JPH0715535B2 - レーザビームプリンタ - Google Patents

レーザビームプリンタ

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JPH0715535B2
JPH0715535B2 JP4010736A JP1073692A JPH0715535B2 JP H0715535 B2 JPH0715535 B2 JP H0715535B2 JP 4010736 A JP4010736 A JP 4010736A JP 1073692 A JP1073692 A JP 1073692A JP H0715535 B2 JPH0715535 B2 JP H0715535B2
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JP
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laser beam
mirror
beam printer
reflecting mirror
rotation axis
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芳文 本間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転鏡を利用した光走
査装置によってレーザビームを偏向走査するレーザビー
ムプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタに用いる光走査装
置は、回転鏡の相次ぐ多数の反射鏡面(FACET)に
よって光ビームを繰返し偏向して該光ビームで照射面に
形成するスポットを繰返し走査する。そして該走査装置
は、該スポットを明確な平行線分離関係(走査方向に対
し垂直な方向の変動を最小値に保持して)で所定の領域
を横切って繰返し移動(走査)させ得ることが必要であ
る。
【0003】しかし、回転鏡の各反射鏡面が回転軸心に
対して傾いている、いわゆる面倒れがあると、これによ
って各反射鏡面の偏向による各走査線間にむら(印字む
ら)が生じ、高解像度印字に支障をもたらす。このよう
な現象は回転鏡の回転軸が心振れしても同様に起こる。
これらの主な原因は構成部品の加工誤差や組立て誤差に
あるが、前記現象は、回転鏡を高速回転させる高精細・
高速光走査装置においては、回転鏡の形状のアンバラン
スや風圧或いは空気の乱流等によって増長される傾向に
ある。このため回転鏡の面倒れ精度は、通常3〜5秒以
内の極めて高い精度が要求され、製作が困難であり、た
とえ得られたとしても高価なものになってしまう問題が
ある。
【0004】また、前記回転鏡の形状のアンバランスや
空気の乱流は、振動や騒音発生の原因にもなる。
【0005】回転鏡の面倒れによる影響を軽減するため
に、光学的に補正する方法が多数提案されている。図2
〜図4に示したレーザビームプリンタの光走査装置はそ
の一例で、光源装置1から射出した光ビームを変調器3
を通して画像信号に応じて強弱変調し、その後、ビーム
エクスパンダー4で適正寸法に整形し、回転軸9の端部
に固定した回転鏡6の偏向面(反射鏡面)上に該光ビー
ムを円筒レンズ5によって副走査方向に集束した線形像
として投影し、該回転鏡6で反射した光ビームを円筒レ
ンズ7で副走査方向を実質的にコリメートし、Fθレン
ズ8を通して感光ドラム10の走査面(照射面)上に集
束して微小スポットを形成し、該スポットを走査する構
成である。
【0006】該レーザビームプリンタは、更に、前記感
光ドラム10の表面を予め一様に帯電する帯電器を備え
て一様に帯電された該感光ドラム10の表面を前記スポ
ットで走査露光することによって静電潜像を形成し、感
光ドラム表面に現像剤を作用させる現像装置を備えて該
静電潜像をトナー像に変換する。そして更に、該感光ド
ラム表面上のトナー像を記録用紙に転写し、該記録用紙
に定着して印刷物を得る構成である。
【0007】前述した光走査装置で光ビーム通路上で回
転鏡6の前後にある2つの円筒レンズ5,7は、回転鏡
6の反射鏡面に関して共通関係にあるため(図3参
照)、反射鏡面の回転軸心2に対する面倒れや回転軸9
の心振れがあったとしても、常に走査面上の同一個所を
走査することになり、感光ドラム10が一定速度で回転
していれば印字むらは発生しない(図4参照)。
【0008】しかしながらこの光走査装置は、2つの円
筒レンズ5,7を必要とするので、光学系が複雑で大型
且つ高価になる欠点があり、また、回転鏡の形状のアン
バランスや風圧或いは空気の乱流による振動や騒音発生
防止対策等にはならない。
【0009】なお、このようなレーザビームプリンタは
特公昭52−28666 号公報に開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のレ
