JPH0715362B2 - ネジ測定装置 - Google Patents

ネジ測定装置

Info

Publication number
JPH0715362B2
JPH0715362B2 JP63037409A JP3740988A JPH0715362B2 JP H0715362 B2 JPH0715362 B2 JP H0715362B2 JP 63037409 A JP63037409 A JP 63037409A JP 3740988 A JP3740988 A JP 3740988A JP H0715362 B2 JPH0715362 B2 JP H0715362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
feed
allowable
diameter
torque limiter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63037409A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01213501A (ja
Inventor
栄三 渡辺
豊治 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Manufacturing Co Ltd filed Critical Yamada Manufacturing Co Ltd
Priority to JP63037409A priority Critical patent/JPH0715362B2/ja
Publication of JPH01213501A publication Critical patent/JPH01213501A/ja
Publication of JPH0715362B2 publication Critical patent/JPH0715362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被測ネジ径が許容最小,許容最大の範囲内に
有るか否かを略同時に自動的に測定することができるネ
ジ測定装置に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、ネジの許容誤差を測定するのには、まず許容
最小径のネジゲージと許容最大径のネジゲージをその被
測ネジの中に各々挿入して、許容最小径のネジゲージが
回転可能の場合であって、且つ許容最大径のネジゲージ
が回転不能であることの2回の測定が必要とされてい
た。このような検査作業は手作業によって行われてお
り、その被測ネジ杆の被測ネジにその都度ネジゲージを
入れ、且つ回転させての作業であり、長時間にわたる
と、単純な作業であるのと、検査という精神的にも負担
がかかる作業ゆえに疲労度が増加する課題があった。さ
らに、このような手作業では、そのネジゲージを被測ネ
ジに対して常に軸心に入れることは困難を伴うものであ
り、その検査の能率化と確実性の増加が課題であった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その発明を、回転送り同期構造の送りに同
期する同速ベース板を送り方向に摺動可能に設け、該同
速ベース板に第1トルクリミッター,第2トルクリミッ
ターを並列に取り付け、その第1トルクリミッター,第
2トルクリミッターを並列に取り付け、その第1トルク
リミッター,第2トルクリミッターには、先端に許容最
小径ネジゲージ,許容最大径ネジゲージをそれぞれに1
つずつ備えた回転軸を前記送り方向と同方向に設け、該
回転軸の駆動を回転伝動装置及び前記同速ベース板を介
して前記回転送り同期構造のタップヘッドの回転且つ送
りに同期させ、許容最小径ネジゲージ,許容最大径ネジ
ゲージへの負荷トルクにて許容最小径ネジゲージ,許容
最大径ネジゲージの回転を停止可能に設け、被測ネジ径
が適正の場合には許容最大径ネジゲージのみの回転が停
止してなるネジ測定装置としたり、或いは、回転送り同
期構造の送りに同期する同速ベース板を送り方向に摺動
可能に設け、該同速ベース板に第1トルクリミッター,
第2トルクリミッターを並列にしてそれぞれの本体部を
固着し、その第1トルクリミッター,第2トルクリミッ
ターには、先端に許容最小径ネジゲージ,許容最大径ネ
