JPH07149167A - エンジンの附属機器駆動装置 - Google Patents

エンジンの附属機器駆動装置

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JPH07149167A
JPH07149167A JP29999193A JP29999193A JPH07149167A JP H07149167 A JPH07149167 A JP H07149167A JP 29999193 A JP29999193 A JP 29999193A JP 29999193 A JP29999193 A JP 29999193A JP H07149167 A JPH07149167 A JP H07149167A
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JP
Japan
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pulley
engine
driven
drive
belt
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Application number
JP29999193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Ishibashi
建一郎 石橋
Masaaki Takeda
真明 武田
Masami Oshima
正美 大島
Noriyuki Abe
典行 阿部
Masao Komine
政雄 小峯
Yasushi Matsumoto
弥寸嗣 松本
Shuji Watanabe
修次 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH07149167A publication Critical patent/JPH07149167A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • F02B67/04Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
    • F02B67/06Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members

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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンのクランク軸と一体的に回転する駆
動プーリと、エンジンの補機等の附属機器の駆動に用い
られる複数の被動プーリとの間に、該駆動プーリから複
数の被動プーリへ順に駆動力を伝達すべく無端ベルトを
懸回してなる、エンジンの附属機器駆動装置において、
テンショナの機能を有効に生かしベルトの耐久性向上を
図りながら、駆動プーリの巻き掛け角を十分に確保して
伝動効率を向上させる。 【構成】 複数の被動プーリ25〜30のうち駆動プー
リ24から最初に駆動力が伝達される第1被動プーリ2
5がアイドルプーリであって無端ベルト20に対し背面
掛けとされ、また駆動プーリ24から最後に駆動力が伝
達される最終被動プーリ30がテンションプーリであっ
て無端ベルト20に対し順掛けとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの附属機器駆
動装置、特にエンジンのクランク軸と一体的に回転する
駆動プーリと、エンジンの補機等の附属機器の駆動に用
いられる複数の被動プーリとの間に、該駆動プーリから
複数の被動プーリへ順に駆動力を伝達すべく無端ベルト
を懸回した形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式のエンジンの附属機器駆動装置
は、例えば特公昭63−12819号公報に開示される
ように従来公知であり、この公知のものでは、駆動プー
リからの駆動力を複数の補機に効率よく伝えるために、
負荷の大きい補機に対応した被動プーリから順に駆動力
を伝えるようにしており、例えば最初に駆動力を受ける
第1被動プーリは最大負荷の補機を駆動するためのもの
で無端ベルトに対し順掛けにされる一方、最後に駆動力
が伝達される最終被動プーリは最小負荷の補機を駆動す
るためのもので無端ベルトに対し背面掛けにされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知のものでは、
