JPH07152676A - データ連結方法 - Google Patents

データ連結方法

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Publication number
JPH07152676A
JPH07152676A JP30053593A JP30053593A JPH07152676A JP H07152676 A JPH07152676 A JP H07152676A JP 30053593 A JP30053593 A JP 30053593A JP 30053593 A JP30053593 A JP 30053593A JP H07152676 A JPH07152676 A JP H07152676A
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JP
Japan
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data
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processing unit
output
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JP30053593A
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Inventor
Taketo Ozawa
武人 小澤
Shunsuke Miyata
俊介 宮田
Yoshihiro Sadakane
良宏 定兼
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の被連結データの連結処理にかかる時間
を短縮し、スループットを向上させることができるデー
タ連結方法を提供する。 【構成】 各入出力ブロックBLj+1 ,BLj+3 ,…,
BLj+2k-1に後続する入出力ブロックBLj+2 ,BL
j+4 ,…,BLj+2kのヘッダ部Hi+1 ,Hi+2 ,…,H
i+k に格納可能なデータ長L2を各々求め、各々求めら
れたデータ長L2と同一データ長のデータを、各入出力
ブロックBLj+1 ,BLj+3 ,…,BLj+2k-1のデータ
後部DLi ,DLi+1 ,DLi+k-1 の最後部から選択す
る。こうして選択された上書データRWi ,RWi+1
…,RWi+k-1 を順次、あるいは一括して各ヘッダ部H
i+1 ,Hi+2 ,…,Hi+k へ転送する。そして、各上書
領域RWi ,RWi+1 ,…,RWi+k-1 にNULL値を
書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ部と制御情報部
とからなる複数の処理単位を連結して連続データを得る
データ連結方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、情報処理の分野において、複
数の主体(デバイスドライバ等)が読み書き可能な入出
力領域を用いて、効率良くデータ転送を行う方法が研究
されている。データ転送に用いられる入出力領域の記憶
容量は、その構造上、有限値に制限される。したがっ
て、不定長のデータを入出力するには、入出力される複
数のデータのうち、最長のデータに応じた記憶容量を有
する入出力領域を用意する必要がある。しかしながら、
この場合、短いデータを入出力する際にも、最長のデー
タに応じた入出力領域を用いるため、極めて無駄が多
い。
【0003】上記無駄を回避するために、入出力ブロッ
クという特定長の入出力領域を複数用意するとともに、
各入出力ブロック毎に管理領域を設け、複数の入出力ブ
ロックの順序を管理する方法が、広く一般に用いられて
いる。この方法によれば、複数の入出力ブロックを論理
的に連続した入出力領域とみなすことが可能となり、入
出力されるデータの長さに応じて、使用する入出力ブロ
ックの個数を変化させることが可能になる。すなわち、
入出力されるデータの長さに応じて入出力領域の記憶容
量を変化させることが可能になり、入出力されるデータ
の長さの変化に対して効率的に対処することができる。
また、各入出力ブロックを巡回的に用いることにより、
論理的には無限長の入出力領域とすることも可能であ
る。
【0004】ところで、一般に、上述した入出力ブロッ
クへデータを格納する際、当該データが入出力ブロック
の先頭に格納されることが要求される場合が多い。例え
ば、ベージ管理方式を採用している仮想記憶マシンで
は、物理装置へのデータ出力を行う場合、出力データの
先頭がページ境界であることを要求する場合が多い。こ
の場合、ページ境界と出力データ先頭の間に余白がある
