JPH07154722A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH07154722A
JPH07154722A JP29548993A JP29548993A JPH07154722A JP H07154722 A JPH07154722 A JP H07154722A JP 29548993 A JP29548993 A JP 29548993A JP 29548993 A JP29548993 A JP 29548993A JP H07154722 A JPH07154722 A JP H07154722A
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JP
Japan
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display device
light
liquid crystal
light emitting
display panel
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JP29548993A
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English (en)
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Hiroshi Nakanishi
浩 中西
Hiroshi Hamada
浩 浜田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 直視型表示装置は、ハロゲンランプ3bから
出射された光を4分割するファイバ束4を備えている。
ファイバ束4の各光出射部4b…からそれぞれ出射され
た光は、カラーフィルタ5…を透過して各々所定の波長
域の光になり、液晶表示パネル1における4個の画素か
ら構成される各グループに対応して設けられたマイクロ
レンズ2a…により、各グループごとに照射される。拡
散板7上では、各色に対応した画素を通過した光が合成
される。 【効果】 直視型の表示装置として使用する場合でも、
精細さを損なうことなく、滑らかで自然なフルカラー画
像を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置に関し、
特にビデオカメラに用いられるビューファインダや、バ
ーチャルリアリティシステムに用いられる眼鏡型ディス
プレイなどの表示手段として適用される直視型の画像表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】表示パネルには、それ自信は発光しない
が、その透過率が駆動信号によって変化することによっ
て、別に設けられた光源から発せられた光の強度を変調
し、画像や文字を表示する透過型のものがある。このよ
うな透過型の表示パネルには、一般に、液晶表示パネ
ル、エレクトロクロミックディスプレイ、およびPLZ
T(lead zirco-titanate doped with lanthanum)などの
透光性セラミック等がある。中でも液晶表示パネルは、
携行用テレビジョン、ワードプロセッサ、プロジェクタ
等に広く利用されている。
【0003】液晶表示パネルの画素電極は、マトリクス
状に規則的に配列されて形成されており、これらの画素
電極に独立した駆動電圧をそれぞれ印加することによっ
て、液晶の光学特性を変化させ、液晶表示パネルに画像
や文字を表示する。各画素電極に独立した駆動電圧を印
加する方法としては、単純マトリクス方式と、非線形2
端子素子や3端子素子を設けたアクティブマトリクス方
式とがある。
【0004】特に、後者には、MIM(金属−絶縁体−
金属)素子や、TFT(薄膜トランジスタ)素子などの
スイッチング素子と、画素電極に駆動電圧を供給するた
めの配線電極とを設ける必要があるため、画素の区画中
に占める有効な画素開口部の面積、すなわち開口率が小
さくなる。さらに、前記スイッチング素子や配線電極が
形成された領域に存在する液晶には、正規の駆動電圧が
印加されず、本来の表示動作が実行されない。したがっ
て、このような液晶表示パネルでは、ブラックマトリク
スと称される遮光手段を設けて、上記した領域を透過し
た光を遮断するようになっている。しかしながら、この
ような液晶表示パネルでは、上記ブラックマトリクスに
よる遮光部分が縞として観察される。
【0005】ビデオカメラのビューファインダや、バー
チャルリアリティシステムに用いられる直視型の表示装
置において、上述したアクティブマトリクス駆動を行う
場合、画素電極、スイッチング素子および配線電極を比
