JPH07148347A - 電動走行物遊戯盤 - Google Patents

電動走行物遊戯盤

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JPH07148347A
JPH07148347A JP33005193A JP33005193A JPH07148347A JP H07148347 A JPH07148347 A JP H07148347A JP 33005193 A JP33005193 A JP 33005193A JP 33005193 A JP33005193 A JP 33005193A JP H07148347 A JPH07148347 A JP H07148347A
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JP
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JP33005193A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Hirano
和彦 平野
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YANAGIHARA MIEKO
Original Assignee
YANAGIHARA MIEKO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲームの進行が自然に行われて遊戯性を向上す
ることができる電動走行物遊戯盤を提供する。 【構成】複数N本の走路1,2,3,4及び5上にそれ
ぞれ走行物20を配置して走行させる電動走行物遊戯盤
において、走路の長手方向の少なくとも一部分の区間に
おいて、複数Nと同数又は少数の複数n(2≦n≦N)
本の走路1,2及び3;4及び5上を走行する走行物相
互間では追い抜き不能となるほどに、当該複数n本の走
路1,2及び3;4及び5を近接又は重畳して集約した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数本の走路上にそ
れぞれ走行物を配置して走行させる電動走行物遊戯盤に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数本の走路に自動車、動物、人形など
を模した走行物を配置して走行させる電動走行物遊戯盤
としては、例えば遊戯盤上の走路にスタートラインとゴ
ールラインを設定し、遊戯者は各走行物の着順を予想し
てメダルを投入し、予想が当たったときには投入数を越
える個数のメダルを遊戯者に付与し、予想が外れたとき
には遊戯者が投入したメダルを没収するものがある。こ
のような遊戯盤の走路は従来より、走路の長手方向のす
べての区間において、各走行物が互いに追い抜き可能と
なるほどに、各走路は互いに離隔して配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに遊戯者が遊戯
しつつ念頭に浮かべる実際のカーレースなどでは、その
走路の長手方向の場所によっては追い抜きを図ることが
困難な区間もあり、また風圧を避けるなどの理由によっ
て意図的に縦走して、並走ないしは追い抜きを避けてい
る区間もある。すなわち上記従来の遊戯盤はこれらの実
情を反映しておらず、遊戯者が念頭に浮かべる実際のレ
ースから乖離していた。また電動走行物遊戯盤では、各
走行物がほぼ同着となるようにソフトウェアによって各
走行物のスピードを制御して、ゲーム性を高める必要が
ある。しかるに上記従来の遊戯盤では、各走行物をほぼ
同着とするために外周側の走行物のスピードを内周側の
走行物よりも著しく速くする必要があり、したがってこ
の面からも実際のレースから乖離しており、遊戯性が損
なわれていた。したがって本発明は、ゲームの進行が自
然に行われて遊戯性を向上することができる電動走行物
遊戯盤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、すなわち、複数N本の
走路上にそれぞれ走行物を配置して走行させる電動走行
物遊戯盤において、走路の長手方向の少なくとも一部分
