JPH0715120Y2 - 遠赤外ヒータ - Google Patents

遠赤外ヒータ

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JPH0715120Y2
JPH0715120Y2 JP9598689U JP9598689U JPH0715120Y2 JP H0715120 Y2 JPH0715120 Y2 JP H0715120Y2 JP 9598689 U JP9598689 U JP 9598689U JP 9598689 U JP9598689 U JP 9598689U JP H0715120 Y2 JPH0715120 Y2 JP H0715120Y2
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JP
Japan
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thermistor
temperature
heater
far
infrared heater
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JP9598689U
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JPH0335691U (ja
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賢 中里
信之 長谷川
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Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
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Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はヒータの表面温度を高精度に制御できる遠赤外
ヒータに関する。
〔従来の技術〕
遠赤外ヒータは、使用目的により、棒状、管状、面状な
ど各種形状により、遠赤外線が最も効率よく放射される
温度領域で使用されている。遠赤外ヒータを、乾燥、加
熱、食品加工、保健、医療等の分野において、使用する
場合、被加熱体の種類や目的により、ある加熱温度や遠
赤外線の波長が必要になるため、最適のヒータ表面温度
にすることが要求される。
一般的に遠赤外ヒータの温度制御は、温度センサにて温
度を検知して、得られた情報を制御部に伝え、ヒータの
電力をコントロールする方法がとられている。
ここで、上記の温度センサをどこに設置するかでコント
ロール性能が大きく左右される。温度センサが検知する
場所としては、次の3つの方式がある。
(1)炉内の雰囲気温度を検知する方式。
(2)ヒータ自体の表面温度を検知する方式。
(3)被加熱体の温度を検知する方式。
上記において、(1)の方式は温度センサとヒータとの
間にタイムラグが生じ被加熱物の温度は、周期的に変動
する。また、(3)の方式は赤外線温度計を用いるが温
度制御が困難で一般的とはいえない。この為、一般的に
は、(2)の方式がヒータの温度を即時検知できるの
で、高精度の温度コントロールが要求される場合に採用
されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記の(2)の方式において、使用温度領域が200〜500
℃の範囲では、遠赤外ヒータの表面に熱電対や白金測温
体を接触させて耐熱セメント等で固定化したものが用い
られている。
しかし、この方法は下記のような種々の問題点を含んで
いる。
(1)従来の遠赤外ヒータは、碍管内にニクロム線を挿
入したものであった為、温度センサを表面に接着させて
いたが、外れ易い。特に棒状、管状のような曲面の表面
の場合は顕著である。
(2)センサーとして、熱電対を用いた場合、出力が起
電力であるため制御回路にコストがかかる。一方、白金
測温体はリード線がはずれやすい。又、一般的に双方と
も高価である。
(3)センサーの絶縁性が完全でなく、温度の測定精度
に問題がある。
本考案は上記の従来の問題となっていた温度センサー及
びその取り付け構造を改良することにより、強固で安定
した温度センサ付遠赤外ヒータを提供すると同時に高精
度に制御できるヒータをも提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案の遠赤外ヒータは、遠赤外線を放射す
る絶縁性ガラス質保護層を有するセラミック質ヒータ素
体に、炭酸コバルト、酸化マンガン、水酸化アルミニウ
ム、珪酸カルシウムからなる原料組成で構成された高温
用サーミスタを埋込んだことを特徴とする。
ここで、上記の温度センサとしてのサーミスタは、特公
昭51−40082号、特公昭53−16914号、特開昭63−190301
号などで開示されている上記組成の500℃に耐えるサー
ミスタを用いる。このサーミスタは、200℃で60KΩ以
上、500℃で500Ω以上と高抵抗値であり、外部の影響を
受けにくいこと、サーミスタ常数B値が6500°Kと大き
いため温度制御が容易であること、最大許容電力は5mW
と大きく、高精度の温度制御が可能であることなどの特
