JPH07153030A - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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JPH07153030A
JPH07153030A JP30070393A JP30070393A JPH07153030A JP H07153030 A JPH07153030 A JP H07153030A JP 30070393 A JP30070393 A JP 30070393A JP 30070393 A JP30070393 A JP 30070393A JP H07153030 A JPH07153030 A JP H07153030A
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JP
Japan
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electronic component
bonding
wire
connection terminals
manufacturing
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JP30070393A
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English (en)
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Isao Takahashi
高橋  功
Kaoru Hatakei
かおる 畑井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ワイヤリール105,106より巻き出した
複数本のボンディングワイヤ6,7を、位置決めピン1
12,113,114,115により、電子部品1の接
続端子8,9,10,11間のピッチに合う間隔として
おき、この電子部品1上に位置させ、ボンディングヘッ
ド111によりボンディングする。 【効果】 ボンディングワイヤ6,7を予め切断してお
く工程が不要であり、また、各ボンディングワイヤ6,
7の位置決めが容易であり、ボンディングが円滑に行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる薄膜磁気ヘッ
ドやいわゆるICチップの如く、ボンディングワイヤが
接続される接続端子を有する電子部品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる薄膜磁気ヘッドやいわゆ
るICチップの如き電子部品においては、複数の接続端
子に対し、複数本のボンディングワイヤが対応して接続
されるように構成されたものがある。このような各ボン
ディングワイヤの上記各接続端子への接続は、いわゆる
ボンディング工程によって行われる。
【0003】上記ボンディング工程は、上記電子部品の
複数の接続端子に対応した本数のボンディングワイヤを
用意して行われている。すなわち、このボンディングワ
イヤは、それぞれ所定の長さに切断されるとともに、少
なくとも片端側の被覆が剥離除去されている。
【0004】上記ボンディング工程においては、上記ボ
ンディングワイヤは、まず、上記被覆を剥離除去された
部分を対応する接続端子上に位置させて、ピンセット等
により保持される。そして、上記各ボンディングワイヤ
は、上記接続端子に対して、ボンディングされて接続さ
れる。
【0005】なお、上記電子部品が薄膜磁気ヘッドであ
る場合には、この薄膜磁気ヘッドは、まず、上記ボンデ
ィング工程により上記各ボンディングワイヤを接続さ
れ、その後、サスペンション(ジンバルバネ)に接着さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な電子部品の製造方法におけるボンディング工程は、上
記各ボンディングワイヤを1本ずつ対応する接続端子に
ボンディングして接続する必要があるため、作業効率が
悪く、特に、上記接続端子の個数及び上記ボンディング
ワイヤの本数が多数である場合には、非常に煩雑な作業
となる。
【0007】また、この電子部品の製造方法において
は、上記ボンディング工程に先だって、上記ボンディン
グワイヤの切断及び被覆の剥離除去を行っておく必要が
あるため、製造工程全体としての煩雑さを解消すること
ができない。
【0008】さらに、上記電子部品が上記薄膜磁気ヘッ
ドである場合において、この薄膜磁気ヘッドは、上記サ
スペンションに取り付けられるときにおいて、既に、上
記各ボンディングワイヤが接続されているために、取扱
いが困難であり、該サスペンションへの取り付けを円滑
に行われることができない。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、複数の接続端子に対して複数の
