JPH0715408A - 多重通信装置 - Google Patents

多重通信装置

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Publication number
JPH0715408A
JPH0715408A JP15070993A JP15070993A JPH0715408A JP H0715408 A JPH0715408 A JP H0715408A JP 15070993 A JP15070993 A JP 15070993A JP 15070993 A JP15070993 A JP 15070993A JP H0715408 A JPH0715408 A JP H0715408A
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JP
Japan
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data
voice
voice data
multiplex communication
digital line
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Application number
JP15070993A
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English (en)
Inventor
Akinori Tatsumi
昭憲 巽
Mitsuhiro Suzuki
光宏 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0715408A publication Critical patent/JPH0715408A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル回線上で、呼接続により割り当てら
れた、複数オクテットのタイムスロットが連続するコネ
クション上で、一時に複数機能の通信を行うことが可能
な多重通信装置を提供することを目的としている。 【構成】 電話機能4及び非音声データ通信機能5を備
えた多重通信装置1であって、音声通信中に、呼接続に
より割り当てられたデジタル回線上の複数オクテットの
タイムスロットが連続するコネクション上における無音
区間を検出する無音区間検出手段11と、検出された前
記無音区間を使用して、非音声データをデジタル回線上
へ送出する非音声データ送出手段12と、タイムスロッ
ト単位で、音声データと非音声データを切り換えてデジ
タル回線上へ送出する際に、該音声データ及び非音声デ
ータにデータ識別子を付与する識別子付与手段6とを備
えると共に、前記コネクション上のタイムスロット毎に
受信したデータを、音声データについては前記電話機能
4へ、非音声データについては前記非音声データ通信機
能5へ振り分けるデータ振分手段7とを備えたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル回線上で、呼
接続により割り当てられた、複数オクテットのタイムス
ロットが連続するチャネルを使って通信を行なう多重通
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PHP(パーソナルハンディホン)等の
デジタル携帯無線電話機では、TDD/TDMA(時分
割双方向/時分割多重アクセス)方式によるデジタル伝
送制御が行われる。即ち、送信・受信ともに同一周波数
の下で、同一伝送路(デジタル回線と言う)上にて一定
の時間間隔ごとに伝送方向が切り換えられ、送信・受信
の双方向においてデジタルデータの伝送が行われるよう
になっている。
【0003】ところで、時分割多重伝送では、マルチプ
レクサによりTDMAフレーム毎にデータの伝送が行わ
れるる。この場合、TDMAフレームは、上り4個、下
り4個の8個のタイムスロット(オクテット)から構成
され、かかる各タイムスロットを上り下り1ペアで使用
することにより、別々のユーザの通信が行われるように
なっている。そして、時間軸上に一定の周期で配された
1のユーザが使用する不連続なタイムスロットの集合の
ことをコネクションと呼んでおり、最初の呼接続によっ
て設定されるようになっている。
【0004】また、PHPの場合、1タイムスロットは
625μsecと決められており、TDMAフレームの
周期が5msecとなるので、結局のところ、1ユーザ
に対し1秒間には200スロットが割当られていること
になる。更に、1タイムスロットを使用して伝送される
情報量としては240ビット分の情報であり、その内の
160ビットエリアがユーザ情報である音声データの伝
送に、また、残りのビットエリアが無線に関する各種制
御情報の伝送に割当られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たPHP等で行われる従来の時分割多重伝送方式によれ
ば、設定されたコネクションにおける上りと下りのタイ
ムスロットを使用して、音声データ或いは非音声データ
の何れかのデータについてしか伝送を行うことはできな
い。何故なら、音声データと非音声データの伝送は、異
なるコネクションを使用しないと、一時に、音声データ
と非音声データの両方のデータを伝送することはできな
い。このように、限りある周波数等の無線資源や時間の
有効活用がなされていない。
【0006】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であり、デジタル回線上で、呼接続により割り当てられ
た、複数オクテットのタイムスロットが連続するコネク
ション上で、一時に複数機能の通信を行なうことが可能
な多重通信装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる多重通信装置は、電話機
能及び非音声データ通信機能を備えた多重通信装置であ
って、音声通信中に、呼接続により割り当てられたデジ
タル回線上の複数オクテットのタイムスロットが連続す
るコネクション上における無音区間を検出する無音区間
検出手段と、検出された前記無音区間を使用して、非音
声データをデジタル回線上へ送出する非音声データ送出
手段と、タイムスロット単位で音声データと非音声デー
タを切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声
データ及び非音声データにデータ識別子を付与する識別
子付与手段とを備えると共に、前記コネクション上のタ
イムスロット毎に受信したデータを、音声データについ
ては前記電話機能へ、非音声データについては前記非音
声データ通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備え
たことを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項2にかかる多重通信
装置は、同じく電話機能及び非音声データ通信機能を備
えた多重通信装置であって、通信で使用されるコネクシ
ョン上の、単位時間当たりにおける音声データ及び非音
声データの各送信用タイムスロットの数とそれらの配置
を割り付けるタイムスロット割付手段と、割り付けたタ
イムスロットの数と配置に従い、音声データ及び非音声
データをデジタル回線上へ送出するデータ送出手段と、
タイムスロット単位で音声データと非音声データを切り
換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声データ及
び非音声データにデータ識別子を付与する識別子付与手
段とを備えると共に、前記コネクション上のタイムスロ
ット毎に受信したデータを、音声データについては前記
電話機能へ、非音声データについては前記非音声データ
通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備えたことを
特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項3にかかる多重通信
装置は、同じく電話機能及び非音声データ通信機能を備
えた多重通信装置であって、音声送信中に、音声データ
を送信しているタイムスロットの間に、非音声データを
送信するタイムスロットを強制的に割り込ませるように
非音声データをデジタル回線上に送出する強制データ送
出手段と、タイムスロット単位で音声データと非音声デ
ータを切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音
声データ及び非音声データにデータ識別子を付与する識
別子付与手段とを備えると共に、前記コネクション上の
タイムスロット毎に受信したデータを、音声データにつ
いては前記音声機能へ、非音声データについては前記非
音声データ通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備
えたことを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項4にかかる多重通信
装置は、複数のユーザ別の非音声データ通信機能を備え
た多重通信装置であって、前記複数のユーザ別非音声デ
ータの中の優先するものから順にデジタル回線上に送出
する優先データ送出手段と、タイムスロット単位で複数
のユーザ別の非音声データを切り換えてデジタル回線上
へ送出する際に、非音声データにユーザ別の識別子を付
与する識別子付与手段とを備えると共に、前記コネクシ
ョン上のタイムスロット毎に受信した非音声データを、
ユーザ別の前記非音声データ通信機能へに振り分けるデ
ータ振分手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】また、本発明の請求項5にかかる多重通信
装置は、請求項4記載の多重通信装置であって、前記優
先データ送出手段が、データ送出を待機する非音声デー
タの数の多いものから優先してデジタル回線上へデータ
を送出することを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明にかかる請求項1、請求項2及び請求項
3の夫々の多重通信装置には、いずれも電話機能と非音