ジゲージをそれぞれに1つずつ備えた回転軸を前記送り
方向と同方向に設け、該回転軸の後端に固着した主スリ
ップ体と、本体部に回転のみ可能とした回転管の後端に
固着した副スリップ体とを圧縮コイルスプリングにて弾
発接触させ、常時は回転軸の駆動を回転伝動装置及び前
記同速ベース板を介して前記回転送り同期構造のタップ
ヘッドの回転且つ送りに同期させ、許容最小径ネジゲー
ジ、許容最大径ネジゲージへの負荷トルクにて、主スリ
ップ体と、副スリップ体とを離間可能に設け、被測ネジ
径が適正の場合には、その離間にて許容最大径ネジゲー
ジのみの回転が停止してなるネジ測定装置としたことに
より、被測ネジ径が許容最小,許容最大の範囲内に有る
か否かを略同時に自動的に測定することができ、また能
率化と測定精度を格段と増加することができ、前記課題
を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第10図に基づいて説
明する。
1は平面的に見て長方形状のベースであって、該ベース
1上の左右側にベット2,2が互いに近接,離間可能に摺
動可能に蟻溝等を介して設けられている。その摺動はベ
ース1の左右端上に台座を介して油圧等のシリンダー3,
3のシリンダーロッド3a,3aの進退にて行われる。そのベ
ッド2,2の対向する側には被測ネジ杆Mの載置台4,4が設
けられている。該載置台4,4間は、被測ネジ杆Mの長さ
に相当する間隔を有する。その載置台4,4の後方で、ベ
ット2,2上に上部ベット5,5が固着されている。該上部ベ
ット5上には一側に、送りと回転とが同期したネジ加工
の回転送り同期構造Aが設けられている。具体的には、
該回転送り同期構造Aは、駆動源を内蔵し、該駆動源よ
り前側に突出してタップヘッド6が回転可能に設けら
れ、該タップヘッド6には、実施例では1軸のタップ7
が取りつけられている。該タップ7はネジ加工又は、一
度加工したものを仕上げ加工(通称ネジさらい)するも
のである。
そのタップヘッド6にはプーリ8が固着され、その回転
送り同期構造Aのタップヘッド6と送りが同じで回転し
ない送りヘッドA1に、同速ベース板9の一端が、該同速
ベース板9の長手方向と送り方向とが直交又は略直交す
るようにして挿入固着されている。該同速ベース板9の
他端側寄りには、摺動管10の軸方向がその送り方向を向
いて挿入固着され、該摺動管10は上部ベット5上に設け
た、送り方向と同方向を向くガイド杆11に挿入され、そ
の送りヘッドA1の送り同期した同速ベース板9を介して
摺動管10が摺動するように構成されている。そのガイド
杆11の両側に第1トルクリミッターB1と第2トルクリミ
ッターB2が設けられている。その第1トルクリミッター
B1と第2トルクリミッターB2とは内部構造が殆ど同一で
あるため、これらの構成部品は、第1トルクリミッター
B1には、1なる添字を、第2トルクリミッターB2には、2
なる添字をそれぞれ付することとする。さらに具体的に
は、その第1トルクリミッターB1,第2トルクリミッタ
ーB2それぞれの管状の本体部121,122が、該本体部1
21,122の軸方向とガイド杆11の軸方向とが同方向をな
して前記同速ベース板9に挿入固着されている。即ち、
第1トルクリミッターB1,第2トルクリミッターB2は並
列に取り付けられている。その第1トルクリミッター
B1,第2トルクリミッターB2の本体部121,122内には、
回転管131,132がそれぞれベアリングを介して同軸状に
内蔵され、その両端は本体部121,122の両側に突出する
ように構成されている。その第1トルクリミッターB1
第2トルクリミッターB2の回転管131、132の一端側には
プーリ141,142がそれぞれ設けられている。
また、その第1トルクリミッターB1のプーリ141は2つ
あって、その一つは前記プーリ8に対応するもので、こ
の間にベルト15が巻き掛けされている。他の一つは第2
トルクリミッターB2に設けたプーリ142との間にベルト1
6が巻き掛けされている。これによって、前記回転送り
同期構造Aのプーリ8の回転にて、第1トルクリミッタ
ーB1が回動し、且つ第2トルクリミッターB2が回動可能
に構成されている。即ち、回転送り同期構造Aの駆動に
同期して第1トルクリミッターB1と第2トルクリミッタ
ーB2とが回転伝動装置(プーリ伝動装置)にて伝動され