ボンディングワイヤを対応させて接続するボンディング
工程の作業性の向上が図られ、製造工程全体としても作
業の容易化が図られた電子部品の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0010】また、本発明は、電子部品が薄膜磁気ヘッ
ドである場合において、この薄膜磁気ヘッドのサスペン
ションへの取り付けの容易化を図ることができる電子部
品の製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係る電子部品の製造方法
は、電子部品の複数の接続端子に対応して接続される複
数本の線材の該接続端子に接続される部分の被覆をこの
線材を該電子部品側に供給する過程において剥離除去
し、これら線材の該被覆の除去された部分間の間隔を該
電子部品の接続端子間の距離に一致させ、該各線材の上
記被覆の除去された部分を上記電子部品の各接続端子上
に位置させて該各接続端子に対してボンディングして接
続することとしたものである。
【0012】また、本発明は、上述の電子部品の製造方
法において、上記各線材の被覆の除去された部分の電子
部品の各接続端子へのボンディングの完了後に、該各線
材同士を互いに螺旋状に巻回することとしたものであ
る。
【0013】または、本発明は、上述の電子部品の製造
方法において、上記各線材の被覆の除去された部分の電
子部品の各接続端子へのボンディングの前に、該各線材
同士を互いに螺旋状に巻回させることとしたものであ
る。
【0014】そして、本発明は、上記電子部品の製造方
法において、上記各線材同士を螺旋状となす巻回は、該
各線材間に電子部品の各接続端子間の距離に対応する径
を有する一対ガイド部材を挿入し、該各線材の該各ガイ
ド部材間の部分をクランパにより挟持して、これら各ガ
イド部材及びクランパを一体的に回転操作することによ
り行うこととしたものである。
【0015】さらに、本発明は、上述の各電子部品の製
造方法において、上記各線材の被覆の除去された部分の
上記電子部品の各接続端子へのボンディングの完了後
に、該各線材の該各接続端子間を渡る部分である不要部
分を、切除することとしたものである。
【0016】また、本発明は、上述の各電子部品の製造
方法において、上記各線材の被覆の除去された部分の上
記電子部品の各接続端子へのボンディングは、複数本の
線材について同時にボンディングすることとしたもので
ある。
【0017】そして、本発明は、上述の各電子部品の製
造方法において、電子部品は、薄膜磁気ヘッドであるこ
ととしたものである。
【0018】
【作用】本発明に係る電子部品の製造方法においては、
電子部品の複数の接続端子に対応して接続される複数本
の線材の該接続端子に接続される部分の被覆をこの線材
を該電子部品側に供給する過程において剥離除去し、こ
れら線材の該被覆の除去された部分間の間隔を該電子部
品の接続端子間の距離に一致させ、該各線材の上記被覆
の除去された部分を上記電子部品の各接続端子上に位置
させて該各接続端子に対してボンディングして接続する
ので、該各線材を予め切断しておく必要がなく、また、
該各線材の電子部品に対する位置決めが容易化される。
【0019】また、上述の電子部品の製造方法におい
て、上記各線材の被覆の除去された部分の電子部品の各
接続端子へのボンディングの完了後に、該各線材同士を
互いに螺旋状に巻回することとした場合には、ボンディ
ングの完了後の上記各線材の取扱いが容易化される。
【0020】または、上述の電子部品の製造方法におい
て、上記各線材の被覆の除去された部分の電子部品の各
接続端子へのボンディングの前に、該各線材同士を互い
に螺旋状に巻回させることとした場合には、ボンディン
グの前後において上記各線材の取扱いが容易化される。
【0021】そして、上記電子部品の製造方法におい
て、上記各線材同士を螺旋状となす巻回は、該各線材間
に電子部品の各接続端子間の距離に対応する径を有する
一対のガイド部材を挿入し、該各線材の該各ガイド部材
間の部分をクランパにより挟持して、これら各ガイド部
材及びクランパを一体的に回転操作することにより行う
こととした場合には、上記各線材間の距離の維持及びこ
れら各線材の巻回を容易に行うことができる。
【0022】さらに、上述の各電子部品の製造方法にお
いて、上記各線材の被覆の除去された部分の上記電子部
品の各接続端子へのボンディングの完了後に、該各線材
の該各接続端子間を渡る部分である不要部分を切除する
こととした場合には、1本の線材によって2カ所の接続
端子への接続を完了することができる。
【0023】また、上述の各電子部品の製造方法におい
て、上記各線材の被覆の除去された部分の上記電子部品
の各接続端子へのボンディングは、複数本の線材につい
て同時にボンディングすることとした場合には、上記接
続端子の個数及び上記線材の本数が多数となっても、迅
速に接続を行うことができる。
【0024】そして、上述の各電子部品の製造方法にお