徴があり、本用途には好適といえる。
また、上記のセラミック質ヒータは特開昭63−307682号
に開示されている遠赤外ヒータを採用することが成形
性、加工性の面から好ましい。つまり、温度センサとし
てサーミスタを埋込むための穴の加工や、種々な形状に
対応するための成形性が必要となってくる。具体的に
は、該セラミック質ヒータは原料粉末を任意の形状に成
形したのち、サーミスタを埋込むための穴を形成し、焼
成することにより得られる。
以上のように、本考案に係る遠赤外ヒータは、該セラミ
ック質ヒータの穴に高温用サーミスタを挿入し、周辺を
耐熱性セラミック接着剤で固定しており、強固に固定し
たものであり、更に比較的安価な高温用サーミスタを採
用し、制御装置も安価となり、熱応答性や測定精度が向
上したものである。
〔構成〕
次に図面により本考案を説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す部分断面図であり、
第2図は、本考案に係る遠赤外ヒータに用いられる高温
用サーミスタの断面図である。
第1図において、セラミック質ヒータ素体1に予め穴加
工し、高温用サーミスタ4を挿入し、耐熱性セラミック
接着剤5で固定した構造となっている。またヒータ表面
にはガラス質保護層2、ヒータ端部には電極3が形成さ
れている。
第2図は高温用サーミスタの一実施例を示すもので、サ
ーミスタ素子6から白金線8を介して、リード線7に接
続され、周囲を保護ガラス9で覆われている。
以上のように、高温用サーミスタが強く固定され、外れ
にくく、更にリード線もしっかりと固着されている構造
となっている。
〔実施例〕
本考案を実施例により説明する。
金属酸化物の絶縁性耐熱構造材中に導電材として金属珪
素を30重量%混合し、管状に成形した。乾燥後、成形体
の中央付近にドリルにて穴を形成したのち焼成し外径20
mm、内径14mm、長さ270mmの管状セラミック質ヒータ素
体を得た。該ヒータ素体に形成されている穴に、炭酸コ
バルト30重量%、水酸化アルミニウム35重量%、酸化マ
ンガン15重量%、珪酸カルシウム20重量%からなる原料
組成の高温用サーミスタを埋込み周辺を耐熱性セラミッ
ク接着剤で固定し、300℃、60分の条件で焼付けた。
該高温用サーミスタのリード線の方向に引っ張りの力を
100g/secの割合で加えていったところ、2kgの時でも外
れることなく異常が見られなかった。
〔考案の効果〕
前述してきたように本考案に係る遠赤外ヒータ、すなわ
ち高温用サーミスタを埋込んだ遠赤外ヒータは従来の温
度センサ付遠赤外ヒータに比べ、以下のような効果を有
する。
(1)高温用サーミスタが容易にはずれず、またリード
線のはずれもない。
(2)サーミスタ素体、制御装置とも比較的安価であ
る。
(3)サーミスタの抵抗値が高く、外部からの影響が少
ない。
(4)サーミスタ常数B値が大きく、又、最大許容電力
も大きいため、温度制御が容易で且つ高精度である。
本考案の遠赤外ヒータは非常に精密な温度制御が要求さ
れるあらゆる遠赤外加熱の用途に適しており、産業上の
効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す部分断面図であり、
第2図は、本考案に係る遠赤外ヒータに用いられる高温
用サーミスタの断面図である。 1……セラミック質ヒータ素体 2……ガラス質保護層 3……電極 4……高温用サーミスタ 5……耐熱性セラミック接着剤 6……サーミスタ素子 7……リード線 8……白金線 9……保護ガラス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】遠赤外線を放射する絶縁性ガラス質保護層
    を有するセラミック質ヒータ素体に、炭酸コバルト、酸
    化マンガン、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウムから
    なる原料組成で構成された高温用サーミスタを埋込んだ
    ことを特徴とする遠赤外ヒータ。
JP9598689U 1989-08-18 1989-08-18 遠赤外ヒータ Expired - Lifetime JPH0715120Y2 (ja)

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JP9598689U JPH0715120Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 遠赤外ヒータ

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JP9598689U JPH0715120Y2 (ja) 1989-08-18 1989-08-18 遠赤外ヒータ

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JPH0335691U JPH0335691U (ja) 1991-04-08
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JPH0335691U (ja) 1991-04-08

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