JPH07151166A - ソレノイド及び巻きばねクラッチ - Google Patents
ソレノイド及び巻きばねクラッチInfo
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- JPH07151166A JPH07151166A JP6202900A JP20290094A JPH07151166A JP H07151166 A JPH07151166 A JP H07151166A JP 6202900 A JP6202900 A JP 6202900A JP 20290094 A JP20290094 A JP 20290094A JP H07151166 A JPH07151166 A JP H07151166A
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- housing
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- spring clutch
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D27/00—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor
- F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
- F16D27/105—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with a helical band or equivalent member co-operating with a cylindrical coupling surface
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/02—Friction clutches disengaged by the contact of a part mounted on the clutch with a stationarily-mounted member
- F16D13/025—Friction clutches disengaged by the contact of a part mounted on the clutch with a stationarily-mounted member with a helical band or equivalent member with two or more turns embracing a drum or the like
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソレノイド作動時に残留磁気の悪影響を最小
にする磁束ブレーカを提供し、かつこの磁束ブレーカの
有効寿命を延長することにある。 【構成】 コア部材24を軸線方向の一方の端部に隣接
して配置した電磁コイル22を備え、巻きばねクラット
11の係合及び離脱を制御するソレノイド20を設け
る。電磁コイル内に設けたアーマチュア26は、電磁コ
イルの付勢及び消勢に応答して軸線方向に移動する。ア
ーマチュア26は、巻きばねクラッチ用のアクチュエー
タ16に連結され、アーマチュアの移動により巻きばね
クラッチ11の係合及び離脱を制御する。コア部材24
及びアーマチュアを共に比較的柔らかい透磁性材料で形
成する。磁束ブレーカ30を、電磁コイル内に、アーマ
チュアの一方の軸線方向端部と、コア部材剤24との間
に配置する。磁束ブレーカ30は、前記透磁性材料に比
べてステンレス鋼のような比較的硬い非透磁性材料で形
成してある。
にする磁束ブレーカを提供し、かつこの磁束ブレーカの
有効寿命を延長することにある。 【構成】 コア部材24を軸線方向の一方の端部に隣接
して配置した電磁コイル22を備え、巻きばねクラット
11の係合及び離脱を制御するソレノイド20を設け
る。電磁コイル内に設けたアーマチュア26は、電磁コ
イルの付勢及び消勢に応答して軸線方向に移動する。ア
ーマチュア26は、巻きばねクラッチ用のアクチュエー
タ16に連結され、アーマチュアの移動により巻きばね
クラッチ11の係合及び離脱を制御する。コア部材24
及びアーマチュアを共に比較的柔らかい透磁性材料で形
成する。磁束ブレーカ30を、電磁コイル内に、アーマ
チュアの一方の軸線方向端部と、コア部材剤24との間
に配置する。磁束ブレーカ30は、前記透磁性材料に比
べてステンレス鋼のような比較的硬い非透磁性材料で形
成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に磁気作動クラッ
チ、ことに巻きばねクラッチ(wrap spring
clutch)の係合及び離脱を制御するソレノイド
の作動時に残留磁気の悪影響を最少にする磁束ブレーカ
(magnetic flux breaker)用の
改良された構造に関する。
チ、ことに巻きばねクラッチ(wrap spring
clutch)の係合及び離脱を制御するソレノイド
の作動時に残留磁気の悪影響を最少にする磁束ブレーカ
(magnetic flux breaker)用の
改良された構造に関する。
【0002】
【発明の背景】クラッチは、回転動力源を回転可能な従
動機構に選択的に連結する機械装置に使われることの多
いよく知られた装置である。典型的にはクラッチは、入
力軸と出力軸と入力軸を出力軸に選択的に連結する若干
の機構とを備えている。クラッチを係合させるときは入
力軸が出力軸に連結され、従動機構を回転駆動する。ク
ラッチが離脱されるときは、入力軸は出力軸から連結が
はずれる。
動機構に選択的に連結する機械装置に使われることの多
いよく知られた装置である。典型的にはクラッチは、入
力軸と出力軸と入力軸を出力軸に選択的に連結する若干
の機構とを備えている。クラッチを係合させるときは入
力軸が出力軸に連結され、従動機構を回転駆動する。ク
ラッチが離脱されるときは、入力軸は出力軸から連結が
はずれる。
【0003】よく知られた形式力クラッチの1例として
