JPH0715518U - 飲食物用樹脂製容器 - Google Patents

飲食物用樹脂製容器

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JPH0715518U
JPH0715518U JP4982293U JP4982293U JPH0715518U JP H0715518 U JPH0715518 U JP H0715518U JP 4982293 U JP4982293 U JP 4982293U JP 4982293 U JP4982293 U JP 4982293U JP H0715518 U JPH0715518 U JP H0715518U
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JP
Japan
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container
food
drink
resin
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JP4982293U
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Inventor
理華 黒沢
Original Assignee
理華 黒沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器本体の縮小が可能で、残留空気の減少に
より内容物の保存性の向上を図ることができ、使用後の
廃棄時にもかさばることのない飲食物用樹脂製容器を得
ること。 【構成】 容器本体10の側壁部の所定範囲に蛇腹部1
2を設けて伸縮壁部領域とし、飲食物の注出、取出しに
応じて容器本体を縮小可能とした。また、他の考案で
は、蛇腹部12を容器本体10の側壁に螺旋状に凹凸溝
を伸張させて形成した。これにより、容器内の飲食物の
残量に応じて容器本体を縮小することができ容器内に残
る空気量を小さくし、或いはなくすことができるので、
容器内飲食物の空気による急速な劣化を有効に防止し、
その保存性を向上させることができる。また、螺旋状蛇
腹部12によれば、回転方向の動作を加え、少しずつ微
調整しつつ縮小させることができるので使い勝手がよ
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飲食物用樹脂製容器、特に飲料等の販売のために用いられる軽量な 樹脂製の容器の構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲食物、特に炭酸飲料などの清涼飲料水の容器としては、金属製の缶や樹脂製 の容器が広く用いられている。一般に、金属製缶は一人前用の容器として用いら れており、樹脂製ボトルは、その軽量性、使い勝手の良さから、複数人、複数回 用の容器としてより多量の飲料販売用に用いられている。 その他、種々の飲食物の容器としてはガラス製あるいは紙製の容器などが用い られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
清涼飲料等を多量に充填して販売される樹脂製ボトル、例えばPET(ポリエ チレンテレフタラート)ボトルは、極めて軽量で持運びが便利であるが、清涼飲 料などの内容量が徐々に減ってきた場合でも、当初の大きさのまま容器が存在す ることから、取扱いに不便なものとなる。 特に、清涼飲料が炭酸飲料の場合には、残量が減ってくると、開口部をキャッ プで閉栓した場合でも内部に多量の空気が存在することとなるので、炭酸ガスが 抜け易く、いわゆる気の抜けた状態となり易い。これは、容器内の飲料中の炭酸 ガスが液相と気相との間で平衡状態になるまで気相側に移動することによる。す なわち、容器内の空気領域が大きくなっているので、炭酸ガスが抜け続けること による。
【0004】 炭酸飲料のような場合だけでなく、インスタントコーヒーの様に、残った物が 湿気を吸収することが好ましくないようなものの場合、現状の容器では、残量が 減るに従って容器内の空気量が増加し、残った飲食物に湿気が生じ易くなってし まう。 さらに、挽いたコーヒーなどのように空気に触れて酸化することをできるだけ 防止したい飲食物のような場合にも、残量が減るに従って容器内の空気量が増加 するので、その品質の劣化が早くなってしまう。
【0005】 また、上記のような広く用いられているPETボトルは、使い捨て容器として 用いられており、内容物を飲み終えた後には、廃棄されるが、その外形状が大き く、紙容器のようには簡単に潰れないことからゴミ捨ての際にはかさばり非常に 不便な状態となっている。
【0006】 本考案は上記種々の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、 容器本体の縮小が可能で、内容物の保存性の向上を図ることができ、使用後の廃 棄時にもかさばることのない飲食物用樹脂製容器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る飲食物用樹脂製容器は、 容器本体と、該容器本体に収納された飲食物を注出あるいは取出し可能な開 口部と、この開口部に着脱可能な閉栓用のキャップと、を有する飲食物用樹脂製 容器において、前記容器本体の側壁部の所定範囲に蛇腹部を設けて伸縮壁部領域 とし、前記飲食物の注出、取出しに応じて容器本体を縮小可能としている。
