JPH0715532Y2 - 歯科用ハンドピースの注水・防滴バルブ - Google Patents

歯科用ハンドピースの注水・防滴バルブ

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JPH0715532Y2
JPH0715532Y2 JP9582891U JP9582891U JPH0715532Y2 JP H0715532 Y2 JPH0715532 Y2 JP H0715532Y2 JP 9582891 U JP9582891 U JP 9582891U JP 9582891 U JP9582891 U JP 9582891U JP H0715532 Y2 JPH0715532 Y2 JP H0715532Y2
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JP
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water
water injection
valve
cavity
handpiece
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JP9582891U
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JPH0537207U (ja
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実 渡辺
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J Morita Manufaturing Corp
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J Morita Manufaturing Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、歯科用ハンドピースに
関し、特に歯科用ハンドピースの注水回路に設けられる
注水・防滴バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】図5によって従来の歯科用ハンドピース
の注水・防滴バルブ100について説明するに、上蓋1
01のパイロット孔102から空気圧を加えると、ピス
トン103は防滴スプリング104を圧縮させながら下
がって行き、ピストン103の中心軸105の段部分1
05aが注水開閉弁体106の弁棒106aの上端10
6bに当たる。更にピストン103が下がって行くとバ
ルブスプリング107をも押し縮めながら弁体106も
押し下げ、弁開状態とする。これで、底蓋108の注水
流入孔109から供給されてくる水が、弁棒106aと
弁本体110の隙間を通って注水流出孔111から流出
してハンドピース先端部の注水口に給水される。
【0003】ハンドピースの注水を止めるときは、上蓋
101のパイロット孔102の空気圧(パイロット圧)
を抜き、バルブスプリング107の力によって弁体10
6とピストン103を押し上げて弁閉状態とする。この
弁閉状態から更にピストン103は防滴スプリング10
4によって押し上げられて、弁閉後のピストン103の
移動量に相当した分注水流出孔111側からバルブ内に
水を吸い戻し、ハンドピース先端部の注水口からの滴水
を防止する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】バルブ100の防滴作
用によって水を吸い込むとき、ピストン103の吸水面
積はパイロット空気圧を受ける面積と同じで比較的吸水
量が大きく、ハンドピース先端部の注水口内に口腔内の
菌を吸い込んでしまう可能性が有った。吸水量がハンド
ピース内にとどまる程度であれば、ハンドピースを外し
て滅菌,消毒等が可能であるが、ハンドピースに接続し
ている給水チューブ内まで吸い込んでしまうとハンドピ
ースを交換しても、チューブ内に吸い込んだ菌(または
チューブ内で繁殖した菌)が注水時に放出されることに
なり、他人への感染の恐れがある。反対に吸水量を余り
にも少なくすると、チューブ内までの菌の吸い込みは防
止できるが、ハンドピース先端部の注水口からの滴水を
完全に止めることができない惧れがある。バルブに要求
される吸水量は、滴水を防止し得て且つハンドピース内
にとどめるものでなければならないが、ハンドピース,
チューブ,配管等多種多様な条件によってそれは異な
り、一定量に決めるのは不適当であった。
【0005】本願考案は、上記問題点を解決するために
案出されたものであって、注水のための開弁能力に影響
を与えないようにしながらも、ハンドピース内に収まる
水量はわずかな場合が多いため吸水量をハンドピース毎
に微調節できる歯科用ハンドピースの注水・防滴バルブ
を提供せんとするものである。
【0006】
【実施例】図1乃至図4を参照にして本願考案の注水・
防滴バルブ1の好適な実施例について説明する。図4に
示すように注水・防滴バルブ1は、ハンドピース注水回
路を成すハンドピース2の注水管接続部2aと給水源3
との間に吸水機構を提供するように介設されており、更
に該バルブ1のパイロット空気源4に開閉電磁弁5を介
して接続されている。図1乃至図3に示すように、注水
・防滴バルブ1は、上蓋11と弁本体12と底蓋13と
で弁ハウジングを形成しており、上蓋11の中心近くに
螺入された調節押えねじ14と、上蓋11と弁本体12
にかけて中心軸線に沿って形成された第1腔所A内に摺
動可能に挿入された吸水ピストン15と、弁本体12に
腔所Aに同軸状に連なった小径の中間腔所aの下部の第
2腔所内に隙間を介して弁棒16aを挿入した注水弁体
16と、吸水ピストン15を上方の注水遮断・吸水制御
位置に向けて付勢する防滴スプリング17と、注水弁体
16を上方の注水遮断位置に向けて付勢するバルブスプ
リング18とを備えている。
【0007】上蓋11は、腔所Aとパイロット空気源4
とを連通するパイロット空気通路11aを形成してい
る。調節押えねじ14は、O−リング14aを介して気
密に上蓋11に螺合されており、その下端部14bは吸
水ピストン15の頂面に当止可能で該ピストン15の吸
水行程を微調節後にロックナット14cで上蓋11に固
定されるようになっている。吸水ピストン15は、その
大径部15b外周部にO−リング15aを有して腔所A
内で気密状態で摺動できるようになっている。該ピスト
ン15は、上方の大径部15b(パイロット空気圧を受
ける部分)の上面でパイロット空気圧を受け、下方の小
径部15c(水吸入部分)の下面面積と上昇行程とで吸
水量を決めている。この小径部15cの外周部にもシー
ル手段のO−リング15dを有し、中間腔所aの下方の
水域と上方の腔所Aに及ぶ空気域とを分離している。
【0008】弁本体12と上蓋11,底蓋13との間に
はパッキン19が介設されて、それぞれ相互に締着され
ていることは云うまでもない。弁本体12には、更に吸
水ピストン15の上下動をスムースに行わせるためのエ
アー抜き穴12aと、防滴スプリング17を受ける肩部
12bと、中間腔所aの下方寄りの第2腔所とハンドピ
ース2の注水管接続部2aとを連通する注水流出路12
cとが形成されている。また、注水弁体16が当接する
弁座12dを中間腔所aの下方端縁に形成している。従
って、弁座12dの形成に伴って、またバルブスプリン
グ18を収容するために下方腔所Bを弁本体12から底
蓋13にかけて形成している。底蓋13には、下方腔所
Bと給水源3とを連通する注水流入路13aを形成して
いる。
【0009】注水弁体16は、弁棒16aの頂面からガ
イド棒16bを突設しており、これを吸水ピストン15
の小径部15cの下面に凹設した穴15e内に摺動可能
に挿入している。また、バルブスプリング用リテーナ1
6cの上側の溝に、上記弁座12dに当止するO−リン
グ16dを有している。
【0010】次に本バルブ1の作動について説明する。
歯の研削等のために又はその後に注水が必要となった
時、注水スイッチ(図示は省略)を入れて電磁弁5をO
Nの状態にしてパイロット空気圧を吸水ピストン15の
上面に加え図1に示すように注水開始制御位置へ押し下
げ次いで注水弁体16も注水開始位置へ押し下げる。そ
うすると、弁体16のO−リング16dと弁座12dが
離れて給水源3から注水流入路13a及び注水流出路1
2cを経てハンドピース2へ注水用水を供給する。
【0011】注水を止めるときは、注水スイッチを操作
して電磁弁5をOFFにしてパイロット空気圧を抜く
と、主としてバルブスプリング18の力によって注水遮
断位置へ注水弁体16と吸水ピストン15が押し上げら
れ、図2に示すように注水弁体16のO−リング16d
と弁座12dとが当接してシール状態となり注水用水の
供給を止める。その後、更に吸水ピストン15は、防滴
スプリング17の力によって注水遮断・吸水制御位置へ
押し上げられて図3に示すようにピストン15の上面が
調節押えねじ14の下端部14bに当たるまで上動して
注水流出路12から注水用水を吸水ピストン15の上動
行程に対応して吸い戻しを行う。
【0012】この時、調節押えねじ14は、ハンドピー
ス2の種類等に応じて吸水ピストン15の上下動行程、
即ち吸水量を調節するように設定されているために、ハ
ンドピース2においては吸い戻しはその注水管内にとど
まっている。また、その際調節押えねじ14の微調節を
実効あるものにするために、吸水ピストン15の吸水作
用部をO−リング15dでパイロット空気作用部から分
離して小径部15cとして形成しているため、ピストン
15のパイロット空気圧による押し下げ効力を従来通り
維持しつつも吸水微調節を可能にしている。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案の歯科用ハン
ドピースの注水・防滴バルブに依れば、注水のための開
弁能力を損なうこと無しに吸い戻し量の微調節が可能と
なって、ハンドピース等が変わってもそれぞれの注水管
の容量に対応して吸い戻された水をハンドピース内に留
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な実施例の歯科用ハンドピースの
注水・防滴バルブの注水状態を示す説明図である。
【図2】同バルブの注水停止直後の状態を示す説明図で
ある。
【図3】同バルブの注水停止且つ吸い戻し完了状態を示
す説明図である。
【図4】同バルブの配管例を示す説明図である。
【図5】従来の注水・防滴バルブの図3相当図である。
【符号の説明】
1 注水・防滴バルブ(吸水機構) 2 ハンドピース11a パイロット空気通路 12c 注水流通路 13a 注水流入路 14 押えねじ 15 吸水ピストン 15b パイロット空気圧を受ける部分 15c 水吸入部 15d シール手段a 中間腔所 A 第1腔所

