JPH07154230A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Publication number
JPH07154230A
JPH07154230A JP5295626A JP29562693A JPH07154230A JP H07154230 A JPH07154230 A JP H07154230A JP 5295626 A JP5295626 A JP 5295626A JP 29562693 A JP29562693 A JP 29562693A JP H07154230 A JPH07154230 A JP H07154230A
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JP
Japan
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circuit
output
driver circuit
driver
signal
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JP5295626A
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English (en)
Inventor
Taro Kodama
太郎 児玉
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to JP5295626A priority Critical patent/JPH07154230A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】出力の状態を監視して駆動能力を制御する。 【構成】出力ドライバ回路には並列に接続された第1及
び第2のドライバ回路1,2が設けられている。第2の
ドライバ回路2は第1のドライバ回路1に比べてその駆
動能力が大きく設定されている。第2のドライバ回路2
の入力側には制御回路3が接続されている。制御回路3
は内部回路からのデータを予め定めた時間t1遅延させ
て第2のドライバ回路2に出力する。又、制御回路3は
第1及び第2のドライバ回路1,2の出力を入力する。
そして、制御回路3は前記出力が予め定めた時間t2経
過後に所定の値に達していない場合には第2のドライバ
回路2に出力するデータを停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその出力
ドライバ回路に関するものである。近年、ワンチップ・
マイコンを用いた応用機器の小型化に伴い、マイコンを
中心とする制御システムの簡素化と低コスト化が強く要
求されている。そのため、ワンチップ・マイコンには駆
動能力の大きな出力ドライバ回路を内蔵することが要求
されている。
【0002】
【従来の技術】従来、CPU(Central Processing Uni
t )を用いて制御する機器においては、その制御システ
ムの簡素化と低コスト化が強く要求されている。そのた
め、制御システムにはワンチップ・マイコンが使用され
ている。ワンチップ・マイコンにはその制御プログラム
を格納するメモリの他にタイマやシリアル。チャネル等
のI/O(Input/Output)が内蔵されている。ワンチッ
プ・マイコンにはその外部にリレー等の外部回路が接続
され、メモリに格納された制御プログラムに基づいて外
部回路にデータを出力し、その外部回路のオン・オフ等
の制御を行うようになっている。そして、ワンチップ・
マイコンには接続された外部回路を駆動するための出力
ドライバ回路が内蔵されている。
【0003】図9に、従来のオープンドレイン出力形の
出力ドライバ回路を示す。NチャネルのMOSトランジ
スタ61のソースは低電位側電源としてのグランドに接
続されている。内部回路からのデータ(以下、出力デー
タという)は、MOSトランジスタ61のゲートに入力
される。そして、MOSトランジスタ61のドレインは
外部出力端子に接続されている。
【0004】出力データがLレベルのとき、MOSトラ
ンジスタ61はオフする。また、出力データがHレベル
のとき、MOSトランジスタ61はオンする。そして、
MOSトランジスタ61がオンすると、外部回路からM
OSトランジスタ61を介してグランドに電流I51が流
れ、その電流に基づいて外部回路が駆動するようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、MOSトラ
ンジスタ61のゲート電圧が上昇してしきい値を越えて
