JPH07148134A - 位相画像化と心筋性能の診断に関する方法および装置 - Google Patents

位相画像化と心筋性能の診断に関する方法および装置

Info

Publication number
JPH07148134A
JPH07148134A JP6187542A JP18754294A JPH07148134A JP H07148134 A JPH07148134 A JP H07148134A JP 6187542 A JP6187542 A JP 6187542A JP 18754294 A JP18754294 A JP 18754294A JP H07148134 A JPH07148134 A JP H07148134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heart
data
phase
frame
echocardiographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6187542A
Other languages
English (en)
Inventor
Christiana Goh
クリスティーナ・ゴー
Jr Hewlett E Melton
ヒューレット・イー・メルトン,ジュニア
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH07148134A publication Critical patent/JPH07148134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B8/00Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
    • A61B8/08Detecting organic movements or changes, e.g. tumours, cysts, swellings

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 心エコー・データの時系列フレーム(16)の形成を含む心
臓性能監視の方法及びシステム。時系列は収縮間隔に適
しているが、より長い間隔にも適用可能である。時系列
フレームは患者の心臓の特定部位に関して対応するデー
タ・ポイントの集合を持つ。それぞれの対応するデータ
・ポイントに関し、選択されたスカラの関数としての時
間領域信号(20)が決定され、それによって選択されたス
カラのフレーム毎の変動を伴った時間領域信号が得られ
る。スカラは収縮状態又は心筋運動に対して生理学的重
要性を持つ。2乗平均速度、2乗平均平方根速度、信号
変化率の2乗平均、積分後方散乱、相関面積、及び心エ
コー信号の振幅は適当なスカラである。各時間領域信号
について、ピクセル値を画像データ・ポイントに割り当
てる(30)ことにより、位相角(28)が得られる。ピクセル
値は二次元グレースケール画像(32)、心臓性能の時系列
のどちらの生成にも用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に心臓性能の監視に
関し、より詳しくは心エコーを画像化する方法とそのシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】心臓の動作を監視する医療器具として、
心臓の電気的挙動を記録するシステムと機械的挙動を画
像化するシステムの2種類がある。電気的挙動について
いえば、心臓の減極は波として発生し収縮を引き起こ
す。心臓の筋肉細胞に減極が拡散するにつれて、それを
取り巻く組織に電流が流れて体の表面に電位差が発生す
る。心電図(ECG)では多数のリードを用いてこれらの
電位を測定し記録する。ECGデータは病理過程の診断に
用いられる。しかし、ECGの提供することのできる詳細
な情報は限られている。
【0003】心臓の運動の画像化に関する研究分野の1
つに放射性核種心室造影法がある。放射性核種心室造影
法では血流に放射性のトレーサを注入する。放射性トレ
ーサはより安定した形態に自然崩壊するさいにガンマ線
あるいはエックス線の形態の放射線を放射する。ガンマ
カメラからピクセル単位で時の経過と共に蓄積された放
射能を表示することによって動的な心臓の画像が生成さ
れる。心臓の収縮に関する情報は位相画像化を用いて得
られる。位相画像化においては、平面的な血液プールの
画像中のそれぞれのデータ・ポイントの、時の経過と共
に蓄積された放射能は、心臓周期にわたってプロットさ
れたスカラである。次に、それぞれのピクセル値におけ
る時間放射能曲線の第1の調波の位相から関数画像が生
成される。放射性核種心室造影法の欠点は、収縮シーケ
ンスの情報が血液プールに接触する心臓の唯一の領域で
ある心臓内の心臓境界部分に限られていることである。
【0004】心臓の機械的運動の画像化に関する別の研
究分野として、特に心室の早期収縮の部分を直接可視化
するために試されている高速デジタル減算心エコー検査
がある。この研究については、American College of Ca
rdiology、40th Annual Scientific Sessionにおけるプ
レゼンテーション用の資料の抜粋であるIshihara他の論
文“Direct Visualization of the Forces of Ventricu
lar Premature Contraction by High-Speed Digital Su
btraction Echocardiograph”に記述されている。Bモー
ド心エコー図が164フレーム/秒の割合で得られる。こ
れによって、収縮波が各フレーム間で隔壁の約1/3下を
進行している心筋収縮をありのままに見ることができ
る。30゜のセクターでは可視範囲は隔壁に限定される。
心臓の頂部あるいは自由心室壁等の心臓の他の部分にお
ける心筋収縮を見ることは試みられることはなく、又既
存の技術では不可能であった。収縮のシーケンスを描写
する同様のアプローチに、血管造影法データ・フレーム
対の減算を行なうものがある。ウォルフ・パーキンソン
・ホワイト症候群の患者の心室収縮のシーケンスと副経
路位置の評価を行なうためにデジタル減算血管造影法が
行なわれている。
【0005】1992年1月のCirculation, vol. 85, No.