と、その余白もデータの一部として物理装置に書き込ま
れてしまう。このため、物理装置から当該データを入力
する際にも、その余白がデータの一部と誤認識されてし
まう。この誤認識を回避するために、出力データの先頭
がページ境界であることが要求されているのである。
【0005】また、上記入出力領域を用いて2つの主体
間でデータを授受する場合、1つのデータ(以後、連続
データと称す)を複数のデータ(以後、被連結データと
称す)に分割する処理、あるいは複数の被連結データを
連結して元の連続データに復元する処理が必要となる場
合がある。ここで、連続データを複数の被連結データに
分割する主体は、各被連結データに対して、分割前の連
続データ内での通番、後続データの有無情報等を有する
制御情報を付与する。
【0006】このような制御情報を被連結データの先頭
に配置したものを、特にヘッダ(header)と呼び、一対の
ヘッダおよび被連結データを処理単位と称す。複数の被
連結データの連結処理は、実際には、複数の処理単位を
連結して為される。複数の処理単位を連結する主体は、
連結対象となる処理単位の制御情報に基づいて当該処理
単位を連結し、元の連続データを復元する。この際、各
処理単位中のヘッダは不要となるので削除される。
【0007】ここで、図7を参照し、上述した従来のデ
ータ分割処理および連結処理について具体的に説明す
る。図7(a)は、従来のデータ分割処理および連結処
理方法を適用したデータ管理装置の概略構成例を示すブ
ロック図であり、この図において、FMはファイルと呼
ばれるデータを処理する主体(以後、ファイルマネージ
ャFMと称す)であり、ここでは、連続データをレコー
ドと呼ばれる処理単位に分割して取り扱うものとする。
【0008】また、MTDは磁気テープ装置MTに対す
る入出力を司る主体(以下、MTドライバMTDと称
す)、DKDは磁気ディスク装置DKに対する入出力を
司る主体(以下、ディスクドライバDKDと称す)であ
る。IOBは入出力領域であり、ファイルマネージャF
M、MTドライバMTD、ディスクドライバDKDから
供給されるデータを格納する。入出力領域IOBに格納
されたデータは、ファイルマネージャFM、MTドライ
バMTD、ディスクドライバDKDに読み出される。
【0009】上記入出力領域IOBのデータ格納形式の
一例を図7(b)に示す。この図に示すように、入出力
領域IOBには、所定長のデータを格納可能な入出力ブ
ロックBL1 ,BL2 ,…が設けられるとともに、各ブ
ロックBL1 ,BL2 ,…毎に、対応するブロックへの
ポインタPTと当該ブロック内に格納される被連結デー
タ長LNとから構成される制御レコードCRが設けられ
る。制御レコードCRは連続して順に配置され、データ
情報制御テーブルTBLを構成する。
【0010】このような構成において、ファイルマネー
ジャFMとMTドライバMTDとの間で為されるデータ
転送処理について説明する。ここでは、ファイルマネー
ジャFMが、連続データをレコードと呼ばれる可変長の
処理単位に分割して扱う場合を想定する。なお、レコー
ドの先頭には、レコードの長さや他のレコードとの位置
関係を示すレコードヘッダと呼ばれる制御情報が付与さ
れているものとする。また、磁気テープ装置MTにデー
タを記録する場合には、上記レコードヘッダを削除し、
データ本体のみを順次記録するものとする。
【0011】また、入出力領域IOBにおいて、レコー
ドRは、図8に示すように、2つの入出力ブロックBL
1 ,BL2 に分割されて格納されるものとする。入出力
ブロックBL1 において、RHは供給されたレコードR
のヘッダ、RUは当該レコードRが有するデータの前部
(以後、データ前部RUと称す)である。また、入出力
ブロックBL2 において、RLはデータ後部、RNはデ
ータ後部RLに後続する余白領域(以後、NULL領域
RNと称す)である。
【0012】ここで、ファイルマネージャFMが、図9
に示すように、連続データZを処理単位PUi,PU
i+1 (iは自然数)に分割して入出力領域IOBへ供給
し、各処理単位PUi ,PUi+1 を連結して連続データ
Zを復元する過程について説明する。もちろん、連続デ
ータZは2以上の任意の数の処理単位に分割されてもよ
いが、ここでは、説明を簡明にするために分割数を2と
する。
【0013】各処理単位PUi ,PUi+1 は、各々ヘッ
ダが格納されるヘッダ部Hi ,Hi+ 1 と、被連結データ
が格納されるデータ部Di ,Di+1 とから構成される。
各処理単位PUi ,PUi+1 は、ファイルマネージャF
Mから入出力ブロックIOBに供給され、ここで、例え
ば、図10に示すようなデータ形式で、各入出力ブロッ
クBLj 〜BLj+3 (jは自然数)に格納される。