声データを通信するための夫々の通信機能が備えられて
いる。本発明の請求項1の構成による多重通信装置によ
れば、無音区間検出手段によって、音声通信中に、呼接
続により割り当てられたデジタル回線上の複数オクテッ
トのタイムスロットが連続するコネクション上における
無音区間の検出が行われる。次に、非音声データ送出手
段によって、検出された無音区間を使用して、非音声デ
ータがデジタル回線上へ送出される。この際、即ち、タ
イムスロット単位で音声データと非音声データを切り換
えてデジタル回線上へ送出する際、識別子付与手段によ
って、音声データ及び非音声データを識別するためのデ
ータ識別子が付与される。また、受信時には、コネクシ
ョン上のタイムスロット毎に受信したデータを、データ
振分手段によって、音声データについては電話機能へ、
非音声データについては非音声データ通信機能へ振り分
けられる。
【0013】また、本発明の請求項2の構成による多重
通信装置によれば、タイムスロット割付手段によって、
予め、通信で使用されるコネクション上の、単位時間当
たりにおける音声データ及び非音声データの各送信用タ
イムスロットの数とそれらの配置が割り付けられる。次
に、データ送出手段によって、割り付けられたタイムス
ロットの数と配置に従い、音声データ及び非音声データ
がデジタル回線上へ送出される。なお、上記請求項1の
多重通信装置と同様に、識別子付与手段とデータ振分手
段とが動作する。
【0014】また、本発明の請求項3の構成による多重
通信装置によれば、強制データ送出手段によって、音声
送信中に、非音声データが、音声データを送信している
タイムスロットの間に、非音声データを送信するタイム
スロットが強制的に割り込められ、非音声データがデジ
タル回線上に送出される。なお、上記請求項1の多重通
信装置と同様に、識別子付与手段とデータ振分手段とが
動作する。
【0015】また、本発明の請求項4の構成による多重
通信装置には、複数のユーザ別の非音声データを通信す
る機能が備えられている。この多重通信装置によれば、
優先データ送出手段によって、複数のユーザ別非音声デ
ータの中の優先するものから順にデジタル回線上に送出
される。また、識別子付与手段によって、タイムスロッ
ト単位で複数のユーザ別の非音声データを切り換えてデ
ジタル回線上へ送出する際に、非音声データに対しユー
ザ別の識別子が付与される。また、データ振分手段によ
って、コネクション上のタイムスロット毎に受信した非
音声データが、ユーザ別の非音声データ通信機能へ振り
分けられる。
【0016】また、本発明の請求項5の多重通信装置に
よれば、請求項4の多重通信装置における優先度決定手
段が、データ送出を待機する非音声データの数の多いい
ものから優先してデジタル回線上に送出される。以上の
結果、デジタル回線上で、呼接続で割り当てられた、複
数オクテットのタイムスロットが連続したチャネルを使
って、音声データ、非音声データ、或いは複数のユーザ
別非音声データの多重通信が、一時に行えるようにな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる多重通信装置の実施例
を図面に従って、具体的に説明する。図1は、本発明に
かかる多重通信装置の第1の実施例の構成を示す機能ブ
ロック図である。この多重通信装置1は、送信データを
デジタル回線上に送出する送信部2と、デジタル回線か
らデータを受信する受信部3と、送信すべき音声データ
を作成する電話機能4と、伝送すべき非音声データを作
成する非音声データ通信機能5と、作成した音声及び非
音声データを識別するために識別子を付与する音声/非
音声識別付与手段6と、受信したデータを音声データと
非音声データとに振り分ける音声/非音声振分手段7
と、電話機能4における無音状態を検出する無音検出手
段11と、検出された無音状態についての送信区間に非
音声データを送信する無音区間データ送信手段12とか
ら構成されている。
【0018】各機能ブロックの動作は次のとおりであ
る。送信時において、電話機能4は、送信すべき音声デ
ータを作成して音声/非音声識別付与手段6に渡す。こ
れを受けた音声/非音声識別付与手段6は、音声データ
に音声の識別子を付与して送信部2に渡す。そして、こ
れを受けた送信部2は、音声データをデジタル回線上に
送出する。
【0019】また、受信時において、受信部3は、デジ
タル回線を通じて送信されてくるデータを受信し、音声
/非音声振分手段7に渡す。これを受けた音声/非音声
振分手段7は、識別子によって音声データと非音声デー
タに振り分け、音声データについては音声機能4に、非
音声データについては非音声データ通信機能5に振り分
ける。
【0020】また、通話中において、無音検出手段11
は、電話機能4が音声データを作成していない状態、即
ち、無音状態を検出して、無音区間データ送出手段12
に知らせる。無音区間データ送出手段12は、予め非音
声データ通信機能5から受け取っていた非音声データを
音声/非音声識別付与手段6に渡す。これを受けた音声
/非音声識別付与手段は、非音声データに非音声の識別
子を付与して送信部2に渡す。そして、これを受けた送
信部2は、非音声データをデジタル回線上に送出する。
【0021】図2は、図1に示す多重通信装置1が送信
したデータが、デジタル回線上を流れる原理を説明する
ための説明図である。この図は、左から右方向に時間の
経過を示したデジタル回線上の時間軸上を、一定の時間
間隔で割り当てられているタイムスロットを使って、送
信データ(音声データ及び非音声データ)が送信されて
ゆく様子を示している。ここでは、図中、斑点を施して
あるタイムスロットを使って音声データの送信がなさ
れ、斜線を施してあるタイムスロットを使って非音声デ
ータの送信が行われるようになっている。この結果、音
声通話中における無音区間に対応したタイムスロットを
使い、非音声データの送信が行われることになる。な
お、後述する図8及び図11についても、同様な説明図
を使用している。
【0022】図3は、図1に示す多重通信装置1におけ
る音声/非音声振り分け手段7で行われる制御内容を示
すフローチャートである。先ず、受信部3から渡される
受信メッセージを受け取り(S1)、データとデータ識
別子に分解する(S2)。そして、データ識別子が音声
識別子であるか非音声識別子であるかを検出し(S
3)、音声識別子である場合には音声データを音声機能
4に渡し(S4)、非音声識別子である場合には非音声
データを非音声データ通信機能5に渡す(S5)。な
お、図中、「注1」として入力データ及び入力元、並び
に出力データ及び出力元の表現方法を示している(他の
フローチャートにおいても同じ表現方法をとってい
る)。
【0023】図4は、図1に示す多重通信装置1におけ
る音声/非音声識別手段6で行われる制御内容を示すフ
ローチャートである。先ず、電話機能4から渡される音
声データを受け取り(S11)、データ識別子として音
声識別子を用意する(S12)。また、無音区間データ
送信手段12から渡される非音声データを受け取り(S
13)、データ識別子として非音声識別子を用意する
(S14)。続いて、受け取った各データにデータ識別
子を付与することにより、送出メッセージを作成する
(S15)。そして、送信部2に送出メッセージを渡す
(S16)。なお、図中、「注2」として送出メッセー
ジのフォーマットを示している。
【0024】図5は、図1に示す多重通信装置1におけ
る無音検出手段11で行われる制御内容を示すフローチ
ャートである。先ず、電話機能4の出力レベルが一定レ
ベル以下であるか否かを検出する(S21)。具体的に
は、アナログレベルでの電気の流れの有無を検出する方
法や、、デジタル化された後のビット列の変化を検出す
る方法等が使用される。そして、電話機能4の出力レベ
ルが一定レベル以下である場合(S21においてYes
の場合)、無音区間データ送信手段12に対し無音状態
である旨を通知する(S22)。続いて、電話機能4の
出力レベルが一定レベル以上であるか否かを検出し(S
23)、一定レベル以上である場合(S23においてY
esの場合)には、無音区間データ送信手段12に対し
有音状態である旨を通知する(S24)。
【0025】図6は、図1に示す多重通信装置1におけ
る無音区間データ送信手段11で行われる制御内容を示
すフローチャートである。先ず、無音検出手段11から
の無音通知を受け取り(S31)、また、同じく無音検
出手段11からの有音通知を受け取り(S32)、レジ
スタに各状態の書込みを行う(S33)。ここに、送信
データにつき、無音状態であるか有音状態があるかが設
定される。
【0026】一方、非音声データ通信機能5からの非音
声データを受け取り(S41)、S34で設定した送信
データの状態を参照して、無音状態であるか否かの検出
を行う(S42)。そして、無音状態である場合(S4
2においてYesの場合)には、更に、送信待ちのデー
タがあるか否かの確認を行う(S43)。送信待ちのデ
ータがある場合(S43においてYesの場合)には、
キュー(ソフトウェアで資源管理を行うためにメモリ上
に展開されるプッシュアップ式のデータ格納行列のこと
である)から該当データを取り出し(S44)、音声/
非音声識別付与手段6へデータを渡す(S45)。ま
た、無音状態でない場合(S42においてNoの場合)
には、非音声データのキューイング行う(S46)。
【0027】また、この多重通信装置1のシステム管理
部(図示せず)からの周期割り込み要求がかかった場合
には、これを受けて(S51)、上述したと同様に、S
34で設定した送信データの状態を参照して、無音状態
であるか否かの検出を行い(S52)、無音状態である
場合(S52においてYesの場合)には、更に、送信
待ちのデータがあるか否かの確認を行う(S53)。そ
して、送信待ちのデータがある場合(S53においてY
esの場合)には、キューから該当データを取り出し
(S54)、音声/非音声識別付与手段6へデータを渡
す(S55)。
【0028】図7は、本発明にかかる多重通信装置の第
2の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この多
重通信装置21は、図1に示す無音検出手段11と無音
区間データ送信手段12に代わって、スロット割付手段
13と固定データ送信手段14とが設けられている。こ