ている。その回転管131,132のプーリ141,142を設けた
側とは反対側に、鍔形状の副スリップ体171,172がそれ
ぞれ固着されている。該副スリップ体171,172に対応す
る釣鐘状の主スリップ体181,182が、前記回転管131,1
32端に設けられている。その主スリップ体181,182とこ
れと対応している副スリップ体171,172との間にボール
191,192が介在されている。
また、図示しないが、該ボール191,192に替えて、主ス
リップ体181,182と副スリップ体171,172との対応する
面にそれぞれ摩擦板等を設けることもある。
201,202は回転軸であって、前記回転管131,132内に回
転且つ摺動自在に設けられている。該摺動は、スラスト
玉軸受針状ころ軸受211,212及び針状ころ軸受221,222
による。その回転軸201,202の一端が前記主スリップ体
181,182の軸心箇所と固着されている。
その回転軸201,202の他端側にはネジゲージヘッド2
31,232がそれぞれ固着されている。該ネジゲージヘッ
ド231,232の先端には、許容最小径ネジゲージG1と許容
最大径ネジゲージG2とが設けられている。
また、そのネジゲージヘッド231,232とプーリ141,142
との間で回転軸201,202上に圧縮コイルスプリング2
51,252が介在され、前記主スリップ体181,182と副ス
リップ体171,172とが複数(実施例では4箇所)のボー
ル191,192を介して連結状態に構成されている。
そのネジゲージヘッド231,232は、その許容最小径ネジ
ゲージG1と許容最大径ネジゲージG2とを掴むホルダー
が、軸方向に僅かな長さ進退自由に圧縮コイルスプリン
グ等で支持されている。これは被測ネジ杆Mの被測ネジ
s内に進入するときにねじ山相互が衝突を防止してスム
ーズに許容最小径ネジゲージG1,許容最大径ネジゲージ
G2を進入させるためである。
また、前記主スリップ体181,182の周囲に4箇所設けた
ボール191,192は、副スリップ体171,172側のみが窄ま
った孔に挿入され、そのボール191,192が圧縮コイルス
プリングにて常に所定の弾発力を有するようにネジの締
めつけ構造によるピンにて押圧されている。
〔作用〕
まず、実施例の装置においては、一度ネジ加工を施した
もの(実際には、車両用ステアリングのラックピニオン
軸)を強度増加のため焼入れ処理するため、その焼入れ
後に軸自体が僅かではあるが湾曲し、これがため両端の
被測ネジsの仕上げが実際には行われる。これは通称ネ
ジさらいと称される。実際の装置では、該ネジさらい
と、加工したネジの精度が合格品であるか否かの測定が
行われている。
本発明では、そのネジさらいとは別の測定のみのものと
して主に説明すると、まず、左右の載置台4,4間に載置
固定された,2本の被測ネジ杆M,M(第1図において実線
で上側の2本)に対し、被測ネジ杆Mの長短に対応し
て、左右側のシリンダー3,3のシリンダーロッド3a,3aを
進退させて調整する。次いで、ネジ加工する回転送り同
期構造Aを駆動させると、その送りヘッドA1の送りにて
同速ベース板9がガイド杆11を介して第1トルクリミッ
ターB1、第2トルクリミッターB2が被測ネジ杆M側に摺
動する。このとき、タップヘッド6の回転且つ送りに同
期させてベルト15,16の回転にてプーリ141,142が回転
し、回転管131,132、副スリップ体171,172、主スリッ
プ体181,182、回転軸201,202を介して許容最小径ネジ
ゲージG1、許容最大径ネジゲージG2に各々回転且つ送り
がなされる。
そして、許容最小径ネジゲージG1が被測ネジ杆Mの被測
ネジsに進入せんとし、被測ネジsの内径が許容最小径
以上だとすると、その許容最小径ネジゲージG1は被測ネ
ジs内に回転且つ送りにて進入し、第1次のネジ測定は
合格とされる。また、仮に、被測ネジsの内径が許容最
小径以下だとすると、今度は、その許容最小径ネジゲー
ジG1は被測ネジs内に進入できず、負荷トルクが加わ
り、その入口箇所でその許容最小径ネジゲージG1は回転
が停止する。即ち、該許容最小径ネジゲージG1に連続し
た回転軸201及び主スリップ体181の回転が停止する。こ
の回転が停止しても第1トルクリミッターB1の本体部12
1は同速ベース板9の送りにて移動し、且つ本体部121