MOSトランジスタ61がオンすると、外部から過渡的
に大きな電流I51が流れる。その電流I51は半導体装置
のグランドに流れ込み、グランド電位が一時的に上昇す
ることがある。そのグランド電位の一時的な上昇が電源
ノイズとなり、内部回路の誤動作の原因となるという問
題があった。
【0006】また、ワンチップ・マイコンの外部に接続
する外部回路には、駆動するために大きな電流を必要と
するものがある。その外部回路を駆動するためには、ワ
ンチップ・マイコンの外部に駆動能力の大きなドライバ
回路を設けたり、駆動能力の大きな出力バッファ回路を
備えたワンチップ・マイコンを使用しなくてはならず、
めんどうであるという問題があった。
【0007】一方、駆動能力の大きなMOSトランジス
タ61を用いた出力ドライバ回路では、外部回路が何ら
かの原因でショートして、MOSトランジスタ61に大
きな電流が流れ込む場合がある。その時、流れ込む電流
によってMOSトランジスタ61が破壊されるばかりで
なく他のMOSトランジスタが破壊されてしまい、動作
不良となってワンチップ・マイコンを交換しなくてはな
らないという問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、出力の状態を監視して
駆動能力を制御する半導体装置及びその出力ドライバ回
路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。出力ドライバ回路には並列に接続された第1
及び第2のドライバ回路1,2が設けられている。第2
のドライバ回路2は第1のドライバ回路1に比べてその
駆動能力が大きく設定されている。第2のドライバ回路
2の入力側には制御回路3が接続されている。制御回路
3は内部回路からのデータを予め定めた時間t1遅延さ
せて第2のドライバ回路2に出力する。又、制御回路3
は第1及び第2のドライバ回路1,2の出力を入力す
る。そして、制御回路3は前記出力が予め定めた時間t
2経過後に所定の値に達していない場合には第2のドラ
イバ回路2に出力するデータを停止する。
【0010】
【作用】従って、本発明によれば、制御回路3によって
内部回路から出力されるデータを予め定めた時間t1遅
延させて駆動能力の大きな第2のドライバ回路2に出力
するようにした。その結果、出力ドライバ回路の駆動能
力を制御することができるので、突入電流を抑えること
ができ、その電流による半導体装置の誤動作を防止する
ことができる。
【0011】又、制御回路3は第1及び第2のドライバ
回路1,2の出力を入力し、その出力が予め定めた時間
t2経過した後に所定の値に達していない場合には第2
のドライバ回路2に出力するデータを停止するようにし
た。その結果、出力ドライバ回路の駆動能力を制御する
ことができ、出力ドライバ回路の故障を防ぐことができ
る。
【0012】
【実施例】(第一実施例)以下、本発明を具体化した第
一実施例を図2〜図5に従って説明する。
【0013】図2に、ワンチップ・マイコンのブロック
回路図を示す。半導体チップ10には出力端子11が設
けられ、その出力端子11には外部制御回路が接続され
ている。又、半導体チップ10には入力端子12が設け
られ、その入力端子12を介して外部から外部リセット
信号を入力する。
【0014】半導体チップ10は電源回路(図示せず)
に接続され、その電源回路から駆動電源が供給される。
一方、外部制御回路には電源回路から外部電源が供給さ
れる。そして、半導体チップ10は電源回路から駆動電
源が供給されると、その駆動電源に基づいて動作して外
部制御回路を制御するようになっている。
【0015】半導体チップ10には中央処理装置(以
下、CPUという)13、読み出し専用メモリ(以下、
ROMという)14、読み出し及び書き込み可能なメモ
リ(以下、RAMという)15、出力ポート回路16及
びリセット発生回路17が備えられている。又、半導体
チップ10には内部バス18が備えられ、その内部バス
18はCPU13に接続されている。内部バス18には
RAM15、出力ポート回路16及びリセット発生回路
17が接続されている。
【0016】ROM14はCPU13に直接接続されて
いる。ROM14にはCPU13の制御プログラムが格
納されている。CPU13は駆動電源が供給されるとR
OM14に格納された制御プログラムを順次読み出し、
その制御プログラムに基づいて外部制御回路を制御す
る。
【0017】RAM15にはCPU13の演算結果が一
時的に記憶されている。CPU13は駆動電源が供給さ
れるとROM14に格納された制御プログラムを実行
し、その演算結果を内部バス18を介してRAM15に