1, 130-142ページの“Two-Dimensional Echocardiogra
phic Phase Analysis”にKuechererその他が記述してい
るように、位相画像化の考え方は心エコー検査にも応用
されている。経胸腔心エコー図から得られたデータはビ
デオテープに記録される。この研究では、このビデオテ
ープから16フレームのデジタル画像ループを取りだし、
ビデオデータのピクセル強度に基づいて位相分析を行な
う。この位相分析から高い信頼度で副経路の配置を示す
画像が得られたが、心臓の動作の詳細は得ることができ
なかった。したがって、更に心臓性能の研究に対する改
良が必要とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、心臓
の機械的運動のシーケンスの評価を改善する方法と装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、心臓性能
の生理力学に明確に関係付けられた心臓性能データを用
いる心エコー・システムとその方法によって達成され
た。すなわち、心臓の動作に関する情報は、心臓周期に
つれて生理学的に重要な態様で予測可能に変動する、以
下で“スカラ”と呼ばれる変数を監視し分析することに
よって得られる。スカラとしては、収縮状態につれて、
あるいは心筋の運動につれて変動するものが適当であ
る。
【0008】この方法では超音波エネルギーを患者に送
出し、患者の心臓から反射されたエコー信号を受信す
る。このシステムは心エコー装置を用いてエコー信号の
送受信を行なう。
【0009】心エコー・データの時系列フレームが生成
される。これらのフレームは患者の心臓の特定の場所に
対応するスカラ量のデータ・ポイントの集合である。心
臓の生理力学と特定の関係を有する適当なスカラ量とし
ては、2乗平均速度、2乗平均平方根速度、信号変化率
の2乗平均、積分後方散乱、相関面積および心エコー・
データの振幅がある。それぞれの特定の場所について、
各フレームのスカラ量がプロットされ、それによってフ
レーム間で選択されたスカラ量が変動する複数の時間領
域信号を得ることができる。
【0010】それぞれの時間領域信号について、時系列
フレームのデータ・ポイントに対応するそれぞれの集合
に関係する位相と振幅データを得るために、フーリエ変
換が行われる。それぞれのフーリエ変換について、位相
はそのフーリエ変換が抽出された対応するデータ・ポイ
ントの集合に関係する心臓の特定部位の運動の開始を識
別する。あるいは、フーリエ変換以外の処理方法を用い
て時間領域信号から位相角を得ることができる。
【0011】次に、心臓動作のシーケンスを画像化する
ためのピクセル値を位相角に応じて割り当てることがで
きる。この方法と装置は、一連の運動を心臓のさまざま
な部位に関して割り当てられたピクセル値を用いて画像
化する。たとえば、ピクセル値は1つの二次元画像を形
成するように適当に構成されたグレースケール値とする
ことができる。グレースケール値は黒から白までを表わ
す+πから-πまでが割り当てられ、したがって心臓収縮
の画像は、心臓収縮のシーケンスにともなって輝度が増
大する。心臓収縮は、通常、隔壁を心臓の基底から頂部
を越え、頂部をまわって、自由心室壁を上がる運動であ
る。この場合、基底の自由心室壁部分は頂部の自由心室
壁部分より明るく、頂部は隔壁の基底より明るい。
【0012】あるいは、そのフレーム中の他の心臓の部
位での運動の途中あるいはその前に、特定のピクセルで
表された心臓の部位において運動が発生した場合、動画
ループ中の1つのフレームのピクセルを、特定の色(た
とえば赤)で表わし、画像フレームの動画ループが形成
される。たとえば、ピクセル値は、+πから-πまでの位
相値にしたがって割り当てることができる。次に、この
動画ループのそれぞれのフレーム中の個々のデータ・ポ
イントは、データ・ポイントが特定のピクセル値のウイ
ンドウ内のピクセル値を有する場合、赤を表示するよう
に設定される。一度赤に設定された後は、データ・ポイ
ントは以降のフレームでは“オフになり”、その結果、
動画ループは運動の波面を表示する。あるいは、データ
・ポイントは、発生した運動を表示するために、この動
画ループの持続時間中赤のままとすることも可能であ
る。ウインドウの幅は、2πを動画ループのフレーム数
で割ったものとすることができ、時間の進行を示すため
+πから-πまでの運きを伴う。あるいは、この動画ルー
プを上述した二次元グレースケール画像に重ねて心臓動
作のシーケンスの解剖的な可視性を向上させる。
【0013】あるいはまた、位相角は画像化を含む必要
がない他の分析を行なうために単一のフレームに維持す
ることができる。たとえば、位相角の値自体は、対象と
する領域の位相角を比較することによって分析されう
る。
【0014】この方法とシステムを用いて心臓周期全体
の動作を監視することができ、また心臓収縮といった特
定の心臓の事象に限って監視することができる。しか
し、分析を特定の心臓の事象に限定する場合、他の主要
な心臓の事象はこの処理の間に得られる振幅と位相に影
響を与える可能性が小さい。たとえば、収縮運動のシー
ケンスについては、収縮期収縮が同じである別の心臓
は、弛緩期充填と房性刺激の特性が異なる可能性があ
る。この異なる特性は第1調波の位相に影響する。この
ような影響は対象とする特定の心臓周期だけを用いて位
相角を判定することによって排除することができる。収
縮期収縮については、間隔を最小限、僧帽弁が閉じる前
のフレームから僧帽弁が開く前のフレームまでに拡張す
る。
【0015】選択された最適な調波が第1調波ではない
場合がある。2乗平均速度等の特定のスカラ量について
は、第2調波の方が有益な場合がある。心臓周期に亘っ
てプロットされた速度曲線の最も強い調波が第1調波で
あるとすると、2乗速度曲線の最も強い調波は理論的に
は第2調波である。
【0016】
【実施例】図1において、心エコー・システム10は超
音波信号の送出と患者12からの超音波反射を受けるの
に用いられるものとして示されている。この心エコー・
システムは患者の心臓の動作に応じたデータを得るため
のものである。
【0017】心エコー・システム10からの生データは
非走査変換r−シータフォーマットでのデータのような
同相および直角位相(IおよびQ)成分に処理すること
ができる。しかし、I成分およびQ成分の計算は不要で
あり、殆どの場合望ましくない。単なる一例として、1
21本の音響線データを0.75゜の間隔で得ることが
でき、最初の線は直上から−45゜の角度で始まる。次
に、このデータは処理および視覚化するためにx,y座
標データに走査変換される。この生データは超音波変換
器のアレーあるいは単一の機械的に走査される変換器を
有する心エコー・システム10を用いて得ることができ
る。
【0018】重要なステップは位相画像化によって心臓
の動作を分析するためのスカラの選択である。選択され
たスカラは、心臓周期につれて予測可能に変化するもの
でなければならない。すなわち、このスカラと心臓周期
は同時に変化するものでなければならない。また、この
スカラは生理的変数と特定の関係を持って変化しなけれ
ばならない。可能な関係としては、スカラと心筋運動の
関係あるいはスカラと心筋の収縮状態の関係がある。2
乗平均速度、2乗平均平方根速度、信号変化率の2乗平
均、積分後方散乱、相関面積および心エコー・データの
振幅は次に説明する方法とシステムに最も適したスカラ