【0014】入出力ブロックBLj において、処理単位
PUi のヘッダ部Hi に後続するデータ前部DUi
は、データ部Di に格納された被連結データの前部が格
納される。また、入出力ブロックBLj と論理的に連結
された入出力ブロックBLj+1のデータ後部DL
には、データ部Di に格納された被連結データの後部が
格納され、その後部はNULL領域Ni となる。同様
に、入出力ブロックBLj+2 ,BLj+3 は論理的に連結
され、それらの各部は、処理単位PUi+1 に応じて設定
される。
【0015】次に、ファイルマネージャFMは、入出力
領域IOBに格納された複数の処理単位PUi ,PU
i+1 を連結して、連続データZを復元する。この連結処
理は、先頭の処理単位PUi のヘッダ部Hi を除くヘッ
ダ部(この場合はヘッダ部Hi+ 1 )を削除し、各入出力
ブロックBLj 〜BLj+3 を論理的に連結することによ
り為される。
【0016】この際、前述したように、各入出力ブロッ
クBLj 〜BLj+3 の先頭部分にNULL領域が存在す
ることは許されないため、ヘッダ部Hi+1 削除により先
頭にNULL領域が生じる入出力ブロックBLj+2 につ
いては、図11に示すように、当該ブロックに格納され
ていたデータ前部DUi+1 を先頭へ前詰め転送する。こ
れに伴い、入出力ブロックBLj+2 の末尾部分には、N
ULL領域NCが形成される。こうして、図12に示す
ように、連続データZが復元される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のデータ連結方法を適用したデータ管理装置では、不要
ヘッダを有する処理単位BLj+2 において、データ前部
DUi+1 を前詰めするために、当該データ前部DUi+1
に格納された被連結データ全体の転送処理が必要とな
る。
【0018】この際、各入出力ブロックに格納される被
連結データ長が長く、または連結すべき処理単位の数が
大である場合には、上記前詰め転送によるデータ転送量
が極めて大となり、転送処理に要する時間が長くなると
いう欠点がある。このことは、入出力するデータの種類
によっては、複数の被連結データの連結処理にかかる時
間が長くなり、単位時間当たりの情報処理量(以後、ス
ループットと称す)が低下するという問題を招致してい
た。
【0019】本発明は、上述した事情に鑑みて為された
ものであり、複数の被連結データの連結処理にかかる時
間を短縮し、スループットを向上させることができるデ
ータ連結方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によるデータ連結
方法は、データ連結の為の制御情報と該制御情報直後に
連結された被連結データとからなる処理単位を複数連結
して連続データを得るデータ連結方法において、前記連
続データの先頭部分となる処理単位を除く処理単位を対
象処理単位とし、該対象処理単位の制御情報と同一デー
タ長のデータをこの対象処理単位の直前に連結される処
理単位の被連結データ最後部から読み出し、この対象処
理単位の制御情報が格納された領域へ上書きする転送過
程と、該転送過程に後続し、前記被連結データ最後部に
格納されたデータを削除する削除過程とを前記各対象処
理単位に対して順次実行することを特徴としている。
【0021】
【作用】上記方法によれば、対象処理単位の制御情報と
同一データ長のデータをこの対象処理単位の直前に連結
される処理単位の被連結データ最後部から読み出され、
この対象処理単位の制御情報が格納された領域へ上書き
される。そして、前記被連結データ最後部に格納された
データが削除される。上述した処理が連続データの先頭
部分となる処理単位を除く各対象処理単位に対して行わ
れて連続データが得られるため、被連結データが制御情
報より遥かに長い一般的なデータ構造の処理単位におい
ては、連結時のデータ転送量を減少させることができ
る。すなわち、複数の被連結データの連結処理にかかる
時間が短縮され、スループットが向上する。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例に
ついて説明する。ここでは、まず、図1〜図3を参照し
て、本実施例のデータ連結方法について説明し、次に、
図4〜図6を参照して、本実施例によるデータ連結方法
を実際の装置に適用した場合のデータ連結過程について
説明する。
【0023】A:データ連結方法の説明 図1は入出力領域に複数の処理単位が格納された状態を
示す図であり、この図に示すように、ヘッダおよび被連
結データからなる各処理単位PUi ,PUi+1,…,P
i+k (kは例えば、3以上の自然数)は、それぞれ、
入出力ブロックBLj ,BLj+1 、入出力ブロックBL
j+2 ,BLj+3 、…、入出力ブロックBLj+2k,BL