駆動プーリの巻き掛け角を十分に確保するために特に最
終被動プーリを背面掛けとしているが、この最終被動プ
ーリの有効径は、対応する補機とクランク軸との伝動比
に関係して決められるので、その伝動比によっては該最
終被動プーリを十分大径に形成することができずベルト
の耐久性確保を図り得ない場合がある。またその最終被
動プーリが補機駆動用のプーリである関係で必然的にテ
ンショナのテンションプーリは、補機類を駆動する被動
プーリ群の中間に位置することになるため、そのような
位置のテンショナによっては無端ベルトの張力を比較的
低めに調整することが困難であって、テンショナ本来の
機能を生かしきれず、ベルトの耐久性を高める上でも不
利である。
【0004】本発明は、以上の問題をすべて解決するこ
とができる、エンジンの附属機器駆動装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、エンジンのクランク軸と一体的に回転する
駆動プーリと、エンジンの補機等の附属機器の駆動に用
いられる複数の被動プーリとの間に、該駆動プーリから
複数の被動プーリへ順に駆動力を伝達すべく無端ベルト
を懸回してなる、エンジンの附属機器駆動装置におい
て、前記複数の被動プーリのうち駆動プーリから最初に
駆動力が伝達される第1被動プーリがアイドルプーリで
あって無端ベルトに対し背面掛けとされ、また前記駆動
プーリから最後に駆動力が伝達される最終被動プーリ
が、無端ベルトの張力調整用テンショナのテンションプ
ーリであって無端ベルトに対し順掛けとされることを第
1の特徴とし、またこの特徴に加えて、前記無端ベルト
の駆動プーリに対する巻き掛け角が180°以上となる
ように該駆動プーリ、前記第1被動プーリ及び最終被動
プーリの相対位置が設定されることを第2の特徴とし、
更に前記各特徴に加えて、エンジンを、そのシリンダ軸
線が鉛直線に対しその後方に傾倒するように配置し、そ
のシリンダ軸線及びクランク軸軸線を通る平面の後側に
は前記第1被動プーリ及び最終被動プーリを配設し、ま
た同平面の前側には、残余の被動プーリと該残余の被動
プーリによってそれぞれ駆動される複数の補機とを配設
したことを第3の特徴としている。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の一実施例につ
いて説明する。図1は、本発明装置を備えたエンジンを
自動車のエンジンルーム内に配置した状態を示す配置
図、図2は、前記エンジンの正面図、図3は、図2の3
矢視側面図、図4は、図2の4矢視側面図、図5は、図
4の5矢視平面図である。
【0007】図1において、自動車前部のエンジンルー
ムRe内には、エンジンEが、そのシリンダ軸線Lを鉛
直線に対して約10°後傾させた姿勢で横置きに配設さ
れている。このエンジンEの前方には通常のようにラジ
エタRaが配設される。尚、図1においてBoはボンネ
ット、Lhはヘッドライトである。
【0008】次に主に図2〜5を参照してエンジンEの
構成について説明すると、このエンジンEは、直列四気
筒であって、そのエンジンブロック1は、四つのシリン
ダが直列されるシリンダブロック2と、このシリンダブ
ロック2のデッキ面上に結着されたシリンダヘッド3と
を備えており、シリンダブロック2のクランクケース部
1 の下面にはオイルパン4が一体に接続され、またシ
リンダヘッド3の上面にヘッドカバー5が固着される。
【0009】エンジンブロック1のクランク軸6に沿う
一方の側面すなわち自動車の進行方向前面には、エンジ
ンEの吸気装置Inが一体に接続され、またそのクラン
ク軸に沿う他方の側面すなわち自動車の進行方向後面に
は、同エンジンEの排気装置Exが一体に接続される。
またエンジンブロック1の正面すなわち自動車の進行方
向左側の面には、後述するようにクランク軸6の駆動力
をエンジンEの補機等の附属機器に伝達する附属機器駆
動装置7が配設される。
【0010】前記吸気装置Inは、エンジンブロック1
に接続される吸気マニホールド8の上流端にスロットル
ボデイ9を接続し、このスロットルボデイ9に、図示し
ないエアクリーナに連なる従来公知の吸気導管10を接
続して構成されている。
【0011】前記吸気マニホールド8は、四本の、第一
〜第四吸気管111 〜114 の上流端に単一の球状をな
す吸気チャンバ12を一体に結合して構成されている。
前記第一〜第四吸気管111 〜114 はそれぞれ湾曲さ
れて略等長に形成されており、その下流端は、エンジン