巻きばねクラッチがある。基本的巻きばねクラッチは入
力ハブ又は軸と、出力ハブ又は軸と、入力ハブにより出
力ハブを選択的に回転駆動するつる巻駆動ばねとを備え
ている。このために入力ハブ及び出力ハブには、互いに
隣接して軸線方向に整合した円筒面を設けてある。駆動
ばねの各部分はこれ等の各円筒面のまわりに配置してあ
る。駆動ばねは入力ハブ及び出力ハブの円筒面の外径よ
りわずかに小さい弛緩時の内径を持つ。すなわち当業界
にはよく知られているように、入力ハブを第1の方向に
回転するときは、駆動ばねは同軸に配位した各円筒面の
まわりに緊密に巻かれる。従って出力ハブは、入力ハブ
により駆動され、第1の方向に回転する。しかし入力ハ
ブを第2の方向に回転すると、駆動ばねは同軸に配位し
た円筒面のまわりで膨張する。従って出力ハブは入力ハ
ブにより第2方向に回転するようには駆動されない。
巻きばねクラッチがある。基本的巻きばねクラッチは入
力ハブ又は軸と、出力ハブ又は軸と、入力ハブにより出
力ハブを選択的に回転駆動するつる巻駆動ばねとを備え
ている。このために入力ハブ及び出力ハブには、互いに
隣接して軸線方向に整合した円筒面を設けてある。駆動
ばねの各部分はこれ等の各円筒面のまわりに配置してあ
る。駆動ばねは入力ハブ及び出力ハブの円筒面の外径よ
りわずかに小さい弛緩時の内径を持つ。すなわち当業界
にはよく知られているように、入力ハブを第1の方向に
回転するときは、駆動ばねは同軸に配位した各円筒面の
まわりに緊密に巻かれる。従って出力ハブは、入力ハブ
により駆動され、第1の方向に回転する。しかし入力ハ
ブを第2の方向に回転すると、駆動ばねは同軸に配位し
た円筒面のまわりで膨張する。従って出力ハブは入力ハ
ブにより第2方向に回転するようには駆動されない。
【0004】巻きばねクラッチの係合及び離脱を有効に
制御するには、一端部又は両端部に制御舌状片を持つ駆
動ばねを通常形成する。この制御舌状片は、駆動ばねと
一体に形成され、入力ハブ及び出力ハブの円筒面のまわ
りの駆動ばねの膨張収縮が容易に行われるようにしてあ
る。制御舌状片は、駆動ばねのまわりにこれと一緒に回
転するように配置した中空円筒形制御カラー内に固定し
てある。この制御カラーの外面には、ピボットアームに
選択的に係合する1個又は複数個の止めを設けてある。
制御カラーがピボットアームに係合すると、制御舌状片
は、駆動ばねが入力ハブ及び出力ハブのまわりに膨張す
るように動かされ、巻きばねクラッチの係合が離脱す
る。制御カラーがピボットアームに係合しないときは、
駆動ばねは入力ハブ及び出力ハブのまわりで収縮して巻
きばねクラッチが係合する。従ってピボットアームの移
動により、巻きばねクラッチが係合しているか又は離脱
しているかが定まる。
制御するには、一端部又は両端部に制御舌状片を持つ駆
動ばねを通常形成する。この制御舌状片は、駆動ばねと
一体に形成され、入力ハブ及び出力ハブの円筒面のまわ
りの駆動ばねの膨張収縮が容易に行われるようにしてあ
る。制御舌状片は、駆動ばねのまわりにこれと一緒に回
転するように配置した中空円筒形制御カラー内に固定し
てある。この制御カラーの外面には、ピボットアームに
選択的に係合する1個又は複数個の止めを設けてある。
制御カラーがピボットアームに係合すると、制御舌状片
は、駆動ばねが入力ハブ及び出力ハブのまわりに膨張す
るように動かされ、巻きばねクラッチの係合が離脱す
る。制御カラーがピボットアームに係合しないときは、
駆動ばねは入力ハブ及び出力ハブのまわりで収縮して巻
きばねクラッチが係合する。従ってピボットアームの移
動により、巻きばねクラッチが係合しているか又は離脱
しているかが定まる。
【0005】ソレノイドは、通常ピボットアームに連結
されこのピボットアームを前記したように動かして巻き
ばねクラッチの係合及び離脱を生じさせる。又よく知ら
れているようにソレノイドは、電磁コイルを流通する電
流に応答して軸線方向に可動なアーマチュアを備えてい
る。電流が電磁コイルを流通していないときは、アーマ
チュアはばね又はその他の弾性戻し機構により第1位置
に向かい付勢される。電磁コイルに通電すると、アーマ
チュアはばねの付勢作用に逆って第2位置に向かい引付
けられる。従ってピボットアームは制御カラーに係合し
又離脱する状態に選択的に動かされ、巻きばねクラッチ
の作動を制御することができる。
されこのピボットアームを前記したように動かして巻き
ばねクラッチの係合及び離脱を生じさせる。又よく知ら
れているようにソレノイドは、電磁コイルを流通する電
流に応答して軸線方向に可動なアーマチュアを備えてい
る。電流が電磁コイルを流通していないときは、アーマ
チュアはばね又はその他の弾性戻し機構により第1位置
に向かい付勢される。電磁コイルに通電すると、アーマ
チュアはばねの付勢作用に逆って第2位置に向かい引付
けられる。従ってピボットアームは制御カラーに係合し
又離脱する状態に選択的に動かされ、巻きばねクラッチ
の作動を制御することができる。
【0006】巻きばねクラッチの若干の用途では、クラ
ッチと共に使われる機械装置の速度は、電磁コイルに通
電したときのアーマチュアの移動速度により制限を受け
る。電磁コイルに通電したときにアーマチュアの動かさ
れる速度を高めるのに、透磁性材料(magnetic
ally permeable material)で
形成したコア部材をソレノイドに設けることが知られて
いる。このコア部材は、電磁コイルに軸線方向に隣接し
て位置させ、通電したすなわち付勢された電磁コイルに
より生ずる磁束用の集束径路を形成する。従って付勢さ
れた電磁コイルにより生ずる磁界の強さはアーマチュア
の付近で増し、そしてこのアーマチュアは、電磁コイル
が付勢されるときは、迅速に動かされる。
ッチと共に使われる機械装置の速度は、電磁コイルに通
電したときのアーマチュアの移動速度により制限を受け
る。電磁コイルに通電したときにアーマチュアの動かさ
れる速度を高めるのに、透磁性材料(magnetic
ally permeable material)で
形成したコア部材をソレノイドに設けることが知られて
いる。このコア部材は、電磁コイルに軸線方向に隣接し