j+2k+1に分割格納されている。これらの処理単位PU
i ,PUi+1,…,PUi+k は順に連結されて連続デー
タとなるものである。
【0024】入出力ブロックBLj には、処理単位PU
i のヘッダを格納したヘッダ部Hi、このヘッダ部Hi
に後続して、当該処理単位PUi が有する被連結データ
の前部を格納したデータ前部DUi が形成され、入出力
ブロックBLj+1 には、当該被連結データの後部を格納
したデータ後部DLi 、このデータ後部DLi に後続し
て、NULL領域Ni が形成されている。
【0025】そして、これら2つの入出力ブロックBL
j ,BLj+1 は論理的に連結されて処理単位PUi に対
応している。他の入出力ブロックBLj+2 ,BLj+3
入出力ブロックBLj+4 ,BLj+5 、…、入出力ブロッ
クBLj+2k,BLj+2k+1についても、上述した入出力ブ
ロックBLj ,BLj+1 と同様であり、それぞれ、処理
単位PUi+1 ,PUi+2 ,…,PUi+k に対応してい
る。
【0026】次に、上述した状態において、各処理単位
PUi ,PUi+1 ,…,PUi+k を連結する過程につい
て説明する。まず、連結後に最後部となる処理単位PU
i+kを除く各処理単位PUi ,PUi+1 ,…,PUi+k-1
が有する被連結データの後部が格納されている入出力
ブロックBLj+1 ,BLj+3 ,…,BLj+2k-1に着目す
る。そして、各入出力ブロックBLj+1 ,BLj+3
…,BLj+2k-1に後続する入出力ブロックBLj+2 ,B
j+4 ,…,BLj+2kのヘッダ部Hi+1 ,Hi+2,…,
i+k に格納可能なデータ長L2を各々求め、各々求め
られたデータ長L2と同一データ長のデータを、各入出
力ブロックBLj+1 ,BLj+3 ,…,BLj+ 2k-1のデー
タ後部DLi ,DLi+1 ,DLi+k-1 の最後部から選択
する。こうして選択されたデータを上書データRWi
RWi+1 ,…,RWi+k-1 と称す。
【0027】次に、図2に示すように、上記各上書デー
タRWi ,RWi+1 ,…,RWi+k- 1 を順次、あるいは
一括して各ヘッダ部Hi+1 ,Hi+2 ,…,Hi+k へ転送
する。そして、各上書領域RWi ,RWi+1 ,…,RW
i+k-1 にNULL値を書き込み、これらの領域をNUL
L領域Ni´ ,Ni+1´ ,…,Ni+k-1´ の一部とす
る。
【0028】上述した転送処理は複数の入出力ブロック
に対して行われるが、ここでは、説明を簡明にするため
に、図3(a)、図3(b)に示すように、入出力ブロ
ックBLj+1 ,BLJ+2 のみに着目し、その転送過程に
ついて説明する。図3(a)において、上書データRW
i は入出力ブロックBLj+1 内に存在するが、転送処理
が行われると、図3(b)に示すように、入出力ブロッ
クBLj+2 の先頭領域へ転送される。
【0029】この際、上書データRWi のデータ長は、
ヘッダ部Hi+1 (図3(a)参照)のデータ長と同一で
あるため、上書データRWi の後端はデータ前部DU
i+1 (図3(a)参照)の先端に連続し、両者はデータ
前部DUi+1´ を形成する。そして、図3(a)におい
て上書領域RWi が存在する領域には、NULL値が書
き込まれ、こうして新しく作成されたNULL領域とN
ULL領域Ni が連結され、図3(b)に示すNi´ が
形成される。
【0030】再び図2において、転送処理後、データ後
部DLi ,DLi+1 ,…,DLi+k- 1 のデータ長はL2
だけ短くなり、入出力ブロックBLj+2,BLj+4,…,
BLj+2kのデータ長はL2だけ長くなる。そして、転送
元の各入出力ブロックBLj+ 1 ,BLj+3 ,…,BL
j+2k-1と転送先の各入出力ブロックBLj+2 ,B
j+4,…,BLj+2kとが、各々論理的に連結され、全
ての入出力ブロックBLj ,BLj+1 ,…,BLj+2k+1
により、一連の連続データZ´が表現される。こうし
て、複数の処理単位PUi ,PUi+1 ,…,PUi+k
ら連続データZ´が得られる。
【0031】B:実際の装置によるデータ連結過程 次に、上述したデータ連結方法を図7(a)に示すデー
タ管理装置に適用した場合のデータ連結過程について説
明する。図4は本発明の一実施例によるデータ連結方法
を説明する為のフローチャートであり、この図に示す処
理は、図7(a)のファイルマネージャFMによって為
されるものである。ここで、図7(a)の入出力領域I
OBは、図5に示すように、所定データ長の4個の入出
力ブロックBL1 〜BL4 を有するものとする。
【0032】ここでは、ファイルマネージャFMから入
出力領域IOBへ供給されたデータを、MTドライバM
