方法が、上記ステップ203と同
様にして判定される。この場合、補完方法は「カクジ
ク」であるので、この補完方法「カクジク」がそのまま
補完方法メモリMに記憶される(ステップ411)。
【0081】ついで、移動命令ポインタQから1が引か
れて(P3)、手順は、上記ステップ408に再び移行
され、同様な処理が繰返し実行される。すなわち、ステ
ップ409では、移動速度、補間方法のデータ(「15
0」、「カクジク」)が移動速度メモリN、補間方法メ
モリMから読み出されるとともに、移動命令ポインタQ
が指示している移動命令メモリIの位置データ(P3)
が読み出されて、これらデータを組み合わせたものとし
て移動命令が作成され、これが「実行ロボットプログラ
ム」に記述される。すなわち、この場合、「カクジク
150 P3」という移動命令が記述されることにな
る。
【0082】以後、同様にして、ステップ408〜ステ
ップ412の処理が繰返し、実行され、移動命令「カク
ジク 150 P2」、「カクジク 150 P1」が順
次作成され、移動命令として「実行ロボットプログラ
ム」に順次記述される。こうして、層数が偶数の場合の
「実行ロボットプログラム」の作成が終了し、つぎの
「元ロボットプログラム」に基づく新たな「実行ロボッ
トプログラム」を作成すべく、手順は再びステップ10
1に移行され、同様な処理が繰返し実行される。
【0083】以上のようにして「実行ロボットプログラ
ム」が記述されると、プレイバック時には、この作成さ
れたプログラムに基づいて、ツール先端3aが移動制御
される。
【0084】すなわち、層数が奇数、たとえば3層の場
合を想定すると、図7(a)に示される移動命令にした
がい、ツール先端3aは溶接終了位置P8+E2まで移動
され、第1層の溶接作業を正転方向に往路移動すること
によって行う。ついで、図7(c)に示される移動命令
にしたがい、ツール先端3aは、溶接終了位置P8+E2
から位置P7+E1、P6を介して溶接開始位置P5まで移
動され、第2層目の溶接作業を行う。すなわち、図2の
破線で示すように、往路の経路L6、L7、L8とは逆向
きの経路L´8、L´7、L´6を辿り2層目の溶接を行
う。さらに、3回目の溶接作業は、図7(a)に示され
る移動命令にしたがい、ツール先端3aは、溶接開始P
5から溶接終了位置P8+E2まで移動することにより行
われる。そして、溶接終了位置P8+E2で溶接が終了す
ると、同図7(a)に示す移動命令にしたがい、ツール
先端3aは、位置P9を介して溶接退避位置P10まで移
動され、全工程が終了する。
【0085】また、層数が偶数、たとえば4層の場合を
想定すると、図7(a)に示される移動命令にしたが
い、ツール先端3aは溶接終了位置P8+E2まで移動さ
れ、第1層の溶接作業を正転方向に往路移動することに
よって行う。ついで、図7(c)に示される移動命令に
したがい、ツール先端3aは、溶接終了位置P8+E2か
ら位置P7+E1、P6を介して溶接開始位置P5まで移動
され、第2層目の溶接作業を行う。すなわち、図2の破
線で示すように、往路の経路L6、L7、L8とは逆向き
の経路L´8、L´7、L´6を辿り2層目の溶接を行
う。さらに、3回目の溶接作業は、図7(a)に示され
る移動命令にしたがい、ツール先端3aは、溶接開始P
5から溶接終了位置P8+E2まで移動することにより行
われる。そして、4層目の溶接作業は、図7(c)に示
される移動命令にしたがい、ツール先端3aは、溶接終
了位置P8+E2から溶接開始位置P5まで、経路L´8、
L´7、L´6を辿るよう移動することにより行われる。
【0086】そして、溶接開始位置P5で溶接が終了す
ると、上記ステップ409で作成された移動命令、つま
り、「チョクセン 200 P4」、「カクジク 15
0P3」、「カクジク 150 P2」、「カクジク 1
50 P1」にしたがい、ツール先端3aが移動され
る。すなわち、図2に示すように、往路の経路L2、L
3、L4、L5とは逆向きの経路L´5、L´4、L´3、L
´2を辿り、最初の位置P1に達し、溶接の全工程を終了
させる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
逆転多層盛り溶接を行う溶接ロボットを含む、往復移動
作業用ロボットを制御するプログラムの作成が、基本と
なるプログラムに基づいて自動的に、短時間に作成され
るので、作業効率が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る往復移動作業用ロボットの
制御装置の実施例の構成を概念的に示すブロック図であ
る。
【図2】図2は図1に示すロボットのツール先端が移動
する移動経路を例示した図である。
【図3】図3は図1に示すオフラインプログラマで実行
されるプログラムの作成処理を説明するフローチャート
である。
【図4】図3は図1に示すオフラインプログラマで実行
されるプログラムの作成処理を説明するフローチャート
である。
【図5】図3は図1に示すオフラインプログラマで実行
されるプログラムの作成処理を説明するフローチャート
である。
【図6】図3は図1に示すオフラインプログラマで実行
されるプログラムの作成処理を説明するフローチャート
である。
【図7】図7の(a)ないし(c)は、基本となる「元
ロボットプログラム」から「実行ロボットプログラム」
を作成する様子を説明するために用いた図である。
【図8】図8は図3から図6に示す処理の際、図1に示
すオフラインプログラマで実行されるメモリからのデー
タの入出力処理を説明するために用いた図である。
【符号の説明】
1 ロボット 2 アーム 3 ツール 3a ツール先端 5 ロボットコントローラ 6 オフラインプログラマ 7 プログラム解釈部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのアーム先端に取り付けら
    れたツールの先端が、作業開始位置と作業終了位置との
    間の移動経路上の各目標位置を所定の補間方法および所