【0008】 また、請求項2に係る飲食物用樹脂製容器は、 PETボトル本体と、該容器本体に収納された飲食物を注出あるいは取出し可 能な開口部と、この開口部に着脱可能な閉栓用のキャップと、を有する飲食物用 樹脂製容器において、前記容器本体の側壁部の所定範囲に蛇腹部を設けて収縮壁 部領域とし、前記飲食物の注出、取出しに応じて容器本体を縮小可能としている 。 さらに、請求項3に係る飲食物用樹脂製容器は、 請求項1または2に記載の飲食物用樹脂製容器において、前記伸縮壁部領域で ある蛇腹部は、前記容器本体の側壁に螺旋状に凹凸溝を伸張させて形成している 。
【0009】
【作用】
上記請求項1に係る飲食物用樹脂製容器によれば、容器本体の側壁部には所定 範囲にわたって蛇腹部が設けられ伸縮壁部が形成されているので、内容物、例え ば炭酸飲料を注出して空洞となった容器の分だけ蛇腹部を収縮動作(例えば上方 から押し下げる動作)によって収縮させ容器内の空気の入るスペースを小さくし 、或いは無くすことが可能である。 従って、容器内の飲食物の残量が少なくなった場合でもそれに応じて容器本体 内に入る空気の量が増加することを有効に防止することができるので、容器内の 空気によって生起される飲食物の品質の急激な劣化を有効に防止することが可能 となる。 また、飲料水を全部注出した後、ボトルを捨てる際には、容器本体を最も小さ くなるまで蛇腹部を収縮させ、キャップをすることなどによってその外形状を小 さくすることができ、ゴミ捨て時に容器が嵩ばることを有効に防止することかで きる。
【0010】 請求項2に係る飲食物用樹脂製容器によれば、容器本体をPETボトルにて構 成しているので、蛇腹部の成形を容易に行うことができ、またボトルを収縮させ た後の反発性も少ないので戻ることがない。従って、製造が容易であるだけでな く、容器の縮小動作も簡単である。 さらに、請求項3に係る飲食物用樹脂製容器によれば、蛇腹部を螺旋状の凹凸 溝にて形成したことにより、容器本体を収縮させる際に容器本体に回転方向の力 を加えつつ縮めることにより、比較的容易に収縮させることが可能となる。すな わち、回転方向の力により容器本体は少しずつ蛇腹部を収縮させるので、1回の 動作による収縮量は小さいがより弱い力で足り、かつ急激に収縮させてしまい内 容物が飛び出してしまう等の不都合を有効に回避することができる。 なお、このような螺旋状の蛇腹部の場合に、材質によっては、収縮動作後に反 発動作により戻る方向への力が生じる場合があるが、キャップを装着して閉栓す ることにより戻り動作も有効に阻止することが可能である。
【0011】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。 図1には、実施例に係る飲食物用樹脂製容器を示しており、同図(A)は内容 物が注出されていない最初の状態、同図(B)は収縮させた状態が示されている 。 なお、本実施例は、例として炭酸飲料水用のPETボトルを挙げている。
【0012】 図示のように、PETボトルの容器本体10の側壁部には、蛇腹部12が形成 されている。蛇腹部12の上下部分には、それぞれ蛇腹を形成しない通常の側壁 領域が設けられている。すなわち、底部側の通常領域14aの部分は収縮するこ とがないので、安定した設置状態を確保することができる。また、上下の通常領 域14a、14bの部分に商品に関する必要な表示等を行うことができるが、蛇 腹部12の部分にも商品名などの表示をすることは可能である。 上記のような蛇腹部12の作成は、一旦蛇腹部12のない容器本体10を作製 した後、加熱及び加圧することにより成形して形成することもできるが、容器本 体10を最初から蛇腹部12を有する形状に成形することも可能である。
【0013】 次に、炭酸飲料などの内容物を注出して残量が減ってきた場合には、容器本体 10を上方から押し下げて蛇腹部12を収縮させ、容器本体10の内容積を簡単 に小さくすることができる。そして、この状態でキャップ16を装着することに より容器本体10を収縮させた状態を保っておくことができる。 このように、飲料水等の内容量が減ってきた場合には、それに応じて容器本体 10を小さくしていくことができるので、容器本体10内に残る空気の量を常に 極めて少量とし、或いは無くしておくことが出来るので、飲料水中の炭酸ガスの 気相への流出(炭酸の抜け)を有効に防止することができる。
【0014】 図2には、他の実施例の構成が示されている。 図示のように、容器本体10の蛇腹部12は、螺旋状に連続する凹凸溝によっ て構成している。 このような螺旋状の構成をとったことにより、図上矢印100方向に容器本体 10を捻りつつ押し動作することにより、蛇腹部12は矢印200方向に徐々に 収縮する動作を行う。すなわち、矢印100方向に回転力による収縮動作が加え られることにより比較的弱い力の押し動作で容器本体10を収縮させることがで きる。また、矢印100方向への力による収縮は直接上方から下方へ押圧動作す る場合に比べ収縮量が小さいので、微調整をしつつ収縮させることも可能である 。従って、押し動作により急に収縮させてしまい動作中に内容物が溢れ出る等の 事態を回避しつつ的確に容器本体10を縮めることが可能である。
【0015】 図3は、蛇腹部12の形成位置の他の変形例を示している。 図示のように、図1に示した例とは逆に中央部に通常領域14bを形成しその 上下両側に蛇腹部12を形成している。これにより、容器本体10の中央部に商 品名表示等を行うことができ、またその中央の通常領域14の部分を掴んで内容 物の注出動作等を行うことができるので、より持ち易い構成となっている。