の区間において、複数Nと同数又は少数の複数n(2≦
n≦N)本の走路上を走行する走行物相互間では追い抜
き不能となるほどに、当該複数n本の走路を近接又は重
畳して集約したことを特徴とする電動走行物遊戯盤であ
る。その際、走路を湾曲又は周回状に形成し、一部分の
区間における内周側の走路の集約の度合いを、外周側の
走路の集約の度合いと同一又はより高く形成することが
できる。ここで集約の度合いとは、集約された走路の本
数nをいい、集約されていないときには1をいう。また
走路にスタートラインとゴールラインを設け、一部分の
区間を、スタートラインの直後の区間よりも後で且つゴ
ールラインの直前の区間よりも前に設けることもでき
る。
【0005】
【作用】走路の長手方向の少なくとも一部分における複
数n本の走路上の走行物相互間では、追い抜き不能に構
成されているから、当該一部分又は当該複数n本の走路
を適宜選択することにより、遊戯者が念頭に浮かべる実
際のレースの実情を反映した遊戯盤とすることができ
る。その際、走路の長手方向の形状は特に問わず、すな
わち直線状又は8の字状の走路であっても良い。例えば
全2コースの走路の長手方向の一部分において、集約さ
れたコース数で見て1コースに、すなわち互いに追い抜
き不可能なコースを1のコースと数えて1コースに集約
することができる。全3コースのときには、長手方向の
一部分で1コースに集約することもできるし、2コース
に集約することもできる。後者の場合には例えば、一部
分では第1コースと第2コースを集約し、他の一部分で
は第2コースと第3コースを集約し、更に他の一部分で
はコースを交差させて第3コースと第1コースを集約す
ることもできる。
【0006】直線状の走路では、いずれを内周側とも外
周側ともいうことができず、したがって各コース間でコ
ースの長さに差はない。また8の字状の走路でも、各コ
ースを平行して設けてコース間での交差を設けない限
り、いずれを内周側とも外周側ともいうことができず、
したがって各コース間でほぼコースの長さに差はない。
しかるに走路の長手方向の形状が湾曲しており、又は単
なる周回状のときには、スタートラインとゴールライン
をコースの長手方向に対してほぼ直角に設ける限り、内
周側ほどコースの長さが短くなる。いま簡単のために半
径rの円形周回状にコースを設け、内周側より順に第1
コース、第2コース、第iコースとし、第1コースの半
径をr、第2コースの半径をr+d、第iコースの半径
をr+(i−1)×dとすると、第1コースと第iコー
スとの周長の比は、2πr/2π(r+(i−1)×
d)=r/(r+(i−1)×d)となる。したがって
半径rが(i−1)×dに比して大きいとき、すなわち
コースの周長自体が長いときには、各コース間の周長の
比は1に近く、したがって両コースでほぼ同着とするた
めの走行物のスピードの比も1に近く、スピードの差は
小さくて済む。
【0007】しかるに半径rが小さいときには、各コー
ス間の周長の比は1より大きくずれ、ほぼ同着とするた
めの走行物のスピードの差が大きくなって、不自然なゲ
ーム進行となる。またiが大きいときにも走行物のスピ
ードの差は大きくなり、すなわち最内周の走行物と最外
周の走行物のスピードの差は大きくなって、不自然なゲ
ーム進行となる。それ故半径rが小さい部分で走路数i
を減らすこと、すなわち内周側より優先的にコースの集
約を図ることが好ましい。
【0008】例えば全3コースのときには、走路の長手
方向の一部分において全3コースを1コースに集約する
こともできるが、もしも2コースに集約するのであれ
ば、第1コースと第2コースを集約することが好まし
く、第2コースと第3コースを集約することは好ましく
ない。全4コースのときには、全4コースを1コースに
集約することもできるが、もしも2コースに集約するの
であれば、第1コースと第2コースを集約し且つ第3コ
ースと第4コースを集約するか、又は第1、第2及び第
3コースを集約することが好ましく、第2、第3及び第
4コースを集約することは好ましくない。また3コース
に集約するのであれば、第1コースと第2コースを集約
することが好ましく、第2コースと第3コース、あるい