て位置させ、通電したすなわち付勢された電磁コイルに
より生ずる磁束用の集束径路を形成する。従って付勢さ
れた電磁コイルにより生ずる磁界の強さはアーマチュア
の付近で増し、そしてこのアーマチュアは、電磁コイル
が付勢されるときは、迅速に動かされる。
【0007】アーマチュアの急速な運動に対する1つの
障害は、コア部材及びアーマチュアに生ずる残留磁気で
あることが分った。この残留磁気は、とくにコイルに直
流電流を通じたときに電磁コイルにより生ずる磁界によ
りコア部材及びアーマチュアのわずかな永久磁化によっ
て生ずる。アーマチュア及びコア部材間に得られるわず
かな磁気引付け作用はこれ等両者間の自由相対運動を抑
止して、電磁コイルへの電流を切ると、アーマチュアの
運動を遅くする。又アーマチュアはコア部材に反復して
高速で衝突するから、アーマチュアの軸線方向内端部の
変形が生じてソレノイドの作動を妨げる。
障害は、コア部材及びアーマチュアに生ずる残留磁気で
あることが分った。この残留磁気は、とくにコイルに直
流電流を通じたときに電磁コイルにより生ずる磁界によ
りコア部材及びアーマチュアのわずかな永久磁化によっ
て生ずる。アーマチュア及びコア部材間に得られるわず
かな磁気引付け作用はこれ等両者間の自由相対運動を抑
止して、電磁コイルへの電流を切ると、アーマチュアの
運動を遅くする。又アーマチュアはコア部材に反復して
高速で衝突するから、アーマチュアの軸線方向内端部の
変形が生じてソレノイドの作動を妨げる。
【0008】残留磁気の影響を最小にしアーマチュアが
コア部材に衝突しないようにするのに、従来の巻きばね
クラッチ・ソレノイドは、アーマチュアの軸線方向内端
と隣接するコア部材との間に磁束ブレーカと呼ばれる物
品を設ける。これ等の従来の磁束ブレーカは、協働する
電磁コイルの内径よりわずかに小さい外径を持つ比較的
薄い円板として形成してある。従来の磁束ブレーカは、
ゴム、マイラー及び青銅のような比較的柔らかい非透磁
性材料(non−magneticallyperme
able material)で形成している。比較的
柔らかいとは、磁束ブレーカを形成するのに使う材料が
アーマチュア及びコア部材を形成するのに使う材料より
一層柔らかいことを意味する。
コア部材に衝突しないようにするのに、従来の巻きばね
クラッチ・ソレノイドは、アーマチュアの軸線方向内端
と隣接するコア部材との間に磁束ブレーカと呼ばれる物
品を設ける。これ等の従来の磁束ブレーカは、協働する
電磁コイルの内径よりわずかに小さい外径を持つ比較的
薄い円板として形成してある。従来の磁束ブレーカは、
ゴム、マイラー及び青銅のような比較的柔らかい非透磁
性材料(non−magneticallyperme
able material)で形成している。比較的
柔らかいとは、磁束ブレーカを形成するのに使う材料が
アーマチュア及びコア部材を形成するのに使う材料より
一層柔らかいことを意味する。
【0009】磁束ブレーカは、残留磁気の影響を最小に
しアーマチュアの衝撃により損傷を制限するのに満足の
得られる機能を持つこれ等の従来の材料から形成した。
しかしこのような従来の磁束ブレーカ自体は、アーマチ
ュアとの反復した衝突により変形損傷を受けやすいこと
が分っている。従って従来の磁束ブレーカはひんぱんに
交換しなければならなくて、保守のための労力及び費用
が望ましいものではなかった。すなわち巻きばねクラッ
チの係合及び離脱を制御するソレノイドの作動時に残留
磁気の悪影響を最少にしこのばねクラッチの有用寿命を
延ばす磁束ブレーカ用の改良された構造を提供すること
が望ましい。
しアーマチュアの衝撃により損傷を制限するのに満足の
得られる機能を持つこれ等の従来の材料から形成した。
しかしこのような従来の磁束ブレーカ自体は、アーマチ
ュアとの反復した衝突により変形損傷を受けやすいこと
が分っている。従って従来の磁束ブレーカはひんぱんに
交換しなければならなくて、保守のための労力及び費用
が望ましいものではなかった。すなわち巻きばねクラッ
チの係合及び離脱を制御するソレノイドの作動時に残留
磁気の悪影響を最少にしこのばねクラッチの有用寿命を
延ばす磁束ブレーカ用の改良された構造を提供すること
が望ましい。
【0010】
【発明の開示】本発明は、巻きばねクラッチの係合及び
離脱を制御するソレノイド用の改良された構造に係わ
る。このソレノイドは、一方の軸線方向端部にコア部材
を配置した電磁コイルを備えている。この電磁コイル内
にはこの電磁コイルの係合及び離脱作用に応答して選択
的に軸線方向に移動するようにアーマチュアを設けてあ
る。このアーマチュアは、アーマチュアの移動によりク
ラッチの係合及び離脱を制御するように巻きばねクラッ
チ用のアクチュエータに連結してある。コア部材及びア
ーマチュアは共に比較的柔らかい透磁性材料から形成し
てある。磁束ブレーカはアーマチュアの一方の軸線方向
端部とコア部材との間で電磁コイル内に配置してある。
磁束ブレーカは、ステンレス鋼のような比較的硬い非透
磁性材料で形成してある。磁束ブレーカは、電磁コイル
の通電によりコア部材に引付けたときにアーマチュアが
コア部材に接触しないようにする。ソレノイドの作動時
に残留磁気の悪影響を最小にする磁束ブレーカを提供す
る。磁束ブレーカをコア部材及びアーマチュアを形成す
るのに使う材料より硬い材料で形成することによって、
磁束ブレーカの有用寿命を従来の磁束ブレーカの寿命を
越えて延ばすことができる。
離脱を制御するソレノイド用の改良された構造に係わ
る。このソレノイドは、一方の軸線方向端部にコア部材
を配置した電磁コイルを備えている。この電磁コイル内
にはこの電磁コイルの係合及び離脱作用に応答して選択
的に軸線方向に移動するようにアーマチュアを設けてあ
る。このアーマチュアは、アーマチュアの移動によりク
ラッチの係合及び離脱を制御するように巻きばねクラッ
チ用のアクチュエータに連結してある。コア部材及びア
ーマチュアは共に比較的柔らかい透磁性材料から形成し
てある。磁束ブレーカはアーマチュアの一方の軸線方向
端部とコア部材との間で電磁コイル内に配置してある。
磁束ブレーカは、ステンレス鋼のような比較的硬い非透
磁性材料で形成してある。磁束ブレーカは、電磁コイル
