JPH07153505A - プリント基板の接続装置 - Google Patents

プリント基板の接続装置

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JPH07153505A
JPH07153505A JP5299982A JP29998293A JPH07153505A JP H07153505 A JPH07153505 A JP H07153505A JP 5299982 A JP5299982 A JP 5299982A JP 29998293 A JP29998293 A JP 29998293A JP H07153505 A JPH07153505 A JP H07153505A
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JP
Japan
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printed circuit
circuit board
contact
connection
connector
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Application number
JP5299982A
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Inventor
Hiroyuki Kondo
博之 近藤
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続作業の容易化を図る。 【構成】 下ケース30内に複数の接続台50、60を
設け、接続台50、60の内部に接続用ターミナル10
0を収容し、接続用ターミナル100に各接続台50、
60の窓部54、64から突出する弾性接触部112、
122を設け、上ケースで下ケースの開口を閉じた際
に、プリント基板21、22をそれぞれ接続台50、6
0に押し付けて、各プリント基板21、22の端部裏面
に設けた接点部を弾性接触部112、122に接触さ
せ、この弾性接触部112、122を持った接続用ター
ミナル100を介して、プリント基板21、22間を回
路的に接続するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略平行に設置されるプ
リント基板の接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリント基板の接続装置の従来
例として、特開昭62−147673号公報に記載のも
のが知られている。図8はその例を示す分解斜視図、図
9は同接続状態を示す断面図である。図において、1は
第1のプリント基板、2は第2のプリント基板、3は第
1のプリント基板用の凹型コネクタ、4は第2のプリン
ト基板用の凸型コネクタである。
【0003】各プリント基板1、2には回路接続用のス
ルーホール(基板端子孔)5が形成され、第1のプリン
ト基板1には、第2のプリント基板用の凸型コネクタ4
のハウジングが挿入される四角いコネクタ挿入孔6が設
けられている。第1のプリント基板用の凹型コネクタ3
はU型の接続端子7を有すると共に、相手コネクタとの
接続孔8を有する。第2のプリント基板用の凸型コネク
タ2は両端が突出したI型の接続端子9を有する。
【0004】これを用いて第1のプリント基板1と第2
のプリント基板2を回路的に接続するには、まず第1の
プリント基板1に凹型コネクタ3を位置決めし、凹型コ
ネクタ3の接続端子7の突出端を、第1のプリント基板
1のスルーホール5に貫通させて半田付け固定する(半
田付け部10)。次に、第2のプリント基板2に凸型コ
ネクタ4を位置決めし、凸型コネクタ4の接続端子9の
一方の突出端を第2のプリント基板2のスルーホール5
に貫通させて半田付け固定する(半田付け部10)。そ
して、この凸型コネクタ4の他方側を、第1のプリント
基板1のコネクタ挿入孔6に貫通させた後、凸型コネク
タ4の接続端子9の他方の突出端を凹型コネクタ3の接
続孔8に挿入する。これにて、第1のプリント基板1と
第2のプリント基板2を、両コネクタ3、4の接続端子
7、9を介して接続することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
プリント基板の接続装置は、凹型と凸型の2種類のコネ
クタが必要である。第1のプリント基板1にコネクタ挿
入孔6を設けているから回路構成上の制約がある。接続
作業が面倒である等の問題があった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、2種類のコ
ネクタを用いる必要がなく、コネクタ挿入孔が不要で、
しかも接続作業の容易化を図れるプリント基板の接続装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、略平
行に設置される複数枚のプリント基板の回路間の接続を
