JP2006191469A - 無線基地局装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】MAINのベースバンドカードの処理時間を短縮することができる無線基地局装置を提供する。
【解決手段】呼処理制御カード11は、ユーザの呼を受け付けた場合にリソース状態をチェックしてMAINのベースバンドカード15、SUBのベースバンドカード16、17の何れにユーザを割り振るかを決定し、該当カード及び非該当カードに優先度付けに必要な情報を送信する。その後、各ベースバンドカード15〜17は、送信タイミング毎にユーザ設定情報に基づいてスケジューリングを行なう。MAINのベースバンドカード15は、自カード及び他のベースバンドカード16、17のスケジューリング結果を集計して今回のタイミングで送信すべきユーザを決定し、該当ユーザが設定されているベースバンドカードに通知する。この通知を受けたベースバンドカードは、該当ユーザに対してデータを送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】呼処理制御カード11は、ユーザの呼を受け付けた場合にリソース状態をチェックしてMAINのベースバンドカード15、SUBのベースバンドカード16、17の何れにユーザを割り振るかを決定し、該当カード及び非該当カードに優先度付けに必要な情報を送信する。その後、各ベースバンドカード15〜17は、送信タイミング毎にユーザ設定情報に基づいてスケジューリングを行なう。MAINのベースバンドカード15は、自カード及び他のベースバンドカード16、17のスケジューリング結果を集計して今回のタイミングで送信すべきユーザを決定し、該当ユーザが設定されているベースバンドカードに通知する。この通知を受けたベースバンドカードは、該当ユーザに対してデータを送信する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複数のベースバンドカードを備えた無線基地局装置に関する。
従来、ベースバンド信号により無線通信を行なう小型の無線基地局装置(BTS:Base Station Transceiver Subsystem)では、例えばユーザからの呼を処理する呼処理制御カード、無線によりデータを送受信する無線送受信カード、ベースバンド処理を行なうベースバンドカード等の各種カードを備えた構成となっている。また、このようなカード構成の無線基地局装置では、一般に、ベースバンドカードを複数備えることによって、より多くのユーザの呼を処理できるような構造になっている。
上記のように複数のベースバンドカードを備えた従来の無線基地局装置では、各ベースバンドカードがそれぞれ処理しているユーザの情報を同時に管理する必要はなかったが、今後、高速ダウンリンクパケット通信(HSDPA:High Speed Downlink Packet Access)のサービスを提供する際には、HSDPA使用ユーザの情報を一括で管理することが要求される。すなわち、HSDPAによる通信では、同一タイミングでデータを送信できるユーザ数が無線基地局装置毎に制限されており、制限数以上の複数のユーザが使用している場合には、無線の伝搬状況や再送回数等の管理情報によって優先度の高いユーザを選択してデータを送信する必要がある。このためHSDPAによる通信では、使用ユーザの情報を一括で管理する必要がある。
上記のように複数のベースバンドカードを備えた無線基地局装置において、HSDPA使用ユーザの情報を一括で管理する方式としては、従来、複数のベースバンドカードの情報を一括して管理するメインのベースバンドカードにデータを集約し、優先度付け(スケジューリング)、データ送信を行なう方式がある。
また、本発明に関連する公知技術として、要求された呼に割当てられたベースバンド信号処理を行なう複数の無線送受信カード群を備えた無線基地局装置を、要求された呼に無線送受信カードのリソースを割当てると共に、前記無線送受信カード群の使用状況を調査して設定された呼をその内容に応じて他の無線送受信カードに移動させ、無線送受信カード群のリソースを再配置して新規呼用に無線送受信カードのリソースを確保するリソース割り当て手段を含むリソース割当制御方法がある(例えば、特許文献1参照。)。
また、本発明に関連する公知技術として、通話チャネル及び制御チャネルに処理負荷に応じた重み値を定義し、各ベースバンド信号処理部に割当てられている全チャネルの処理負荷の合計(重み付け総計)を算出し、新たなチャネルを割当てる際に複数のベースバンド信号処理部の中から最も重み付け総計の低いベースバンド信号処理部を選択して新たなチャネルを割当てることにより、ベースバンド信号処理部へ処理負荷を均等に分散するようにした無線基地局装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2004−32610号公報