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ハウジング内に、その内部の第1腔所
    内において注水遮断・吸水制御位置に付勢されており、
    且つ弁ハウジング内パイロット空気通路からパイロット
    空気圧の供給を受けて注水開始制御位置へ移動する吸水
    ピストンと、ハンドピース先端部の注水口に連通する注
    水回路に通じた弁ハウジング内注水流出路と吸水源に通
    じた弁ハウジング内注水流入路との間の第2腔所内にお
    いて注水遮断位置に付勢されており且つ上記吸水ピスト
    ンの注水開始制御位置への移動に伴って注水開始位置へ
    移動される注水弁体と、パイロット空気圧の供給遮断に
    よって注水遮断・吸水制御位置へ移動する吸水ピストン
    によってハンドピース先端部の注水口からの滴水を吸引
    するように上記注水流回路に通じた中間腔所とを有した
    歯科用ハンドピースの注水・防滴バルブにおいて、上記
    吸水ピストンは、弁ハウジングに進退可能に螺合された
    調節押えねじによって注水遮断・吸水制御位置への移動
    ストロークが調節されると共に、その上記中間腔所内の
    水吸入部の吸水面積がその上記第1腔所内のパイロット
    空気圧を受ける受圧部の受圧面積より小さく設定されて
    おり且つこれら水吸入部と受圧部との間にシール手段を
    備えて、第1腔所と中間腔所とを隔離していることを特
    徴とする歯科用ハンドピースの注水・防滴バルブ。
JP9582891U 1991-10-25 1991-10-25 歯科用ハンドピースの注水・防滴バルブ Expired - Lifetime JPH0715532Y2 (ja)

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