ーザビームプリンタは、光走査装置における回転鏡の面
倒れによる影響を光学的に補正するようにしていたの
で、構成が複雑で大型且つ高価になっていた。
【0011】本発明の目的は、簡便な構成で回転鏡の面
倒れによる悪影響を軽減し、印字むらを軽減することが
できる小型で安価なレーザビームプリンタを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、回動する感光
体と、該感光体を一様に帯電する帯電装置と、入射する
レーザビームを繰返し偏向して帯電された感光体を露光
する偏向装置と、前記レーザビームの強さを制御して前
記感光体に静電潜像を形成する制御装置を備えたレーザ
ビームプリンタにおいて、前記偏向装置は、回転軸を中
心にして面倒れ角の絶対値が略同じ大きさの対向する位
置に設けた2つだけの反射鏡面と、前記反射鏡面の間の
円弧状面により構成される回転鏡を備えたことを特徴と
する。
【0013】
【作用】回転多面鏡の面倒れ分布は1回転周期内で正弦
波状であり、回転軸を中心にして対向する位相差が18
0°の位置にある反射鏡面同志(例えば6面体の場合は
第1面と第4面)は相対誤差が極少である。従って、回
転鏡の対向する2つの反射鏡面は相対誤差が極少であ
り、該2つだけの反射鏡面を形成した回転鏡を用いて光
ビームを偏向して走査することにより、反射鏡面の面倒
れによる印字むらのない画像印字を実現することができ
る。
【0014】
【実施例】先ず、実施例の技術的理解を助けるために、
回転鏡の面倒れについて詳細に説明する。図5は光走査
装置で用いる回転境の製造プロセスと面倒れ分布および
該光走査装置を使用したレーザビームプリンタで印字し
た画像の例を示した図である。
【0015】図5(a)に示すように、例えば、6面体
の回転多面鏡を加工する場合について説明する。アルミ
ニウム材を母材とし、フライカッティング法として知ら
れている鏡面切削法を用いて切削加工する場合、第1面
を切削した後にワークをθm(6面体の場合は60°)
だけ回転し、次の面を切削する。以下、この手順を反復
して第6面まで切削加工する。
【0016】このようにして得られた回転多面鏡の面倒
れ精度は、インデックス装置の誤差等の機械精度の影響
を受けて、図5(b)に示すように第1面を基準として
その相対的面倒れ角を鏡面番号順にプロットしていく
と、正弦波状に周期的分布を示す傾向が強い。従って、
このような傾向の回転多面鏡を使用した光走査装置を、
例えば、レーザビームプリンタに使用した場合、図5
(c)に示すように、回転多面鏡の1回転周期に相当す
る規則的周期をもって画像印字むらを発生することにな
る。図5(c)は、回転多面鏡の1面毎に黒,白が反転
する反復画像を印字した例であり、線画の右側に付記し
た1〜6の参照数字は、回転多面鏡の第1面〜第6面に
対応している。
【0017】次に、回転多面鏡の面倒れが1回転周期内
で正弦波状の分布を呈する理由を図6を用いて詳述す
る。
【0018】図6は回転多面鏡の切削状況を模式的に示
した図で、図6(a)は回転多面鏡をフライカットマシ
ンで鏡面切削する状態を模式的に示している。回転多面
鏡50を固定した加工治具51は、片側がセンター52
で回転自在に支持され、他側がエアチャック53に固定
され、前述したθmのインデックスが可能とされてい
る。このとき、インデックス装置の回転中心が図に示す
ように偏心して振れ回ると、これに伴って回転多面鏡5
0の切削面が各面毎に特有の角度θの傾きをもつことに
なり、結果的に反射鏡面が面倒れすることになる。
【0019】図6(b)は、前述した軸の偏心形態を示
したものであり、フライカットマシンの状態に応じて種
々の態様をとる。この偏心形態に応じて図5(b)に示
した面倒れ分布は、正弦波状以外にも種々の形態をとる
(一般的には偏心形態が真円に近い場合が多いので、図
5(b)に示す形態となる)。何れにしても、面倒れは
周期的な分布を示し、その主な原因はインデックス装置
の偏心にある。
【0020】以下、本発明になるレーザビームプリンタ
の実施例を図面を参照して詳細に説明する。前述した技
術内容と共通な技術内容については詳細な説明を省略す
る。該レーザビームプリンタの構成の殆どは前述したレ
ーザビームプリンタの構成と共通であり、その特徴点
は、光走査装置として回転軸を中心にして対向する2つ
だけの反射鏡面とした回転鏡を備えた偏向装置を使用し
たことにある。
【0021】従って、以下、回転鏡について詳細に説明
する。
【0022】図1(a)は本発明のレーザビームプリン
タにおいて使用する光走査装置における回転鏡の一実施
例を示す平面図、同面(b)は該レーザビームプリンタ
によって印字した画像を図5(c)に対応させて示した
図である。
【0023】図1(a)の回転鏡100は、円筒状外周