特開2003−9217号公報
上記従来のように複数のベースバンドカードの情報を一括して管理するメインのベースバンドカードにデータを集約し、優先度付け、データ送信を行なう方式では、情報の集計、管理を行なうメインのベースバンドカードに処理が集中してしまい、処理に時間が掛かるという問題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、メインのベースバンドカードの処理時間を短縮することができる無線基地局装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数のユーザの呼を処理する複数のベースバンドカードを備えた無線基地局装置において、前記複数のベースバンドカードの中からメインのベースバンドカードを決定し、ユーザの呼を受け付けた場合の処理を前記メイン及び他のベースバンドカードに振り分け、該他のベースバンドカードで処理した結果を前記メインのベースバンドカードで集約してデータの送信制御を行なうことを特徴とする。
本発明によれば、メインのベースバンドカードの処理を複数のベースバンドカードで分散処理することによって負荷分散が可能となり、メインのベースバンドカードの処理時間を短縮することができる。また、この処理時間の短縮により、ユーザ数の増加に対応することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access:高速ダウンリンクパケット通信)のサービスを提供するCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重化方式)小型の無線基地局装置(BTS)10に実施した場合のカード構成図を示したものである。
無線基地局装置10は、図1に示すように呼処理の制御を行なう呼処理制御カード(CPカード)11、保守監視制御を行なう保守監視カード(SVカード)12、有線伝送路処理を行なう有線伝送路処理カード(HWYカード)13、無線送受信処理を行なう無線送受信カード(TRXカード)14、ベースバンド処理を行なう複数例えば3つのベースバンドカード(BBカード(1)〜(3))15〜17、電源部(PS)18、ファン19等を備えている。
図1は、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access:高速ダウンリンクパケット通信)のサービスを提供するCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多重化方式)小型の無線基地局装置(BTS)10に実施した場合のカード構成図を示したものである。
無線基地局装置10は、図1に示すように呼処理の制御を行なう呼処理制御カード(CPカード)11、保守監視制御を行なう保守監視カード(SVカード)12、有線伝送路処理を行なう有線伝送路処理カード(HWYカード)13、無線送受信処理を行なう無線送受信カード(TRXカード)14、ベースバンド処理を行なう複数例えば3つのベースバンドカード(BBカード(1)〜(3))15〜17、電源部(PS)18、ファン19等を備えている。
上記複数のベースバンドカード15〜17は、その1つ例えばベースバンドカード15をメイン(MAIN)のカード、他のベースバンドカード16をサブ1(SUB1)、ベースバンドカード17をサブ2(SUB2)として設定する。そして、ユーザの呼を受け付けた場合の処理を各ベースバンドカード15〜17に振り分けて実行し、SUBのベースバンドカード16、17の処理結果をMAINのベースバンドカード15に集約してデータの送信制御を実行する。この場合、上記呼処理制御カード11は、HSDPAユーザの呼を受け付けた場合に、無線基地局装置10内のリソース状況をチェックし、ベースバンドカード15〜17の何れにユーザを割り振るかを決定し、該当カードに設定情報を送信する。そして、ベースバンドカード15〜17の処理結果をMAINのベースバンドカード15に集約してデータの送信制御を実行するように構成されている。
次に、上記無線基地局装置10の主要部の構成、すなわち、呼処理制御カード11、無線送受信カード14、及びベースバンドカード15〜17部分の構成について、図2に示すブロック図を参照して説明する。なお、図2において、白抜きの矢印は呼制御データ、斜線を入れた矢印はユーザデータ、縦線を入れた矢印はクラスタリングデータを示している。
次に、上記無線基地局装置10の主要部の構成、すなわち、呼処理制御カード11、無線送受信カード14、及びベースバンドカード15〜17部分の構成について、図2に示すブロック図を参照して説明する。なお、図2において、白抜きの矢印は呼制御データ、斜線を入れた矢印はユーザデータ、縦線を入れた矢印はクラスタリングデータを示している。