の回転管131、副スリップ体171も回転しつつ送りがなさ
れて移動する。すると、前記主スリップ体181は回転も
送りも停止しており、副スリップ体171が移動すると、
その主スリップ体181に対して副スリップ体171が離間し
て、これを同速ベース板9上に設けたセンサーL1にて検
出してブザーを鳴らし、その被測ネジsが不良であるこ
とを認識させる。この場合は、第1次のネジ測定で不合
格となった。
また、同速ベース板9にて同速の送りが与えられた第2
トルクリミッターB2の許容最大径ネジゲージG2が被測ネ
ジ杆Mの被測ネジsに進入せんとし、該被測ネジsの内
径が許容最大径以下だとすると、被測ネジs内に進入で
きず、負荷トルクが加わり、その入口箇所でその許容最
大径ネジゲージG2は回転が停止する。即ち、該許容最大
径ネジゲージG2に連続した回転軸202及び主スリップ体1
82の回転が停止する。この回転が停止しても第2トルク
リミッターB2の本体部122は同速ベース板9の送りにて
移動し、且つ本体部122内の回転管132、副スリップ体17
2も回転しつつ送りがなされて移動する。すると、前記
主スリップ体182は回転も送りも停止しており、副スリ
ップ体172が移動し、その主スリップ体182に対して副ス
リップ体172が離間して、これを同速ベース板9上に設
けたセンサーL2にて検出してブザーは鳴らず、第2次の
ネジ測定は合格とされる。このように、第1次,第2次
のネジ測定が合格することで初めて、被測ネジsの内径
が許容最小,許容最大の範囲内に有ることを測定でき
る。
また、被測ネジsの内径が、第1次を合格しても、許容
最大径以上だとすると、その許容最大径ネジゲージG2
被測ネジs内に回転且つ送りにて進入し、今度は主スリ
ップ体182に対して副スリップ体172が離間しないことを
センサーL2が検出してブザーを鳴らし、その被測ネジs
が不良であることを認識させる。即ち、第2次の測定で
は不良として判断できる。
なお、不良の認識は、ブザーに限定されず、認識可能な
もので、例えばランプ等を点灯させることもある。
〔発明の効果〕
請求項1の発明においては、回転送り同期構造Aの送り
に同期する同速ベース板9を送り方向に摺動可能に設
け、該同速ベース板9に第1トルクリミッターB1,第2
トルクリミッターB2を並列に取り付け、その第1トルク
リミッターB1,第2トルクリミッターB2には、先端に許
容最小径ネジゲージG1,許容最大径ネジゲージG2をそれ
ぞれ1つずつ備えた回転軸201,202を前記送り方向と同
方向に設け、該回転軸201,202の駆動を回転伝動装置及
び前記同速ベース板9を介して前記回転送り同期構造A
のタップヘッド6の回転且つ送りに同期させ、許容最小
径ネジゲージG1,許容最大径ネジゲージG2への負荷トル
クにて許容最小径ネジゲージG1,許容最大径ネジゲージ
G2の回転を停止可能に設け、被測ネジs径が適正の場合
には許容最大径ネジゲージG2のみの回転が停止してなる
ネジ測定装置としたので、まず、第1の被測ネジs径が
許容最小,許容最大の範囲内に有るか否かのネジ測定を
自動的に迅速且つ正確にできるし、第2にそのネジ測定
が簡単となり、単位時間当たりの測定数を増加させ、ひ
いては安価なる検査効果を得ることができる。
これについて詳述すると、まず、ネジ内径は、許容最小
径と許容最大径との範囲間の内径が合格品であり、この
下限,上限の許容最小径ネジゲージG1,許容最大径ネジ
ゲージG2にて、回転且つ送りに同期させた装置にて行う
ため、瞬時にその検査を完了させることができるし、そ
の下限,上限は常にネジゲージにて、一定の方向(軸心
方向)から行うものであり、従来のように手作業で行っ
ていた検査よりも格段と高精度の測定ができるし、被測
ネジ杆Mの左右を同時に行う装置では、瞬時に測定がで
きるし、作業者の疲労と検査に対する精神的負担も解除
され、さらには、単位時間当たりの検査数を増加させ、
ネジ測定に対する労務負担を軽減させることができる効
果がある。
特に、本発明では、一次,二次測定を並列にしたトルク
リミッターにて行なうため、、これが雌ねじ測定の場合
で、該雌ねじ孔深さが浅い場合にも、最大,最小径を別
々に設けために、合否の測定が確実にできるし、さら
に、一次,二次測定を並列にしたトルクリミッターにて
行なうが、これを駆動源を共用させ,且つ同期させてい