であることがわかっている。
【0019】図1および図2において、フレームの記憶
された時系列16はフレーム1から始まり、フレームN
−1まで進行するものとして示す。この時系列16は1
つあるいはそれ以上の心臓周期に亘るものとすることが
できる。あるいは、フレームiからフレームi+mまで
のような部分集合を分析対象とすることもできる。たと
えば、部分集合は収縮期収縮の開始時の僧帽弁の閉鎖前
のフレーム(i)から弛緩期充填の開始時の僧帽弁の開
放前のフレーム(i+m)までの収縮間隔とすることが
できる。
【0020】所望のフレームの集合について、選択され
たスカラがデータ・ポイントごとに監視される。すなわ
ち、患者の心臓の特定の部位に対応するデータ・ポイン
トの集合のそれぞれについて、スカラ量がフレームから
フレームにプロットされる。図1において、これは時間
領域信号生成18として示され、図2には単一の時間領
域信号20として示されている。理想的には、時系列1
6中の1つのフレーム中のそれぞれのデータ・ポイント
は20に示されているような時間で変化する信号をプロ
ットし、それによってフレーム中のデータ・ポイントの
数に対応する多数の時間領域信号を得るのに用いられ
る。しかし、時間領域信号のプロットは望むのなら心臓
の特定の部位に対応するデータ・ポイントに限定するこ
とができる。
【0021】図1および図2に示すように、次にそれぞ
れの時間領域信号20に対してフーリエ変換22が実行
され、各々の時間領域信号から変換値24が得られる。
変換値24について、それぞれの調波は関係する振幅と
位相を有する。次に、フィルタ26を用いて所望の調波
の1つの位相値と1つの振幅が得られる。通常、第1調
波が選択される。これは、周期関数においては第1調波
の振幅が通常最大であるためである。しかし、本発明で
は調波の選択を第1調波に限るものではない。第2調波
のようなそれよりも強く高い調波がある場合、それも位
相角を求めるために利用される。2乗平均速度等のスカ
ラを用いる場合、第2調波は非常に重要である。2乗平
均速度は2乗した速度の関数であるため、心臓周期につ
いてプロットされた速度(2乗されていない)曲線の最
も強い調波は第1調波であるとすると、20に示す速度
2乗曲線の最も強い調波は理論的には第2調波である。
【0022】第1調波以外の調波を選択する場合は、位
相ラッピングの問題を考慮しなければならない。例え
ば、割当てられた位相値が−πから+πの範囲内で、第
2調波が関心対象の調波である場合は、π/4と9π/
4に対応する2つの異なる時点で起こる活動はπ/4の
同じ位相を持っているようにみえる。第2の、又はそれ
以降の調波によって生成される位相描写を解読するには
位相ラッピングを除去する技術が必要になろう。
【0023】心運動の研究では、心臓周期の特定の動き
に関する情報は主としてその動きが発生する間隔の間に
含まれている。しかし、心臓周期の全体に亘って、別の
主要な心運動の動きが選択された調波の振幅と位相に影
響することがある。例えば、同じ収縮期収縮の推移を有
する異なる2つの心臓の場合、弛緩期充填と房性刺激の
特性が異なり、それによって第1調波の位相に影響を及
ぼすことがある。収縮期収縮の推移を測定する上で、こ
のような外部作用を排除する1つの方法は、選択された
スカラの監視を、収縮期収縮の開始時点での僧帽弁の閉
鎖前のフレーム(i)から、弛緩期充填開始時点での僧
帽弁の開放前のフレーム(i+m)までの収縮期の間隔
に限定することにある。
【0024】活動の推移を描写するためにデータは波形
28に適合せしめられる。このように、位相画像32を
作成するために位相角外挿とピクセル値の割当て30が
ピクセル毎に実行される。すなわち、各時間領域信号2
0毎に、時間領域信号の処理によって抽出された位相角
に従ってピクセル値が割当てられる。フーリエ変換によ
る処理は本発明にとって重要なものではない。時間領域
信号20から位相角を外挿する別の方法も公知であり、
利用することができる。すなわち、図2では、外挿30
は信号20から直接実施可能である。
【0025】位相画像32の各ピクセルは−πから+π
の範囲の対応する位相で符号化される。最も早い動きは
+πによって表され、最後の動きは−πによって表され
る。データの獲得で心電図(ECG)のR波群がゲート
オフされることがある。心電図は心臓周期及び周期内の
収縮期及び弛緩期の開始のような主要な心臓の動きに関
して必要な予備情報を得るために利用できる。
【0026】一実施例では、位相画像32は心臓の動作
に関する判定を行うための分析を更に行うために保持で
きるデータ・フレームである。例えば、対象となる異な
った部位の位相角の間で比較を行うことができる。
【0027】別の実施例では、位相画像32は単一画像
のディスプレイ、又は動画ループであることができる。
単一画像ディスプレイは、+πから−πまでの位相値が
黒から白にディスプレイされるように、画像内の各ピク
セルを符号化することによって作成することができる。
+πは心エコー・データ時系列フレーム16内の最も早
い運動を表し、−πは最も遅い運動を表すので、あるタ
イミングにおける単一画像ディスプレイ32では、より
後の活動領域が、より早い活動領域のディスプレイより
も輝度が高い。心臓の収縮は通常、隔壁を心臓の基底か
ら頂部に移動し、頂部をまわって、自由心室壁を上がる
運動である。したがって、基底での自由心室壁部分は頂
部での自由心室壁部分より高い輝度で示され、一方、頂
部は隔壁の基底より輝度が高いグレースケール画像とな
る。
【0028】あるいは、位相画像32は画像フレームの
動画ループであってもよい。特定フレーム内での個々の
ピクセルは特定の色にセットされる。例えば、ピクセル
によって表される心臓部位の運動の開始が別の心臓部位
での運動中、又はそれ以前に生じた場合には、赤にセッ
トされる。ピクセル値が+πから−πまでの位相値に従
って割当てられる場合、ピクセル値がピクセル値の特定
のウインドウ内にあるならば、赤をディスプレイするよ
うにセットできる。例えば、ウインドウは、2πを時間
の進行を示すために+πから−πまでの移動を伴う画像
ループ内のフレーム数で割った幅を有することができ
る。このように、画像ループ内のフレーム数は収縮の推
移を観察する際に得られる詳細さの程度を決定する。ピ
クセルは一端赤にセットされると、“オフになり”画像
ループが運動の波面をディスプレイするか、又は、既に
発生している運動をディスプレイするために画像ループ
の継続期間中、赤のままにしておくことができる。ある
いはオプションとして、心臓の推移の解剖学的な視覚化
を促進するために、画像ループに前述のグレースケール
位相画像を重ねることもできる。
【0029】ディスプレイ目的のため、信号の大きさで
フィルタし、DC成分の大きさでフィルタし、且つ第1
調波の大きさでフィルタすることによって位相画像32
から静的クラッタ及びその他の空洞雑音を除去すること
ができる。位相画像化では、大きさが所定のしきい値未
満であるならば、位相角は抑制される。一般に、空洞内
の雑音は基本的にランダムであり、かなりの大きさを有
することがあるとしても、一般に重要な第1調波成分を
有することがないので、第1調波フィルタのほうが好ま
しい。
【0030】前述したように、図2の時間領域信号20
を形成するために選択されたスカラは、好適には測定対
象に正確に、直接的に関係する。たとえば、2乗平均速
度は心臓の機械的運動と直接的関係にある。
