JPH07152928A - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JPH07152928A
JPH07152928A JP5299515A JP29951593A JPH07152928A JP H07152928 A JPH07152928 A JP H07152928A JP 5299515 A JP5299515 A JP 5299515A JP 29951593 A JP29951593 A JP 29951593A JP H07152928 A JPH07152928 A JP H07152928A
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points
delaunary
triangle
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晋二 内山
Hiroyuki Yamamoto
裕之 山本
Toshiichi Oshima
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics

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  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 三次元空間における点位置をDelauna
y三角網の母点群とみなし、3次元イメージの発生を行
うことを可能にする。 【構成】 三次元空間における物体のステレオ画像(左
右の画像)を外部機器との入出力部5を介して記憶装置
2の領域d1、d2の取り込み、それをウインドウシス
テム4に表示させる。このあと、左右の画像の対応する
点をマウス7による対話的に入力していく。そして、こ
の入力された点をDelaunary三角網の三角形の
点として認識し、三角形パッチを構築していく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法及び装置、
詳しくは三角形パッチによる三次元幾何形状生成する方
法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】(1)室内シーンなどの三次元空間や物
体などの三次元対象物の立体像は、2台のカメラを平行
に適当な距離離して設置して撮影、或いは、1台のカメ
ラを平行移動させて2回撮影し、左画像と右画像という
ステレオ画像として獲得することができる。このステレ
オ画像から、左右の各画像中で実三次元空間における同
一点を自動的または半自動的または手動で指定すること
により、三次元位置を三角測量の原理にて求めることが
できる。この操作を多数行うことによって、実三次元空
間中の点の位置を三次元的に獲得する方法がある。
【0003】(2)同様な室内シーンなどの三次元空間
や物体などの三次元対象物の距離画像を、距離画像入力
装置を用いて入力する方法がある。この距離画像から、
なんらかの特徴量により点を選ぶことも可能である。 (3)物体などの三次元対象物を接触式または非接触式
三次元デジタイザによって、対象表面の三次元点の位置
を順次入力することも可能である。
【0004】(4)多数の点群があるとき、それらの点
を頂点とする三角形を求める方法として、点群を母点と
するDelaunay三角網を生成する方法がある。こ
の方法のひとつとして、点を逐次追加していきDela
unay三角網を更新していく方法があった。この方法
を以下に示す。図1(A)に示すようなDelauna
y三角網において、図1(B)の×印の点を指定した場
合、この点が外接円内入る三角形を見つける。これは、
Delaunay三角網の要素三角形の3頂点pj =
(xj ,yj ),pk =(xk ,yk ),pl (xl ,
yl )があるとき、追加する点p=(x,y)におい
て、行列式
【0005】
【数1】
【0006】を考えると、H(pj,pk,pl,p)=0の
とき、pは、pj,pk,pl を通る円上の点で、H(pj,
pk,pl,p)<0のとき、pは、pj,pk,pl を通る円
内の点で、H(pj,pk,pl,p)>0のとき、pは、p
j,pk,pl を通る円外の点となる。
【0007】これにより、追加する点が、三角形の外接
円内に入っているか否かの判定が行える。この判定を全
三角形において行った後、追加する点を外接円内部に含
む三角形をまとめて一つの領域とする(図1(C))。
