JPH0715489B2 - 電圧・周波数変換回路 - Google Patents

電圧・周波数変換回路

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JPH0715489B2
JPH0715489B2 JP60267654A JP26765485A JPH0715489B2 JP H0715489 B2 JPH0715489 B2 JP H0715489B2 JP 60267654 A JP60267654 A JP 60267654A JP 26765485 A JP26765485 A JP 26765485A JP H0715489 B2 JPH0715489 B2 JP H0715489B2
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政義 戸田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主として電子式電力量計に用いられる電圧
・周波数変換回路に関するものである。
〔従来の技術〕
電子式電力量計では、配電線の負荷電圧と消費電流とを
乗算器で乗算して瞬時電力に比例した電圧信号を作り出
し、この電圧信号を電圧・周波数変換回路に入力して、
その電圧、すなわち瞬時電力に比例した周波数の矩形波
信号を出力させ、この矩形波列信号をカウンタ回路で計
数して、電力量を算出し、表示部でその電力量を積算表
示している。
ここで、上記電圧・周波数変換回路は、電力量計の精度
を高めるために、数mvから数+vまでの極めて広い電圧
領域において入力電圧に対する出力周波数の直線性が要
求される。
ところが、この種の電圧・周波数変換回路では、高い周
波数領域において、回路素子の作動遅れにより誤差を生
じ、上記直線性が損なわれてしまう。これを第5図に示
す従来の電圧・周波数変換回路に基づいて詳しく説明す
る。
第5図において、(10),(10)は1対の入力端子で、
この入力端子(10),(10)において上記した乗算器か
らの瞬間電力に比例した入力電圧信号を受け、演算増幅
器(11)および抵抗体(12),(13)を有する入力回路
(14)を経て、絶対値が等しく極性の異なる1対の直流
電圧信号epとenを取り出す。(15)はアナログスイツチ
からなる反転スイツチング回路、(16)は抵抗体、(1
7)は演算増幅器(18)の負帰還回路にコンデンサ(1
9)を接続してなる積分器、(20)は演算増幅器(21)
および抵抗体(22),(23)からなるヒステリシスコン
パレータを構成する出力回路で、上記積分器(17)の出
力電圧EOが第6図(A)に示す所定の上限値+vRおよび
下限値−vRに達するごとに反転する矩形波信号a(第6
図(B))を出力するものである。この矩形波信号aは
上記反転スイツチング回路(15)を駆動する信号として
も用いられる。
つぎに、上記構成の作動について説明する。反転スイツ
チング回路(15)が図示の作動状態にあるとき、積分器
(17)の反転入力部(26)に直流電圧信号epが入力さ
れ、コンデンサ(19)が充電される。これにより積分が
なされ、積分器(17)の出力電圧EOが第6図(A)の右
下りの直線L2で示すように下降する。上記出力電圧EO
所定の下限値−VRに達すると、ヒステリシスコンパレー
タ(20)から出力される矩形波信号aは第6図(B)に
示すように論理レベル“0“となる。この矩形波信号a
により反転スイツチング回路(15)が反転作動し、直流
電圧信号enが積分器(17)の反転入力部(26)に入力さ
れる。これによりコンデンサ(19)が放電され、積分回
路(17)の出力電圧EOが第6図(A)の右上りの直線L1
で示すように上昇する。この出力電圧EOが所定の上限値
+VRに達すると、第5図のヒステリシスコンパレータ
(20)からの矩形波信号aが第6図(B)のように論理
レベル“1"となり、この矩形波信号aにより反転スイツ
チング回路(15)が再び反転作動し、元の状態に戻る。
こうして得られた第6図(A)の積分電圧EOは、第5図
の入力電圧信号eが大きい程急勾配となり、第6図
(A)の周期Tが短くなる。この周期Tは第6図(B)
の矩形波信号aの周期と同一であるから、理論上この矩
形波信号aの周波数が入力電圧信号eの大きさに比例す
る。
ところが、実際には、第5図のヒステリシスコンパレー
タ(20)の入出力の遅れ、反転スイツチング回路(15)
の切替時間等、いわゆる回路素子の遅れがあるために、
第6図(A)に示すオーバシュートErおよびアンダーシ
ュート‐Erが生じ、積分電圧EOの周期Tが真の値TOより
も4tdだけ長くなり、上記した入力電圧信号eと矩形波
信号aの周波数との間の比例関係、すなわち、直線性が
損なわれる。これを数式を用いて説明するとつぎのよう
になる。
第5図と第6図より、回路素子の遅れ時間tdによるオー