行うプリント基板の接続装置において、端部裏面に接点
部を有する複数枚のプリント基板を、それらの板面と垂
直な方向に順次開口から挿入することにより、間隔をお
いて略平行に収容するケース本体と、このケース本体の
内部に形成され、前記プリント基板の接点部を有する端
部裏面がそれぞれ当接させられる階段状の複数の接続台
と、前記ケース本体の開口を閉塞するよう固定され、か
つ固定された状態で前記プリント基板の端部裏面を各接
続台に対して押し付ける蓋体と、前記接続台の内部に収
容され、前記プリント基板の接続すべき接点部の組に対
応して設けられた接続用ターミナルとを有し、前記接続
用ターミナルは、前記各接続台に設けられた窓部よりそ
れぞれ突出し各接続台に当接させられたプリント基板の
端部裏面の接点部と接触する複数の弾性接触部をそれぞ
れ有していることを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、略平行に設置さ
れる複数枚のプリント基板の回路間の接続を行うプリン
ト基板の接続装置において、端部裏面に接点部を有する
複数枚のプリント基板を、それらの板面に沿った方向に
スライドすることにより、間隔をおいて略平行に収容す
るケース本体と、このケース本体の内部に形成され、前
記プリント基板の接点部を有する端部裏面がそれぞれ当
接させられる複数の接続台と、前記プリント基板をケー
ス本体にスライドさせて収容する際、プリント基板を定
位置に案内し、かつプリント基板の端部裏面の接点部を
前記各接続台に対して押し付けるガイドと、前記接続台
の内部に収容され、前記プリント基板の接続すべき接点
部の組に対応して設けられた接続用ターミナルとを有
し、前記接続用ターミナルは、前記各接続台に設けられ
た窓部よりそれぞれ突出し各接続台に当接させられたプ
リント基板の端部裏面の接点部と接触する複数の弾性接
触部をそれぞれ有していることを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、略平行に設置さ
れる複数枚のプリント基板の回路間の接続を行うプリン
ト基板の接続装置において、前記各プリント基板の端部
裏面に固定され、プリント基板上の導体パターンに一端
が導通され他端側の弾性接触部がハウジングの一側面開
口部より突出する端子金具を備えたコネクタと、このコ
ネクタを固定した各プリント基板を、それらの板面と垂
直な方向に順次開口から挿入することにより、間隔をお
いて略平行に収容するケース本体と、このケース本体の
内部に形成され、各プリント基板に固定したコネクタの
前記一側面がそれぞれ当接させられる複数の接続台と、
前記ケース本体の開口を閉塞するよう固定され、かつ固
定された状態で前記接続台に一側面が当接させられたコ
ネクタを各接続台に対して押し付ける蓋体と、前記各プ
リント基板に固定されたコネクタの接続すべき端子金具
の組に対応して設けられると共に、前記接続台に埋設さ
れ、露出部分が各コネクタの端子金具の弾性接触部と接
触する接続用ターミナルとからなることを特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1の発明のプリント基板の接続装置を用
いる場合は、ケース本体の開口より複数のプリント基板
を順次ケース本体内に挿入していく。そうすると、プリ
ント基板が間隔をおいて略平行にケース本体内に収容さ
れ、この状態で各プリント基板の端部裏面に設けた接点
部が各接続台に当接する。接続台の窓部からは接続用タ
ーミナルの弾性接触部がそれぞれ突出しているので、弾
性接触部が各プリント基板の端部裏面の接点部に接触
し、接続用ターミナルによってプリント基板の接点部が
相互に電気的に接続され、それによりプリント基板間が
回路的に接続される。この状態で、ケース本体の開口を
蓋体で塞ぐと、蓋体が各プリント基板の接点部を接続台
に対して押し付けるので、確実に上記接続状態を保持す
ることができる。
【0011】また、請求項2の発明のプリント基板の接
続装置を用いる場合は、ケース本体内に複数のプリント
基板をスライドさせて収容する。そうすると、各プリン
ト基板がガイドにより定位置に案内され、間隔をおいて
平行にケース本体内に収容され、この状態で、各プリン
ト基板の端部裏面に設けた接点部が各接続台に押し付け
られる。接続台の窓部からは接続用ターミナルの弾性接
触部がそれぞれ突出しているので、弾性接触部が各プリ
ント基板の端部裏面の接点部に接触し、接続用ターミナ
ルによってプリント基板の接点部が相互に電気的に接続
され、それによりプリント基板間が回路的に接続され
る。ガイドは、各プリント基板の接点部を接続台に対し
て押し付けているので、確実に上記接続状態を保持する
ことができる。
【0012】また、請求項3の発明のプリント基板の接
続装置を用いる場合は、まずコネクタを各プリント基板
の端部裏面に配置し、コネクタの端子金具の一端をそれ
ぞれプリント基板の導体パターンに導通させる。次い
で、コネクタを固定した複数のプリント基板を、ケース
本体の開口より、順次ケース本体内に挿入していく。そ