この領域内の三角形を一旦削除した後、指定した点を1
頂点とし、この領域の輪郭の隣接する2頂点とによって
構成される三角形を生成し(図2)、先の領域に挿入す
る(図1(D))。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術(1)、
(2)または(3)では、室内シーンなどの三次元空間
や物体などの三次元対象物の点位置を獲得することがで
きる。しかし、室内シーンなどの三次元空間や物体など
の三次元対象物の三次元形状を復元するためには、点位
置のみでは不十分で、それらの点から構成される面を求
める必要があるという問題があった。この方法として、
従来技術(4)を利用して、Delaunay三角網を
生成し三角形パッチによる三次元幾何形状を生成するこ
とが可能であると考えられるが、それらを組み合わせる
技術がなかった。
【0009】また、従来技術(1)、(2)または
(3)と、従来技術(4)を組み合わせることが可能と
なり、Delaunay三角網を生成し三角形パッチに
よる三次元幾何形状を生成することが仮に可能であった
とすると、従来技術(4)では、母点を順次追加してい
くことによって、Delaunay三角網を更新するこ
とで三角形パッチを更新していくことが可能となる。し
かし、指定した点が、正しい位置に指定されていなかっ
た場合などに、母点を削除し三角形パッチを更新する必
要があるが、それができないという問題があった。
【0010】更に上記問題点に加えて、点から三角形パ
ッチをDelaunay三角網により生成すると、三角
形の辺はDelaunayの原理(外接円原理および最
小角最大原理)に基づき自動的に決定される。しかし、
ある2点間を生成される三角網の辺として残したいとい
う要求があり、これに対応できないという問題があっ
た。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、三次元空間における点位置を
Delaunay三角網の母点群とみなし、3次元イメ
ージの発生を行うことが可能な画像処理方法及び装置を
提供しようとするものである。更には、母点の位置の変
更を行える画像処理方法及び装置を提供しようとするも
のである。
【0012】更にまた、意図的に2点間の線分を三角網
の辺として残すことができる画像処理方法及び装置を提
供しようとするものである。これらの課題を解決するた
め、例えば第1の発明の画像処理方法は以下に示す工程
を備える。すなわち、三次元空間の物体上の離散的な点
を対話的に選択し入力する入力工程と、該入力工程で入
力された点に基づいて、三次元幾何形状モデルをDel
aunary三角網を利用した三角パッチにより生成す
る生成工程とを備える。
【0013】また、本発明の画像処理装置は以下に示す
構成を備える。三次元空間の物体上の離散的な点を対話
的に選択し入力する入力手段と、該入力手段で入力され
た点に基づいて、三次元幾何形状モデルをDelaun
ary三角網を利用した三角パッチにより生成する生成
手段とを備える。
【0014】
【作用】かかる本発明の工程或は構成において、三次元
空間の物体の離散的な点を対話的に選択して入力する。
そして、入力した点に基づいて、三次元幾何形状モデル
をDelaunary三角網を利用した三角パッチによ
り生成する。ただし、他の発明の特徴等については、以
下の説明から明らかになるであろう。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明に係る実施例
を詳細に説明する。図4は本発明を実現した1つの実施
例の三角形パッチ生成方法の処理の流れ図である。図3
は、その方法を実現する装置のブロック図である。以
下、処理部として機能する実施例のCPU3の処理内容
を詳細に説明するが、対応する処理手順(プログラム)
は記憶装置1内に設けられているものである。
【0016】さて、2台のカメラをある距離おいて撮影
したり、1台のカメラを平行移動させて2回撮影するな
どにより得られるステレオ画像を、図3における外部機
器5との入出力部を通してステップS301にて読み込
む(読み込まれたステレオ画像は記憶装置2の領域d
1、d2に格納される)。このステレオ画像を表示装置
4に表示し、左右の各画像の対応点を画面中でポインテ
ィングデバイスの1つマウス7等により点を指定してい
くことによって、Delaunay三角網を更新する
(ステップS302)。ステップS302の処理内容