るため、一次で合格か二次で合格かを一目で判断できる
利点がある。
また、本発明では、許容最小径ネジゲージG1,許容最大
径ネジゲージG2への負荷トルクにて許容最小径ネジゲー
ジG1,許容最大径ネジゲージG2の回転を停止可能に設
け、被測ネジs径が適正の場合には許容最大径ネジゲー
ジG2のみの回転が停止してなるネジ測定装置としたの
で、被測ネジs径が許容最小径以上の場合は許容最小径
ネジゲージG1は回転して第1次合格で、且つ許容最大径
以下の場合は許容最大径ネジゲージG2の回転が停止して
第2次合格となり、許容最小径以上で許容最大径以下な
る適正範囲を略同時に測定することことが極めて迅速且
つ正確にできる。
また、本発明では、第1トルクリミッターB1,第2トル
クリミッターB2の送りを同速ベース板9を介して同期さ
せ、さらに、回転軸201,202の駆動を回転伝動装置及び
前記同速ベース板9を介して前記回転送り同期構造Aの
タップヘッド6の回転且つ送りに同期させたことで、駆
動源を共用し、極めて簡単な構成で同一の状態で許容最
小径,許容最大径の測定が可能にでき、装置をより小型
化できる利点がある。
なお、回転軸201,202の駆動を前記回転送り同期構造A
のタップヘッド6の回転且つ送りに同期させたので、そ
のタップヘッド6にタップ7を取り付けたならば、被測
ネジs箇所のネジ加工又は仕上げ加工(通称ネジさら
い)を行うことと同じ送りにてネジ測定もできる利点が
ある。
次に、請求項2の発明においては、回転送り同期構造A
の送りに同期する同速ベース板9を送り方向に摺動可能
に設け、該同速ベース板9に第1トルクリミッターB1
第2トルクリミッターB2を並列にしてそれぞれの本体部
121,122を固着し、その第1トルクリミッターB1,第2
トルクリミッターB2には、先端に許容最小径ネジゲージ
G1,許容最大径ネジゲージG2をそれぞれ1つずつ備えた
回転軸201,202を前記送り方向と同方向に設け、該回転
軸201,202の後端に固着した主スリップ体181,182と、
本体部121,122に回転のみ可能とした回転管131,132
後端に固着した副スリップ体171,172とを圧縮コイルス
プリング251,252にて弾発接触させ、常時は回転軸2
01,202の駆動を回転伝動装置及び前記同速ベース板9
を介して前記回転送り同期構造Aのタップヘッド6の回
転且つ送りに同期させ、許容最小径ネジゲージG1、許容
最大径ネジゲージG2への負荷トルクにて、主スリップ体
181,182と、副スリップ体171,172とを離間可能に設
け、被測ネジs径が適正の場合には、その離間にて許容
最大径ネジゲージG2のみの回転が停止してなるネジ測定
装置としたことにより、第1に主スリップ体181,182
副スリップ体171,172とが離間されることでその第1ト
ルクリミッターB1,第2トルクリミッターB2を高精度な
るもので長期の使用に耐えうるものにできる。
この点を詳述すると、主スリップ体181,182に連結した
先端に許容最小径ネジゲージG1,許容最大径ネジゲージ
G2を備えた回転軸201,202が停止すると、副スリップ体
171,172は送りにて移動し、主スリップ体181,182と副
スリップ体171,172との離間作用をなし、その回転軸20
1,202の駆動源が遮断されることとなり、無理のない停
止がなされ、主スリップ体181,182と副スリップ体1
71,172とのクラッチ箇所の耐久性が増加できる大きな
効果を奏する。特に、その固定することでクラッチが作
用するものではなく、離間にてクラッチが作用するもの
である。よって、許容最大径ネジゲージG2を被測ネジs
に通過させたときには、合格品の場合には、常時、離間
作用が働くがこれは装置に衝撃荷重を与えるものではな
く、耐久性は極めて良好にできる効果がある。
他の構成は請求項1の発明と同等であり、これと同様な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであって、その第1
図は本発明の平面図、第2図は第1図II-II矢視断面
図、第3図は第1トルクリミッター,第2トルクリミッ
ター箇所の要部断面とした平面図、第4図は第3図の斜
視図、第5図及び第6図は第1トルクリミッターの要部
断面図、第7図は第1トルクリミッターが被測ネジに挿
入する状態の一部断面とした平面図、第8図は許容最小