こで、スロット割付手段13は、デジタル回線との接続
時に、一定時間内における音声データ送信用スロット数
及び非音声データ送信用スロット数、並びに夫々のスロ
ットの配置を決定して、固定データ送信手段14に通知
するようになっている。また、音声機能4と非音声デー
タ通信機能5は、伝送すべきデータを発生する度に、固
定データ送信手段14に対してデータを渡すようになっ
ている。これを受けた固定データ送信手段14は、スロ
ット割付手段13が決定した夫々のスロット数とスロッ
トの配置に従い、受け取ったデータを音声/非音声識別
付与手段6に渡す。続いて、音声/非音声識別付与手段
6は、受け取ったデータに対し夫々の識別子を付与して
送信部2に渡す。そして、これを受けた送信部2は、受
け取ったデータをデジタル回線上に送出する。
【0029】図8は、図7に示す多重通信装置21が送
信したデータが、デジタル回線上を流れる原理を説明す
るための説明図である。ここでは、図で示すように、音
声データと非音声データを送信するために使用されるタ
イムスロットが、夫々2対1の割合で時間軸上に固定的
に割付られている例が示されている。通常は、音声デー
タの送信が中心となるので、スロット割付としては、音
声データ送信用スロット数が非音声データ送信用スロッ
ト数よりも少なくなるように割付けられる。
【0030】図9は、図7に示す多重通信装置21にお
ける固定データ送信手段14で行われる制御内容を示す
フローチャートである。先ず、非音声データ通信機能5
からの非音声データを受け取り(S61)、受け取った
非音声データのキューイング行う(S62)。また、こ
の多重通信装置21のシステム管理部(図示せず)から
の周期割り込み要求がかかった場合には、これを受けて
(S71)、非音声データの送出タイミングをカウント
するカウンタを加算する(S72)。そして、カウント
値によって送出タイミングとなったことを確認した場合
には(S73においてYesの場合)、送信待ちのデー
タがあるか否かの確認を行う(S74)。ここで、送信
待ちのデータがある場合(S74においてYesの場
合)には、キューから該当データを取り出して(S7
5)、音声/非音声識別付与手段6へデータを渡し(S
76)、送出タイミンイグカウンタを加算する(S7
7)。そして、カウント値が送出上限値になっていない
場合(S78においてNoの場合)には、S74の処理
に移行する。
【0031】図10は、本発明にかかる多重通信装置の
第3の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この
多重通信装置31は、図1に示す無音検出手段11と無
音区間データ送信手段12に代わって、強制データ送信
手段15が設けられている。ここでは、音声通話中であ
っても、非音声データ通信機能5でデータを発生した場
合には、発生した該データを強制的に強制データ送信手
段15に渡すようになっている。そして、強制データ送
信手段15は、受け取った非音声データを音声/非音声
識別付与手段6に渡し、ここで識別子を付与された該デ
ータは送信部2より、デジタル回線に送出される。
【0032】図11は、図10に示す多重通信装置31
が送信したデータが、デジタル回線上を流れる原理を説
明するための説明図である。図で示すように、音声通話
の途中であっても、非音声データ通信機能5で非音声デ
ータを発生した場合には、連続して使用されている音声
データ用スロットの間に、該発生データを送信するため
の非音声データ送信用スロットを割り込ますことによっ
て、両データの送信を行うようになっている。
【0033】図12は、図10に示す多重通信装置31
における強制データ送信手段15で行われる制御内容を
示すフローチャートである。先ず、非音声データ通信機
能5で発生した非音声データを受け取り(S81)、送
信待ちデータがあるか否かの確認を行い(S82)、送
信待ちのデータがある場合(S82においてYesの場
合)には、キューから該当データを取り出して(S8
3)、音声/非音声識別付与手段6へデータを渡す(S
84)。また、送信待ちのデータが無い場合(S82に
おいてNoの場合)には、そのまま受け取ったデータを
音声/非音声識別付与手段6へ渡す(S85)。
【0034】図13は、本発明にかかる多重通信装置の
第4の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この
多重通信装置41の構成は、図10に示す構成と比較さ
れるものであって、図10に示す電話機能4に代わって
非音声データ通信機能8が、また、強制データ送信手段
15に代わって高優先データ送信手段16が、音声/非
音声識別付与手段6に代わって非音声ユーザ識別付与手
段9が、そして、音声/非音声振分手段7に代わって非
音声ユーザ振分手段10が設けられている。
【0035】ここでは、電話機能4が無いために音声通
信は行われずに、各ユーザ別の非音声データの通信のみ
が行われるようになっている。そして、非音声データ通
信機能5と8は、夫々で発生した非音声データを、それ
らの優先度情報と共に高優先データ送信手段16に渡す
ようになっている。かかる優先度情報については、ユー
ザによって予め指定される場合や、アプリケーション毎
に優先度が決定される場合や、予め優先度をテーブルと
してもっている場合等がある。そこで、高優先データ送
信手段16は、受け取ったデータに付随した優先度情報
を元に、優先して送信すべき非音声データを決定して、
非音声ユーザ識別付与手段9に渡す。これを受け取った
非音声ユーザ識別付与手段9は、データにユーザ識別子
を付与して送信部2に渡し、送信部2より非音声データ
がデジタル回線に送出される。また、デジタル回線から
送信されてくるデータについては、受信部3で受信され
た後、非音声ユーザ振分手段10によって、該当するユ
ーザ別に設けられた非音声データ通信機能5或いは8に
渡すようになっている。
【0036】図14は、図13に示す多重通信装置41
における非音声ユーザ識別付与手段9で行われる制御内
容を示すフローチャートである。先ず、非音声ユーザ1
からの非音声データ(非音声データ通信機能8で発生さ
れ、高優先データ送信手段16から渡される)を受け取
り(S91)、受け取った非音声データに対しユーザ識
別子であるユーザ1を用意する(S92)。また、非音
声ユーザ2からの非音声データ(非音声データ通信機能
5で発生され、高優先データ送信手段16から渡され
る)を受け取り(S93)、受け取った非音声データに
対しユーザ識別子であるユーザ2を付与する(S9
2)。そして、受け取った各非音声データに、用意した
各ユーザ識別子を付与することにより、送出メッセージ
を作成する(S95)。続いて、作成した送出メッセー
ジを送信部2より、デジタル回線に送出する(S9
6)。なお、注として、送出メッセージのフォーマット
を示す。
【0037】図15は、図13に示す多重通信装置41
における非音声ユーザ振り分け手段10で行われる制御
内容を示すフローチャートである。先ず、受信部3で受
信したメッセージを受け取り(S101)、受信メッセ
ージをデータとユーザ識別子に分解する(S102)。
続いて、ユーザ識別子がユーザ1であるかユーザ2であ
るかを検出する(S103)。そして、ユーザ1である
と検出した場合には、非音声ユーザ1からの非音声デー
タを非音声データ通信機能8に渡す(S104)。ま
た、ユーザ2であると検出した場合には、非音声ユーザ
2からの非音声データを非音声データ通信機能5に渡す
(S104)。
【0038】図16は、図13に示す多重通信装置41
における高優先データ送信手段16で行われる制御内容
を示すフローチャートである。ここでは、非音声データ
通信機能5及び8で、高優先データ及び低優先データと
いうように、予め優先度が付与されたデータを受け取り
(S111、S112)、更に、送信待ちしているデー
タがあるか否かの確認を行う(S113)。そして、送
信待ちしているデータがある場合(S113においてY
esの場合)には、先に、高優先の送信待ちデータがあ
るか否かの確認を行う(S114)。そして、高優先の
送信待ちデータがある場合(S114においてYesの
場合)には、高優先キューからデータを取り出し(S1
15)、非音声ユーザ識別付与手段9に渡し(S11
6)、非音声ユーザ識別付与手段9にて、取り出した高
優先データにユーザ識別情報が付与される。
【0039】また、高優先の送信待ちデータがない場合
(S114においてNoの場合)には、低優先の送信待
ちデータがあるか否かの確認を行う(S117)。そし
て、低優先の送信待ちデータがある場合(S117)に
は、低優先キューからデータを取り出し(S118)、
非音声ユーザ識別付与手段9に渡し(S116)、非音
声ユーザ識別付与手段9にて、取り出した低優先データ
にユーザ識別情報が付与される。また、送信待ちしてい
るデータがない場合(S113においてNoの場合)に
は、そのままデータを非音声ユーザ識別付与手段9に渡
し(S116)、非音声ユーザ識別付与手段9にて、デ
ータにユーザ識別情報が付与される。
【0040】図17は、本発明にかかる多重通信装置の
第5の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この
多重通信装置51の構成は、図13の構成と比較される
ものである。即ち、図13に示す高優先データ送信手段
16の代わりに優先度決定送信手段17が設けられてい
る。ここでは、非音声データ通信機能5と非音声データ
通信機能8は、夫々で発生した非音声データを、優先度
決定送信手段17に渡すようになっている。そこで、優
先度決定送信手段17は、受け取った非音声データのユ
ーザ毎の送信待ちデータ数を元に優先度を決定し、優先
する非音声データをユーザ識別情報と共に非音声ユーザ
識別付与手段9に渡す。そして、ユーザ識別情報を付与
されたデータは、送信部2を通じてデジタル回線に送出
される。
【0041】図18は、図17に示す多重通信装置にお
ける優先度決定送信手段17で行われる制御内容を示す
フローチャートである。先ず、非音声データ通信機能8
及び非音声データ通信機能5からの非音声データを受け
取り(S121、S122)、送信待ちデータがあるか
否かの確認を行う(S123)。そして、送信待ちデー