いて、上記電子部品は、薄膜磁気ヘッドであることとし
た場合は、この薄膜磁気ヘッドは、サスペンションに取
り付けられた状態において、上記各線材の接続を行われ
ることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係る電子部品の
製造方法を、電子部品である薄膜磁気ヘッドの製造方法
に適用した例である。この薄膜磁気ヘッドは、種々の磁
気ディスクや磁気テープに対して情報信号の書き込み及
び/又は読み出しを行うためのヘッドである。
【0026】この薄膜磁気ヘッドの製造方法において
は、図1に示すように、ステップst1において工程が
開始されると、ステップst2に進み、図2に示すよう
に、スライダ(C/S)1とサスペンション(SUS)
3との接着を行う。上記スライダ1は、上記薄膜磁気ヘ
ッドを内蔵して、略々矩形のチップ形状に構成されてい
る。このスライダ1の一端面部には、このスライダ1内
において上記薄膜磁気ヘッドに接続された第1及至第4
の接続端子8,9,10,11が設けられている。上記
サスペンション3は、薄い金属板材料より、板バネ状に
構成され、基端側にこのサスペンション3が記録及び/
又は再生装置等の装置内に対して取り付けられるための
取り付け孔5を有し、先端側に上記スライダ1が接着さ
れる支持部4を有している。
【0027】上記スライダ1の上記サスペンション3へ
の接着は、まず、該スライダ1を固定冶具101,10
2により固定することにより行う。これら固定冶具10
1,102は、互いに固定ネジ103により締結されて
おり、この固定ネジ103による固定状態を調整される
ことによって、図2中矢印Bで示すように、上記スライ
ダ1を挟持して固定する。このとき、上記スライダ1
は、上記各接続端子8,9,10,11が設けられた一
端面部を上記固定冶具101,102の上方側に臨ませ
て固定される。このスライダ1の上記固定冶具101,
102の側方側に臨まされた主面部は、接着剤2が被着
され、図2中矢印Aで示すように、上記サスペンション
3の支持部4が押接されることにより、この支持部4に
接着される。そして、このスライダ1は、上記固定冶具
101,102より取り外される。
【0028】この電子部品の製造方法において、上記ス
ライダ1の上記サスペンション3への取り付けが完了す
ると、図1に示すように、ステップst3に進み、上記
各接続端子8,9,10,11への接続、すなわち、ボ
ンディング工程が行われる。
【0029】このボンディング工程においては、まず、
図3に示すように、上記線材となる第1及び第2の被覆
付きボンディングワイヤ(金鍍金ワイヤ)6,7が、積
層状に配設されたワイヤリール105,106より卷き
出されて、上記スライダ1の側に供給される。これら被
覆付きボンディングワイヤ6,7は、導線からなるボン
ディングワイヤ6a,7aが、絶縁材料よりなる被覆部
材により被覆されて構成されている。このとき、上記各
被覆付きボンディングワイヤ6,7は、先端側部分をク
ランパ110により保持され、互いに略々平行となされ
ている。上記クランパ110は、上側片部107と下側
片部109とが、それぞれ基端側同士を支軸108を介
して回動可能に連結されて構成され、これら上側片部1
07と下側片部109とにより、上記各被覆付きボンデ
ィングワイヤ6,7を挟持するように構成されている。
【0030】上記各被覆付きボンディングワイヤ6,7
は、上記スライダ1上に達する前に、レーザ発光装置1
04の発光するレーザビーム中を通過することによっ
て、上記被覆部材を熔融され、この被覆部材を剥離除去
される。
【0031】そして、上記各被覆付きボンディングワイ
ヤ6,7は、互いに平行となされたまま、図4に示すよ
うに、上記被覆部材を除去された部分、すなわち、第1
及び第2のボンディングワイヤ6a,7aを外方に露出
させた部分を、上記スライダ1の一端面部上に位置させ
る。このとき、上記第1の被覆付きボンディングワイヤ
6は、上記ボンディングワイヤ6aを、上記第1及び第
2の接続端子8,9上に渡らせる位置となされる。ま
た、上記第2の被覆付きボンディングワイヤ7は、上記
ボンディングワイヤ7aを、上記第3及び第4の接続端
子10,11上に渡らせる位置となされる。
【0032】これら被覆付きボンディングワイヤ6,7
は、上記スライダ1のこれら被覆付きボンディングワイ
ヤ6,7の進入側の両側側に位置して配設された対をな
す第1及び第2のピッチ規制ピン112,113間を経
て、該スライダ1上を通過し、該スライダ1のこれら被
覆付きボンディングワイヤ6,7の送出側の両側側に位
置して配設された対をなす第3及び第4のピッチ規制ピ
ン114,115間に至る。上記各被覆付きボンディン
グワイヤ6,7は、該第1の被覆付きボンディングワイ
ヤ6が上記第1及び第3のピッチ規制ピン112,11
4に摺接し、該第2の被覆付きボンディングワイヤ7が
上記第2及び第4のピッチ規制ピン113,115に摺
接することにより、互いに所定の間隔を隔てた位置とな