【0031】[選択されたスカラとしての積分後方散
乱]心エコー・システム10は時系列フレーム16を得
るのに用いられる。この心エコー・システムは患者12
に超音波エネルギーを送出する。心臓による超音波エネ
ルギーの散乱は異なる心臓領域の局部的な密度と圧縮度
の変動によって部分的に決定される。生理的な心筋の収
縮と弛緩は積分後方散乱の平列の周期性変動と関係があ
ることがわかっている。(1985年7月のCirculation, V
ol. 72, No. 1, 183-192ページのWicklineその他の
“The Dependence of Myocardial Ultrasonic Integrat
ed Backscatter on Contractile Performance”を参
照)分析的に積分後方散乱(IBS)は次のように定義
される
【0032】
【数1】
【0033】ここで、Iは心エコー・システム10から
の心エコー信号の同相成分であり、Qは直角位相成分で
ある。しかし、IBSの判定において、I成分とQ成分
は計算される必要はない。積分後方散乱は方程式(1)
のバーで示すように、ある領域の、あるいは全体のデー
タ・ポイントに亘って平均された心エコー信号の振幅の
2乗に等しい。適当な処理としては、それぞれのデータ
・ポイントにおける振幅データを2乗し、次にこの2乗
した値をある領域あるいは全体のデータ・ポイント中の
隣接するデータ・ポイントの2乗した値で平均する方法
がある。
【0034】積分後方散乱は生理学的に重要な態様で心
臓周期に対し共変する。Wicklineその他の論文には、心
筋の中央にあり、信号の領域の線に対して正常な心筋層
の積分後方散乱は心臓の収縮特性と関係付けることがで
きることが示されている。積分後方散乱は、筋原線維の
弾性パラメータの周期的変動、特に、固有音響インピー
ダンスと空間的分離が異なる細胞内および細胞外の弾性
要素の並置を反映する。それによって、局所的な音響イ
ンピーダンスの不一致の程度の変化に依存する心臓周期
が、観察される後方散乱に変化を発生させる可能性があ
る。積分後方散乱は、正常なイヌの心臓の周期において
は整然と変化し、最高値は弛緩期の最後に近く、最低値
は収縮期の最後に近いことが報告されている。
【0035】[スカラとしての心エコー信号の振幅]時
系列フレーム16内の心エコー・データの振幅はもう1
つの適当なスカラである。振幅は積分後方散乱の2乗平
方根である。この関係から、振幅はまた心臓の収縮状態
とも関係付けられる。振幅(E)は次のように信号の同
相成分(I)と直角位相成分(Q)から形成することが
できる。
【0036】
【数2】
【0037】ビデオ表示用のビデオデータは通常この振
幅データをロギングし、圧縮することによって計算され
る。標準的なビデオデータは、二次元フレーム・データ
をデジタル化するための“フレーム・グラバー”を用い
る研究者によって、あるいは心エコー画像化システムの
バック−エンド出力からのデータを得る者によく用いら
れるデータである。Kuechererその他の上述した研究雑
誌における分析ではビデオデータが用いられている。
【0038】[選択されたスカラとしての相関面積]相
関面積と積分後方散乱はいずれも心臓の収縮状態に関係
し、それによって、図1および図2に示す位相画像化に
所望の生理学的な重要性を与える。相関面積は心エコー
処理中での心筋の超音波散乱パターンの関数である。
【0039】それぞれiとjの次元を持つある範囲(N
IおよびNJ)に対して定義されたデータ集合(X)の領
域について、Xの二次元の自己相関面積は次のように定
義される。
【0040】
【数3】
【0041】ここで、C(K,L)はこの領域の二次元自
己共分散であり、次のように定義される。
【0042】
【数4】
【0043】ここで、μはXの平均である。したがっ
て、C(0,0)は、K=L=0である時Xの自己共分散
の値である。これは、この位相画像化法のための相関面
積の判定に用いられる。
【0044】[選択されたスカラとしての2乗平均速
度]2乗平均速度は心臓の運動に直接関係する。リアル
タイム心エコー図における部分的な速度測定は心筋運動
の全方向に対して有効であり、心臓性能の監視に用いら
れる。
【0045】心筋の性能を評価するための速度測定は心
筋からの超音波エコー散乱に適用される連続方程式の使
用に基づいている。必要な信号は図1のリアルタイム二
次元心エコー・システムにおいて簡単に利用できる。空
間および時間への依存性S(x,y,z,t)を有する
エコー散乱信号から初まって、関係する連続方程式は次
の通りである。
【0046】
【数5】
【0047】ここで、ベクトルVは速度ベクトルであ
る。超音波心エコー検査ではdS/dtは通常、戻り信
号の伝搬中にシンクあるいはソースがない場合、0に等
しい。その結果次の関係式が成立する。
【0048】
【数6】
【0049】上記の方程式は信号変化率∂S/∂t、空
間勾配▽S、及び速度ベクトル・ベクトルV間の関係を
示すものである。上記方程式の2乗の全体平均を形成す
ることによって、変化率の2乗平均が見いだされる。
【0050】
【数7】
【0051】方程式(7)は信号変化率の2乗平均と、
各方向への運動の2乗平均速度v2 (x,y,z)との関係を、
2乗平均勾配成分
【0052】
【数8】
【0053】を比例定数として示したものである。方程
式におけるバーは全体平均を表している。信号変化率の
2乗平均によって運動速度の相対的な尺度が得られ、そ
れによって、正常に動く心筋に関して、心筋運動の局部
的な欠陥が識別できることが理解されよう。
【0054】勾配成分∂S/∂(x,y,z)は応答変
換器のビーム幅とパルス長によって決まり、後方散乱信
号の2乗平均差が2乗平均速度成分に対して次のように
線形比例する。
【0055】
【数9】
【0056】ここで、Cは定数、Yはビーム幅、Rは応
答パルスのパルス長、IおよびQは信号の同相成分と直
角位相成分である。ビーム幅がパルス長に等しいとき、
球面応答ボリューム(spherical interrogation volum
e)が得られ、方程式(7)および方程式(8)を用い
て2乗平均速度を直接測定することができる。
【0057】図3において、時系列34のエコー・デー
タのフレームが1つあるいはそれ以上の心臓周期にわた
って形成される。第1の処理36は隣接するフレーム間
の信号変化を判定するためにデータ・ポイント毎に行わ
れる。図3では、そのデータ・ポイントでのフレーム間
の信号変化の判定を行うため、フレーム2のデータ・ポ
イント1,1がフレーム3のデータ・ポイント1,1と
比較される。第2の処理38で第1の処理36で得られ
た信号の差を2乗する。2乗された差の値は次に新たな
時系列40におけるフレーム2のデータ・ポイント1,
1に割り当てられる。この時系列40は時系列34より
もフレーム数が1つ少ないが、それは、第2の時系列に
おける各フレームが第1の時系列における2つのフレー
ムの比較によって形成されるためである。
【0058】第2の時系列40はフレーム差の2乗の時
系列(“SFD”)である。各SFDフレームはSFD
フレームの領域44用に42で全体平均を得るために全
体に低域フィルタがかけられる。このようにして、各デ
ータ・ポイントは領域44において隣接する複数のデー
タ・ポイントと平均される。
【0059】42における全体平均化はデータ・ポイン
ト毎に第3の時系列46を形成するために用いられる。