バシュート電圧Erは、抵抗体(16)をR3、コンデンサ
(19)の容量をC、抵抗体(16)への入力電圧をepとす
ると となる。
また、第6図(A)の周期Tは、コンパレータのしきい
値電圧(演算増幅器(21)で非反転入力電圧)をVRとす
ると、VR+Er〜−VR−Erまでの電圧を積分器(17)が出
力する期間がT/2周期なることより 従って、 周波数fは となる。なお、|ep|=|en|=eより、入力電圧epの場合
とenの場合の周期は等しく、周期Tを求める場合、epの
条件を用いてその時間を2倍にしている。
ここで、td=0、つまりオーバーシュートがなげれば となり入力電圧ep(=e)に比例するが、td≠0となる
ことによりこの比例関係が成立しなくなる。
この為、従来は上記の欠点を解消し、入力電圧に対する
出力周波数の直線性を確保する為に例えば第3図の様な
構成を採用した。
第3図において、入力回路(14)、反転スイツチング回
路(15)、積分器(17)は第5図の構成と同一であり、
説明を省略する。この回路の特徴はヒステリシスコンパ
レータを構成する出力回路(20)と反転スイツチング回
路(15)との間に抵抗体(44)を接続して出力回路(2
0)における抵抗体(22),(23)とともに分圧回路を
構成するフイードフオワード回路(42)を形成した点に
ある。
すなわち、上記フイードフオワード回路(42)は抵抗体
(44)からなり、反転スイツチング回路(15)と演算増
幅器(21)の非反転入力部(25)に接続されて、上記直
流電圧信号en,epを交互に、また、演算増幅器(21)の
出力±ESを交互に受け、この信号en,ep,±ESを入力電圧
信号eに対する出力周波数fの直線性が保持されるよう
に分圧する。これを数式を用いて説明するとつぎのよえ
になる。
遅れ時間補償回路を備えた第3図構成の回路の場合、コ
ンパレータ(20)を構成する演算増幅器(21)の非反転
入力部25に発生するしきい値電圧Vtは、抵抗体(22),
(23),(44)の抵抗値をR4,R5,R8とし、演算増幅器
(21)の出力信号を±ESとすると、反転スイツチング回
路(15)により直流電圧信号epが選択されている場合 となる。なお、//の記号は並列接続を表し、例えば である。
第4図の周期Tを求める為に、前記(2)式の−VR
(3)式のVtを代入すると、 ここで、 となるようにR4,R5,R8を選ぶことにより、 となり、出力周波数fを入力電圧ep(=e)に比例させ
ることができる。つまり、両者の関係に直線性をもとせ
ることができる。このことは第4図に示すように周期T
が真の周期TOと一致することからも容易に理解される。
このように第3図の回路構成で直線性の良い電圧・周波
数変換回路を構成することができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし従来の補償回路の場合、(5),(6)式より明
らかな様に発振周波数と遅れ時間の補償量が共にR4,R5,
R8の関数となる為に、入力電圧が同じで発振周波数を変
更する際には遅れ時間の補償量を変えない様にそれら抵
抗値を適宜変更しなければならず、不充分な面が存在し
た。
この発明は上記のような問題点を解消する為になされた
もので、入力電圧に対する出力周波数の直線性を確保す
ると共に、同じ入力電圧に対する発振周波数を変更して
も遅れ時間の補償量が変化しない電圧・周波数変換回路
を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る電圧・周波数変換回路はヒステリシスコ
ンパレータの反転入力端に積分器の出力とフイードフオ
ワード回路の出力の分圧値が発生する様に構成したもの
である。
〔作用〕 この発明における電圧・周波数変換回路の出力は、ヒス
テリシスコンパレータの出力の極性の変化を引き起こす
非反転入力端のスレシホールド電圧に影響を与えない。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において入力回路(14)、反転スイツチング回路、積
分器(17)は第3、第5図と同一であり、説明を省略す
る。この発明において、(40)は入力を反転スイツチン
グ回路(15)に接続されたバツフア回路、(41)は一端
を前記バツフア回路の出力に接続され他端をヒステリシ
スコンパレータ(20)の反転入力端に接続された抵抗、
(42)は前記バツフア回路(40)と抵抗(41)で構成さ
れるフイードフオワード回路、(43)は一端を積分回路
(18)の出力端に接続され、他端をヒステリシスコンパ
レータ(20)の反転入力端に接続された抵抗である。
図示実施例について説明する。入力回路(14)、反転ス
イツチング回路(15)、積分器(17)の動作は第3、第
5図の場合と同様であるので省略する。反転スイツチン
グ回路(15a)が+epを選択している時、バツフア回路
