JPH0714966B2 - 重合体中の未反応残留モノマーの低減方法 - Google Patents

重合体中の未反応残留モノマーの低減方法

Info

Publication number
JPH0714966B2
JPH0714966B2 JP4125430A JP12543092A JPH0714966B2 JP H0714966 B2 JPH0714966 B2 JP H0714966B2 JP 4125430 A JP4125430 A JP 4125430A JP 12543092 A JP12543092 A JP 12543092A JP H0714966 B2 JPH0714966 B2 JP H0714966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
monomer
solvent
acrylamide
irradiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4125430A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05310816A (ja
Inventor
明 矢部
弘之 新納
正 下山
寿一 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP4125430A priority Critical patent/JPH0714966B2/ja
Publication of JPH05310816A publication Critical patent/JPH05310816A/ja
Publication of JPH0714966B2 publication Critical patent/JPH0714966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重合体中の未反応残留モ
ノマーの低減方法に関し、特に、ビニル重合体の中の未
反応残留モノマーの低減方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビニル重合体は塊状重合、溶液重合、懸
濁重合や乳化重合などの方法により合成されているが、
その重合体中に出発原料であるモノマーが残存すること
は常である。そのため、合成された重合体の価値が低下
する事が多い。例えば、重合体自体は毒性が無いが、モ
ノマーには毒性があるような場合である。この時、モノ
マーが残留しているためにこの重合体の使用範囲が狭め
られたり、さらにその毒性が強ければ一般使用できない
ということも生じて来る。また、モノマーに毒性がなく
ても利用分野によっては極力残留モノマーを少なくした
いという必要性が生じている。
【0003】一般に重合体中のモノマーを低減する方法
として以下の方法がある。 (1)洗浄法 重合体を溶かさないような溶剤で洗って、中に含まれる
モノマーを溶解除去する方法(高分子実験学講座12、
高分子物質の精製と化学反応、p100、高分子学会
編、共立出版株式会社、昭和36年) (2)再沈澱法 重合体を溶剤に溶かし、その溶液に重合体に対する非溶
剤を加えるかまたは重合体の溶液を非溶剤中に滴下して
重合体を沈澱させ非溶剤中にモノマーを溶解させる方
法。ただし、この非溶剤は重合体に対する沈澱剤である
ことの他にモノマーを溶解させかつはじめの溶剤と完全
に混合するようなものでなければならない。(高分子実
験講座12、高分子物質の精製と化学反応、p100、
高分子学会編、共立出版株式会社、昭和36年) (3)ガンマー線照射法 ガンマー線により重合を開始するようなモノマーを出発
原料としている重合体の場合に用いられる方法。この性
質を利用し重合体に直接ガンマー線を照射することで、
中に残留している未反応モノマーを重合させ、低減させ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の3方法には以下
のような問題点がある。 (1)洗浄法 短時間ではほんの僅かしか溶剤中に溶け出さず非常に低
減効率は低い。また、洗浄時に生ずる多量のモノマー含
有溶液を処理する必要がある。 (2)再沈澱法 モノマー低減効果は大きいが、用いる非溶剤の体積は重
合体溶液の5から10倍量であり、モノマー低減率を上
げるにはこれを数回繰り返す必要がある。このため、多
量のモノマー含有溶液を処理する必要性が生じる。 (3)ガンマー線照射法 ガンマー線照射とともにモノマーは低減するが、それと
同時に、重合体の分子鎖の切断が起こり、重合体の分子
量が小さくなってしまうという問題がある。そこで本発
明が解決しようとする課題は、多量のモノマー含有廃液
を出すことなく、さらに重合体分子鎖の切断を起こすこ
となしに、重合体中に残留する未反応モノマーを低減す
るための方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、ビニル重合体中の未反応残留モノマーを低減する方
法において、前記重合体を、該重合体の光吸収波長端よ
りも、出発原料のモノマーの光吸収波長端のほうが長波
長側にシフトしている重合体とし、該重合体を溶解する
溶剤(以下これを溶剤と称する)と、モノマーは溶解す
るが重合体は溶解しない溶剤(以下これを非溶剤と称す
る)との混合液に混合させて、未反応モノマーを該混合
液中に溶出させ、該混合液にビニル重合体の光吸収波長
端と出発原料のモノマーの光吸収波長端との間の波長域
光を照射してモノマーを光重合させることとしたもの
である。本発明を適用できる重合体としては、ビニル重
合体であり、重合体の光吸収波長端よりも出発原料のモ
ノマーの光吸収波長端のほうが長波長側にシフトしてい
る重合体がよく、例えば、アクリル酸、アクリル酸エチ
