JPH0715307Y2 - 応急対策ケーブルの端末接地装置 - Google Patents

応急対策ケーブルの端末接地装置

Info

Publication number
JPH0715307Y2
JPH0715307Y2 JP1988110097U JP11009788U JPH0715307Y2 JP H0715307 Y2 JPH0715307 Y2 JP H0715307Y2 JP 1988110097 U JP1988110097 U JP 1988110097U JP 11009788 U JP11009788 U JP 11009788U JP H0715307 Y2 JPH0715307 Y2 JP H0715307Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grounding
screw rod
clamp
terminal
cable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988110097U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0233529U (ja
Inventor
諒一 小島
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 昭和電線電纜株式会社 filed Critical 昭和電線電纜株式会社
Priority to JP1988110097U priority Critical patent/JPH0715307Y2/ja
Publication of JPH0233529U publication Critical patent/JPH0233529U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0715307Y2 publication Critical patent/JPH0715307Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cable Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、配電線路や変電所等の事故時及び工事作業中
の停電を回避する場合等に仮配線される応急対策ケーブ
ルの端末を接地するための装置に関する。
(従来の技術) 応急対策ケーブルは非常時に用いられるので、迅速に延
線し得ることが要求される。このため、この種のケーブ
ルでは、従来、端末で露出している遮蔽層に接地金具を
接触させた状態で予めゴム等で一体的にモールドし、延
線現場での端末処理を省略するようにしている。
第3図は応急対策ケーブルの端末処理部を示す断面図で
ある。この第3図において、1は応急対策ケーブルを示
し、該ケーブル1はケーブル導体1a上に設けられている
絶縁層1bとその上に設けられている遮蔽層1c及び更にそ
の上で設けられているシース層1dとから成る。応急対策
ケーブル1の端末はシース層1dが除去されて遮蔽層1cが
露出している。そして、この遮蔽層1c上には接地金具2
が嵌合され、接地金具2はゴムモールド部3にてケーブ
ル1端末と一体化されている。
接地金具2にはケーブルの径方向に沿ってねじ穴2aが設
けられ、このねじ穴には、延線現場で蝶ボルト5が螺入
される。即ち、この蝶ボルト5は接地線4の導体に接続
されているリング部材4Aに軸部が挿通された状態でねじ
穴2aに螺入される。従って、この蝶ボルト5を螺入する
だけで遮蔽層1cを接地線4にて接地することができる。
(考案が解決しようとする課題) しかし、接地線4を遮蔽層1cに接続するために蝶ボルト
5を用いる場合には、蝶ボルト5と接地金具2とが別体
であることから、蝶ボルト5を紛失してしまうことが多
かった。
また、蝶ボルト5を紛失した場合には通常の六角ボルト
を接地金具2のねじ穴2aに螺入しいているが、六角ボル
トの軸部の長さ寸法が大きいと、軸部の先端がねじ穴2a
の底部及び遮蔽層1cを突き破って絶縁層1bに喰い込むこ
とがあるため、この喰い込み部で絶縁破壊が生じる虞れ
があった。
本考案はこのような欠点を解決するためになされたもの
で、部品の紛失及び絶縁破壊が発生することのない構造
を有する応急対策ケーブルの端末接地装置を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の端末接地装置は、応急対策ケーブルの端末の遮
蔽層上に一端側がヒンジ結合されている一対のクランプ
材を係止させ、かつ一方のクランプ材の他端に回動可能
に取付けられて他方のクランプ材の他端より開口凹部を
介し突出するねじ棒に取外し不能に螺合されている固定
用ナットを締付けて一対のクランプ材の他端を相互に固
定すると共に、いずれかのクランプ材に取付けられてい
る接地用ねじ棒に取外し不能に螺合されている接地用ナ
ットを締付けて接地線の導体をクランプ材に挟圧、固定
することを特徴とする。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係る端末接地装置の正面図、第2図は
同装置の底面図である。
これらの図において、10、11は一対のクランプ材を示し
ている。これらのクランプ材10、11は導電性を有する黄
銅等より形成されて中中央に半円形の凹部10a、11aを有
し、一方のクランプ材10の一端側には一対の連結部10
b、10bが設けられ、他方のクランプ材11の他端側には連
結部10b、10b間に配されている連結部11bが設けられて
いる。これら連結部10b、10b及び11bにはスプリングピ
ン13が貫挿され、これにより一対のクランプ材10、11の
一端側が相互にヒンジ結合されている。
一方のクランプ材10の他端側には他方のクランプ材11の
他端側で開口している取付穴12が設けられ、この取付穴
12にはねじ棒14の円盤状の基部14Aが収納されている。
この基部14Aはスプリングピン15を貫挿することでクラ
ンプ材10の他端側に回動可能に取付けられている。ねじ
棒14には固定用の蝶ナット16が螺合され、かつねじ棒14
の先端には押し潰し等により取外し防止部14aが形成さ
れている。従って、蝶ナット16はねじ棒14より外れるこ