呼処理制御カード11は、呼制御処理部111、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モード)の制御を行なうATM制御機能部112、及びATMの交換機を構成するATMスイッチ(ATM-SW)113からなっている。上記呼制御処理部111は、呼制御データをLAN回線21によりMAINのベースバンドカード15及びSUB1のベースバンドカード16、SUB2のベースバンドカード17に送出する。
上記ATM制御機能部112は、呼制御処理部111の制御に従って動作し、呼制御データをATM回線22により上記ベースバンドカード15〜17に送出する。また、ATMスイッチ113は、ATM制御機能部112の制御に従って交換機動作を行なうもので、ATM回線22によりベースバンドカード15〜17との間でユーザデータを送受する。
また、無線送受信カード14は、無線部141を備えており、ベースバンドカード15〜17との間で、バックボード23を介してユーザデータを送受する。また、上記無線送受信カード14は、移動局に対して無線による通信動作を行なう。
上記MAINのベースバンドカード15は、ユーザ情報管理部151、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部152、ATM制御機能部153、プロトコル変換処理部154、変復調処理部155を備えている。上記ユーザ情報管理部151は、LAN回線21に接続され、呼処理制御カード11の呼制御処理部111から送られてくる呼制御データに従って動作する。また、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部152は、ユーザ情報管理部151の制御に従ってスケジューリング処理及びユーザ選択処理を実行し、クラスタリングデータをリングポート24に出力する。また、上記ATM制御機能部153はATM回線22に接続され、変復調処理部155はバックボード23に接続される。
また、SUB1のベースバンドカード16は、MAINのベースバンドカード15と同様にユーザ情報管理部161、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部162、ATM制御機能部163、プロトコル変換処理部164、変復調処理部165を備えている。
また、SUB2のサブのベースバンドカード17においても、同様にユーザ情報管理部171、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部172、ATM制御機能部173、プロトコル変換処理部174、変復調処理部175を備えている。
なお、上記無線基地局装置10は、上記のカード構成に限定されるものではなく、基地局における実現内容に応じてカード構成は適宜変更されるものである。
上記のように構成された無線基地局装置10は、複数のベースバンドカード15〜17を備えることによって、より多くのユーザの呼を処理できるようになっている。
上記HSDPAによる通信では、同一タイミングでデータを送信できるユーザ数が無線基地局装置毎に制限されており、制限数以上の複数のユーザが使用している場合には、無線の伝搬状況や再送回数等の管理情報によって優先度の高いユーザを選択してデータを送信する。
次に上記無線基地局装置10におけるHSDPAユーザの設定(登録)方法、優先度付け、及び送信ユーザ決定方法について、図3及び図4を参照して説明する。図3はベースバンドカード15〜17に対するユーザ設定(登録)方法を示すシーケンス、図4はユーザの優先度付け及び送信ユーザ決定方法を示すシーケンスである。
上記無線基地局装置10は、呼処理制御カード11がHSDPAユーザの呼を受け付けた場合、図3に示すように呼処理の制御を行なう呼処理制御カード11が無線基地局装置10内のリソース状態をチェックし(ステップA1)、ベースバンドカード15〜17の何れにユーザを割り振るかを決定し、該当カードにユーザ設定情報を送信する(ステップA2)。
図3では、呼処理制御カード11がSUB1のベースバンドカード16にユーザを割り振り、該ベースバンドカード16にユーザ設定情報を送信した場合を示している。また、上記呼処理制御カード11は、非該当カード、この場合の例ではMAINのベースバンドカード15及びSUB2のベースバンドカード17に対しても、優先度付けに必要となるユーザ設定情報、例えば無線の伝搬状況や再送回数等の管理情報を送信する(ステップA3、A4)。
上記のように呼処理制御カード11は、HSDPAユーザの呼を受け付ける毎に各ベースバンドカード15〜17に対してその処理の振り分けを行なう。