ル、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリロニト
リル、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル、メタクリル
酸メチルなどの重合体またはこれらを一種類以上含有す
る共重合体など、特にアクリルアミド系の重合体または
それを含有する共重合体から、未反応の残留モノマーの
含有量を低減することができる。また、混合液に照射す
る光は、重合体の光吸収波長端と出発原料のモノマーの
光吸収波長端との間の波長域の光がよく、使用する溶剤
及び非溶剤は、これらの照射光に対し吸収の生じないも
のが好ましい。
【0006】
【作用】ビニル重合体に対し溶剤と非溶剤の2液混合系
中において、残留モノマーの溶出過程を検討した。ただ
し、溶剤とは対象とするビニル重合体を溶解する溶剤と
し、非溶剤とは出発原料であるモノマーは溶解するがそ
の重合体は溶解しない溶剤とする(以下同様)。そし
て、この2液混合系の液中に溶出したモノマーに対し、
水銀灯やエキシマレーザーなどの光を照射し、光反応過
程について検討した結果、効果的に残留モノマーを低減
できることを見いだした。この光照射反応過程において
着目した点は、ビニル重合体とその出発原料であるとこ
ろのモノマーとの光吸収波長端の差である。例として、
ビニル重合体の一種であるアクリルアミドに関し説明す
る。図1はアクリルアミドモノマーとアクリルアミド重
合体の紫外可視吸収スペクトルである。aがアクリルア
ミドモノマー、bがアクリルアミド重合体のスペクトル
である。光吸収波長端の差において、240nmから3
00nmの光はモノマーには吸収されるが、重合体には
ほとんど吸収されないということがわかる。すなわち、
この波長域の光を照射することで、重合体にはほとんど
影響を及ぼさずに、モノマーのみを光活性化でき、重合
体に変換できることがわかる。
【0007】さらに、従来の方法との比較において本発
明の方法を工業プロセスを念頭に置き説明すると、従来
の洗浄法や再沈殿法などでは、重合体の処理量に比例
し、多量のモノマー含有廃液が生じていた。それに対
し、本方法のように溶剤と非溶剤とを重合体と混合さ
せ、光を照射した場合、含有モノマーは光重合により重
合体に変換され溶剤層に溶け込む。この過程で非溶剤自
身は光照射で何ら変質されず、一方、重合体は含有モノ
マー濃度を低減された状態で抽出される。以下、この過
程を順次行えば重合体中の残留モノマーを一定量の非溶
剤の使用において除去することができ、経済的で効率の
よい連続処理が可能となる。重合体としてはビニル重合
体が対象であり、具体的には、アクリル酸(1)、アク
リル酸エチル(2)、アクリルアミド(3)、メタクリ
ルアミド(4)、アクリロニトリル(5)、スチレン
(6)、塩化ビニル(7)、酢酸ビニル(8)、メタク
リル酸メチル(9)などの重合体またはこれらを一種類
以上含有する共重合体などがある。
【0008】溶剤と非溶剤に関しては、上記重合体の
(1)においては、水、エタノール又はメタノールとヘ
キサン又はヘプタンがあり、(2)においてはテトラヒ
ドロフラン、メタノール、エタノール又は塩化メチレン
とヘキサン又はヘプタンがあり、(3)においては、水
又はモルホリンとメタノール又はエタノールがあり、
(4)においては、水又はメタノールとヘキサン又はヘ
プタンがあり、(5)においては、ジメチルスルホン、
テトラメチレンスルホン又はジメチホルムアミドとエタ
ノール、ヘキサン又はヘプタンがあり、(6)において
は、テトラヒドロフラン、ジオキサン又はヘキサンとメ
タノール又はエタノールがあり、(7)においては、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン又は塩化メチレンとヘキ
サン、ヘプタン又はエタノールがあり、(8)において
は、クロロホルム又はメタノールとヘキサン又はヘプタ
ンがあり、(9)においては、塩化メチレン、クロロホ
ルム、ジオキサン又はエタノール水とヘキサンがある。
これらは一例であり、溶剤あるいは非溶剤の定義にあて
はまる液体ならば用いることができ、その上、照射光に
対し吸収のない液体ならば更に良い。
【0009】照射光源としては、モノマーを光重合させ
うる光を放出するもの、例えば、低圧水銀ランプ、中圧
水銀ランプ、高圧水銀ランプ、キセノンランプ、エキシ
マレーザー、エキシマランプなどがある。また、対象と
なるビニル重合体の光吸収波長端より短い波長の光を照
射することは、好ましくないので、必要に応じてフィル
ターを用いる。本方法を用いれば、多量のモノマー含有
廃液を出すことなく、さらに重合体主鎖の切断をほとん
ど起こすことなしに、ビニル重合体中に残留する未反応
モノマーを効率よく低減することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明する
が、これらの実施例は本発明の単なる例示にすぎず、本
発明の技術的範囲を何等制限するものではないことは勿
論である。 実施例1 メタノール水溶液にアクリルアミドモノマーのみを溶解
させ光照射を行い、以下の結果を得た。 実施条件 アクリルアミドモノマー : 10mg 溶剤、 水 : 20ml 非溶剤、 メタノール: 80ml 照射光 : KrFエキシマレーザー(波長248n
m) 照射エネルギー密度: 100mJ/cm2 溶液への照射面積 : 1×1cm2 メタノールと水の混合系中にアクリルアミドモノマーを
溶かし、KrFエキシマレーザーを照射した。その時の
レーザー照射パルス数とアクリルアミドモノマーの濃度
を図2の(a)に示す。縦軸はモノマー濃度であり、横
軸はレーザー照射パルス数である。モノマー濃度の分布
はゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより行っ
た。
【0011】実施例2 アクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合体中の残
存モノマー低減の方法について説明する。この重合体の
出発原料であるところのアクリルアミド(モノマー)は
毒性があることで知られている。照射光源としてKrF
エキシマレーザー(波長248nm)を用いた。図4は
本発明の方法を実施するのに用いる装置の概略図であ
る。石英窓2の付いた容器1にアクリルアミド−アクリ
ル酸ナトリウム共重合体を入れ、そこにメタノールと蒸
留水との混合溶液を入れると、図4のようにメタノール
層3と蒸留水を吸収したアクリルアミド−アクリル酸ナ
トリウム共重合体層4とに分離する。このとき、アクリ
ルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合体層4から未反
応モノマーすなわちアクリルアミドがメタノール層3へ
溶出してゆくので、このメタノール層3にKrFエキシ
マレーザー装置5から発振された光を石英窓2を通して
入射し、溶出したモノマーの光重合をおこさせる。
【0012】実施条件 アクリルアミド(80wt%)−アクリル酸ナトリウム
(20wt%)共重合体(残留モノマー含有率0.02
%): 3g 溶剤、 水 : 6ml 非溶剤、 メタノール: 24ml 照射光 : KrFエキシマレーザー(波長248n
m) 照射エネルギー密度: 100mJ/cm2 溶液への照射面積 : 1×1cm2 この時のレーザー照射パルス数とアクリルアミドモノマ
ーの濃度を図2の(b)に示す。縦軸はモノマー濃度で
あり、横軸はレーザー照射パルス数である。モノマー濃
度の分布はゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
より行った。図2より、KrFエキシマレーザーの15
000パルス程度の照射でアクリルアミドモノマーは1
00分の1以下に減少している。
【0013】また、図3にクロマトグラフの変化を例示
し、本方法の光反応について説明する。図3(a)はレ
ーザー未照射のモノマー溶液のクロマトグラフ、(b)
はKrFエキシマレーザー15000パルス照射後のク
ロマトグラフである。照射前(a)のクロマトグラフに
はメタノールとアクリルアミドモノマーに対応する2つ
のピークが見られているが、照射後(b)ではメタノー
ルに対応するピークに変化は観測されなかったが、アク
リルアミドモノマーに対応するピークは観測されず、代
わりに高分子物質に対応するピークが観測された。この
光重合により生じた重合物質はやがてアクリルアミド−
アクリル酸ナトリウム共重合体層4へ移動して行く。こ
のような機構で、レーザー照射を続ければそれだけアク
リルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合体層4に含ま
れる未反応モノマーは低減されることになる。
【0014】実施例3 アクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合体をメタ
ノールと水の混合系に入れると、重合体は水を吸収し、
すみやかに沈殿してメタノールから分離した。すなわ
ち、上層としてメタノール、下層として吸水した重合体
の2層を形成した。このとき、上層のメタノールへ重合
体からモノマーが溶出するのをガスクロマトグラフィの
分析により確認した。実施条件 アクリルアミド−アクリル酸ナトリウム共重合体(アク
リル酸ナトリウム20wt%、モノマー含有率0.02
%):3g 溶剤、 水 : 7ml 非溶剤、 メタノール: 28ml 照射光 : 低圧水銀ランプ 照射エネルギー密度: 0.5mW/cm2 溶液への照射面積 : 1×1cm2 この溶液に低圧水銀ランプを照射したところ、照射時間
とともにアクリルアミドモノマーの濃度は減少し、30
0分後には10分の1以下に低減した。このときも、モ
ノマー濃度の分析はゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーにより行った。
【0015】実施例4 水酸化ナトリウムでpH9に調整してあるアクリルアミ
ド−アクリル酸共重合体含水ゲルとメタノールとを混合
すると、重合体含水ゲルは沈殿し、メタノール上澄み層
へモノマーが溶出した。ここへ低圧水銀ランプを照射
し、モノマー低減を試みた。 実施条件 アクリルアミド−アクリル酸共重合体含水ゲル(含水率
10%、アクリル酸20wt%、モノマー含有率0.0
2%): 10g 非溶剤、 メタノール: 28ml 照射光 : 低圧水銀ランプ 照射エネルギー密度: 0.5mW/cm2 溶液への照射面積 : 1×1cm2 上層のメタノール溶液に低圧水銀ランプを照射したとこ
ろ照射時間とともにメタノールへ溶出したアクリルアミ
ドの濃度は減少し、実施例3と同様な結果を得た。
【0016】実施例5 スチレン重合体にエタノールとテトラヒドロフランとの
混合液を加えると、重合体は沈殿し、エタノール上澄み
層へモノマーが溶出した。 実施条件 スチレン重合体 : 2g 溶剤、 テトラヒドロフラン: 4ml 非溶剤、 エタノール: 16ml 照射光 : 低圧水銀ランプ 照射エネルギー密度: 0.5mW/cm2 使用フィルター : 波長250nmは50%カットオ
フし210nm以下の波長側は完全にカットする紫外フ
ィルター 溶液への照射面積 : 1×1cm2 上層のエタノール溶液に、フィルターを通し低圧水銀ラ
ンプの光を照射したところ、照射時間とともにエタノー
ルへ溶出したスチレンモノマーの濃度は減少し、300
分の照射で100分の1以下まで減少した。