(40)に接続されている反転スイツチング回路(15b)
は−ep(=en)が選択される。この為抵抗体(41)と抵
抗体(43)の接続点に現われる電圧(=VD)は抵抗体
(41)の抵抗値をR6、抵抗体(43)の抵抗値をR7とする
と、 となる。この電圧が出力回路(20)の入力ヒステリシス
電圧(−vt)に達すると、遅れ時間tdの後に出力回路
(20)の出力の極性が反転し反転スイツチング回路(1
5)の入力の極性を変化させる(反転スイツチング回路
(15a)では+ep→−ep、反転スイツチング回路(15b)
では−ep→+epとなる)。実質的に極性が反転した時の
出力回路(20)へ入力されている電圧(=VR)は、tdの
遅れにより となる。
ところで、反転スイツチング回路(15)へ入力される電
圧の極性が反転すると、フイードフオワード回路(42)
と分圧回路の為に、出力回路(20)の反転入力に加わる
電圧が瞬時に だけ変化する。この様子は第2図に示す。
第2図及び式(7)より第1図の回路の発振周期(=
T)を求めると、 より となる。
(10)式のVRに(8)式のVRの絶対値を代入して発振周
波数(=f)を求めると となる。(11)式より となる様に定数を選ぶと となる。これらの式より発振周波数を変えるようにVtを
変化させても(つまりR4とR5の値を変化させる)、遅れ
時間 の補償には影響を与えない事(補償定数の中にR5とR6
値は含まれない為)が判る。
本発明において、遅れ時間(td)の補償を行なう為に必
要なパラメータの中にはR4,R5のヒステリシスコンパレ
ータ(20)の非反転入力側に接続された抵抗を含まない
為、発振周波数と遅れ時間(td)の補償を独立に行なう
事ができる。
以上のように、発振周波数を制御するコンパレータの入
力にスレシホールド電圧と独立に補償電圧を入力する構
成としたので、発振周波数と入出力の直線性の制御を独
立して行い得る。
なお、上記実施例ではフィードフオワード回路(42)に
積分回路(17)の入力電流を乱さない為にバッフア回路
(40)を加えてあるが、積分回路(17)へ加わる入力電
流がフイードフオワード回路(42)へ加わる電流に比べ
充分に大きい場合はバツフア回路(40)を取去つても上
記実施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、遅れ時間を補償する
フイードフオワード回路を出力回路を構成するヒステリ
シスコンパレータの反転入力部に接続し、遅れ時間の補
償と発振周波数の変更を独立に行なえる様にした為、設
計の自由度の高い、また入出力の直線性の精度の高いも
のが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による電圧・周波数変換回
路の回路図、第2図は第1図の信号波形図、第3図は従
来の電圧・周波数変換回路の回路図、第4図は同従来例
の動作説明用信号波形図、第5図は遅れ時間補償回路な
しの従来の電圧・周波数変換回路の回路図、第6図は従
来例の動作説明用信号波形図である。 (14):入力回路、(15):反転スイツチング回路 (17):積分器、(18),(40):演算増幅器 (19):コンデンサ、(24),(25):入力部 (42):フイードフオワード回路 なお図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された直流電圧信号を受けて、その直
    流電圧信号の絶対値が等しく極性の異なる一対の直流電
    圧信号を出力する入力回路と、この入力回路のそれぞれ
    の極性出力を交互に選択出力する反転スイツチング回路
    と、演算増幅器の負帰還回路にコンデンサを接続してな
    り、一方の入力部に上記反転スイツチング回路を介して
    上記一対の直流電圧信号を交互に受け、この直流電圧信
    号を積分する積分器と、この積分器の出力信号が上限値
    および下限値に達するごとに反転する矩形波信号を出力
    するヒステリシスコンパレータと、上記反転スイツチン
    グ回路に一端が接続され、他端が上記ヒステリシスコン
    パレータの入力部に接続された抵抗を有し、上記積分器
    への直流電圧信号とは異なる極性の直流電圧信号を受け
    るフイードフオワード回路と、上記積分器の出力部に一
    端が接続され、他端が上記ヒステリシスコンパレータの
    入力部に接続され、上記フイードフオワード回路の出力
    と上記積分器の出力との分圧値を得る抵抗とを備えたこ
    とを特徴とする電圧・周波数変換回路。
JP60267654A 1985-11-26 1985-11-26 電圧・周波数変換回路 Expired - Lifetime JPH0715489B2 (ja)

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