ブロック1の四つの第一〜第四吸気ポート131 〜13
4 に連通すべく一列に列設されてそこに接続フランジ1
4が一体に固着される。前記接続フランジ14はエンジ
ンブロック1のシリンダヘッド3の前面に複数の連結ボ
ルト15…を以て結合されており、それら前記第一〜第
四吸気管111〜114 はエンジンブロック1の第一〜
第四吸気ポート131 〜134 にそれぞれ連通されてい
る。前記第一〜第四吸気管111 〜114 は下に向けて
互いに漸次接近しており、それらの下端すなわち上流端
は集合されて前記球状をなす吸気チャンバ12に連通さ
れている。
【0012】前記吸気チャンバ12は、第一〜第四吸気
ポート131 〜134 の下方において前記エンジンブロ
ック1のクランク軸6方向の一側に偏位してすなわち第
三、第四吸気ポートの下方に配設されており、この吸気
チャンバ12の、エンジンブロック1の中間部寄りの一
側に、前記吸気マニホールド8の第一〜第四吸気管11
1 〜114 の上流側基端が集合して一体に接続されてお
り、このうちエンジンブロック1のクランク軸6方向
前、後両側に位置する第一,第四吸気管111 ,114
の上流側基端はエンジンブロック1に対して内側に、ま
たエンジンブロック1のクランク軸方向中間部側に位置
する第二、第四吸気管112 ,113 の上流側基端はエ
ンジンブロック1に対して前記第一,第四吸気管1
1 ,114 よりも外側に位置しており,このような配
置を採用することにより第一〜第四吸気管111 〜11
4 はそれらの相対的な湾曲度の違いを少なくして所定の
管長を確保しつつそれらを略等長に形成することを可能
にしている。
【0013】また前記吸気チャンバ12のエンジンブロ
ック1のクランク軸6方向の外側部寄りの一側に、クラ
ンク軸6方向に沿って延設されるスロットルボデイ9の
下流側端部が接続されており、このスロットルボデイ9
の上流側端部には図示しないエアクリーナに連なる吸気
導管10が接続される。而して図4,5に示すように前
記第一〜第四吸気管111 〜114 の、吸気チャンバ1
2に接続される上流側基端は該チャンバ12を通して前
記スロットルボデイ9に指向しており、該スロットルボ
デイ9に流入した吸気は吸気チャンバ12を通って第一
〜第四吸気管111 〜114 に抵抗少なく均等に分配供
給されるようになっている。
【0014】また吸気チャンバ12には、排気の一部を
吸気系に還流するためのEGR導入通路16が接続され
る。
【0015】吸気マニホールド8の第一吸気管11
1 は、図4に示すように吸気チャンバ12に接続される
上流端から第一吸気ポート131 に接続される下流端に
向けてエンジンブロック1の側面すなわちクランク軸6
方向に沿う面を斜めに横切るように側面視で直線状に延
びており、該第一吸気管111 の下方にはエンジンブロ
ック1の側面に対面する空間Sが形成され、この空間S
には、エンジンブロック1に固設されるACジェネレー
タ18およびクーラコンプレッサー19が配設され、こ
れらは次に説明する附属機器駆動装置7により駆動され
る。
【0016】図1に示すようにエンジンEの補機類は一
条の無端状駆動ベルト20により回転駆動されるように
なっており、即ちこの駆動ベルト20は、クランク軸6
に固着される駆動プーリとしてのクランクプーリ24
と、第1〜第6被動プーリ25〜30との間に、該クラ
ンクプーリ24から第1〜第6被動プーリ25〜30へ
順に駆動力を伝動するように懸回されている。前記第1
被動プーリは、エンジンブロック1に回転自在に軸支さ
れるアイドルプーリ25であり、このアイドルプーリ2
5とそれの軸支部とで附属機器としてのアイドラIが構
成される。また前記第2被動プーリは、補機としてのク
ーラコンプレッサー19の入力軸に連結されるコンプレ
ッサ用プーリ26であり、更に前記第3被動プーリは、
同じく補機としてのACジェネレータ18の入力軸に連
結されるジェネレータ用プーリ27である。また前記第
4被動プーリは、補機としての水ポンプ21の入力軸に
連結される水ポンプ用プーリ28であり、更に前記第5
被動プーリは、補機としてのパワーステアリング用オイ
ルポンプ22の入力軸に連結されるオイルポンプ用プー
リ29であり、それら水ポンプ21及びオイルポンプ2
2もまたエンジンブロック1の正面、即ち自動車の進行
方向左側の面に配設されている。更にまた前記第6被動
プーリ、即ち最終被動プーリは、駆動ベルト20の張力
を一定に自動調整するためのオートテンショナ23のテ