第3の時系列46における各フレームは一時的に第2の
時系列40におけるフレームに対応する。しかし、第3
の時系列は信号変化率の2乗平均(“MSFD”)の概
算を含んでいる。従って、フレームは単一又は複数の心
臓周期に亘る心筋動作の関数画像である。
【0060】上述したように、勾配成分は応答変換器の
ビーム幅とパルス長に関係する。ビーム幅とパルス長は
2乗平均的に全て同一であるそれぞれの勾配成分が得ら
れるように設計されうる。すなわち、方位角及び仰角に
おけるビーム幅は同一で、パルス長と等しく、従って下
記のようになる。
【0061】
【数10】
【0062】図3は第4の時系列フレーム50を得るた
めに使用される2乗平均勾配プロセッサ48を示してい
る。第4の時系列は方程式(9)の1つ、又は複数の2
乗平均勾配に関連するデータ・フレームから構成されて
いる。図2は第4の時系列フレーム50の2乗平均勾配
データを得るためにX方向とY方向の双方での変化を利
用したプロセッサの実施例を示している。プロセッサは
オリジナル・データのフレーム52から処理を開始す
る。フレーム52は図3の第1の時系列34と同じフレ
ームで、最終フレームNは無視される。あるいは、第1
の時系列34中の一時的に隣接するフレームをデータ・
ポイント毎に平均してフレーム数をN−1に減少させ
る。
【0063】2乗平均勾配プロセッサ48はX方向での
フレームのデータ・ポイント間の差を判定するための回
路54を含んでいる。同時に、回路56はY方向での隣
接するデータ・ポイント間の差を判定する。54で判定
される差の値は勾配平均化回路60への第1入力を提供
するために、回路58で2乗される。平均化回路への第
2入力は2乗回路62で56からの差の値を2乗するこ
とによって得られる。
【0064】勾配平均化回路60の出力は2乗された勾
配データのフレーム64を形成するために利用される。
各々のオリジナル・データのフレーム52毎に、N−1
個のフレーム64を作成するためにデータ・ポイント毎
に勾配平均化が行われる。
【0065】全体平均化は選択されたサイズの領域66
に対して低域フィルタ68で実行される。従って、第4
の時系列フレーム50の各データ・ポイントは対応する
データ・ポイントと、フレーム64からのその周辺のデ
ータ・ポイントとの全体平均である。
【0066】方程式(9)に関連して前述したように、
理想的なケースでは、応答変換器のビーム幅とパルス長
は、全ての勾配成分が2乗平均的に等しくなるように設
計されうる。従って、この理想的なケースでは、58、
60および62からの出力は等しい。しかし、勾配平均
化回路60は理想的でない環境のもとで生成されるノイ
ズの不利な影響を低減するために利用することができ
る。
【0067】図3及び図4に関して、フレーム50の2
乗平均勾配データはここではデータ
【0068】
【数11】
【0069】として参照され、これは図4の実施例の様
に単一の座標方向、又は2つ以上の方向での信号変化に
よって判定されうる。この場合、方程式(7)及び方程
式(9)を用いて、2乗平均速度、又は2乗平均平方根
速度(m)はフレーム46の信号変化率の時間平均され
た2乗平均をフレーム50の2乗平均勾配データで割る
ことによって、すなわち
【0070】
【数12】
【0071】によってデータ・ポイント毎に見積もるこ
とができる。データ・ポイント毎の除算は回路70で速
度データの第5の時系列フレーム72を生成するために
行われる。
【0072】第5の時系列フレームは2乗平均速度、又
は2乗平均平方根速度の関数画像から構成されている。
従って、性能の直接的な定量化が行われる。
【0073】図2および図3において、第3の時系列フ
レーム46あるいは第5の時系列フレーム72のどちら
も図2の位相画像32を得るために用いられうる。すな
わち、時系列16はフレーム46あるいはフレーム72
のどちらかからなる。時系列16に含まれるデータは、
N−1個のデータ・フレームあるいはその部分集合にお
けるそれぞれのデータ・ポイントについて分析される。
このようなデータ・ポイントのそれぞれについて、時間
領域信号20が得られ、この時間領域信号から位相角が
外挿される。公知の様々な位相角の外挿方法がある。こ
の中の方法の1つにフーリエ変換22を用いるものがあ
る。前述したように、位相画像32は単一の二次元画
像、画像フレームの動画ループ、あるいは他の分析を行
なうために保持されるデータ・フレームである。たとえ
ば、対象領域が異なる位相角の比較を行なうことができ
る。
【0074】以下に本発明の実施態様を列挙する。
【0075】1. 心臓の性能を監視する方法におい
て、人体の心臓から伝わる心エコー信号を収集できるよ
うに前記人体に心エコー装置を繋ぐステップと、前記の
心エコー装置を介して前記心臓の動作を評価するための
心臓に関係するスカラ量を、評価されるべき前記動作に
よって前記心臓に関係するスカラ量が変化することを予
測可能にするように選択するステップ、前記心臓に関係
するスカラ量を前記心臓のさまざまな点について所定の
時間間隔だけ監視するステップであって、前記の心エコ
ー装置を用いた別々の心エコー信号の時系列の収集と、
前記のさまざまな点のそれぞれについて前記心臓に関係
するスカラ量の、時間によって変化する信号が得られる
ような前記の時系列からのデータの抽出を含むステッ
プ、および前記心臓の前記のさまざまな点のそれぞれに
ついて運動の相対的なタイミングを判定するステップで
あって、前記の時間によって変化する信号からの位相角
データの抽出を含むステップからなる方法。
【0076】2. 前項1記載の方法であって、前記心
臓に関係するスカラ量の選択と監視が、心エコー・デー
タの2乗平均速度、2乗平均平方根速度、信号変化率の
2乗平均、積分後方散乱、相関面積、および振幅のうち
の1つを選択するステップと監視するステップである方
法。
【0077】3. 前項1あるいは前項2記載の方法で
あって、さらに前記心臓の前記のさまざまな点のそれぞ
れの画像を前記位相角データを抽出することによって判
定される運動の相対的タイミングにしたがってピクセル
値を用いて符号化するステップと前記ピクセル値に基づ
いて少なくとも1つの画像を形成し、それによって心臓
運動の相対的なタイミングが判定される画像を形成する
ステップを含む方法。
【0078】4. 前項3記載の方法であって、前記運
動の相対的タイミングをさまざまな点のそれぞれについ
て判定するステップが、前記のさまざまな点をピクセル
値を用いて符号化するために第2調波を選択するステッ
プを含む方法。
【0079】5. 前項3記載の方法であって、前記の
さまざまな点のそれぞれを符号化するステップが、位相
角データに基づいてグレースケール値を割り当てるステ
ップであって、前記心臓運動の前記相対的タイミングの
前記画像化は前記グレースケール値に従って静止画像を
形成するステップである方法。
【0080】6. 前項3記載の方法であって、前記の
さまざまな点のそれぞれを符号化するステップが、位相
角データが所定の位相角範囲内にあるかどうかに基づい
てピクセル値を割り当てるステップである方法。
【0081】7. 前項6記載の方法であって、少なく
とも1つの画像を形成するステップが、複数のフレーム
を有する動画ループを形成するステップであって、前記
所定の位相角範囲が前記の動画ループ中の前記フレーム
の形成にともなって累進的に変化するようなステップで
ある方法。
【0082】8. 前項3記載の方法であって、位相角