記憶するようになっている。
【0018】出力ポート回路16は多ビット構成であっ
て、各ビットに対応して出力ドライバ回路19が複数接
続されている。出力ドライバ回路19は前記出力端子1
1に接続されている。又、出力ドライバ回路19はリセ
ット発生回路17に接続されている。
【0019】CPU13は制御プログラムに基づいて外
部制御回路を制御するための複数のビットからなる出力
データを内部バス18を介して出力ポート回路16に出
力する。出力ポート回路16はCPU13からデータを
入力すると、複数のビットに対応して接続された出力ド
ライバ回路19にデータを出力する。
【0020】出力ドライバ回路19はその駆動能力を複
数(本実施例では2段階)に切換え可能となっており、
出力ポート回路16を介して伝えられたデータ(以下、
出力データという)Sout に基づいて駆動能力を切り換
えるようになっている。そして、出力ドライバ回路19
はその駆動能力に基づいたデータ(以下、外部出力デー
タという)Bout を出力端子11を介して外部制御回路
に出力する。
【0021】又、出力ドライバ回路19は外部出力デー
タBout の異常を検出する。出力端子11又は外部制御
回路において、出力端子11又は外部制御回路と外部電
源とが低インピーダンスで短絡すると、外部出力データ
Bout の電圧が制御する値と異なる異常となる。出力ド
ライバ回路19はこの異常を検出し、リセット発生回路
17に出力信号S26を出力する。
【0022】前記リセット発生回路17にはパワーオン
リセット回路20が接続されている。リセット発生回路
17は入力端子12に接続され、その入力端子12を介
して外部リセット信号を入力する。パワーオンリセット
回路20は半導体チップ10にその駆動電源が供給され
ると、その供給に基づいて一定期間Lレベルとなるパワ
ーオンリセット信号をリセット発生回路17に出力す
る。
【0023】リセット発生回路17は前記出力信号
26、外部リセット信号及びパワーオンリセット信号の
何れかを入力すると、リセット信号RESを発生させ
る。そして、リセット発生回路17は発生させたリセッ
ト信号RESを内部バス18を介してCPU13及び出
力ポート回路16に出力する。
【0024】CPU13はリセット信号RESを入力す
ると制御プログラムの実行をリセットする。即ち、CP
U13は制御プログラムの実行を中断し、ROM14に
格納された制御プログラムの先頭から読み出して実行す
る。従って、制御プログラムはリセット信号RESによ
り最初から実行され、外部制御回路はその制御を最初か
ら実行されることになる。一方、出力ポート回路16は
リセット信号RESを入力すると、出力ドライバ回路1
9への出力データSout をLレベルにするようになって
いる。
【0025】次に、出力ドライバ回路19について詳述
する。図3に、オープンドレイン出力形出力ドライバ回
路の回路図を示す。出力ドライバ回路19はNチャネル
MOSトランジスタよりなるドライバトランジスタ2
1,22と制御回路部23とから構成されている。
【0026】両ドライバトランジスタ21,22のドレ
インはノード24に接続され、そのノード24は出力端
子11に接続されている。両ドライバトランジスタ2
1,22のソースは低電位電源に接続されている。
【0027】ドライバトランジスタ21のゲートは前記
出力データSout を入力し、出力データSout に基づい
てオン・オフする。ドライバトランジスタ22のゲート
は制御回路部23を介して出力データSout を入力し、
出力データSout に基づいてオン・オフする。両ドライ
バトランジスタ21,22はその駆動能力が異なるよう
に設定され、本実施例ではドライバトランジスタ21よ
りもドライバトランジスタ22の方が大きな駆動能力に
設定されている。
【0028】制御回路部23は出力データSout を入力
し、予め設定された時間遅延させてドライバトランジス
タ22のゲートに出力する。従って、ドライバトランジ
スタ22は制御回路部23によってドライバトランジス
タ21より遅れてオンとなるようになっている。
【0029】ドライバトランジスタ21が出力データS
out に基づいてオンになると、外部制御回路からドライ
バトランジスタ21にその駆動能力に応じた電流I21
流れる。そして、次にドライバトランジスタ22が出力
データSout に基づいてオンになると、外部制御回路か
らドライバトランジスタ22にその駆動能力に応じた電
流I22が流れる。即ち、外部出力データBout は両ドラ
イバトランジスタ21,22に流れる電流I21、I22
和の電流I21+I22の駆動能力を持つことになる。又、