の通電によりコア部材に引付けたときにアーマチュアが
コア部材に接触しないようにする。ソレノイドの作動時
に残留磁気の悪影響を最小にする磁束ブレーカを提供す
る。磁束ブレーカをコア部材及びアーマチュアを形成す
るのに使う材料より硬い材料で形成することによって、
磁束ブレーカの有用寿命を従来の磁束ブレーカの寿命を
越えて延ばすことができる。
【0011】本発明の種種の目的及び利点は添付図面に
よる好適な実施例についての以下の詳しい説明から明ら
かである。
よる好適な実施例についての以下の詳しい説明から明ら
かである。
【0012】
【実施例】図1には本発明による巻きばねクラッチ・ア
クチュエータ・アセンブリ10を例示してある。巻きば
ねクラッチ・アクチュエータ・アセンブリ10は、当業
界には普通の巻きばねクラッチ11を備えている。巻き
ばねクラッチ11は、入力ハブ12、出力ハブ13及び
つる巻き駆動ばね14を備えている。入力ハブ12は、
回転動力源に連結してあるが、出力ハブ13は、従動負
荷に連結するようにしてある。駆動ばね14のつる巻線
は、入力ハブ12及び出力ハブ13の両方に設けた同軸
配位の円筒面のまわりに巻付ける。
クチュエータ・アセンブリ10を例示してある。巻きば
ねクラッチ・アクチュエータ・アセンブリ10は、当業
界には普通の巻きばねクラッチ11を備えている。巻き
ばねクラッチ11は、入力ハブ12、出力ハブ13及び
つる巻き駆動ばね14を備えている。入力ハブ12は、
回転動力源に連結してあるが、出力ハブ13は、従動負
荷に連結するようにしてある。駆動ばね14のつる巻線
は、入力ハブ12及び出力ハブ13の両方に設けた同軸
配位の円筒面のまわりに巻付ける。
【0013】駆動ばね14の弛緩時の内径は、入力ハブ
12及び出力ハブ13の各円筒面よりわずかに小さい。
すなわち入力ハブ12を第1の方向(図1の時計回り)
に回転するときは、駆動ばねは同軸配位の円筒面のまわ
りに巻締められる。従って出力ハブ13は入力ハブ12
によいり第1方向に回転するように駆動される。入力ハ
ブ12を第2の方向(図1では逆時計回り)に回転する
と、駆動ばね14は同軸配位の円筒面のまわりに膨張す
る。従って出力ハブ13は入力ハブ12により第2方向
に回転するようには駆動されない。
12及び出力ハブ13の各円筒面よりわずかに小さい。
すなわち入力ハブ12を第1の方向(図1の時計回り)
に回転するときは、駆動ばねは同軸配位の円筒面のまわ
りに巻締められる。従って出力ハブ13は入力ハブ12
によいり第1方向に回転するように駆動される。入力ハ
ブ12を第2の方向(図1では逆時計回り)に回転する
と、駆動ばね14は同軸配位の円筒面のまわりに膨張す
る。従って出力ハブ13は入力ハブ12により第2方向
に回転するようには駆動されない。
【0014】入力ハブ12を第1方向に回転するとき
は、駆動ばね14により出力ハブ13の係合を選択的に
解放する手段を設けてある。図示の実施例では選択的解
放を行うこの手段は、駆動ばね14のまわりに同心に配
置した回転制御カラー・アセンブリ15を備えている。
回転制御カラー・アセンブリ15は駆動ばね14の一方
の舌状片すなわち端部(図示してない)に連結してあ
る。回転制御カラー・アセンブリ15の外面は、後述の
目的で1個又は複数個の傾斜台形止め15a(1個だけ
しか例示してない)を形成してある。
は、駆動ばね14により出力ハブ13の係合を選択的に
解放する手段を設けてある。図示の実施例では選択的解
放を行うこの手段は、駆動ばね14のまわりに同心に配
置した回転制御カラー・アセンブリ15を備えている。
回転制御カラー・アセンブリ15は駆動ばね14の一方
の舌状片すなわち端部(図示してない)に連結してあ
る。回転制御カラー・アセンブリ15の外面は、後述の
目的で1個又は複数個の傾斜台形止め15a(1個だけ
しか例示してない)を形成してある。
【0015】巻きばねクラッチ11はさらに、ピボット
・ピン16aに枢動できるように取付けた山形のアクチ
ュエータ・アーム16を備えている。ピボット・ピン1
6aは、巻きばねクラッチ11の他の部品を取付けた支
持板16bに固定してある。ピボット・ピン16aはア
クチュエータ・アーム16を上部脚及び下部脚に分割す
る。アクチュエータ・アーム16の上部脚は詳しく後述
するように枢動運動を生ずるようにしてある。アクチュ
エータ・アーム16の下部脚は、入力ハブ12を第1方
向に回転するときは回転制御カラー・アセンブリ15に
形成した止め15aの1つに選択的に衝合するようにし
てある。アクチュエータ・アーム16を第1位置に動か
して図2に示すように止め15aの1つに係合するよう
にするときは、駆動ばね14は、前記したように膨張し
て入力ハブ12及び出力ハブ13間の係合を解放する。
アクチュエータ・アーム16を第2の位置に動かし図3
に示すように止め15aのいずれにも係合しないように
するときは、駆動ばね14は、前記したように収縮して
入力ハブ12及び出力ハブ13に係合する。アクチュエ
ータ・アーム16の上部脚の上端部は、後述する目的で
みぞ穴16cを持つように形成してある。
・ピン16aに枢動できるように取付けた山形のアクチ
ュエータ・アーム16を備えている。ピボット・ピン1
6aは、巻きばねクラッチ11の他の部品を取付けた支
持板16bに固定してある。ピボット・ピン16aはア
クチュエータ・アーム16を上部脚及び下部脚に分割す
る。アクチュエータ・アーム16の上部脚は詳しく後述
するように枢動運動を生ずるようにしてある。アクチュ
エータ・アーム16の下部脚は、入力ハブ12を第1方
向に回転するときは回転制御カラー・アセンブリ15に
形成した止め15aの1つに選択的に衝合するようにし
てある。アクチュエータ・アーム16を第1位置に動か
して図2に示すように止め15aの1つに係合するよう
にするときは、駆動ばね14は、前記したように膨張し
て入力ハブ12及び出力ハブ13間の係合を解放する。
アクチュエータ・アーム16を第2の位置に動かし図3
に示すように止め15aのいずれにも係合しないように
するときは、駆動ばね14は、前記したように収縮して
入力ハブ12及び出力ハブ13に係合する。アクチュエ