    定の移動速度で、前記作業開始位置から前記作業終了位
    置まで正転方向に往路移動するように前記ロボットを制
    御するとともに、前記作業終了位置から前記作業開始位
    置まで逆転方向に復路移動するように前記ロボットを制
    御し、前記ロボットに所定の作業を行わせる往復移動作
    業用ロボットの制御装置において、 前記ツール先端が移動経路上を正転方向に移動する際の
    正転方向移動命令プログラムを、各目標位置ごとに移動
    速度データおよび補間方法データが対応づけられたコマ
    ンド群によって記述し、 前記正転方向移動命令プログラムに記述されたコマンド
    群にしたがって、移動経路上の目標位置から正転方向の
    つぎの目標位置へ、当該つぎの目標位置に対応づけられ
    た移動速度および補間方法で、前記ツール先端を前記移
    動経路に沿って移動させるとともに、 前記正転方向移動命令プログラムにおいて各目標位置ご
    とに対応づけられた移動速度データおよび補間方法デー
    タを、当該目標位置の正転方向のつぎの目標位置に対応
    づけられた移動速度データおよび補間方法データに基づ
    いてそれぞれ変更して、前記ツール先端が移動経路上を
    逆転方向に移動する際の逆転移動命令プログラムを作成
    し、 前記逆転方向移動命令プログラムに記述されたコマンド
    群にしたがって、移動経路上の目標位置から逆転方向の
    つぎの目標位置へ、当該つぎの目標位置に対応づけられ
    た移動速度および補間方法で、前記ツール先端を前記移
    動経路に沿って移動させるようにした、 往復移動作業用ロボットの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ロボットは、逆転多層盛り溶接
    作業を行うロボットであり、移動経路上の往路移動また
    は復路移動が終了するごとに、目標移動経路を所定の盛
    り高さだけシフトさせる制御を行うようにした請求項1
    記載の往復移動作業用ロボットの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記正転方向移動命令プログラム
    は、さらに、作業開始接近位置から前記作業開始位置ま
    での移動経路並びに前記作業終了位置から作業終了退避
    位置までの移動経路の各目標位置ごとに移動速度データ
    および補間方法データが対応づけられたコマンド群によ
    って記述されており、 前記往復移動作業が正転方向の往路移動を終えて終了す
    る場合には、前記正転方向移動命令プログラムに記述さ
    れたコマンド群にしたがって、移動経路上の目標位置か
    ら正転方向のつぎの目標位置へ、当該つぎの目標位置に
    対応づけられた移動速度および補間方法で、前記ツール
    先端を前記移動経路に沿って前記作業終了位置から前記
    作業終了退避位置まで移動させるとともに、 前記往復移動作業が逆転方向の復路移動を終えて終了す
    る場合には、前記正転方向移動命令プログラムにおいて
    前記作業開始接近位置から前記作業開始位置までの各目
    標位置ごとに対応づけられた移動速度データおよび補間
    方法データを、当該目標位置の正転方向のつぎの目標位
    置に対応づけられた移動速度データおよび補間方法デー
    タに基づいてそれぞれ変更して、前記逆転移動命令プロ
    グラムを作成し、移動経路上の目標位置から逆転方向の
    つぎの目標位置へ、当該つぎの目標位置に対応づけられ
    た移動速度および補間方法で、前記ツール先端を前記移
    動経路に沿って前記作業開始位置から前記作業開始接近
    位置まで移動させるようにした、 請求項1記載の往復移動作業用ロボットの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ツール先端は、ロボットのアー
    ム各軸と該ロボット本体を移動させる外部軸が駆動され
    ることにより移動されるものであり、 前記正転方向移動命令プログラムには、前記移動経路上
    の目標位置が、前記ロボットアーム各軸の駆動に応じた
    ツール先端位置と前記外部軸の駆動に応じたツール先端
    位置とを合成した位置として記述されており、 前記逆転方向移動命令プログラムを作成する際に、前記
    正転方向移動命令プログラムにおいて目標位置が、前記
    外部軸の駆動に応じたツール先端位置を省略して記述さ
    れている場合には、当該外部軸の駆動に応じたツール先
    端位置を、直前のコマンド群から探索するようにした請
    求項1記載の往復移動作業用ロボットの制御装置。
JP30818293A 1993-12-08 1993-12-08 往復移動作業用ロボットの制御装置 Pending JPH07155950A (ja)

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JP30818293A JPH07155950A (ja) 1993-12-08 1993-12-08 往復移動作業用ロボットの制御装置

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JP (1) JPH07155950A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082802A (ja) * 2009-11-26 2010-04-15 Yaskawa Electric Corp 自動機械システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010082802A (ja) * 2009-11-26 2010-04-15 Yaskawa Electric Corp 自動機械システム

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