出力データSout に基づいて出力ドライバ回路18がオ
ンになると、外部出力データBout は最初に電流I21
流れ、続いて和の電流I21+I22が流れる。
【0030】制御回路部23はディレイ回路25、ナン
ド回路26、NチャネルMOSトランジスタよりなるゲ
ートトランジスタ27、インバータ回路28及びNチャ
ネルMOSトランジスタ29から構成されている。
【0031】ドライバトランジスタ22のゲートにはゲ
ートトランジスタ27を介して出力データSout が入力
されている。ドライバトランジスタ22のゲート電圧G
22はそのゲートに接続されたトランスファゲート23の
オン抵抗によりドライバトランジスタ21のゲート電圧
に比べて緩やかに上昇する。そして、ゲート電圧G22
しきい値をこえるとドライバトランジスタ22はオンと
なる。そのため、ドライバトランジスタ22はドライバ
トランジスタ21から時間t1遅れてオンすることにな
る。
【0032】出力データSout はディレイ回路25に入
力される。ディレイ回路25は例えば図4に示すように
インバータ回路31,32と積分回路33,34で構成
されている。ディレイ回路25は出力データSout を入
力し、積分回路33,34により定まる時間t2遅延さ
せた遅延信号S25を生成する。尚、時間t2は前記した
ドライバトランジスタ21が立ち上がってからドライバ
トランジスタ22が立ち上がるまでの時間t1に比べて
充分大きく設定されている。そして、ディレイ回路25
は生成した遅延信号S25をナンド回路26に出力する。
【0033】ナンド回路26は3入力素子であって、遅
延信号S25を入力するとともに、出力データSout を入
力する。更に、ナンド回路26の入力はノード24に接
続され、外部出力データBout を入力する。ナンド回路
26の出力はゲートトランジスタ27のゲートに接続さ
れるとともに、インバータ回路28を介してMOSトラ
ンジスタ29のゲートに接続されている。更に、ナンド
回路26の出力は前記リセット発生回路17に接続され
ている。
【0034】ナンド回路26は入力した出力データSou
t と遅延信号S25と外部出力データBout とを否定論理
積し、出力信号S26を生成する。即ち、出力信号S26
出力データSout 、遅延信号S25及び外部出力データB
out の全てがHレベルのときLレベルとなり、それ以外
のときにはHレベルとなる。そして、ナンド回路26の
生成した出力信号S26をトランジスタ27,29のゲー
ト及びリセット発生回路17に出力する。
【0035】MOSトランジスタ29のドレインはドラ
イバトランジスタ22のゲートに接続され、ソースは低
電位電源に接続されている。MOSトランジスタ29は
そのゲート電圧がLレベルの時にオフとなり、Hレベル
のときにオンとなる。そして、MOSトランジスタ29
がオンになると、ドライバトランジスタ22のゲートが
低電位電源に接続され、ドライバトランジスタ22のゲ
ート電圧はLレベルとなりドライバトランジスタ22は
オフとなる。
【0036】次に上記のように構成された本実施例の動
作を図5に従って説明する。ワンチップ・マイコンに駆
動電源が供給されると、パワーオンリセット回路20は
駆動電源の供給に基づいてパワーオンリセット信号を生
成しリセット発生回路17に出力する。リセット発生回
路17はパワーオンリセット信号を入力し、その信号に
基づいてリセット信号RESを発生させ出力する。出力
ポート回路16はリセット信号RESを入力すると、出
力データSout をLレベルにする。CPU13はリセッ
ト信号を入力すると、リセットしてROM14に格納さ
れた制御プログラムを最初から読み出して実行する。そ
して、CPU13は読み出した制御プログラムに基づい
てデータを内部バス18を介して出力ポート回路16に
出力する。出力ポート回路16は入力したデータに基づ
いて出力データSout をHレベル又はLレベルに切換
え、出力ドライバ回路19、出力端子11を介して外部
制御回路に出力する。その結果、ワンチップ・マイコン
は外部制御回路を制御する。
【0037】ここで、出力データSout がLレベルから
Hレベルに切換えられる場合の出力ドライバ回路19の
動作について詳述する。先ず、出力データSout がLレ
ベルのときについて説明する。出力データSout がLレ
ベルのとき、その出力データSout がゲートに入力され
ドライバトランジスタ21はオフとなる。一方、ナンド
回路26はその入力の1つがLレベルであるので出力信
号S26はHレベルとなる。この出力信号S26はゲートト
ランジスタ27のゲートに入力されるとともに、インバ