【0017】実施例6 アクリル酸エチル重合体についても、溶剤にエタノー
ル、非溶剤にヘキサンを用い、実施例5と同様な条件で
光照射を行ったところ、実施例5と同様な結果を得た。
【0018】比較例1 アクリルアミドモノマーの溶液へ、XeClレーザーを
照射することでモノマー低減を試みた。実施条件は照射
光源をXeClエキシマレーザー(波長308nm)と
した以外は実施例2と同様に行った。このとき、XeC
lエキシマレーザーの15000パルスの照射を行って
も、アクリルアミドモノマーは濃度減少をほとんど示さ
なかった。
【0019】
【発明の効果】従来技術との比較を試みると、再沈澱法
により1キログラムの重合体中の残留モノマーを100
分の1に低減させる時、溶剤を2リットル使うとする
と、再沈澱工程を1回で行なう場合には198リット
ル、再沈澱工程を2回繰り返して行う場合でも36リッ
トルものモノマー含有廃液(非溶剤)が生じる。これに
対し、本方法によれば、溶剤を2リットル使うとする
と、使用する非溶剤は8リットル程度しか使用せず、1
回の工程でよい。しかも非溶剤自体の変化はないため繰
り返し使用できるので、連続工程にも向いている。加え
て、重合体には分子鎖の切断による分子量の低下をほと
んど生ずることなく残留モノマーを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクリルアミドモノマーとアクリルアミド重合
体の紫外可視吸収スペクトル図。
【図2】KrFエキシマレーザーを照射したときのアク
リルアミドの濃度変化を示すグラフ。
【図3】実施例2におけるKrFエキシマレーザー照射
前後のゲルパーミエーションクロマトグラフ。
【図4】重合体中の未反応モノマーの低減に使用する装
置の一例の概略図。
【符号の説明】 1:反応容器、2:石英窓、3:メタノール層、4:蒸
留水を吸収したアクリルアミド−アクリル酸ナトリウム
共重合体層、5:KrFエキシマレーザー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下山 正 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 石黒 寿一 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 審査官 谷口 浩行 (56)参考文献 特開 昭63−260906(JP,A) 特開 昭63−260907(JP,A) 特開 昭54−70391(JP,A) 特開 昭54−135888(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル重合体中の未反応残留モノマーを
    低減する方法において、前記重合体を、該重合体の光吸
    収波長端よりも、出発原料のモノマーの光吸収波長端の
    ほうが長波長側にシフトしている重合体とし、該重合体
    を溶解する溶剤と、モノマーは溶解するが重合体は溶解
    しない非溶剤との混合液に混合させて、未反応モノマー
    を該混合液中に溶出させ、該混合液にビニル重合体の光
    吸収波長端と出発原料のモノマーの光吸収波長端との間
    の波長域の光を照射してモノマーを光重合させることを
    特徴とするビニル重合体中の残留モノマー低減方法。
  2. 【請求項2】 前記重合体が、アクリルアミド系の重合
    体またはそれを含有する共重合体であることを特徴とす
    る請求項1記載のビニル重合体中の残留モノマーの低減
    方法。
JP4125430A 1992-04-20 1992-04-20 重合体中の未反応残留モノマーの低減方法 Expired - Lifetime JPH0714966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4125430A JPH0714966B2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 重合体中の未反応残留モノマーの低減方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4125430A JPH0714966B2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 重合体中の未反応残留モノマーの低減方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05310816A JPH05310816A (ja) 1993-11-22
JPH0714966B2 true JPH0714966B2 (ja) 1995-02-22

Family

ID=14909905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4125430A Expired - Lifetime JPH0714966B2 (ja) 1992-04-20 1992-04-20 重合体中の未反応残留モノマーの低減方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0714966B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DK159927C (da) * 1977-10-07 1991-05-21 Hoover Universal Fremgangsmaade til nedsaettelse af monomerindholdet i akrylnitrilpolymerer, eventuelt i form af formede produkter, ved ioniserende bestraaling