TDへ供給する過程について説明する。ファイルマネー
ジャFMから入出力領域IOBへ供給されるデータは、
複数のレコードに分割されており、MTドライバへ供給
するためには、これらのレコードを連結して連続データ
である入出力データRZを得る必要があるものとする。
【0033】このような前提に基づいて、まず、ファイ
ルマネージャFMから入出力データRZに対応するレコ
ードR1 ,R2 が入出力領域IOBの入出力ブロックB
1,BL2 、入出力ブロックBL3 ,BL4 へ供給さ
れ、それぞれ、図5に示すように、分割格納される。こ
の図において、RH1 ,RH2 は各レコードR1 ,R2
のヘッダが格納されたヘッダ部、RU1 ,RU2 は各レ
コードR1 ,R2 が有する被連結データの前部を格納す
るデータ前部である。
【0034】また、RL1 ,RL2 は各レコードR1
2 が有する被連結データの後部を格納するデータ後
部、RN1 ,RN2 はデータ後部RL1 ,RL2 に後続
するNULL領域である。このように、各入出力ブロッ
クBL1 〜BL4 にレコードR1 ,R2 が格納された状
態で、ファイルマネージャFMが、レコードR1 を対象
処理単位とし、図4のフローチャートに示す処理を行
う。以後、特に断らない限り、処理の主体をファイルマ
ネージャFMとする。
【0035】図4において、まず、ステップS1では、
対象処理単位(レコードR1 )のヘッダ部RH1 が参照
され、ヘッダ部RH1 に記録された制御情報から、当該
対象処理単位の通番等が読み出される。次に、ステップ
S2では、ステップS1で得られた通番に応じて、対象
処理単位が入出力データRZの先頭部分であるか否かが
判断される。ここでは、対象処理単位がレコードR1
あり、その通番は、入出力データRZの先頭部分である
ことを表す数値(例えば、「1」)であるため、上記判
断結果が「Yes」となり、処理はステップS6へ進
む。
【0036】ステップS6では、上記通番に応じて、対
象処理単位が入出力データRZの最後部であるか否かが
判断される。対象処理単位はレコードR1 であるため、
当該判断結果は「No」となり、処理はステップS7へ
進む。ステップS7は、対象処理単位を、現在の対象処
理単位(レコードR1 )に後続するレコード(ここで
は、レコードR2 )に変更する処理であり、当該変更処
理後、処理はステップS1へ戻る。
【0037】ステップS1において、レコードR1 に対
する場合と同様な処理が行われ、対象処理単位(レコー
ドR2 )のヘッダ部RH2 に格納された制御情報から、
当該対象処理単位の通番等が読み出される。次に、ステ
ップS2では、レコードR1に対する場合と同様な判断
処理が行われるが、ここでは、対象処理単位がレコード
2 であり、その通番は、入出力データRZの先頭部分
でないことを表す数値(例えば、「2」)であるため、
判断結果は「No」となり、処理はステップS3へ進
む。
【0038】ステップS3は、対象処理単位が入出力デ
ータRZの先頭部分でない場合の処理であり、ヘッダ部
RH2 に、連結後に当該対象処理単位の前方に位置する
ことになる処理単位(レコードR1 )の最後部のデータ
を転送する。以後、このデータを上書データRRW1
称す。この上書データRRW1 のデータ長は、ヘッダ部
RH2 のデータ長L3と一致するよう設定される。そし
て、処理はステップS4へ進む。
【0039】ステップS4では、転送元である入出力ブ
ロックBL2 の上書データRRW1が格納されている領
域にNULL値を書き込む。すなわち、転送元の上書デ
ータRRW1 が除去される。こうして得られたNULL
領域と、NULL領域RN1とが連結され、図6に示す
ように、NULL領域RN1´ となる。また、上書きデ
ータRRW1 の後端とデータ前部RU2 の先端とは入出
力データRZにおいて連続することが明かであるので、
入出力ブロックBL3 の先頭部の上書データRRW1
データ前部RU2 とが連結され、データ前部RU2´と
なる。
【0040】次に、ステップS5では、対象処理単位を
連結後に直前に位置することになる処理単位と論理的に
連結する。これにより、対象処理単位(レコードR1
と直前の処理単位(レコードR2 )とが連結されたこと
になる。次に、ステップS6では、前述したように、対
象処理単位(レコードR2 )が最後部の処理単位である
か否かが判断される。レコードR2 は最後のレコードで
あるので、ここでの判断は「Yes」となり、処理が終
了する。この時点で入出力領域に格納された全てのレコ
ード(レコードR1 ,R2 )が連結されており、ファイ
ルマネージャFMにより、入出力データRZとして、M
TドライバMTDへ供給される。
【0041】以上説明したように、本発明の一実施例に