される。これら各被覆付きボンディングワイヤ6,7間
の間隔は、上記第1及び第3の接続端子8,10間の距
離、及び、上記第2及び第4の接続端子9,11間の距
離に等しくなっている。
【0033】上記第1のボンディングワイヤ6aが上記
第1及び第2の接続端子8,9上に位置決めされ、上記
第2のボンディングワイヤ7aが上記第3及び第4の接
続端子10,11上に位置決めされると、図4中矢印C
で示すように、ボンディングヘッド111が上記スライ
ダ1側に移動操作され、このボンディングヘッド111
により、ボンディングが行われる。このボンディングに
より、上記第1のボンディングワイヤ6aが上記第1及
び第2の接続端子8,9に熔着されて接続され、上記第
2のボンディングワイヤ7aが上記第3及び第4の接続
端子10,11に熔着されて接続される。
【0034】上記各ボンディングワイヤ6a,7aのボ
ンディングを完了された上記各被覆付きボンディングワ
イヤ6,7は、上記スライダ1と上記各ワイヤリール1
05,106との間に配設された切断用カッタ116,
117により、切断される。これら切断用カッタ11
6,117は、上記各被覆付きボンディングワイヤ6,
7を介して互いに刃部を対向させており、図4中矢印D
及び矢印Eで示すように、互いに刃部を突き合わせるこ
とにより、該各被覆付きボンディングワイヤ6,7を切
断する。これら切断用カッタ116,117と上記スラ
イダ1との間の距離は、上記第1及び第3の接続端子
8,10に接続された後の上記各被覆付きボンディング
ワイヤ6,7が切断されるべき長さに対応したものとな
っている。また、このとき、これら被覆付きボンディン
グワイヤ6,7の上記クランパ110に保持された先端
側の端部は、上記スライダ1よりの距離が、上記第2及
び第4の接続端子9,11に接続された後の上記各被覆
付きボンディングワイヤ6,7が切断されるべき長さに
対応する位置に達している。
【0035】そして、上記ボンディングが完了すると、
図1に示すように、ステップst4(ワイヤー固定)に
進み、上記スライダ1に接続された上記各被覆付きボン
ディングワイヤ6,7は、図6に示すように、互いに螺
旋状に巻回、すなわち、互いに捻り合わせられる。これ
ら被覆付きボンディングワイヤ6,7は、このように巻
回されることにより、取扱い(ハンドリング)が容易化
される。
【0036】次に、ステップst5(次工程)に進む
と、上記各被覆付きボンディングワイヤ6,7は、上記
第1のボンディングワイヤ6aの上記第1及び第2の接
続端子8,9間の部分、及び、上記第2のボンディング
ワイヤ7aの上記第3及び第4の接続端子10,11間
の部分を、一対の切除用カッタ118,119により、
切除される。これら切除用カッタ118,119は、互
いに平行となされて刃部を同方向に向けて支持され、図
6中矢印Fで示すように、上記スライダ1の一端面部に
対して接触操作される。図6中矢印Hで示すこれら切除
用カッタ118,119間の距離は、上記第1及び第2
の接続端子8,9間、及び、上記第3及び第4の接続端
子10,11間の距離に略々対応した距離となってい
る。
【0037】上記第1及び第2の接続端子8,9間の上
記第1のボンディングワイヤ6a、及び、上記第3及び
第4の接続端子10,11間の上記第2のボンディング
ワイヤ7aが切除されると、図7に示すように、上記各
被覆付きボンディングワイヤの上記スライダ1への接続
が完了し、上記ボンディング工程の完了となる。
【0038】なお、上記各被覆付きボンディングワイヤ
6,7は、図5に示すように、上記ボンディングをなさ
れる前に、互いに螺旋状に巻回させておいてもよい。こ
のように上記各被覆付きボンディングワイヤ6,7を巻
回させておくことにより、上記ボンディングの完了後の
該各被覆付きボンディングワイヤ6,7の取扱いが容易
となるのみならず、該ボンディングの容易化を図ること
ができる。
【0039】このように、上記ボンディングの前に上記
各被覆付きボンディングワイヤ6,7を互いに巻回させ
るには、図8に示すように、該各被覆付きボンディング
ワイヤ6,7間にガイド部材となる第1及び第2のセン
ターガイド123,124を挿入し、該各被覆付きボン
ディングワイヤ6,7の該各センターガイド123,1
24間の部分をクランパ121により挟持して、図8中
矢印Gで示すように、これら各センターガイド123,
124及びクランパ121を一体的に回転操作すればよ
い。上記各センターガイド123,124及び上記クラ
ンパ121は、上記各被覆付きボンディングワイヤ6,
7の延在方向を軸として回転操作される。
【0040】上記第1及び第2のセンターガイド12
3,124は、上記第1及び第3の接続端子8,10間
の距離、及び、上記第2及び第4の接続端子9,11間
の距離に等しい互いに同一の外径を有している。したが
って、上記各被覆付きボンディングワイヤ6,7は、そ
れぞれ上記第1及び第2のセンターガイド123,12