(記憶装置1のプログラムルーチンr1〜r3)は図5
のフローチャートに従って後述する。この指定をステッ
プS303にて終了するまで繰り返し、終了を指示した
場合、ステップS304にてDelaunay三角網の
全要素三角形を三角形パッチデータに変換し、図3の外
部機器5との入出力部から出力する。
【0017】次に、上記ステップS302の処理、つま
り、マウスにより対応点を指定し、Delaunay三
角網を更新していく処理を図5のフローチャートに従っ
て説明する。ステップS401は、点の指定のためのマ
ウスによる入力待ちの状態である。これから、ステップ
S402において入力待ちを抜けるかの指示がない場
合、ステップS403にて新たな母点の指定を行うか、
または、ステップS405にて削除する母点の指定を行
う。ステップS403から指定された母点をDelau
nay三角網に追加する処理は、ステップS404で行
われるが、この処理の流れ図を図6に示し後述する。こ
れは、[従来の技術]のところで述べた処理と同じであ
る。ステップS405によって指定された母点をDel
aunay三角網から削除する処理は、ステップS40
6で、この処理の流れ図を図6に示し後述する。
【0018】以下に、ステップS404で行う母点の追
加処理について、図5を用いて説明する。まず、追加前
のDelaunay三角網の各要素三角形のうちどの三
角形を更新するかを決めるため、ステップS501にて
Delaunay三角網のあるひとつの要素三角形につ
いて追加点が外接円内部にあるかどうかのチェックを行
い、外接円内部に含む三角形を一旦登録しておく(ステ
ップS502)という処理をすべての三角形に対して行
う(ステップS503)。これらのステップS501〜
503は、図1(c)に対応する。ここで、ある点が三
角形の外接円内の点であるかどうかの判定は、三角形の
3頂点をpj =(xj ,yj ),pk =(xk ,yk
),pl =(xl ,yl )とすると、点p=(x,
y)において、行列式
【0019】
【数2】
【0020】を考えると、 H(pj,pk,pl,p)=0のとき、pは、pj,pk,pl
を通る円上の点 H(pj,pk,pl,p)<0のとき、pは、pj,pk,pl
を通る円内の点 H(pj,pk,pl,p)>0のとき、pは、pj,pk,pl
を通る円外の点 となり、これによって判定できる。
【0021】これにより追加点を外接円内部に含む三角
形をすべて選びだしたこととなり、これらを統合してひ
とつの多角形領域Aにする(ステップS504)。次
に、この多角形領域A中の三角形を一旦削除し(ステッ
プS505)、多角形領域Aの輪郭線の隣接する2頂点
と追加点とによってできる三角形を生成し、三角形群B
とする(ステップS506)。このステップS504〜
506は、図2に対応する。その後、もとのDelau
nay三角網の図中で多角形領域Aの部分を三角形群B
に置き換えることによって、新しいDelaunay三
角網となり(ステップS507)、以上、ステップS5
01〜507にてDelaunay三角網を更新する。
結果、図1(a)のようなDelaunay三角網は、
図1(d)のDelaunay三角網へと更新される。
【0022】次に、先に説明したステップS406の母
点の削除処理を、図7のフローチャート及び図8に従っ
て説明する。まず、指定された削除する母点(図8
(a))を中点のひとつにもつ三角形を選び出す(ステ
ップS601)。選び出された結果は、図8(b)のハ
ッチング部分となる。この三角形群を一旦多角形領域C
とする(ステップS602)。そして、この多角形領域
C中の三角形を削除する(ステップS603)。これに
より、削除するために指定した母点はなくなり、その母
点を利用した三角形も削除された状態となる。しかし、
多角形領域Cの部分で三角網が生成されていないので、
この部分の三角網を再生成する処理を行う。以下に説明
を続ける。この多角形領域Cの多角形の頂点を用いて、
これらの点を母点とする先のDelaunay三角網と
は全く独立なDelauany三角網を生成する(ステ
ップS604)。このステップS604のDelaun
ay三角網の生成処理については、図9のフローチャー
トに従うが、それについては後述する。このステップS
604により得られたDelaunay三角網は、多角
形領域Cの外部にも三角形をもつ場合がある(図11に
例を示す)ので、ステップS604にて生成されたDe
launay三角網のうち、多角形領域Cの外部に生成
された三角形をステップS605にて削除する。このス