うすると、プリント基板が間隔をおいて平行にケース本
体内に収容され、この状態で各プリント基板の端部裏面
に設けたコネクタが各接続台に当接する。接続台には接
続用ターミナルが埋設してあり、その露出部分がコネク
タの端子金具の弾性接触部に接触することにより、接続
用ターミナルおよびコネクタを介して、プリント基板間
が回路的に接続される。この状態で、ケース本体の開口
を蓋体で塞ぐと、蓋体が各プリント基板のコネクタを接
続台に対して押し付けるので、確実に上記接続状態を保
持することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1は本発明の第1実施例の外観の構成を
示す分解斜視図である。この図において、21、22は
長方形のプリント基板であり、両プリント基板21、2
2の端部裏面には、プリント基板21、22の回路同士
を電気的に接続する際に用いる接点部23がそれぞれ設
けられている。
【0015】下側のプリント基板21は、一端に矩形の
切欠25を有し、この切欠25に隣接する部分に前記接
点部23が設けられている。下側のプリント基板21
は、長方形の角にも小さな切欠26をいくつか持ってい
る。また、30は両プリント基板21、22を収容する
ための上面が開口した下ケース(ケース本体)、40は
下ケース30の上面開口を塞ぐ上ケース(蓋体)であ
る。これらは両方共、樹脂の一体成形品として構成され
ている。
【0016】下ケース30および上ケース40は四角形
の箱型のものであり、下ケース30の上面開口縁には、
上ケース40の下面開口縁の挿入側案内部42を受け入
れる受側案内部32が設けられている。そして、これら
受側案内部32と挿入側案内部42を嵌合させた状態
で、上ケース40が下ケース30に対して正しい位置関
係に位置決めされるようになっている。上下ケース3
0、40には、上ケース40で下ケース30の開口を塞
いだとき、その状態で両者をロックするためのロック部
34、44が設けられている。
【0017】また、下ケース30の内部には、上下のプ
リント基板21、22を所定の間隔をおいて水平に保持
するための受部36が設けられている。これらの受部3
6は適当な隅部に配置されており、下側プリント基板2
1の切欠26および上側プリント基板22の切欠のない
角部を利用することで、上下プリント基板21、22を
適当な間隔をおいて平行に支持し得るようになってい
る。
【0018】下ケース30の内部のプリント基板21、
22の接点部23側を収容する部分には、さらにプリン
ト基板21、22の端部を載せるための2段の接続台5
0、60が設けられている。接続台50、60は、図2
に示すように、下ケース30に一体形成されたもので、
階段状をなしており、上側の接続台60の前端面62よ
り、下側の接続台50の前端面52の方が前(ケースの
中心部側=図2中左側)に迫り出している。
【0019】両接続台50、60の中には、プリント基
板21、22の接点部23の数に対応した数の接続用タ
ーミナル100を収容するためのターミナル収容空間7
0が横一列に複数形成されている。ターミナル収容空間
70は、図3に示すように、間隔的に配した左右仕切壁
72により隣と仕切られており、下ケース30の外側壁
に開けた開口35から下ケース30の外側方に向けて開
放している。
【0020】各収容空間70は、上下仕切壁74により
上下2段の収容部76、78に区分されている。上側接
続台60および下側接続台50の上面には、それぞれ上
側収容部76および下側収容部に通じた窓部64、54
があいており、これら各窓部64、54は、載せるプリ
ント基板22、21の接点部23に対向する位置に形成
されている。
【0021】前記ターミナル収容空間70には、下ケー
ス30の外側壁に設けた開口35より接続用ターミナル
100が挿入される。接続用ターミナル100は、一枚
の金属板をプレス成形したもので、概略L字状に折れ曲
がった形をしている。ターミナル100の一方の面板1
10は前方に延び出しており、前端部上面に第1の弾性
接触部112を有している。また、第1の弾性接触部1
12の両側には、面板110の左右両側縁より起立した
起立壁114を有している。また、他方の面板120は
上方に立ち上がっており、上端部前面に、第2の弾性接
触部122を有している。各弾性接触部112、122
は、各面板110、120の先端側を内向きに湾曲させ
ることで形成されている。
【0022】このように構成された接続用ターミナル1
00は、ターミナル収容空間70内に収容された上で、
開口35を塞ぐホルダ150によって、脱落しないよう
に押さえられ、がたつきやずれを防止されている。な
お、ホルダ150の内面には、上側接続台60の上面と
一致し、プリント基板22が載る突起部152が設けら
れている。
【0023】ターミナル100は、第1の弾性接触部1
12を下段の収容部78に、また第2の弾性接触部12
2を上段の収納部76にそれぞれ挿入した状態で、第
1、第2の弾性接触部112、122の上端112a、