4に当接することにより、これら第1及び第2のセンタ
ーガイド123,124間の部分を、上記第1及び第3
の接続端子8,10間の距離、及び、上記第2及び第4
の接続端子9,11間の距離に等しい距離だけ隔たせて
いる。
【0041】そして、上記各被覆付きボンディングワイ
ヤ6,7は、上記第1のボンディングワイヤ6aを上記
第1及び第2の接続端子8,9上に位置させ、上記第2
のボンディングワイヤ7aを上記第3及び第4の接続端
子10,11上に位置させて、上記ボンディングにより
上記スライダ1に接続される。
【0042】そして、上記ガイド部材としては、図9及
び図10に示すように、上記スライダ1に連設されてこ
のスライダ1の両側側に位置して配設された第1及び第
2のセンターピン12,13を用いることもできる。こ
れらセンターピン12,13は、上記第1及び第3の接
続端子8,10間の距離、及び、上記第2及び第4の接
続端子9,11間の距離に等しい互いに同一の外径を有
している。上記第1のセンターピン12は、上記スライ
ダ1により、支持腕部14を介して支持され、このスラ
イダ1に対して、上記各被覆付きボンディングワイヤ
6,7の進入側に位置して配設されている。また、上記
第2のセンターピン13は、上記スライダ1により、支
持腕部15を介して支持され、このスライダ1に対し
て、上記各被覆付きボンディングワイヤ6,7の送出側
に位置して配設されている。
【0043】上記第1のセンターピン12を互いに挟む
位置には、第1及び第2のピッチ規制ピン112,11
3が、該第1のセンターピン12に平行となされて配設
されている。上記第1のピッチ規制ピン112は、支軸
128により回動可能に支持された回動アーム127の
先端側に取り付けられ、上記第1のセンターピン12に
接離可能となされている。また、上記第2のピッチ規制
ピン113は、支軸130により回動可能に支持された
回動アーム129の先端側に取り付けられ、上記第1の
センターピン12に接離可能となされている。すなわ
ち、これら第1及び第2のピッチ規制ピン112,11
3は、図10中に矢印Jで示すように、互いに上記第1
のセンターピン12を挟持し得るようになされている。
【0044】また、上記第2のセンターピン13を互い
に挟む位置には、第3及び第4のピッチ規制ピン11
4,115が配設されている。上記第3のピッチ規制ピ
ン114は、支軸132により回動可能に支持された回
動アーム131の先端側に取り付けられ、上記第2のセ
ンターピン13に接離可能となされている。また、上記
第4のピッチ規制ピン115は、支軸134により回動
可能に支持された回動アーム133の先端側に取り付け
られ、上記第2のセンターピン13に接離可能となされ
ている。すなわち、これら第3及び第4のピッチ規制ピ
ン114,115は、図10中に矢印Jで示すように、
互いに上記第2のセンターピン13を挟持し得るように
なされている。
【0045】このように、上記ガイド部材として上記各
センターピン12,13を用いた場合には、上記第1の
被覆付きボンディングワイヤ6は、図10に示すよう
に、上記第1のセンターピン12と上記第1のピッチ規
制ピン112との間、及び、上記第2のセンターピン1
3と上記第3のピッチ規制ピン114との間に挟持され
ることにより、上記第1のボンディングワイヤ6aを上
記第1及び第2の接続端子8,9上に位置させる。ま
た、上記第2の被覆付きボンディングワイヤ7は、図1
0に示すように、上記第1のセンターピン12と上記第
2のピッチ規制ピン113との間、及び、上記第2のセ
ンターピン13と上記第4のピッチ規制ピン115との
間に挟持されることにより、上記第2のボンディングワ
イヤ7aを上記第3及び第4の接続端子10,11上に
位置させる。
【0046】そして、上記各ボンディングワイヤ6a,
7aは、それぞれ、上記第1及び第2の接続端子8,
9、及び、上記第3の及び第4の接続端子10,11に
対してボンディングされ、さらに、該第1及び第2の接
続端子8,9間、及び、該第3及び第4の接続端子1
0,11間に位置する不要部分を切除され、上記スライ
ダ1への接続を完了される。
【0047】なお、このように、上記ガイド部材として
上記各センターピン12,13を用いた場合において
も、上記各被覆付きボンディングワイヤ6,7は、図1
0に示すように、上記ボンディングの前に互いに螺旋状
に巻回させておいてもよく、また、該ボンディングの後
に互いに螺旋状に巻回させてもよい。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る電子部品の
製造方法においては、電子部品の複数の接続端子に対応
して接続される複数本の線材の該接続端子に接続される
部分の被覆をこの線材を該電子部品側に供給する過程に
おいて剥離除去し、これら線材の該被覆の除去された部
分間の間隔を該電子部品の接続端子間の距離に一致さ
せ、該各線材の上記被覆の除去された部分を上記電子部
品の各接続端子上に位置させて該各接続端子に対してボ