ータ回路28により反転されMOSトランジスタ29の
ゲートに入力される。この時、出力信号S26Hレベルで
あるのでゲートトランジスタ27はオンとなり、MOS
トランジスタ29はオフとなる。その結果、ドライバト
ランジスタ22のゲートには出力データSout が入力さ
れ、ドライバトランジスタ22はオフとなる。そして、
ノード24には外部制御回路に印加される外部電源によ
りHレベルとなる。
【0038】次に、出力データSout がLレベルからH
レベルに変化するときについて説明する。図5(a)に
示すように、出力データSout の変化に基づいてドライ
バトランジスタ21のゲート電圧が上昇する。そして、
ゲート電圧がドライバトランジスタ21のしきい値を越
えると、ドライバトランジスタ21がオンとなり電流I
21が流れる。従って、ノード24には電流I21が流れ、
その電流に基づいて外部出力データBout の電圧が徐々
に下降する。
【0039】このとき、ディレイ回路25から出力され
る遅延信号S25はLレベルであるので、ナンド回路26
の出力信号S26はHレベルとなる。従って、ゲートトラ
ンジスタ27はオンとなり、出力データSout はゲート
トランジスタ27を介してドライバトランジスタ22の
ゲートに入力される。そして、ドライバトランジスタ2
2のゲート電圧G22は上昇して時間t1遅れてドライバ
トランジスタ22のしきい値を越えてオンとなる。そし
て、ドライバトランジスタ22には電流I22が流れるよ
うになる。従って、ノード24には電流I21+I22が流
れる。このとき、ドライバトランジスタ22の駆動能力
はドライバトランジスタ21より大きいので、外部出力
データBout の電圧は急激に下降しLレベルとなる。
【0040】続いて遅延時間t2遅れて遅延信号S25
LレベルからHレベルになる。このとき、外部出力デー
タBout がLレベルであるので、ナンド回路26の出力
信号S26はHレベルのままとなる。
【0041】ところで、出力端子11又は外部制御回路
において外部電源に低インピーダンスでショート故障し
た場合、図5(b)に示すように、出力ドライバ回路1
9に流れる電流は両ドライバトランジスタ21,22に
流れる電流I21+I22より多くなる。この時、外部出力
データBout の電圧が下降する割合は少なくなり、Lレ
ベルとならない。そして、外部出力データBout はナン
ド回路26に入力される。
【0042】続いて遅延時間t2遅れて遅延信号S25
LレベルからHレベルになる。このとき、出力データS
out 、遅延信号S25及び外部出力データBout の全てが
Hレベルとなるので、ナンド回路26の出力信号S26
Lレベルとなる。そして、その出力信号S26はゲートト
ランジスタ27のゲートに入力されるとともに、インバ
ータ回路28により反転されMOSトランジスタ29の
ゲートに入力される。
【0043】その結果、ゲートトランジスタ27はオフ
となり、MOSトランジスタ29はオンとなる。従っ
て、ドライバトランジスタ22のゲートには出力データ
Soutが入力されなくなるとともに、ドライバトランジ
スタ22のゲートはMOSトランジスタ29を介して接
地されLレベルとなる。そして、ドライバトランジスタ
22はオフとなって電流が流れなくなる。従って、出力
ドライバ回路19、即ちノード24には電流I21のみが
流れることになる。
【0044】一方、ナンド回路26の出力信号S26はリ
セット発生回路17に入力される。リセット発生回路1
7は出力信号S26を入力し、その出力信号S26に基づい
てリセット信号RESを発生させる。このリセット信号
RESは内部バス18を介して出力ポート回路16に入
力される。
【0045】出力ポート回路16はリセット信号RES
を入力すると、その信号に基づいて出力データSout を
Lレベルにする。その結果、ドライバトランジスタ21
はオフとなり、ノード24には電流が流れなくなる。
【0046】このように、本実施例では、出力データS
out の立ち上がりに基づいてドライバトランジスタ21
をオンにして少ない電流I21を流し、ゲートトランジス
タ27のオン抵抗により遅延されてドライバトランジス
タ22をオンにして大きな電流I22を流れるようにし
た。その結果、出力データSout の立ち上がりに流れる
電流を少なくすることができるので、出力ドライバ回路
19の駆動能力を制御することができ、突入電流を抑え
ることができる。
【0047】又、ディレイ回路25により遅延時間t2
遅延させた遅延信号S25と出力データSout 及び外部出
力データBout をナンド回路26に入力し、その外部制
御回路が外部電源に低インピーダンスでショート故障し