較的小さい面積に高密度に設ける必要がある。しかし、
前記スイッチング素子や配線電極は、その電気的性能や
製造技術等の制約から、ある程度以下の大きさに形成す
ることは困難である。
【0006】したがって、画素電極のピッチを小さくす
るほど開口率が小さくなって表示が暗くなると共に、前
述したブラックマトリクスの遮光部分による縞が目立
ち、画像品質を著しく低下させるという問題が生じる。
【0007】このような開口率の低下に伴う問題を解決
する方法として、マイクロレンズを設けて表示パネルの
各画素電極を透過した光を画素の大きさに拡大すること
が提案されている。例えば特公昭63−62748号公
報には、このような例としてセグメントタイプの直視型
表示装置において、マイクロレンズを適用した例が開示
されている。
【0008】また、従来、ビデオカメラのビューファイ
ンダやバーチャルリアリティシステムなどに用いられる
直視型表示装置では、携行用テレビジョンなどで行われ
ているのと同様に、上述した透過型の表示パネル1枚を
構成する各画素に赤、緑、青のカラーフィルタをそれぞ
れ取り付けることにより、フルカラー化が実現されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ビ
ューファインダにおいては、表示パネルを比較的近くで
観察するために、赤、緑、青の画素の見かけの大きさが
観察者の目の分解能よりも大きくなると、画素がそれぞ
れ独立したように見え、画像の滑らかさが欠けてしまう
という問題が生じている。特に、バーチャルリアリティ
システムに用いられるスコープなどの表示手段としてア
クティブマトリクス型の液晶表示パネルを用いる場合、
観察者は拡大された表示パネルの画像を見ることになる
ので、その現象は、顕著に表れることになる。
【0010】また、本願出願人は、上記のような問題の
解決法として、表示パネルの表面に拡散板を設けるとい
う方法を提案している(特願平5−134597号参
照)が、この方法では、拡散度の強い拡散板を使用せざ
るを得ず、表示画像の鮮鋭度が低下する。また、図12
に示すように、表示パネル31の表面に設けられた拡散
板37上では、斜線で示す領域で色の混合が不十分にな
り、画像のエッジが色づいてしまうという欠点がある。
【0011】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、直視型の表示装置として
使用される場合でも、精細さを損なうことなく、滑らか
で自然なフルカラー画像を表示できる画像表示装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る画
像表示装置は、上記の課題を解決するために、複数の色
信号によってそれぞれ個別に制御される表示ドットのグ
ループが周期的に配列されている表示素子と、上記グル
ープを構成する表示ドットの個数と同数の色光を上記複
数の色信号に対応させ、上記表示素子に対してそれぞれ
異なる方向から照射する照明手段と、上記表示ドッドの
各グループに対応して照明手段と表示素子との間に設け
られたマイクロレンズと、上記表示素子におけるマイク
ロレンズが設けられた面とは反対側の面に近接して設け
られた拡散板とを備えていることを特徴としている。
【0013】また、請求項2の発明に係る画像表示装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
表示装置において、上記照明手段は、光出射部が複数に
分岐したファイバ光源と着色手段とを有していることを
特徴としている。
【0014】また、請求項3の発明に係る画像表示装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
表示装置において、上記照明手段は、上記複数の色信号
に対応する各色光をそれぞれ発光する複数の固体発光素
子を備えていることを特徴としている。
【0015】また、請求項4の発明に係る画像表示装置
は、上記の課題を解決するために、請求項1記載の画像
表示装置において、上記照明手段は、白熱電球と着色手
段とを有していることを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1の構成によれば、表示素子における所
定個数の表示ドットからなる各グループには、例えば請
求項2記載のように、光出射部が複数に分岐したファイ
バ光源および着色手段からなる照明手段、請求項3記載
のように各色光をそれぞれ発光する複数の固体発光素子
からなる照明手段、あるいは請求項4記載のように白熱
光源と着色手段とからなる照明手段から、各グループご
とに対応づけられた上記マイクロレンズを介して表示ド
