JPH071482A - 指部が薄手の医療用手袋の製造方法 - Google Patents

指部が薄手の医療用手袋の製造方法

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JPH071482A
JPH071482A JP5269448A JP26944893A JPH071482A JP H071482 A JPH071482 A JP H071482A JP 5269448 A JP5269448 A JP 5269448A JP 26944893 A JP26944893 A JP 26944893A JP H071482 A JPH071482 A JP H071482A
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latex
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coagulant
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Mao-Ching Chen
マオ−チン・チェン
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Johnson and Johnson Medical Inc
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A41D19/00Gloves
    • A41D19/0055Plastic or rubber gloves
    • A41D19/0058Three-dimensional gloves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29C41/00Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor
    • B29C41/02Shaping by coating a mould, core or other substrate, i.e. by depositing material and stripping-off the shaped article; Apparatus therefor for making articles of definite length, i.e. discrete articles
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、指の部分がそれ以外の部分より薄
い医療用手袋で、眼科医などによって行われる精密な手
術において特に有用性を発揮する手袋を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明は、指の部分の肉厚がそれ以外の部分
の肉厚より薄い医療用手袋の製造方法であって、手袋の
原型に、最初にイオン性金属塩を含む凝固剤の層を付着
させ、ついでエラストマー層を付着させる。これら各層
を塗布した手袋原型は、次いで塗布された層にある金属
イオンを洗浄し、その後第2のエラストマー層を塗布す
る。このさらに塗布されるエラストマー層は、金属イオ
ンを洗浄した箇所においては、薄くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、指の部分がそれ以外の
部分より肉薄の医療用手袋の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用手袋を製造するには、人間の手に
似せてつくった手袋の原型を凝固剤の溶液に浸漬し、つ
いで凝固剤を乾燥させ、さらにこの原型をエラストマー
化合物(例えばラテックス)の溶液に浸漬する。そして
原型上にラテックス化合物の層を付着させた後、通常、
凝固剤が作用してゲル化したラテックス膜を形成するま
で、原型を連続的に回転させる。この原型の回転は、ラ
テックス液の流れを均一化し、ラテックス膜(手袋)が
最終的に均一な厚さとなるようにするためのものであ
る。ラテックス膜がゲル化すると、手袋の原型は、水溶
性の材料をラテックス膜から除去するため水で洗浄され
る。そして、さらに乾燥・加硫工程を経て、原型からラ
テックス膜を引き剥がし、手袋の完成品を得る。この従
来の製造方法によれば、手袋の原型は指先の方から先に