【0016】 図4は、更に他の構成例を示しており、容器本体10を略四角柱状に構成した 例が示されている。同図(A)は、蛇腹部12を略円形状に構成したもの、同図 (B)は、本体の外形と同様に四角形状に構成したものが示されている。 このような角柱状の容器本体10であってもその所定領域に蛇腹部12を構成 することにより同様の作用効果を得ることができる。 特に、同図(B)の容器の場合、蛇腹部12の収縮にあたり、四方の辺のうち 1辺ずつ押し下げ動作することにより(例えば、まず矢印300方向に、次に矢 印400方向に押し下げること等により)、より弱い力で順次収縮させることが 可能である。 上記のような各容器は、内容物を使い切った後、廃棄されることとなるが、そ の場合には容器本体10を最も収縮させた状態とすることにより、全体形状を小 さく保てるのでゴミ捨て時に嵩ばることがなく極めて便利である。
【0017】 なお、本考案は、上記各実施例の構成に限定されるものではなく、考案の要旨 の範囲内で種々の変形が可能である。上記容器は、PETボトルを例に挙げたが 、その他、PCB(ポリクロビフェニル)など、種々の材質、性質の樹脂の容器 に応用できることは勿論である。また、非収縮部分には、通常のPETを用い、 蛇腹部12の部分のみにより弾力性あるいは柔軟性のある樹脂を使用する等複数 の種類の部材を用いて構成することも可能である。 例えば、蛇腹部12により柔軟性のあるものを用いることにより、収縮動作が より容易になり、また、反発力の強い樹脂を使用することにより、収縮させた後 の反発動作力を大きくすることができ、容器本体10内部の真空性を向上させる ことができる。これは、固形物や流動物を入れる容器として内部の空気の排出等 が容易なものとなる。 また、容器本体10内に収納される飲食物としては、コーヒーなどの粉状物の ようにできるだけ湿気を防止する必要のあるものや、空気に触れることを防止し たいようなものも考えられ、そのような粉状物の残量が減るに従って容器本体1 0を小さくしていくことにより、内部に溜まる空気量も減少させることができ、 空気中に含まれる湿気の排除、空気による酸化等を防止することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る飲料物用樹脂製容器によれば、容器内の飲 食物の残量に応じて容器本体を縮小することができる。これにより、容器内に入 る空気量を小さくし、或いはなくすことができるので、容器内飲食物の空気によ る急速な劣化を有効に防止し、その保存性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、実施例に係るPETボト
ルの通常状態の形状及び収縮状態の形状をそれぞれ示す
説明図である。
【図2】蛇腹部の他の構成を有する実施例の構成説明図
である。
【図3】蛇腹部の形成領域の変形例を示す説明図であ
る。
【図4】他の形状をとった容器本体を有する実施例の形
状説明図である。
【符号の説明】
10 容器本体 12 蛇腹部 14 通常領域 16 キャップ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、該容器本体に収納された飲
    食物を注出あるいは取出し可能な開口部と、この開口部
    に着脱可能な閉栓用のキャップと、を有する飲食物用樹
    脂製容器において、 前記容器本体の側壁部の所定範囲に蛇腹部を設けて伸縮
    壁部領域とし、 前記飲食物の注出、取出しに応じて容器本体を縮小可能
    としたことを特徴とする飲食物用樹脂製容器。
  2. 【請求項2】 PETボトル本体と、該容器本体に収納
    された飲食物を注出あるいは取出し可能な開口部と、こ
    の開口部に着脱可能な閉栓用のキャップと、を有する飲
    食物用樹脂製容器において、 前記容器本体の側壁部の所定範囲に蛇腹部を設けて収縮
    壁部領域とし、 前記飲食物の注出、取出しに応じて容器本体を縮小可能
    としたことを特徴とする飲食物用樹脂製容器。
  3. 【請求項3】 前記蛇腹部は、 前記容器本体の側壁に螺旋状に凹凸溝を伸張させて形成
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の飲食物
    用樹脂製容器。
JP4982293U 1993-08-23 1993-08-23 飲食物用樹脂製容器 Pending JPH0715518U (ja)

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JPH0715518U true JPH0715518U (ja) 1995-03-14

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JP4982293U Pending JPH0715518U (ja) 1993-08-23 1993-08-23 飲食物用樹脂製容器

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JP (1) JPH0715518U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01130770U (ja) * 1988-03-02 1989-09-05
JP2013503082A (ja) * 2009-08-25 2013-01-31 エンリケ ムニョス,ロドルフォ 可変容積のじゃばら式ボトル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01130770U (ja) * 1988-03-02 1989-09-05
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