面を有するアルミニウム母材の該円筒状外周面上の回転
軸心を中心にした2つの対向位置を平面に切り欠いて2
つだけの反射鏡面101,102を形成したものであ
る。円筒状外周面を有する母材を基本形状とした理由
は、形状のアンバランスおよび高速回転における風圧や
空気の乱流の発生を極力少なくするためであるが、円筒
状外周面以外の表面をもつものであっても差し支えない
ことはいうまでもない。形状のアンバランスおよび高速
回転による風圧や空気の乱流の影響が問題にならないよ
うなレーザビームプリンタの場合には、対向する2つの
面のみを有効な反射鏡面として利用するような形状にす
ればよい。
【0024】図1(a)に示すような2つの反射鏡面1
01,102を形成するための切削方法としては前述し
たフライカットマシンによるフライカッティング法が好
適であり、回転軸を中心にして対向する180°の位相
差の位置を鏡面に切削加工することにより相対誤差の少
ない2つの反射鏡面101,102を得ることができ
る。インデックス装置を用いずに回転する刃物を載置し
た主軸を対向する2個所に配置して2つの面を同時に切
削加工するようにすることにより、一層、加工精度を向
上することができる。
【0025】このように製作した回転鏡100を用いる
と、図1(b)に示すように、仮に2つの反射鏡面10
1,102の第1面と第2面に面倒れ誤差があったとし
ても、黒と黒および白と白とはすべて同一面による偏向
によって印字されるから、黒同志あるいは白同志のピツ
チは常に一定であり、目視で識別できるような画像むら
が発生することはない。すなわち、2つの反射鏡面10
1,102の面倒れによる画像印字むらを実質的に回避
することができる。
【0026】そして、該回転鏡100の2つの反射鏡面
101,102の間を結ぶ表面は円弧状面であるので、
形状のアンバランスや風圧の影響や空気の乱流発生が軽
減され、高速回転時に発生する悪影響をも軽減すること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザビ
ームプリンタは、2つだけの反射鏡面を備えた回転鏡を
用いて光ビームを偏向走査するようにしたので、製作誤
差による面倒れの影響を軽減でき、印字むらを軽減する
ことができる。そして面倒れ補正のための光学系が不要
な簡単な構成であるので小型で安価なレーザビームプリ
ンタとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明になるレーザビームプリンタの
光走査装置における回転鏡の平面図、(b)は該レーザ
ビームプリンタによって印字した画像を示す図である。
【図2】レーザビームプリンタの概略構成図である。
【図3】図2のレーザビームプリンタの光路を展開して
示す図である。
【図4】面倒れ補正光学系の作用説明図である。
【図5】(a)は本発明になるレーザビームプリンタの
光走査装置で用いる回転鏡の製造プロセス説明図、
(b)は面倒れ分布説明図、(c)は該レーザビームプ
リンタで印字した画像の例を示す図である。
【図6】(a)は回転鏡の切削状況を模式的に示した
図、(b)は偏心特性図である。
【符号の説明】 1…光源装置、9…回転軸、10…感光ドラム、100
…回転鏡、101,102…反射鏡面。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動する感光体と、該感光体を一様に帯電
    する帯電装置と、入射するレーザビームを繰返し偏向し
    て帯電された感光体を露光する偏向装置と、前記レーザ
    ビームの強さを制御して前記感光体に静電潜像を形成す
    る制御装置を備えたレーザビームプリンタにおいて、前
    記偏向装置は、回転軸を中心にして面倒れ角の絶対値が
    略同じ大きさの対向する位置に設けた2つだけの反射鏡
    面と、前記反射鏡面の間の円弧状面により構成される回
    転鏡を備えたことを特徴とするレーザビームプリンタ。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記回転鏡の2つの反
    射鏡面は回転軸を中心とする円周上の対向する位置に形
    成されたことを特徴とするレーザビームプリンタ。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記回転鏡の2つの反
    射鏡面は回転軸を中心とする円周上の対向位置を平面に
    切り欠いて形成された形状であることを特徴とするレー
    ザビームプリンタ。
JP4010736A 1992-01-24 1992-01-24 レーザビームプリンタ Expired - Lifetime JPH0715535B2 (ja)

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