テップS605は、図10のフローチャートによって後
述する。そうして得られた三角形群をステップS606
にて多角形領域C部分と置き換えることによって、De
launay三角網の母点を削除更新できる。なお、こ
れらのステップS601〜606により、Delaun
ay三角網を更新する方法はDelaunay三角網の
特徴を維持していることは数学的に照明できる。
【0023】前述のステップS604の多角形領域Cの
頂点でDelaunay三角網を生成する処理を、図9
に従って説明する。まず、多角形の頂点のひとつを選び
(ステップS801)、ステップS802にて、図6に
示した母点の追加処理を行う。このステップS801,
802をすべての頂点に対して行う(ステップS80
3)ことによって、多角形領域Cの頂点でDelaun
ay三角網を生成する。
【0024】次に、ステップS605の多角形領域Cの
外部の三角形をDelaunay三角網から削除する手
順を図10を用いて説明する。また、その処理例を図1
1に図示し説明に用いる。まず、多角形領域Cの輪郭線
乗に頂点の時計回りの循環リストを生成する(ステップ
S901,図11(d))。そして、Delaunay
三角網の各三角形についても、その頂点の時計回りの循
環リストを生成する(ステップS902,図11
(e))。もし、これらの三角形が、多角形領域Cの外
部にあった場合、図11(f)に示すように、リストの
方向が逆向きとなる頂点を共有することになる。そこ
で、ステップS903にて、リストの方向が逆向きとな
っているかどうかのチェックを行い、もし、逆向きとな
っていたら、ステップS904にてこの三角形を三角形
群の中から削除する(図11(f))。このステップS
903,904の処理をすべての三角形にて行う(ステ
ップS905)ことによって、多角形領域Cの外部にあ
る三角形を削除する。
【0025】以上の方法により、ステレオ画像から三角
形パッチデータを生成する過程の例を図12〜図15に
示す。図12はステップS301にて読み込んだステレ
オ画像である。図13は、ステップS302のマウスに
よる指定を行う状態で、ステップS401の入力待ちの
状態である。
【0026】図14は、図13の状態から、ステップS
403にて新たな点が指定されステップS404の母点
の追加を行った結果である(図14の点P)。図15
は、図14の状態から、ステップS405にて削除する
母点が指定されステップS406にて母点の削除を行っ
た結果である(図14の点Q)。 <第2の実施例の説明>上記実施例(第1の実施例)
は、ステレオ画像から対応点を指定していくことでシー
ン中の点の位置を求め、指定した点により母点を追加し
Delaunay三角網を更新する方法と、既存のある
母点を削除しDelaunay三角網を更新する方法と
を並列にもつ方法の実現例である。これに、三角網の辺
を固定する方法を加えた実施例を第2の実施例として説
明する。尚、装置構成は第1の実施例と同様であるもの
とする。これは後述する第3の実施例以降も同様であ
る。
【0027】本実施例の基本的な流れ図は、上記第1の
実施例の流れ図、図4と同様である。そのうち、ステッ
プS302の処理の流れを図16に示す(第1の実施例
では図5に相当)。以下、図16に従って説明する。ス
テップS1501はステップS401と同様である。こ
れから、ステップS1502において入力待ちを抜ける
かの指示がない場合、ステップS1503にて新たな母
点の指定を行うか、または、ステップS1504にて削
除する母点の指定を行うか、または、ステップS150
5にて2つの母点を結ぶ線分を辺として固定するために
2つの母点の指定を行うか、または、ステップS150
6にて既存の固定辺の固定の解除指定を行う。
【0028】ステップS1503で母点が追加されたと
判断した場合に実行されるDelaunay三角網への
追加処理(ステップS1507)は、図6に示した通り
である。また、ステップS1504で母点削除の指示を
受けた場合に実行されるDelaunay三角網の削除
処理(ステップS1508)は、図7に示した通りであ
る。
【0029】ステップS1505で、既存の2つの母点
が辺固定のために指定されたと判断された場合には、ス
テップS1509に進み処理される。ステップS150
9は、どの母点間を固定するかを記憶しておく処理のひ
とつであり、辺固定するために指示されたこの辺を随時
追加し記憶しておく処理である。また、ステップS15