は第3コースと第4コースを集約することは好ましくな
い。
【0009】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図面は本発
明の一実施例を示し、図1に示されているように、この
電動走行物遊戯盤は、全5コース1,2,3,4及び5
を有する周回状に形成されており、第4コーナーDから
第1コーナーAまでの区間では、すべての走行物20が
互いに追い抜き可能となるほどに、各走路1,2,3,
4及び5は互いに離隔して配設されている。しかるに第
1コーナーAから第2コーナーB、第3コーナーC及び
第4コーナーDに至るまでの区間では、第1、第2及び
第3コース、すなわち内周側3コース1,2及び3を走
行する3個の走行物20相互間では追い抜き不能となる
ほどに、これら内周側3コースは互いに近接して配設さ
れている。同様に第4及び第5コース、すなわち外周側
2コース4及び5を走行する2個の走行物20相互間で
も追い抜き不能となるほどに、これら外周側2コースは
互いに近接して配設されている。したがってこの第1コ
ーナーAから第4コーナーDに至るまでの区間において
も、内周側3コースを走行する3個の走行物20と、外
周側2コースを走行する2個の走行物20との間では、
相互に追い抜き可能となるほどに、これら内周側3コー
スと外周側2コース、具体的には第3コース3と第4コ
ース4とは、互いに離隔して配設されている。
【0010】スタートラインSは第4コーナーDの第1
コーナーA寄りに設けられており、ゴールラインGは第
1コーナーAの第4コーナーD寄りに設けられている。
各走行物20はスタートラインSを出発し、ゴールライ
ンGを通過し、第1、第2、第3及び第4コーナーA、
B、C及びDを通過してスタートラインSに戻り、更に
ゴールラインGにまで進む。遊戯者は、2度目にゴール
ラインGに至る各走行物20の着順を予想する。
【0011】各走行物のスピードはゲーム性を高めるよ
うにソフトウェアによって制御されており、最初にゴー
ルラインGを通過するまでは、各走行物20はすべて個
別のスピードで走行するように制御されている。最初に
ゴールラインGを通過した後には、内周側3コースを走
行する3個の走行物20のスピードは、衝突を回避する
ために一元的に制御され、これら3個の走行物20のス
ピードはほぼ同一となる。ほぼ同一という意味は、内周
側3コースは各走行物20が互いに追い抜き不能となる
ほどに近接しているが、完全に重畳させてはいないため
に、内周側3コースのうちでも外周側のコースほど僅か
に周長が長くなっている。したがって僅かではあるが、
外周側のコースの走行物ほど平均的なスピードが高くな
るように制御している。同様に最初にゴールラインGを
通過した後には、外周側2コースを走行する2個の走行
物20のスピードも一元的に制御され、したがってこれ
ら2個の走行物20のスピードもほぼ同一となる。但し
内周側3コースを走行する3個の走行物20のスピード
と、外周側2コースを走行する2個の走行物20のスピ
ードとは、個別に制御されている。
【0012】各走路を1周してスタートラインSを通過
した後には、次にゴールラインGに至るまで、各走行物
20のスピードはすべて個別に制御されている。すなわ
ち第1コーナーAから第4コーナーDに至るまでの区間
では、内周側3コースを走行する3個の走行物20相互
間、あるいは外周側2コースを走行する2個の走行物2
0相互間では追い抜き不能であるから、各走行物20の
スピードをすべて個別に制御する区間を経た後にゴール
ラインGに至らしめており、こうしてゴールラインGに
至る以前に一定の着順が決定してしまう事態を回避し
て、ゲーム性を損なわないように配慮している。同様に
既述のごとく本実施例では、スタートラインSから始ま
る直後の区間を、各走行物20のスピードをすべて個別
に制御する区間とし、しかる後に集約された区間に進む
ように構成して、ゲーム性を損なわないように構成して
いる。もっともゴールラインGに至る直前の区間は、一
般には各走行物20のスピードを個別に制御する区間と
することが好ましいが、実際のレースにおいて各走行物
が縦走してスタートを切るレースもあるから、集約され
た区間からスタートを切るように構成することもでき