ているか否かを判断する。そして、その判断結果に基づ
いてショート故障している場合にはドライバトランジス
タ22をオフにして出力ドライバ回路18の駆動能力を
下げ、ノード24に流れる電流を少なくした。その結
果、ワンチップ・マイコンのグランドに流れ込む電流に
よりグランド電位の上昇を防ぎ、ワンチップ・マイコン
の誤動作を防止することができる。
【0048】更に、出力信号S26に基づいてリセット信
号RESを発生させ、そのリセット信号RESを内部バ
ス18を介して出力ポート回路16に入力する。そし
て、出力ポート回路16は入力したリセット信号RES
に基づいて出力データSout をLレベルにするようにし
た。その結果、出力ドライバ回路19のドライバトラン
ジスタ21,22をオフにすつことができるので、両ト
ランジスタ21,22が故障するのを防止することがで
きる。 (第二実施例)次に、本発明を具体化した第二実施例を
図6に従って説明する。
【0049】尚、説明の便宜上、図2と同様の構成につ
いては同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6に、ワンチップ・マイコンのブロック回路図を示
す。半導体チップ10には割り込み制御回路41が備え
られ、内部バス18に接続されている。割り込み制御回
路41には入力端子42が接続され、その入力端子42
を介して外部から外部割り込み信号が入力される。割り
込み制御回路41は外部割り込み信号を入力すると、そ
の信号に基づいて割り込み信号INTを発生させる。
又、割り込み制御回路41には出力ドライバ回路19が
接続され、出力ドライバ回路19の出力信号S26が入力
される。割り込み制御回路41は出力信号S26を入力す
ると、その信号に基づいて割り込み信号INTを発生さ
せる。そして、割り込み制御回路41は発生した割り込
み信号INTを内部バス18を介してCPU13に出力
する。
【0050】又、半導体チップ10には出力ポート回路
16とは別に出力ポート回路43が備えられている。出
力ポート回路43は内部バス18に接続されている。出
力ポート回路43には出力ドライバ回路19が接続さ
れ、その出力ドライバ回路19は出力端子44を介して
表示装置に接続されている。
【0051】CPU13に直接接続されたROM14に
は制御プログラムが格納されている。制御プログラムに
は通常処理ルーチンと割り込み処理ルーチンとが記述さ
れている。通常処理ルーチンには外部制御回路を制御す
る手順が記述されている。割り込み処理ルーチンには入
力した割り込み信号INTに対応した処理が記述されて
いる。
【0052】次に、本実施例のワンチップ・マイコンの
動作を説明する。ワンチップ・マイコンに駆動電源が供
給されると、CPU13はROM14から通常処理ルー
チンを順次読み出す。そして、CPU13は読み出した
通常処理ルーチンに基づいて出力ポート回路16にデー
タを出力する。出力ポート回路16は入力したデータに
基づいて出力データSout をHレベル又はLレベルに切
換え、出力ドライバ回路19、出力端子11を介して外
部制御回路に出力する。その結果、外部制御回路はワン
チップ・マイコンにより制御される。
【0053】出力ドライバ回路19は外部出力データB
out の電圧を検出し、その電圧に基づいて出力信号S26
を割り込み制御回路41に出力する。割り込み制御回路
41は出力信号S26を入力し、その信号に基づいて割り
込み信号INTを発生させる。そして、割り込み制御回
路41は発生させた割り込み信号INTを内部バス18
を介してCPU13に出力する。
【0054】CPU13は割り込み信号INTを入力す
ると、通常処理ルーチンの実行を中断する。そして、C
PU13は割り込み処理ルーチンをROM14から読み
出し、その割り込み処理を実行する。この割り込み処理
はCPU13が出力ポート回路43、出力ドライバ回路
19及び出力端子44を介してデータを表示装置に出力
し、その表示装置上に出力ポート回路16に接続された
出力ドライバ回路19の異常を表示するものである。従
って、CPU13はこの割り込み処理ルーチンに基づい
て出力ポート43、出力ドライバ回路19及び出力端子
44を介して表示装置に異常を表示する。そして、割り
込み処理ルーチンの実行が終了すると、CPU13は中
断した通常処理ルーチンを中断したところから実行す
る。
【0055】このように、本実施例では、出力信号S26
に基づいて割り込み信号INTを発生させ、その割り込
み信号INTを内部バス18を介してCPU13に入力
する。そして、CPU13は入力した割り込み信号IN
