JPH0715345B2 - 海水冷却装置の制御方法 - Google Patents

海水冷却装置の制御方法

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JPH0715345B2
JPH0715345B2 JP31768892A JP31768892A JPH0715345B2 JP H0715345 B2 JPH0715345 B2 JP H0715345B2 JP 31768892 A JP31768892 A JP 31768892A JP 31768892 A JP31768892 A JP 31768892A JP H0715345 B2 JPH0715345 B2 JP H0715345B2
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seawater
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temperature
heat exchanger
cooling device
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英穂 村上
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英穂 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は漁業関係で使用される海
水冷却装置の機器配置、及び制御にかかわるものであ
る。低温海水は活魚や稚貝の新陳代謝のレベルを低く押
さえ、鮮度を維持させたり、輸送時の歩留まりを向上さ
せるために使用される。また、現在、捕獲した魚の洗浄
は水道水で行なわれる場合が多いが、浸透圧の関係で魚
体に水分が浸透し味が落ちるという点や鮮度が落ちる等
の点から問題があり、簡便に入手できる低温海水が望ま
れている。
【従来の技術】低温の海水を得る方法として従来用いら
れてきた方法は冷凍庫で海水氷を作りそれを砕いてその
まま用いたり、汲み上げた海水中に投じて温度を下げる
ことが広く行われている。また、最近では冷凍機を用
い、海水を熱交換器内に通して即時的に低温海水を造る
方法が取られるようになってきた。
【発明が解決しようとする課題】冷凍庫で海水氷を造る
方法は、氷を造るのに通常2日くらい要するので機動的
でないこと、また塩分で冷凍庫の腐食が早いという欠点
がある。冷凍機を用い海水を熱交換器内を通す方法は、
現在、単段の熱交換器で行われているために、熱交換器
内の海水の凍結という問題から5℃以下の海水を得るこ
とが難しいという問題がある。また今までの装置では設
定温度に対して変動の幅が大きいという欠点がある。さ
らに,従来の装置では熱交換器内で海水が凍結した場
合,熱交換器全体を交換しなければならないので修理費
用が高く付くという問題がある。
【課題を解決するための手段】本発明では熱交換器を複
数段とし、それらを直列に連結する。各段の熱交換器の
海水出口温度を温度センサーで検出し、設定値と比較し
て必要に応じて冷媒を遮断するというフィードバック制
御を各段ごとに行う。また各熱交換器内で凍結を起こさ
ないように制御を行う。
【作用】熱交換器を多段にすることにより一段当たりの
海水温度降下幅を小さくすることができる上に、各段の
出口で設定値との比較を行い、設定値より低くなったと
きは即座にフィードバックをかけるので設定温度からの
誤差を小さくすることが出来る。また、各段の海水出口
温度が0℃以下になった場合は当段以前の全ての段にフ
ィードバックをかけるので熱交換器内の凍結に対して安
全である。
【実施例】第1図は本発明において4段の熱交換部を有
する場合の海水冷却装置の制御フロー図である。海水は
ポンプ1で熱交換部に送られ、4段の二重管式の熱交換
器2を通過する間に冷却される。二重管式熱交換器2に
は冷媒用配管をそれぞれ独立に配管する。冷媒配管の入
口にそれぞれ電磁弁3を設けておき、それぞれの二重管
式熱交換器2への冷媒の流入遮断を独立に行えるように
する。各段の熱交換器2の出口には温度センサーを含む
温度調節器4を設けておき、設定された温度以下になる
と電磁弁3を遮断するように制御させる。各段の出口の
温度調節器4の設定温度は例えば最終海水出口温度を2
℃とした場合は海水入口温度にもよるが第1段は8℃、
第2段は6℃、第3段は3℃、第4段は2℃程度とす
る。また、それと同時に、各段の出口で0℃を設定し、
さらに、第4段では−1℃も設定しておく。また海水流
路には流量計5を設けておく。海水出口温度のコントロ
ールは以下のように行なわせる。各段出口温度がその段
の温度調節器4の設定値より低下した場合は温度調節器
4はその段の冷媒流を制御する電磁弁3を遮断する信号
を送る。また0℃以下の温度を検出したときは当段ばか
りでなく、それ以前の全ての段の電磁弁3を遮断する信
号を送る。第4段目で−1℃を検出した場合は冷凍機6
本体を止める信号を送る。また、流量が設定値以下にな
ったときも冷凍機6を止める信号を送る。さらに、ポン
プ故障の場合も冷凍機6を止める信号を送る。
【発明の効果】本発明は以上のように、熱交換器を多段
にしてそれぞれの段の温度降下幅を小さくするととも
に、それぞれの段の出口で海水温度を検出し、設定値以
下になった場合はすぐに当段の冷媒の流入を遮断するの
で最終海水出口温度の制御精度を高めることが出来ると
いう効果がある。さらに、各段の海水出口温度が0℃以
下になったときは当段以前の全ての段の熱交換器にはい
る冷媒を遮断したり,最終海水出口温度が−1℃以下に
なったときや海水流量が一定値以下になったとき及び何
らかの原因でポンプが作動しなくなったときは冷凍機自
体を停止するなど海水の熱交機器内での凍結防止対策が
万全であるので、従来の海水冷却装置では凍結を招き達
成することができなかった最終海水出口温度2℃迄、安
定的に冷却できるようになった。また、本発明の制御は
基本的に単純なオンオフ制御であるので、制御部のコス
トが安く、保守・操作共に容易であるという特長があ
る。さらに、万一、海水が熱交換器内で凍ってしまった
場合もその段の熱交換器だけを交換すれば良いので修理
費用が安く付くという特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機器・制御フローである。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 熱交換器 3 電磁弁 4 温度調節器 5 流量計 6 冷凍機 7 膨張弁 8 逆止弁 9 止弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数段の直列に連結した二重管式熱交換器2を有する海
    水冷却装置において、各熱交換器2間の海水連絡管に温
    度センサーを含む温度調節器4をそれぞれ配置し、海水
    温度が各設定値以下の温度になったらその段の熱交換器
    2に流入する冷媒を電磁弁3で遮断し、さらに、0℃以
    下になったら当段以前の全ての段の熱交換器2への冷媒
    の流入を電磁弁3で遮断するようにした海水冷却装置の
    制御方法。
JP31768892A 1992-10-14 1992-10-14 海水冷却装置の制御方法 Expired - Lifetime JPH0715345B2 (ja)

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JPH06129746A JPH06129746A (ja) 1994-05-13
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