JPH07155126A - 即席焼そば麺等の製造方法 - Google Patents

即席焼そば麺等の製造方法

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JPH07155126A
JPH07155126A JP5310169A JP31016993A JPH07155126A JP H07155126 A JPH07155126 A JP H07155126A JP 5310169 A JP5310169 A JP 5310169A JP 31016993 A JP31016993 A JP 31016993A JP H07155126 A JPH07155126 A JP H07155126A
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JP
Japan
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noodle
fried
noodles
stirring
noodle strings
Prior art date
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Pending
Application number
JP5310169A
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English (en)
Inventor
Keiji Muraoka
慶二 村岡
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Eesukotsuku Kk
Original Assignee
Eesukotsuku Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼そば特有の炒めた風味や歯触りを有する即
席焼そば麺等を効率良く量産すること。 【構成】 麺製造工程1と麺仕上げ工程2との間に、多
数の攪拌釜5を所定間隔をおいて取り付けた釜搬送コン
ベヤ6と、攪拌釜5内に食用油を所要量注入するための
食用油注入部7と、攪拌釜5内に麺線8を投入するため
の麺線投入用ベルトコンベヤ10とを備えた炒め工程3
が設けられ、攪拌釜5が回転されると同時にヒータ4で
加熱されることにより、その攪拌釜5内に投入された麺
線8が攪拌板24で攪拌されて炒められ、釜搬送コンベ
ヤ6の下流側端部で、攪拌釜5が倒立されて、該攪拌釜
5内の炒めた麺線8が麺線受け渡し装置13のテーブル
27上に受け渡される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼そばが本来持つべき
炒めた風味や歯触りを有する即席焼そば麺等の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の即席焼そば麺等の例とし
てLL(ロングライフ)麺、油揚げ麺、ノンフライ麺及
び冷凍麺などがあるが、いずれの麺も、麺製造工程から
搬出された麺線を炒めることなく仕上げ工程に搬入され
て、上述の各種麺に仕上げられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の製造方
法で製造されたLL麺、油揚げ麺及びノンフライ麺を賞
味する場合には、一般に、熱湯をかけて湯戻しをした
後、容器を傾けて湯を切り、ソースや食用油などの調味
料をふりかけて焼そば風にし、また、冷凍麺を賞味する
場合には、解凍加熱して焼そば風にしているが、これで
は、麺が炒められていないので、焼そば特有の炒めた風
味や歯触りを得ることができなかった。
【0004】また、麺製造工程から搬出された麺線が麺
仕上げ工程を通って自動的に仕上げられる過程で、麺線
がその付着性により所謂麺詰まりを起こしやすく、量産
を図る上で大きな障害となっていた。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、焼そ
ば特有の炒めた風味や歯触りを有する即席焼そば麺等を
効率良く量産することができる製造方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、小麦粉と調合液とを混練して生地を形成
し、その生地を圧延して麺帯を形成し、その麺帯を線状
に切断して麺線を形成し、その麺線を蒸熱し、更に、そ
の蒸熱した麺線を1食分ずつに裁断する麺製造工程と、
その麺製造工程から搬出された麺線をLL麺、油揚げ
麺、ノンフライ麺または冷凍麺などに仕上げる麺仕上げ
工程とを有する即席焼そば麺等の製造方法において、麺