とがない。他方のクランプ材11の他端側には端部側で開
口する矩形状の凹部17が形成され、上記ねじ棒14はこの
凹部17に入り込んで他方のクランプ材11の他端側より突
出している。
一方のクランプ材10の中央部には筒状の接続台18が一体
的に設けられている。この接続台18には接地用ねじ棒19
の基端側が挿入され、この基端はすり割り付止めねじ20
にて接続台18に抜け止め不能に取付けられている。接地
用ねじ棒19には接地用蝶ナット21が螺合され、かつ該ね
じ棒19の先端には押し潰し等により取外し防止部19aが
形成されている。従って、接地用蝶ナット21は接地用ね
じ棒19より外れることがない。
他方のクランプ材11の一端側には連結用突起22が一体的
に設けられ、この連結用突起22の穴にはロープ23の一端
側が通されている。ロープ23の一端部は輪を形成して圧
着スリーブ24にてロープ23の一部に固定され、その他端
部は自在板25の二つの通し穴に通されて輪を形成し、リ
ングスリーブ26にてロープ23の一部に固定されている。
ロープ23の自在板25側の輪にはカラビナ27が取付けられ
ている。
尚、応急対策ケーブル1はケーブル導体1a上に設けられ
ている絶縁層1bとその上に設けられている遮蔽層1c及び
シース層1dとから成り、端末ではシース層1dが除去され
て遮蔽層1cが露出している。
次に、本考案の端末接地装置の使用態様を説明する。
先ず、一対のクランプ材10、11をスプリングピン13を中
心として回動し、それぞれの他端側を相互に離間させ
る。そして、遮蔽層1cの周面上に各クランプ材10、11の
凹部10a、11aを係止させて接触させる。
次に、固定用の蝶ナット16を回転させ、座金28を介して
一対のクランプ材10、11の各他端側を締付け、クランプ
材10、11にて遮蔽層1c周面を挟持する。
次いで、接地線4の導体4aを座金29及びばね座金30の間
で接地用ねじ棒19に巻き付け、接地用蝶ナット21を回転
させて導体4aを該ナット21と接続台18とにより挟圧し、
固定する。従って、遮蔽層1cを接地線4にて接地するこ
とができる。
このように、両ねじ棒14、19に取外し防止部14a、19aを
設けると、蝶ナット16、21がこれらねじ棒より外れるこ
とがないので、延線現場で蝶ナット16、21が紛失するこ
とがなくなる。また、クランプ材10、11にて遮蔽層1cを
全体的に挟持して接地線4を接続するだけなので、絶縁
層1bに傷等が付されることがなく、従って、応急対策ケ
ーブルの絶縁破壊を確実に防止することができる。
ところで、自在板25を第2図に示すように、ロープ23上
で移動させることにより、クランプ部10(11)とカラビ
ナ27との間隔(距離)を自由に設定することができる。
従って、カラビナ27を所望位置に取付け、自在板25の位
置を調整することにより、本考案の端末接地装置を介し
て応急対策ケーブル1を吊下げ、固定することができ
る。
尚、蝶ナット21に代えて他のナット部材を用いてもよ
い。この場合にもねじ棒14、19に適宜の手段で取外し防
止部14a、19aを設けてナット部材が外れるのを防止し、
その紛失を回避する。
(考案の効果) 本考案によれば、応急対策ケーブルの端末の遮蔽層に、
ヒンジ結合されている一対のクランプ材を係止させ、一
方のクランプ材の他端に回動可能に取付けられて他方の
クランプ材の他端より開口凹部を介して突出するねじ棒
に取外し不能に螺合されている固定用ナットを締付けて
一対のクランプ材の他端を相互に固定し、更に接地用ね
じ棒に取外し不能に螺合されている接地用ナットを締付
けて接地線の導体を挟圧し、固定するようにしたので、
部品が紛失せず、しかも応急対策ケーブルの絶縁層に傷
等を付することなく接地線にケーブルの遮蔽層を接続す
ることができる端末接地装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る端末接地装置の正面図
と底面図、第3図は応急対策ケーブルの従来の端末処理
部を示す断面図である。 1c……遮蔽層、4……接地線、10、11……クランプ材、
10a、11a……凹部、14……固定用ねじ棒、16……固定用
蝶ナット、19……接地用ねじ棒、21……接地用蝶ナッ
ト、23……ロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】応急対策ケーブルの端末で露出している遮
    蔽層を接地線にて接地するための端末接地装置であっ
    て、一端が相互にヒンジ結合されて前記遮蔽層の周面を
    挟持する一対の導電性を有するクランプ材と、一方のク
    ランプ材の他端に回動可能に取付けられて他方のクラン
    プ材の他端に形成されている開口凹部を介して突出する
    ねじ棒と、該ねじ棒に取外し不能に螺合されて前記一対
    のクランプ材の他端を相互に締付け、固定する固定用ナ
    ットと、いずれかのクランプ材に取付けられている接地
    用ねじ棒と、該接地用ねじ棒に取外し不能に螺合され、
    前記接地線の導体をクランプ材に挟圧、固定する接地用
    ナットとを備えることを特徴とする応急対策ケーブルの
    端末接地装置。
JP1988110097U 1988-08-23 1988-08-23 応急対策ケーブルの端末接地装置 Expired - Lifetime JPH0715307Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988110097U JPH0715307Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 応急対策ケーブルの端末接地装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988110097U JPH0715307Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 応急対策ケーブルの端末接地装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0233529U JPH0233529U (ja) 1990-03-02
JPH0715307Y2 true JPH0715307Y2 (ja) 1995-04-10