ットを制御する複数の色信号に対応した各色光が、それ
ぞれ異なる方向から照射される。
【0017】そして、表示素子におけるマイクロレンズ
が設けられた面とは反対側の面に近接して設けられた拡
散板上で表示素子を通過した各色光が合成されることに
より、滑らかで自然な画像を得ることが可能になる。ま
た、上記拡散板を上記表示素子から例えばマイクロレン
ズの焦点距離だけ離した位置に設置することにより、精
細さを損なうことなく、より自然なフルカラー表示を実
現できる。
【0018】
【実施例】〔実施例1〕本発明の一実施例について図1
ないし図10に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。
【0019】本実施例の直視型表示装置(画像表示装
置)は、アクティブマトリクス方式の液晶表示パネルを
有している。図2に示すように、液晶表示パネル(表示
素子)1において表示ドットを構成する画素の配列は、
スクウェア配列になっている。各画素11…には、その
位置に応じてR・G・Bの各色が割当られている。画素
11…は、四個一組となっており、この一組には、R・
G・Bの三色全てに対応する画素11…が含まれるよ
う、色の割当が設定されている。
【0020】図1に示すように、複数のマイクロレンズ
2a…からなるマイクロレンズアレイ2は、上記液晶表
示パネル1に対向して設けられている。一個のマイクロ
レンズ2aは、上記四個の画素11…からなる一組に対
応するようになっている。液晶表示パネル1に向かって
光を出射する集光系3は、楕円反射鏡3aとハロゲンラ
ンプ3bとを有している。
【0021】液晶表示パネル1と集光系3の間には、ハ
ロゲンランプ3bから出射され楕円反射鏡3aで反射し
た反射光を四分割するファイバ束4が設けられている。
ファイバ束4は、図3(a)(b)に示すように、一個
の光入射部4aと四個の光出射部4b…を有している。
このファイバ束4により4分割された光束は、図1に示
す上記マイクロレンズ2a…により、一組を構成する四
個の画素11…にそれぞれ集光されるようになってお
り、複数のマイクロレンズ2a…からなるマイクロレン
ズアレイ2により、液晶表示パネル1における全ての画
素11…に光が照射されるようになっている。尚、四個
の光出射部4b…から四個の画素11…にそれぞれ光を
集光するための光出射部4b…の位置設定については、
後に詳しく説明する。
【0022】また、各光出射部4b…の近傍には、それ
ぞれカラーフィルタ5…が設けられている。尚、本実施
例においては、上記楕円反射鏡3aおよびハロゲンラン
プ3bを有する集光系3と、ファイバ束4と、カラーフ
ィルタ5等により照明手段が構成されている。各カラー
フィルタ5を透過する光の波長域は、対向して設けられ
た光出射部4b…からの光が集光される画素11…に割
当られた色(R・G・B)に応じて、それぞれ図4に示
すように設定されている。このように、各光出射部4b
…からは、各色の光束が発せられるようになっており、
上記ファイバ束4は、上記三色の光束を全て発するもの
となっている。
【0023】上記マイクロレンズアレイ2とカラーフィ
ルタ5…との間には、図1に示すように、コリメータレ
ンズ6が設けられている。このコリメータレンズ6は、
上記ファイバ束4からの各色光を光軸に対してある角度
をなした平行光に変換し、液晶表示パネル1に入射させ
るものである。また、液晶表示パネル1の外側、すなわ
ち、液晶表示パネル1における観察者側の面と対向して
拡散板7が設けられている。さらにこの拡散板7の外側
には、フィールドレンズ8および接眼レンズ9が設けら
れている。
【0024】上記構成の直視型表示装置では、ファイバ
束4により分割され光出射部4b…からそれぞれ出射さ
れるR・G・Bの各色に対応した光を液晶表示パネル1
に対して各々斜め方向から入射させる。そして、上記し
た画素一組毎に対応するマイクロレンズ2a…を用い
て、各色光の集光スポットを各色に対応する画素11…
に入射させた後、拡散板7上で合成することにより、カ
ラーミキシングが行われる。
【0025】次に、上記のカラーミキシングを精度良く
行うためのファイバ束4における光出射部4b…の大き
さ及び位置、さらには、ファイバ束4、マイクロレンズ
アレイ2、及び液晶表示パネル1の位置関係等の条件設
定について説明する。
【0026】まず、上記コリメータレンズ6を用いない
場合、すなわち上記光出射部4b…からの光が直接液晶
表示パネル1に入射する場合から説明する。尚、ここで
は、上記液晶表示パネル1における画素11…の並びの
横方向をx軸に、縦方向をy軸に設定する。図5(a)
に示すように、光の出射方向を前方向とした場合の光出