122aが各接続台50、60の上面の窓部54、64
からわずかに突出している。
【0024】次に作用を説明する。
【0025】上記のように構成された第1実施例の接続
装置を利用する場合は、まず、図2および図3に示すよ
うに、下ケース30のターミナル収容空間70内に接続
用ターミナル100を組み付け、ホルダ150で接続用
ターミナル100を押さえ付ける。次に、このようなサ
ブアッシー状態の下ケース30の内部に、上方から順番
に第1のプリント基板21、第2のプリント基板22を
置いていく。
【0026】プリント基板21、22は、下ケース30
の内部に収容された状態で、上下方向に所定の間隔をお
いて平行に保持され、端部が接続台50、60にそれぞ
れ載ることになる。この際、下側の第1のプリント基板
21の切欠25が、上側の接続台60と第1プリント基
板21の干渉を避ける。
【0027】そして、接続台50、60上にプリント基
板21、22が載った状態では、接続台50、60の上
面窓部54、64から接続用ターミナル100の弾性接
触部112、122が突出しているので、弾性接触部1
12、122に各プリント基板21、22の接点部23
がそれぞれ接触する。したがって、各プリント基板2
1、22の接点部23が相互に、接続用ターミナル10
0を介して導通し、両プリント基板21、22間が回路
的に接続されることになる。
【0028】この状態で、上ケース40を下ケース30
に固定して下ケース30の開口を塞ぐと、上ケース4
0、下ケース30によりプリント基板21、22が押さ
え付けられて、上記の接触状態が確実に保持されるよう
になる。
【0029】このように、下ケース30の内部にプリン
ト基板21、22を順次収容し、上ケース40で下ケー
ス30を閉じるだけで、プリント基板21、22を上下
ケース30、40で保護しながら、相互に電気的に接続
することができる。したがって、各プリント基板21、
22用のコネクタを用いる必要がなく、コネクタ挿入用
の挿入孔をプリント基板21、22に形成しておく必要
もない。
【0030】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0031】図4は本発明の第2実施例の要部構成を示
す断面図である。この第2実施例は上記第1実施例の各
接続台50、60の上側に、プリント基板21、22の
端部を挿入する隙間をあけて、それぞれガイド66、3
7を設けたものである。ガイド66、37は、プリント
基板21、22を図4の左方から右方にスライドさせた
際に、最後の段階で、プリント基板21、22の端部を
定位置に案内するものであり、下側のガイド66は、上
側接続台60の前端面62に突設され、上側のガイド3
7は、下ケース30の内側壁に突設されている。また、
これらガイド37、66の先端には、プリント基板2
1、22の端部を前記の隙間に挿入しやすくするための
斜面やアール37a、66aが設けられている。それ以
外は第1実施例と同じである。
【0032】この実施例では、プリント基板21、22
を下ケース30の内部に上方から挿入した後で、プリン
ト基板21、22をその基板面に沿った方向、ここでは
水平方向にスライドさせる。そうすると、ガイド37、
66に案内されて、プリント基板21、22の端部が接
続台50、60の上に位置決めされ、接続台50、60
の上面に突出した接続用ターミナル100の弾性接触部
112、122の上端112a、122aにプリント基
板21、22の接点部23が接触し、接続用ターミナル
100を介してプリント基板21、22が接続される。
この場合は、ガイド37、66によって、プリント基板
21、22が上に逃げないように押さえられているか
ら、上記接触状態が確実に保持される。
【0033】なお、プリント基板21、22の入れ方は
上の説明に限らない。例えば、プリント基板21、22
を斜めにして、ガイド37、66の下側に先端を引っ掛
け、その点を支点にしてプリント基板21、22を水平
に寝かせながら下ケース30内に入れるようにしてもよ
い。
【0034】また、この実施例では、上面開口の下ケー
ス30を用いた場合を示したが、側面にプリント基板2
1、22の挿入用開口を設けた下ケースを用い、側方よ
り最初から水平にプリント基板21、22をスライドさ
せるようにしてももちろんよい。
【0035】次に本発明の第3実施例を説明する。
【0036】図5は本発明の第3実施例の外観の構成を
示す分解斜視図、図6はその要部構成を示す断面図であ
る。この第3実施例は、下ケース30および上ケース4
0を用いる点では第1実施例と同じであるが、下側の第
1のプリント基板221および上側の第2のプリント基
板222の端部裏面に、共に同じ構造の基板用のコネク
タ300を設けるようにしている。図3はコネクタ30
0を裏返した構成を示している。
【0037】コネクタ300は、直方体型のハウジング
301の内部に端子金具303を収容したもので、端子
金具303の下部に設けた弾性接触部303aの下端
が、ハウジング301の下面に設けた窓部305から突