ンションプーリ30であり、そのオートテンショナ23
が附属機器としてのテンショナを構成する。
【0017】前記アイドルプーリ25及び水ポンプ用プ
ーリ28は、駆動ベルト20に対し背面掛け、即ち該ベ
ルト20の外周面に巻き掛けられており、その残余のプ
ーリ24,26,27,29,30は、駆動ベルト20
に対し順掛け、即ち該ベルト20の内周面に巻き掛けら
れている。しかも第1被動プーリとしてのアイドルプー
リ25と、最終被動プーリとしてのテンションプーリ3
0とは、クランク軸軸線O及びシリンダ軸線Lを通る平
面の一側(図示例では車体後方側)に、また残余の被動
プーリ26〜29及びそれらに対応した複数の補機1
9,18,21,22が同平面の他側(図示例では車体
前方側)にそれぞれ配設されており、従ってその全補機
19,18,21,22をアイドルプーリ25やテンシ
ョンプーリ30に干渉させずに、後傾エンジンEの比較
的余裕のある前半側に纏めて無理なく配置することがで
きる。
【0018】前記オートテンショナー23は、全補機の
うち最後に駆動力が伝えられる補機(図示例ではパワー
ステアリング用オイルポンプ22)に対応した第5被動
プーリ29と、クランクプーリ24との間の駆動ベルト
20の区間、即ちいわゆる弛み側部分にテンションプー
リ30を係合させることによって駆動ベルト20の張力
を常に一定に自動調整するようにしたものであり、その
テンションプーリ30は、エンジンブロック1に固定の
テンショナ本体に揺動可能に軸支34されてベルト20
の緊張方向に付勢された揺動アーム33の自由端部に回
転自在に支持されている。尚、このようなオートテンシ
ョナの構造は従来周知であるので、説明を省略する。
【0019】前記クランクプーリ24、アイドルプーリ
25及びテンションプーリ30は、駆動ベルト20のク
ランクプーリ24に対する巻き掛け角が180°以上と
なるようにプーリ相互の相対位置が設定されており、こ
れにより、クランクプーリ24から駆動ベルト20に駆
動力が効率よく伝えられる。
【0020】なお、図中31はオイルフィルタ、32は
カム軸により駆動されるデストリビュータである。
【0021】次にこの実施例の作用について説明する。
エンジンEの運転中は、クランク軸6の駆動力が駆動ベ
ルト20を介して各被動プーリ25〜30に順に伝えら
れ、これにより、エンジンEの各補機19,18,2
1,22は一斉に駆動され、またその際に前記オートテ
ンショナー23により無端状駆動ベルト20の張力は一
定に自動調整されるようになっている。この場合、複数
の被動プーリ25〜30のうちクランクプーリ24から
最初に駆動力が伝達される第1被動プーリ25が背面掛
けとされるから、この第1被動プーリ25によってクラ
ンクプーリ24の巻き掛け角を十分に(図示例では18
0°以上に)確保することができて伝動効率が向上す
る。しかもこの第1被動プーリ25を特にアイドルプー
リとしたことでその有効径を伝動比等に左右されずに自
由に設定できることから、該プーリ25が背面掛けであ
ってもこれを極力大径に形成して駆動ベルト20の耐久
性を高めることができる。
【0022】またクランクプーリ24から最後に駆動力
が伝達される最終被動プーリをオートテンショナ23の
テンションプーリ30としたので、オートテンショナ本
来の機能を生かして駆動ベルト20の張力を比較的低め
に自動調整できるようになり、しかもこのテンションプ
ーリ30は、クランクプーリ24の巻き掛け角確保のた
めに背面掛けとする必要もないことから、比較的小径に
形成されてもベルト20の耐久性を低下させる恐れはな
く、むしろそのプーリ30の小径化によって揺動アーム
33の有効長さ短縮、テンショナ30自体の小型化や配
置の自由度増大等の効果が達成される。
【0023】ところでエンジンEが駆動されると、吸気
系Inに流入した吸気は、図3,4矢印Aに示すように
スロットルボデイ9より球状の吸気チャンバ12に流入
し、そこから四本の第一〜第四吸気管111 〜114
均等に分流されて第一〜第四吸気ポート131 〜134
を通してエンジンブロック1の各燃焼室に導かれる。
【0024】而して第一〜第四吸気管111 〜114
略等長に形成され、しかもそれらの吸気チャンバ12に
接続される上流端は該吸気チャンバ12を通してスロッ
トルボデイ9に指向しているので、前記吸気チャンバ1
2が球状に形成されることと相まって前記吸気は吸気系
を抵抗少なく円滑に流れて第一〜第四吸気ポート13 1
〜134 に均等に分配供給することができる。また第