径ネジゲージが被測ネジ内に挿入される状態の一部断面
とした平面図、第9図は第1トルクリミッターが被測ネ
ジに挿入されない状態の一部断面とした平面図、第10図
は許容最小径ネジゲージが被測ネジ内に挿入されない状
態の一部断面とした平面図である。 A……回転送り同期構造、B1……第1トルクリミッタ
ー、B2……第2トルクリミッター、C1……許容最小径ネ
ジゲージ、C2……許容最大径ネジゲージ、6……タップ
ヘッド、9……同速ベース板、121,122……本体部、13
1,132……回転管、171,172……副スリップ体、181,1
82……主スリップ体、191,192……ボール、201,202
…回転軸、251,252……圧縮コイルスプリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転送り同期構造の送りに同期する同速ベ
    ース板を送り方向に摺動可能に設け、該同速ベース板に
    第1トルクリミッター,第2トルクリミッターを並列に
    取り付け、その第1トルクリミッター,第2トルクリミ
    ッターには、先端に許容最小径ネジゲージ,許容最大径
    ネジゲージをそれぞれに1つずつ備えた回転軸を前記送
    り方向と同方向に設け、該回転軸の駆動を回転伝動装置
    及び前記同速ベース板を介して前記回転送り同期構造の
    タップヘッドの回転且つ送りに同期させ、許容最小径ネ
    ジゲージ,許容最大径ネジゲージへの負荷トルクにて許
    容最小径ネジゲージ,許容最大径ネジゲージの回転を停
    止可能に設け、被測ネジ径が適正の場合には許容最大径
    ネジゲージのみの回転が停止してなることを特徴とした
    ネジ測定装置。
  2. 【請求項2】回転送り同期構造の送りに同期する同速ベ
    ース板を送り方向に摺動可能に設け、該同速ベース板に
    第1トルクリミッター,第2トルクリミッターを並列に
    してそれぞれの本体部を固着し、その第1トルクリミッ
    ター,第2トルクリミッターには、先端に許容最小径ネ
    ジゲージ,許容最大径ネジゲージをそれぞれに1つずつ
    備えた回転軸を前記送り方向と同方向に設け、該回転軸
    の後端に固着した主スリップ体と、本体部に回転のみ可
    能とした回転管の後端に固着した副スリップ体とを圧縮
    コイルスプリングにて弾発接触させ、常時は回転軸の駆
    動を回転伝動装置及び前記同速ベース板を介して前記回
    転送り同期構造のタップヘッドの回転且つ送りに同期さ
    せ、許容最小径ネジゲージ、許容最大径ネジゲージへの
    負荷トルクにて、主スリップ体と、副スリップ体とを離
    間可能に設け、被測ネジ径が適正の場合には、その離間
    にて許容最大径ネジゲージのみの回転が停止してなるこ
    とを特徴としたネジ測定装置。
JP63037409A 1988-02-22 1988-02-22 ネジ測定装置 Expired - Lifetime JPH0715362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63037409A JPH0715362B2 (ja) 1988-02-22 1988-02-22 ネジ測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63037409A JPH0715362B2 (ja) 1988-02-22 1988-02-22 ネジ測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01213501A JPH01213501A (ja) 1989-08-28
JPH0715362B2 true JPH0715362B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=12496726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63037409A Expired - Lifetime JPH0715362B2 (ja) 1988-02-22 1988-02-22 ネジ測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715362B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101236271B1 (ko) * 2011-03-14 2013-02-22 주식회사 넥스플러스 탭 가공 검사 지그 장치