出している。また、端子金具303の上端のピン部30
3bが、ハウジング301の上面から突き出ている。
【0038】このコネクタ300は、ブラケット307
をねじ止めするなどして、各プリント基板221、22
2に連結され、その上でピン部303bを、プリント基
板221、222の導体パターンのスルーホール230
に貫通させ、半田付け(半田付け部310)することに
より、プリント基板221、222に取り付けられてい
る。
【0039】一方、下ケース30の2段の接続台25
0、260は第1実施例と異なる構成とされ、接続台2
50、260の表面近くに、コネクタ300の端子金具
303の数に対応させて、接続用ターミナル270がイ
ンサート成形によって埋設されている。この接続用ター
ミナル270は、接続台250、260上にプリント基
板221、222を載置した際に、ちょうどコネクタ3
00と対向する部分が外に露出している。この接続用タ
ーミナル270は帯板を曲げ加工したもので、下側の接
続台250の上面、上側の接続台260の前端面、上側
の接続台260の上面にかけて連続形成されている。そ
れ以外の構成は第1実施例と同じである。
【0040】次に作用を説明する。
【0041】上記のように構成された第3実施例の接続
装置を用いる場合は、まず、コネクタ300を各プリン
ト基板221、222の端部裏面に配置し、コネクタ3
00の端子金具303のピン部303bを、それぞれプ
リント基板221、222の導体パターンのスルーホー
ルに貫通させ、半田付けにより固定する。次いで、コネ
クタ300を固定したプリント基板221、222を、
下ケース30の上面開口より、順次下ケース30内に置
いていく。
【0042】そうすると、プリント基板221、222
が間隔をおいて平行に下ケース30内に収容され、この
状態で、各プリント基板221、222の端部裏面に設
けたコネクタ300が各接続台250、260に当接す
る。接続台250、260には接続用ターミナル270
が埋設され、適当位置で露出しているので、その露出部
分がコネクタ300の端子金具303の弾性接触部30
3aに接触し、接続用ターミナル270およびコネクタ
300を介して、プリント基板221、222間が回路
的に接続される。この状態で、下ケース30の開口を上
ケース40で塞ぐと、上ケース40、下ケース30によ
りプリント基板21、22が押さえ付けられて、上記の
接触状態が確実に保持されるようになる。
【0043】このように、第3実施例では、コネクタ3
00を使用するものの、同型のものを用いるので、作業
管理がしやすくなる。また、コネクタ300を用いるこ
とで下ケース30の構造が簡略化されるので、下ケース
30の成形が楽になる上、第1実施例のような下ケース
30のサブアッシー作業が必要ない。
【0044】なお、この実施例では下側の接続台260
は、図示のごとく下ケース30の底面より浮いた位置に
あるが、接続台260を下ケース30の下面と面一にし
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ケース本体内にプリント基板を順次挿入し、蓋
体を固定するだけで、複数のプリント基板間を確実に回
路的に接続することができる。したがって、接続作業が
きわめて容易であり、種類の違うコネクタ等を用意する
必要もない。また、相手コネクタを挿入するための挿入
孔等をプリント基板に設ける必要もなく、プリント基板
の回路構成上の制約も受けない。
【0046】また、請求項2の発明によれば、ケース本
体内に各プリント基板をスライドさせて収容するだけ
で、複数のプリント基板間を確実に回路的に接続するこ
とができ、請求項1の発明と同様の効果を奏することが
できる。
【0047】また、請求項3の発明によれば、各プリン
ト基板に予め同種類のコネクタを取り付けた上で、ケー
ス本体内にプリント基板を順次挿入し、蓋体を固定する
だけで、複数のプリント基板間を確実に回路的に接続す
ることができる。よって、各プリント基板にそれぞれコ
ネクタを取り付ける手間はかかるものの、同種のコネク
タを用いればすむので、作業が共通になり、面倒がなく
なる。また、相手コネクタを挿入するための挿入孔等も
プリント基板に設ける必要がない上、ケース本体側には
弾性接触部を持たない単なる板状の接続用ターミナルを
埋設しておけばよいので、請求項1の発明に比べてケー
ス本体の製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の外観を示す分解斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の要部構成を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例の要部構成を示す分解斜視
図である。