製造工程から搬出された1食分の麺線と所要量の食用油
とを攪拌釜に投入し、その攪拌釜を回転させると同時に
加熱することにより、該攪拌釜内の麺線を炒め、その
後、攪拌釜から炒めた麺線を取り出して麺仕上げ工程に
搬出することを特徴としている。
【0007】
【作用】上記即席焼そば麺等の製造方法は、大きく分け
て麺製造工程と、炒め工程と、麺仕上げ工程とからな
り、麺製造工程では、小麦粉と食塩やかん水などを有す
る調合液とを混合し練って生地を形成し、その生地を圧
延して麺帯を形成し、その麺帯を線状に切断して麺線を
形成し、その麺線を蒸熱し、更に、その蒸熱した麺線を
1食分ずつに裁断する。
【0008】炒め工程では、麺製造工程から搬出された
1食分の麺線と所要量の食用油とを攪拌釜に投入し、そ
の攪拌釜を回転させると同時に加熱することにより、攪
拌釜内の麺線を炒める。
【0009】この場合、麺線を1食分ずつ少量だけを炒
めているので、その麺線の全体を均一に炒めることがで
きる。
【0010】麺仕上げ工程では、LL麺の場合、炒めた
麺線を酸性材料に浸漬またはその麺線に酸性材料を噴霧
してPHを調整した後、1食分ずつ投入シュートなどの
投入部を介して包装体に投入し、加熱殺菌し、冷却して
仕上げられる。
【0011】このとき、麺線の表面に食用油が付着して
おり、麺線がほぐれやすいため、PH調整を均一に行な
うことができると共に、その麺線を包装体に円滑に投入
することができ、所謂麺詰まりを生じさせることがな
い。
【0012】また、油揚げ麺の場合、炒めた麺線を型詰
めした後、油揚げして水分を除去し、冷却して仕上げら
れ、更に、ノンフライ麺の場合は、炒めた麺線を型詰め
した後、熱風等によって加熱して水分を除き、冷却して
仕上げられ、また更に、冷凍麺の場合は、炒めた麺線に
ソースなどの調味料を添加した後、型詰めし、急速冷凍
して仕上げられる。
【0013】この場合、型詰めにより、麺線が互いに当
接されるが、麺線の表面に付着する食用油によって、そ
の麺線が互いに付着(密着)せず、塊状に固まることが
なく、麺線どうしの空間(隙間)を均一にすることがで
きるため、加熱または急速凍結を均一に行なうことがで
きる。
【0014】また、麺線の表面に付着した食用油によっ
て、その麺線の滑りが良くなっていることと、麺線が塊
状に固まっていないことによって、麺製造工程から搬出
された麺線が次工程に移るときに麺投入口で所謂麺詰ま
りを起こすことがなくなり、効率良く量産することがで
きる。
【0015】上述した製造方法で製造された各種麺を賞
味するときには、LL麺、油揚げ麺及びノンフライ麺の
場合には、一般に、熱湯をかけて湯戻しをした後、容器
を傾けて湯を切り、ソースや食用油などの調味料をふり
かけ、また、冷凍麺の場合には、電子レンジなどで解凍
加熱する。この場合、麺が予め炒められているので、焼
そば特有の炒めた風味や歯触りのある焼そば麺にするこ
とができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2は、麺製造工程1と麺仕上げ工程
2との間に設けた炒め工程3を示し、多数の攪拌釜5を
所定間隔をおいて取り付けた釜搬送コンベヤ6と、該釜
搬送コンベヤ6の上流側端部の上方に配設されて、各攪
拌釜5内に食用油を所要量注入するための食用油注入部
7と、釜搬送用コンベヤ6の上流側で麺製造工程1に接
続され、該麺製造工程1から搬出された麺線8を受け取
って所定の攪拌釜5にシュート9を介して投入するため
の麺線投入用ベルトコンベヤ10と、釜搬送用コンベヤ
6より下流側で麺仕上げ工程2に接続され、多数の麺受
取りトレー11を所定間隔をおいて取り付けたトレー搬
送用コンベヤ12と、釜搬送用コンベヤ6から炒めた麺
線8を受け取ってトレー11内に受け渡す麺線受け渡し
装置13とを備え、釜搬送コンベヤ6に攪拌釜5を加熱
するためのヒータ4が配設されている。なお、図1中、
14は攪拌釜5内に所定量の水を注入するための水注入
部、15は攪拌釜4内に所定量のソースを注入するため
のソース注入部であって、必要に応じて設けられる。
【0017】攪拌釜5は、図3に示すように、釜搬送コ
ンベヤ6のチェーン間に架設したプレート17上に15
°〜30°程度傾斜した状態で配置され、その外周面に
形成した環状溝18に移動自在に嵌合する環状ベルト1
9及び該環状ベルト19に突設した一対の支持ピン20
を介してプレート17上の一対の支持杆21に回転自在
に支持され、その底面に固着した従動歯車22が駆動モ
ータ(図示せず)により回転駆動される連動歯車23に
噛合され、その内周面に攪拌板24が突設されており、
駆動モータにより歯車22,23を介して回転されると
共に、支持ピン20を中心に倒立可能に構成されてい