射部4b…の前面からマイクロレンズアレイ2までの距
離をe、同図(b)に示すように、液晶表示パネル1に
設けられたブラックマトリクス(以下、BMと称する)
12からマイクロレンズアレイ2までの距離およびBM
12から拡散板7までの距離をbとすると、上記光出射
部4b…から出射された光束は、マイクロレンズアレイ
2によりb/e倍されてBM12の開口部12aに結像
される。
【0027】また、BM12における開口部12aの横
方向のピッチ(画素のピッチに相当)をP1、縦方向の
ピッチをP2、図6に示すように、上記開口部12aの
横方向の大きさをa1、縦方向の大きさをa2、上記開
口部12aの横方向の大きさの半分(a1/2)をP1
から引いた値をh1、上記開口部12aの縦方向の大き
さの半分(a2/2)をP2から引いた値をh2とする
と、光出射部4b…からの光の像が、h1,h2より大
きいと混色が起こり、色純度が低下する。
【0028】したがって、図5(c)に示すように、上
記ファイバ束4の各光出射部4b…の横方向の大きさd
1及び縦方向の大きさd2は、 d1<e×(2・P1−a1)/b ・・・(1) d2<e×(2・P2−a2)/b ・・・(2) の式を満たすように設定される。
【0029】さらに、図7に示すように、上記光出射部
4b…により形成された点光源10…から出射した光
を、それぞれに対応するマイクロレンズ2aとBM12
の開口部12aとを通過させた後、拡散板7上で合成
し、カラーミキシングするには、上記点光源10…の位
置をマイクロレンズアレイ2に対して垂直に入射する際
の光軸m上からずらす必要がある。このとき、上記拡散
板7から点光源10…までの距離をg、図5(b)に示
すように、マイクロレンズ2aの横方向のピッチをP
3、縦方向のピッチをP4とすると、点光源10…を上
記光軸mからx軸方向にずらす距離n1、y軸方向にず
らす距離n2は、 n1=(g・P3)/(4・b) ・・・(3) n2=(g・P4)/(4・b) ・・・(4) の式を満たすように設定される。
【0030】一方、ファイバ束4からの光をコリメータ
レンズ6で平行光に変換後、上記液晶表示パネル1に入
射させる場合には、ファイバ束4の各光出射部4b…か
らの光を平行光にする上記コリメータレンズ6の焦点距
離をf(図示せず)とすると、上記光出射部4b…の大
きさd1・d2及び光軸mに対して上記点光源10…を
ずらす距離n1・n2は、 d1<f×(2・P1−a1)/b ・・・(5) d2<f×(2・P2−a2)/b ・・・(6) n1=(f・P3)/(4・b) ・・・(7) n2=(f・P4)/(4・b) ・・・(8) の式を満たすように設定される。尚、このとき、BM1
2の開口部12aとマイクロレンズ2aのピッチは、以
下の関係式を満たすように設定されている。
【0031】 P3=2・P1 ・・・(9) P4=2・P2 ・・・(10) 次に、上記の条件のもと、本実施例の直視型表示装置
が、液晶表示パネル1を通過したR・G・Bの光を合成
し、スムージングを行う原理について説明する。
【0032】図8に示すように、上記点光源10をコリ
メータレンズ6の焦点面の光軸からずらすと、点光源1
0からの光は、マイクロレンズ2aを通過後、点光源1
0の焦点面における移動方向とは反対方向にずれて集光
される。このとき、マイクロレンズ2aの集光スポット
の位置を液晶表示パネル1の各色に対応した画素11の
位置に一致させておけば、カラー表示を行うことができ
る。さらに、液晶表示パネル1の画素11…からマイク
ロレンズアレイ2までの距離と、上記画素11…から拡
散板7までの距離とが等しくなるように、拡散板7を液
晶表示パネル1の外側に配置することにより、図9に示
すように、拡散板7上でカラーミキシングを行うことが
できる。
【0033】本実施例の直視型表示装置では、図10に
示すように、四個の点光源10…が、マイクロレンズア
レイ2と画素11…との間隔b(マイクロレンズ2の焦
点距離に相当)に対応してそれぞれ四方向に光軸mから
ずれた位置に設けられている。したがって、前記した接
眼レンズ9方向に液晶表示パネル1から距離bだけ離れ
た位置に配置されている拡散板7上にて4つの点光源か
らの光が合成される。
【0034】また、上記図8ないし図10では、マイク
ロレンズアレイ2に入射する光線が完全平行光の場合を
例に挙げて説明したが、実際には、ファイバ束4からの
出射光は、主光線に対する広がり角を持っている。この
広がり角がある一定角度以上になると、マイクロレンズ
2a…を通過した光は、対応する画素11…ではなく隣
の画素に入射し混色が発生するため、ファイバ束4の径
の大きさ及びファイバ束4の光出射部4b…から液晶表
示パネル1までの距離、またはコリメータレンズ6の焦