ラテックス液に入れ、またラテックス液から取り出す時
は指先の部分が最後になる。このため、上述の方法で製
造される手袋は、指先の部分が袖口の部分と同じ厚さ
か、またはこれより厚くなる。手袋は、着用の際袖口が
破れるのを防止するため、通常袖口部分の厚さは0.1
5mmは必要である。したがって、上述の方法によれば、
手袋の指先部分の厚さはこの0.15mmと等しいか、ま
たはこれより厚くなる。しかし、手袋の指先部分がこの
ように厚いと、指先の接触の感覚が鈍くなるため、眼科
医などの行う精密な手術には適さない。そこで、指先部
分が袖口より薄い手袋を製造するため、これまで種々の
方法が提案されてきた。
【0003】米国特許第2,097,528 号(H.A. Morton,1
937年11月2日発行)は、ゴム手袋の製造方法を提
案しているが、ここでは、手袋の原型は、原型上に均一
な塗布を得るため、まず凝固剤の溶液に浸漬される。こ
の原型は、ついで中和剤に。指先から先に、付着膜を薄
くしようと思う箇所の高さまで浸漬する。凝固剤を中和
すると、その効力が減じられる。したがって、手袋の原
型をついでラテックス液に浸漬すると、凝固剤を中和し
た箇所にはラテックスがあまり付着せず、この箇所は薄
くなる。手袋の原型をラテックス液に2回(もしくはそ
れ以上)浸漬する場合も、2つのラテックスへの浸漬の
間に原型の一部を中和液に浸漬すると、この部分につい
ては同じような結果が得られる。
【0004】米国特許第3,397,265 号(H.A. Ansell,1
968年8月13日発行)は、濃い凝固剤液に浸漬した
手袋の原型を、肉厚を薄くしたい箇所の高さまで、凝固
剤抽出用の溶媒に浸漬する方法を開示している。この方
法においては、この肉厚を薄くしたい箇所から凝固剤を
除去した後、手袋の原型を薄い凝固剤液に浸漬し、前述
の濃縮した凝固剤を除去した箇所を、この薄い凝固剤液
で被覆する。そして最後に手袋の原型をラテックスの溶
液に浸漬する。この方法によれば、濃い凝固剤液を塗布
した箇所には、薄い凝固剤液を塗布した箇所より、ラテ
ックス膜が厚く付着した。この結果、この方法で得られ
た手袋は、袖口の部分が指の部分より厚く形成された。
【0005】米国特許第3,859,410 号(H. Sidley,19
75年1月7日発行)は、指と掌の部分が比較的薄く、
袖口の部分が厚い手袋の製造方法を提案している。この
方法においては最初に手袋原型の袖口の部分には濃い凝
固剤液を、また指と掌に薄い凝固剤液を噴霧する。この
原型はついでラテックス溶液に浸漬するが、こうすると
濃い凝固剤液を噴霧した箇所ではラテックスが厚く塗布
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記各製造方法は、手
袋の指の部分を袖口よりも薄くすることができるが、反
面腐食性の溶媒を使うという欠点があり、また肉厚の極
く薄い(0.13mm以下)手袋をつくるには不適であっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】本発明によれ
ば、a)手袋の原型上にイオン性金属塩を含む凝固剤の
層を浸漬・塗布する工程と、b)少なくとも前記凝固剤
の層の一部の上に第1のエラストマーの層を浸漬・塗布
する工程と、c)前記第1のエラストマーを塗布した手
袋の原型を、その各層から実質的にすべての金属イオン
を除去するため、前記金属塩の金属イオン抽出用の溶媒
に浸漬する工程と、d)前記第1のエラストマーの層の
上に第2のエラストマーの層を浸漬・塗布し、前記第1
のエラストマー層を塗布した部分が、それ以外の部分よ
り薄いエラストマー層を得る工程と、e)前記手袋の原
型からエラストマー層を取り外す工程を含む医療用手袋
の製造方法が提供される。
【0008】本発明によれば、指部の厚さが0.13mm
より薄い手袋を製造することができ、眼科手術や、その
他手袋の着用者が指の感覚を最大限保持しなければなら
ないような分野において特に適した手袋を提供する。本
発明は、指の部分の肉厚が非常に薄い医療用手袋の製造
方法を提供する。医療従事者は、眼の治療や他の正確な
処置を要求される多くの医療現場で、素手の感覚がほと
んど失われない、この種の指部の薄い手袋を必要として
いる。またこの手袋は、同時に、指以外の部分において
は破れるおそれなく着用でき、また都合よく使うことの
できる十分な強度、すなわち肉厚を備えていなければな