Family

ID=31346947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988110097U Expired - Lifetime JPH0715307Y2 (ja) 1988-08-23 1988-08-23 応急対策ケーブルの端末接地装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0715307Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2273386A1 (en) * 1974-03-11 1975-12-26 Thompson John Solderless connection of screening sheath on screened cables - involves two metal shoes and clamp screw to tighten them

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0233529U (ja) 1990-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0258377B1 (en) A cable jointing clamp
US5064971A (en) Device for fastening an electrical cable to an insulator
JPH0715307Y2 (ja) 応急対策ケーブルの端末接地装置
JPH05109399A (ja) バツテリケーブルの連結方法とその装置
US3084306A (en) Battery connector
US20020090847A1 (en) Ground connector
JP2008293669A (ja) 電気接続箱のバスバー取付構造
US2176060A (en) Battery terminal connection
JPH0126048Y2 (ja)
JP2551425Y2 (ja) ケーブル終端接続装置
US4951374A (en) Bushing installation tool
JPH0216551Y2 (ja)
JPH0135411Y2 (ja)
JPH0514669Y2 (ja)
FI62740B (fi) Flerfasig elektrisk klaemma
JP3077051B2 (ja) Lp碍子用バンド式クランプ
JPS5832213Y2 (ja) 絶縁電線用接続装置
KR920005508Y1 (ko) 개량형 접속단자
JPH0222490Y2 (ja)
JPH0624778Y2 (ja) 電力ケーブル活線診断用端子
JPH08256426A (ja) 電線用相間スペーサ
JPH0745891Y2 (ja) 変圧器用分岐端子部
JPH07272777A (ja) ケーブル端末接地部材
JPH0231734Y2 (ja)
JP2559445Y2 (ja) 絶縁トロリー線用端末引留装置