【図4】本発明の第2実施例の要部構成を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の第3実施例の外観を示す分解斜視図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例の要部構成を示す断面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例の要部構成を示す分解斜視
図である。
【図8】従来例の分解斜視図である。
【図9】従来例の要部構成を示す断面図である。
【符号の説明】
21,22 プリント基板 23 接点部 30 下ケース(ケース本体) 37,66 ガイド 40 上ケース(蓋体) 50,60,250,260 接続台 54,64 窓部 100,270 接続用ターミナル 112,122 弾性接触部 300 コネクタ 303 端子金具 303a 弾性接触部 303b ピン部(一端) 305 一側面の窓部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行に設置される複数枚のプリント基
    板の回路間の接続を行うプリント基板の接続装置におい
    て、 端部裏面に接点部を有する複数枚のプリント基板を、そ
    れらの板面と垂直な方向に順次開口から挿入することに
    より、間隔をおいて略平行に収容するケース本体と、 このケース本体の内部に形成され、前記プリント基板の
    接点部を有する端部裏面がそれぞれ当接させられる階段
    状の複数の接続台と、 前記ケース本体の開口を閉塞するよう固定され、かつ固
    定された状態で前記プリント基板の端部裏面を各接続台
    に対して押し付ける蓋体と、 前記接続台の内部に収容され、前記プリント基板の接続
    すべき接点部の組に対応して設けられた接続用ターミナ
    ルとを有し、 前記接続用ターミナルは、前記各接続台に設けられた窓
    部よりそれぞれ突出し各接続台に当接させられたプリン
    ト基板の端部裏面の接点部と接触する複数の弾性接触部
    をそれぞれ有していることを特徴とするプリント基板の
    接続装置。
  2. 【請求項2】 略平行に設置される複数枚のプリント基
    板の回路間の接続を行うプリント基板の接続装置におい
    て、 端部裏面に接点部を有する複数枚のプリント基板を、そ
    れらの板面に沿った方向にスライドすることにより、間
    隔をおいて略平行に収容するケース本体と、 このケース本体の内部に形成され、前記プリント基板の
    接点部を有する端部裏面がそれぞれ当接させられる複数
    の接続台と、 前記プリント基板をケース本体にスライドさせて収容す
    る際、プリント基板を定位置に案内し、かつプリント基
    板の端部裏面の接点部を前記各接続台に対して押し付け
    るガイドと、 前記接続台の内部に収容され、前記プリント基板の接続
    すべき接点部の組に対応して設けられた接続用ターミナ
    ルとを有し、 前記接続用ターミナルは、前記各接続台に設けられた窓
    部よりそれぞれ突出し各接続台に当接させられたプリン
    ト基板の端部裏面の接点部と接触する複数の弾性接触部
    をそれぞれ有していることを特徴とするプリント基板の
    接続装置。
  3. 【請求項3】 略平行に設置される複数枚のプリント基
    板の回路間の接続を行うプリント基板の接続装置におい
    て、 前記各プリント基板の端部裏面に固定され、プリント基
    板上の導体パターンに一端が導通され他端側の弾性接触
    部がハウジングの一側面開口部より突出する端子金具を
    備えたコネクタと、 このコネクタを固定した各プリント基板を、それらの板
    面と垂直な方向に順次開口から挿入することにより、間
    隔をおいて略平行に収容するケース本体と、 このケース本体の内部に形成され、各プリント基板に固
    定したコネクタの前記一側面がそれぞれ当接させられる
    複数の接続台と、 前記ケース本体の開口を閉塞するよう固定され、かつ固
    定された状態で前記接続台に一側面が当接させられたコ
    ネクタを各接続台に対して押し付ける蓋体と、 前記各プリント基板に固定されたコネクタの接続すべき
    端子金具の組に対応して設けられると共に、前記接続台
    に埋設され、露出部分が各コネクタの端子金具の弾性接
    触部と接触する接続用ターミナルとからなることを特徴
    とするプリント基板の接続装置。
JP5299982A 1993-11-30 1993-11-30 プリント基板の接続装置 Pending JPH07153505A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014083952A1 (ja) * 2012-11-28 2014-06-05 シャープ株式会社 構造体
JPWO2020178989A1 (ja) * 2019-03-05 2021-03-11 三菱電機株式会社 プリント基板の接続構造および端子台

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