らない。手袋は、従来の方法においては、手の形をした
型を、指の部分から先にエラストマーの溶液もしくは分
散液に浸漬して製造するため、この方法によったので
は、原型の指の部分は一番長くエラストマーに浸漬する
ことになり、指部の部分はそれ以外の部分より肉厚にな
ってしまう。
【0009】図1は、本発明の方法を実施する装置の一
部を示す。この装置はエラストマー製手袋を製造するす
るのに長らく使われてきたもので、手の形をした手袋の
原型10と、この原型10を浸漬するための槽12を有
する。装置は、全体としてみれば、原型10を順次浸漬
していくための、先の槽12に似た一連の槽を備える。
ここで、各槽に収められる液体14はそれぞれ異なる。
浸漬の過程においては、原型10もしくは槽12、ある
いはこれらの両方を動かしてもよい。浸漬の全工程が終
了したら、処理の終わった手袋は、原型10から取り外
し、ないしは「引き剥がし」、裏返して第1番目に形成
した層が表になるようにする。原型10は、通常艶のあ
るセラミックまたはプラスチックでつくる。当然のこと
ながら、この原型10のサイズが手袋のサイズを決定す
る。
【0010】医療用の手袋には、天然ゴムのラテック
ス、ニトリルゴムのラテックス、凝固性ポリウレタンの
水分散液等種々のエラストマーが用いられる。本発明の
方法においては、手袋は、互いに異なることもある二層
のエラストマーから形成されるが、両層ともに天然のラ
テックスでできたものが、良好な性質と低コストを実現
する上で好ましい。説明の簡潔と便宜のため、ここでは
天然ゴム製手袋について述べる。他の材料を用いたとき
の必要な変更は当業者には自明であろう。ゴムラテック
ス製手袋の製造方法は、「天然ゴムラテックスへの浸漬
(Dipping With Natural Rubber Latex) 」,マレーシア
ゴム製造者研究協会,ハートフォード(Hertford)、イギ
リス、(1980年)に述べられており、この記載の一
部は本明細書にも組み入れられている。上にも述べたよ
うに、従来の手袋の製法によれば、指の部分は袖口の部
分より肉厚になる。本発明の方法においては、この傾向
を克服して指部の薄い手袋をつくるため、手袋の原型を
凝固剤を含むラテックスに複数回浸漬し、金属イオン、
好ましくは二価の金属イオンをラテックスが塗布された
手袋原型の指の部分から抽出する。第2のラテックスへ
の浸漬中は、この金属イオンが抽出された部分における
ラテックスの付着速度は、減少する。
【0011】手袋の原型は、その洗浄工程で表面に残留
したアルコールや水を蒸発させるため、塗布工程の前に
好ましくは約65〜75℃に加熱する。原型上に再現の
可能なラテックス層を形成するため、原型上には最初に
凝固剤層を形成する。凝固剤は、業界でよく知られ、ま
た先の文献「天然ゴムラテックスへの浸漬」にも記載さ
れている、カルシウムあるいは他の金属、塩の水溶液も
しくはアルコール溶液を用いることができる。凝固剤は
また、完成した手袋を原型から取り外すのを簡便にする
ための離型剤、および塗布したラテックスをゲル化させ
る二価金属の塩を含む。好ましい離型剤および二価金属
の塩は、それぞれ炭酸カルシウムおよび硝酸カルシウム
である。
【0012】第1のラテックスへの浸漬が、手袋の指部
の最小の厚さを決定する。この厚さは、もし原型が短時
間しかラテックスに浸漬されなければ、薄くなるが、こ
れは、ラテックスへの最初の浸漬を、凝固剤を塗布した
手袋原型の一部についてだけ行うことにより達成され
る。第1のラテックスへの浸漬は、手袋原型のどの部分
について行ってもよいが、好ましいのは、図2に示すよ
うに、ちょうど原型の親指の付け根の上ぐらいまでであ
る。第1の浸漬に用いられるラテックスは、エラストマ
ー材料、安定剤、酸化防止剤、活性化剤、加硫剤および
促進剤を含むラテックスの分散液である。このラテック
スの分散液は、その薄い塗布を可能にするため、従来の
手袋の製造に用いられているものよりも固体の割合が低
い方が好ましい。第1のラテックスへの浸漬で薄い塗布
皮膜を得るためのもう一つの方法は、凝固剤層を形成し
ていない原型をラテックスに浸漬し、次いで凝固剤液に
浸漬するやり方である。しかし、この方法は、最初の塗
布層が離型剤を含まないため、でき上がった手袋が原型
から引き剥がしにくくなり、好ましいものではない。
【0013】凝固剤の塗布過程においては、手袋の原型