データを抽出するステップが、-πから+πの範囲の位相
角をなす調波を選択するステップを含み、前記符号化が
前記心臓運動の画像化の際に形成される前記画像のデー
タ・ポイントにピクセル値を割り当てるステップである
方法。
【0083】9. 前項1あるいは前項2記載の方法で
あって、さらに、前記心臓の異なる対象領域について位
相角データを比較することによって前記心臓性能を分析
するステップを含む方法。
【0084】10. 心臓の性能を監視するシステムで
あって、生体に超音波を送出し、心臓から反射されるエ
コー信号を受信する心エコー測定手段、前記心エコー測
定方法から所定の期間中に受信したエコー信号に反応し
て心エコー・データ・ポイントの時系列フレームを記録
する手段、前記記録方法からの心エコー・データをデー
タ・ポイント単位に抽出し、前記心エコー・データの心
臓に関係するスカラ量の、時間で変化する複数の信号を
形成する手段、それぞれの、時間で変化する信号を位相
角データに変換する手段、および前記の時間で変化する
信号から変換された位相角データの単一フレームを記憶
する手段からなるシステム。
【0085】
【発明の効果】本発明の効果は、心臓の機械的運動のシ
ーケンスをリアルタイムの二次元心エコー検査を用いて
評価することができることである。心筋の部分的動作は
より高い信頼性で評価することができる。2乗平均速
度、2乗平均平方根速度、信号変化率の2乗平均、積分
後方散乱、相関面積および心エコー・データの振幅のス
カラが監視される時、分析用の単一の二次元画像、動画
ループ、又は位相情報が形成されうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による心臓性能を監視し画像化するため
の方法とシステムのフローチャートである。
【図2】図1のシステムを実施するための信号処理シー
ケンスの概略図である。
【図3】図2の処理を行なうための下位処理の一実施例
を実行するための概略図である。
【図4】図2の処理を行なうための下位処理の一実施例
を実行するための概略図である。
【符号の説明】
10 心エコー・システム 12 人体 14 エコー信号フレーム記憶 16 心エコー・データ時系列フレーム 18 時間領域信号生成 20 時間領域信号 22 位相データ判定(フーリエ変換) 26 調波選択(フィルタ) 28 波形 30 ピクセル値割り当て(位相角外挿) 32 画像ディスプレイ(位相画像) 34 第1の時系列データ・フレーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心臓の性能を監視する方法において、 人体の心臓から伝わる心エコー信号を収集できるように
    前記人体に心エコー装置を繋ぐステップと、 前記の心エコー装置を介して前記心臓の動作を評価する
    ための心臓に関係するスカラ量を、評価されるべき前記
    動作によって前記心臓に関係するスカラ量が変化するこ
    とを予測可能にするように選択するステップ、 前記心臓に関係するスカラ量を前記心臓のさまざまな点
    について所定の時間間隔だけ監視するステップであっ
    て、前記の心エコー装置を用いた別々の心エコー信号の
    時系列の収集と、前記のさまざまな点のそれぞれについ
    て前記心臓に関係するスカラ量の時間によって変化する
    信号が得られるような前記の時系列からのデータの抽出
    を含むステップ、および前記心臓の前記のさまざまな点
    のそれぞれについて運動の相対的なタイミングを判定す
    るステップであって、前記の時間によって変化する信号
    からの位相角データの抽出を含むステップからなる方
    法。
JP6187542A 1993-08-09 1994-08-09 位相画像化と心筋性能の診断に関する方法および装置 Pending JPH07148134A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/104,308 US5415171A (en) 1993-08-09 1993-08-09 Phase imaging and myocardial performance
US104308 1998-06-24

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07148134A true JPH07148134A (ja) 1995-06-13

Family

ID=22299795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6187542A Pending JPH07148134A (ja) 1993-08-09 1994-08-09 位相画像化と心筋性能の診断に関する方法および装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5415171A (ja)
EP (1) EP0638288A1 (ja)
JP (1) JPH07148134A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101357754B1 (ko) * 2012-04-19 2014-02-04 삼성전자주식회사 영상 처리 방법 및 그에 따른 영상 처리 장치

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5482044A (en) * 1992-01-14 1996-01-09 Diasonics Ultrasound, Inc. Direct demodulation in ultrasound instruments
JPH08206117A (ja) * 1994-05-27 1996-08-13 Fujitsu Ltd 超音波診断装置
US5615680A (en) * 1994-07-22 1997-04-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of imaging in ultrasound diagnosis and diagnostic ultrasound system
US5615677A (en) * 1995-08-04 1997-04-01 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University MRI tracking of cyclical motion by fourier integration of velocity
US5833613A (en) * 1996-09-27 1998-11-10 Advanced Technology Laboratories, Inc. Ultrasonic diagnostic imaging with contrast agents
US6234970B1 (en) 1996-05-28 2001-05-22 Robin Medical Technologies, Ltd. Method and apparatus for cardiologic echo-doppler image enhancement by gated adaptive filtering in time domain
NO963175D0 (no) * 1996-07-30 1996-07-30 Vingmed Sound As Analyse- og målemetode