る。
【0013】次に、本実施例の各走行物20の駆動機構
について説明する。図2に示すようにゲーム面を構成す
る表板6の下側にベース板7が設けられており、ベース
板7には各コース1,2,3,4及び5と同一形状に5
本の溝7aが穿設されている。各溝7aには無端チェー
ン8が配設されており、各チェーン8は駆動モータ(図
示せず)によって回転駆動されるスプロケットホイル9
によって回動駆動されており、駆動モータの回転速度が
ソフトウェアによって制御されている。チェーン8を屈
曲自在となるように構成している多数のピンのうち、隣
接する2本のジョイントピン8aは上方に向けて突出し
ており、このジョイントピン8aにブロック10が嵌入
している。したがって各ブロック10は各チェーン8に
対して常に同一の姿勢を保ち、チェーン8と共に各溝7
a上を回動する。
【0014】ブロック10の上面には支点ピン11が固
定されており、この支点ピン11にギア12が回転自在
に且つ昇降自在に装着されており、ギア12の上部にマ
グネットホルダー13が固定されている。マグネットホ
ルダー13の前部及び後部にはそれぞれ牽引用磁石14
a,14bが取り付けられており、本実施例では前部牽
引用磁石14aとしてS極、後部牽引用磁石14bとし
てN極を用いている。またマグネットホルダー13の中
央部にはベアリング15が取り付けられている。他方ギ
ア12とブロック10との間には、スプリング16が圧
縮状態にて介在している。この結果、表板6とベース板
7との間の間隔が場所によって多少異なろうとも、ギア
12、マグネットホルダー13、牽引用磁石14a,1
4b及びベアリング15は、後記するように表板6の下
面に吸い付けられるほか、更に表板6の下面に押し付け
られ、他方ブロック10は溝7a両脇のベース板7に押
し付けられる。こうしてブロック10その他の部材は傾
くことがなくなり、ジョイントピン8aも傾くことがな
く、チェーン8は上下方向に捩じれることがなくなり、
したがってアイドラーホイルなどを特に設けることな
く、溝7aからのチェーン8の脱落が防止される。
【0015】ブロック10にはコントロールスプリング
17の一端が固定されており、コントロールスプリング
17の他端はマグネットホルダー13の後端面13aに
望んでいる。他方マグネットホルダーの後端面13aは
平面状に切除されており、こうしてマグネットホルダー
13が回転してその後端面13aがほぼ後方を向いたと
きには、コントロールスプリング17の押圧力によっ
て、マグネットホルダーの後端面13aが正しくチェー
ン8の進行方向後方を向くように構成されている。本実
施例では更に、コントロールスプリング17の他端裏面
に、後部牽引用磁石14bと反対極性を持つ方向矯正用
磁石18が取り付けられており、すなわち本実施例では
方向矯正用磁石18としてS極が用いられている。こう
してマグネットホルダーの後端面13aがほぼ後方を向
いたときには、方向矯正用磁石18と後部牽引用磁石1
4bとの吸引力よって、マグネットホルダー13が一層
正しくチェーン8の進行方向を向くように構成されてい
る。
【0016】次に表板6の上面側には走行物20を取り
付けるベース21が配置されており、ベース21の中央
部にベアリング22が取り付けられている。またベース
21の前部及び後部にはそれぞれ被牽引用磁石23a,
23bが取り付けられており、前部被牽引用磁石23a
はマグネットホルダーに装着した前部牽引用磁石14a
と反対極性を持ち、後部被牽引用磁石23bは後部牽引
用磁石14bと反対極性を持っている。すなわち本実施
例では、前部被牽引用磁石23aとしてN極を用い、後
部被牽引用磁石23bとしてS極を用いている。こうし
てチェーン8が前方向又は後方向に回動すると、チェー
ンに取り付けたブロック10も進退し、ブロックに取り
付けたマグネットホルダー13も進退し、マグネットホ
ルダー13に取り付けた牽引用磁石14a,14bとベ
ース21に取り付けた被牽引用磁石23a,23bとの
相互作用によってベース21も進退し、ベース21に取
り付けた走行物20も進退する。また支点ピン11に取
り付けたギア12が回転すると、ギア12に固定したマ