に付着した層の厚さは、ゲル化剤金属イオンの濃度が高
くなりまた原型のラテックス化合物への浸漬時間が長く
なるにつれて厚くなる。そして、第2のラテックス浸漬
におけるラテックスの付着は、その塗布された箇所にお
いて、凝固剤層から第1の浸漬で付着したラテックス層
の表面にまで拡散している金属イオンを除去することに
よって、その量を減じられる。金属イオンは、凝固剤と
ラテックスの付着した層から、水、アルコールもしくは
その混合物により抽出される。この金属イオンの好まし
い溶媒は水であるが、水の温度は重要なものではない。
溶媒の温度は、その凝固点の近傍から沸点の近傍までの
間であればよく、室温ないしはそれを超える温度、例え
ば68°F(20℃)から150°F(65℃)が好ま
しい。金属イオン溶媒の槽中における深さは、手袋の肉
薄となる部分を決定するため、第1のラテックス塗布時
の深さより深くならないようにすべきである。好ましい
深さは、図3に示したように、指の付け根のすぐ上の当
りである。
【0014】抽出される金属イオンの量は、ラテックス
ゲル中の金属イオンの濃度、塩の成分、水の温度および
水との接触時間によって決まる。通常金属イオンと水の
接触時間は、数秒ないし30分、好ましくは1、2分で
ある。接触時間は1時間かそれ以上にも延ばせるが、約
1時間を過ぎると、抽出効率は急激に低下する。第2の
ラテックスへの浸漬は、図1に示すように、手袋原型の
全長にわたって行う。第2のラテックスへの浸漬による
ラテックス層の形成は、第1のラテックスへの浸漬と同
じに行ってもよいし、また違うやり方で行ってもよい。
第2のラテックスへの浸漬による塗布層は、厚み、軟ら
かさ、強度その他の物理的特性を手袋に与えるものが好
ましい。これらの要求される条件を考えると、その材料
は、天然のラテックスが好ましい。
【0015】上述の方法によれば、前に定義したような
指部の薄い手袋が得られる。図4はこの方法により完成
した手袋を示す。図5は、本発明による手袋の「薄い」
領域と「厚い」領域の両方を示す拡大断面図である。薄
い指部における肉厚は、約0.13mmより薄いものが好
ましい。本発明の理解を助けるため、以下に指部の薄い
手袋を製造する種々の方法を示した実施例を述べる。し
かし、これらの実施例は、本発明の範囲を制限するよう
に解されてはならない。
【0016】
【実施例】
実施例I:人間の手の一般的な形をした手袋の原型を、
まずオーブンで加熱した。ついで、 1.この加熱した手袋の原型全体を、20%の硝酸カル
シウム、6%の炭酸カルシウムおよび0.5%の湿潤剤
をアルコールに溶解した凝固剤液に浸漬した。 2.上述の凝固剤を塗布した手袋原型を、ちょうど親指
の付け根の上まで、ラテックスに浸漬させた。この第1
のラテックス浸漬のためのゴム化合物には、28%の固
体を含む天然ゴムラテックス化合物を用いた。 3.ついで、このラテックスを塗布した手袋原型の指部
を、126°F(52℃)の温浴に1.5分浸漬し、付
着したラテックスからカルシウムイオンを抽出した。
(したがって、お湯に浸漬された箇所のラテックス付着
物は、第2のラテックス浸漬の間、最小の厚さとな
る。) 4.過剰の水滴を230°F(110℃)のオーブンで
3分間乾燥させた。 5.上記再加熱した手袋の原型全体を、第2のラテック
スに浸漬させた。この第2のラテックス浸漬のためのゴ
ム化合物には、33%の固体を含む天然ゴムラテックス
化合物を用いた。第2のラテックス浸漬によって付着し
たラテックスがゲル化した後、これを水で洗い、乾燥・
加硫化し、さらに手袋の原型から引き剥がして、最終的
に手袋を得た。
【0017】実施例II:まず手袋の原型を、オーブンで
加熱した。ついで、 1.この加熱した手袋の原型全体を、第1のラテックス
に浸漬させた。この第1のラテックス浸漬のためのゴム
化合物には、40%の固体を含む天然ゴムラテックス化
合物を用いた。 2.上述のラテックスを塗布した手袋の原型全体を、2
0%の硝酸カルシウムと0.5%の湿潤剤をアルコール
に溶解した凝固剤液に浸漬した。 3.この凝固剤を塗布した手袋原型の指部を、126°
F(52℃)の温浴に1.5分浸漬し、凝固剤を洗い落
とした。 4.過剰の水滴を230°F(110℃)のオーブンで
3分間乾燥させた。 5.上記再加熱した手袋の原型全体を、第2のラテック
スに浸漬させた。この第2のラテックス浸漬のためのゴ
ム化合物には、33%の固体を含む天然ゴムラテックス