ータ・アーム16の上部脚の上端部は、後述する目的で
みぞ穴16cを持つように形成してある。
【0016】巻きばねクラッチ11はさらに、アンチ・
オーバランばね17アンチ・バックアップばね18及び
ブレーキ・ハブ及びばねアセンブル19を備えている。
これ等はすべて当業界では普通のものである。以上述べ
た巻きばねクラッチ11及び協働する部品の構造及び作
用は当業界にはよく知られているからその詳しい説明は
省くことにする。しかし本発明の譲受人に譲渡された米
国特許第 号明細書を参照すれば巻きばねクラッ
チの基本的構造及び作用に関する付加的情報が得られ
る。この特許明細書は本説明に参照してある。
オーバランばね17アンチ・バックアップばね18及び
ブレーキ・ハブ及びばねアセンブル19を備えている。
これ等はすべて当業界では普通のものである。以上述べ
た巻きばねクラッチ11及び協働する部品の構造及び作
用は当業界にはよく知られているからその詳しい説明は
省くことにする。しかし本発明の譲受人に譲渡された米
国特許第 号明細書を参照すれば巻きばねクラッ
チの基本的構造及び作用に関する付加的情報が得られ
る。この特許明細書は本説明に参照してある。
【0017】枢動できるアクチュエータ・アーム16を
図2に示した第1位置と図3に示した位置との間に動か
す手段を設けてある。アクチュエータ・アーム16を動
かすこの手段はソレノイド・アクチュエータ・アセンブ
リ20を備えている。ソレノイド・アクチュエータ・ア
センブリ20は、軟鋼のような比較的柔らかい透磁性材
料で形成するのを好適とするハウジング21を備えてい
る。ハウジング21内には電磁コイル22を配置してあ
る。電磁コイル22は単一の導電性ワイヤの多重巻線で
形成するのがよい。この巻線の端部は端子(図示してな
い)に接続され、電力源への接続が容易になるようにし
てある。当業界にはよく知られているように、電磁コイ
ル22は、これを電流が流通するときに磁界を生ずる。
ハウジング21は支持板16bに任意適宜の手段により
取付けてある。
図2に示した第1位置と図3に示した位置との間に動か
す手段を設けてある。アクチュエータ・アーム16を動
かすこの手段はソレノイド・アクチュエータ・アセンブ
リ20を備えている。ソレノイド・アクチュエータ・ア
センブリ20は、軟鋼のような比較的柔らかい透磁性材
料で形成するのを好適とするハウジング21を備えてい
る。ハウジング21内には電磁コイル22を配置してあ
る。電磁コイル22は単一の導電性ワイヤの多重巻線で
形成するのがよい。この巻線の端部は端子(図示してな
い)に接続され、電力源への接続が容易になるようにし
てある。当業界にはよく知られているように、電磁コイ
ル22は、これを電流が流通するときに磁界を生ずる。
ハウジング21は支持板16bに任意適宜の手段により
取付けてある。
【0018】第1の穴23は、アクチュエータ・アーム
16から遠い方のハウジング21の軸線方向端部を貫い
て形成してある。第1穴23内にはコア部材24を取付
けである。コア部材24は又、鉄のような比較的柔らか
い透磁性材料で形成してハウジング21に不動な状態に
固定するのがよい。このことは、第1穴23の直径より
直径の小さい端部部分を持つコア部材24を初めに形成
することによって行うことができる。次いでコア部材2
4の直径の小さい端部部分を第1穴23を経て挿入す
る。最後に露出端部部分は図示のようにステーキング
(staking)又はその他の方法で拡大し、コア部
材24をハウジング21に不動の状態に固定する。第2
の穴25は、アクチュエータ・アーム16に隣接するハ
ウジング21の他方の軸線方向端部を貫いて形成する。
16から遠い方のハウジング21の軸線方向端部を貫い
て形成してある。第1穴23内にはコア部材24を取付
けである。コア部材24は又、鉄のような比較的柔らか
い透磁性材料で形成してハウジング21に不動な状態に
固定するのがよい。このことは、第1穴23の直径より
直径の小さい端部部分を持つコア部材24を初めに形成
することによって行うことができる。次いでコア部材2
4の直径の小さい端部部分を第1穴23を経て挿入す
る。最後に露出端部部分は図示のようにステーキング
(staking)又はその他の方法で拡大し、コア部
材24をハウジング21に不動の状態に固定する。第2
の穴25は、アクチュエータ・アーム16に隣接するハ
ウジング21の他方の軸線方向端部を貫いて形成する。
【0019】軸線方向に可動なアーマチュア26は、ソ
レノイド・アクチュエータ・アセンブリ20内に設けて
ある。アーマチュア26は、自由に軸線方向に移動する
ようにハウジング21内に納めた電磁コイル22内に配
置してある。アーマチュア26の一方の軸線方向端部
は、ハウジング21の軸線方向端部を貫いて形成した第
2の穴25を貫いて延び、軸線方向に延びる扁平な舌状
片部分26aを設けてある。アーマチュア26の扁平な
舌状片部分26aは、アーマチュア・アーム16の上部
脚の上端部を貫いて形成したみぞ穴160を貫いて延び
ている。保持ピン27は、ハウジング21の反対のアク
チュエータ・アーム16の側でアーマチュア26の扁平
な舌状片部分26aを貫いて形成した穴内にプレスばめ
してある。
レノイド・アクチュエータ・アセンブリ20内に設けて
ある。アーマチュア26は、自由に軸線方向に移動する
ようにハウジング21内に納めた電磁コイル22内に配
置してある。アーマチュア26の一方の軸線方向端部
は、ハウジング21の軸線方向端部を貫いて形成した第
2の穴25を貫いて延び、軸線方向に延びる扁平な舌状
片部分26aを設けてある。アーマチュア26の扁平な
舌状片部分26aは、アーマチュア・アーム16の上部
脚の上端部を貫いて形成したみぞ穴160を貫いて延び
ている。保持ピン27は、ハウジング21の反対のアク
チュエータ・アーム16の側でアーマチュア26の扁平
な舌状片部分26aを貫いて形成した穴内にプレスばめ
してある。
【0020】つる巻ばね28又はその他の弾性装置は、
第2穴25を含むハウジング21の軸線方向端部とアク
チュエータ・アーム16との間でアーマチュア26のま
わりに配置してある。ばね28は固定のハウジング21
