JPH0714881Y2 - 電気泳動装置 - Google Patents
電気泳動装置Info
- Publication number
- JPH0714881Y2 JPH0714881Y2 JP1989048771U JP4877189U JPH0714881Y2 JP H0714881 Y2 JPH0714881 Y2 JP H0714881Y2 JP 1989048771 U JP1989048771 U JP 1989048771U JP 4877189 U JP4877189 U JP 4877189U JP H0714881 Y2 JPH0714881 Y2 JP H0714881Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate assembly
- gel plate
- gel
- support
- buffer tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/447—Systems using electrophoresis
- G01N27/44704—Details; Accessories
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Immunology (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Electrostatic Separation (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電気泳動装置に係り、特にゲルプレート組立
体を略垂直方向に位置決めする型式の電気泳動装置に関
する。
体を略垂直方向に位置決めする型式の電気泳動装置に関
する。
(従来技術及び解決すべき問題点) 電気泳動シーケンサーには通常、正確に垂直に取り付け
られたゲルプレートと、その頂部及び底部に位置するバ
ッファタンクとが設けられている。Gaithersburg,MDのB
ethesda調査研究所により製造されたBRL Model S2と呼
ばれる装置においては、頂部バッファタンクが支持部の
一部をなし、これに対してゲルプレートが締め付けられ
ている。底部バッファタンクは取り外し可能ではある
が、ゲルプレートをその位置に保持するのには何の役割
も果たさない。その結果、2つに分かれた締め付け具要
素を個別に引っ張るか若しくは回転させて解放し、垂直
に立てられたゲルプレートが転倒しないように保持しな
ければならない。このような締め付け具要素の使用は面
倒で時間がかかり、特に1枚のプレートに4個以上が必
要な場合は一層煩わしいものである。これに加えて、締
め付け具が適宜に固定されるまでは倒れないように手で
ゲルプレートを保持していなければならないということ
でより煩わしさが増す。
られたゲルプレートと、その頂部及び底部に位置するバ
ッファタンクとが設けられている。Gaithersburg,MDのB
ethesda調査研究所により製造されたBRL Model S2と呼
ばれる装置においては、頂部バッファタンクが支持部の
一部をなし、これに対してゲルプレートが締め付けられ
ている。底部バッファタンクは取り外し可能ではある
が、ゲルプレートをその位置に保持するのには何の役割
も果たさない。その結果、2つに分かれた締め付け具要
素を個別に引っ張るか若しくは回転させて解放し、垂直
に立てられたゲルプレートが転倒しないように保持しな
ければならない。このような締め付け具要素の使用は面
倒で時間がかかり、特に1枚のプレートに4個以上が必
要な場合は一層煩わしいものである。これに加えて、締
め付け具が適宜に固定されるまでは倒れないように手で
ゲルプレートを保持していなければならないということ
でより煩わしさが増す。
垂直に位置決めされるゲルプレートに伴う別の問題はサ
ンプル溶液である。これらの溶液が操作者によってプレ
ート内に注入されるときにプレート組立体の2枚のガラ
ス板の短いほうを越えて溢れ出ることがよくある。これ
はプレート組立体にサンプルを装着するのを面倒にする
ばかりでなく、結果の解析まで困難にする。前述のBRL
Model S2のような装置においてもこのような溢れ出しが
生じている。
ンプル溶液である。これらの溶液が操作者によってプレ
ート内に注入されるときにプレート組立体の2枚のガラ
ス板の短いほうを越えて溢れ出ることがよくある。これ
はプレート組立体にサンプルを装着するのを面倒にする
ばかりでなく、結果の解析まで困難にする。前述のBRL
Model S2のような装置においてもこのような溢れ出しが
生じている。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、より容易に
ゲルプレート組立体を固定する手段を提供することを目
的とする。
ゲルプレート組立体を固定する手段を提供することを目
的とする。
(問題点の解決手段) 上記目的を達成するために本考案は支持部を改造し、こ
れによって所定位置において締め付ける間、ゲルプレー