る。
【0018】麺線受け渡し装置13は、図1に示すよう
に、ガイドレール25に沿って往復移動される移動体2
6と、該移動体26に傾動可能に設けられたテーブル2
7とを備えている。
【0019】上記構成において、矢印方向に走行する釜
搬送コンベヤ6の上流側端部で、攪拌釜5内に、食用油
注入部7から所要量の食用油が注入され、麺線投入用ベ
ルトコンベヤ10からシュート9を介して1食分の麺線
8が投入され、水注入部14から水が注入される。そし
て、攪拌釜5が回転されると同時にヒータ4により加熱
されているため、攪拌釜5内の麺線8が攪拌板24で攪
拌されて炒められる。この場合、麺線8を1食分ずつ少
量だけを炒めているので、その麺線の全体を均一に炒め
て焼そば特有の炒めた風味や歯触りを付与することがで
きる。次に、攪拌釜5内に必要に応じてソース注入部1
5からソースが注入された後、釜搬送コンベヤ6の下流
側端部で、攪拌釜5が倒立手段(図示せず)により倒立
されて、該攪拌釜5内の炒めた麺線8が麺線受け渡し装
置13のテーブル27上に受け渡される。続いて、その
テーブル27が下流側に水平移動した後、下向きに傾斜
され(図1仮想線参照)、テーブル27上の炒めた麺線
8がトレー搬送用コンベヤ12のトレー11内に投入さ
れ、麺仕上げ工程2に搬出される。
【0020】この場合、麺線8は、その表面に付着する
食用油によって滑りやすくなっているため、その麺線8
が攪拌釜5、テーブル27及びトレー11に密着したり
せず、所謂麺詰まりが生じない。
【0021】即席焼そば麺等の製造工程を図4に基づい
て説明すると、麺製造工程1では、(a)小麦粉と食塩
やかん水などを有する調合液とを混合して練る。これに
よってコシのある生地が形成される。次に、(b)その
生地を圧延して麺帯を形成し、(c)その麺帯を線状に
切断して麺線8を形成し、(d)その麺線8を蒸熱し、
更に、(e)その蒸熱した麺線8を1食分ずつに裁断す
る。
【0022】炒め工程3では、前述したように、麺製造
工程1から搬出された1食分の麺線8と所要量の食用油
とを攪拌釜5に投入し、その攪拌釜5を回転させると同
時に加熱することにより、該攪拌釜5内の麺線8を炒め
る。
【0023】麺仕上げ工程3では、(A)LL麺の場
合、(a)炒めた麺線8を酸性材料に浸漬またはその麺
線8に酸性材料を噴霧してPHを調整した後、(b)1
食分ずつ投入シュートなどの投入部を介して包装体に投
入して所謂パック詰めし、(c)加熱殺菌し、(d)冷
却して仕上げられる。
【0024】このとき、麺線8の表面に食用油が付着し
ており、麺線8がほぐれやすいため、PH調整を均一に
行なうことができると共に、その麺線8を包装体に投入
部を介して円滑に投入することができ、所謂麺詰まりが
生じない。また、調理の際に、麺線8を簡単にほぐすこ
とができるため、電子レンジなどで均一に加熱したり、
熱湯で均一に湯戻しすることができ、従来のように、戻
し加熱されない部分が生じるという難点を解消すること
ができる。
【0025】(B)油揚げ麺の場合、(a)炒めた麺線
を型詰めした後、(b)油揚げして水分を除去し、
(c)冷却して仕上げられる。
【0026】このとき、型詰めにより、麺線8が互いに
当接されるが、麺線8の表面に付着する食用油によっ
て、その麺線8が互いに付着(密着)せず、塊状に固ま
ることがないため、油揚げの際に、麺線8間にほぼ一定
の空隙が生じた状態で均一に加熱することができ、調理
の際にも、熱湯で麺線8を簡単にほぐして均一に湯戻し
することができる。
【0027】、(C)ノンフライ麺の場合、(a)炒め
た麺線を型詰めした後、(b)熱風または電磁加熱等に
よって加熱し、(c)冷却して仕上げられる。
【0028】このとき、型詰めにより、麺線8が互いに
当接されるが、麺線8の表面に付着する食用油によっ
て、その麺線8が互いに付着(密着)せず、塊状に固ま
ることがないため、熱風等によって加熱する際に、麺線
8間にほぼ一定の空隙が生じた状態で均一に加熱するこ
とができて水分も均一に除くことができ、調理の際に、
熱湯で麺線8を簡単にほぐして均一に湯戻しすることが
できる。
【0029】、(D)冷凍麺の場合、炒めた麺線8にソ
ース注入部15からソースを注入した後、(a)型詰め
し、(b)急速冷凍して仕上げられる。
【0030】このとき、型詰めにより、麺線8が互いに
当接されるが、麺線8の表面に付着する食用油によっ
て、その麺線8が互いに付着(密着)せず、塊状に固ま
ることがないため、急速凍結する際に、麺線8間にほぼ
一定の空隙が生じた状態で凍結保存することができ、調
理する際にも、均等に解凍して簡単にほぐすことがで