CN104165765B (zh) * 2014-08-30 2017-02-22 北京工业大学 直线进给单元加速性能退化试验方法
CN109556486B (zh) * 2017-09-26 2021-01-15 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 检测装置
CN108061502B (zh) * 2017-12-06 2020-03-24 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种滑移检测机构及前风窗开口尺寸检测工装
JP6538288B1 (ja) * 2018-04-16 2019-07-03 オーエスジー株式会社 ねじゲージ
CN111397559B (zh) * 2020-06-02 2020-08-25 南京泰普森自动化设备有限公司 用于狭小空间的测量装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60153767U (ja) * 1984-03-23 1985-10-14 日本電気精器株式会社 電動ドライバ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01213501A (ja) 1989-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BRPI0812467B1 (pt) centro de esmerilhamento e método para esmerilhar simultaneamente mancais principais e mancais de haste de eixos de manivela
CN202533056U (zh) 蜗杆齿面跳动及m值检具
CN107202561B (zh) 阶梯轴跳动检测装置及检测方法
JPH0715362B2 (ja) ネジ測定装置
JPH0683957B2 (ja) 円筒研磨装置
DE2332670C3 (de) Prüfeinrichtung zur Prüfung der Ebenheit und Rechtwinkligkeit von Werkstückoberflächen
CN112326443A (zh) 一种方便调节的建筑工程用压力检测装置
CN103090826B (zh) 高塑性细长杆零件的截面测量装置
CN216484359U (zh) 一种燃气管道快速压力试验设备
JPH0792383B2 (ja) 歯車ピツチを検査する方法と装置
CN220120005U (zh) 一种曲轴生产用的弯曲度检测治具
US5361027A (en) Apparatus for non-contact dynamic inspections of a plurality of pieces
CN112432626B (zh) 一种椭圆度检测装置及检测方法
US2540961A (en) Pivot arm gear rolling fixture
JPH06508925A (ja) 円錐形部品の表面部を検査する装置
CN217913236U (zh) 一种提高齿轮加工精度的磨齿机
US2171589A (en) Involute measuring machine
CN102418637A (zh) 四冲程柴油机泵试验台凸轮曲轴信号相位模拟装置
US4489497A (en) Groove measuring gauge
CN214537821U (zh) 一种防爆电机转子转轴同轴度检测装置
US2735189A (en) bjornberg
CN112775769A (zh) 一种汽车转向系统蜗轮磨合设备
CN109556512B (zh) 一种管螺纹在件测量装置
JP5316136B2 (ja) 内面加工検査装置
KR102400193B1 (ko) 측정 치구

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term