06で、既存の固定辺の固定を解除する指示がなされた
と判断した場合には、ステップS1510に進み処理さ
れる。ステップS1510は、どの母点間を固定するか
を記憶しておく処理のひとつであり、ステップS150
9で記憶された固定辺の中から、該当の固定辺を記憶か
ら消去することにより、固定辺指定を解除する処理であ
る。
【0030】ステップS1507,S1508,S15
09,S1510がそれぞれ終了すると、ステップS1
511へと進む。ステップS1511は、ステップS1
509,S1510によって固定するよう記憶されてい
る固定辺の実際の辺固定処理を行うステップである。こ
のステップS1511の処理を図17のフローチャート
に従って説明する。まず、ステップS1601にて、固
定するために指定されている辺があるかどうかを調べ
る。固定辺は、図16のステップS1509とステップ
S1510にて、指定がなされており、ない場合には辺
固定処理を抜け、ある場合には、ステップS1602の
処理へと進む。ステップS1602以降の処理について
の説明を以下に続ける。図18(a)のようなDela
unay三角網があるとき、ステップS1602にて、
辺として固定するために指定された2つの母点(図18
(b))を結ぶ線分を求める。この線分を線分Eとす
る。この線分Eが通過する三角形を、ステップS160
3にて選出する。このステップS1603の線分を通過
する三角形の選出処理は、図19に示し後述する。選出
された結果は、図18(c)のハッチング部分となる。
この三角形群を一旦多角形領域Dとする(ステップS1
604)。そして、ステップS1605にてこの多角形
領域D中の三角形を削除する。これにより、上記線分を
通過する三角形が削除された状態となる。この多角形領
域D内で、上記線分が辺として残る三角網を生成するこ
とを行う。
【0031】ステップS1606にて、多角形領域Dを
上記線分を境界とする2つの多角形領域D1とD2に分
ける(図18(d))。そして、多角形領域D1の頂点
を用いて、これらの点を母点とするもとのDelaun
ay三角網とは全く独立なDelaunay三角網を生
成する(ステップS1607)。同様に、多角形領域D
2の頂点を用いて、Delaunay三角網を生成する
(ステップS1609)(図17(E))。このそれぞ
れ2つのステップS1607およびステップS1609
のDelaunay三角網の生成処理については、図9
に示した流れ図の通りである。このステップS160
7,1609により得られたDelaunay三角網
は、多角形領域の外部にも三角形をもつ場合がある(図
11に例を示した。図18(f)の場合もそうである)
ので、ステップS1607,1609にて生成されたD
elaunay三角網のうち、多角形領域D1,D2の
外部に生成された三角形をステップS1608,161
0にて削除する。このステップS1608,1610
は、図10に示した流れ図の通りである。
【0032】こうして得られた多角形領域D1および多
角形領域D2中の三角形群をまとめて、ステップS16
11にて多角形領域D部分と置き換えることによって、
2つの母点を結ぶ辺を固定した三角網を生成することが
できる(図18(g))。ステップS1611の後、ス
テップS1612と進む。ステップS1612では、固
定するために指定された辺すべてに対して、これらステ
ップS1602〜S1611までの処理が行われたかの
チェックを行う。すべての固定するために指定された辺
に関して、これら処理が行われていたならば処理を抜
け、固定するために指定された辺すべての処理が終わっ
ていない場合、残ったものに関して、ステップS160
2にもどり、ステップS1602〜S1611の処理を
繰り返す。尚、これらのステップS1601〜1610
により、生成された三角網は、拘束付きDelauna
y(Constrained Delaunay)三角網と呼ばれ、拘束を付け
た部分でDelaunay三角網の特徴は破綻している
三角網の一種となる。
【0033】ステップS1602の線分を通過する三角
形の選出処理内容を図19に示し、説明する。まず、ス
テップS1801にて、ある三角形を3辺に分解し、そ
れぞれを線分とする。そして、それら3つの線分と線分
Eとが交差するかをチェックする(ステップS180
2)。ここで、この2線分の交差判定は、1つの線分の
2端点の座標がそれぞれ(x1 ,y1 ),(x2 ,y2
)で、もうひとつの線分の2端点の座標がそれぞれ
(x3 ,y3 ),(x4 ,y4 )であるとき、