Tに基づいてROM14に格納された割り込みルーチン
を実行し、出力ポート回路43、出力ドライバ回路19
及び出力端子44を介して表示装置にデータを出力して
異常を表示装置に表示するようにした。その結果、第一
実施例の効果に加えて出力端子11又は外部制御回路の
ショート故障を早期に発見することができる。
【0056】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で以下よう
に実施してもよい。 (1)上記実施例では、出力ドライバ回路19のドライ
バトランジスタをNチャネルMOSトランジスタ21,
22,27,29で構成したが、図7に示すようにドラ
イバトランジスタにPチャネルMOSトランジスタ5
1,52,53,54を用いて実施してもよい。この
時、使用するMOSトランジスタに応じてナンド回路2
6をノア回路55に変更する。また、NチャネルMOS
トランジスタとPチャネルMOSトランジスタを組み合
わせて実施するようにしてもよい。
【0057】また、MOSトランジスタをJFET及び
バイポーラトランジスタ等の他のトランジスタに置き換
えて実施してもよい。 (2)図4のディレイ回路25のインバータ回路31,
32及び積分回路33,34の数を適宜変更して実施す
るようにしてもよい。また、ディレイ回路25の構成を
例えば図8(a)に示すようにクロックドインバータ5
6,57とラッチ回路58,59を用いて構成する等構
成を適宜変更して実施するようにしてもよい。この時、
クロックドインバータ56には図8(b)に示すクロッ
ク信号φ1 (バーφ1 )を入力し、クロックドインバー
タ57には図8(c)に示すクロック信号φ2 (バーφ
2 )を入力する。
【0058】(3)上記各実施例では出力ドライバ回路
19にオープンドレイン出力形ドライバ回路を用いた
が、トーテムポール出力形やスリーステート出力形及び
ソースフォロア出力形等の他の形式のドライバ回路を出
力ドライバ回路19に用いてもよい。
【0059】(4)上記第一実施例において、出力ドラ
イバ回路19から出力される出力信号S26をリセット発
生回路17又は割り込み制御回路41に接続することな
く実施するようにしてもよい。このとき、出力データS
out はリセットされないものの、出力ドライバ回路19
に流れる電流を少なくすることができるので、ドライバ
トランジスタ21,22が故障するのを防止することが
できる。
【0060】(5)上記第一実施例において、ナンド回
路26の出力信号によりリセット発生回路17にて発生
したリセット信号RESをポート回路16に入力し、そ
のリセット信号RESによって出力データSout をリセ
ットしたが、リセット信号RESを内部バス18を介し
てCPU13等に入力しワンチップ・マイコンをリセッ
トするようにしてもよい。尚、ワンチップ・マイコンを
リセットすると出力ポート回路16から出力ドライバ回
路20に入力される出力データSout もリセットされる
ことは言うまでもない。
【0061】(6)上記各実施例において、ROM14
をCPU13に直接接続して制御プログラムを読み出す
ようにしたが、ROM14を内部バス18に接続し、C
PU13から内部バス18を介してROM14に格納さ
れた制御プログラムを読み出すようにしてもよい。ま
た、ROM14及びRAM15の少なくとも一方をワン
チップ・マイコンの外部に接続し、そのROM14及び
RAM15をワンチップ・マイコンのCPU13からア
クセスするようにしてもよい。
【0062】(7)第一実施例のワンチップ・マイコン
に割り込み制御回路41を備えて実施してもよく、第二
実施例のワンチップ・マイコンにリセット発生回路17
とパワーオンリセット回路20を備えて実施するように
してもよい。また、上記各実施例のワンチップ・マイコ
ンにタイマ回路やシリアルインタフェース回路、A/D
変換回路、D/A変換回路等の他の回路を備えて実施す
るようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
出力ドライバ回路の駆動能力を制御することができるの
で、突入電流を抑えることができ、その電流による半導
体装置の誤動作を防止することができる優れた効果があ
る。
【0064】又、出力ドライバ回路の駆動能力を制御す
ることができ、出力ドライバ回路の故障を防ぐことがで
きる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明を具体化した第一実施例のワンチップ・
マイコンを説明するブロック回路図である。
【図3】本発明を具体化した第一実施例の出力ドライバ
回路を説明する回路図である。