タがある場合(S123においてYesの場合)には、
受け取った各非音声データの待ちデータ数を比較して、
どちらの待ちデータ数が多いかを判断し(S124)、
どちらかが多い場合には、多い方のキューからデータを
取り出し(S125)、どちらも同じである場合には、
予め決めておいた方のキューからデータを取り出す(S
126)。続いて、取り出したデータを非音声ユーザ識
別付与手段9に渡す(S127)。そして、ユーザ識別
情報を付与されたデータは、送信部2を通じてデジタル
回線に送出される。また、送信待ちしているデータがな
い場合(S123においてNoの場合)には、そのまま
データを非音声ユーザ識別付与手段9に渡し(S12
8)、非音声ユーザ識別付与手段9にて、データにユー
ザ識別情報が付与される。
【0042】なお、上述した多重通信装置の第1、第
2、第3の各実施例において、電話機能4の代わりに画
像通信機能を設け、画像通信も行い得る多重通信装置と
して構成することも可能である。また、上記第1、第
2、第3の各実施例においては電話機能4と非音声デー
タ通信機能5の二つの通信機能の組み合わせを例として
説明し、第4、第5の各実施例においては非音声データ
通信機能5と8の二つの通信機能の組み合わせを例とし
て説明したが、三つ以上の通信機能を組み合わせること
により、更に機能を高めた多重通信装置を構成すること
も可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の本発明によれば、PHP等のよう
に、TDD/TDMA通信方式を使って多重通信を行う
場合に、1つのコネクション上で、音声データ、非音声
データ、或いはユーザ別の非音声データ等の複数種類の
データを、一時に通信することが可能となり、周波数等
無線資源の有効な利用を図ることが可能となる。
【0044】即ち、本発明にかかる請求項1の多重通信
装置によれば、デジタル回線上で、呼接続により割り当
てられた、複数オクテットのタイムスロットが連続する
コネクション上における無音区間を使用して、音声デー
タの送信途中に非音声データを送信することが可能とな
る。また、本発明にかかる請求項2の多重通信装置によ
れば、予め決定した、音声データと非音声データについ
てのタイムスロットのコネクション上における割付条件
に従い、両データを送信することが可能となる。
【0045】また、本発明にかかる請求項3の多重通信
装置によれば、発生した非音声データを、音声データの
送信途中に強制的に割り込ませることが可能となる。ま
た、本発明にかかる請求項4の多重通信装置によれば、
非音声データの中の優先されるデータから順に送信する
ことが可能となる。この場合、本発明にかかる請求項5
の多重通信装置のように、送信待ちのデータ数を元にし
て送信の優先度を決定することも可能である。
【0046】このように、従来は、音声データと非音声
データの両方のデータを一時に送受信することはできな
かったが、本発明によって、一時に複数種類の情報の伝
達を行うことが可能となり、無線資源や時間の有効利用
を図ると共に、大変使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多重通信装置の第1の実施例の
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す多重通信装置1が送信したデータ
が、デジタル回線上を流れる原理を説明するための説明
図である。
【図3】図1に示す多重通信装置1における音声/非音
声振り分け手段7で行われる制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1に示す多重通信装置1における音声/非音
声識別手段6で行われる制御内容を示すフローチャート
である。
【図5】図1に示す多重通信装置1における無音検出手
段11で行われる制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図6】図1に示す多重通信装置1における無音区間デ
ータ送信手段11で行われる制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明にかかる多重通信装置の第2の実施例の
構成を示す機能ブロック図である。
【図8】図7に示す多重通信装置71が送信するデータ
が、デジタル回線上を流れる原理を説明するための説明
図である。
【図9】図7に示す多重通信装置71における固定デー
タ送信手段74で行われる制御内容を示すフローチャー
トである。
【図10】本発明にかかる多重通信装置の第3の実施例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図11】図10に示す多重通信装置101が送信する
データが、デジタル回線上を流れる原理を説明するため
の説明図である。
【図12】図10に示す多重通信装置101における強
制データ送信手段105で行われる制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明にかかる多重通信装置の第4の実施例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図14】図13に示す多重通信装置131における非
音声ユーザ識別付与手段で行われる制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図15】図13に示す多重通信装置131における非
音声ユーザ振り分け手段で行われる制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【図16】図13に示す多重通信装置131における高
優先データ送信手段で行われる制御内容を示すフローチ
ャートである。
【図17】本発明にかかる多重通信装置の第5の実施例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図18】図17に示す多重通信装置における優先度決
定送信手段で行われる制御内容を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 多重通信装置 2 送信部 3 受信部 4 電話機能 5 非音声データ通信機能 6 音声/非音声識別付与手段 7 音声/非音声振分手段 8 第2の非音声データ通信機能 9 非音声ユーザ識別付与手段 10 非音声ユーザ識別振分手段 11 無音検出手段 12 無音区間データ送信手段 13 スロット割付手段 14 固定データ送信手段 15 強制データ送信手段 16 高優先データ送信手段 17 優先度決定送信手段 21 多重通信装置 31 多重通信装置 41 多重通信装置 51 多重通信装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 多重通信装置
【特許請求の範囲】
【請求項】 電話機能及び非音声データ通信機能を備
えた多重通信装置であって、 通信で使用されるコネクション上の、単位時間当たりに
おける音声データ及び非音声データの各送信用タイムス
ロットの数とそれらの配置を割り付けるタイムスロット
割付手段と、 割り付けたタイムスロットの数と配置に従い、音声デー
タ及び非音声データをデジタル回線上へ送出するデータ
送出手段と、 タイムスロット単位で音声データと非音声データを切り
換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声データ及
び非音声データにデータ識別子を付与する識別子付与手
段とを備えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信したデー
タを、音声データについては前記電話機能へ、非音声デ
ータについては前記非音声データ通信機能へ振り分ける
データ振分手段とを備えたことを特徴とする多重通信装
置。
【請求項】 電話機能及び非音声データ通信機能を備
えた多重通信装置であって、 音声送信中に、音声データを送信しているタイムスロッ
トの間に、非音声データを送信するタイムスロットを強
制的に割り込ませるように非音声データをデジタル回線
上に送出する強制データ送出手段と、 タイムスロット単位で音声データと非音声データを切り
換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声データ及
び非音声データにデータ識別子を付与する識別子付与手
段とを備えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信したデー
タを、音声データについては前記音声機能へ、非音声デ
ータについては前記非音声データ通信機能へ振り分ける
データ振分手段とを備えたことを特徴とする多重通信装
置。
【請求項】 複数のユーザ別の非音声データ通信機能
を備えた多重通信装置であって、 前記複数のユーザ別非音声データの中の優先するものか
ら順にデジタル回線上に送出する優先データ送出手段
と、 タイムスロット単位で複数のユーザ別の非音声データを
切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、非音声デー
タにユーザ別の識別子を付与する識別子付与手段とを備
えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信した非音
声データを、ユーザ別の前記非音声データ通信機能へに
振り分けるデータ振分手段とを備えたことを特徴とする
多重通信装置。
【請求項】 請求項記載の多重通信装置であって、 前記優先データ送出手段が、データ送出を待機する非音
声データの数の多いものから優先してデジタル回線上へ
データを送出することを特徴とする多重通信装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル回線上で、呼
接続により割り当てられた、複数オクテットのタイムス
ロットが連続するチャネルを使って通信を行なう多重通
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PHP(パーソナルハンディホン)等の
デジタル携帯無線電話機では、TDD/TDMA(時分
割双方向/時分割多重アクセス)方式によるデジタル伝