【0034】
【数3】
【0035】が成り立つとき、交差していると判定でき
る。線分の端点が他方の線分に接している場合は含まれ
ていない。これを用いて、ステップS1802では、線
分の交差判定を行う。三角形の3辺のうち1辺でも線分
Eと交われば、線分Eは、その三角形を通過する。そし
て、ステップS1803にて、その三角形を登録してお
き、ステップS1804にて、すべての三角形について
上記ステップS1801〜1803を行う。
【0036】以上の方法により、ステレオ画像から三角
形パッチデータを生成する過程で、2つの点を指定し、
その間の線分を辺として固定できる。例を図20,図2
1に示す。図20は、第1の実施例の図13と同様に、
マウスによる指定、入力待ちの状態である。この状態か
ら、2つの母点(図示の点P,Q)を指定し、辺固定を
行った結果が図21である。
【0037】<第3の実施例の説明>第1、第2の実施
例では、三次元の点の位置をステレオ画像から獲得し、
その点を用いて三角形パッチデータを生成するものであ
った。従来技術(2)にあるように、距離画像入力装置
を用いて、室内シーンなどの三次元空間や物体などの三
次元対象物の距離画像を計測することができる。距離画
像は、二次元的な画像配列としての二次元面的な性質
と、各画素に三次元位置を持つという三次元的な性質を
兼ね備えるため、ステレオ画像の右または左画像を利用
してDelaunay三角網を生成するかわりに、距離
画像の画像面でDelaunay三角網を生成すること
が可能である。また、距離画像から、シーンの形状の変
化の激しい点などを既存技術である各種の特徴点抽出ア
ルゴリズムにより抽出することが可能である。また、マ
ウスなどのポインティングデバイスにより、特徴的な点
を指定することでもよい。これらの点群をDelaun
ay三角網の母点とみなすことによって、図6の流れを
示した母点の追加Delaunay三角網更新処理を施
すことによりDelaunay三角網を生成し、三角パ
ッチデータを生成する。
【0038】<第4の実施例の説明>距離画像から、画
像中のエッジ(ルーフエッジ,ジャンプエッジ等)を既
存技術である各種のエッジ抽出アルゴリズムにより抽出
することができる。このエッジの端点をDelauna
y三角網の母点とし、エッジ部分を2つの母点を結ぶ固
定辺とみなすことにより、実施例2と同様に拘束付きD
elaunay三角網を生成することにより、三角形パ
ッチモデルを生成する。
【0039】<第5の実施例の説明>従来技術(3)に
あるように、接触式または非接触式三次元デジタイザに
より、物体などの三次元対象物の三次元点の位置を順次
入力することが可能であった。この入力される三次元点
位置を、三次元空間のある二次元投影面に射影変換し、
その投影面上にて、投影面上の入力点をDelauna
y三角網の母点とみなし、母点の追加Delaunay
三角網更新工程を施すことにより、三角形パッチデータ
を生成する。このとき、入力した点が、不適当であった
場合に母点の削除Delaunay三角網更新工程を施
すことにより、母点の削除を行なう。あとは第1の実施
例と同様である。
【0040】<第6の実施例の説明>第5の実施例にお
いて、順次入力する点において、ある2点の間を辺とし
て固定したいような場合、2母点を指定し辺固定処理を
施すことにより、第2の実施例と同様に拘束付きDel
aunay三角網を生成し、三角形パッチデータを生成
できる。
【0041】<第7の実施例の説明>三次元空間中の点
の位置を計測できる何らかの装置および方法により得ら
れる、三次元点群を用いて、第1の実施例と同様にDe
launay三角網を生成することにより三角形パッチ
データを生成する。 <第8の実施例の説明>三次元空間中の点の位置を計測
できる何らかの装置および方法により得られる、三次元
点群とある2点間を辺として固定するという情報とを用
いて、第2の実施例と同様に拘束付きDelaunay
三角網を生成することにより三角形パッチデータを生成
する。
【0042】尚、上記各実施例で説明したように、装置
の構成として3次元画像の入力及びそのDelauna
ry三角網を生成するすることができれば良いから、1
つの固定の装置ではなく、例えば汎用のコンピュータ
(例えばパーソナルコンピュータやワークステーショ
ン)等の上記処理を実現するプログラムを供給すること
で達成しても良い。すなわち、本願発明は、複数の機器
から構成されるシステムに適用しても、1つの機器から