JPS54135888A (en) * 1978-04-03 1979-10-22 Dow Chemical Co Method of decreasing residual acrylonitrile in resin
JPH0764896B2 (ja) * 1987-04-17 1995-07-12 三菱化学株式会社 吸水性複合材料の製造法
JPS63260907A (ja) * 1987-04-17 1988-10-27 Mitsubishi Petrochem Co Ltd 高吸水性ポリマ−の製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05310816A (ja) 1993-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0245652B2 (ja)
US5330661A (en) Process and apparatus for the decomposition of organochlorine solvent contained in water
JP2003511488A (ja) 残留単量体含量の低い重合体の製造法
JPS6123926B2 (ja)
Sen et al. Microwave assisted synthesis of poly (2-hydroxyethylmethacrylate) grafted agar (Ag-gP (HEMA)) and its application as a flocculant for wastewater treatment
AU743796B2 (en) Method for producing cationic polyelectrolytes
Darwis et al. Poly (N-vinylpyrrolidone) hydrogels: 1. Radiation polymerization and crosslinking of N-vinylpyrrolidone
Rahman et al. Modification of superabsorbent hydrogels for industrial wastewater treatment
Price et al. Ultrasonically initiated polymerization of methyl methacrylate
JPH0714966B2 (ja) 重合体中の未反応残留モノマーの低減方法
GB2083052A (en) Preparation of water-soluble polymers having a low residual monomer content
Kozicki et al. Pulse radiolysis study of diacrylate macromonomer in aqueous solution
Andreopoulos et al. Photoswitchable PEG‐CA hydrogels and factors that affect their photosensitivity
Ang et al. Radiation and UV grafting of monomers to polyolefins and cellulose acetate. Significance of these studies in reagent insolubilization reactions
JP2000308804A (ja) 高分子凝集剤中のモノマ除去方法
RU94027687A (ru) Модифицированные полимеры на основе акрилонитрила и способ их получения
JPS63273601A (ja) 光重合法
Xue et al. The interaction of vinyl monomers and poly (ethylene terephthalate) in the presence of various initiators produces a physical mixture, not a graft copolymer
JPH0422620B2 (ja)
Yalap et al. Effects of inorganic anions and humic acid on the photocatalytic and ozone oxidation of oxytetracycline in aqueous solution
Imamura et al. UV‐irradiated ozonation of water‐soluble polymers
US3256166A (en) Photo-initiated graft polymerization of cellulosic compositions
Qiu et al. Synthesis of end‐functionalized poly (N‐isopropyl acrylamide) with zinc porphyrin and its photocatalytic activity under visible light
CN103833168B (zh) 甲基二乙醇胺工业废水的微波化学法处理方法
Pande et al. Preparation of poly (4‐vinylpyrrolidone)‐g‐poly (N‐hydroxyacrylamide) and study of its metal binding properties

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term