送制御が行われる。即ち、送信・受信ともに同一周波数
の下で、同一伝送路(デジタル回線と言う)上にて一定
の時間間隔ごとに伝送方向が切り換えられ、送信・受信
の双方向においてデジタルデータの伝送が行われるよう
になっている。
【0003】ところで、時分割多重伝送では、マルチプ
レクサによりTDMAフレーム毎にデータの伝送が行わ
る。この場合、TDMAフレームは、上り4個、下り
4個の8個のタイムスロット(オクテット)から構成さ
れ、かかる各タイムスロットを上り下り1ペアで使用す
ることにより、別々のユーザの通信が行われるようにな
っている。そして、時間軸上に一定の周期で配された1
のユーザが使用する不連続なタイムスロットの集合のこ
とをコネクションと呼んでおり、最初の呼接続によって
設定されるようになっている。
【0004】また、PHPの場合、1タイムスロットは
625μsecと決められており、TDMAフレームの
周期が5msecとなるので、結局のところ、1ユーザ
に対し1秒間には200スロットが割当られていること
になる。更に、1タイムスロットを使用して伝送される
情報量としては240ビット分の情報であり、その内の
160ビットエリアがユーザ情報である音声データの伝
送に、また、残りのビットエリアが無線に関する各種制
御情報の伝送に割当られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たPHP等で行われる従来の時分割多重伝送方式によれ
ば、設定されたコネクションにおける上りと下りのタイ
ムスロットを使用して、音声データ或いは非音声データ
の何れかのデータについてしか伝送を行うことはできな
い。何故なら、音声データと非音声データの伝送は、異
なるコネクションを使用しないと、一時に、音声データ
と非音声データの両方のデータを伝送することはできな
い。このように、限りある周波数等の無線資源や時間の
有効活用がなされていない。
【0006】本発明はかかる現状に鑑みてなされたもの
であり、デジタル回線上で、呼接続により割り当てられ
た、複数オクテットのタイムスロットが連続するコネク
ション上で、一時に複数機能の通信を行なうことが可能
な多重通信装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1にかかる多重通信装置は、電話機
能及び非音声データ通信機能を備えた多重通信装置であ
って、音声通信中に、呼接続により割り当てられたデジ
タル回線上の複数オクテットのタイムスロットが連続す
るコネクション上における無音区間を検出する無音区間
検出手段と、検出された前記無音区間を使用して、非音
声データをデジタル回線上へ送出する非音声データ送出
手段と、タイムスロット単位で音声データと非音声デー
タを切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声
データ及び非音声データにデータ識別子を付与する識別
子付与手段とを備えると共に、前記コネクション上のタ
イムスロット毎に受信したデータを、音声データについ
ては前記電話機能へ、非音声データについては前記非音
声データ通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備え
たことを特徴としている。
【0008】また、本発明の請求項2にかかる多重通信
装置は、電話機能及び非音声データ通信機能を備えた多
重通信装置であって、呼接続により割り当てられたデジ
タル回線上の複数オクテットのタイムスロットが連続す
るコネクション上で、タイムスロット単位で、音声デー
タ及び非音声データに識別子を付与すると共に、タイム
スロット単位で該音声データ及び非音声データを切り換
えてデジタル回線上に送出するデータ切換送出手段と、
前記コネクション上のタイムスロット毎に受信したデー
タを、付与された識別子に従い、音声データについては
前記電話機能へ、非音声データについては前記非音声デ
ータ通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備えたこ
とを特徴としている。また、本発明の請求項にかかる
多重通信装置は、同じく電話機能及び非音声データ通信
機能を備えた多重通信装置であって、通信で使用される
コネクション上の、単位時間当たりにおける音声データ
及び非音声データの各送信用タイムスロットの数とそれ
らの配置を割り付けるタイムスロット割付手段と、割り
付けたタイムスロットの数と配置に従い、音声データ及
び非音声データをデジタル回線上へ送出するデータ送出
手段と、タイムスロット単位で音声データと非音声デー
タを切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声
データ及び非音声データにデータ識別子を付与する識別
子付与手段とを備えると共に、前記コネクション上のタ
イムスロット毎に受信したデータを、音声データについ
ては前記電話機能へ、非音声データについては前記非音
声データ通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備え
たことを特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項にかかる多重通信
装置は、同じく電話機能及び非音声データ通信機能を備
えた多重通信装置であって、音声送信中に、音声データ
を送信しているタイムスロットの間に、非音声データを
送信するタイムスロットを強制的に割り込ませるように
非音声データをデジタル回線上に送出する強制データ送
出手段と、タイムスロット単位で音声データと非音声デ
ータを切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音
声データ及び非音声データにデータ識別子を付与する識
別子付与手段とを備えると共に、前記コネクション上の
タイムスロット毎に受信したデータを、音声データにつ
いては前記音声機能へ、非音声データについては前記非
音声データ通信機能へ振り分けるデータ振分手段とを備
えたことを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項にかかる多重通信
装置は、複数のユーザ別の非音声データ通信機能を備え
た多重通信装置であって、前記複数のユーザ別非音声デ
ータの中の優先するものから順にデジタル回線上に送出
する優先データ送出手段と、タイムスロット単位で複数
のユーザ別の非音声データを切り換えてデジタル回線上
へ送出する際に、非音声データにユーザ別の識別子を付
与する識別子付与手段とを備えると共に、前記コネクシ
ョン上のタイムスロット毎に受信した非音声データを、
ユーザ別の前記非音声データ通信機能へに振り分けるデ
ータ振分手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】また、本発明の請求項にかかる多重通信
装置は、請求項記載の多重通信装置であって、前記優
先データ送出手段が、データ送出を待機する非音声デー
タの数の多いものから優先してデジタル回線上へデータ
を送出することを特徴としている。
【0012】
【作用】本発明にかかる請求項1〜請求項の夫々の多
重通信装置には、いずれも電話機能と非音声データを通
信するための夫々の通信機能が備えられている。本発明
の請求項1の構成による多重通信装置によれば、無音区
間検出手段によって、音声通信中に、呼接続により割り
当てられたデジタル回線上の複数オクテットのタイムス
ロットが連続するコネクション上における無音区間の検
出が行われる。次に、非音声データ送出手段によって、
検出された無音区間を使用して、非音声データがデジタ
ル回線上へ送出される。この際、即ち、タイムスロット
単位で音声データと非音声データを切り換えてデジタル
回線上へ送出する際、識別子付与手段によって、音声デ
ータ及び非音声データを識別するためのデータ識別子が
付与される。また、受信時には、コネクション上のタイ
ムスロット毎に受信したデータを、データ振分手段によ
って、音声データについては電話機能へ、非音声データ
については非音声データ通信機能へ振り分けられる。
【0013】また、本発明の請求項2の構成による多重
通信装置によれば、呼接続により割り当てられたデジタ
ル回線上の複数オクテットのタイムスロットが連続する
コネクション上で、データ切換送出手段によって、タイ
ムスロット単位で、音声データと非音声データに対して
各データを識別するための識別子が付与され、更に、タ
イムスロット単位で、該音声データと非音声データがデ
ジタル回線上に送出される。また、受信時にデータ振分
手段によって、コネクション上のタイムスロット毎に受
信したデータが、それに付与された識別子に従って、音
声データについては電話機能へ、非音声データについて
は非音声データ通信機能へ振り分けられる。また、本発
明の請求項の構成による多重通信装置によれば、タイ
ムスロット割付手段によって、予め、通信で使用される
コネクション上の、単位時間当たりにおける音声データ
及び非音声データの各送信用タイムスロットの数とそれ
らの配置が割り付けられる。次に、データ送出手段によ
って、割り付けられたタイムスロットの数と配置に従
い、音声データ及び非音声データがデジタル回線上へ送
出される。なお、上記請求項1の多重通信装置と同様
に、識別子付与手段とデータ振分手段とが動作する。
【0014】また、本発明の請求項の構成による多重
通信装置によれば、強制データ送出手段によって、音声
送信中に、非音声データが、音声データを送信している
タイムスロットの間に、非音声データを送信するタイム
スロットが強制的に割り込められ、非音声データがデジ
タル回線上に送出される。なお、上記請求項1の多重通
信装置と同様に、識別子付与手段とデータ振分手段とが
動作する。
【0015】また、本発明の請求項の構成による多重
通信装置には、複数のユーザ別の非音声データを通信す
る機能が備えられている。この多重通信装置によれば、
優先データ送出手段によって、複数のユーザ別非音声デ
ータの中の優先するものから順にデジタル回線上に送出
される。また、識別子付与手段によって、タイムスロッ
ト単位で複数のユーザ別の非音声データを切り換えてデ
ジタル回線上へ送出する際に、非音声データに対しユー
ザ別の識別子が付与される。また、データ振分手段によ