成る装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或
は装置にプログラムを供給することによって達成される
場合にも適用されるものである。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来技術(1)または(2)または(3)と、従来技術
(4)を有機的に組み合わせることが可能になり、三次
元位置のみでなく、Delaunay三角網を利用した
三角形パッチによる三次元幾何形状を生成することが可
能となった。
【0044】また、本発明によれば、Delaunay
三角網を生成し三角形パッチによる三次元幾何形状を生
成する際に、指定した点が、正しい位置に指定されてい
なかった場合などに、母点を削除し三角形パッチを更新
することが可能になる。また、点から三角形パッチをD
elaunay三角網により生成すると、三角形の辺は
Delaunayの原理(外接円原理および最小角最大
原理)に基づき自動的に決定されるため、ある2点間を
生成される三角網の辺として残したいという要求に対応
できないという問題があったが、本発明によると、2点
を通る線分を辺として固定し三角網を生成することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Delaunay三角網の母点を追加し更新す
る処理の推移を示す模式図である。
【図2】Delaunay三角網の母点を追加した場合
の処理内容を示す模式図である。
【図3】本実施例の三角形パッチ生成装置のブロック図
である。
【図4】本実施例の三角形パッチ生成処理の全体の流れ
を示すフローチャートである。
【図5】図4の中のマウスによる対応点指定のフローチ
ャートである。
【図6】図5および図8の中の母点の追加処理のフロー
チャートである。
【図7】図5の中の母点の削除処理のフローチャートで
ある。
【図8】母点の削除処理の内容を示す模式図である。
【図9】図7の中の多角形領域Cの頂点でDelaun
ay三角網生成処理のフローチャートである。。
【図10】図7の中の多角形領域C外部の三角形の削除
処理のフローチャートである。
【図11】多角形領域Cの外部の三角形の発生例を示す
図である。
【図12】入力したステレオ画像の例を示す図である。
【図13】画像中の点指定待ち状態の例である。
【図14】Delaunay三角網の母点を追加更新し
た例である。
【図15】Delaunay三角網の母点を削除更新し
た例である。
【図16】第2の実施例におけるマウスによる対応点指
定処理を示すフローチャートである。
【図17】第2の実施例における辺固定処理内容を示す
フローチャートである。
【図18】第2の実施例における辺固定処理の模式図で
ある。
【図19】図17における線分が通過する三角形の選出
処理内容を示すフローチャートである。
【図20】第2の実施例における、或るDelauna
y三角網で、画像中の点指定待ち状態の例である。
【図21】第2の実施例における2母点を辺固定した例
である。
【符号の説明】
1 処理手順を記憶するための記憶装置 2 処理を行うデータ、処理結果データを記憶するため
の記憶装置 3 CPU 4 ウィンドウシステム 5 外部機器とのデータの入出力部 6 キーボード 7 マウス p1 三角形パッチを生成するプログラム r1 p1の中でマウスにより画像中の点を指定するG
UIルーチン r2 p1の中でDelaunay三角網の母点を追加
更新するルーチン r3 p1の中でDelaunay三角網の母点を削除
更新するルーチン d1 処理のために入力されたステレオ画像の右画像 d2 処理のために入力されたステレオ画像の左画像 d3 処理により生成される三角形パッチデータ d31 d3のうち三角形パッチの頂点データ(Del
aunay三角網の母 点データ) d32 d3のうち三角形パッチの辺のデータすなわち
頂点の連結を表すデータ(Delaunay三角網の母
点接続関係を表すデータ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9287−5L G06F 15/62 415

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三次元空間の物体上の離散的な点を対話
    的に選択し入力する入力工程と、 該入力工程で入力された点に基づいて、三次元幾何形状
    モデルをDelaunary三角網を利用した三角パッ