グネットホルダー13も回転し、磁石の相互作用によっ
てベース21も回転し、ベース21に取り付けた走行物
20も回転し、すなわち走行物20はスピンする。
【0017】次にスタートラインSのゴールラインG寄
りの走路脇には、図3〜5に示すようにギア12の回転
駆動機構が設けられている。すなわち溝7aの内周側の
ベース板7には昇降自在に一対のシャフト30,30が
貫通しており、シャフト30,30の上部はラックプレ
ート31に固定されており、ラックプレート31にギア
12と同一の歯数を持つラック32が固定されている。
ラック32の固定は次のようにして行われている。すな
わちラック32の下部に隣接してねじ(図示せず)がラ
ックプレート31に螺着されており、このねじの頭部が
ラック32の下部を覆うようにして、ねじの頭部によっ
てラック32の下部を固定している。他方シャフト3
0,30の上部にはラックホルダー33が螺着されてお
り、このラックホルダー33がラック32の上部を覆っ
ている。こうしてラック32がラックプレート31に固
定されている。
【0018】ベース板7を貫通したシャフト30,30
の下端にはプレート34が固定されており、プレート3
4の下面にソレノイド35のロッド35aが対向してい
る。こうしてソレノイド35に通電したときにはロッド
35aは上昇し、ロッド35aに押圧されてプレート3
4が上昇し、プレート34に固定されたシャフト30,
30、ラックプレート31、ラック32も上昇し、ラッ
ク32はギア12と同一の高さとなり、したがってブロ
ック10が通過したときにギア12はラック32と噛み
合って1回転し、既述のごとく走行物20はスピンす
る。ここでギア12とラック32との噛み合いを確実に
するために、溝7aの外周側のベース板7にガイドプレ
ート36が固定されており、こうしてギア12の外周側
への逃げを防止している。
【0019】他方、ソレノイド35への通電を解除する
とロッド35aは下降し、プレート34、その他の部材
は自重によって下降し、したがってラック32も下降す
る。ラック32が下降することにより、ブロック10が
通過するときにもギア12はラック32と噛み合うこと
がなく、したがって走行物20はスピンすることなくラ
ック32部分を通過する。走行物をスピンさせるかさせ
ないか、すなわちブロック10がラック32部分を通過
するに先立ってラック32を上昇させておくか否かは、
ゲーム性を向上するようにソフトウェアによって決定さ
れる。また走行物20のスタート直後にスピンさせるこ
ともできるし、1周回った後にスピンさせることもでき
る。
【0020】ブロック10の外周側側面には、図3及び
図4に示すように位置検知用磁石19が固定されてお
り、他方スタートラインSにはこの位置検知用磁石19
と対向するように磁気センサー25が固定されている。
こうしてスプロケットホイル9の回転数に基づくブロッ
ク10の概略の位置検出に加えて、各ブロック10のス
タートラインSへの整列を正確に整え、且つブロック1
0が1周回ってラック32部分に進入することをより正
確に検出している。同様の磁気センサーはゴールライン
Gにも設けられており、これにより各走行物20の着順
を正確に検出している。
【0021】図6は第1コーナーAから第4コーナーD
に至るまでの区間でのギア12以下の縦断面図を示し、
同図に示されているごとく、内周側3コース1,2及び
3を構成する3本の溝7aは相互に著しく近接してお
り、また外周側2コース4及び5を構成する2本の溝7
aも相互に著しく近接している。
【0022】本実施例は以上のように構成されており、
走路の長手方向のうち第1コーナーAから第4コーナー
Dに至るまでの区間において、内周側3コース1,2及
び3を走行する3個の走行物20相互間では追い抜き不
能となるほどに、これら内周側3コースは互いに近接し
て配設されており、また外周側2コース4及び5を走行
する2個の走行物20相互間でも追い抜き不能となるほ
どに、これら外周側2コースは互いに近接して配設され
ているから、この電動走行物遊戯盤は、遊戯者が遊戯し
つつ念頭に浮かべる実際のレースの実情を反映してい
る。またこの第1コーナーAから第4コーナーDに至る
までの区間では、集約されたコース数で見て2コースし