って、コネクション上のタイムスロット毎に受信した非
音声データが、ユーザ別の非音声データ通信機能へ振り
分けられる。
【0016】また、本発明の請求項の多重通信装置に
よれば、請求項の多重通信装置における優先度決定手
段が、データ送出を待機する非音声データの数の多いも
のから優先してデジタル回線上に送出される。以上の結
果、デジタル回線上で、呼接続で割り当てられた、複数
オクテットのタイムスロットが連続したチャネルを使っ
て、音声データ、非音声データ、或いは複数のユーザ別
非音声データの多重通信が、一時に行えるようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかる多重通信装置の実施例
を図面に従って、具体的に説明する。図1は、本発明に
かかる多重通信装置の第1の実施例の構成を示す機能ブ
ロック図である。この多重通信装置1は、送信データを
デジタル回線上に送出する送信部2と、デジタル回線か
らデータを受信する受信部3と、送信すべき音声データ
を作成する電話機能4と、伝送すべき非音声データを作
成する非音声データ通信機能5と、作成した音声及び非
音声データを識別するために識別子を付与する音声/非
音声識別付与手段6と、受信したデータを音声データと
非音声データとに振り分ける音声/非音声振分手段7
と、電話機能4における無音状態を検出する無音検出手
段11と、検出された無音状態についての送信区間に非
音声データを送信する無音区間データ送信手段12とか
ら構成されている。
【0018】各機能ブロックの動作は次のとおりであ
る。送信時において、電話機能4は、送信すべき音声デ
ータを作成して音声/非音声識別付与手段6に渡す。こ
れを受けた音声/非音声識別付与手段6は、音声データ
に音声の識別子を付与して送信部2に渡す。そして、こ
れを受けた送信部2は、音声データをデジタル回線上に
送出する。
【0019】また、受信時において、受信部3は、デジ
タル回線を通じて送信されてくるデータを受信し、音声
/非音声振分手段7に渡す。これを受けた音声/非音声
振分手段7は、識別子によって音声データと非音声デー
タに振り分け、音声データについては音声機能4に、非
音声データについては非音声データ通信機能5に振り分
ける。
【0020】また、通話中において、無音検出手段11
は、電話機能4が音声データを作成していない状態、即
ち、無音状態を検出して、無音区間データ送出手段12
に知らせる。無音区間データ送出手段12は、予め非音
声データ通信機能5から受け取っていた非音声データを
音声/非音声識別付与手段6に渡す。これを受けた音声
/非音声識別付与手段は、非音声データに非音声の識別
子を付与して送信部2に渡す。そして、これを受けた送
信部2は、非音声データをデジタル回線上に送出する。
【0021】図2は、図1に示す多重通信装置1が送信
したデータが、デジタル回線上を流れる原理を説明する
ための説明図である。この図は、左から右方向に時間の
経過を示したデジタル回線上の時間軸上を、一定の時間
間隔で割り当てられているタイムスロットを使って、送
信データ(音声データ及び非音声データ)が送信されて
ゆく様子を示している。ここでは、図中、斑点を施して
あるタイムスロットを使って音声データの送信がなさ
れ、斜線を施してあるタイムスロットを使って非音声デ
ータの送信が行われるようになっている。この結果、音
声通話中における無音区間に対応したタイムスロットを
使い、非音声データの送信が行われることになる。な
お、後述する図8及び図11についても、同様な説明図
を使用している。
【0022】図3は、図1に示す多重通信装置1におけ
る音声/非音声振り分け手段7で行われる制御内容を示
すフローチャートである。先ず、受信部3から渡される
受信メッセージを受け取り(S1)、データとデータ識
別子に分解する(S2)。そして、データ識別子が音声
識別子であるか非音声識別子であるかを検出し(S
3)、音声識別子である場合には音声データを音声機能
4に渡し(S4)、非音声識別子である場合には非音声
データを非音声データ通信機能5に渡す(S5)。な
お、図中、「注1」として入力データ及び入力元、並び
に出力データ及び出力元の表現方法を示している(他の
フローチャートにおいても同じ表現方法をとってい
る)。
【0023】図4は、図1に示す多重通信装置1におけ
る音声/非音声識別手段6で行われる制御内容を示すフ
ローチャートである。先ず、電話機能4から渡される音
声データを受け取り(S11)、データ識別子として音
声識別子を用意する(S12)。また、無音区間データ
送信手段12から渡される非音声データを受け取り(S
13)、データ識別子として非音声識別子を用意する
(S14)。続いて、受け取った各データにデータ識別
子を付与することにより、送出メッセージを作成する
(S15)。そして、送信部2に送出メッセージを渡す
(S16)。なお、図中、「注2」として送出メッセー
ジのフォーマットを示している。
【0024】図5は、図1に示す多重通信装置1におけ
る無音検出手段11で行われる制御内容を示すフローチ
ャートである。先ず、電話機能4の出力レベルが一定レ
ベル以下であるか否かを検出する(S21)。具体的に
は、アナログレベルでの電気の流れの有無を検出する方
法や、、デジタル化された後のビット列の変化を検出す
る方法等が使用される。そして、電話機能4の出力レベ
ルが一定レベル以下である場合(S21においてYes
の場合)、無音区間データ送信手段12に対し無音状態
である旨を通知する(S22)。続いて、電話機能4の
出力レベルが一定レベル以上であるか否かを検出し(S
23)、一定レベル以上である場合(S23においてY
esの場合)には、無音区間データ送信手段12に対し
有音状態である旨を通知する(S24)。
【0025】図6は、図1に示す多重通信装置1におけ
る無音区間データ送信手段11で行われる制御内容を示
すフローチャートである。先ず、無音検出手段11から
の無音通知を受け取り(S31)、また、同じく無音検
出手段11からの有音通知を受け取り(S32)、レジ
スタに各状態の書込みを行う(S33)。ここに、送信
データにつき、無音状態であるか有音状態があるかが設
定される。
【0026】一方、非音声データ通信機能5からの非音
声データを受け取り(S41)、S34で設定した送信
データの状態を参照して、無音状態であるか否かの検出
を行う(S42)。そして、無音状態である場合(S4
2においてYesの場合)には、更に、送信待ちのデー
タがあるか否かの確認を行う(S43)。送信待ちのデ
ータがある場合(S43においてYesの場合)には、
キュー(ソフトウェアで資源管理を行うためにメモリ上
に展開されるプッシュアップ式のデータ格納行列のこと
である)から該当データを取り出し(S44)、音声/
非音声識別付与手段6へデータを渡す(S45)。ま
た、無音状態でない場合(S42においてNoの場合)
には、非音声データのキューイング行う(S46)。
【0027】また、この多重通信装置1のシステム管理
部(図示せず)からの周期割り込み要求がかかった場合
には、これを受けて(S51)、上述したと同様に、S
34で設定した送信データの状態を参照して、無音状態
であるか否かの検出を行い(S52)、無音状態である
場合(S52においてYesの場合)には、更に、送信
待ちのデータがあるか否かの確認を行う(S53)。そ
して、送信待ちのデータがある場合(S53においてY
esの場合)には、キューから該当データを取り出し
(S54)、音声/非音声識別付与手段6へデータを渡
す(S55)。
【0028】図7は、本発明にかかる多重通信装置の第
2の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この多
重通信装置21は、図1に示した多重通信装置1と同様
に、送信部2と受信部3並びに電話機能4と非音声通信
機能5、そして音声/非音声振分手段7が備えられてい
る。また、送信側には音声/非音声切換手段60が設け
られている。ここで、音声/非音声切換手段60は、送
信時において、電話機能4からタイムスロット単位で受
け取った音声データと非音声データ通信機能5から同じ
くタイムスロット単位で受け取った非音声データの夫々
に対して、識別子を付与すると共に、夫々のデータをタ
イムスロット単位で切り換えて、次なる送信部2に渡
す。図8は、図7に示す多重通信装置21が送信したデ
ータがデジタル回線上を流れる原理を説明するための説
明図である。図で示すように、ここでは、コネクション
上にて、タイムスロット単位でもって音声データと非音
声データがその都度、送出されるようになっている。
は、本発明にかかる多重通信装置の第の実施例の構
成を示す機能ブロック図である。この多重通信装置31
は、図1に示す無音検出手段11と無音区間データ送信
手段12に代わって、スロット割付手段13と固定デー
タ送信手段14とが設けられている。ここで、スロット
割付手段13は、デジタル回線との接続時に、一定時間
内における音声データ送信用スロット数及び非音声デー
タ送信用スロット数、並びに夫々のスロットの配置を決
定して、固定データ送信手段14に通知するようになっ
ている。また、音声機能4と非音声データ通信機能5
は、伝送すべきデータを発生する度に、固定データ送信
手段14に対してデータを渡すようになっている。これ
を受けた固定データ送信手段14は、スロット割付手段
13が決定した夫々のスロット数とスロットの配置に従
い、受け取ったデータを音声/非音声識別付与手段6に
渡す。続いて、音声/非音声識別付与手段6は、受け取
ったデータに対し夫々の識別子を付与して送信部2に渡
す。そして、これを受けた送信部2は、受け取ったデー
タをデジタル回線上に送出する。
【0029】図10は、図に示す多重通信装置31
送信したデータが、デジタル回線上を流れる原理を説明
するための説明図である。ここでは、図で示すように、
音声データと非音声データを送信するために使用される
タイムスロットが、夫々2対1の割合で時間軸上に固定
的に割付られている例が示されている。通常は、音声デ
ータの送信が中心となるので、スロット割付としては、
音声データ送信用スロット数が非音声データ送信用スロ
ット数よりも少なくなるように割付けられる。
【0030】図11は、図に示す多重通信装置31
おける固定データ送信手段14で行われる制御内容を示