ト組立体が倒れないようにした。
れによって所定位置において締め付ける間、ゲルプレー
ト組立体が倒れないようにした。
さらに説明すると、本考案は、帯電された混合物を電気
泳動的に分離する電気泳動装置であって、少なくとも1
つのゲルプレート組立体を略垂直方向に取り付けるため
の少なくとも1つの支持部と、各ゲルプレート組立体に
設けられた一対のバッファタンクと、ゲルプレート組立
体の対向する端部に一対のバッファタンクを各々取り付
ける取り付け手段と、ゲルプレート組立体を前記支持部
に締め付ける締め付け具手段と、各ゲルプレート組立体
の対向する端部に電流を供給する電流供給手段とを有し
てなる電気泳動装置において、 前記支持部がゲルプレート組立体と接触する表面を有し
ており、同表面が垂線から角度約5°と約10°との間で
傾斜しており、そらに前記ゲルプレート組立体が使用位
置に配置された場合に同ゲルプレート組立体の底部がそ
の頂部よりも使用者に近くなるように前記支持部に取り
付けられていることを特徴とする電気泳動装置によって
達成される。
泳動的に分離する電気泳動装置であって、少なくとも1
つのゲルプレート組立体を略垂直方向に取り付けるため
の少なくとも1つの支持部と、各ゲルプレート組立体に
設けられた一対のバッファタンクと、ゲルプレート組立
体の対向する端部に一対のバッファタンクを各々取り付
ける取り付け手段と、ゲルプレート組立体を前記支持部
に締め付ける締め付け具手段と、各ゲルプレート組立体
の対向する端部に電流を供給する電流供給手段とを有し
てなる電気泳動装置において、 前記支持部がゲルプレート組立体と接触する表面を有し
ており、同表面が垂線から角度約5°と約10°との間で
傾斜しており、そらに前記ゲルプレート組立体が使用位
置に配置された場合に同ゲルプレート組立体の底部がそ
の頂部よりも使用者に近くなるように前記支持部に取り
付けられていることを特徴とする電気泳動装置によって
達成される。
本考案に係る電気泳動装置は、2面を有し回転可能な実
施例を用いて説明される。更に、これらの面の数、若し
くはこれに関連するゲルプレート組立体の数に拘わら
ず、また回転されるか否かに拘わらず本考案は有効であ
る。またさらに、ゲルプレート組立体をその支持部に締
め付ける手段は、バッファタンク自体であるのが望まし
いが、これ以外の締め付け手段も使用できることは勿論
である。
施例を用いて説明される。更に、これらの面の数、若し
くはこれに関連するゲルプレート組立体の数に拘わら
ず、また回転されるか否かに拘わらず本考案は有効であ
る。またさらに、ゲルプレート組立体をその支持部に締
め付ける手段は、バッファタンク自体であるのが望まし
いが、これ以外の締め付け手段も使用できることは勿論
である。
この電気泳動装置のゲルプレート組立体の支持方向以外
にここで説明される特徴は、以下に述べる関連出願「固
定可能な回転する電気泳動装置」第187,117号と、「電
気泳動装置用の改良ゲルプレート組立体」第187,668号
と、「取り外し可能なバッファタンクを用いた電気泳動
装置」第187,152号とにおいて説明されている。
にここで説明される特徴は、以下に述べる関連出願「固
定可能な回転する電気泳動装置」第187,117号と、「電
気泳動装置用の改良ゲルプレート組立体」第187,668号
と、「取り外し可能なバッファタンクを用いた電気泳動
装置」第187,152号とにおいて説明されている。
ここで「垂直」,「水平」,「上」,「底」若しくはそ
の他の方向に関する表現は、これらが通常に使用された
場合のこれらの向きを示す。
の他の方向に関する表現は、これらが通常に使用された
場合のこれらの向きを示す。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の実施例について説明する。
第1図に示すように本考案に係る電気泳動装置20は、底
部22と、垂直ポスト24と、ポスト24の両側に取り付けら
れた2つの殻体26,28と、ゲルプレート組立体40の支持
表面を形成する支持レール29,30とを有してなる支持部
を有しており、ゲルプレート組立体40は第3図により完
全に示されている。第2図に示すように、ポスト24上の
頂部に取り付けられた套管60によって殻体26,28がポス
ト24上で回転可能に取り付けられている。係止機構170
が設けられ、殻体26,28を解放可能にかつ効果的に保持
し、それ以上回転しないようにする。第1図に示すよう
に、従来と同様、一対のバッファタンク70,100が電気泳
動装置20の頂部と底部とに各々配置されている(第1図
ではトラフ32を図示するために、底部のバッファタンク
70の一方だけが示されている。)。
部22と、垂直ポスト24と、ポスト24の両側に取り付けら
れた2つの殻体26,28と、ゲルプレート組立体40の支持
表面を形成する支持レール29,30とを有してなる支持部
を有しており、ゲルプレート組立体40は第3図により完
全に示されている。第2図に示すように、ポスト24上の
頂部に取り付けられた套管60によって殻体26,28がポス