US5879303A (en) * 1996-09-27 1999-03-09 Atl Ultrasound Ultrasonic diagnostic imaging of response frequency differing from transmit frequency
US6283919B1 (en) 1996-11-26 2001-09-04 Atl Ultrasound Ultrasonic diagnostic imaging with blended tissue harmonic signals
US5846200A (en) * 1996-11-08 1998-12-08 Advanced Technology Laboratories, Inc. Ultrasonic diagnostic imaging system for analysis of left ventricular function
US6458083B1 (en) 1996-11-26 2002-10-01 Koninklijke Philips Electronics N.V. Ultrasonic harmonic imaging with adaptive image formation
US5910117A (en) * 1997-02-20 1999-06-08 Basoglu; Christopher H. Real time color doppler ultrasound imaging
US5916168A (en) * 1997-05-29 1999-06-29 Advanced Technology Laboratories, Inc. Three dimensional M-mode ultrasonic diagnostic imaging system
US5902243A (en) * 1998-04-15 1999-05-11 Acuson Corporation Ultrasonic imaging method with multiple pulse cancellation
US6312382B1 (en) * 1999-11-15 2001-11-06 Ronald Mucci Method and apparatus for extracting cardiac information from acoustic information acquired with an ultrasound device
ITSV20000018A1 (it) * 2000-05-05 2001-11-05 Esaote Spa Metodo ed apparecchio per il rilevamento di immagini ecografiche, in particolare di corpi in movimento di tessuti di flussi o simili
ITSV20000029A1 (it) 2000-07-06 2002-01-06 Esaote Spa Metodo e macchina per l'acquisizione di immagini ecografiche in presenza di mezzi di contrasto in particolare in campo cardiologico
EP1249208B1 (en) * 2000-11-15 2007-08-15 Aloka Co., Ltd. Ultrasonic diagnosic device
US6537221B2 (en) * 2000-12-07 2003-03-25 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Strain rate analysis in ultrasonic diagnostic images
US6863655B2 (en) * 2001-06-12 2005-03-08 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Ultrasound display of tissue, tracking and tagging
US7286874B1 (en) 2003-09-17 2007-10-23 Pacesetter, Inc. Ensemble averaging for evoked responses
US20050059897A1 (en) * 2003-09-17 2005-03-17 Snell Jeffery D. Statistical analysis for implantable cardiac devices
CN100448409C (zh) * 2007-02-01 2009-01-07 上海交通大学 三维超声心动图四腔切面图像自动检测的方法
US10357228B2 (en) 2012-04-19 2019-07-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing method and apparatus
WO2014141256A1 (en) * 2013-03-14 2014-09-18 Yissum Research Development Company Of The Hebrew University Of Jerusalem Medical imaging

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4881549A (en) * 1987-05-29 1989-11-21 Marquette Electronics Apparatus and method for obtaining ultrasonic backcatter measurement from tissue
US5183046A (en) * 1988-10-17 1993-02-02 Board Of Regents Of The University Of Washington Ultrasonic plethysmograph
JPH03151944A (ja) * 1989-11-08 1991-06-28 Hitachi Medical Corp パルスドプラ計測装置
JP2884184B2 (ja) * 1990-09-07 1999-04-19 謙 石原 超音波診断装置
US5241473A (en) * 1990-10-12 1993-08-31 Ken Ishihara Ultrasonic diagnostic apparatus for displaying motion of moving portion by superposing a plurality of differential images
DE4134724C2 (de) * 1990-10-24 1995-11-16 Hitachi Medical Corp Einrichtung zur farbigen Strömungsaufzeichnung mit Ultraschall
US5257626A (en) * 1990-11-26 1993-11-02 Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Method of noninvasive myocardial motion analysis using bidirectional motion intergration in phase contrast MRI maps of myocardial velocity