すフローチャートである。先ず、非音声データ通信機能
5からの非音声データを受け取り(S61)、受け取っ
た非音声データのキューイング行う(S62)。また、
この多重通信装置31のシステム管理部(図示せず)か
らの周期割り込み要求がかかった場合には、これを受け
て(S71)、非音声データの送出タイミングをカウン
トするカウンタを加算する(S72)。そして、カウン
ト値によって送出タイミングとなったことを確認した場
合には(S73においてYesの場合)、送信待ちのデ
ータがあるか否かの確認を行う(S74)。ここで、送
信待ちのデータがある場合(S74においてYesの場
合)には、キューから該当データを取り出して(S7
5)、音声/非音声識別付与手段6へデータを渡し(S
76)、送出タイミンイグカウンタを加算する(S7
7)。そして、カウント値が送出上限値になっていない
場合(S78においてNoの場合)には、S74の処理
に移行する。
【0031】図12は、本発明にかかる多重通信装置の
の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この
多重通信装置41は、図1に示す無音検出手段11と無
音区間データ送信手段12に代わって、強制データ送信
手段15が設けられている。ここでは、音声通話中であ
っても、非音声データ通信機能5でデータを発生した場
合には、発生した該データを強制的に強制データ送信手
段15に渡すようになっている。そして、強制データ送
信手段15は、受け取った非音声データを音声/非音声
識別付与手段6に渡し、ここで識別子を付与された該デ
ータは送信部2より、デジタル回線に送出される。
【0032】図13は、図12に示す多重通信装置41
が送信したデータが、デジタル回線上を流れる原理を説
明するための説明図である。図で示すように、音声通話
の途中であっても、非音声データ通信機能5で非音声デ
ータを発生した場合には、連続して使用されている音声
データ用スロットの間に、該発生データを送信するため
の非音声データ送信用スロットを割り込ますことによっ
て、両データの送信を行うようになっている。
【0033】図14は、図12に示す多重通信装置41
における強制データ送信手段15で行われる制御内容を
示すフローチャートである。先ず、非音声データ通信機
能5で発生した非音声データを受け取り(S81)、送
信待ちデータがあるか否かの確認を行い(S82)、送
信待ちのデータがある場合(S82においてYesの場
合)には、キューから該当データを取り出して(S8
3)、音声/非音声識別付与手段6へデータを渡す(S
84)。また、送信待ちのデータが無い場合(S82に
おいてNoの場合)には、そのまま受け取ったデータを
音声/非音声識別付与手段6へ渡す(S85)。
【0034】図15は、本発明にかかる多重通信装置の
の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この
多重通信装置51の構成は、図12に示す構成と比較さ
れるものであって、図12に示す電話機能4に代わって
非音声データ通信機能8が、また、強制データ送信手段
15に代わって高優先データ送信手段16が、音声/非
音声識別付与手段6に代わって非音声ユーザ識別付与手
段9が、そして、音声/非音声振分手段7に代わって非
音声ユーザ振分手段10が設けられている。
【0035】ここでは、電話機能4が無いために音声通
信は行われずに、各ユーザ別の非音声データの通信のみ
が行われるようになっている。そして、非音声データ通
信機能5と8は、夫々で発生した非音声データを、それ
らの優先度情報と共に高優先データ送信手段16に渡す
ようになっている。かかる優先度情報については、ユー
ザによって予め指定される場合や、アプリケーション毎
に優先度が決定される場合や、予め優先度をテーブルと
してもっている場合等がある。そこで、高優先データ送
信手段16は、受け取ったデータに付随した優先度情報
を元に、優先して送信すべき非音声データを決定して、
非音声ユーザ識別付与手段9に渡す。これを受け取った
非音声ユーザ識別付与手段9は、データにユーザ識別子
を付与して送信部2に渡し、送信部2より非音声データ
がデジタル回線に送出される。また、デジタル回線から
送信されてくるデータについては、受信部3で受信され
た後、非音声ユーザ振分手段10によって、該当するユ
ーザ別に設けられた非音声データ通信機能5或いは8に
渡すようになっている。
【0036】図16は、図15に示す多重通信装置51
における非音声ユーザ識別付与手段9で行われる制御内
容を示すフローチャートである。先ず、非音声ユーザ1
からの非音声データ(非音声データ通信機能8で発生さ
れ、高優先データ送信手段16から渡される)を受け取
り(S91)、受け取った非音声データに対しユーザ識
別子であるユーザ1を用意する(S92)。また、非音
声ユーザ2からの非音声データ(非音声データ通信機能
5で発生され、高優先データ送信手段16から渡され
る)を受け取り(S93)、受け取った非音声データに
対しユーザ識別子であるユーザ2を付与する(S9
2)。そして、受け取った各非音声データに、用意した
各ユーザ識別子を付与することにより、送出メッセージ
を作成する(S95)。続いて、作成した送出メッセー
ジを送信部2より、デジタル回線に送出する(S9
6)。なお、注として、送出メッセージのフォーマット
を示す。
【0037】図17は、図15に示す多重通信装置51
における非音声ユーザ振り分け手段10で行われる制御
内容を示すフローチャートである。先ず、受信部3で受
信したメッセージを受け取り(S101)、受信メッセ
ージをデータとユーザ識別子に分解する(S102)。
続いて、ユーザ識別子がユーザ1であるかユーザ2であ
るかを検出する(S103)。そして、ユーザ1である
と検出した場合には、非音声ユーザ1からの非音声デー
タを非音声データ通信機能8に渡す(S104)。ま
た、ユーザ2であると検出した場合には、非音声ユーザ
2からの非音声データを非音声データ通信機能5に渡す
(S104)。
【0038】図18は、図15に示す多重通信装置51
における高優先データ送信手段16で行われる制御内容
を示すフローチャートである。ここでは、非音声データ
通信機能5及び8で、高優先データ及び低優先データと
いうように、予め優先度が付与されたデータを受け取り
(S111、S112)、更に、送信待ちしているデー
タがあるか否かの確認を行う(S113)。そして、送
信待ちしているデータがある場合(S113においてY
esの場合)には、先に、高優先の送信待ちデータがあ
るか否かの確認を行う(S114)。そして、高優先の
送信待ちデータがある場合(S114においてYesの
場合)には、高優先キューからデータを取り出し(S1
15)、非音声ユーザ識別付与手段9に渡し(S11
6)、非音声ユーザ識別付与手段9にて、取り出した高
優先データにユーザ識別情報が付与される。
【0039】また、高優先の送信待ちデータがない場合
(S114においてNoの場合)には、低優先の送信待
ちデータがあるか否かの確認を行う(S117)。そし
て、低優先の送信待ちデータがある場合(S117)に
は、低優先キューからデータを取り出し(S118)、
非音声ユーザ識別付与手段9に渡し(S116)、非音
声ユーザ識別付与手段9にて、取り出した低優先データ
にユーザ識別情報が付与される。また、送信待ちしてい
るデータがない場合(S113においてNoの場合)に
は、そのままデータを非音声ユーザ識別付与手段9に渡
し(S116)、非音声ユーザ識別付与手段9にて、デ
ータにユーザ識別情報が付与される。
【0040】図19は、本発明にかかる多重通信装置の
の実施例の構成を示す機能ブロック図である。この
多重通信装置61の構成は、図15の構成と比較される
ものである。即ち、図13に示す高優先データ送信手段
16の代わりに優先度決定送信手段17が設けられてい
る。ここでは、非音声データ通信機能5と非音声データ
通信機能8は、夫々で発生した非音声データを、優先度
決定送信手段17に渡すようになっている。そこで、優
先度決定送信手段17は、受け取った非音声データのユ
ーザ毎の送信待ちデータ数を元に優先度を決定し、優先
する非音声データをユーザ識別情報と共に非音声ユーザ
識別付与手段9に渡す。そして、ユーザ識別情報を付与
されたデータは、送信部2を通じてデジタル回線に送出
される。
【0041】図20は、図19に示す多重通信装置61
における優先度決定送信手段17で行われる制御内容を
示すフローチャートである。先ず、非音声データ通信機
能8及び非音声データ通信機能5からの非音声データを
受け取り(S121、S122)、送信待ちデータがあ
るか否かの確認を行う(S123)。そして、送信待ち
データがある場合(S123においてYesの場合)に
は、受け取った各非音声データの待ちデータ数を比較し
て、どちらの待ちデータ数が多いかを判断し(S12
4)、どちらかが多い場合には、多い方のキューからデ
ータを取り出し(S125)、どちらも同じである場合
には、予め決めておいた方のキューからデータを取り出
す(S126)。続いて、取り出したデータを非音声ユ
ーザ識別付与手段9に渡す(S127)。そして、ユー
ザ識別情報を付与されたデータは、送信部2を通じてデ
ジタル回線に送出される。また、送信待ちしているデー
タがない場合(S123においてNoの場合)には、そ
のままデータを非音声ユーザ識別付与手段9に渡し(S
128)、非音声ユーザ識別付与手段9にて、データに
ユーザ識別情報が付与される。
【0042】なお、上述した多重通信装置の第1〜第4
の各実施例において、電話機能4の代わりに画像通信機
能を設け、画像通信も行い得る多重通信装置として構成
することも可能である。また、上記第1〜第4の各実施
例においては電話機能4と非音声データ通信機能5の二
つの通信機能の組み合わせを例として説明し、第5及び
の各実施例においては非音声データ通信機能5と8
の二つの通信機能の組み合わせを例として説明したが、
三つ以上の通信機能を組み合わせることにより、更に機
能を高めた多重通信装置を構成することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の本発明によれば、PHP等のよう