    チにより生成する生成工程とを備えることを特徴とする
    画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記入力工程は、ステレオ画像において
    対話的に左右の画像の対応点を選択し、三角測量の原理
    の下で三次元位置情報を入力することを特徴とする請求
    項第1項に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記入力工程は、距離画像から点を選択
    し、三次元位置情報を入力することを特徴とする請求項
    第1項に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記入力工程は、三次元デジタイザを用
    いて点を選択し、三次元位置情報を入力することを特徴
    とする請求項第1項に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前前記生成工程は、入力工程で入力され
    た点を、三角形パッチデータの新たな頂点(母点)とし
    て加え、Delaunary三角網を更新する母点追加
    工程と、 既存のある母点を削除対象として指示することで削除
    し、Delaunary三角網を更新する母点削除工程
    とをそれぞれ並列に具備することを特徴とする請求項第
    1項に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前前記生成工程は、入力工程で入力され
    た点を結ぶ線分を三角形パッチデータの三角形の辺とし
    て固定し、Delaunary三角網を更新する第1の
    更新工程と、 既存の固定辺をDelaunary三角網表示画面上で
    選択し、その辺をDelaunary三角網の固定辺か
    ら解除し、Delaunary三角網を更新する第2の
    更新工程とををそれぞれ並列に具備することを特徴とす
    る請求項第1項に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 三次元空間の物体上の離散的な点を対話
    的に選択し入力する入力手段と、 該入力手段で入力された点に基づいて、三次元幾何形状
    モデルをDelaunary三角網を利用した三角パッ
    チにより生成する生成手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は、ステレオ画像において
    対話的に左右の画像の対応点を選択し、三角測量の原理
    の下で三次元位置情報を入力することを特徴とする請求
    項第7項に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、距離画像から点を選択
    し、三次元位置情報を入力することを特徴とする請求項
    第7項に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記入力手段は、三次元デジタイザを
    用いて点を選択し、三次元位置情報を入力することを特
    徴とする請求項第7項に記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 前前記生成手段は、入力手段で入力さ
    れた点を、三角形パッチデータの新たな頂点(母点)と
    して加え、Delaunary三角網を更新する母点追
    加手段と、 既存のある母点を削除対象として指示することで削除
    し、Delaunary三角網を更新する母点削除手段
    とをそれぞれ並列に具備することを特徴とする請求項第
    7項に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前前記生成手段は、入力手段で入力さ
    れた点を結ぶ線分を三角形パッチデータの三角形の辺と
    して固定し、Delaunary三角網を更新する第1
    の更新手段と、 既存の固定辺をDelaunary三角網表示画面上で
    選択し、その辺をDelaunary三角網の固定辺か
    ら解除し、Delaunary三角網を更新する第2の
    更新手段とををそれぞれ並列に具備することを特徴とす
    る請求項第7項に記載の画像処理装置。
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