ト24上で回転可能に取り付けられている。係止機構170
が設けられ、殻体26,28を解放可能にかつ効果的に保持
し、それ以上回転しないようにする。第1図に示すよう
に、従来と同様、一対のバッファタンク70,100が電気泳
動装置20の頂部と底部とに各々配置されている(第1図
ではトラフ32を図示するために、底部のバッファタンク
70の一方だけが示されている。)。
支持表面は適宜の表面であればなんでも良いが、ゲルプ
レート組立体40を支持する支持表面を形成するため、各
々のレール29,30、例えば第6図では一対のレール30は
一対であるのが望ましい。第5図及び第7図によりはっ
きりと示されるように、各レールの底部は前面縁34と共
にトラフ32を支持し、前面縁34は第1図にも示すように
ゲルプレート組立体40を保持してレールから落ちるのを
防ぐ。トラフ32は垂直な肩部36と底突起部38を有してい
る。さらに各レールは、第4図のレール30に示されるよ
うにレールの全長に亙って伸びるフランジ39を有してお
り、このフランジ39は以下に述べるようにバッファタン
クの締め付け具と共働する。
レート組立体40を支持する支持表面を形成するため、各
々のレール29,30、例えば第6図では一対のレール30は
一対であるのが望ましい。第5図及び第7図によりはっ
きりと示されるように、各レールの底部は前面縁34と共
にトラフ32を支持し、前面縁34は第1図にも示すように
ゲルプレート組立体40を保持してレールから落ちるのを
防ぐ。トラフ32は垂直な肩部36と底突起部38を有してい
る。さらに各レールは、第4図のレール30に示されるよ
うにレールの全長に亙って伸びるフランジ39を有してお
り、このフランジ39は以下に述べるようにバッファタン
クの締め付け具と共働する。
対になったレール29,30は各々それぞれの殻体と関連す
る。このように電気泳動装置は同時に2枚のゲルプレー
ト組立体を扱うことができる。若しくは、複数の対のレ
ール(図示せず)を同じポスト24に追加して取り付けて
所望のゲルプレート組立体が操作者の目前に来るまでポ
スト24の回りで支持部を回転させることができる。
る。このように電気泳動装置は同時に2枚のゲルプレー
ト組立体を扱うことができる。若しくは、複数の対のレ
ール(図示せず)を同じポスト24に追加して取り付けて
所望のゲルプレート組立体が操作者の目前に来るまでポ
スト24の回りで支持部を回転させることができる。
本考案に係る一対のレールを有するゲルプレート組立体
支持表面は第1図に示すように、垂線から角度約5°と
10°との間において傾斜角度αをなすように取り付けら
れている。このようにゲルプレート組立体が操作者に面
した時に、ゲルプレート組立体の底部及びバッファタン
ク70が、ゲルプレート組立体の頂部及びバッファタンク
100よりも操作者に近付く。この利点として、従来の装
置の完全に垂直なプレート支持部とは異なり、締め付け
具がその位置に取り付けられる間ゲルプレート組立体を
支持部の上で保持する必要がなくなる。かわりにゲルプ
レート組立体をトラフ32内に単に挿入し、レール29若し
くは30に対して後方に傾ける。バッファタンク70と100
とが装着されるまで、トラフ32がゲルプレート組立体40
が下方に落ちるのを防ぎ、傾斜角度αによってゲルプレ
ート組立体40が倒れるのを防ぐ。
支持表面は第1図に示すように、垂線から角度約5°と
10°との間において傾斜角度αをなすように取り付けら
れている。このようにゲルプレート組立体が操作者に面
した時に、ゲルプレート組立体の底部及びバッファタン
ク70が、ゲルプレート組立体の頂部及びバッファタンク
100よりも操作者に近付く。この利点として、従来の装
置の完全に垂直なプレート支持部とは異なり、締め付け
具がその位置に取り付けられる間ゲルプレート組立体を
支持部の上で保持する必要がなくなる。かわりにゲルプ
レート組立体をトラフ32内に単に挿入し、レール29若し
くは30に対して後方に傾ける。バッファタンク70と100
とが装着されるまで、トラフ32がゲルプレート組立体40
が下方に落ちるのを防ぎ、傾斜角度αによってゲルプレ
ート組立体40が倒れるのを防ぐ。
簡単に転倒しないようにするには角度αは5°より小さ
くないのが望ましい。かつ装置の底部がかさ張り過ぎな
いように、角度αは10°より大きくないのが望ましい。
くないのが望ましい。かつ装置の底部がかさ張り過ぎな
いように、角度αは10°より大きくないのが望ましい。
ゲルプレート組立体の方向が完全に垂直ではないので、
サンプルが装着された場合にゲルプレート組立体の前面
に溢れ出すおそれが少なくなる。
サンプルが装着された場合にゲルプレート組立体の前面
に溢れ出すおそれが少なくなる。
第3図にゲルプレート組立体40の全体が示されており、
この組立体40は従来と同様に前面プレート42と後面プレ
ート44と、これらの2つのプレートを隔ててゲル(図示
せず)をそれらの間に形成する適宜のスペイサー46,48
とを有している。コームを用いて形成されたゲルの最上
