JPH07155280A - 連続一体成形によるバッキングマットの製造方法 - Google Patents

連続一体成形によるバッキングマットの製造方法

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JPH07155280A
JPH07155280A JP34268493A JP34268493A JPH07155280A JP H07155280 A JPH07155280 A JP H07155280A JP 34268493 A JP34268493 A JP 34268493A JP 34268493 A JP34268493 A JP 34268493A JP H07155280 A JPH07155280 A JP H07155280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backing layer
artificial lawn
mat
foamed
polyurethane
Prior art date
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Pending
Application number
JP34268493A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Fujii
信行 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人工芝生状のマット本体をポリウレタン樹脂
の発泡時にバッキング層と一体化するバッキングマット
の製造方法の提供。 【構成】 連続成形したポリエチレン製の人工芝生シー
ト1を未発泡のポリウレタン製バッキング層11に密着
重合したのちに加熱炉内15にてポリウレタンを発泡す
ると同時に硬化して人工芝生シート1と発泡バッキング
層19とを連続一体成形により一体化するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリエチレンを主原料
とする素材で成形された人工芝生状のマット本体をポリ
ウレタン樹脂を発泡させたバッキング層と一体化するバ
ッキングマットの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に人工芝生状の成形品の場合、耐
摩耗性や強靱性の点から人工芝生状のマット本体は、主
としてポリエチレン材質により成形される。一方、バッ
キング層は床面へのフイット性や踏み心地、防滑性より
柔軟性を有する軟質塩化ビニル系樹脂又は合成ゴム系の
ものが使用されている。しかしながら、これら物性の異
なるものの接着は、接着剤等では満足する結果が得られ
ないため加熱による接着が一般的に行なわれている。そ
のため人工芝生状のマット本体とバッキング層とを別個
に成形したのちに熱溶着による接着をすることとなりコ
ストアップの要因を成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、マット本体と
バッキング層とを一体に成形することが考えられるが、
塩化ビニルなどの加硫温度は、175〜180℃である
のに対し、ポリエチレンの融点は、85〜90℃である
ため、両者の溶融温度差が大きいため一体成形すること
は現実的には不可能であった。
【0004】本発明は、ポリエチレンとポリウレタンの
材質の溶融温度の差が小さい点に着目しポリウレタンの
発泡工程においてマット本体をバッキング層と一体化さ
せることにより作業工程を簡略化し、コストダウンを図
ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明は、連続成形により成形したマット本
体となるポリエチレン製の人工芝生シート1を、発泡剤
を含有した溶融ポリウレタン12を平均化した未発泡バ
ッキング層11上に密着重合したのち、任意の温度の加
熱炉15内を通過させ未発泡バッキング層11を発泡さ
せると同時に硬化させ連続成形人工芝生シート1と発泡
ポリウレタンの発泡バッキング層19とを一体化するバ
ッキングマットを製造するものである。
【0006】
【作 用】本発明は、以上のような構成であるので次の
ような作用を有することとなる。バッキング層となる溶
融ポリウレタンを均一の厚さに平均化した直後にマット
本体となる連続成形した人工芝生シート1を載置してか
ら加熱炉15内を通過させることにより未発泡バッキン
グ層11の発泡を促し同時に硬化させることにより人工
芝生シート1と発泡バッキング層19とを一体化するこ
とができる。
【0007】
【実施例】次に図面に基づきながら本発明の実施例を詳
述する。1は、マット本体となる人工芝生マットシート
であって、格子状の基板18の桟16上に人工芝生17
を立設している。そして、この人工芝生マットシート1
は、Tダイ2よりポリエチレンの溶融樹脂3をベルトコ
ンベア上に射出したのち、該溶融樹脂3を金型4にて成
形して人工芝生状とするとともに、押圧装置5にて葉状
上部を加圧、加熱して直毛の葉状上部を不整合に折曲し
た芝生状とし、柔軟性を持たせ踏み心地がよくなるよう
にしている。11は、未発泡バッキング層であって、ミ
キシングヘッド13により発泡剤、触媒を混合させた溶
融ポリウレタン12をノズルにより誘導してエンドレス
ベルト上に拡散させたのち、ドクターカット14により
均一の厚さに平均化している。そして、前記人工芝生シ
ート1を3mm厚の末発泡バッキング層11に積層した
のち、ベルトコンベアにより移動させ、5mのベルトラ
インで15分、60℃〜80℃の加熱炉15内を通過さ
せ10倍に発泡させて30mm厚の発泡バッキング層1
9と人工芝生シート1とが完全に密着重合するようにし
ている。
【0008】
【発明の効果】本発明は、上述のような構成よりしてな
るものであるので次のような効果を有することとなる。
【0009】本発明方法によると、加熱炉15内の温度
を60℃〜80℃に調整することでポリエチレンの融点
は、85℃〜90℃であるので加熱炉15内で溶融する
ことはないため成形状態が崩れることはないが柔軟とな
るため、ポリウレタン樹脂の未発泡バッキング層11の
発泡過程で人工芝生シート1を発泡バッキング層19と
完全に接着できるので両者の接着剥離を防ぐことができ
る。
【0010】バッキング層は、ポリウレタン樹脂を材質
としているので発泡バッキング層19の床面へのフイッ
ト性がよく使用中にずれることがない。又柔軟性もある
ので踏み心地もよいものとなる。更に又、軽量であるの
で取り扱い上も便利である。
【0011】人工芝生シート1を溶融状態の未発泡バッ
キング層11と重合するようにしているので未発泡バッ
キング層11の表面が粘着性を有するため完全に一体化
することができる。
【0012】基板18を格子桟状としていると、半硬化
のポリウレタンに押圧した場合、桟を覆うようにポリウ
レタン樹脂が被さるためバッキング層19との密着がほ
ぼ完全となり、使用中に人工芝生シート1が発泡バッキ
ング層19から剥がれることなく安心して使用できる。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造工程を示す説明図である。
【図2】本発明の製造方法によるバッキングマットの斜
視図である。
【符号の説明】
1 人工芝生シート 11 未発泡バッキング層 15 加熱炉 16 格子桟 17 人工芝生 18 基板 19 発泡バッキング層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続成形により成形したマット本体とな
    るポリエチレン製の人工芝生シート1を、発泡剤を含有
    した溶融ポリウレタン12を平均化した未発泡バッキン
    グ層11上に密着重合したのち、任意の温度の加熱炉1
    5内を通過させ未発泡バッキング層11を発泡させると
    同時に硬化させ連続成形人工芝生シート1と発泡ポリウ
    レタンの発泡バッキング層19とを一体化する連続一体
    成形によるバッキングマットの製造方法
JP34268493A 1993-12-03 1993-12-03 連続一体成形によるバッキングマットの製造方法 Pending JPH07155280A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2019525804A (ja) * 2016-07-15 2019-09-12 コベストロ・エルエルシー ポリエーテルカーボネートポリオールより調製したカーペットおよび人工芝基布

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