その後、MAINのベースバンドカード15は、図4に示すように送信タイミング毎に発生する呼処理制御カード11からの送信タイミング通知割込みによってSUB1のベースバンドカード16及びSUB2のベースバンドカード17にスケジューリング(優先度付け)開始要求を送出し(ステップB1、B2)、次いで、上記呼処理制御カード11からのユーザ設定情報に基づき、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部152により優先度の高い順にデータをソート、すなわち、スケジューリングを行なう(ステップB3)。このときSUB1及びSUB2のベースバンドカード16、17においても、上記スケジューリング開始要求に従って上記呼処理制御カード11からのユーザ情報に基づいて、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部162、172によりスケジューリングを行ない(ステップB4、B5)、そのスケジューリング結果をMAINのベースバンドカード15に送信する(ステップB6、B7)。
その後、MAINのベースバンドカード15は、図4に示すように送信タイミング毎に発生する呼処理制御カード11からの送信タイミング通知割込みによってSUB1のベースバンドカード16及びSUB2のベースバンドカード17にスケジューリング(優先度付け)開始要求を送出し(ステップB1、B2)、次いで、上記呼処理制御カード11からのユーザ設定情報に基づき、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部152により優先度の高い順にデータをソート、すなわち、スケジューリングを行なう(ステップB3)。このときSUB1及びSUB2のベースバンドカード16、17においても、上記スケジューリング開始要求に従って上記呼処理制御カード11からのユーザ情報に基づいて、スケジューリング処理及びユーザ選択処理部162、172によりスケジューリングを行ない(ステップB4、B5)、そのスケジューリング結果をMAINのベースバンドカード15に送信する(ステップB6、B7)。
また、上記各ベースバンドカード15〜17は、上記スケジューリング処理を行なった際、自カード内のユーザが今回のタイミングで送信ユーザに指定されることを考慮して事前に送信データを作成しておく。
上記MAINのベースバンドカード15は、自カードにおけるスケジューリング結果、及び他のベースバンドカード16、17からのスケジューリング結果を集計して今回のタイミングで送信すべきユーザを決定し(ステップB8)、該当ユーザが設定されているベースバンドカードに通知する。図4の例では、送信すべきユーザがベースバンドカード15、16に設定されている場合を示しており、MAINのベースバンドカード15からSUB1のベースバンドカード16に送信要求が送られる(ステップB9)。MAINのベースバンドカード15から送信要求を受けたSUB1のベースバンドカード16は、該当ユーザに対して無線送受信カード14を通じてデータを送信する(ステップB10)。また、MAINのベースバンドカード15においても、上記SUB1のベースバンドカード16に送信要求を送った後、該当ユーザに対して無線送受信カード14を通じてデータを送信する(ステップB11)。
以下、同様にして各ベースバンドカード15〜17のスケジューリング結果がMAINのベースバンドカード15により集計され、今回のタイミングで送信すべきユーザが決定されてHSDPAユーザへのデータ送信が行なわれる。
次に、呼処理制御カード11が各ベースバンドカード15〜17にユーザを割当てる場合の具体的な処理例について説明する。
ベースバンドカード15〜17に対するユーザの割当ては、例えばリソース数を基準として行なっている。このリソースは、サービス種別により使用ソース数が異なっている。この実施形態では、HSDPA(高速ダウンリンクパケット通信)チャンネルについて説明しているが、実際の無線基地局装置(BTS)では、音声、パケット等のサービス、例えば音声通話、テレビ電話、パケット通信等が混在した状態となっており、各サービスに対応したリソース数は、例えば図5に示すように設定されている。すなわち、各リソース数は、
音声通話が「1」
テレビ電話(AV32kbps)が「2」
テレビ電話(AV64kbps)が「4」
パケット通信(Packet下り 32bps)が「2」
パケット通信(Packet下り 64bps)が「4」
パケット通信(Packet下り 128bps)が「8」
パケット通信(Packet下り 384bps)が「16」
HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が「1」
に設定されている。