部に従来の方法によって、サンプル穴が形成される。後
面プレート44は電気泳動されたサンプル内の染色ライン
の優れた形成と染色ライン観察とを保証するように改良
されている。即ち、後面プレート44は前方表面50と後方
表面52とを有している。後方表面52は、銀若しくはアル
ミウム等の鏡面素材54によってコーティングされている
のが望ましく、また層56はコーティング素材54上に付着
してゲルプレート組立体40の流れ表面区域の裏面に広が
っている。ここで用いられているように、ゲルプレート
組立体40の流れ表面区域の裏面における層56の付着は、
電気泳動列が並んでいるゲルの流れ表面区域の裏面にお
いて、これと一致するように広がっている。この区域は
第1図の長さ「l」によって、また第3図の幅「w」に
よって規定されている。層56は例えばアルミニウム等の
熱伝導の良い素材の中から選ばれる。この層56はコーテ
ィング54の表面全体に、例えばアクリル系接着剤等の適
宜の手段を用いて強固に付着される。この薄板全体が保
護用の非伝導性の層によって上から覆われるのが望まし
い。
この組立体40は従来と同様に前面プレート42と後面プレ
ート44と、これらの2つのプレートを隔ててゲル(図示
せず)をそれらの間に形成する適宜のスペイサー46,48
とを有している。コームを用いて形成されたゲルの最上
部に従来の方法によって、サンプル穴が形成される。後
面プレート44は電気泳動されたサンプル内の染色ライン
の優れた形成と染色ライン観察とを保証するように改良
されている。即ち、後面プレート44は前方表面50と後方
表面52とを有している。後方表面52は、銀若しくはアル
ミウム等の鏡面素材54によってコーティングされている
のが望ましく、また層56はコーティング素材54上に付着
してゲルプレート組立体40の流れ表面区域の裏面に広が
っている。ここで用いられているように、ゲルプレート
組立体40の流れ表面区域の裏面における層56の付着は、
電気泳動列が並んでいるゲルの流れ表面区域の裏面にお
いて、これと一致するように広がっている。この区域は
第1図の長さ「l」によって、また第3図の幅「w」に
よって規定されている。層56は例えばアルミニウム等の
熱伝導の良い素材の中から選ばれる。この層56はコーテ
ィング54の表面全体に、例えばアクリル系接着剤等の適
宜の手段を用いて強固に付着される。この薄板全体が保
護用の非伝導性の層によって上から覆われるのが望まし
い。
しかしながら、層56はゲルプレート組立体から熱を発散
させるのには使用されない。むしろ第4図に示すように
フランジ39によって形成された支持表面が、密閉空気室
58を形成するように殻体28から意図的に離して保持され
る。この断熱された空間により、処理によって生成され
た熱がその場所に確実に止どまる。
させるのには使用されない。むしろ第4図に示すように
フランジ39によって形成された支持表面が、密閉空気室
58を形成するように殻体28から意図的に離して保持され
る。この断熱された空間により、処理によって生成され
た熱がその場所に確実に止どまる。
層56は熱をより高熱の中心部分から周辺部分へと伝播さ
せる作用をなし、これによって温度差を減少させる。こ
の結果、染色ラインが所望の直線性を有するゲル内で形
成され、かつ熱による副生物の発生が阻止される。しか
しながら、全体の温度は高く、この結果水を有するユニ
ットを用いた場合に比べて染色前線の形成が速められ
る。即ち水は操作温度まで加熱するのにより長い時間を
要するからである。
せる作用をなし、これによって温度差を減少させる。こ
の結果、染色ラインが所望の直線性を有するゲル内で形
成され、かつ熱による副生物の発生が阻止される。しか
しながら、全体の温度は高く、この結果水を有するユニ
ットを用いた場合に比べて染色前線の形成が速められ
る。即ち水は操作温度まで加熱するのにより長い時間を
要するからである。
60ワットの電力が流されプレート42の前面の温度が70℃
に上昇して、これによって染色前線の速度を0.5cm/分に
速めた場合でも、熱的副生物と無関係に処理される染色
前線の能力は保持される。
に上昇して、これによって染色前線の速度を0.5cm/分に
速めた場合でも、熱的副生物と無関係に処理される染色
前線の能力は保持される。
またこのようなゲルプレート組立体の別の利点は鏡面処
理された表面にある。この表面によって、使用者は第3
図の表面50の状態を更に容易に知ることができる。即ち
鏡面処理された表面により、プレート42と44との間の空
隙内に正確にピペットでサンプル溶液を注入することが
容易になる。更に、プレート44の汚れを落とすときに表
面50上に埃の粒があればよりはっきりと見付けられる。
染色ラインを検知するのも鏡面によってより容易にな
る。
理された表面にある。この表面によって、使用者は第3
図の表面50の状態を更に容易に知ることができる。即ち
鏡面処理された表面により、プレート42と44との間の空
隙内に正確にピペットでサンプル溶液を注入することが
容易になる。更に、プレート44の汚れを落とすときに表