US5170170A (en) * 1991-08-13 1992-12-08 State University Of New York Radiation imaging utilizing data reconstruction to provide transforms which accurately reflect wave propagation characteristics
DE4236757C2 (de) * 1991-10-31 1997-11-27 Fujitsu Ltd Ultraschalldiagnosegerät
JP3154010B2 (ja) * 1992-01-14 2001-04-09 石原 謙 超音波診断装置
US5285788A (en) * 1992-10-16 1994-02-15 Acuson Corporation Ultrasonic tissue imaging method and apparatus with doppler velocity and acceleration processing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101357754B1 (ko) * 2012-04-19 2014-02-04 삼성전자주식회사 영상 처리 방법 및 그에 따른 영상 처리 장치

Also Published As

Publication number Publication date
US5415171A (en) 1995-05-16
EP0638288A1 (en) 1995-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07148134A (ja) 位相画像化と心筋性能の診断に関する方法および装置
Petrescu et al. Velocities of naturally occurring myocardial shear waves increase with age and in cardiac amyloidosis
Lind et al. Analysis of temporal requirements for myocardial tissue velocity imaging
JP4932984B2 (ja) 超音波撮像において組織変形の実時間計算および表示を実現する方法
JP3875581B2 (ja) 超音波診断システム
US4739766A (en) NMR blood vessel imaging method and apparatus
US5419328A (en) Mean squared speed and myocardial performance
Tutschek et al. Fetal tissue Doppler echocardiography: detection rates of cardiac structures and quantitative assessment of the fetal heart
Provost et al. Electromechanical wave imaging of normal and ischemic hearts in vivo
Faurie et al. Intracardiac vortex dynamics by high-frame-rate Doppler vortography—In vivo comparison with vector flow mapping and 4-D flow MRI
Lars-Åke Brodin et al. Echocardiographic functional images based on tissue velocity information
KR19980042140A (ko) 좌심실 기능의 분석을 위한 초음파 진단 화상 시스템
US20090148018A1 (en) Image segmentation technique for displaying myocardial perfusion that does not show the microbubbles in the cardiac chambers
Borges et al. Apical tissue tracking echocardiography for characterization of regional left ventricular function: comparison with magnetic resonance imaging in patients after myocardial infarction
US10548494B2 (en) Method for determining a personalized cardiac model using a magnetic resonance imaging sequence
Sutherland et al. Quantitation of left-ventricular asynergy by cardiac ultrasound
Pernot et al. Electromechanical imaging of the myocardium at normal and pathological states
Jasaityte et al. Strain rate imaging: fundamental principles and progress so far
Mor-Avi et al. Improved quantification of left ventricular function by applying signal averaging to echocardiographic acoustic quantification
Desco et al. Assessment of normal and ischaemic myocardium by quantitative M-mode tissue Doppler imaging
Bruch et al. Tissue Doppler imaging (TDI) for on-line detection of regional early diastolic ventricular asynchrony in patients with coronary artery disease
Nelson et al. Fetal heart assessment using three-dimensional ultrasound
Joynt et al. Identification of tissue parameters by digital processing of real-time ultrasonic clinical cardiac data
Casolo et al. Evaluation of mitral stenosis by cine magnetic resonance imaging
Hanekom et al. Optimisation of strain rate imaging for application to stress echocardiography