よるデータ転送方法では、連結後に直前に位置する処理
単位の最後部の一部を、対象処理単位のヘッダ部のデー
タ長だけ、当該ヘッダ部に上書き転送するようにしたた
め、従来のヘッダ部削除に伴う前詰め転送を行う必要が
ない。したがって、被連結データが制御情報より遥かに
長い一般的なデータ構造の処理単位においては、処理単
位連結時のデータ転送量を減少させることができる。す
なわち、スループットを向上させることができる。
【0042】
【発明の効果】本発明によるデータ連結方法によれば、
対象処理単位の制御情報と同一データ長のデータをこの
対象処理単位の直前に連結される処理単位の被連結デー
タ最後部から読み出され、この対象処理単位の制御情報
が格納された領域へ上書きされる。そして、前記被連結
データ最後部に格納されたデータが削除される。上述し
た処理が連続データの先頭部分となる処理単位を除く各
対象処理単位に対して行われて連続データが得られるた
め、被連結データが制御情報より遥かに長い一般的なデ
ータ構造の処理単位においては、連結時のデータ転送量
を減少させることができる。したがって、複数の被連結
データの連結処理にかかる時間を短縮し、スループット
を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるデータ連結方法を説
明するための図である。
【図2】 同方法を説明するための図である。
【図3】 同方法におけるデータ転送処理を説明するた
めの図である。
【図4】 同方法を適用したデータ管理装置による処理
の流れを示すフローチャートである。
【図5】 同装置によるデータ連結過程を説明するため
の図である。
【図6】 同過程を説明するための図である。
【図7】 データ管理装置の概略構成を説明するための
図である。
【図8】 レコードと入出力ブロックとの関係を示す図
である。
【図9】 連続データと処理単位との関係を示す図であ
る。
【図10】 従来のデータ連結方法を説明するための図
である。
【図11】 同方法による前詰め転送処理を説明するた
めの図である。
【図12】 従来のデータ連結方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
DK 磁気ディスク装置 DKD ディスクドライバ FM ファイルマネージャ IOB 入出力領域 MT 磁気テープ装置 MTD MTドライバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ連結の為の制御情報と該制御情報
    直後に連結された被連結データとからなる処理単位を複
    数連結して連続データを得るデータ連結方法において、 前記連続データの先頭部分となる処理単位を除く処理単
    位を対象処理単位とし、 該対象処理単位の制御情報と同一データ長のデータをこ
    の対象処理単位の直前に連結される処理単位の被連結デ
    ータ最後部から読み出し、この対象処理単位の制御情報
    が格納された領域へ上書きする転送過程と、 該転送過程に後続し、前記被連結データ最後部に格納さ
    れたデータを削除する削除過程とを前記各対象処理単位
    に対して順次実行することを特徴とするデータ連結方
    法。
JP30053593A 1993-11-30 1993-11-30 データ連結方法 Pending JPH07152676A (ja)

Priority Applications (1)

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JP30053593A JPH07152676A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 データ連結方法

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JP30053593A JPH07152676A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 データ連結方法

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JPH07152676A true JPH07152676A (ja) 1995-06-16

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010044772A (ja) * 2009-09-14 2010-02-25 Panasonic Corp 情報送受信方法および情報送受信システムおよび送信装置と受信装置

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