の軸線方向端部に反作用を及ぼしアクチュエータ・アー
ム16の上端部をハウジング21から遠ざかる向きに付
勢して保持ピン27に係合させる。すなわちアクチュエ
ータ・アーム16の上端部はアーマチュア26にこれと
一緒に動くように有効に連結してある。ばね28は又ア
ーマチュア26及びアクチュエータ・アーム16を図2
に例示した各第1位置に向かい付勢する作用をする。こ
の位置ではアクチュエータ・アーム16の下端部は、巻
きばねクラッチ11を回転したときにこのアーム下端部
が制御カラー15に設けた止め15aの1つに係合する
場所に動かされる。この係合が生ずると、駆動ばね14
は前記したように膨張して入力ハブ12及び出力ハブ1
3間の係合を解放する。このことはすべて電磁コイル2
2が通電されていない限り生ずる。
第2穴25を含むハウジング21の軸線方向端部とアク
チュエータ・アーム16との間でアーマチュア26のま
わりに配置してある。ばね28は固定のハウジング21
の軸線方向端部に反作用を及ぼしアクチュエータ・アー
ム16の上端部をハウジング21から遠ざかる向きに付
勢して保持ピン27に係合させる。すなわちアクチュエ
ータ・アーム16の上端部はアーマチュア26にこれと
一緒に動くように有効に連結してある。ばね28は又ア
ーマチュア26及びアクチュエータ・アーム16を図2
に例示した各第1位置に向かい付勢する作用をする。こ
の位置ではアクチュエータ・アーム16の下端部は、巻
きばねクラッチ11を回転したときにこのアーム下端部
が制御カラー15に設けた止め15aの1つに係合する
場所に動かされる。この係合が生ずると、駆動ばね14
は前記したように膨張して入力ハブ12及び出力ハブ1
3間の係合を解放する。このことはすべて電磁コイル2
2が通電されていない限り生ずる。
【0021】アーマチュア26は、鉄のような比較的柔
らかい透磁性材料で形成する。所望によりアーマチュア
26はコア部材24と同じ材料から形成してもよい。す
なわち当業界にはよく知られているように、電流を電磁
コイル22に通ずると、これにより生ずる磁界によりア
ーマチュア26を最低磁気抵抗位置に向かい引付ける。
第2位置は図3に例示され、この位置では、アーマチュ
ア26は電磁コイル22内でばね28の付勢作用に逆っ
て軸線方向に動かされる。アクチュエータ・アーム16
の上端部はアーマチュア26にこれと一緒に動くように
有効に連結してあるから、アクチュエータ・アーム16
も又図3に例示した第2位置に向かい枢動する。この位
置ではアクチュエータ・アーム16の下端部は、この下
端部が制御カラー15に設けた止め15aのいずれにも
衝合できない場所に動かされる。従って電磁コイル22
に選択的に通電し又通電を切ることにより巻きばねクラ
ッチ11の係合はずれを生ずるのは明らかである。
らかい透磁性材料で形成する。所望によりアーマチュア
26はコア部材24と同じ材料から形成してもよい。す
なわち当業界にはよく知られているように、電流を電磁
コイル22に通ずると、これにより生ずる磁界によりア
ーマチュア26を最低磁気抵抗位置に向かい引付ける。
第2位置は図3に例示され、この位置では、アーマチュ
ア26は電磁コイル22内でばね28の付勢作用に逆っ
て軸線方向に動かされる。アクチュエータ・アーム16
の上端部はアーマチュア26にこれと一緒に動くように
有効に連結してあるから、アクチュエータ・アーム16
も又図3に例示した第2位置に向かい枢動する。この位
置ではアクチュエータ・アーム16の下端部は、この下
端部が制御カラー15に設けた止め15aのいずれにも
衝合できない場所に動かされる。従って電磁コイル22
に選択的に通電し又通電を切ることにより巻きばねクラ
ッチ11の係合はずれを生ずるのは明らかである。
【0022】磁束ブレーカ30は電磁コイル22内にア
ーマチュア26の軸線方向内端部とコア部材24との間
に配置してある。磁束ブレーカ30は、電磁コイル22
の内径よりわずかに小さい外径を持つ比較的薄い円板と
して形成される。磁束ブレーカ30はコア部材24又は
アーマチュア26に固定しないのがよい。ソレノイドア
クチュエータ・アセンブリ20は磁束ブレーカ30をコ
ア部材24に隣接する位置に重力により保持するように
水平面に対してわずかに傾ける。しかし磁束ブレーカ3
0は、所望により任意普通の手段によってコア部材24
又はアーマチュア26に固定してもよいのは明らかであ
る。磁束ブレーカ30は、コア部材24及びアーマチュ
ア26を構成する材料より比較的硬い非透磁性材料で形
成する。好適とする実施例では磁束ブレーカ30をステ
ンレス鋼で形成する。
ーマチュア26の軸線方向内端部とコア部材24との間
に配置してある。磁束ブレーカ30は、電磁コイル22
の内径よりわずかに小さい外径を持つ比較的薄い円板と
して形成される。磁束ブレーカ30はコア部材24又は
アーマチュア26に固定しないのがよい。ソレノイドア
クチュエータ・アセンブリ20は磁束ブレーカ30をコ
ア部材24に隣接する位置に重力により保持するように
水平面に対してわずかに傾ける。しかし磁束ブレーカ3
0は、所望により任意普通の手段によってコア部材24
又はアーマチュア26に固定してもよいのは明らかであ
る。磁束ブレーカ30は、コア部材24及びアーマチュ
ア26を構成する材料より比較的硬い非透磁性材料で形
成する。好適とする実施例では磁束ブレーカ30をステ
ンレス鋼で形成する。
【0023】図2に示すようにアーマチュア26の軸線
方向内端部材と磁束ブレーカ30との間には電磁コイル
22の通電を切りばね28によりアーマチュア26を第
1位置に付勢すると小さいエアギャップ31が形成され
る。磁束ブレーカ30の外径はエアギャップ31により
仕切った軸線方向距離に対して比較的大きい。従って磁
束ブレーカ30は、アーマチュア26をばね28により
第1位置に動かすときにエアギャップ31内で傾いたり
又はその他の不整合を生じたりしないようになる。
方向内端部材と磁束ブレーカ30との間には電磁コイル
22の通電を切りばね28によりアーマチュア26を第
1位置に付勢すると小さいエアギャップ31が形成され
る。磁束ブレーカ30の外径はエアギャップ31により