ンディングして接続する。
【0049】したがって、この電子部品の製造方法にお
いては、上記各線材を予め切断しておく必要がなく、ま
た、該各線材の電子部品に対する位置決めを容易化する
ことができる。
【0050】また、上述の電子部品の製造方法におい
て、上記各線材の被覆の除去された部分の電子部品の各
接続端子へのボンディングの完了後に、該各線材同士を
互いに螺旋状に巻回することとした場合には、ボンディ
ングの完了後の上記各線材の取扱いを容易化することが
できる。
【0051】または、上述の電子部品の製造方法におい
て、上記各線材の被覆の除去された部分の電子部品の各
接続端子へのボンディングの前に、該各線材同士を互い
に螺旋状に巻回させることとした場合には、ボンディン
グの前後において上記各線材の取扱いを容易化すること
ができる。
【0052】そして、上記電子部品の製造方法におい
て、上記各線材同士を螺旋状となす巻回は、該各線材間
に電子部品の各接続端子間の距離に対応する径を有する
一対のガイド部材を挿入し、該各線材の該各ガイド部材
間の部分をクランパにより挟持して、これら各ガイド部
材及びクランパを一体的に回転操作することにより行う
こととした場合には、上記各線材間の距離の維持及びこ
れら各線材の巻回を容易に行うことができる。
【0053】さらに、上述の各電子部品の製造方法にお
いて、上記各線材の被覆の除去された部分の上記電子部
品の各接続端子へのボンディングの完了後に、該各線材
の該各接続端子間を渡る部分である不要部分を切除する
こととした場合には、1本の線材によって2カ所の接続
端子への接続を完了することができる。
【0054】また、上述の各電子部品の製造方法におい
て、上記各線材の被覆の除去された部分の上記電子部品
の各接続端子へのボンディングは、複数本の線材につい
て同時にボンディングすることとした場合には、上記接
続端子の個数及び上記線材の本数が多数となっても、迅
速に接続を行うことができる。
【0055】すなわち、本発明は、複数の接続端子に対
して複数のボンディングワイヤを対応させて接続するボ
ンディング工程の作業性の向上が図られ、製造工程全体
としても作業の容易化が図られた電子部品の製造方法を
提供することができるものである。
【0056】そして、上述の各電子部品の製造方法にお
いて、上記電子部品は、薄膜磁気ヘッドであることとし
た場合は、この薄膜磁気ヘッドは、サスペンションに取
り付けられた状態において、上記各線材の接続を行われ
ることができる。
【0057】すなわち、本発明は、電子部品が薄膜磁気
ヘッドである場合において、この薄膜磁気ヘッドのサス
ペンションへの取り付けの容易化を図ることができる電
子部品の製造方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の製造方法の手順を示す
流れ図である。
【図2】上記電子部品の製造方法が適用される薄膜磁気
ヘッドが冶具に固定されてサスペンションを取り付けら
れる工程を示す斜視図である。
【図3】上記電子部品の製造方法における複数本の線材
の供給とこの線材の被覆の剥離除去を行う工程を示す斜
視図である。
【図4】上記各線材の上記薄膜磁気ヘッドへのボンディ
ング工程を示す斜視図である。
【図5】上記各線材の上記薄膜磁気ヘッドへのボンディ
ング工程を示す斜視図であって、このボンディング工程
前に各線材同士が螺旋状に巻回された状態を示す斜視図
である。
【図6】上記各線材の上記薄膜磁気ヘッドへのボンディ
ング工程の後に各線材の不要部分を切除する工程を示す
斜視図である。
【図7】上記各線材のボンディング及び不要部分の切除
を完了された薄膜磁気ヘッドの構成を示す斜視図であ
る。
【図8】上記各線材を上記ボンディング工程前に互いに
巻回させる冶具の構成を示す斜視図である。
【図9】上記各線材を上記薄膜磁気ヘッドの接続端子に
対して位置決めするための冶具の構成を示す拡大平面図
である。
【図10】上記図9に示した冶具により上記各線材が上
記薄膜磁気ヘッドの接続端子に対して位置決めされた状
態を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スライダ 6・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の被覆付きボンディングワ
イヤ 6a・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1のボンディングワイヤ 7・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の被覆付きボンディングワ