ベースバンドカード15〜17に対するユーザの割当ては、例えばリソース数を基準として行なっている。このリソースは、サービス種別により使用ソース数が異なっている。この実施形態では、HSDPA(高速ダウンリンクパケット通信)チャンネルについて説明しているが、実際の無線基地局装置(BTS)では、音声、パケット等のサービス、例えば音声通話、テレビ電話、パケット通信等が混在した状態となっており、各サービスに対応したリソース数は、例えば図5に示すように設定されている。すなわち、各リソース数は、
音声通話が「1」
テレビ電話(AV32kbps)が「2」
テレビ電話(AV64kbps)が「4」
パケット通信(Packet下り 32bps)が「2」
パケット通信(Packet下り 64bps)が「4」
パケット通信(Packet下り 128bps)が「8」
パケット通信(Packet下り 384bps)が「16」
HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)が「1」
に設定されている。
なお、テレビ電話においては、リソース状態に応じて上位装置により伝送レート(32kbps、64kbps)が指定されるが、空きがある場合は64kbpsが指定される。また、パケット通信においては、リソース状態に応じて上位装置により伝送レート(32bps、64bps、128bps、384bps、)が指定されるが、空きがある場合は384bpsが指定される。
以下、呼処理制御カード11によるベースバンドカード15、16、…に対するユーザの割当処理を図5に示すリソース数を基準として行なう場合について説明する。このベースバンドカード15、16、…に対するユーザの割当処理は、図6に示すアルゴリズムAと図7に示すアルゴリズムBによって行なわれる。なお、図6、図7は、説明を簡単にするため、2つのベースバンドカードBB−A(15)、BB−B(16)に対してユーザを割当てる場合を例として示してある。
ベースバンドカードBB−A、BB−Bに対するユーザの割当は、最初に図6に示すアルゴリズムAによる処理が実行される。呼処理制御カード11は、まず、上記図3のステップA1に示したようにリソース状態をチェックし、ユーザを割当てるベースバンドカードBB−A、BB−Bのそれぞれの未使用リソース数を取得する(ステップC1)。次いで、上記ステップC1で取得したベースバンドカードBB−A、BB−Bの未使用リソース数を比較する(ステップC2)。すなわち、ベースバンドカードBB−Aの未使用リソース数がベースバンドカードBB−Bの未使用リソース数以下であるか否かを判断する。
上記ステップC1で、ベースバンドカードBB−Aの未使用リソース数がベースバンドカードBB−Bの未使用リソース数以下であると判断された場合は、ベースバンドカードBB−Aにユーザを割当てる(ステップC3)。
また、上記ステップC1で、ベースバンドカードBB−Aの未使用リソース数がベースバンドカードBB−Bの未使用リソース数より大きいと判断された場合は、ベースバンドカードBB−Bにユーザを割当てる(ステップC4)。以上でアルゴリズムAの処理を終了する。
上記アルゴリズムAの処理を終了した後、図7に示すアルゴリズムBの処理を実行する。
呼処理制御カード11は、まず、ユーザを割当てるベースバンドカードBB−A、BB−Bのリソース状態をチェックし、それぞれの未使用リソース数及び閾値を取得する(ステップD1)。上記閾値としては、1つのサービスで必要とする最大のリソース数が設定される。上記図5に示した例では、1つのサービスで必要とする最大のリソース数が「16」となっている。
呼処理制御カード11は、まず、ユーザを割当てるベースバンドカードBB−A、BB−Bのリソース状態をチェックし、それぞれの未使用リソース数及び閾値を取得する(ステップD1)。上記閾値としては、1つのサービスで必要とする最大のリソース数が設定される。上記図5に示した例では、1つのサービスで必要とする最大のリソース数が「16」となっている。
そして、上記ステップD1で取得したベースバンドカードBB−Aの未使用リソース数と閾値とを比較して、優先度に関する第1判定を行なう(ステップD2〜D4)。
すなわち、ステップD2で、ベースバンドカードBB−Aの未使用リソース数が閾値より小さいと判断された場合は、ベースバンドカードBB−Bを優先する(ステップD3)。また、ステップD2で、ベースバンドカードBB−Aの未使用リソース数が閾値以上であると判断された場合は、ベースバンドカードBB−Aを優先する(ステップD4)。
次に、上記ステップD1で取得したベースバンドカードBB−Bの未使用リソース数と閾値とを比較して、優先度に関する第2判定を行なう(ステップD5〜D7)。すなわち、ステップD5で、ベースバンドカードBB−Bの未使用リソース数が閾値より小さいと判断された場合は、ベースバンドカードBB−Bを優先する(ステップD6)。また、ステップD5で、ベースバンドカードBB−Bの未使用リソース数が閾値以上であると判断された場合は、ベースバンドカードBB−Aを優先する(ステップD7)。