仕切った軸線方向距離に対して比較的大きい。従って磁
束ブレーカ30は、アーマチュア26をばね28により
第1位置に動かすときにエアギャップ31内で傾いたり
又はその他の不整合を生じたりしないようになる。
【0024】作動時には、ソレノイド18の通電を初め
に切る。従ってばね28がハウジング21の軸線方向端
部とアクチュエータ・アーム16の上部脚との間で反作
用を及ぼしこの上端部をハウジング21から遠ざかる向
きに付勢する。又アーマチュア26は図2に示した位置
に動かされる。この位置ではアーマチュア26の軸線方
向内端部はコア部材24から間隔を隔てる。これと同時
にアクチュエータ・アーム16の下端部は、入力ハブ1
2を回転動力源により回転するときに制御カラー15の
止め15aに前記下端部が係合する位置に動かされる。
この状態になると、制御カラー15は入力ハブ12と共
に回転するのを妨げられる。前記したように駆動ばね1
4の制御舌状片は制御カラー15に連結されその回転も
妨げられる。制御舌状片及び入力ハブ12間の相対回転
は駆動ばね14を部分的に巻き戻し膨張させるように作
用し入力ハブ12及び出力ハブ13の結合をはずす。巻
きばねクラッチ11を係合させようとするときは、コイ
ル22に電流を通ずる。付勢されたコイル22により生
ずる電磁界により、アーマチュア26の軸線方向内端部
が図3に示すように磁束ブレーカ30に係合するまでコ
ア部材24に向かい引付ける。
に切る。従ってばね28がハウジング21の軸線方向端
部とアクチュエータ・アーム16の上部脚との間で反作
用を及ぼしこの上端部をハウジング21から遠ざかる向
きに付勢する。又アーマチュア26は図2に示した位置
に動かされる。この位置ではアーマチュア26の軸線方
向内端部はコア部材24から間隔を隔てる。これと同時
にアクチュエータ・アーム16の下端部は、入力ハブ1
2を回転動力源により回転するときに制御カラー15の
止め15aに前記下端部が係合する位置に動かされる。
この状態になると、制御カラー15は入力ハブ12と共
に回転するのを妨げられる。前記したように駆動ばね1
4の制御舌状片は制御カラー15に連結されその回転も
妨げられる。制御舌状片及び入力ハブ12間の相対回転
は駆動ばね14を部分的に巻き戻し膨張させるように作
用し入力ハブ12及び出力ハブ13の結合をはずす。巻
きばねクラッチ11を係合させようとするときは、コイ
ル22に電流を通ずる。付勢されたコイル22により生
ずる電磁界により、アーマチュア26の軸線方向内端部
が図3に示すように磁束ブレーカ30に係合するまでコ
ア部材24に向かい引付ける。
【0025】電磁コイル22のまわりに磁気回路の一部
を形成するほかにコア部材24は、アーマチュア26の
軸線方向運動を制限する後退止めとして機能する。前記
したように磁束ブレーカ30は、コア部材24及びアー
マチュア26を共に形成するのに使われる材料より硬い
ステンレス鋼のような材料で形成する。従って磁束ブレ
ーカ30は、これがアーマチュア26に係合するとき
は、従来の磁束ブレーカとは異ってあまり変形しない。
を形成するほかにコア部材24は、アーマチュア26の
軸線方向運動を制限する後退止めとして機能する。前記
したように磁束ブレーカ30は、コア部材24及びアー
マチュア26を共に形成するのに使われる材料より硬い
ステンレス鋼のような材料で形成する。従って磁束ブレ
ーカ30は、これがアーマチュア26に係合するとき
は、従来の磁束ブレーカとは異ってあまり変形しない。
【0026】アーマチュア26及びコア部材24は、コ
イル22により生ずる電磁界によってわずかに永久磁化
されやすい。アーマチュア26及びコア部材24間に得
られる磁気牽引作用の大きさは、これ等2部品を互いに
一層近づけるに伴って増す。アーマチュア26を電磁コ
イル22内で十分に後退させると、挾まれた磁束ブレー
カ30は、アーマチュア26及びコア部材24間の距離
を最小にすることにより前記の作用を最小にする。磁束
ブレーカ30は、非透磁性材料で形成してあるから、ア
ーマチュア26及びコア部材24間の牽引作用を有効に
減らす、すなわちアーマチュア26は、コイル22を引
続いて通電を切るとばね28の付勢作用のもとに伸長位
置に自由に迅速に動く。
イル22により生ずる電磁界によってわずかに永久磁化
されやすい。アーマチュア26及びコア部材24間に得
られる磁気牽引作用の大きさは、これ等2部品を互いに
一層近づけるに伴って増す。アーマチュア26を電磁コ
イル22内で十分に後退させると、挾まれた磁束ブレー
カ30は、アーマチュア26及びコア部材24間の距離
を最小にすることにより前記の作用を最小にする。磁束
ブレーカ30は、非透磁性材料で形成してあるから、ア
ーマチュア26及びコア部材24間の牽引作用を有効に
減らす、すなわちアーマチュア26は、コイル22を引
続いて通電を切るとばね28の付勢作用のもとに伸長位
置に自由に迅速に動く。
【0027】磁束ブレーカ30はアーマチュア26又は
コア部材24より相対的に硬いから、これ等両部品間に
圧縮したときにこのブレーカがあまり変形しないのは明
らかである。従ってアーマチュア26及びコア部材24
を隔てる最小距離は、電磁コイル22を長時間反復して
通電し又通電を切る際に実質的に一定のままになってい
る。
コア部材24より相対的に硬いから、これ等両部品間に
圧縮したときにこのブレーカがあまり変形しないのは明
らかである。従ってアーマチュア26及びコア部材24
を隔てる最小距離は、電磁コイル22を長時間反復して
通電し又通電を切る際に実質的に一定のままになってい
る。
【0028】以上述べた本発明の実施例では、駆動ばね
14は、膨張して入力ハブ12及び出力ハブ13間の係
合を解放し収縮して入力ハブ12及び出力ハブ13を係
合させる。しかし巻きばねクラッチ11は反対に作動す
るように構成してもよく、この場合駆動ばね14は収縮
して入力ハブ12及び出力ハブ13間の係合を解放し又
膨張して入力ハブ12及び出力ハブ13を係合させるよ
うにしてもよいのは明らかである。このような変型が本
発明の範囲内に入るのは明らかである。
14は、膨張して入力ハブ12及び出力ハブ13間の係