面50上に埃の粒があればよりはっきりと見付けられる。
染色ラインを検知するのも鏡面によってより容易にな
る。
バッファタンクは一つ若しくは両方とも取り外し可能で
あり消毒することができるのが望ましい。箱部を所定位
置に取り付けるばかりでなくゲルプレート組立体も支持
部に止めつける締め付け具手段によって、バッファタン
クが取り外し可能に位置決めされることが最も望まし
い。
あり消毒することができるのが望ましい。箱部を所定位
置に取り付けるばかりでなくゲルプレート組立体も支持
部に止めつける締め付け具手段によって、バッファタン
クが取り外し可能に位置決めされることが最も望まし
い。
底部バッファタンク70(第4図)について、タンク70は
間隙74を有しており(第6図及び第7図)、頂部表面76
部分は開放されている(第5図)。バッファタンク70は
手で握持する耳部78をその各端部に有すると共に、ポス
ト82上で頂部表面76に軸止めされた2つの締め付け具8
0,80′を有している。各々の締め付け具80,80′は取っ
手部分83を有している。第6図で示すように、トーショ
ンばね84がその一端をポスト82の回りに巻回されると共
に、他端を表面76に付着されたスクリュー86に固定され
ている。この結果締め付け具80,80′が内側に付勢さ
れ、即ち締め付け具80は反時計方向に回転され、また締
め付け具80′は時計方向に回転される。
間隙74を有しており(第6図及び第7図)、頂部表面76
部分は開放されている(第5図)。バッファタンク70は
手で握持する耳部78をその各端部に有すると共に、ポス
ト82上で頂部表面76に軸止めされた2つの締め付け具8
0,80′を有している。各々の締め付け具80,80′は取っ
手部分83を有している。第6図で示すように、トーショ
ンばね84がその一端をポスト82の回りに巻回されると共
に、他端を表面76に付着されたスクリュー86に固定され
ている。この結果締め付け具80,80′が内側に付勢さ
れ、即ち締め付け具80は反時計方向に回転され、また締
め付け具80′は時計方向に回転される。
このために、バッファタンク70をレール29の支持部に締
め付けて止めるだけでなく、ゲルプレート組立体40をバ
ッファタンク70とレール29との間において締め付けて止
めることになる。この構造によって、ゲルプレート組立
体をその位置に締めて止め付ける締め付け具若しくは止
め具から離れた場所で、バッファタンク70を保持するた
めの別の締め付け具若しくは止め具を用いる必要がなく
なる。
め付けて止めるだけでなく、ゲルプレート組立体40をバ
ッファタンク70とレール29との間において締め付けて止
めることになる。この構造によって、ゲルプレート組立
体をその位置に締めて止め付ける締め付け具若しくは止
め具から離れた場所で、バッファタンク70を保持するた
めの別の締め付け具若しくは止め具を用いる必要がなく
なる。
一方の締め付け具を親指でその耳部78を他の指で把持
し、トーションばね84に抗して圧迫するだけで、締め付
け具80,80′が作動し、ゲルプレート組立体との接触状
態から解放される。これによってバッファタンク70がレ
ール29,30から解放され、取り外して洗浄することがで
きる。
し、トーションばね84に抗して圧迫するだけで、締め付
け具80,80′が作動し、ゲルプレート組立体との接触状
態から解放される。これによってバッファタンク70がレ
ール29,30から解放され、取り外して洗浄することがで
きる。
適宜のバナナプラグ90がバッファタンク70の片側に取り
付けられ電源ワイアと接続されている。第5図に示すよ
うに、バッファタンク70の内部でバナナプラグ90はワイ
ア電極92に接続され、ワイア電極90はバッファタンク70
の底面に沿って伸びるロッド若しくはチューブ94に支持
されている。チューブ94とワイア電極92とはユニットと
して取り外し可能であるのが望ましい。
付けられ電源ワイアと接続されている。第5図に示すよ
うに、バッファタンク70の内部でバナナプラグ90はワイ
ア電極92に接続され、ワイア電極90はバッファタンク70
の底面に沿って伸びるロッド若しくはチューブ94に支持
されている。チューブ94とワイア電極92とはユニットと
して取り外し可能であるのが望ましい。
バッファタンク70の前面96を透明にしてその内容物を見
易くしてもよい。
易くしてもよい。
第1図に示すように、同様にバッファタンク100もゲル
プレート組立体40の他端に取り外し可能に締めて止め付
けられてもよい。そうでなく、別々の締め付け具手段を
用いてもよい。
プレート組立体40の他端に取り外し可能に締めて止め付
けられてもよい。そうでなく、別々の締め付け具手段を
用いてもよい。
電気泳動装置20を回転させるフレームは、第2図に示す
ように2つの水平なプレート174,176に垂直に取り付け
られた台形部172を有している。プレート174には位置17
8において孔が形成されており、これを通ってポスト24
が自由に伸びている。プレート176には以下に説明する
套管60が設けられている。各台形部172の外側に面して