き、食味を従来に比べて一段と向上させることができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、麺製造工程と麺仕上げ
工程との間で麺線を炒めているので、湯もどしをしたり
加熱して元の状態に戻した即席麺等に焼そば特有の炒め
た風味や歯触りがあり、良好な食感を得ることができ
る。
【0032】また、麺線の表面に付着した食用油によっ
て、その麺線の滑りが良くなっていることと、麺線が塊
状に固まっていないことによって、麺製造工程から搬出
された麺線が次工程に移るときに麺投入口で所謂麺詰ま
りを起こすことがなくなり、効率良く量産することがで
きる。
【0033】更に、麺線を1食分ずつ少量だけを炒めて
いるので、その麺線の全体を均一に炒めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である即席焼そば麺等の製造
装置における炒め工程の概略側面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同工程に用いられる攪拌釜の斜視図である。
【図4】同装置の即席焼そば麺等の製造工程を説明する
図である。
【符号の説明】
1 麺製造工程1 2 麺仕上げ工程 3 炒め工程 4 ヒータ 5 攪拌釜 6 釜搬送コンベヤ 7 食用油注入部 8 麺線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小麦粉と調合液とを混練して生地を形成
    し、その生地を圧延して麺帯を形成し、その麺帯を線状
    に切断して麺線を形成し、その麺線を蒸熱し、更に、そ
    の蒸熱した麺線を1食分ずつに裁断する麺製造工程と、
    その麺製造工程から搬出された麺線をLL麺、油揚げ
    麺、ノンフライ麺または冷凍麺などに仕上げる麺仕上げ
    工程とを有する即席焼そば麺等の製造方法において、麺
    製造工程から搬出された1食分の麺線と所要量の食用油
    とを攪拌釜に投入し、その攪拌釜を回転させると同時に
    加熱することにより、該攪拌釜内の麺線を炒め、その
    後、攪拌釜から炒めた麺線を取り出して麺仕上げ工程に
    搬出することを特徴とする即席焼そば麺等の製造方法。
JP5310169A 1993-12-10 1993-12-10 即席焼そば麺等の製造方法 Pending JPH07155126A (ja)

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JP5310169A JPH07155126A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 即席焼そば麺等の製造方法

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JP5310169A JPH07155126A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 即席焼そば麺等の製造方法

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JPH07155126A true JPH07155126A (ja) 1995-06-20

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JP5310169A Pending JPH07155126A (ja) 1993-12-10 1993-12-10 即席焼そば麺等の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016042824A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 日本製粉株式会社 冷凍ソース和え炒め麺及びその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5088258A (ja) * 1973-12-04 1975-07-15
JPS61106104A (ja) * 1984-10-31 1986-05-24 株式会社井上ジャパックス研究所 くし

Patent Citations (2)

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JP2016042824A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 日本製粉株式会社 冷凍ソース和え炒め麺及びその製造方法

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