に、TDD/TDMA通信方式を使って多重通信を行う
場合に、1つのコネクション上で、音声データ、非音声
データ、或いはユーザ別の非音声データ等の複数種類の
データを、一時に通信することが可能となり、周波数等
無線資源の有効な利用を図ることが可能となる。
【0044】即ち、本発明にかかる請求項1の多重通信
装置によれば、デジタル回線上で、呼接続により割り当
てられた、複数オクテットのタイムスロットが連続する
コネクション上における無音区間を使用して、音声デー
タの送信途中に非音声データを送信することが可能とな
る。また、本発明にかかる請求項2の多重通信装置によ
れば、1つのデジタル回線上のタイムスロットごとに通
信機能を切り換えることができるので、同時に、音声デ
ータと非音声データのような別種の通信データを送信す
ることが可能となる。また、本発明にかかる請求項
多重通信装置によれば、予め決定した、音声データと非
音声データについてのタイムスロットのコネクション上
における割付条件に従い、両データを送信することが可
能となる。
【0045】また、本発明にかかる請求項の多重通信
装置によれば、発生した非音声データを、音声データの
送信途中に強制的に割り込ませることが可能となる。ま
た、本発明にかかる請求項の多重通信装置によれば、
非音声データの中の優先されるデータから順に送信する
ことが可能となる。この場合、本発明にかかる請求項
の多重通信装置のように、送信待ちのデータ数を元にし
て送信の優先度を決定することも可能である。
【0046】このように、従来は、音声データと非音声
データの両方のデータを一時に送受信することはできな
かったが、本発明によって、一時に複数種類の情報の伝
達を行うことが可能となり、無線資源や時間の有効利用
を図ると共に、大変使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多重通信装置の第1の実施例の
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示す多重通信装置1が送信したデータ
が、デジタル回線上を流れる原理を説明するための説明
図である。
【図3】図1に示す多重通信装置1における音声/非音
声振り分け手段7で行われる制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図4】図1に示す多重通信装置1における音声/非音
声識別手段6で行われる制御内容を示すフローチャート
である。
【図5】図1に示す多重通信装置1における無音検出手
段11で行われる制御内容を示すフローチャートであ
る。
【図6】図1に示す多重通信装置1における無音区間デ
ータ送信手段11で行われる制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明にかかる多重通信装置の第2の実施例の
構成を示す機能ブロック図である。
【図8】図7に示す多重通信装置21が送信したデータ
が、デジタル回線上を流れる原理を説明するための説明
図である。
【図】本発明にかかる多重通信装置の第の実施例の
構成を示す機能ブロック図である。
【図10】図に示す多重通信装置31が送信するデー
タが、デジタル回線上を流れる原理を説明するための説
明図である。
【図11】図に示す多重通信装置31における固定デ
ータ送信手段74で行われる制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図12】本発明にかかる多重通信装置の第の実施例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図13】図12に示す多重通信装置41が送信するデ
ータが、デジタル回線上を流れる原理を説明するための
説明図である。
【図14】図12に示す多重通信装置41における強制
データ送信手段105で行われる制御内容を示すフロー
チャートである。
【図15】本発明にかかる多重通信装置の第の実施例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図16】図15に示す多重通信装置51における非音
声ユーザ識別付与手段で行われる制御内容を示すフロー
チャートである。
【図17】図15に示す多重通信装置51における非音
声ユーザ振り分け手段で行われる制御内容を示すフロー
チャートである。
【図18】図15に示す多重通信装置51における高優
先データ送信手段で行われる制御内容を示すフローチャ
ートである。
【図19】本発明にかかる多重通信装置の第の実施例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図20】図19に示す多重通信装置61における優先
度決定送信手段で行われる制御内容を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 1 多重通信装置 2 送信部 3 受信部 4 電話機能 5 非音声データ通信機能 6 音声/非音声識別付与手段 7 音声/非音声振分手段 8 第2の非音声データ通信機能 9 非音声ユーザ識別付与手段 10 非音声ユーザ識別振分手段 11 無音検出手段 12 無音区間データ送信手段 13 スロット割付手段 14 固定データ送信手段 15 強制データ送信手段 16 高優先データ送信手段 17 優先度決定送信手段 21 多重通信装置 31 多重通信装置 41 多重通信装置 51 多重通信装置60 音声/非音声切換手段 61 多重通信装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図7】
【図4】
【図8】
【図5】
【図10】
【図6】
【図9】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図16】
【図18】
【図19】
【図20】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機能及び非音声データ通信機能を備
    えた多重通信装置であって、 音声通信中に、呼接続により割り当てられたデジタル回
    線上の複数オクテットのタイムスロットが連続するコネ
    クション上における無音区間を検出する無音区間検出手
    段と、 検出された前記無音区間を使用して、非音声データをデ
    ジタル回線上へ送出する非音声データ送出手段と、 タイムスロット単位で音声データと非音声データを切り
    換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声データ及
    び非音声データにデータ識別子を付与する識別子付与手
    段とを備えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信したデー
    タを、音声データについては前記電話機能へ、非音声デ
    ータについては前記非音声データ通信機能へ振り分ける
    データ振分手段とを備えたことを特徴とする多重通信装
    置。
  2. 【請求項2】 電話機能及び非音声データ通信機能を備
    えた多重通信装置であって、 通信で使用されるコネクション上の、単位時間当たりに
    おける音声データ及び非音声データの各送信用タイムス
    ロットの数とそれらの配置を割り付けるタイムスロット
    割付手段と、 割り付けたタイムスロットの数と配置に従い、音声デー
    タ及び非音声データをデジタル回線上へ送出するデータ
    送出手段と、 タイムスロット単位で音声データと非音声データを切り
    換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声データ及
    び非音声データにデータ識別子を付与する識別子付与手
    段とを備えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信したデー
    タを、音声データについては前記電話機能へ、非音声デ
    ータについては前記非音声データ通信機能へ振り分ける
    データ振分手段とを備えたことを特徴とする多重通信装
    置。
  3. 【請求項3】 電話機能及び非音声データ通信機能を備
    えた多重通信装置であって、 音声送信中に、音声データを送信しているタイムスロッ
    トの間に、非音声データを送信するタイムスロットを強
    制的に割り込ませるように非音声データをデジタル回線
    上に送出する強制データ送出手段と、 タイムスロット単位で音声データと非音声データを切り
    換えてデジタル回線上へ送出する際に、該音声データ及
    び非音声データにデータ識別子を付与する識別子付与手
    段とを備えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信したデー
    タを、音声データについては前記音声機能へ、非音声デ
    ータについては前記非音声データ通信機能へ振り分ける
    データ振分手段とを備えたことを特徴とする多重通信装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のユーザ別の非音声データ通信機能
    を備えた多重通信装置であって、 前記複数のユーザ別非音声データの中の優先するものか
    ら順にデジタル回線上に送出する優先データ送出手段
    と、 タイムスロット単位で複数のユーザ別の非音声データを
    切り換えてデジタル回線上へ送出する際に、非音声デー
    タにユーザ別の識別子を付与する識別子付与手段とを備
    えると共に、 前記コネクション上のタイムスロット毎に受信した非音
    声データを、ユーザ別の前記非音声データ通信機能へに
    振り分けるデータ振分手段とを備えたことを特徴とする
    多重通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の多重通信装置であって、 前記優先データ送出手段が、データ送出を待機する非音
    声データの数の多いものから優先してデジタル回線上へ
    データを送出することを特徴とする多重通信装置。
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