いる縁180,182は破線で示されるように、殻体上に取り
付けられる対になったレールのための取り付け支持部と
なる。套管60は第2図に示すように頂部(図示せず)上
に乗っている。この型式においては、フレーム全体はプ
レート174,176と套管60と台形部172と組み合わされた殻
体及びレールとを有しており、これらはポスト24上で回
転する。係止機構170によって一時的にこの電気泳動装
置の回転を停止することができるのが望ましい。係止機
構170は通常の構造である2位置のプッシュラッチ(図
示せず)を有しており、これによって部材を固定プレー
ト186の刻みに係合させ若しくは係合を解く。
ように2つの水平なプレート174,176に垂直に取り付け
られた台形部172を有している。プレート174には位置17
8において孔が形成されており、これを通ってポスト24
が自由に伸びている。プレート176には以下に説明する
套管60が設けられている。各台形部172の外側に面して
いる縁180,182は破線で示されるように、殻体上に取り
付けられる対になったレールのための取り付け支持部と
なる。套管60は第2図に示すように頂部(図示せず)上
に乗っている。この型式においては、フレーム全体はプ
レート174,176と套管60と台形部172と組み合わされた殻
体及びレールとを有しており、これらはポスト24上で回
転する。係止機構170によって一時的にこの電気泳動装
置の回転を停止することができるのが望ましい。係止機
構170は通常の構造である2位置のプッシュラッチ(図
示せず)を有しており、これによって部材を固定プレー
ト186の刻みに係合させ若しくは係合を解く。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、ゲルプレート組立
体を本考案に係る電気泳動装置上に締め付ける場合、締
め付け作業が開始されて完了するまでの間、ゲルプレー
ト組立体を所定位置に支持しておく必要がない。
体を本考案に係る電気泳動装置上に締め付ける場合、締
め付け作業が開始されて完了するまでの間、ゲルプレー
ト組立体を所定位置に支持しておく必要がない。
また本考案によれば、サンプルを装着する時にゲルプレ
ート組立体の表面にサンプルがこぼれるのを防止すると
いう利点がある。
ート組立体の表面にサンプルがこぼれるのを防止すると
いう利点がある。
第1図は本考案に係る電気泳動装置の断面図、 第2図は本考案に係る電気泳動装置の回転性及び固定性
を部分的に図示した同装置内部の部分斜視図、 第3図はゲルプレート組立体の部分切欠断面図、 第4図は本考案に係る電気泳動装置の底部バッファタン
クの切欠部分の斜視図、 第5図は第4図のバッファタンクの正面からの部分切欠
図、 第6図は第5図のVI−VI線視した平面図、 第7図は第6図の「VII」として示された部分の拡大図
である。 20:電気泳動装置,22:底部,24:垂直ポスト,26,28:2つの
殻体,29,30:支持レール,32:支持トラフ,34:前面縁,36:
垂直肩部,38:底部突起,39:フランジ,40:ゲルプレート組
立体,42:前面プレート,44:後面プレート,46,48:スペイ
サー,50:前方表面,52:後方表面,54:鏡面素材,56:温度分
散層,58:密閉空気室,60:套管,70,100:バッファタンク,7
4:空隙,76:頂部表面,78:握持するための耳部,80,80′:
締め付け具,82:ポスト,83:取っ手部分,84:トーションば
ね,86:スクリュー,90:バナナプラグ,92:ワイア電極,94:
ロッド若しくはチューブ,96:前面,170:係止機構,172:台
形部,174,176:2枚の水平プレート,180,182:面状縁,186:
固定プレート。
を部分的に図示した同装置内部の部分斜視図、 第3図はゲルプレート組立体の部分切欠断面図、 第4図は本考案に係る電気泳動装置の底部バッファタン
クの切欠部分の斜視図、 第5図は第4図のバッファタンクの正面からの部分切欠
図、 第6図は第5図のVI−VI線視した平面図、 第7図は第6図の「VII」として示された部分の拡大図
である。 20:電気泳動装置,22:底部,24:垂直ポスト,26,28:2つの
殻体,29,30:支持レール,32:支持トラフ,34:前面縁,36:
垂直肩部,38:底部突起,39:フランジ,40:ゲルプレート組
立体,42:前面プレート,44:後面プレート,46,48:スペイ
サー,50:前方表面,52:後方表面,54:鏡面素材,56:温度分
散層,58:密閉空気室,60:套管,70,100:バッファタンク,7
4:空隙,76:頂部表面,78:握持するための耳部,80,80′:
締め付け具,82:ポスト,83:取っ手部分,84:トーションば
ね,86:スクリュー,90:バナナプラグ,92:ワイア電極,94:
ロッド若しくはチューブ,96:前面,170:係止機構,172:台
形部,174,176:2枚の水平プレート,180,182:面状縁,186:
固定プレート。
Claims (1)
- 【請求項1】少なくとも1つのゲルプレート組立体を略