イヤ 7a・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2のボンディングワイヤ 8・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1の接続端子 9・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2の接続端子 10・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3の接続端子 11・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4の接続端子 12・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1のセンターピン 13・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2のセンターピン 104・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レーザ発光装置 111・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ボンディングヘッド 112・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1のピッチ規制ピン 113・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2のピッチ規制ピン 114・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第3のピッチ規制ピン 115・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第4のピッチ規制ピン 118,119・・・・・・・・・・・・切除用カッタ 121・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クランパ 123・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第1のセンターガイド 124・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2のセンターガイド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の複数の接続端子に対応して接
    続される複数本の線材の該接続端子に接続される部分の
    被覆を、この線材を該電子部品側に供給する過程におい
    て剥離除去し、 上記各線材の上記被覆の除去された部分間の間隔を上記
    電子部品の接続端子間の距離に一致させ、 上記各線材の上記被覆の除去された部分を上記電子部品
    の各接続端子上に位置させて該各接続端子に対してボン
    ディングして接続させてなる電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 各線材の被覆の除去された部分の電子部
    品の各接続端子へのボンディングの完了後に、該各線材
    同士を互いに螺旋状に巻回させてなる請求項1記載の電
    子部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 各線材の被覆の除去された部分の電子部
    品の各接続端子へのボンディングの前に、該各線材同士
    を互いに螺旋状に巻回させてなる請求項1記載の電子部
    品の製造方法。
  4. 【請求項4】 各線材同士を螺旋状となす巻回は、該各
    線材間に電子部品の各接続端子間の距離に対応する径を
    有する一対のガイド部材を挿入し、該各線材の該各ガイ
    ド部材間の部分をクランパにより挟持して、これら各ガ
    イド部材及びクランパを一体的に回転操作することによ
    り行ってなる請求項3記載の電子部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 各線材の被覆の除去された部分の電子部
    品の各接続端子へのボンディングの完了後に、該各線材
    の該各接続端子間を渡る部分である不要部分を、切除し
    てなる請求項1、請求項2、請求項3、または、請求項
    4記載の電子部品の製造方法。
  6. 【請求項6】 各線材の被覆の除去された部分の電子部
    品の各接続端子へのボンディングは、複数本の線材につ
    いて同時にボンディングしてなる請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4、または、請求項5記載の電子部品
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 電子部品は、薄膜磁気ヘッドである請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、また
    は、請求項6記載の電子部品の製造方法。
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