かないから、各走行物をほぼ同着とするための走行物の
スピードの差が小さくなり、この面からも実際のレース
の実情を反映している。したがってこの電動走行物遊戯
盤によれば、ゲームの進行が自然に行われて遊戯性を向
上することができる。
【0023】なお本実施例では第1コーナーAから第4
コーナーDに至るまでの区間において、内周側3コース
1,2及び3と外周側2コース4及び5をそれぞれ近接
させたが、これを完全に重畳させることもできる。但し
そのためには、例えば第1、第2及び第3コース用のチ
ェーン8をそれぞれ異なる高さで回動させ、第1コース
用のジョイントピン8aは第2コース用のチェーン8を
迂回するように構成し、第3コース用のジョイントピン
8aは第1及び第2コース用のチェーン8を迂回するよ
うに構成すれば良い。また本実施例ではブロック10と
走行物20との間の力の伝達を磁力を使って間接的に行
ったが、各コースの形状となるように表板6にスリット
を設け、ギア12と走行物20とを接続部材によって直
接接続し、この接続部材がスリットを通過するように構
成することもでき、この直接牽引の場合にも、走路の一
部分で各走路を近接ないしは重畳させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のごとく本発明によれば、走路の長
手方向の一部分で各走行物が追い抜き不能となるように
構成されているから、遊戯者が念頭に浮かべる実際のレ
ースの実情を反映しており、また各走行物のスピードの
差が小さいから、この面からも実際のレースの実情を反
映しており、したがってゲームの進行が自然に行われて
遊戯性を向上することができる電動走行物遊戯盤であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図
【図2】駆動機構を示す縦断面図
【図3】スタートライン近傍のギア以下を示す平面図
【図4】図3中X−X線矢視図
【図5】図4中Y−Y線矢視図
【図6】第1コーナーから第4コーナーでのギア以下を
示す縦断面図
【符号の説明】
1,2,3,4,5…走路 6
…表板 7…ベース板 7a…溝 8
…チェーン 8a…ジョイントピン 9…スプロケットホイル 10…ブロック 11…支点ピン 1
2…ギア 13…マグネットホルダー 1
3a…後端面 14a,14b…牽引用磁石 1
5…ベアリング 16…スプリング 17…コントロールスプリン
グ 18…方向矯正用磁石 19…位置検知用磁石 20…走行物 21…ベース 2
2…ベアリング 23a,23b…被牽引用磁石 2
5…磁気センサー 30…シャフト 31…ラックプレート 3
2…ラック 33…ラックホルダー 34…プレート 3
5…ソレノイド 35a…ロッド 36…ガイドプレート A,B,C,D…コーナー S…スタートライン G…ゴールライン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数N本の走路上にそれぞれ走行物を配置
    して走行させる電動走行物遊戯盤において、 前記走路の長手方向の少なくとも一部分の区間におい
    て、前記複数Nと同数又は少数の複数n(2≦n≦N)
    本の走路上を走行する前記走行物相互間では追い抜き不
    能となるほどに、当該複数n本の走路を近接又は重畳し
    て集約したことを特徴とする電動走行物遊戯盤。
  2. 【請求項2】前記走路を湾曲又は周回状に形成し、 前記一部分の区間における内周側の走路の前記集約の度
    合いを、外周側の走路の集約の度合いと同一又はより高
    く形成した、請求項1記載の電動走行物遊戯盤。
  3. 【請求項3】前記走路にスタートラインとゴールライン
    を設け、 前記一部分の区間を、スタートラインの直後の区間より
    も後で且つゴールラインの直前の区間よりも前に設け
    た、請求項1又は2記載の電動走行物遊戯盤。
JP33005193A 1993-11-30 1993-11-30 電動走行物遊戯盤 Pending JPH07148347A (ja)

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