【図4】第一実施例のディレイ回路を説明する回路図で
ある。
【図5】(a),(b)は第一実施例の出力ドライバ回
路の各部の動作を説明するタイミングチャートである。
【図6】第二実施例のワチップ・マイコンを説明するブ
ロック回路図である。
【図7】別例の出力ドライバ回路を説明する回路図であ
る。
【図8】(a)は別例のディレイ回路を説明する回路図
であって、(b),(c)はディレイ回路に入力するク
ロック信号を示すタイミングチャートである。
【図9】従来の出力ドライバ回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 第1のドライバ回路 2 第2のドライバ回路 3 制御回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路の出力データを外部回路に出力
    する出力ドライバ回路を備えた半導体装置において、 前記出力ドライバ回路は、 内部回路の出力データを入力し、外部回路に出力する第
    1のドライバ回路(1)と、 前記第1のドライバ回路(1)に並列に接続され、第1
    のドライバ回路(1)より大きな駆動能力に設定された
    第2のドライバ回路(2)と、 前記第2のドライバ回路(2)の入力側に接続され、内
    部回路の出力データを入力し、予め設定された時間(t
    1)遅延させて第2のドライバ回路(2)を介して出力
    するとともに、両ドライバ回路(1,2)からの出力を
    入力し、該出力が予め定めた時間(t2)経過後に所定
    の値に達していない場合には前記第2のドライバ回路
    (2)に出力するデータを停止する制御回路(3)とを
    備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 内部回路の出力データを外部回路に出力
    する出力ドライバ回路を備えた半導体装置において、 前記出力ドライバ回路は、 内部回路の出力データを入力し、外部回路に出力する第
    1のドライバ回路(1)と、 前記第1のドライバ回路(1)に並列に接続され、第1
    のドライバ回路(1)より大きな駆動能力に設定された
    第2のドライバ回路(2)と、 前記第2のドライバ回路(2)の入力側に接続され、前
    記両ドライバ回路(1,2)からの出力を入力し、該出
    力が予め定めた時間経過後に所定の値に達していない場
    合には前記第2のドライバ回路(2)に出力するデータ
    を停止する制御回路(3)とを備えたことを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 内部回路の出力データを外部回路に出力
    する出力ドライバ回路を備えた半導体装置において、 前記出力ドライバ回路は、 内部回路の出力データを入力し、外部回路に出力する第
    1のドライバ回路(1)と、 前記第1のドライバ回路(1)に並列に接続され、第1
    のドライバ回路(1)より大きな駆動能力に設定された
    第2のドライバ回路(2)と、 前記第2のドライバ回路(2)の入力側に接続され、内
    部回路の出力データを入力し、予め設定された時間(t
    1)遅延させて第2のドライバ回路(2)を介して出力
    する制御回路(3)とを備えたことを特徴とする半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記出力ドライバ回路にデータを出力する出力ポート回
    路(16)と、 前記制御回路(3)から出力される信号(S26)を入力
    し、該信号(S26)に基づいてリセット信号(RES)
    を発生させるリセット発生回路(17)とを備え、 前記第2のドライバ回路(2)へのデータを供給停止す
    るとともに、該半導体装置をリセットすることを特徴と
    する半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記制御回路(3)から出力される信号(S26)を入力
    し、該信号(S26)に基づいて割り込み信号(INT)
    を発生させる割り込み制御回路(41)を備え、 前記第2のドライバ回路(2)へのデータを供給停止す
    るとともに、該半導体装置に割り込みをかけることを特
    徴とする半導体装置。
JP5295626A 1993-11-25 1993-11-25 半導体装置 Withdrawn JPH07154230A (ja)

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