上記のように第1判定及び第2判定を行なった後、両判定結果を比較し(ステップD8)、その比較結果に基づいて最終的な優先度を決定する。すなわち、第1判定と第2判定で結果が異なる場合は、アルゴリズムAの結果に従ってベースバンドカードBB−A、BB−Bに対するユーザの割当てを決定する(ステップD9)。また、第1判定及び第2判定において、共にベースバンドカードBB−Aが優先すると判定された場合は、ベースバンドカードBB−Aにユーザを割当てる(ステップD10)。また、第1判定及び第2判定において、共にベースバンドカードBB−Bが優先すると判定された場合は、ベースバンドカードBB−Bにユーザを割当てる(ステップD11)。
図8は、リソース数が1つのサービスのみの場合のベースバンドカードBB−A、BB−Bに対するユーザ割当て例を示したものである。ユーザの割当ては、2つのベースバンドカードにまたがって設定することができないので、残りのリソースが16以上の場合には対応するベースバンドカードに最大リソース分の空き領域を確保する。
以上でベースバンドカードBB−A、BB−Bに対するユーザの割当て処理を終了する。なお、図6、図7では、2つのベースバンドカードBB−A、BB−Bに対してユーザを割当てる場合について示したが、3つ以上のベースバンドカードに対してユーザを割当てる場合においても同様にして行なうことができる。
上記実施形態で示したようにMAINのベースバンドカード15の処理を各ベースバンドカード15〜17に分散することによって負荷分散が可能となり、MAINのベースバンドカード15の処理時間を短縮することができる。また、MAINのベースバンドカード15における処理時間の短縮により、より多くのユーザを管理することが可能となる。
なお、上記実施形態では、3つのベースバンドカード15〜17を使用する場合について示したが、更に多数のベースバンドカードを用いる場合であっても、上記実施形態と同様にして実施し得るものである。
10…無線基地局装置(BTS)、11…呼処理制御カード(CPカード)、12…保守監視カード(SVカード)、13…有線伝送路処理カード(HWYカード)、14…無線送受信カード(TRXカード)、15…MAINのベースバンドカード(BBカード(1))、16、17…SUB1のベースバンドカード(BBカード(2))、17…SUB2のベースバンドカード(BBカード(3))、18…電源部(PS)、19…ファン、21…LAN回線、22…ATM回線、23…バックボード、24…リングポート、111.ATM…呼制御処理部、111…呼制御処理部、112…ATM制御機能部、113…ATMスイッチ、141…無線部、151…ユーザ情報管理部、152…ユーザ選択処理部、153…ATM制御機能部、154…プロトコル変換処理部、155…変復調処理部、161…ユーザ情報管理部、162…ユーザ選択処理部、163…ATM制御機能部、164…プロトコル変換処理部、165…変復調処理部、171…ユーザ情報管理部、172…ユーザ選択処理部、173…ATM制御機能部、174…プロトコル変換処理部、175…変復調処理部。
Claims (1)
- 複数のユーザの呼を処理する複数のベースバンドカードを備えた無線基地局装置において、前記複数のベースバンドカードの中からメインのベースバンドカードを決定し、ユーザの呼を受け付けた場合の処理を前記メイン及び他のベースバンドカードに振り分け、該他のベースバンドカードで処理した結果を前記メインのベースバンドカードで集約してデータの送信制御を行なうことを特徴とする無線基地局装置。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009246933A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-22 | Fujitsu Ltd | 移動体通信無線基地局装置および移動体通信無線基地局装置におけるデータ多重処理方法 |
EP2384045A4 (en) * | 2008-12-30 | 2016-05-25 | Zte Corp | METHOD AND SYSTEM FOR IMPLEMENTING CELL SENSORIZATION OF A BASE STATION IN AN LTE SYSTEM |
JP2017532797A (ja) * | 2014-07-15 | 2017-11-02 | アルカテル−ルーセント | 無線送受信局用のマルチボード・アーキテクチャ |
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2005
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