点距離を上記式(5)〜(8)に従って適切に選ぶ必要
がある。
【0035】次に、本実施例の直視型表示装置における
上記の条件に基づく具体的な設計について説明する。
【0036】液晶表示パネル1の画素ピッチは、縦12
0×横120μm、開口部は縦60×横60μmであ
り、マイクロレンズ2aのピッチは、上記画素ピッチの
2倍の縦240×横240μmで、焦点距離は720μ
m(屈折率1.52のガラス中では1100μmに相当)
である。
【0037】拡散板7と液晶表示パネル1の距離はマイ
クロレンズ2aの焦点距離に一致させ720mとした。
また、コリメータレンズ6の焦点距離は、100nmと
し、焦点位置近くにファイバ束4の光出射部4b…を配
置した。
【0038】上記条件のもと、ファイバ束4の4つの光
出射部4b…の位置関係及び大きさを式(5)〜(8)
より求め、図3(b)に示すように、ファイバ束径5m
mφ、光軸からずらす距離を8.33mmとした。その結
果、それぞれ対応する画素11…を通過したR・G・B
の光が拡散板7上で合成され、滑らかな画像を前記フィ
ールドレンズ8及び接眼レンズ9を通して観察すること
ができた。
【0039】尚、本実施例の直視型表示装置に供給され
る各色の画像信号は、カラーミキシングされる表示ドッ
トのグループ毎に、同一のタイミングでビデオ信号から
サンプリングされたものであることが望ましい。画像信
号をコンピュータで発生させる場合には、グループ毎に
同一の座標を与えて計算する。これによって、画像のエ
ッジの色づき現象の少ないシャープな画像が得られる。
【0040】また、本実施例では、光源としてハロゲン
ランプを用いたが、その他のランプとしてキセノンラン
プやメタルハライドランプ等を用いることができる。ま
た、本実施例では、楕円反射鏡を用いて光源からの光を
集光し、ファイバ束に入射させたが、その他の集光系と
してコンデンサレンズ方式、放物面反射鏡方式を用いて
もよい。
【0041】〔実施例2〕次に、本発明の他の実施例
を、図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
尚、説明の便宜上、前記の実施例の図面に示した部材と
同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、そ
の説明を省略する。
【0042】本実施例の直視型表示装置は、前記実施例
1で照明手段として用いた集光系3、ファイバ束4、及
びカラーフィルタ5…の代わりに、図11(a)(b)
に示すように、R・G・Bの各色を発光する発光ダイオ
ード(固体発光素子)20a〜20dを用いている。
尚、直視型表示装置における上記照明手段以外の構成
は、前記実施例1に係る直視型表示装置と同様であり、
前記実施例1で述べた条件で、マイクロレンズアレイ
2、液晶表示パネル1、および拡散板7の配置が設定さ
れている。
【0043】この場合においても、各発光ダイオード2
0a〜20dからのR・G・Bの光が、拡散板7上で合
成され、前記実施例1と同様の効果を得ることができ
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明に係る画像表示装置は、
以上のように、複数の色信号によってそれぞれ個別に制
御される表示ドットのグループが周期的に配列されてい
る表示素子と、上記グループを構成する表示ドットの個
数と同数の色光を上記複数の色信号に対応させ、上記表
示素子に対してそれぞれ異なる方向から照射する照明手
段と、上記表示ドッドの各グループに対応して照明手段
と表示素子との間に設けられたマイクロレンズと、上記
表示素子におけるマイクロレンズが設けられた面とは反
対側の面に近接して設けられた拡散板とを備えている構
成である。
【0045】また、請求項2の発明に係る画像表示装置
は、以上のように、上記照明手段は、光出射部が複数に
分岐したファイバ光源と着色手段とを有している構成で
ある。
【0046】また、請求項3の発明に係る画像表示装置
は、以上のように、上記照明手段は、上記照明手段が、
上記複数の色信号に対応する各色光をそれぞれ発光する
複数の固体発光素子を備えている構成である。
【0047】また、請求項4の発明に係る画像表示装置
は、以上のように、上記照明手段は、上記照明手段が、
白熱電球と着色手段とを有している構成である。
【0048】それゆえ、照明光源においてそれぞれ異な
る方向から出射された各色光を表示ドットの各グループ
ごとに対応するマイクロレンズを用いて照射することに
より、各表示ドットを通過した光を拡散板上で滑らかな
画像に合成することが可能になり、直視型の表示装置に
適用した場合でも、高精細で、自然なフルカラー表示を