垂直方向に取り付ける少なくとも1つの支持部を有し、
帯電された混合物を電気泳動的に分離する電気泳動装置
であって、 前記支持部が前記ゲルプレート組立体と接触する表面を
有し、同表面が垂線から角度約5°と10°との間で傾斜
しており、さらに前記ゲルプレート組立体が使用位置に
配置された場合に同ゲルプレート組立体の底部がその頂
部よりも使用者に近くなるように前記支持部に取り付け
られていることを特徴とする電気泳動装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US18767088A | 1988-04-28 | 1988-04-28 | |
US187670 | 1994-01-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH025063U JPH025063U (ja) | 1990-01-12 |
JPH0714881Y2 true JPH0714881Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=22689955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989048771U Expired - Lifetime JPH0714881Y2 (ja) | 1988-04-28 | 1989-04-25 | 電気泳動装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0339975B1 (ja) |
JP (1) | JPH0714881Y2 (ja) |
AU (1) | AU623646B2 (ja) |
CA (1) | CA1338055C (ja) |
DE (1) | DE68915855T2 (ja) |
DK (1) | DK170488B1 (ja) |
IL (1) | IL90119A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE9402606D0 (sv) * | 1994-07-29 | 1994-07-29 | Pharmacia Biotech Ab | Anordning vid en gelelektroforesapparat |
US6162342A (en) | 1999-02-12 | 2000-12-19 | Bio-Rad Laboratories, Inc. | Rapid assembly casting system for slab gels |
US6436262B1 (en) * | 2000-04-24 | 2002-08-20 | Bio-Rad Laboratories, Inc. | Compact cell clamp for slab gel plate assembly |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3208929A (en) * | 1962-09-11 | 1965-09-28 | Robert H Raymond | Apparatus for gel electrophoresis |
US3956099A (en) * | 1972-10-30 | 1976-05-11 | Louis Israel | Continuous preparative electrophoresis apparatus |
US3980540A (en) * | 1975-03-28 | 1976-09-14 | Hoefer Scientific Instruments | Vertical gel slab electrophoresis apparatus and method |
US4035377A (en) * | 1975-06-23 | 1977-07-12 | Cold Spring Harbor Laboratory | Slab gel electrophoresis apparatus |
US4290871A (en) * | 1979-01-03 | 1981-09-22 | Hoefer Scientific Instruments | Vertical gel slab electrophoresis method |
US4747919A (en) * | 1987-01-16 | 1988-05-31 | Large Scale Biology Corporation | Apparatus and method for electrophoresis in tubes |
-
1989