一、第四吸気管111 ,114 の上流端は吸気チャンバ
12のエンジンブロック1に近接する側に、また第二、
第三吸気管112 ,113 の上流側は吸気チャンバ12
のエンジンブロック1から遠ざかる側にそれぞれ接続さ
れることにより、全吸気管はいずれもそれらの管長を長
くするとともにそれらの相互の湾曲度合いを少なくして
略等長に形成することが可能になり、吸気系Inを流れ
る吸気の流動抵抗が一層低減しつつ吸気効率が高められ
る。
【0025】第一〜第四吸気管111 〜114 および吸
気チャンバ12よりなる吸気マニホールド8は、エンジ
ンブロック1の側面の投影面内に重なり合うことがない
ので、それらの周りに冷却エアが流通し易くなって吸気
マニホールド8の全体の冷却性を高め、吸気効率の向上
を図ることができる。
【0026】さらにスロットルボデイ9はエンジンブロ
ック1のクランク軸6方向に沿って配設されて吸気チャ
ンバ12の偏位側の外側に接続されることにより、エン
ジンE全体のクランク軸6と直交する方向の幅を短縮す
ることができ、しかも第一吸気管111 下方の空間Sに
ACジェネレータ18およびクーラコンプレッサー19
を配置することができるので、エンジンE全体のコンパ
クト化が可能である。
【0027】さらにまた比較的容量の大きい吸気チャン
バ12は第一〜第四吸気管111 〜114 を介してエン
ジンブロック1に片持状に支持されることにより、該吸
気チャンバ12はエンジンEの運転振動に対するダイナ
ミックダンパーとして機能し、エンジンEの運転振動の
低減に寄与し得る。
【0028】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では本発明を四気筒エンジンに実施した場合を説明
したが、これを三気筒あいいは五気筒以上のエンジンに
も実施できることは勿論であり、またエンジンに附属す
る補機としては、実施例に示した以外のもの、例えば二
次空気用エアポンプ、潤滑用オイルポンプ等を駆動する
ようにしてもよいことは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数の被
動プーリのうち駆動プーリから最初に駆動力が伝達され
る第1被動プーリが背面掛けとされるから、この第1被
動プーリによって駆動プーリの巻き掛け角を十分に確保
することができて伝動効率の向上に寄与することがで
き、しかもこの第1被動プーリをアイドルプーリとした
ことで、その有効径を伝動比に左右されずに自由に設定
することができるから、該第1被動プーリが背面掛けで
あってもこれを極力大径に形成してベルトの耐久性を高
めることができる。
【0030】また駆動プーリから最後に駆動力が伝達さ
れる最終被動プーリをテンションプーリとしたので、テ
ンショナ本来の機能を生かして無端ベルトの張力を比較
的低めに調整できるようになり、しかもこのテンション
プーリは、駆動プーリの巻き掛け角確保のために背面掛
けとする必要がないことから、比較的小径に形成されて
もベルトの耐久性を低下させる恐れはなく、むしろその
小径化によってテンショナの小型化と配置の自由度増大
に寄与することができる。
【0031】また特に本発明の第2の特徴によれば、無
端ベルトの駆動プーリに対する巻き掛け角が180°以
上となるように該駆動プーリ、前記第1被動プーリ及び
最終被動プーリの相対位置が設定されるので、駆動プー
リから無端ベルトに駆動力が効率よく伝えられ、全体と
して伝動効率の向上に大いに寄与することができる。
【0032】更に本発明の第3の特徴によれば、エンジ
ンを、そのシリンダ軸線が鉛直線に対しその後方に傾倒
するように配置し、そのシリンダ軸線及びクランク軸軸
線を通る平面の後側には前記第1被動プーリ及び最終被
動プーリを配設し、また同平面の前側には、残余の被動
プーリと該残余の被動プーリによってそれぞれ駆動され
る複数の補機とを配設したので、後傾エンジンの比較的
余裕のある前半側に複数の補機をアイドルプーリやテン
ションプーリに干渉させずに、無理なく集中配備するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を備えたエンジンを自動車のエンジ
ンルーム内に配置した状態を示す配置図
【図2】エンジンの正面図
【図3】図2の3矢視側面図
【図4】図2の4矢視側面図
【図5】図4の5矢視平面図
【符号の説明】
E・・・・・・エンジン I・・・・・・附属機器としてのアイドラ L・・・・・・シリンダ軸線 O・・・・・・クランク軸軸線 6・・・・・・クランク軸 18・・・・・附属機器(補機)としてのACジェネレ