合を解放し収縮して入力ハブ12及び出力ハブ13を係
合させる。しかし巻きばねクラッチ11は反対に作動す
るように構成してもよく、この場合駆動ばね14は収縮
して入力ハブ12及び出力ハブ13間の係合を解放し又
膨張して入力ハブ12及び出力ハブ13を係合させるよ
うにしてもよいのは明らかである。このような変型が本
発明の範囲内に入るのは明らかである。
【0029】以上本発明を詳細に説明したが、本発明は
なおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うこと
ができるのはもちろんである。
なおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行うこと
ができるのはもちろんである。
【図1】本発明によるソレノイド・アクチュエータ・ア
センブリを備えた巻きばねクラッチの斜視図である。
センブリを備えた巻きばねクラッチの斜視図である。
【図2】ソレノイド・アクチュエータ・アセンブリは消
勢した状態で示し、アクチュエータ・アームは第1の位
置で示した図1の巻きばねクラッチを一部を横断面で示
す正面図である。
勢した状態で示し、アクチュエータ・アームは第1の位
置で示した図1の巻きばねクラッチを一部を横断面で示
す正面図である。
【図3】ソレノイド・アクチュエータ・アセンブリは付
勢状態で示し、アクチュエータ・アームは第2の位置で
示した図2と同様な正面図である。
勢状態で示し、アクチュエータ・アームは第2の位置で
示した図2と同様な正面図である。
10 巻きばねクラッチ・アクチュエータ・アセンブ
リ 11 巻きばねクラッチ 12 入力ハブ 13 出力ハブ 14 駆動ばね 16 アクチュエータ・アーム 20 ソレノイド・アクチュエータ・アセンブリ 21 ハウジング 22 電磁コイル 22 コア部材(端部部分) 26 アーマチュア 30 磁束ブレーカ
リ 11 巻きばねクラッチ 12 入力ハブ 13 出力ハブ 14 駆動ばね 16 アクチュエータ・アーム 20 ソレノイド・アクチュエータ・アセンブリ 21 ハウジング 22 電磁コイル 22 コア部材(端部部分) 26 アーマチュア 30 磁束ブレーカ
Claims (20)
- 【請求項1】 第1の材料で形成された端部部分を備え
たハウジングと、 第2の材料で形成され、前記ハウジング対して移動する
ように前記ハウジング内に配置されたアーマチュアと、 選択的に電磁界を発生させて前記アーマチュアを前記ハ
ウジングの前記端部部分に向かって移動させるように、
前記ハウジングに支えられた電磁コイルと、 前記第1及び第2の材料より硬い第3の材料で形成さ
れ、前記電磁界が発生させられるときに、前記アーマチ
ュアが前記ハウジングの端部部分に接触しないように、
前記アーマチュアと前記ハウジングの端部部分との間に
配置された磁束ブレーカと、を包含するソレノイド。 - 【請求項2】 前記ハウジングの前記端部部分が、前記
ハウジングの一部分を貫いて形成した穴内に取付けたコ
ア部材である請求項1のソレノイド。 - 【請求項3】 前記ハウジングの前記端部部分を、透磁
性材料で形成した請求項1のソレノイド。 - 【請求項4】 前記ハウジングの前記端部部分を鉄で形
成した請求項3のソレノイド。 - 【請求項5】 前記アーマチュアを透磁性材料で形成し
た請求項1のソレノイド。 - 【請求項6】 前記アーマチュアを鉄で形成した請求項
5のソレノイド。 - 【請求項7】 前記第1の材料及び第2の材料が、同じ
材料である請求項1のソレノイド。 - 【請求項8】 前記第1の材料及び第2の材料が鉄であ
る請求項7のソレノイド。 - 【請求項9】 前記磁束ブレーカを非透磁性材料で形成
した請求項1のソレノイド。 - 【請求項10】 前記磁束ブレーカをステンレス鋼で形
成した請求項9のソレノイド。 - 【請求項11】 前記アーマチュアを第1の位置に向か
って付勢する手段を備え、前記電磁界が発生させられる
ときに前記アーマチュアを第2の位置に向かい動かすよ
うにする請求項1のソレノイド。 - 【請求項12】 前記アーマチュアを、巻きばねクラッ
チのアクチュエータに連結し、このアクチュエータの運
動によりその係合及び離脱を選択的に生じさせるように
する請求項1のソレノイド。 - 【請求項13】 円筒形の外面部分を持つ入力ハブと、 円筒形の外面部分を持つ出力ハブと、 前記入力ハブ及び出力ハブの前記円筒形外面の一部分の
まわりに巻付けた駆動ばねと、 ソレノイドアクチュエータとを備え、 このソレノイドアクチュエータに、 第1の材料で形成された端部部分を持つハウジングと、 第2の材料で形成され、前記ハウジングに対して移動す
るように、前記ハウジング内に配置され、前記駆動ばね
を作動するように連結されたアーマチュアと、 選択的に電磁界を発生させて前記アーマチュアを前記ハ
ウジングの前記端部部分に向かって移動させるように、
前記ハウジングに支えられた電磁コイルと、 前記第1及び第2の材料より硬い第3の材料で形成さ
れ、前記電磁界が発生させられるときに、前記アーマチ
ュアが前記ハウジングの端部部分に接触しないように、
前記アーマチュアと前記ハウジングの端部部分との間に
配置された磁束ブレーカと、を設けた巻きばねクラッ
チ。 - 【請求項14】 前記ハウジングの前記端部部分が、前
記ハウジングの一部分を貫いて形成した穴内に取付けた
コア部材である請求項13の巻きばねクラッチ。 - 【請求項15】 前記ハウジングの前記端部部分を透磁
性材料で形成した請求項13の巻きばねクラッチ。 - 【請求項16】 前記ハウジングの前記端部部分を鉄で
形成した請求項15の巻きばねクラッチ。 - 【請求項17】 前記アーマチュアを透磁性材料で形成
した請求項13の巻きばねクラッチ。 - 【請求項18】 前記アーマチュアを鉄で形成した請求
項17の巻きばねクラッチ。 - 【請求項19】 前記磁束ブレーカを非透磁性材料で形
成した請求項13の巻きばねクラッチ。 - 【請求項20】 前記磁束ブレーカをステンレス銅で形
成した請求項19の巻きばねクラッチ。
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