- 1989-03-08 CA CA000593055A patent/CA1338055C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-04-25 JP JP1989048771U patent/JPH0714881Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-04-26 EP EP89304165A patent/EP0339975B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-04-26 DE DE68915855T patent/DE68915855T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-04-27 DK DK204889A patent/DK170488B1/da active
- 1989-04-28 AU AU33814/89A patent/AU623646B2/en not_active Ceased
- 1989-04-28 IL IL90119A patent/IL90119A/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
IL90119A0 (en) | 1989-12-15 |
EP0339975A3 (en) | 1991-09-11 |
EP0339975B1 (en) | 1994-06-08 |
DE68915855D1 (de) | 1994-07-14 |
AU623646B2 (en) | 1992-05-21 |
DK204889D0 (da) | 1989-04-27 |
EP0339975A2 (en) | 1989-11-02 |
AU3381489A (en) | 1989-11-02 |
DE68915855T2 (de) | 1995-01-12 |
CA1338055C (en) | 1996-02-13 |
DK204889A (da) | 1989-10-29 |
DK170488B1 (da) | 1995-09-18 |
IL90119A (en) | 1993-08-18 |
JPH025063U (ja) | 1990-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0714881Y2 (ja) | 電気泳動装置 | |
JPH0754853Y2 (ja) | ゲルプレート組立体 | |
BR112014010015B1 (pt) | dispositivo e método de visualização de um espécime | |
JP2000040483A (ja) | 電子顕微鏡用試料加熱ホルダ及び試料観察方法 | |
US4812216A (en) | Method of handling and transporting a transfer membrane used in a blotting apparatus | |
US4828669A (en) | Electrophoresis device with removable buffer tank | |
EP0339971B1 (en) | Electrophoresis device | |
CN217954994U (zh) | 一种融媒体虚拟演播室灯光调节装置 | |
CN214884652U (zh) | 一种便于隔断墙安装的节点装置 | |
JPH057575Y2 (ja) | ||
Altar | An easily constructed and inexpensive three-layer cassette for tritium-sensitive film autoradiography | |
CN213873627U (zh) | 一种实验仪器烘干装置 | |
CN207937341U (zh) | 一种自动考种分析仪 | |
JP3414860B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN113514404A (zh) | 多通道水质在线分析仪 | |
JPH03260681A (ja) | 転写チャージャ | |
JP2500120Y2 (ja) | スラブゲル電気泳動装置 | |
Crefeld | On some improvements in the preparation of high-resolution radioautographs by the flat substrate method | |
JPS5877651A (ja) | 電気泳動装置 | |
JPS6165419A (ja) | 気相成長装置 | |
JPH05249078A (ja) | 電気泳動装置 | |
JPH0526137U (ja) | ゲルプレートアセンブリー装置用の改良された裏支持体 | |
JPH0715349B2 (ja) | 真空乾燥装置 | |
Xia | '94 International Congress of Photographic Science (ICPS'94) and the 47th Annual Conference of Imaging Science & Technology (IS&T) | |
JPS638299A (ja) | 板状ウエハの熱処理装置 |