ータ 19・・・・・附属機器(補機)としてのクーラコンプ
レッサー 20・・・・・無端ベルトとしての駆動ベルト 21・・・・・附属機器(補機)としての水ポンプ 22・・・・・附属機器(補機)としてのパワーステア
リング用オイルポンプ 23・・・・・附属機器としてのオートテンショナ 24・・・・・駆動プーリとしてのクランクプーリ 25・・・・・第1被動プーリとしてのアイドルプーリ 26・・・・・第2被動プーリとしてのコンプレッサ用
プーリ 27・・・・・第3被動プーリとしてのジェネレータ用
プーリ 28・・・・・第4被動プーリとしての水ポンプ用プー
リ 29・・・・・第5被動プーリとしてのオイルポンプ用
プーリ 30・・・・・最終(第6)被動プーリとしてのテンシ
ョンプーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 典行 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 小峯 政雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 松本 弥寸嗣 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 渡邉 修次 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のクランク軸(6)と一
    体的に回転する駆動プーリ(24)と、エンジン(E)
    の補機等の附属機器(19,18,21〜23)の駆動
    に用いられる複数の被動プーリ(25〜30)との間
    に、該駆動プーリ(24)から複数の被動プーリ(25
    〜30)へ順に駆動力を伝達すべく無端ベルト(20)
    を懸回してなる、エンジンの附属機器駆動装置におい
    て、前記複数の被動プーリ(25〜30)のうち駆動プ
    ーリ(24)から最初に駆動力が伝達される第1被動プ
    ーリ(25)がアイドルプーリであって無端ベルト(2
    0)に対し背面掛けとされ、また前記駆動プーリ(2
    4)から最後に駆動力が伝達される最終被動プーリ(3
    0)が、無端ベルト(20)の張力調整用テンショナ
    (23)のテンションプーリであって無端ベルト(2
    0)に対し順掛けとされることを特徴とする、エンジン
    の附属機器駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記無端ベルト(20)の駆動プーリ
    (24)に対する巻き掛け角が180°以上となるよう
    に該駆動プーリ(24)、前記第1被動プーリ(25)
    及び最終被動プーリ(30)の相対位置が設定されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のエンジンの附属機器
    駆動装置。
  3. 【請求項3】 エンジン(E)は、そのシリンダ軸線
    (L)が鉛直線に対しその後方に傾倒するように配置さ
    れ、そのシリンダ軸線(L)及びクランク軸軸線(O)
    を通る平面の後側には前記第1被動プーリ(25)及び
    最終被動プーリ(30)が配設され、また同平面の前側
    には、残余の被動プーリ(26,27,28,29)と
    該残余の被動プーリ(26,27,28,29)によっ
    てそれぞれ駆動される複数の補機(19,18,21,
    22)とが配設されたことを特徴とする、請求項1又は
    2に記載のエンジンの附属機器駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011591B2 (en) * 2002-10-04 2006-03-14 Denso Corporation Belt-drive system driven by internal combustion engine mounted on automotive vehicle
US7182707B2 (en) * 2002-10-10 2007-02-27 Denso Corporation Belt-drive system driven by internal combustion engine mounted on automotive vehicle

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