実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における直視型表示装置の概
略的構成を示す模式図である。
【図2】上記直視型表示装置が備えている液晶表示パネ
ルの画素配列を説明するための模式図である。
【図3】上記直視型表示装置が備えているファイバ束を
示す(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図4】上記直視型表示装置が備えているカラーフィル
タを透過する光の各色ごとの分光スペクトルを示すグラ
フである。
【図5】(a)は上記ファイバ束における光出射部に対
するマイクロレンズアレイ及び拡散板の位置関係を説明
するための模式図、(b)は液晶表示パネルのブラック
マトリクスに対するマイクロレンズアレイ及び拡散板の
位置関係を説明するための斜視図、(c)は上記光出射
部の大きさ及び位置を説明するための模式図である。
【図6】上記液晶表示パネルに備えられているブラック
マトリクスの平面図である。
【図7】上記光出射部により形成される点光源から出射
された光が拡散板上で合成されるまでの過程を示す模式
図である。
【図8】上記点光源から出射された光がコリメータレン
ズを介して液晶表示パネルに入射される場合の点光源、
コリメータレンズ、マイクロレンズアレイ、液晶表示パ
ネル、及び拡散板の位置関係を示す斜視図である。
【図9】上記マイクロレンズアレイを通過した光が拡散
板上で合成されるまでの過程を示す模式図である。
【図10】複数の点光源から発せられた光が拡散板上で
合成される場合の点光源、コリメータレンズ、マイクロ
レンズアレイ、液晶表示パネル、及び拡散板の位置関係
を示す斜視図である。
【図11】(a)は本発明の他の実施例における直視型
表示装置の概略的構成を示す模式図、(b)は(a)に
示す直視型表示装置に備えられている発光ダイオードの
配置状態を示す模式図である。
【図12】拡散板を用いた表示装置において、画像のエ
ッジが色づくという現象が生じた状態を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 液晶表示パネル(表示素子) 2 マイクロレンズアレイ 2a マイクロレンズ 3 集光系(照明手段) 3a 楕円反射鏡 3b ハロゲンランプ 4 ファイバ束(照明手段) 4a 光入射部 4b 光出射部 5 カラーフィルタ(照明手段) 7 拡散板 10 点光源 11 画素(表示ドッド) 20a〜20d 発光ダイオード(照明手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の色信号によってそれぞれ個別に制御
    される表示ドットのグループが周期的に配列されている
    表示素子と、上記グループを構成する表示ドットの個数
    と同数の色光を上記複数の色信号に対応させ、上記表示
    素子に対してそれぞれ異なる方向から照射する照明手段
    と、上記表示ドッドの各グループに対応して照明手段と
    表示素子との間に設けられたマイクロレンズと、上記表
    示素子におけるマイクロレンズが設けられた面とは反対
    側の面に近接して設けられた拡散板とを備えていること
    を特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】上記照明手段は、光出射部が複数に分岐し
    たファイバ光源と着色手段とを有していることを特徴と
    する請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】上記照明手段は、上記複数の色信号に対応
    する各色光をそれぞれ発光する複数の固体発光素子を備
    えていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
  4. 【請求項4】上記照明手段は、白熱電球と着色手段とを
    有していることを特徴とする請求項1記載の画像表示装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001097203A3 (en) * 2000-06-15 2002-05-02 Light Man Group Inc Fiber optic display screen
JP2011215550A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Olympus Corp 表示装置、電子機器、携帯用電子機器、携帯電話、及び撮像装置

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