化合物を用いた。第2のラテックス浸漬による付着物が
ゲル化した後、これを水で洗い、乾燥・加硫化し、さら
に手袋の原型から引き剥がして、最終的に手袋を得た。
【0018】実施例III:前記実施例IIの手順に従い、第
1のラテックスの浸漬にポリウレタン水分散液NeoRex R
-967を用いて手袋を製造した。
【0019】上記実施例I、IIおよびIII で製造した手
袋は、いずれも指の部分が袖口の部分より薄いことが判
明した。
【0020】本発明の具体的な実施態様は次の通りであ
る。 1)イオン性金属塩が二価金属の塩である請求項1記載
の方法。 2)前記金属塩はカルシウム塩である前記実施態様1)
記載の方法。 3)前記金属塩は硝酸カルシウムである前記実施態様
2)記載の方法。 4)第1および第2のエラストマーは同じ材料を含む請
求項1記載の方法。 5)前記エラストマーは天然ゴムラテックスである前記
実施態様4)記載の方法。 6)前記金属イオン抽出のための溶媒は、水、アルコー
ルおよびこれらの混合物からなる群より選ばれる請求項
1記載の方法。 7)前記溶媒は、室温以上の温度の水である前記実施態
様6)記載の方法。 8)前記第1のエラストマー層は約0.13mmより薄い
厚さに塗布される請求項1記載の方法。 9)前記第1のエラストマー層は、手袋原型の前記凝固
剤が塗布された箇所より狭い領域に塗布される請求項1
記載の方法。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、指の部分がそれ以外の部分より薄い手袋をつくる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全長にわたって塗布が行われている手袋の原型
を収めた槽の断面図。
【図2】図1の槽において、一部が浸漬された図1の手
袋原型を示す図。
【図3】図1の槽において、図2とは異なる深さに浸漬
された図1の手袋原型を示す図。
【図4】完成した手袋を示す図。
【図5】図4の手袋の一部の拡大断面図。
【符号の説明】
10 手袋の原型 12 槽 14 液体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】全長にわたって塗布が行われている手袋の原型
を収めた槽の断面図。
【図2】図1の槽において、一部が浸漬された図1の手
袋原型を示す図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)手袋の原型上にイオン性金属塩を含
    む凝固剤の層を浸漬・塗布する工程と、b)少なくとも
    前記凝固剤の層の一部の上に第1のエラストマーの層を
    浸漬・塗布する工程と、c)前記第1のエラストマーを
    塗布した手袋の原型を、その各層から実質的にすべての
    金属イオンを除去するため、前記金属塩の金属イオン抽
    出用の溶媒に浸漬する工程と、d)前記第1のエラスト
    マーの層の上に第2のエラストマーの層を浸漬・塗布
    し、前記第1のエラストマー層を塗布した部分が、それ
    以外の部分より薄いエラストマー層を得る工程と、e)
    前記手袋の原型からエラストマー層を取り外す工程を含
    む医療用手袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法により製造される医
    療用手袋。
JP5269448A 1992-10-05 1993-10-04 指部が薄手の医療用手袋の製造方法 Pending JPH071482A (ja)

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US956941 1992-10-05
US07/956,941 US5370900A (en) 1992-10-05 1992-10-05 Thin-fingered medical glove

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BR (1) BR9304144A (ja)
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DE (1) DE69315659T2 (ja)
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